不思議な世界の警察官   作:日本国民

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どうも!番外編第2弾です。今回は一気に3作分いきます。作品はハートキャッチ、スイート、(スマイル)、ドキドキ、の順です。5についてはもはや日本じゃないだろと考え、フレッシュは不明だったため除外しました。またスマイルが括弧なのは戦闘時、警官が活動できる状況ではないため、おまけとしています。申し訳ありません。
ではどうぞ!


番外編二話 赤羽、大船、古河、江東

警視庁赤羽警察署

 

件名 赤羽台公園破壊事案

 

現場 北区赤羽台1丁目

 

結果 公園内の土管が損壊 未解決

 

負傷 0

 

死亡 0

 

事件内容

 

------

 

北区赤羽台

 

『警視庁から赤羽管内。赤羽台けやき公園で大きな土煙が上がったとの通報。付近を警ら中の警官は付近を巡回、検挙にあたれ。以上警視庁』

 

『こちら法善寺了解。付近を巡回する。』

 

法善寺交番のパトカーは、赤羽台の現場へ向かった。

 

「土煙、ですか。」

 

「嫌な予感がしますね。」

 

「ええ、なんというか…『近づくな』って言われてるような…」

 

「同感です。まあ警察である以上近づかないといけないですけどね。」

 

二人の警察官は話しながらも警戒しながら巡回していた。

 

「なんか、変な音が聞こえません?」

 

「ええ、あの公園からですね。」

 

「あそこって、通報があったとこですよね?」

 

「ええ、ってなんだあれ!」

 

片方の警官が喋ろうとした瞬間、公園から桃色の旋風のようなものが出現した。

 

「大丈夫ですか?」

 

「ええ、そっちは…?」

 

「とりあえずは何ともないですね。」

 

「うん?なんです?あれ。」

 

「え?」

 

二人で無事を確認し終わった時、公園に巨大な人形?が見えた。

 

------

 

警視庁赤羽警察署

 

件名 赤羽地域区民錯乱事案

 

現場 北区赤羽台、赤羽西

 

結果 法善寺交番、赤羽駅前交番の警官並びに赤羽地域の住民が錯乱、虚偽の通報が20件以上警視庁に届いた。虚偽の報告等を行った警官を減給。虚偽の通報を行った区民を厳重注意に処した。解決

 

負傷 0

 

死亡 0

 

事件内容

 

------

 

北区赤羽台

 

「ちょっと、なんです!?」

 

パトカーの目の前には人形のような怪物がいる。

 

「こっち向きましたよ!?」

 

「無線入れてください!」

 

『至急至急!法善寺から赤羽!』

 

『こちら赤羽。どうぞ。』

 

『赤羽台の事案!怪物?のようなものが見える!こっちを向いてる!応援を!』

 

『こちら赤羽。落ち着け、何があった。もう一度報告願いたい。どうぞ。』

 

赤羽署は信じていない。

 

『だから!怪物が暴れてる!』

 

『そのようなことはあり得ない。落ち着いて報告せよ。』

 

『本当だ!こっちに走ってきてる!』

 

『幻覚だ。一度深呼吸をしろ。応援の要請は受理できない。以上赤羽。』

 

「無理です!赤羽の奴ら信じてませんよ!」

 

赤羽署は非現実的な無線に信じず、応援を呼ぶことはしなかった。

 

『警視庁です!家から出ないでください!建物から出ないで!』

 

法善寺交番の警官は被害を減らそうと住民に外に出ないよう注意喚起をした。その間にもパトカーはバックで怪物から距離を取る。

 

「追ってきてない?」

 

「流石に大丈夫だと思います。」

 

怪物が追ってないことに警官たちは安堵した。

 

結果として、正体不明の少女が知らぬ間に怪物を倒した。だが、それを見た人はおらず、怪物を見て通報した人たちも悪戯として厳重注意を受け、まともに取り合ってすらもらえなかった。

 

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神奈川県警察大船警察署

 

件名 西大船女学院悪戯通報

 

現場 鎌倉市城廻

 

結果 公衆電話からの喧嘩の悪戯通報として処理 解決

 

負傷 0

 

死亡 0

 

事件内容

 

------

 

鎌倉市玉縄

 

『神奈川本部から大船。大船管内、西大船女学院で喧嘩事案入電。そちらで対応せよ。以上神奈川本部。』

 

『大船了解。大船から玉縄。先述の喧嘩事案対応願いたい。どうぞ。』

 

『玉縄了解。玉縄交番より急行する。』

 

大船付近にある交番から警官が自転車で現場に急行する。

 

