ツインターボに脳を焼かれたウマ娘は、大逃げで世界一を目指す   作:223系新快速

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第23話 中山記念

次走の中山記念に向けて準備が進む。

 

パン「今回気を付けるべき相手はいるッサ?」

南坂「そうですね、パン君の鮮やかな逃げ、そしてターボさんを尊敬していることから、また大逃げを打ってくると考える陣営が多いでしょう。となれば、競りかけるウマ娘が多く出てくるはずです。」

イクノ「ですが、これだけ競り合いを鍛えたのであれば、そう簡単には競り負けません。むしろ、後続全員を磨り潰すくらいの気概でいきましょう。」

 

 

~中山記念当日~

 

控室では、チームの先輩達が集まっている。

 

ターボ「パン、今日も飛ばしていけー!」

パン「勿論ッサ!」

 

『パンサラッサ、9番人気です。』

 

人気の上では9番でも、実力では1番。それを証明する。

 

パドックでの紹介も終わり、ゲートインが始まる。さあレースだ。ゲートが開くのを待つ。

 

ガコン

 

ダッ

 

『スタートしました!』

 

福島記念の時のように、全力で走る。あの時より200m距離が短いから、同じペースで走り切れば勝てる!

 

『おおっと、パンサラッサ、福島、有馬に続いてこの中山でも大逃げだ!』

『そのパンサラッサを追走するウマ娘が5人いるぞ。かなりのハイペースだが大丈夫なのか!?』

 

パンに追走しているウマ娘は5人ほどいるけど、1000m57秒台で走れば、先行勢は足を使ってしまい、残らないはず。

 

ネイチャ「展開が早いね。」

イクノ「ええ、ですが、パンサラッサさんなら逃げ切れます。」

 

「は、速すぎる!」

「む、む~りぃ~!」

 

その読み通りに、後半に入った辺りで先行勢は次々に後退。最終直線手前で後方集団は慌てて加速したが、もう遅い。

 

『パンサラッサ、逃げ切りました!福島に続いて、中山でもこの逃げ!中山記念での逃げ切り勝ちは、15年振りです!』

 

 

パン「やったー、勝てたッサ!」

タンホイザ「いやー、めでたいですなー!」

ネイチャ「大逃げという特殊な戦術で普通に勝つって、どれだけ~ですな。」

南坂「それだけパン君の実力が抜きんでているってことですね。」

ターボ「いいぞパン、その調子で次も大逃げで逃げ切りがちだ!」

パン「はい、師匠!」

 

先輩達が祝福してくれる。

 

~レース後インタビュー~

 

「昨年の福島記念に続いて、素晴らしい逃げでしたね。」

パン「ありがとうッサ!パンはこれからもこのスタイルで行くッサ!」

「次走の予定は?」

南坂「現在のところ、大阪杯を予定していますが、ドバイターフに予備登録をしていて、招待されればそちらで走る予定です。」

「中山記念からドバイターフは、ドバイ巧者のヴィブロスさんのレース選択ですね。参考にされましたか?」

南坂「勿論です。」

「チームカノープスにとって、初めての海外遠征ですが、勝算はありますか?」

南坂「それはパンサラッサさん次第ですね。ですが、この調子を発揮してくれるのであれば、勝算はありますよ。」

 

その後二三個の質問を受け、インタビューは終わった。

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