ではどうぞ!
山梨県警察甲府警察署
「件数…増えましたね。」
「ああ…」
最近になって怪物の出現数が倍増した。しかしどれも警察による破壊が可能なものばかり…これまでの強靭なものでは無くなっていた。
「パトロール行きますか。」
「……」
「中島さん?」
「……あ?ああ、パトロールだな。行こう。」
俺はそのことにかなり引っかかっていた。なぜ弱い怪物を大量発生させるようになったのだろうか……戦法の転換か?何にせよ、何かしらの意図があると考えている。
『山梨本部から各局。怪物出現事案入電、場所は春日モール北交差点、付近のPM、PCは急行し避難誘導、制圧にあたれ。入電時間は16時3分、受理番号898、担当南武。以上山梨本部。』
パトカーに乗るとほぼ同時、無線にこの内容が入ってきた。
「かなり近いですね。」
「ああ、行くか。」
『こちら甲府3。怪物出現事案、甲府署より急行。』
『山梨本部了解。なお現場到着時の一報は不要。以上。』
甲府署から現場は車で2分もかからない。緊走なら尚更ですぐに到着した。現場は土煙が漂っている。被害はかなり大きい。
「おいおい、あのプリキュアが苦戦してんじゃねえか…!」
「あの剣、かなり強いですね。車を一刀両断できそうです。」
状況を見て川西が無線を入れる。
『甲府3から山梨本部!先程の怪物事案、被害が非常に大きい!SATの出動を願う!』
『山梨本部了解。本部から出させる。また現在甲府、南甲府から応援が急行中。』
その無線の通り、奥から大量のサイレンが聞こえてくる。
『山梨本部から各局。先程の怪物事案、周辺地域の避難は完了。繰り返す、避難は完了。』
それを聞くと、俺は川西の方を向く。
「こうなったら!」
「ああ!」
「すみません!ここお願いします!」
川西が後ろの応援に来た警官にそう言うと俺らは移動する。狙いはこの怪物を操ってる男の確保。
できる限り裏道を移動して後ろ側に向かう。
「よし、裏に出…ってなんだ?」
後ろから巨大な光が出たと思えば人が出てくる。姿を見るにスカイだ。
「何であんなとこから?」
「さぁな。」
俺らは話し合いながら目標に目を向ける。
「お、あいつ腰抜かしてる。」
俺らはゆっくり後ろに移動する。できる限り足音を立てず、バレないように。
「おいそこの男。」
「んぁ?てめぇ今話して…「山梨県警察だ。お前をテロ等準備罪、殺人未遂等の容疑で現行犯逮捕する。」
奴の周りには俺ら警察官が囲んでいる。奴はもう逃げられない。
「16時25分、現行犯逮捕。」
2人目のテロ犯は魔抜けた姿で放心状態になりながら逮捕、抵抗することもなくパトカーに乗せられる……はずだった。
「ふふ、ははは……バカな奴らだ…」
奴が小さくそう呟いた瞬間、市街地から黒い光が天に放たれ、巨大な怪物が出来上がる。
「おい!何だあれ!?」
『至急至急!甲府8から……』
「あれは…!スカイランドの!」
「スカイランド?」
「はい!あの時はシャルル隊長が身を挺して壊したんですけど…」
目の前に見える怪物……これが21世紀最悪のテロの引き金になることなんて、俺らはまだ気づいていなかった。
ということでこれで終わりです。次回で最終回にします。伏線回収できてませんが…最終回です!!(誠に申し訳ありませんでした!)
最終回は完全オリジナルにします。
ではまた次回!