ではどうぞ!
甲府市丸の内
「お前らは何者だ?」
俺はずっと訊きたかった質問を問いかけた。
「俺らはアンダーク帝国っていうお前らの世界とは別世界の国なのねん。」
「そうか、ならなぜ別世界の日本を狙う?」
「ある時は帝王の復活のためのエネルギーを奪いにきたり、またある時は全人類を不幸にしようとしたり、それで侵略してきたのねん。」
「クソ迷惑だな。お前ら。」
川西はカバトンの話をメモっていた。
「なら今回はなぜ甲府に侵略した?」
「お前らもプリンセス・エルは分かるだろ。」
「プリンセス…ソラたちが連れてる赤ん坊のことか?」
「そうだ。お前らなら力もわかるだろ。」
「力…プリキュアにする力か?それともあの少年を浮遊させたあれか?」
俺は思いついた二つの力を答えた。
「プリキュアにする力の方なのねん。」
「何だ?その力がお前らの帝国の繁栄に必要なのか?」
「そうなのねん。」
「なら最後の質問だ。お前に赤ん坊を誘拐するよう指示した奴は誰だ?」
俺らがずっと推測してたことの答えを聞き出そうとした。
「それを聞いて何になるのねん。お前らはよえーただの警官だろ。」
「僕たちはある時からずっとお前らが何者か推測してたんですよ。僕たちは所轄の警官です。だけど、上の指示で動く刑事よりも色々しやすいんですよ。」
これまでずっと黙ってメモってた川西が口を開けた。
「まあそういうことだ。それで、その答えを聞きたいんだが…」
「それだけは言えないのねん。」
「なぜだ?」
俺は予想外の答えに驚いた。
「それを言えばお前らの命が危ないのねん。」
「心配してくれてありがとな。だが、これだけは聞き取りたい。」
「命の危険があるのに、逮捕もできないのに聞く理由は何なのねん。」
「理由…か…強いて言うなら好奇心だな。」
「そうなのか、なら尚更言えないのねん。」
俺はこれ以上は無理だと感じ、諦めた。
「分かった。これ以上は聞かない。」
「賢明な判断なのねん。」
「何様だよ。」
話に決着をつけると応援のパトカーのサイレンが聞こえた。
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数日後
甲府市丸の内
「あれ以来平和になりましたよね。」
「本当だな。」
カバトンが逮捕されると甲府で起こっていた不可思議な現象は無くなり、いつもの日常になっていた。
「結局あれから吐かないままですね。」
カバトンは黒幕については未だに黙秘を続けている。
「まあ、知ったら俺らが消されるだろうから、吐かないのはあいつが俺らを守ろうとしているってことなのかもな。」
「あの時のソラさんの行動がカバトンの心を動かしたんですよね。」
「ソラたちには感謝しても仕切れないな。」
そんなことを話しながらパトロールしていると、上空に何かが見えた。
「川西、何だあれ?」
「え?」
どこかデジャヴを感じながらも目を細める。
「あの二人何やってるんですか!?」
川西が突然大声を上げたとき、俺も落下しているものが見えた。
見えたのは一般人を背中に乗せたスカイとプリズムだった。
「本当に何やってんだあいつら…」
「怪物が出なくなったから人助けでも始めたんですかね?」
「さあな。ていうかどこ行こうとしてんだ?」
「あっち側だったら山梨国際空港がありますね。」
「あの人もしかして遅れたんかな…」
「それをスカイたちが聞いてああなったと…あの人たちならやりそうですね。」
俺らは答えの分からない推測を始めた。その時…
『山梨本部から甲府管内。丸の内付近で人が落ちたとの通報。付近の車両は現場に急行せよ。以上山梨本部。』
「やっぱり通報されましたね…」
「もし今度会ったら止めるよう言っとこうかな…」
「無線入れときますね。」
「ああ、頼む。」
川西は慣れた手つきで本部に無線を入れる。
『こちら甲府3、丸の内の転落事案、対応する。』
『山梨本部了解。』
「さて、行くか。」
俺は赤色灯を点灯させると通報現場に向かう。これまでの日常に戻るのは時間がかかりそうだった。
ということでこれで終わりです。マジでこういうやつの終わらせ方が分からない…。そういえば描いてる途中で人生初評価をもらいました。1だそうです。まあ、この作品ならこれくらいが妥当かなと思いながら書き上げました。
一生要らない情報
山梨甲府国際空港
甲府市西部にある国際空港。滑走路は一本のみ。山梨、長野の人々の玄関口。
ではまた次回!まだ終わりませんよ。