強化された大日本帝国召喚   作:89式小銃

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第31話 エストシラント沖大海戦(後編)

 

パーパルディア皇国艦隊

 

 

ダァンッ!!!

 

アルカオン「竜騎士隊全騎が全滅だ…と…?」

 

アルカオンが魔導通信手からの報告を受け唖然とする。

 

アルカオン「そ、そんな馬鹿な…ワイバーンオーバーロードも含まれていた470騎もの大編隊だぞ?それがたかが1隻のムー製戦艦に負けただと…?そんなこと絶対に有り得ん…」

 

竜騎士隊の大損害に現実から目を逸らそうとする。

 

艦長「残念ですが現実です…竜騎士隊が全滅した今、我が艦隊ができる事は彼らの仇を討つことです。」

 

アルカオン「……わかった…そうだな。」

 

艦長の言葉によって渋々、現実を認める。

 

アルカオン「それにしてもムー製戦艦となれども多少の犠牲は出るが制圧自体は可能なはずなのだが…」

 

ムーの戦艦ラ・カサミは、30.5cm連装砲2基や15.2cm単装砲14基の他多数の砲を搭載し対艦攻撃能力に秀でていたがそれに対し対空兵装は80mm単装高射砲2基、12.7mm連装機銃2基、7.7mm単装機銃6基しか搭載しておらず対空戦闘能力が低かったため、アルカオンを始め軍上層部や士官達は多少の犠牲は出るものの制圧は可能だと判断していた。

 

艦長「そのことについてですが、もしかしたら日本海軍の運用している戦艦はムー製の戦艦では無いかと思われます。」

 

アルカオン「何?どういうことだ?」

 

艦長「全滅した竜騎士隊の魔信報告によると敵艦は、ムーの戦艦や我が海軍の竜母ヴェロニアより巨大であり、3つ連なっている砲が前に3基、後ろに2基の配置をしていたそうで、明らかにラ・カサミと艦形、武装配置が異なっています。」

 

アルカオン「それは本当か?もしそうなら大日本帝國は艦艇を自力で開発、建造できるということになるが…」

 

艦長「確証は得られませんがその可能性は高いと思わざるをえません。」

 

アルカオン「なんてことだ…」

 

アルカオンは唖然とする。

もし大日本帝國が自前で戦艦を揃えられるとしたら当然多数の戦艦を保有している可能性があり、たとえ今海戦に勝利し戦艦1隻を撃沈したとしても相手にしては雀の涙ほどの損害だとしか感じないだろうと思われる。

 

アルカオン「……参謀。」

 

参謀「はっ。何でしょうか。」

 

隣に居た艦隊参謀に尋ねる。

 

アルカオン「この艦隊で奴を仕留めることは出来るか?」

 

参謀「そ…それは…」

 

アルカオンの直接的な問いに少し戸惑う。

 

アルカオン「別に政治局員みたいに処罰などしない。正直に言ってくれ。」

 

参謀「は、はい。…正直な所、95%の確率で我が艦隊が敗北致します…」

 

アルカオン「95%…か…皇国内に存在する全ての艦を集めたこの艦隊でも勝算は薄いか…」

 

参謀の出した答えに俯く。

 

参謀「で、ですが私が考案した作戦なら、12%程僅かに勝率があります!」

 

アルカオン「12%か…賭けはあまり好みでは無いのだがな…貴官の考案した作戦を聞かせてもらおうか。」

 

参謀「はい。単刀直入に言いますが…降伏した振りをして相手を油断させ、そこに残存した全艦で集中砲火を浴びせ撃沈致します。」

 

アルカオン「何っ!?それでは騙し討ちではないか!栄光なる皇国軍が賊と同じ戦術を使うなどもっての外だ!!」

 

参謀の作戦案にアルカオンが反発の声を上げる。あまりの声の大きさに周りの士官や兵達が思わずアルカオンらの方を向く。

 

参謀「たしかに騙し討ちは賊の戦術であり、栄光なる皇国軍が使うのは提督が仰る通りもっての外です。」

 

参謀自身もアルカオンの意見に賛同的だった。

 

