強化された大日本帝国召喚   作:89式小銃

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第28話 決戦準備

 

 

2週間後

 

3月4日

 

パーパルディア皇国 皇都エストシラント 軍港

 

皇都エストシラントにある皇国内で最大を誇る軍港では、各地の港湾から大日本帝國侵攻作戦のため集結してきた皇国海軍の残存戦力が集結していた。

戦列艦514隻、竜母30隻、ワイバーンロード450騎の規模を誇る皇国史上最大の艦隊は皇国の強大さを示しているとともに皇国海軍にはこの艦隊しか残存していないことを示していた。

 

 

海軍本部 屋上

 

バルス「圧巻な光景だな…実に美しい…」

 

ルディアス直々に大日本帝國侵攻艦隊の司令官を任されたバルスは、港に停泊している皇国史上最大規模を誇る皇国艦隊を見つめていた。

 

バルス「これほどの戦力があれば大日本帝國どころかムーの戦艦にも負けまい。」

 

圧倒的な数に豪語していた。

 

マータル「バルス総司令、第1監察軍小艦隊の戦列艦14隻到着致しました。」

 

すると作戦参謀のマータルがバルスに最後の艦隊が到着した事を伝える。

 

バルス「14隻?艦隊は28隻だったはずだが…残りの14隻はどうした?」

 

マータル「艦隊の司令官によるとどうやら急に14隻に水柱が発生し、爆発を起こして爆沈した模様です。」

 

バルス「水柱…海魔の仕業か?」

 

マータル「恐らく。」

 

バルス「海魔め…余計な事をしてくれたな。」

 

大決戦の前に貴重な戦力を減らした海魔に対し怒りが芽ばえる。

だが、この時戦列艦を14隻を撃沈したのは海魔では無く、大日本帝國海軍の伊号潜水艦2隻とドイツ海軍潜水艦1隻による魚雷攻撃だった事を彼らは知る由もなかった。

 

マータル「ですが、我が艦隊は未だ514隻の戦列艦と30隻の竜母を保持しております。更にはワイバーンオーバーロードを運用可能な超巨大竜母ヴェロニアもおりますので14隻の喪失は大した事ないかと。それに14隻の内8隻は旧式の50門級戦列艦ですのでどうせ大した戦力にならないかと。」

 

バルス「…それもそうだな。」

 

マータルの意見に賛同する。

 

バルス「艦隊が出撃できるまであとどのくらい掛かる?」

 

マータル「現在、弾薬や食料、ワイバーンを急いで搭載しておりますが、どんなに早くても1週間後になるかと…」

 

バルス「ふむ…あの艦隊の規模だから多少時間が掛かると予想していたが1週間も掛かるのか…」

 

マータル「腹8分で切り上げるなら5日で済みますがいかがなさいますか?」

 

バルス「…大日本帝國軍とは万全の状態で戦闘をしたい。」

 

マータル「それでは用意している全ての物資を搭載致しますか?」

 

バルス「ああ、なるべく早く頼む。」

 

マータル「はっ!!」

 

マータルが敬礼し、下へ降りていく。

バルスが水平線上を見つめる。

 

バルス「今戦争が終わったら大日本帝國には今まで皇国を舐めたつけを払わせてやる。捕虜には死よりも辛い生を味わせてやろう。日本人よ!!皇国史上最大の艦隊の力、しかと味あわせてやる!!」

 

まだ見ぬ大日本帝國海軍に対し闘志を燃やす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大日本帝國 佐世保市 佐世保軍港

 

明治時代から大日本帝國海軍の一大拠点と発展してきた佐世保市の佐世保軍港には上海事変での上陸作戦以来二回目の上陸作戦であるパーパルディア皇国上陸作戦のため、各地から艦隊が集結していた。

戦艦6隻、空母4隻、軽空母2隻、重巡2隻、軽巡6隻、駆逐42隻の艦艇の他に輸送船64隻、戦車揚陸艦51隻、その他艦艇24隻の合計201隻もの上海上陸作戦以来の大艦隊は、圧巻の一言だった。

 

 

山本「………」

 

上陸作戦の指揮を担当する連合艦隊司令長官の山本 五十六は、湾内の車輌や物資を搭載している輸送船群や戦車揚陸艦群、沖に停泊している連合艦隊を湾内が見下ろせる山の展望台から見つめていた。

 

吉本「はぁはぁ…長官!ここに居られましたか!」

 

すると山本の補佐を担当する吉本 灸治(よしもと きゅうじ)大佐が息を切らしながら山本のもとへと近づく。

 

山本「ん、吉本君か。」

 

吉本「急に居なくなられては困ります!司令部が大騒ぎしていましたよ!?」

 

山本「ははは、すまんすまん。軽く息抜きをしていたところだ。」

 

