どうもお久しぶりです。89式小銃です。
最近はかなり忙しかったので執筆に手を付けられず、投稿期間が大幅に空いてしましました…楽しみにしていた皆様、誠に申し訳御座いません…
これからはもっと忙しくなるので、投稿が月に1、2話となってしまう可能性がありますが、気長にお待ちいただけますと幸いです。また、読者様から魔王編や神話に関することは書かないのか?といった話がありますが、どちらとも行う予定ですのでご心配なく。しばし先の話となりますが、こちらも気長にお待ちいただけますと幸いです。またクイラ王国に関する情報がかなり少ないのでこの作品ではオリジナルの部分が多くなっておりますので気になる方はブラウザバックをよろしくお願い致します。
長文失礼致しました。それではどうぞ
『クイラ王国』
ロデニウス大陸の南東部に位置し、国土の大部分を砂漠という不毛の大地で覆われた王政国家である。
長らく、資源が何も無い貧乏国家として見られていたが、大日本帝国の地質調査により同国はアメリカや中東諸国を上回る石油及び石炭や鉄鋼石、レアメタル等の埋蔵が判明。これらを採掘し輸出することでクワ・トイネ公国とまではいかないがとても豊かな国となった。
大日本帝国にとってクイラ王国の戦略的価値は極めて高く、クイラ王国からの石油供給が無ければ経済活動は完全に停止し軍の戦車や航空機、艦艇は動かせなくなる。食料ならある程度の量は確保できるが資源はどうしようもなく、実質的に大日本帝国の命綱を握っていると言える国である。
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中央暦1640年4月22日
クイラ王国 王都バルラート
国土の東側に位置する、数えるほどしかないオアシスを中心に発展した王都バルラート。近代的な構造物が立ち並ぶクワ・トイネ公国の首都と違い、町中は日干しレンガで造られた伝統的な家屋が立ち並んでいるが道路はアスファルトによって舗装され、その両脇には電線が立ち並び各家庭に電気を届けている。
そしてこの日、首相官邸の会議室では3ヵ月に一度の閣僚会議が行われていた。
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首相官邸 会議室
ロムク「これより第3回閣僚会議を始める。」
威厳のある声でそう大臣達に告げるは、ドワーフの初代内閣総理大臣ロムク・ホルク。円形テーブルを囲む席には経済大臣や財務大臣、国防大臣と様々な役職の大臣の姿がある。
かつてのクイラ王国では国家の権利が国王に集中し、絶対的な権利を持つ"絶対王政"が敷かれていたが、もし国王の身に何かしらの問題が発生した場合、政治業務の継続が困難となり戦争等の有事の際には国軍を動かすのが遅くなると言った問題があった。
そこで大日本帝国と同じ"立憲君主制"へと移行することで国王は国事行為を、国政業務はロムク・ホルク総理大臣を筆頭とするロムク内閣と分担して行うことで問題を解決した。
ロムク「ではまず、北東部油田開発について経済大臣説明を頼む。」
閣僚会議は議題が事前に決められており、今回は油田開発及び国防予算の2項目が議論される。
「昨年12月、北東部で発見された油田ですが、日本企業と3ヶ月にも渡る合同調査の結果―およそ1100億バレル以上もの埋蔵量を有していると判明しました。」
「「「せ、せんひゃく億バレル以上!!??」」」
埋蔵量を聞いた大臣の面々は、その途方もない数値に驚愕する。今まで開発されてきた数々の油田は2000万〜4000万バレルと小規模なものでありバルラート近郊にある最大規模の油田でも約1億バレル前後であるため、1100倍以上の原油埋蔵量の判明は調査を主導した大日本帝国から見ても前例の無い超巨大油田であった。
「砂以外なにも無い北東地帯に、そんな規格外の量の石油が眠っていたなんて信じられないわね…」
財務大臣は呟く。