「学校で通報…相当なんだな。」

 

警官は通報のあった学校目指して住宅街を走る。

 

『玉縄から大船。喧嘩事案現着。どうぞ。』

 

『大船了解。現在大船4が急行中。どうぞ。

 

『玉縄了解。』

 

現場に着いたが、そこまでの混乱は見られなかった。

 

「悪戯の通報か?」

 

『大船4から大船。喧嘩事案現着。どうぞ。』

 

『大船了解。』

 

後ろには大船署4号車が駆けつけていた。

 

「大船4です。喧嘩は?」

 

「喧嘩のようなものが見られません。虚偽の通報ですかね?」

 

「分かりませんが、念のため無線入れます。」

 

『大船4から大船。』

 

『こちら大船。どうぞ。』

 

『喧嘩事案。そのような状況が認められないため、虚偽の通報の可能性あり、どうぞ。』

 

『大船了解。只今の時間をもって事案は解決とする。通常業務に戻れ。以上大船。』

 

結果として、悪戯として処理されたが、実際この学校で事件は起きていたが、警官が来た頃には全て終わっていた。

 

------

 

茨城県警察古河警察署

 

件名 古河市内悪戯通報

 

現場 古河市東

 

結果 人が宙に浮いているという虚偽の通報として処理 解決

 

負傷 0

 

死亡 0

 

事件内容

 

------

 

2012年2月

 

茨城県警察にある通報が入った。

 

「はい110番警察です。事件ですか?事故ですか?」

 

「事件?ですかね。」

 

「何がありましたか?」

 

「空中に人が浮かんでるように見えるんです。」

 

「浮かんでる、というのはどういうことでしょうか?」

 

「言った通りです。空中に黒い服を着た人が浮かんでます。」

 

「悪戯ですか?」

 

「いえ、本当に空中に人が…」

 

ここでこの通話は終了した。この時、古河市をはじめ、群馬県板倉町、栃木県野木町、埼玉県加須市で数分間意識が飛ぶという現象があり、ネット掲示板で物議を醸した。

 

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警視庁深川警察署

 

件名 東京クローバータワー占領事件

 

現場 江東区清澄

 

結果 犯人は逃走。証言があてにならず不明。エレベーター等が損壊。未解決

 

負傷 2

 

死亡 0

 

事件内容

 

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江東区清澄

 

『至急至急、警視庁から各局、警視庁から各局。深川管内、東京クローバータワーにて怪物?が暴れているとの通報。容姿等は不明。深川、中央、久松、城東の各署員は現場へ急行せよ。以上警視庁。』

 

『一機捜本部から深川管内、東京クローバータワーで怪物…が暴れているとの通報、容姿、性別等は不明。近い車両は対応せよ。』

 

「こちら清澄。先程の通報対応する。』

 

クローバータワーの目と鼻の先にある清澄庭園前交番から警官が駆け足で出てくる。

 

「暴走ってどういうことだよ!」

 

「行ってみないとわからん!」

 

クローバータワーは騒然としており、一人左胸付近にハート型の穴を開けて倒れている。

 

『清澄から警視庁、先ほどの暴走事案、一名胸に穴を開け倒れており、エレベーターホールが破壊されている、展望台へ向かった模様。どうぞ』

 

『こちら警視庁了解。救急車を向かわせる。また他の車両も間も無く到着。どうぞ。』

 

『清澄了解。』

 

通信を終えた警官は倒れている人の方を向く。

 

「もう少し早かったら助けれたな…」

 

「んなこと言ってる暇あったら一人でも多くの命を助けろ!」

 

胸に穴が開いている…血は出てないものの既に手遅れなことは明白であった。

 

「すみません!」

 

「なんですか?」

 

教師らしき人が来た。

 

「うちの生徒が一人見当たらなくて…」

 

どうやら生徒が行方不明になったようだった。

 

「この近辺でまだ見ていないところは?」

 

「……クローバータワーの展望台です。」

 

「……了解です。その行方不明の生徒の氏名は?」

 

「あ、はい。相田マナです。」

 

「相田マナ……了解です。」

 

行方不明の生徒の氏名を聞くと、すぐに連絡を始めた。

 

『清澄から警視庁。』

 

『こちら警視庁、どうぞ。』

 

『暴走事案、学生が一名行方不明。展望台だと思われる。氏名は相田マナ。どうぞ。』

 

『警視庁了解。警視庁から各局。先程の暴走事案についてだが、学生が一名事件に巻き込まれた可能性あり。これ以上の被害防止のため緊急配備を発令する。配備圏は東京クローバータワーから半径5キロのキロ圏配備とする。以上警視庁。』