吉本「ハァ…長官は自由過ぎます…」

 

山本の自由過ぎる性格に吉本が溜息をつく。

 

山本「………」

 

吉本「?どうしましたか長官?」

 

山本「いや…前世界では戦争や内戦の日々だったがこの異世界でも世界が日々戦争とは…何故各国は、争いを止めないのか…」

 

前世界では戦争や内乱が世界各地で起こっていたが転移してきた異世界でも戦争、戦争の毎日であり各国は何故争いを止めないのか考えていた。

 

山本「……考えても無駄だな。吉本君、行くぞ。」

 

吉本「えっ、あ、はい。」

 

二人は、展望台を去る。

 

 

 

 

 

 

 

佐世保軍港沖 戦艦「大和」 戦闘指揮所

 

連合艦隊旗艦の大和艦内に設置された戦闘指揮所(CIC)に山本と吉本の二人が入室する。

 

竹中「長官!」

 

豊田「ご苦労様です。」

 

艦長の竹中大佐と第一主力艦隊司令の豊田大将が敬礼する。

 

山本「うむ、豊田大将、現在の艦隊の状況を教えてくれ。」

 

豊田「はっ、現在艦隊の各艦は燃料補給を受けており、5時間後に全艦補給が完了する予定です。また、食料や対空火砲の弾薬の搭載も行っており、こちらは3時間で完了予定です。」

 

山本「上陸部隊の搭載が遅れているようだが何かあったのか?」

 

豊田「どうやら輸送船の2隻の機関が故障している模様でして、作戦当日まで修理が終わらないとのことなので現在福岡港から代用の民間輸送船2隻を回航しています。」

 

山本「到着予定は?」

 

豊田「ざっと2日程かと。ですので出撃予定日が1日ほど遅れてしまいますが…」

 

山本「構わん。1日ぐらい誤差の範囲内だ。だが陸軍の上陸部隊には急ぐよう伝えてくれ。」

 

豊田「了解致しました。」

 

山本「続けて作戦説明を吉本君頼む。」

 

吉本「はっ。本作戦は、パーパルディア皇国殲滅作戦で非常に重要な作戦です。まず佐世保、沖縄の港から上陸部隊12万人を積載する輸送船団とその護衛を担当する我が連合艦隊が出港し、パーパルディア皇国東部一帯に陸軍を上陸させます。情報部によると東部を守っている敵軍の数は約2万人と非常に少なく、また1週間前から継続的に行っている陸軍の戦略爆撃団による軍施設への空襲により沿岸防衛施設は全て破壊しておりますので敵は陸軍や我が海軍の攻撃になすすべなく沿岸部を明け渡すでしょう。」

 

豊田「ふむ…だが皇国海軍は未だ大量の艦艇を保持しているがそれの対策は万全なのか?」

 

吉本「ご安心下さい。情報部からの情報では皇都エストシラントには戦列艦514隻、竜母30隻の計544隻もの大艦隊ですが所詮近世の戦列艦に毛が生えた程度の能力を持った木造船の烏合の集団です。大和型1隻で簡単に殲滅できるでしょう。」

 

豊田「それもそうだな。続けてくれ。」

 

吉本「はっ、陸軍部隊が沿岸部に上陸した後は、彼らが戦車師団を主力に敵部隊を蹴散らしながら電撃的に各地を侵攻し、皇都エストシラントを包囲します。これには逮捕予定の皇帝ルディアスや皇族レミール含む全ての皇族、軍上層部の皇都からの脱出を防ぐ意図もある模様です。包囲して2日後には陸軍の上陸部隊がエストシラントに侵攻し、クーデターを起こす第三外務局局長のカイオスと共にエストシラントを制圧、カイオスによって臨時政権を樹立後、臨時政権に降伏を突きつけ戦争を終わらせます。以上で作戦概要の説明を終えます。」

 

山本「うむ、説明ご苦労。本作戦は今戦争最大の山場だ。失敗は許されん。近世の軍だからといって油断するな。敵の攻撃によって陸軍の航空機が撃墜された情報もある。敵も死にものぐるいで我々の侵攻を止めに来るぞ。激しい抵抗が予想されるが諸君達の奮闘を期待する。」

 

「「「「はっ!!!!」」」」

 

 

 

 

 

3日後、佐世保・沖縄の両港から大日本帝國陸軍のパーパルディア皇国侵攻軍を満載した輸送船・戦車揚陸艦群及び護衛の連合艦隊が出港し、対パーパルディア戦争を終わらせるためパーパルディア皇国へと向かうのであった。

 

 

改大和型に新型兵器を搭載しようと思うのですがどれが良いですか?

  • 51cm砲
  • 試製誘導対空噴進弾
  • 試製誘導対艦噴進弾
  • 対潜誘導魚雷発射管
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