不思議な世界の警察官   作:日本国民

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どうも、遅くなりすぎました。失踪はしないはずなのでご安心ください。
ではどうぞ!


十六話 東光寺町不法侵入事案

甲府市東光寺町、愛宕山

 

「雨が降ってきたな。」

 

「朝はあんなに晴れてたのに。」

 

昼下がり、朝は晴天だった甲府の空は黒い雲に覆われ、雨が降り注いでいる。俺は雨が強まってきたのでワイパーを作動させる。

 

「すぐに止みますかね?」

 

「分からねえな、梅雨だし…」

 

そんなことを言っているうちに雨はさらに強くなる。今がピークだろう。

 

「一気に強くなったな。」

 

「ええ、ここから天気回復すると良いんですけど…」

 

外の景色を見ながら喋っていると無線が入ってきた。

 

『山梨本部から甲府管内、東光寺町付近、住居侵入事案入電。付近のPM、PCは事件を捜査せよ。入電時間は14時36分、受理番号は753、担当鈴鹿。以上山梨本部。』

 

『こちら甲府3、愛宕山より住居侵入対応する。どうぞ。』

 

『山梨本部了解。なお現場付近到着時には赤色灯、サイレンの吹鳴は禁止する。どうぞ。』

 

『甲府3了解。』

 

無線を入れ終わると同時、パトカーを走らせて愛宕山を下る。東光寺町はすぐそこのためサイレンは吹鳴しないし、もちろん赤色灯も光らせない。

 

『こちら甲府3、現着。これより付近を捜査する。』

 

『山梨本部了解。怪物出現の可能性もある。拳銃の安全ゴムは外せ。以上。』

 

俺らは言われた通りにトリガーの後ろにある安全ゴムを取り外す。

 

「この雨の中降りたくないんだが……」

 

「んなこと言ってる場合ですか…」

 

パトカー降りるが、やはり雨が強い。制服がすぐに濡れてしまった。

 

「なんか物音がしません?」

 

「そりゃあここ住宅街なんだし…」

 

「いえ、そういうのではなく、微かに交戦しているような音が…」

 

「どこからだ?」

 

俺がそう聞くと川西は近くにある畑の方を指差す。

 

「少し行ってみるか?」

 

「流石にアウトじゃないですか?」

 

「不審者が見えたので…と嘘を付けばなんとかなる。」

 

俺らは畑の中に入っていく。完全に私有地の中だ。

 

「確かに交戦している音は聞こえるな。」

 

パトカーから離れて畑の奥に進むにつれて川西が言っていた音が大きくなる。

 

「……!なんだあれ!?」

 

川西が叫びながら上を指差す。指差した先にいたのは巨大な鳥。

 

「絶対怪物だろ!?」

 

「近くにプリキュアは…」

 

「探す前に応援を呼べ!」

 

川西は無線で応援を呼び始める。

 

『至急至急、甲府3から山梨本部!』

 

『こちら山梨本部。どうぞ。』

 

『先程の住居侵入事案についてだが、付近で鳥のような怪物が暴走、周辺への被害は確認できないが、応援願いたい。』

 

『山梨本部了解。』

 

無線を入れ終わると同時、上から雹が降ってきた。

 

「うわっ!?氷?雹か…」

 

「なんでいきなり?しかもかなり大きいですし……」

 

「近くの軒下に逃げるぞ!」

 

俺らはいきなり降ってきた巨大な雹に命の危機を感じてすぐそこの小屋に避難する。

 

『甲府3から山梨本部、急激な天候変化により一時避難した。』

 

『山梨本部了解。そちらの天候状況はいかがなものか?』

 

『現在目測で直径2センチ程度の雹が降っている。どうぞ。』

 

『山梨本部了解。行動する際は頭部をできる限り守れ。以上。』

 

周りには大量の雹が落ちている。地面に激突する音で周りは何も聞こえない。だが次第に収まっているように感じる。

 

「これなら移動できるか?」

 

「してみます?」

 

俺らは雹が弱まっているので移動を始める。

 

「あれ?怪物います?」

 

「消えたか?」

 

畑のさらに奥に移動したが大量の雹があるだけで、あの怪物も、さっきまで聞こえていた戦闘音も聞こえない。

 

「避難しているうちに倒されたのか?」

 

「念の為周囲を捜索しましょう。」

 

『甲府3から山梨本部。先程の住居侵入事案についてだが、雹が弱まったため移動したところ、怪物が確認できない。念の為捜索する。』

 

『山梨本部了解。応援は間も無く到着。』




ということでこれで終わりです。最近投稿をサボりがちですが、大丈夫です。(何が?)
ではまた次回!
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