真祖は気軽に接したい!!   作:ulo-uno

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“Y”demic~思惑を添えて~

人生において困難と言う壁はいつ訪れるか分からないものだ。

だからこそ人はそれにぶつかったとき大体二つに分かれるのだ。

一つは己の壁を壊し乗り越え新たな場所へと突き進む者。

もう一つは己の壁を知り目を逸らす者。

おっとすまない、何故私がこんなことを考えているかと言うと。

 

「Myダーリン♪」

 

私も目の前の現実と言う壁にぶち当たってしまっているからだ。

あ、因みに今の私がどっちかだって?

そりゃぁ勿論……。

 

「だっこぉ、だっこしてぇ!」

 

目の前の壁から180°目をそうとしている真っただ中だ。

何だったらもうそのまま走り去って見なかったことにしたい。

とても切実に。

 

だってそうだろう?

だってこんなのあんまりにも……。

 

「う~☆、たかぁい♪」

 

普段私の事いじってくる姫が精神的幼児退行してくるとかどういう状況なのか私に教えてほしい。

しかも、体がそのままな分直たちが悪い。

だってこんな絶世の美女がこんなバブリストみたいなこと言ってきたらきっと三回目の顔を迎えた仏様でさえ一瞬で普段の優しい顔に戻ってしまいかねない。

 

本当にどういう欲望だったんだこれ⁉

 

「あ~、見事にかかってますね催眠術」

 

「うわぁ、めっちゃあるじゃん」

 

ッチ……。

 

しかし、姫が此処まで催眠術にかかるとなるとよほどの連弩じゃないか?

下手すりゃ俺も危ないかもしれん。

これを人間だけでどうにか捕まえるのは骨が折れるだろう。

かと言ってなぁ。

この状況下で姫をこのままにしたくないし。

しかも姫、催眠術に対する相性が俺とじゃかなり悪いから姫に対する催眠術は早々掛けられないし……どうしたものかなこれは。

 

Dの孫、俺はどうするのが正解だと思う?

 

「いやぁ、如何するのが正しいのかと言われても……。取り敢えず絵面が面白いのでしばらくそのままロナルド君にキン肉バスターをかけといたらどうです?」

 

ああ、言われなくともこの事件の解決策が出るまではこうしておくつもりだ。

 

「ぐ……ドラ、公……後で覚えてろ……」

 

「いや、今のは君が悪いでしょロナルド君」

 

「ヌー」

 

「ジョ、ジョンまで……」

 

さて、本当にどうしたものか。

一応この騒ぎの現況をとっちめるにしても姫をこのままの状態にしておいてよいのやら。

しかし、此処に御遺徳にしてもこの状態だ幼児退行している分泣き出すかもしれない。

そうなると本当に私では手に負えなくなる。

 

「むぅ~、メッ!弱い者いじめはメッ!!」

 

い、いやしかしこいつは姫の事を。

 

「言い訳する人は嫌いですッ!!」

 

き、嫌い……きらい……あ、アハハ……。

 

「あー!!第一席が真っ白に!?」

 

「こりゃひでぇな。きれいに燃え尽きてやがる」

 

な、何と言う事だ。

姫に嫌われてしまった。

どうしようこのままおれは姫に嫌われ続けることになってしまうのか?

 

……いやでも普段から割と結構言われてる気がする。

でも喧嘩なんてしたこともないしなぁ。

なんやかんやで数百年の付き合いだ。

今更お互いの事がどうとか気にしない。

と言うよりも最初に手を出したのは姫の方だし。

あ、手を出したって言うのはあれだぞ?

暴力的な意味じゃなくて生物としての理の方だぞ?

 

「そろそろ現実逃避から戻ってきてくださいよ、第一席」

 

おっといかんいかん……そうだなこの際だ姫は俺が見ておく。Dの孫策は何かあるか?

 

「ええ、此処で私ですか?……あ、そうだいい考えがありますよ!!」

 

そう言ってDの孫は携帯を取り出す。

そう言えばあれが今の新型だったんだな。

ボタンがないのにどうやって使うんだか……。

いや、姫も持ってたなそういや。

そう思い姫の方に顔を向ける。

 

振り向いた先。

そこには妙な低級吸血鬼をしゃぶる姫の姿が

 

「あむあむあむ……」

 

って何加えてんの!?そんなものペッしなさいペッ!

 

「う~☆……?」

 

か、かわいい。

携帯を取り出し思わずパシャリ。

 

よし、待ち受けにしよう。

 

「あ、第一席。只今連絡がついたので後は待ち伏せするだけですよ」

 

ほぉ、手際が良いな。

 

「いえいえ、それ程でも」

 

よし、誰だか知らんがこの騒ぎを起こした犯人を懲らしめに行くとするか。

反撃開始だ。

 

あ、そっちじゃないよ姫。

こっちでお馬さんに乗ろうね。




姫の詳しい性癖の情報は次かな?
Y談おじさん一体どんな性癖をさらけ出させたのか(すっとぼけ)
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