昨年の9月に1億バレル前後の埋蔵量を有する油田が王都郊外に発見された以来の大当たりだったため、財務大臣の言葉に同意見の大臣達が頷く。
「日本政府及び企業は開発計画の早急な開始を求めています。生産出荷設備や生産油井採削設備の輸入・設置費等を考慮すると費用は約186万7000ライクと巨額ですが、そのうちの7割は大日本帝国が負担してくれるようです。」
ロムク「それは有り難い。経済が発展したとはいえ我が国には約187万ライクもの大金を全額支払うことができる余裕はないからな。」
クイラ王国では石油や鉱物資源、それらを加工した製品を輸出することで外貨を獲得しているが、国内のインフラ整備や軍の強化など様々な分野にお金を使っているため、いつも予算が赤字ギリギリであった。そのため大日本帝国が事業の7割を負担してくれるのは、余裕が無いこちらからすればありがたかった。
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ロムク「次に国防予算について、国防大臣説明をよろしく頼む。」
向かいの席に座る獣人の国防大臣グステンが席を立ち、資料を片手に説明を始める。
グステン「今年の国防予算については、金額はおよそ130万1250ライク。内容としては陸軍基地の改修、弾薬・砲弾・燃料・食糧の購入。そして大日本帝国から艦艇を購入・配備する第2期海軍整備大網を予定している。この計画は海上戦力のさらなる強化を目的としており、大日本帝国から軽巡洋艦2隻、駆逐艦4隻、海防艦6隻、駆潜艇3隻の輸入を予定している。」
資料に書かれた分や数値を黙々と読み上げていく。
クイラ王国海軍の歴史は真新しい。
中央暦1635年に海上から侵入する敵上陸部隊の阻止を目的に陸軍から抽出された2個大隊で編成された海上警備隊の創設によって同国海軍の歴史は始まった。だが、陸軍に予算が優先されていたこともあって創設当初人員は約1.000人、艦艇もスループ規模の小型帆船が4隻のみと近隣国のクワ・トイネ公国海軍やロウリア王国海軍と比べて規模は遥かに小さかった。
その状況は1639年のロウリア王国の宣戦布告まで続いたが、入手したマイハーク沖大海戦の情報から海上戦力の重要性、そして国交を結んだ大日本帝国と自国を結ぶ通商路の護衛の必要性に気づいた軍上層部は海軍の拡大・整備を決定。人員を1.000人から3万人へと一気に拡大し、大日本帝国から旧式の軍艦を数隻購入することで第三文明圏有数の海軍戦力を有することとなった。
―閑話休題
第2期海軍整備大網では海軍の更なる強化を予定しており阿賀野型軽巡を元に小改良が施された輸出型軽巡洋艦、藤型護衛駆逐艦を元に武装を変更した輸出型駆逐艦などを導入予定としている。これが実現すれば、現在保有する艦艇と合わせて軽巡洋艦3隻、駆逐艦10隻、海防艦10隻、駆潜艇8隻の計31隻を保有することとなる。
計画費用は、艦艇購入費や維持費、人件費等を合わせると日本円で1億6200万円。自国通貨に直すと73万5363ライクとなり大和型戦艦の建造費1億3000万円、1638年時の国防予算65万9000ライクを上回る膨大な数値であった。
1638年以前の自国経済なら不可能に近い計画であったが、その辺の土地からジャブジャブと湧いてくる石油や莫大な鉱山資源を大日本帝国やアベーラ合衆国向けに輸出することよって莫大な利益を得ている現在の自国経済なら余裕で達成できるのだが、一人納得いかない表情を浮かべる者が居た。財務大臣である。
「今回の予算も莫大なものですね…国防にこれほどの予算を使っていては、国民の暮らしは貧しいままです。」
グステン「確かに今回の予算は過去最大だが、我が国の安全保障の観点上致し方無いのだ。最近は海魔の動きが活発になり一昨日は商船5隻が大・中破する損害を被っている。被害件数も昨月の4件に対し、今月は20日時点で既に60件を越えている。これは明らかに異常だ。」