参謀「…ですがもはやその戦術を使わざるを得ない程、我が軍は追い詰められているのです。こうなれば卑怯な手を使ってでも敵に損害を与え、全滅した竜騎士隊の仇を取るのです。」

 

アルカオン「だが…」

 

参謀「…提督…不敬ながら皇国の降伏は時間の問題です。このままでは皇国は、無茶な講和要求を呑まざるを得なくなり最悪、無条件降伏を承諾しなければなりません。それを回避するため敵に大きな一撃を与え、皇国に少しでも有利な条件で講和を結ぶのです。」

 

艦長「参謀殿の仰る通りです。今も敵艦が接近してきているかもしれません。ご決断を。」

 

艦長も参謀の意見に賛同し、アルカオンに決断を求める。

 

アルカオン「…………分かった…参謀の作戦案を採ろう。」

 

参謀の作戦を採用する。

 

アルカオン「全艦、風神の涙を最大出力まで上げろ!帆を広げ!!目標、敵日本戦艦!!!」

 

アルカオンの指示を受け、各艦が帆を広げ自称世界一の風神の涙を最大出力まで上げ艦隊は、搭載していたワイバーン隊を全て失った竜母30隻及び護衛の戦列艦8隻を分離し、16ノットの速力で目標の日本戦艦へと向かう。

 

 

______________________________

 

 

2時間後

 

 

戦艦「信濃」艦橋

 

電探員「艦長、電探室より対水上電探に感あり。方位3-5-1、距離75km、数は700以上。」

 

河内「予定通りにやって来たか。対水上戦闘用意!」

 

副長「対水上戦闘用意!!」

 

河内「砲術長、全主砲、副砲に三式弾改を装填。装填後はそのまま待機。」

 

砲術長「はっ!」

 

砲術長が艦内電話機にて主砲及び副砲に指令を伝達する。

 

副長「それにしても450騎以上のワイバーンを撃墜されているのに奴ら全く懲りませんね。まるでこちらの実力を分かっていない行動…やはり蛮族ですね。」

 

450騎というこちら側からしたら航空母艦5隻分もの艦載機を全て失う結果に相当する大損害に相手は、一歩も退かずに戦闘用ではない揚陸艦も含めた艦隊でこちらへと進軍していることに副艦長が軽蔑の言葉を発する。

 

河内「恐らく敵も我が艦を止めるので必死なのだろう。1月17日から続いているパーパルディアへの本土攻撃で奴らの国は軍や民間人に相当な被害を被っている。これ以上、被害を出す訳にはいかず全滅覚悟の作戦でもやらざるを得ないのかもしれないな。」

 

河内は、心の中では強力な敵相手に一歩も退かず全滅覚悟で勇敢に向かってくる皇国軍艦隊に敬意を示していた。

この後、卑怯な戦法で自艦を攻撃されるとも知らずに…

 

河内「もしも我が軍が同じ状況に追い詰められていたら()()()()()()()()()()()()()()()()()()が行われていたのかもしれないな。」

 

副長「ちょっと具体的過ぎませんか?」

 

わりと細かい攻撃方法に副艦長が指摘する。

 

河内「ちょいと小説を見過ぎたかもな。だが、何処の国も降伏寸前になれば予想外な攻撃方法をとる。木造船相手でも十分注意せよ。」

 

副長「はっ!!」

 

 

 

 

 

 

25分後

 

パーパルディア皇国艦隊 旗艦「ディオス」

 

見張り員「敵艦発見!!!

 

艦上に見張り員の声が響き渡る。

 

アルカオン「方向は!」

 

見張り員「12時の方向です!!距離は……およそ17km!!」

 

見張り員の驚異的な視力のおかげで水平線が見えるギリギリの距離で発見できていた。

 

アルカオン「数は!!」

 

見張り員「1隻です!!とてつもなくデカい艦です!!」

 

アルカオン「ついに来たか!!全艦戦闘配置!!」

 

全艦に戦闘配置を指令する。

 

アルカオン「第一艦隊は左舷、第二艦隊は右舷から敵艦を包囲する形で展開!我が第三艦隊及び揚陸艦隊は敵艦正面を突撃する!」

 

