不思議な世界の警察官   作:日本国民

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どうも!十二話目です。本編の十六話にあたります。
ではどうぞ!


十二話 善光寺町怪物出現事案

甲府市善光寺町

 

「平和ですね〜」

 

「怪物も出ないし、事件もないし。いつも通りになったな。」

 

あれから1ヶ月ほどが経ち、甲府に怪物は出現せず、平和な毎日になっていた。

 

「だけど、あの帝国っていうのは引っ掛かりますけどね。」

 

「それはそうだな。」

 

こんなことを話しながらパトロールをしていると悲鳴が聞こえた。

 

「……!おい川西!今のって…」

 

「悲鳴ですよね…」

 

「とりあえず聞こえた方に急行するぞ!」

 

「りょ、了解!」

 

俺らは悲鳴が聞こえた方…善光寺町の北側に向かった。

 

『甲府3から山梨本部。』

 

『こちら山梨本部。どうぞ。』

 

『善光寺町で悲鳴のような声が聞こえた。これより捜査する。どうぞ。』

 

『こちら山梨本部。了解。』

 

無線を済ませたあとすぐに10人以上が向こうから来た。何かから逃げてるようだ。

 

「け、警察!?助けて!」

 

「何かあったんですか!?」

 

「向こうのほうで鬼が!」

 

「「はぁ!?」」

 

俺らはこいつヤクにでもキマってんのかと思ったが記憶の中からとあるものが引っ張り出される。

 

「おい、まさかな…」

 

「ええ、だって…」

 

思い当たることがあった。いや、思い当たることしかねえ!俺はこの予測が外れてくれることを願いながら向かう。

 

そしてすぐその正体が見えた…

 

「おい…」

 

「嘘だろ…」

 

そこにいたのは鬼の怪物と戦う中学生くらいの男女。

 

「「またかよー!!」」

 

俺らは叫んだ。

 

「とりあえず無線と応戦だ!近くにこいつを生み出した野郎がいる!」

 

「分かってますよ!」

 

俺の指示を聞くとすぐに川西は無線機を取る。

 

「たっく…またかよ!」

 

その頃三人は攻撃していたが全て金棒に跳ね返されていた。そしてそのうちの一つが…

 

「こっち来やがった!」

 

俺は直角に走って避けた。直後さっきまで立ってた位置には煙が上がる。

 

「野球なら別の場所でやってくれよ!」

 

「中島さん!大丈夫ですか!?」

 

「あ、ああ…まあな。」

 

「応援は3分で着くみたいです!」

 

こんなことを話しているうちにも怪物は攻撃を仕掛けてくる。今度は腹から放出されたプラズマ弾が雨のように降り注ぐ。

 

「物陰に隠れましょう!」

 

「危ねえ!」

 

なんとかプラズマ弾を掻い潜り近くの石に辿り着く。

 

「あ、そこの人!離れて!」

 

近くにいた女性が赤ん坊を持ちながら近付く。倒れたスカイたちを心配してのことだろう。

 

『こちら甲府8。間も無く現着。』

 

後方から応援のパトカーが来た。

 

「あ、あいつ!」

 

「んあ?」

 

川西が指差した方。そこには明らかに一般人ではない服装の人物が立っている。あいつが主犯で間違いなさそうだ。

 

「あいつか!」

 

俺らは物陰から出るとあいつに近づく。

 

「おいお前!山梨県警察だ!警察署まで来い!」

 

「あー怖い怖い。警察なんて弱いのに、なんでそんな強気なんだろう。可哀想だ…」

 

「こいつ…!」

 

俺は眉間に一発食らわしてあらぬ罪でしょっぴいてやろうかと思った。

 

「いいえ…スカイランドは、弱くなどありません!みんな、希望を胸に、前に進もうと頑張っている!」

 

横では三人が起き上がる。話的に俺が来るまで話してたことだろう。

 

「今なら…」

 

目の前のクソ男がスカイたちに集中しているうちに俺は後ろに回る。

 

「はい、公務執行妨害で逮…!?」

 

その時後ろに何かがいることに気づく。

 

「…!」

 

後ろには金棒を俺の頭めがけて振り下ろそうとする怪物がいた。

 

「中島さん!」

 

俺は咄嗟に横に転がって避けた。

 

「はあ…」

 

なんとか避けるとあの怪物は興味なさそうに向こう側のプリキュアたちを向く。

 

「あいつの後ろロケランで吹っ飛ばしてえ…」

 

まあ、ここに無いしそもそも警察がそんなもの持ってるわけがないのだが。

 

「すげぇな。あの戦い。」

 

俺は怪物と戦う3人の姿を見て思う。

 

「チッ!今すぐ撃ち殺したいが…」

 

俺はそっぽを向いている優男もどきに銃を向けたが撃たなかった。俺らは「治安維持活動」を行うのだ。警視庁のSATや自衛隊のようではなくあくまで犯人の逮捕、拘束が最優先だ。

 

「そういうところだよ。君たち警察の弱いところは。」

 

「あ!?」

 

「規則や存在意義に縛られてまともに銃を撃つこともできない…だから守れるはずの人間が死ぬんだよ。」

 

あいつの言っていることは理にかなっている。半年前にも元首相の銃撃があった。あれももしアメリカだったら死ぬことはなかっただろう。

 

「ああ、そうだな。」

 

「ふふ、弱さをじ「ならここで撃ち殺すわ。」

 

俺は銃の引き金を迷いなく引いた。まぁもちろん避けられるわけだが。

 

「一発ぐらい撃ってビビらせてもいいだろ。」

 

その頃には怪物との戦いは決着がつき、怪物は浄化されていた。

 

「さてと…」

 

あいつはなんか喚いて本性が出ているが…

 

「うるせえぞ。お前。」

 

「15時28分。器物損壊、殺人未遂等で現行犯逮捕する。」

 

「お前!警察の分際で…!」

 

「ハイハイソウデスネー。」

 

俺は奴の言うことを全スルーで川西に目で指示を出す。応援できた甲府8の警官はスカイたちと話をしている。

 

「さてと、お前瞬間い……うわっ!?」

 

俺が話しかけた瞬間あいつは煙を撒き散らして消えた。

 

「チッ!あのクソ男もかよ!」

 

「また面倒臭くなりそうですね。」

 

「ああ…」

 

結局取り逃し、ひと月程度の平和は終わりを告げた。




ということでこれで終わりです。思うんですけど、この優男もどきむっちゃムカつきますね!眠い中作り上げたので誤字脱字や何かしら変な部分があるかもしれません。(超今更)
ではまた次回!
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