不思議な世界の警察官   作:日本国民

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どうも!2話目です。前回と同様、うまく書けていないですがお許しください。
それではどうぞ!


二話 甲府駅前食い逃げ事案

甲府市中央

 

「はぁ…」

 

俺は本日何回目かのため息をついた。

 

「中島さん、ため息多すぎますよ。」

 

「いや、昨日あんなことがあってため息をつけないわけないだろ…」

 

「まあ、まさか夢だと思ってた出来事が夢じゃなかったんですからね。」

 

「それにしても結局あの主犯格の豚に逃げられたんだよな?」

 

「ええ…」

 

昨日あった事案の後、川西が追いかけてた主犯の豚?は結局取り逃し、行方がわかっていない。

 

「しかも山梨本部も捜索班が少数だなんて。」

 

「あんな出来事、見なきゃ信じねえだろ。俺なんて見てんのに信じてないからな。」

 

「またあんなことが起こらないといいですが…」

 

「…無理、だろうな。」

 

「ええ。今日起きなくても明日、明後日、起こるかもしれないですからね。」

 

「そうだな。」

 

そんなことを話しながら、俺らの乗っているパトカーは県道を進んで行く。

 

『山梨本部から甲府管内、甲府駅前のハンバーガー屋で、食い逃げ事案が発生。住所は丸の内一丁目。以上、山梨本部。』

 

交差点に差しかかったところで無線が入った。どうやら食い逃げらしい。

 

「行きますか?」

 

「ああ。」

 

「了解。サイレンと無線ですね。」

 

『甲府3から山梨本部』

 

『こちら山梨本部、どうぞ。』

 

『食い逃げ事案、対応する。』

 

『こちら山梨本部。了解。』

 

2分後

 

『こちら甲府3。現着。』

 

俺らは食い逃げ現場に着いたが、そこに見えたのは…

 

「ああくそ、またか!」

 

先日のとは違う、自販機のような怪物がミサイルを発射している光景と、取り逃がした豚がビルの上にいる光景。そして、青髪の少女がその怪物と戦っている光景だった。

 

「ほぼ前回と同じですよ!」

 

ただ、違う点もあった。それは

 

「ただ、応援もいる。まだマシだな。」

 

山梨本部や甲府署の警官が避難誘導をしていることだった。

 

「どうしますか、中島さん。」

 

「とりあえずは避難誘導と応戦だ。」

 

「あの豚は?」

 

「他の警官に追わせる。」

 

「了解。」

 

「ん?おい!そこの二人!」

 

俺らが避難誘導を始めようとした時、誰かに呼ばれた。

 

「逢坂警部補!」

 

機捜の逢坂警部補だった。

 

「君たち二人はあいつの応戦を!もう避難誘導はほとんど終わってる!」

 

「了解です!」

 

俺らはメガホンをパトカーのボンネットに置くと拳銃を抜いた。

 

「あいつってどこを狙えばいいんだ?」

 

「目とかでしょうか?」

 

「目潰しか、いいな!それ!」

 

「くれぐれもソラに当てるなよ!」

 

「分かってますよ!」

 

俺らはソラに当たらないよう狙って、発砲した。

 

弾は敵に命中、だが怯まない。そして…

 

「やばいぞ、川西、パトカーの後ろに行くぞ!」

 

「はい!」

 

撃った後すぐに、怪物はペットボトル型のミサイルを飛ばしてきた。

 

「うわ!」

 

結果、ミサイルはパトカーの前に命中した。

 

「危ねえな…」

 

周りを見ると横転したパトカーがあった。

 

「命中したらやばい感じですかね?」

 

「ああ、少なくともあれになるだろうな。」

 

俺は横転したパトカーを指差して言った。

 

そして怪物の方を見ると、巨大なミサイルを放とうとしていた。

 

「あれ、やばくないですか?」

 

「あれに殺傷能力がないといいが。」

 

「車を横転させるんですからありますよ!絶対!」

 

「もう一回撃つぞ!」

 

「了解!」

 

俺らはもう一度怪物に照準を合わせた。怪物はソラ目掛けて特大ミサイルを放っていた。

 

「ソラ!危ないぞ!」

 

俺はソラに注意喚起をする。まあ聞こえてないのだが…

 

「嘘でしょ?」

 

「マジか…」

 

そして、その特大ミサイルを、ソラは怪物に返していた。

 

「やっぱりあいつは強いんだな。」

 