他からすれば普通の作戦だが内容は、味方艦隊が犠牲前提の騙し討ち作戦だった。

事前に作戦内容を受け取った直後は、一部艦長及び水兵の反発があったが他の者に反逆罪として()()して処理を終え、全艦砲門に弾を装填し終えていた。

 

艦長「揚陸艦隊の奴らもやる気万々です。」

 

戦闘用ではない揚陸艦も甲板に牽引式の魔導砲を設置したり、マスケット銃を装備した海兵隊が配置についたりしており士気が高い事を物語っていた。

 

アルカオン「彼らには申し訳ないな…」

 

作戦のためとはいえ彼らの大部分が犠牲になることにアルカオンは何とも言えない表情になる。そこに参謀が話しかける。

 

参謀「提督、今騙し討ち作戦は数が重要です。最低でも150隻以上が沈まなければ相手に降伏の意思を疑われ、最悪作戦がバレる可能性があります。ですので最適なタイミングで指示しなければ損害が増すかもしれません。幸い、相手への降伏手段がこちらに伝わっていますので白旗を上げれば相手は攻撃の手を止めます。そして敵艦が接近して来た時が攻撃の合図です。」

 

アルカオン「分かった。…魔信を貸してくれ。艦隊各艦に伝えることがある。」

 

水兵「どうぞ。」

 

一人の水兵が携帯式の魔信をアルカオンに手渡しする。

 

アルカオン「…艦隊各艦へ、艦隊司令のアルカオンだ。皆が知っての通り我が軍は卑怯な手を使わざるを得ない程劣勢に陥っている。…今や第三文明圏最強の戦力を保持していた我が皇国は戦力の半分以上を失い、皇国本土を爆撃され臣民に多数の死傷者が出てしまっている。皇国の敗北も時間の問題だろう…」

 

各艦の艦長や水兵達は、魔信から聞こえるアルカオンの声を静かに聞いていた。

 

アルカオン「だが我々は決して諦めない!!それが我が皇国軍のモットーであり誇りだ!!もしここで諦めれば本土が蛮族によって完膚なきまで蹂躙され、皇帝、皇族だけでは無い。家族、親戚、親友までもが命の危機に晒されるのだ!!それを守るため我が艦隊は敵に大きな一撃を与え、我が海軍の力を見せしめるのだ!!皇帝ルディアス万歳!!!パーパルディア皇国万歳!!!」

 

魔信を切る。

 

アルカオン「全艦突撃せよ!!!!

 

 

 

 

_____________________________

 

 

戦艦「信濃」艦隊

 

見張り員1「敵艦隊一部が左右へと別れます!」

 

見張り員2「真ん中の敵艦隊、まっすぐ突っ込んできます!」

 

河内「目標、左舷敵先頭集団!主砲撃ち方始め!!」

 

砲術長「主砲、撃ちぃ方始めぇ!!!」

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

前部主砲塔2基が射撃を開始する。

しばらくすると左舷側に居た敵艦隊の先頭に巨大な水柱と共に火柱が何本か上がり、初弾で命中させた事を示す。

 

電探員「電探室より報告!敵艦12隻轟沈!撃沈確実!!」

 

見張り員「敵艦8隻の横転を確認!こちらも撃沈確実!!」

 

河内「流石46cm砲だな。威力が桁違いだ。」

 

一斉射撃で戦列艦20隻を撃沈した46cm砲の絶大な威力に感心する。

 

電探員「敵艦隊との距離14kmまで接近!!」

 

河内「副砲及び高角砲も射撃を開始せよ!」

 

砲術長「了解!!」

 

しばらくすると艦橋構造物前後にある15.5cm三連装砲2基及び両舷に配置されている一式12.7cm連装高角砲群も攻撃に参加し、皇国艦隊の艦艇を一射撃で数隻撃沈するペースで撃沈していく。

 

 

 

 

パーパルディア皇国残存艦隊 旗艦「ディオス」

 

「第二艦隊、戦列艦アディス、ターラス轟沈!!」

 

「僚艦、戦列艦マルタス…し、消滅!!!」

 

「第一艦隊、戦列艦レジール大破!!カミオ爆沈!!」

 

旗艦ディオスに艦隊被害が続々と入ってくる。

 

