強化された大日本帝国召喚   作:89式小銃

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どうも89式小銃です。

他作品の投稿に集中していた為、本作品の投稿が遅くなってしまいました。誠に申し訳御座いません…

これからはバランス良く他作品と並行して投稿する予定なのでご了承お願い致します。

それではどうぞ


第33話 デュロ攻略戦

 

 

1640年3月13日 デュロ沖

 

空襲や艦砲射撃によって全てが破壊された工業都市デュロ。その沖には多数の艦影があった。

戦艦3隻、空母2隻、軽空母2隻、重巡1隻、軽巡1隻、駆逐艦8隻に輸送船20隻、戦車揚陸艦11隻他8隻で構成されたデュロ上陸作戦部隊である。

戦艦と重巡が海岸線に砲撃を加え、空母と軽空母から発艦した艦載機が爆弾やロケット弾で廃墟と化した町に攻撃を加えている。輸送船群から発進した数十隻の大発動艇が戦車や自走砲、装甲車、トラック、ジープを搭載している戦車揚陸艦やアムトラックと共にビーチへと向かって行く。

 

 

牛島「海軍のやつら容赦無いな。ここは中国じゃないぞ。」

 

海軍が廃墟となっているデュロを前世界の日中戦争で艦砲射撃によって完膚なきまでに破壊した中華民国都市[上海]のように徹底的に攻撃している光景を揚陸指揮艦「新高山丸」の艦橋から眺めていた上陸部隊司令牛島 満中将が容赦無いと呟く。

 

参謀「海軍に殆どの戦果を横取りされそうですね。下の兵達が敵を残してくれ残してくれと五月蝿くなりそうです。」

 

牛島「まぁ、どうせこの前の戦略爆撃隊による空襲や海軍の艦砲射撃で殆ど敵軍が壊滅して居ないだろうから戦果自体が取れるかどうか怪しいがな。」

 

参謀「そうですね。」

 

参謀と会話していると部下から第一波上陸部隊が上陸したとの報告を受ける。

 

牛島「ふむ、抵抗を受けず無事上陸…敵はどうやら全滅していたようだな。」

 

双眼鏡で上陸している部隊の様子を覗く。大発動艇やアムトラックからドイツ国防軍の軍服姿をしM1ガーランドやMP40、MG42を装備した日本兵達が現れ橋頭堡を確保するため素早く前に前進し、揚陸した戦車揚陸艦からは装甲車や戦車が上陸、歩兵を援護するためエンジン音を轟かせながら兵の間を前進していく。

その様子はさながらドイツ国防軍のようだった。

 

 

 

ドゴォォォォォン!!!

 

ドゴォォォォォン!!!

 

すると上陸部隊がビーチの中間付近に到達した瞬間ビーチにいくつもの大規模な魔法陣が現れ、しばらくすると閃光が走り大規模な爆発が起こる。

 

牛島「なっ!?」

 

突然の事に驚愕する。

爆発による煙が晴れるとそこには爆発によって吹き飛ばされた何十人の兵の亡骸や横転したり炎上している装甲車や戦車の姿があった。

 

参謀「くっ!敵の攻撃か!被害状況は!?」

 

通信兵「第一波上陸部隊の第三歩兵師団の第11連隊の1個中隊に被害集中!!死者約60名、負傷者24名の他に第七師団の一部が巻き込まれパンター1輌が横転行動不能!M18自走砲2輌が破壊されました!!装甲車部隊も被害甚大!!」

 

転移してから初めての大損害に士官や下士官らが驚愕する。

 

通信兵2「前線部隊のアルタラス王国部隊より報告!海岸線にいくつもの罠型爆裂魔法が設置されているようで前進するのは困難とのこと!」

 

牛島「…敵も本土に上陸されまいと必死に抵抗するようだな。その魔法とやらの解除は可能か?」

 

通信兵2「解除自体は簡単のようです。ただし数が多いためかなりの時間を要するとのこと。」

 

牛島「構わん。速やかに実行しろと伝えろ。」

 

通信兵2「はっ!」

 

 

その後、かなりの時間を有したものの派遣されていたアルタラス王国軍部隊によって無事、全ての罠型爆裂魔法を解除することに成功し、上陸部隊は少なくない被害を初めて被ったものの作戦を続行し、廃墟と化したデュロの町へと進軍して行く。

 

 

 

デュロ市内

 

B29による戦略爆撃や日本海軍艦隊による艦砲射撃によって建物が細かく砕けた石片や木炭と化したデュロ市内を中隊規模の戦車隊が随伴歩兵を伴って前進している。

 

 

オットー「ゴホッゴホッ…埃が凄いな…」

 

最前列に居るサーベルを咥えている狼のマークが特徴のティーガーⅠ重戦車に搭乗しているドイツ人中隊長「オットー・クラウス大尉」が口に埃が入ったのか咳き込む。

 

砲手「大丈夫ですか中隊長?」

 

アハトアハトを操作する同じドイツ人の砲手が大丈夫かと尋ねる。

 