「ええ。」

 

「あっちは任せて、豚の方を追うぞ!」

 

「了解!あいつを捕まえないと、またこれですからね!」

 

「この前みたいに消えられると面倒だな…」

 

「後ろから手錠は?」

 

「じゃあそうするか!」

 

俺らはソラや豚のいるビルの屋上を目指して駆け出した。

 

「ここが屋上か?」

 

「ええ、ですけど…」

 

「閉まってるな。」

 

ビルの屋上まではすぐだったが、扉が閉まっており、開けられない。

 

「どうします?」

 

「さっきのような作戦は通用しないか…」

 

「え?」

 

「川西!離れろ!」

 

「ちょっ!何して!」

 

俺は拳銃をドアノブに向かって構えた。

 

「開かないのなら、壊せばいいだろ。」

 

「昭和のドラマの刑事ですか!?」

 

バン!

 

俺は発砲した。案の定ドアノブはぶっ壊れた。

 

「オラ!」

 

そしてタックルして無理矢理ドアを開けた。

 

「おい豚!動くな!」

 

俺らは拳銃を豚に向けた。

 

「ソラ!怪物を潰せ!」

 

俺はソラにそう言った。

 

ソラはまた必殺技で怪物を打ちのめしていた。

 

「さてと、テメェ動いたら撃つからな?」

 

「お前らなんなのねん!」

 

「さっき言ったろ、山梨県警だって。」

 

「じゃあ、名前知らないですけど、あなたを器物損壊、詐欺罪、あと…誘拐罪か!で、逮捕します。」

 

「カバトンなのねん!」

 

「はいはい、カツドンね、じゃあ両手を後ろに!」

 

「だから!カバトン!」

 

「分かったよバカトンさん。」

 

真顔で悪意を持って名前を間違える川西。怒らせるのはやめておこう…

 

「ああ、捕まるのは嫌なのねん!」

 

「あ!おい!ちくしょう!」

 

また豚…カバトンを逃してしまった。

 

「ゲホ…ゲッホ…」

 

「川西?大丈夫か?」

 

川西はあいつが消える時の煙を吸ったのか咳き込んでいた。

 

「は、はい。ちょっと煙を吸ってしまって…」

 

俺はソラの方を見た。

 

「ソラたち、大丈夫か?」

 

「「はい!大丈夫です!」」

 

「そうか、良かった。」

 

「そういや、ソラ。」

 

「はい?」

 

「あのカバトンとかいう奴のこと、なんでもいいから知らないか?」

 

「いえ、エルちゃんを誘拐された以外は特に…」

 

「そうか…分かった。ありがとな。」

 

「いえ!」

 

「中島さん、本格的にカバトンを捕まえるの、考えた方がいいですね。」

 

「ああ、あの能力は面倒だが、多分移動した場所は甲府市内、もしくは隣の韮崎や笛吹だろうな。」

 

「緊急配備すれば捕まえれそうですけどね。」

 

「まあ、それを決めるのは本部だがな。」

 

「どうなるんですかね、これから。」

 

俺らはこんなことを話しながらソラたちの方を見た。

 

「ソラさんがいるのなら大丈夫な気もしますが。」

 

「警察が守るはずの人、街を中学生ぐらいの子が一人で守ってるんだな…」

 

「僕たちも少しでも応戦できるようにしとくべきですね。」

 

「ああ。」

 

俺らはパトカーに戻るため、階段を降りた。

 

「あ、ドアの弁償どうしよう…」

 

「…僕は払いませんよ。」




ということで、2話、終わりです。前回よりも短く、ソラたちが関わるところも前回より少なかったのは申し訳ございません。そういえばパトカーや主人公たちについて載せておきます。

中島修(なかじまおさむ)

巡査部長で27歳。口が少し悪く、めんどくさがり屋に見えるが、真面目。ヒーローとなって戦うソラのことを心配している。プリキュアという名称は知らない。

川西空(かわにしそら)

中島の相棒の巡査長で25歳。中島とは対照的で、誰に対しても敬語で接する。怒らせたら何が起こるか分からない。

服装は現実の警察官と同様だが、防刃ベスト未着用。

甲府警察署3号車

甲府警察署所属のパトカー。車種はトヨタの210系クラウン。中島たちが使うパトカーで事故に遭ったことはない。普通のパトカー。特殊な機能がついてるわけでもない。

ではまた次回!
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