アルカオン「くっ…!予想よりも喪失ペースが早すぎる…!」

 

予想よりも早い喪失ペースに焦りを感じる。

 

アルカオン「強力な砲を搭載していると予想していたがここまでとは…!」

 

1回の砲撃で戦列艦数十隻が吹き飛ぶ程の相手の砲威力に驚いていた。

すると見張り員から悲鳴のような報告が辺りに響き渡る。

 

見張り員「だ、第二艦隊全滅しました!!!」

 

アルカオン「何だと!?」

 

戦闘開始から時間が10分も経過しない内に第二艦隊の戦列艦164隻が全滅したことに驚愕する。

 

参謀「提督!この辺りでよろしいかと!!」

 

参謀が作戦開始をアルカオンに進言する。

 

アルカオン「うむ!全艦攻撃止めぇ!!白旗を上げろ!!」

 

アルカオンの指令を受けて、全艦は魔導砲の射撃を停止し艦を停止させ、事前に白旗を持っていた各艦の見張り員がマストの頂上に白旗をかがげる。

 

 

 

戦艦「信濃」艦橋

 

見張り員「!敵艦停止!!マスト頂上に白旗を確認!!」

 

白旗を確認した見張り員が電話で報告する。

 

河内「撃ち方止めぇ!!」

 

河内が射撃停止を指令する。

 

副艦長「意外ですね。こちらが伝えた降伏方法を使うとは。」

 

河内「プライドが高い国だから降伏などしないと思っていたが彼らも気が変わったのだろう。…前方の旗艦らしき艦に接近せよ。主砲及び副砲は、三式弾改を装填しそのまま待機。」

 

もしもの場合に備えて、主砲及び副砲に砲弾の装填を指示し、前部主砲及び副砲を敵艦に照準しながら敵艦隊へと接近する。

 

見張り員「敵艦隊との距離4km。」

 

見張り員が距離を報告する。

未だ500隻以上もの戦力を保持している降伏した皇国艦隊に艦内では緊張が流れていた。

甲板上には主砲の爆風から身を守るため誰もいなかったが、艦内に退避している機銃員がもし敵兵が切込みしてきた時に備え、武器庫にあったMP40やstg44を装備し近距離戦闘に備えていた。

 

見張り員「距離2km。敵艦の射程圏内に入りました。」

 

魔導砲の射程圏内に入ったことを報告する。

敵艦隊との距離が1.3kmになったその時。

 

ドドドドドドドドドン!!!!

 

周囲にいた戦列艦の側面に閃光が走る。

 

見張り員「嘘だろ!?敵艦発砲!!」

 

河内「何っ!?全員、衝撃に備え!!」

 

ドォォォン!!

 

ドォォォン!!

 

ドォォォン!!

 

ドォォォン!!

 

信濃側面や艦上構造物に数百発もの炸裂砲弾が命中し炸裂、爆発音が辺りに響き渡る。

 

河内「クソッ!騙し討ちか!!」

 

白旗を上げ、降伏したにも関わらず艦隊規模で攻撃を行った。明らかに事前に用意されていたと思われ、河内の頭は怒りで一杯になっていた。

 

河内「被害状況知らせ!!」

 

「機関室異常なし!!」

 

「第一、第二、第三主砲異常なし!!」

 

「右舷高角砲2基及び左舷高角砲1基破損!!砲身が湾曲し使用不能!!」

 

「1番、3番機関砲及び2番、3番、28番機銃大破!!使用不能!!」

 

「戦死者及び負傷者なし!!」

 

重要箇所に損害は無かったが甲板上に露出していた高角砲や40mm機関砲、20mm機銃の一部が攻撃によって使用不能になっていた。

 

副長「艦長!反撃許可を!!」

 

河内「許可する!主砲撃ち方始め!!」

 

砲術長「主砲撃ちぃ方始めぇ!!」

 

 

 

 

 

パーパルディア皇国艦隊 旗艦「ディオス」

 

「ははは!!!ざまぁみやがれ!!」

 

「皇国の力を思い知ったか蛮族め!!」

 

「皇帝ルディアス万歳!!パーパルディア皇国万歳!!」

 

