「マスター!何故バーサーカーで呼んだァァァ!!!何これ?俺こんな宝具知らない?!」
「!アステリオス!!」
「走るな!小娘!!」
アステリオスいや、ミノタウロスだな。
それがボロボロに……あれ?すげぇ見覚えある3人いる。
「……取り敢えず、王の財宝」
「なっ…この宝具は!」
「………聞いて良い?俺は今凄い泣きたいんだわ。まじでここ何処、勝手にそこのエウリュアレに召喚されるし、マスターだし……」
「……ギル、どこにでも居るよね」
「何処にでも現れるのはギルガメッシュお兄ちゃんだからさ!」
「………」
「マスター!!英雄王が普段と大違いです!!!」
「何があったの!!ギル!!!」
その後カルデアと通信が繋がりましたとさ。
「やぁ!クー!!贋作者も元気そうだね!!」
僕はと言うと〔ばーさーかー〕と書かれたTシャツを着ています。
「……あの、英雄王。何が」
「うん、多分狂化EXだね。女神とか神に対する憎しみとか無いし、贋作者とも酒盛りできるよ!」
「……つまり?バーサーカーで召喚されたからここまでフレンドリーな英雄王が生まれたと」
「うんうん……良いよ!盾娘ちゃん!」
「盾娘?!」
「……このギルも面白くて私は好きかな」
「よし!じゃあ、君の仲間を連れてくるんだ!!一緒に宴会だ!!ウルクの品と僕の料理、見せてあげよう!」
僕は女海賊の一団と仲良くなった!
「ハッハッハッ!!僕のヴィマーナが一番だね!」
「ギルのヴィマーナは規格外だよ」
「くぅ……英雄王の船かい…見てみたいねぇ」
「オッケー!!ヴィマーナ!抜錨!!!」
海を割って黄金の船が空へと浮かび上がる。
ウルクの守護者にして、僕の玉座。
機動戦艦ヴィマーナだ。
「よし!主砲発射!!!!あれ?……駄目だ、ヴィマーナ宝具じゃないから焼き討ちできない」
「それは止めてね!」
――――
藤丸立香
「うーん……よし、立香!僕は決めたよ、英雄王じゃなくて行商王もやろう!」
バーサーカーのギルは呆れるほどテンションが高かった。清姫すら驚くほどに。
「ほら、君達ってQPっていうのあるでしょ?」
「うん……まぁ………」
「ってことで!この僕ギルガメッシュの蔵からQP次第で物資を出そうと思うんだ」
「……あの、英雄王?それは」
「アッハッハ!古代ウルクの品さ!」
「………マスター様、この英雄王、私と同じ確かなバーサーカーです」
「なんで……なんで……こんなテンション高いのよ」
気付けばギルの服装も変わってた。
巫山戯てる様に見えるけど、至って真面目なんだろう。
〘宅配サービスAUO〙
℡◇◇◇◇◇○○○○まで
何処の時代でも、何処の時間でも間違いなくお届けします。
いわゆる痛Tだけど楽しそうだし、本人は真面目だし。
「じゃあ……ギル、何があるの?」
「いらっしゃい、初回50%OFFキャンペーン開催中だぞ!」
野菜、果物、魚、肉、スーパーにあるような物から禁断の果実、黄金の果実、神話の怪物の肉やら何やらまで………それに宝具や礼装、服類もたくさんある。と自慢げに話してくれる。
「マスター!色々と買って送ってくれ!」
「エミヤ、うん……良いけど」
日用品から宝具まで揃えてる。
ギルいわく、日用品も僕にとっては宝だぞ?