オットー「大丈夫だ…少し口の中に入っただけだ…ゴホッゴホッ…」

 

大丈夫だと言うが本人は、かなり咳き込んでいた。

 

装填手「水でも飲みますか?」

 

オットー「あぁ…」

 

装填手が渡してくれた水筒を一口飲み、もう一口飲もうとするが突如、前方に閃光が走り至近距離で何かが爆発する。

 

オットー「ッ!全車戦闘態勢!!」

 

指揮下の各車に戦闘態勢を指示し、自身もハッチの蓋を閉め車内に退避する。

 

オットー「先程の爆発による被害は!」

 

無線手「各車被害ありません!」

 

オットー「随伴歩兵は!」

 

無線手「同じく被害無し!」

 

砲手「!前方1時の方向に敵の砲4基を視認!!距離500ヤード!」

 

照準器を覗いていた砲手が前方に瓦礫で巧みに偽装されたパーパルディア皇国軍の魔導砲を発見する。

 

オットー「よし!装填手、榴弾を装填!各車照準を前方の敵砲陣地へ!」

 

「「「Jawohl!(了解!)」」」

 

オットーが各車に指示を出し、装填手が砲弾ラックから四式榴弾を取り出し主砲に装填する。

 

装填手「装填完了!」

 

オットー「Feuer!!(撃て!!)」

 

ドォォォン!!

 

砲手が砲塔旋回ハンドルに付いている撃発レバーを引き、主砲から炸薬がたっぷりと入った榴弾が発射される。

 

ドォォォン!!

 

ドォォォン!!

 

指揮下の車輌も砲撃を開始し、数発の榴弾が魔導砲陣地に着弾する。

 

ドゴォォォォォン!!!

 

すると魔導砲の火薬に引火したのか強烈な爆発が起こり、パーパルディア皇国軍の魔導砲陣地は跡形も無く消滅する。

 

オットー「うお…凄まじいな…」

 

500kg爆弾が爆発したのかと勘違いしてしまう程の爆発に軽く驚いていると…

 

ピィィィィィィィ

 

突撃ぃぃぃぃ!!!!

 

何千人もの雄叫びと甲高い笛の音が辺りに鳴り響き、前方1.5kmにある瓦礫の山から大量の人が現れる。

 

うおぉぉぉぉぉぉ!!!!

 

皇帝ルディアス万歳ぃぃぃぃ!!!!

 

パーパルディア皇国万歳ぃぃぃぃ!!!!

 

敵がマスケット銃や剣、槍を手に突撃してくる。

 

「大隊長!!前方1100ヤードの瓦礫の山から多数の敵兵が出現!!数およそ1000…いや1500です!!」

 

指揮下の僚車から報告を受ける。

 

オットー「1500だと!?いったい何処からそんな戦力を隠していたんだ!?」

 

空襲や艦砲射撃にて敵部隊は完全に殲滅していたと思い込んでいたため3個連隊規模もの敵戦力がまだ生き残でいたことに驚く。

 

パァン!パァン!パァン!

 

すると破裂音のような銃声が鳴り響き、大抵の弾は逸れたがいくつかの弾がティーガーⅠの砲塔正面や車体正面に命中し、耳障りな金属音を響かせる。

 

オットー「考える暇も無いか!各車応戦せよ!砲手!通信手!マシーネンゲヴェーア(MG34)で奴らを蹴散らせ!」

 

砲手・通信手「「Jawohl、Herr Hauptmann!(了解しました、大尉殿!)」

 

ダララララララララ!!!

 

砲手が同軸機銃を、通信手兼機銃手が車体正面右側に装備されている機銃で射撃し、前方へ数百発もの鉛弾をばら撒く。

 

「ぐぎゃあっ!」

 

「ガハッ…」

 

「グホッ…」

 

僚車や随伴歩兵の機銃掃射も合わさって順調に敵兵の数を削っていく。

 

「クソッ!敵がこんなに強いなんて聞いてないぞ!!」

 

「軍の野郎騙しやがったな!!」

 

「もう嫌だ!!俺は逃げるぞ!!」

 

「俺もだ!!こんな所で死んでたまるか!!」

 

何百もの味方が殺られ、士気崩壊を起こしていた者達がオットーらの戦車中隊に背中を向けて逃亡を図ろうとするが、毎分1200〜1400発もの連射速度を誇るMG42数十挺からの射撃に逃れるはずもなく兵達の体にいくつもの風穴が開いていく。

 

 

 

 

2分後には1000を有に超える死体の山が道路に出来上がっていた。

 

オットー「…戦闘終了。皆よくやった。」

 

搭乗員らに労いの声をかける。

 

砲手「ふぅ…久しぶりの戦闘で凄く疲れましたよ…ん?………大隊長。」

 

オットー「どうした?」

 

砲手「その……殺した者の殆どが民間人です…」

 

オットー「なん…だと…?」

 

砲手の放った言葉に驚く。本当か確認するため砲手に退いてもらい照準器越しに前方の死体の山を見る。

 

オットー「っ…」

 

