後、転スラのssは初めて書くので至らぬ点も出てくると思いますが…どうか宜しくお願いします。
ある時代に、怪獣と呼ばれるモンスターが出現した。人の何倍もあるその大きな体で破壊の限りを尽くした。
だが当時、人間達は戦争の真っ只中であり彼らは怪獣を利用しようとたくらんだ。しかし、怪獣とは人知を越えた存在であり人間と言う弱者はただ破壊され、蹂躙されるのみ。
そこに、光が舞い込んだ。それは巨人の姿を取り怪獣に立ち向かわんとしている。
あれは一体何だ?何処からやって来た?戦争を続けていた者達も次第に手を止めてその巨人を見ていた。
巨人は怪獣達に恐れる事なく立ち向かう。それはこの惑星に舞い降りたたった一つの希望として、人間を守るようにして戦っている。
そしてその巨人は己と共に怪獣達を封印した。人々はその巨人を、光の巨人と名付けた。
それから幾ら経ったか…怪獣の脅威が忘れ去られた時代に、一人の青年が転生した。
彼は人の姿を取り、とある洞窟で迷子になっていた。
「ここ何処だ…」
自分は確かに死んだ…確かにそう思っていた。正直、トラックとやらに引かれて死ななかったらそれはそれで化物なのだが。
しかしそんな事はどうでも良い。それよりも死ぬ前に聞こえたあの声…
《確認しました……ユニークスキル「超越者」獲得…成功しました。》
《確認しました……エクストラスキル「光人」を獲得…成功しました。
続けて、エクストラスキル「光人」をユニークスキル「光超人」に進化させます…成功しました。》
一体何だと言うのか…。死ぬときは別に何も感じはしなかった。だが、何故かあの声だけは頭に響くように、確かに伝わったのだ。
訳が分からない…。
「……いや、まずはここが何処なのか確認しなければならないな。」
そうして彼は歩き出す。しかし、歩き出してつかの間…蛇に襲われた。彼は蛇の攻撃を避けて…逃げ出す。
当然、蛇はそれを追い掛ける。
「(デカイ…!明らかにただの生き物ではない…!)」
彼は逃げる。蛇に食べられない為に…生き残るために必死に逃げる。その後も蜘蛛や蝙蝠などに見つかり攻撃されながらも何とか撒いたようだ。
「(ここは変だ…!何故あんなにも巨大生物が現れるんだ…!)」
《それはここが君の知る世界じゃないからだ。》
「…!誰だ!」
《わたしは決して怪しい者じゃない。今は姿を見せることが出来ないが…君に敵対する気はないとだけ言っておこう。》
死ぬ前に聞こえた声と全く同じだ…。しかし、ここが自分の知る世界ではないと言うことは…
「…ここはもしかして、異世界なのか…?」
《そうだ。そして、君をこの世界に呼んだのはわたしだ。今、この世界に危機が迫っている。
だがわたしは生憎、体がない。だからこうして君を呼んだのだ。》
「危機って何なんだよ!そもそもあんたは…!」
《すまない。しかし、必ず君の力になるとここに誓う。》
それだけ言ってその声の主は消えてしまった。危機とは…あの声の主は何者なのか…。
疑問の種は芽生えるばかりだ。
「ここに来てから可笑しいことばかりだ…。」
しかしここでゲンナリしていても意味がない。俺は、この洞窟の奥へと進むことにした。