とのこと、自然入荷するらしい。
宝具類は流石に一点物らしく、エミヤの投影する贋作ではないが本物に限りなく近い偽物とのこと。勿論、壊れない。
「おっ?良いね、オススメはこの槍だよ。ゲイボルクって言って因果逆転の魔槍」
「なんであんだよ!ギル!マスター!!!それ買ってくれぇぇぇ!!!!」
「クーかい、う~んと………買います?」
「待てマスター!食材や日用品だ!そちらを優先しろ!当たらない槍など買ったところで無意味だ!」
「んだと弓兵!」「当たらねぇ槍だと?!」
「ふっ……その槍で私の霊格すら穿けず」
エミヤとクー兄達が喧嘩を始めた。どうしよう
「あっ…先輩!此方の水着は!!」
「おっ!良いセンスだね、それは買ったらまず測定が入る。勿論、魔術による自動さ。どうだい?水中で無限に息ができる様になるよ」
「立香ちゃん!それ買ってくれぇぇぇ!!!」
「ダ・ヴィンチちゃん?!」
「どんな魔術なんだ!気になる!気になるじゃないか!!!」
「えと……コレは」
「それは知り合いの『宮廷魔術師』から仕入れた〘マギマリ〙の原本」
「立香ちゃん!!!!!」
「まず知り合いって誰!てか、なんで……マギマリの原本まであるの?!」
「気にしちゃいけないよ」
「あっ……はい、」
「お?なら、アタシらにもなんかくれよ」
「そうだね、行商代です。どうぞ」
そう言ってギルは小箱を渡した、それと同時に船長が飛び上がる。
「少ないかい?」
「いや…良い!!十分だ!!!」
「ねぇ、ギルは何渡したの?」
個人的に気になる、だって飛び上がる程驚いたんだよ。
「あれはね、胡椒だよ。昔と言っても僕の時代より後だけど、胡椒は金貨よりも高価だったんだ」
「聞いたことある」
「偉い偉い、勉強はしなくちゃ駄目だよ。実地研修はできるんだから、ソロも」
「わぁわぁわぁ!」
「ドクターうるさいよ!」
うん、あれだろうね。ギルはカルデアにいるドクターに簡単な届け物をした。
「これ、携帯かい?」
「プレゼント、後で使いな〜。ロマニ・アーキマンくん」
気になる会話だけど踏み込んじゃ駄目、それよりも私が欲しい物がある。
「……ギル、アナタの触媒を買いたい」
「非売品です、閉店しますよ?」
ギルの態度が変わる、そんなに嫌か、私のサーヴァントになるのが!
「ギル、嫌なの?私のサーヴァントになるのが」
「嫌じゃないさ、でも、カルデアには神が来るかもしれないでしょ?バーサーカーの僕じゃなくて、ライダーの僕が来てみなよ。まず、僕に令呪はそうそう効かないよ。そんなのが暴れて、大丈夫なの?」
「それなら、バーサーカーのギルが」
「うん、多分無理だよ。僕の予想だけどね、マスターであるエウリュアレは女神だ。つまり、ライダーである僕は女神に使役されるなんて屈辱を理解できないし、矜持しない。だから僕ができたんだと思うよ?記憶も全く同じ、一応僕が最大の力を出せるのはライダーだからライダーである僕に凶化EXを付与できれば良いのだけれど」
ギルは悩んでいるようだ、嬉しいのは私達の事を心配してくれていること。
きよひーも何も言わないからこれは真実だろうし
「よし」
「どうしたの、ギル」
「決めたよ、週4くらいでカルデアお邪魔するよ。そこで店開くから来ると良い。約束ね」
「まって場所わかるのかい!?」
「千里眼なめんな!英霊の座から関係なくお邪魔しよう!」
「なら召喚されてよ!」
「ヤダ!女神何かと仲良くしたら多分、それ俺じゃない」
「もう……それで、これからどうするの?」
「どうしようか、特に考えてないんだよね。だって俺、別に人間がどうなっても良いし」
「は?」
「だからぁ……別に君達が人理修復に失敗してもどうでも良いし。何で死んでる奴が生きてるやつの心配するわけ?俺はリッカが気に入ったから支援するだけで」
「そうなの?」
「うん、でもまぁ召喚は拒否するよ。ライダーの俺が来た瞬間、カルデアで神殺しが始まるんだ。そんなのは駄目だ、バーサーカーで宝具もマシなの無いし、ろくにやりあえないけどこうならなきゃ俺は駄目なんだよはリッカ、ごめんね」
「絶対呼ぶ!」
「……知らない、召喚拒否してやる」
何て、馬鹿な話が私とギルでなされる。
「ねぇ、ギルガメッシュ。アステリオスの為の」
「そうだね……せっかくだし、禁断の果実でも食べる?」
「何与えてるのよ!」
「いや、多分知能上がるしもっと喋れる様になるぞ?」
「他にないの?」
「あ……目録作んねぇと。よし…惑星破壊爆だ」
「しまえ!何処から取り出した!お前は青い狸か!」
「酷いなぁ……シャレのつもりじゃないか、んじゃあ………こんなのは。マスター様のアイテム。竜の血、これを一滴でも飲めばサーヴァントは強化されるし、自分も強くなれる。副作用は消してあるよ」
「……」
何故か胡散臭い目を向けられる、腹立たしいね。
こちたら、善意で出してあげてるのに。
「ほらほら……今だけ無料だよ?」
「……買ったぁ!」
「良い買い物だよ、リッカ」
立香は眼の前で瓶の中身を飲み干した。