炸裂した砲弾の噴煙に包まれた信濃を撃沈したと思い込み、水兵達が万歳をする。

 

参謀「騙し討ち作戦成功です!!我々が勝利しました!!」

 

参謀や艦長達士官も撃沈したと確信し歓声を上げていた。

 

アルカオン「良くやった!!我が艦隊はムーの戦艦を超える日本海軍の巨大戦艦を撃沈したのだ!!我々の名が皇国の歴史に刻まれるぞ!!ハハハハ………は?」

 

艦長「な…なんで…」

 

アルカオンや参謀、艦長達が目を見開く。そこには何ともなかったかのように航行していた敵艦の姿があった。

 

見張り員「て、敵艦健在!!」

 

参謀「ば、馬鹿な!!あれ程の攻撃を受けて全く効いていないだとぉ!?」

 

自身の作戦が失敗したことに衝撃を受けていた。

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

46cm砲9門が反撃の射撃を開始し、近距離に居た戦列艦26隻が一瞬で吹き飛ぶ。

旗艦ディオスは攻撃を免れたが信濃の近くに居たため、艦上に居たアルカオンや参謀、艦長達は46cm砲の強烈な爆風をもろに浴び、参謀や艦長、数十名の水兵は即死。アルカオンは身体を壁に打ちつけられ、鼓膜が破れ耳から血を流していた。

 

アルカオン「私は…私は一体何処で…道を間違えた…のだ…」

 

薄れていく意識の中、残骸と化した戦列艦艦隊の中を砲撃しながら航行する信濃を見つめる。

その姿はまるでワイバーンの喉を食いちぎる獰猛な獣のように見えた。

 

アルカオン「化け物…め……」

 

直後、ディオスに15.5cm砲の三式弾改一発が命中。船内の弾薬室にあった炸裂砲弾や火薬に誘爆し、甲板に真っ赤な火柱が上がり船体を真っ二つに折り曲げる。

第三文明圏で最強を誇った150門級ヒィシャヌス級戦列艦ディオスは、たった一発の砲弾であっけなく沈んでいく。

 

 

 

 

 

20分後、その海域には戦艦信濃の他に艦影の姿は無かった。後の歴史でエストシラント沖大海戦と呼ばれる海戦は幕を降ろした。

 

 

戦艦「信濃」艦橋

 

副艦長「敵艦隊全艦の撃沈を確認。」

 

河内「そうか…対水上戦闘配置を解除。内火艇を降ろし生き残っている皇国軍人を救助せよ。」

 

副艦長「はっ!」

 

電信員「第二航空艦隊、旗艦葛城より伝達。」

 

河内「読み上げろ。」

 

電信員「はっ、[本隊ヨリ伝達。翌日昼、第一戦隊ニテ敵首都ニ存在スル敵海軍総司令部ヲ艦砲射撃ニテ破壊スルタメ本体ト合流セヨ]…以上です。」

 

河内「敵首都の海軍総司令部を直接艦砲射撃で叩くか…第二航空艦隊に伝達。[伝達感謝スル。貴艦隊ノ武運を祈ル]」

 

電信員「はっ!!」

 

電信員が電話にて電信室に伝達する。

 

10分後、海面に浮いていた皇国軍人を救助し終え、内火艇を格納した信濃は第一戦隊の大和、武蔵、紀伊他随伴艦と共に皇都エストシラントの港にある海軍総司令部を艦砲射撃で破壊するため北東に針路を取るのであった。

 

 

 

 

 

エストシラント沖大海戦

(参加兵力)

○大日本帝國

 ・戦艦1隻

 

○パーパルディア皇国

 ・戦列艦514隻

 ・竜母30隻

 ・揚陸艦216隻

 ・ワイバーンロード450騎

 ・ワイバーンオーバーロード20騎

 

(損害)

○大日本帝國

 ・戦艦1隻小破以下

 ・戦死者、負傷者なし

 

○パーパルディア皇国

 ・戦列艦506隻撃沈

 ・揚陸艦216隻

 ・ワイバーンロード450騎

 ・ワイバーンオーバーロード20騎

 ・戦死者25万人、捕虜約600名

 

 

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