「な…なるほどね。」
そして、ここ最近海魔の襲撃による度重なる商船被害によって身の危険を感じた船員達が出港を拒む事態が発生していることを財務大臣を含めた皆に伝える。
ロムク「ふむ…昨年11月から今年2月までの掃討で海魔はあらかた片付けたと思っていたのだが、まだ生き残りが居たのか…」
未だに猛威を振るう海魔の存在にロムクは頭を悩ませる。
中央暦1639年11月から翌年2月までクイラ王国海軍及び大日本帝国海軍と合同で行われた海魔掃討作戦は、日本海軍の海上護衛総隊を主軸に護衛空母5隻、巡洋艦8隻、駆逐艦24隻、海防艦31隻など総勢100隻以上の対潜に特化した艦艇群が参加する大規模なものとなった。この作戦によってロデニウス大陸近海に生息する海魔の殆どの駆除に成功し商船は通商路を安全に航海することができた。
グステン「加えてリーム王国の件もある。今月に入ってから彼の国の軍艦が我が国やクワ・トイネ公国の領海内に不法侵入する事案が相次いでいる。」
ロムク「リーム王国か…あの国は一体何を企んでいるんだ?」
目的が分からないリーム王国の動向にロムクは眉をひそめる。
大日本帝国・パーパルディア戦争にてパ皇国軍がほぼ壊滅状態である戦争終盤に漁夫の利の如く参戦し、そして戦勝国となったリーム王国。戦後は旧パーパルディア皇国の北方地域一帯及び軍都アルーニを飛び地として手に入れ、第三文明圏全体に影響を及ぼす地域大国となった。
しかし、講話条約からしばらくして旧パーパルディア皇国の属領から独立した国々の領土にリーム王国軍の国境警備軍が不法侵入する事案が相次いだ。その件数は徐々に増加していき、果てにはクイラ王国及びクワ・トイネ公国の両国の領海内に無許可で軍艦を侵入させる国際問題を引き起こした。
メツサル「大東洋の秩序を乱す彼の国の動きは見逃せません。ここは大日本帝国のリーム王国大使館を通じて抗議するべきです。戦勝国とはいえ彼の国は少々やり過ぎです。」
平然と違法行為を働くリーム王国に、以前から憤慨していたドワーフの外務大臣メツサルはロムクに向けて提案する。
ロムク「うむ…だが我が国が抗議してもリーム王国は文明圏外国家の戯言と聞く耳を持たないだろう。…ここは我が国からではなく、大日本帝国に抗議してもらうのはどうだろうか?」
グステン「…なるほど。それならリーム王国でも流石に大日本帝国には口出しできないな。」
ロムクの案にグステンは暫し考えた後に納得する。
「これでリーム王国が領海侵犯を止めてくれたら良いわね…」
「さすがのリーム王国でも大日本帝国には逆らわないだろう。もし逆らったら喉から手が出るほど欲しがっている日本の技術や製品を手に入れられなくなるからな。まぁ、最終的にどう判断するかはリーム王国次第だがな。」
こうして、領海侵犯を繰り返すリーム王国に対し大日本帝国から抗議をしてもらうことで話は纏まり、閣僚会議は終了した。
その後、クイラ王国政府からの要請を受け取った大日本帝国は友好国及び占領国の領土に他国が許可なく侵入した場合、その地に展開・駐屯する帝国陸海軍部隊が武力を持ってして排除することを容認する旨の声明を諸外国に発し、更に在日リーム王国大使を呼び出して強い言葉で抗議することでリーム王国軍の動きを牽制した。
クイラ王国にはまだ多くの課題が山積みになっているが大日本帝国の資源倉庫として、繁栄を謳歌していくだろう。
to be Continue
琥珀大福さんから☆9
ゲソポタミア文明さんから☆7を頂きました!!お二方高評価ありがとうございます!!
アベーラ合衆国の陸空兵器の案を募集中ですので良い案があればよろしくお願い致します!!
今回、かなり急いで執筆しましたので誤字、脱字、文章がおかしい箇所があると思われますので、あればご指摘
よろしくお願い致します。
それではグッバイ
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