不思議な世界の警察官   作:日本国民

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どうも!十四話目です。
ではどうぞ!


十四話 相川東保育園不審者侵入事案

甲府市天神町

 

「そういえば中島さん。」

 

「何だ?」

 

「ニュースで取り上げられてましたよね。プリキュア。」

 

昨日のニュースでプリキュアが取り上げられたらしい。今はスマホも普及しているから目撃者は増えてきており、写真も拡散され始めた。正体がバレるのも時間の問題かもしれない。

 

「最近はその話で持ちきりだよな。そのせいで県警まで批判を受けてるんだが…」

 

「それにこの前の荒川緑地の怪物事案。市民に被害が出かけたらしいですし…」

 

「ああ、だからこうしてパトロールを増やしてるんだよな。」

 

この前には静岡県警や警視庁からも人員とパトカーの応援が来ていたりと、要人でもくるのかと言わんばかりの状態だ。

 

『山梨本部から甲府管内、北新地域で不審者がいるとの通報。姿は緑色の長髪で痩せ型。顔面に道化師のようなメイクあり。緑色のジャケットを羽織っている模様。』

 

「おい、この服装の奴って…」

 

俺はこの無線での不審者の服装で思い当たる奴がいた。

 

「多分この前の東光寺町の奴ですね。」

 

「よし、急ぐぞ。」

 

『甲府3から山梨本部。不審者事案、付近を捜索する。』

 

『山梨本部了解。』

 

近くにいたこともあり1分弱で不審者がいたという通報があった北新地域についた。

 

「降りて探しますか?」

 

「いや、まだ良いだろ。」

 

そんな事を話しながら周りに目を光らせていると無線が入る。

 

『至急至急、北新から山梨本部!』

 

『こちら山梨本部、どうぞ。』

 

『北新の不審者事案、不審者が逃走したのち保育園内に……怪物を出現させた模様!』

 

「おい、あれか!?」

 

保育園はすぐ先にあり、こちらからでも黒い光が確認できた。

 

『こちら山梨本部了解。至急至急、山梨本部から各局。山梨本部から各局。北新地域で怪物が出現したとの通報。また、その怪物は保育園内に侵入した模様。付近の警官、及び機動隊は直ちに現場へ急行、市民の避難、並びに怪物を鎮圧せよ。尚、先程の不審者事案の容疑者も重要参考人として確保せよ。以上山梨本部。』

 

『こちら甲府3、現着、怪物を確認した。』

 

無線を入れている間にも保育園に到着。俺は川西より先に降りてメガホンを使って子供や先生を避難させる。

 

『山梨県警察です!直ちに保育園から出て、離れてください!急いで!』

 

すぐ近くにはプリキュアも居て子供たちの避難は容易だと思った。だが…

 

「あいつ、子供を狙ってるな!」

 

あの怪物は子供を集中的に狙っているようだった。だがそれはプリキュアたちの攻撃でなんとか防がれた。

 

「…!おい赤ん坊!離れろ!」

 

近くに赤ん坊がおり、怪物が攻撃を仕掛ける前に俺が間に入ろうとしたが…

 

「…!これはまずい!」

 

だが、俺よりも先にスカイたちが間に入るが3人揃って黒い円状のエネルギーの中に入ってしまった。

 

「とりあえず!」

 

俺は赤ん坊を確保するとパトカーの方に避難する。赤ん坊はスカイを心配して向こうに行こうとするがそれを抑える。

 

「動くなよ!死にたいのか!」

 

一回は抑えれたが不思議な力でパトカーの陰から出ようとする。

 

「中島さん!その赤ちゃん任せてください!」

 

「川西!頼む!」

 

川西に赤ん坊を抑えさせてパトカーの陰から外を見ると怪物が少年を襲おうとし、それを先生が庇っている状態だ。

 

俺は先生の方に走る。

 

「そこの人、こっち!」

 

俺は先生と子供を連れて逃げる。追ってきている怪物は途中で転んでいた。

 

「二人とも、大丈夫?」

 

二人に聞きながら外傷が無いかを見る。見た限りでは二人とも傷一つ無い。

 

「私は大丈夫。」

 

「僕も、あげは先生が助けてくれたから!」

 

「うん、良かった。先生、こっちに!」

 

俺はそう言ったがあの不審者の「外野」と言う言葉に怒りを露わにしていた。

 

「おい先生、ここは危ない。早くこの子連れて逃げるぞ!」

 

「だからどうした、プリキュアですら無い君に何ができる。」

 

「おいそこの不審者!うっせぇから黙ってろよ!」

 

俺は堪らずそこで先生にぺちゃくちゃぺちゃくちゃ言ってる男に言い放った。

 

「だったら、だったら私は!」

 

「先生!早くこっちに……っては!?」

 

その時、先生からピンク色の光が発生した。

 

「たけるくん、これで先生も最強になるよ!」

 

「あげは先生はもう最強だよ!」

 

「ありがとう…」

 

俺は怪物を先生に任せて子供を避難させる。

 

「君は危ないからこっちに来て!」

 

俺は子供を引き連れてパトカーの裏まで逃げる。

 

「あ、ちょっ!」

 

「川西!大丈夫だ、その赤ん坊を離せ!」

 

俺がそう言うと川西は言われた通りに赤ん坊を離した。

 

「中島さん!良かったんですか?離して…」

 

「問題ない。どうせあの先生もプリキュアになるんだ。」

 

「え?あげは先生がプリキュアになるの?」

 

「んあ?聞いてたのか…多分な。」

 

俺は子供に頭を下げさせる。念の為だ。

 

その後は先生が変身し、怪物をボッコボコに、最終的には近くにあった防音シートでぐるぐる巻きにして消滅させた。

 

「あ、君!」

 

「良いだろ、もう消滅したから。」

 

「そうですね。」

 

いつの間にか男は消えて、事案は解決。これからはプリキュアもまた一人増え、幾分かは甲府も安全になるだろう。




ということでこれで終わりです。最近口の奥が地味に痛い。
ではまた次回!
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