 

「すみません!こっちで1人倒れました!」

 

エレベーターホールでまた一人倒れた。今度は女性、さっきと同じく左胸にハート型の穴がある

 

『深川6から警視庁、一名女性が胸に痛みを訴え意識不明、救急車を願いたい。』

 

「心臓動いてる?」

 

「……動いてます!」

 

穴はあるが心臓は動いており、生きているようだった。

 

「う、うう……」

 

「……!大丈夫ですか?」

 

エレベーターホールで手遅れだと思われていた男性との意識が戻っていた。

 

『深川6から警視庁、意識不明の男性、意識回復。どうぞ。』

 

『警視庁了解。救急車は間も無く到着。』

 

「動かないで!間も無く救急車が来ますから!」

 

その時、微かに天井が崩れる音と揺れを感じた。

 

「今揺れた?」

 

「え?そんな感じないですけど…」

 

『おおとり1から警視庁。あと2分で現場到着。』

 

『機捜112から警視庁、避難完了。』

 

『こちら警視庁了解。引き続き警戒せよ。』

 

無線では絶え間なく誰かが喋っている。その時だった。

 

「おい!上!」

 

『城東1から警視庁。クローバータワー展望台付近光っている。どうぞ。』

 

『こちら警視庁、詳しく説明できるか?どうぞ。』

 

『屋上から茅場町方面の上空に向かって発光しており、何の光かは不明、突然発光した。どうぞ。』

 

『警視庁了解。』

 

展望台の近くが発光した。

 

「女性、意識戻りませんね…」

 

「東京消防庁です!意識不明の方は?」

 

「こちらです!」

 

消防庁の救急隊が到着していた。

 

「人が飛んでるぞ!」

 

「嘘だろ!」

 

「落ちるんじゃないのか!?」

 

外では、いきなり1000メートル上空に見えた人の姿に驚いていた。

 

『中央3から警視庁!』

 

『こちら警視庁、どうぞ。』

 

『人が飛んでるように見える、どうぞ。』

 

『こちら警視庁、よく見てからもう一度報告せよ。以上。』

 

人が空に見えたというのは警視庁に一蹴され、まともに取り合ってもらえなかった。

 

「おい、あそこ、何か見えないか!?」

 

「蟹の…ハサミのような?」

 

展望台から蟹のハサミのようなものが出てきた。

 

「あれ?なんだ?デカすぎないか!?」

 

「自衛隊呼ばねえと!」

 

外はいきなり現れた巨大なハサミのようなものに騒然としている。その瞬間

 

「怪物が落ちてくるぞ!」

 

「逃げろ!」

 

「急いで建物から離れてください!」

 

「お前ら!その女性担いで退避しろ!早く!」

 

「救急隊!担架をもう一つ!」

 

「おい!人も落ちてきてるぞ!」

 

人々は一斉に建物から退避し始め、混乱している。

 

『至急至急!深川2から警視庁!』

 

『こちら警視庁。どうぞ。』

 

『展望台から人が二名落下、繰り返す、二名落下!』

 

『警視庁了解!』

 

『こちらおおとり1、クローバータワー付近現着。』

 

一度は落ち着いた無線も一気に騒がしくなった。

 

「人が落ちた!」

 

「やばいやばい!」

 

「ん?怪物が消えた!?」

 

一度は清掃用ゴンドラに捕まっていた二人はまた落下を始めた。またその頃、怪物が消えた。

 

『こちらおおとり1、一際大きいものが消失した、どうぞ。』

 

怪物が消えた後すぐ、女性の意識が戻った。

 

「あ、大丈夫ですか!」

 

救急車に乗せられようとしたところで回復した。そしてその時…

 

「なんだこの光!」

 

「眩しっ!」

 

『こちらおおとり1、変な光を確認した、危険回避のため一時離れる。』

 

結果的にその光は数秒で消えたが、エレベーターホールなどが元に戻っていた。

 

「なんだよ、これ…」

 

「自然に復旧したぞ!?」

 

「夢だ!これは夢だ!」

 

ほとんどの人がその不可思議な現象に驚きを隠せずにいる。

 

この事件はクローバータワーが出来てからそこまで経ってなかったこともあり数日の間テレビでかなり取り上げられた…




ということでこれで終わりです。約半分がクローバータワーの事件でしたが…ちなみに一生いらない裏設定で、一応スカイツリーもあります。そのため東京には3つのタワーがあります。ただし、スカイツリーは電波塔としての役割はありません。次回も番外編だと思います。
ではまた次回!
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