そこにはとても軍服とは似つかない服を着た老若男女の数多の遺体があった。

何人かはナポレオン戦争時代のフランス軍兵士に似た軍服を着たパーパルディア皇国軍兵士だったが、大半が民間人でありその中には見た目が10代後半の男女の姿もあった。

 

通信手「うっ…」

 

襲って来たとはいえ何人もの民間人を自身の手で虐殺してしまったことに通信手は、後悔の念を感じ吐き気が込み上げる。

 

操縦手「おい、大丈夫か?」

 

通信手「いや…すまない…少し外に出る…」

 

そう言うと口を抑えながら頭上にあった通信手用ハッチを開け外に出て行く。

 

オットー「…装填手、武器を持って彼について行ってやれ。」

 

装填手「Jawohl。(了解しました。)」

 

装填手が車内にあったMP40と予備弾倉を手に、砲手用ハッチから外に出て通信手の後を追いかける。

 

オットー「……イカれてやがる。」

 

パーパルディアの皇族が始めた戦争に民間人までもを動員するパーパルディア皇国の狂った所業に腹が煮えくり返る。

その後、いくつかの散発的な奇襲攻撃に遭いはしたが全て殲滅し1時間後には被害を免れたデュロで二番目に高い建物の屋上に旭日旗が翻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーパルディア皇国 属領クーズ

 

フィルアデス大陸の外に位置していた島には、かつてパーパルディア皇国の隣に位置する文明国であるリーム王国と同様の国力を持ったクーズ王国と言う国があったがパーパルディア皇国によって20年前に滅ぼされ、王族は全員処刑、国土にある全ての資産や資産がパーパルディア皇国によって搾取され、豊かだった頃の面影が無いぐらいに荒廃していた。

だが、各地の地下にはパーパルディア皇国へ対抗するため組織された「クーズ王国再建軍」が頻繁に活動しており、今戦争でパーパルディア皇国軍が各地で敗退を続けている情報を聞き、一斉蜂起の時を待っていた。

 

 

 

イキア「いよいよだな。」

 

ハキ「ああ…この時をどれだけ待ち侘びたことか。」

 

クーズ王国再建軍の隊長ハキと参謀を勤めるイキアの二人が王国首都の地下にある総司令部への扉を開く。そこには1500名の再建軍兵士らが見慣れない銃を持ち、整列していた。

ハキが兵士らの前にある演説台へと登る。

 

 

ハキ「諸君…20年前、我が国はパーパルディア皇国によって完膚なきまでに叩き潰され滅ぼされた。」

 

再建軍兵士ら全員が顔をハキの方向を向け、演説を聞く。

 

ハキ「王族は全員処刑され、いくつもの町と村が焼かれた。国民は全員奴隷同様の扱いを受け、家や財産は全て奴らに奪われた。男は魔石鉱山で休息も無く働かされ、女は犯され、老人は役立たずだと処刑され、子供は理不尽な暴力を受け、家畜同然の扱いを受けてきた。」

 

何人かの兵士が怒りに燃えており、表情に現れていた。

 

ハキ「だがそれは今日で終わりだ!今やパーパルディア皇国は、皇国軍及び属領統治軍が壊滅し本土は焼け野原になっている有り様だ!そして忌々しいパーパルディア皇国軍に連戦連勝している日本帝国という強い味方が我々についており勝利は確実だ!!」

 

空気を大きく吸う。

 

ハキ「パーパルディアを駆逐せよ!!クーズ民の手で!!クーズ民の力で!!パーパルディア皇国に復讐するのだ!!!

 

「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」

 

兵士達が雄叫びを挙げる。

 

ハキ「目標!全パーパルディア皇国属領統治機構施設!!パーパルディア皇国人にクーズ王国民の力を思い知らせてやれ!!!!

 

 

 

 

中央暦1640年3月14日 午後3時

 

パーパルディア皇国属領であった旧クーズ王国各地にてクーズ王国再建軍6000人が一斉蜂起した。

また、時を同じくして属領であったマルタ王国、アルーク王国、カース王国などを筆頭とした属領73ヵ国が武装蜂起し73ヵ国連合軍を結成。大日本帝國及びアベーラ合衆国、ムー国による支援を受けながらパーパルディア皇国重要都市である軍都アルーニを目指すのであった。

 

 

 

 

to be Continue

 





おまけとして下にデュロ上陸作戦での双方の被害を書いているので見たい方は下へ。

次回は未定です。

それではグッバイ



デュロ上陸作戦 被害

○大日本帝国
 海軍
 ・潜水艦1隻損失(原因不明)
 ・駆逐艦1隻小破(海魔による)
 ・戦車揚陸艦1隻小破(座礁)
 陸軍
 ・戦死72名、負傷者94名
 ・トラック1台、装甲車6台撃破
 ・パンター2輌大破、ティーガーⅠ1輌小破、M18ヘルキャット2輌撃破

○パーパルディア皇国
 陸軍
 ・戦死345名、捕虜28名
 ・魔導砲13門破壊
 ・ワイバーンロード3騎撃墜
 民間
 ・死者2100名、保護8名



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