異世界少年~ロリエルフにTS♀して日本に転生! 言葉は分からないけど、過保護で美人なお姉さんに拾われて何とか生きています!   作:二宮まーや

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123話 VTuber 宇佐美めぐる。[完]

 

 

 

 

 ◆明日奈視点

 

 

 

 

 

 ―――数日後―――

 

 

 

 

「明日奈! 一緒に帰ろうぜ!」

「え、ちょっと桜井!?」

「むぅ……美波と呼んで」

「あ、美波」

 

 てか、周りに見られてるから! 美波と色々あったあの日から、180度ガラッと学校の日常生活が変わった。美波も周りの目を気にする事をやめたのか、あたしに積極的に絡んで来てはボディタッチやスキンシップが激しくなったのだ。更には手作りのお弁当を作って来てくれたりするのです!

 

「桜井さん……」

「おう、お前ら本庄明日奈はあたいの女だ。明日奈に手を出すやつは、唯じゃ済まないと他の者にも伝えとけ!」

「は、はい!」

 

 後から知ったんだけど、桜井美波はうちの高校の裏番長とも呼ばれてる有名な不良らしいのだ。更にはレディースの副総長も務めてるだとか……取り巻きの人達もあたしに会う度頭を下げるもんだから正直困惑しているわ。

 

「明日奈〜行こ♪」

「はいはい」

「ん! 腕組んで」

「えっ……」

「じゃ、じゃあさ! 手を繋ご!」

 

 本当に美波は強引何だから……人ってこんなにも変わるものなの? てか、こっちが美波の本当の姿なのか。それとあの一件以来、美波は楓お姉様の事を姉御と呼ぶようになったのよね。

 

「あ、そうだ! 駅前の近くに新しく出来たクレープ屋に行かないか? 勿論、あたいの奢りだぜ♪」

「え、それは流石に悪いよ……ちょっと美波!?」

「良し、そうと決まれば早く行こうぜ!」

「あたしまだ何も言ってないよ!?」

 

 少し強引な所はあるけど、美波は根は意外と素直で案外ウブな所がある。少し学校生活が楽しいと感じる様になりました。これも全て楓先輩のお陰ですね♪

 

「美波、手を繋ぐのはちょっと……ほら、恥ずかしい」

「ん? 大丈夫! むしろ周りに見せ付けてやれば良いんや! あたいは楓の姉御から大切な事を色々と学んだのだ。だから、あたいは自分の気持ちに素直になる! だから周りの目なんて気にするな♪」

「あたしが気にするの! それに美波の女になったつもり無いし!」

「えっ……あ、あたいの事が嫌いなのか……!?」

 

 ちょっと何よ!? そんな上目遣いで泣きそうな顔をしてもあたしには通じないわよ!

 

「あらあら、2人とも仲良しさんだね♪」

「ほほ〜明日奈にもついにお友達が……良かったね」

「あ! 楓先輩! 葵!」

「楓の姉御!とそちらは妹さん?」

 

 美波と茶番劇を繰り返してると何と楓先輩と葵が来てくれたのだ!

 

「初めまして美波さん♪ 私は楓お姉ちゃんの()、葵です♪」

「私達もご一緒しても良いかしら?」

「はい! 是非♡」

「葵さん宜しくな! あたいの事は美波と呼んでくれ!」

 

 あれ? 何か葵がジト目であたしを見ているわね。

 

「明日奈ったら、いつの間にそんなお姉ちゃんと仲良くなったの?」

「ふふ〜ん♪ 色々ね♪」

「ふ〜ん……まあいいや」

 

 葵にはこないだ起きた一件は全て内緒にしてるのだ。それにイジメられたと言う話しをすれば、正義感の強い葵が美波を絶対に許す訳が無い。それに今の美波なら、多少なりとも信用出来ると思う。

 

「楓の姉御!」

「あらあら、美波ちゃん。楓で良いよ♪」

「いえ! あたいは楓の姉御の舎弟になると決めたのです! だから、姉御と呼ばせて下さい!」

「あははは……」

 

 皆んなで少し雑談をしたのち、それから皆で駅前近くのクレープ屋に行く事になったのである。

 

 

 

 

 

 ◆クレープ屋【スイーツ♡キララの花園♂】にて

 

 

 

 

「楓先輩♡」

「あ! 明日奈、お姉ちゃんに引っ付き過ぎ! こらそこ! お姉ちゃんもニヤニヤしないの!」

「あれれ〜葵もしかして嫉妬してるの?」

「嫉妬何てしてないもん! 女の子同士でイチャつくのは……ほら、良くないでしょ!」

 

 何だか嫉妬している葵が面白くて可愛くて……新鮮だな♪ 本当に楓先輩もそうだけど、一ノ瀬姉妹は超が付くほどの美少女でスタイルも抜群だ。正直羨ましい……

 

「美波さんどう思う!? 女の子同士でイチャイチャするのはおかしいよね!?」

「え、葵さん……すまん。あたい、男よりも女の方が好きやで」

「なっ……!?」

 

 さて、うるさい葵はそのままにしておいてクレープを頼もう♪ 今思えば、あたしクレープを食べた事無いかもしれない。

 

「色々な種類があるな、あたいはこの宇治抹茶生チョコレートブラウニーにしようかな」

「おお! それも美味しそうだね♪ じゃあ、私はいちご生クリームにしよう♪ 明日奈ちゃんや葵ちゃんはどうする?」

 

 ふわぁ……どれも美味しそう! てか、今私リア充みたいな事してるわ!? 学校帰りに友達とクレープ屋に行くって……うふふ♡

 

「じゃあ、ショコラオレンジにしようかなぁ〜明日奈は?」

「じゃあ、あたしはこのティラミスにしようかな」

 

 みんな注文が決まったので店員に早速声を掛けたのですが、ここのクレープ屋さんの店員がインパクトが凄まじかったのです!

 

「あんらぁ♡ 可愛いキャンディーちゃん達ねぇ……って! 楓ちゃんと葵ちゃんじゃないの♡」

「え、キララさん!? 何でこんな所に……」

「葵ちゃんは相変わらず元気そうね♡ ここのクレープ屋さんは、あたしのキャンディーちゃんがやってるお店なのよぉ♡ 今日はお手伝いとして、あたしが臨時の店長よぉん♡ ンフ〜♡(マジキチSMILE)」

 

 どうやら店員さんは、楓先輩と葵のお知り合いみたいですね。余りにもインパクトがありすぎて、美波とあたしは思わず唖然としてしまいました。

 

「あらやだぁ♡ そちらのお二人もベリベリぃ〜キュートねぇ♡ あたしは早乙女キララと言うの♡ 気軽にキララお姉ちゃんと呼んでね♡ んふ♡(魔王殺しの悩殺ポーズ)」

「は、はひ……明日奈です。宜しくお願いします」

「面白いお人だな。あたしは美波、宜しくなキララの姉御!」

 

 えと、キララさんはオネエの御方だよね? ボディービルダーに匹敵する様なマッスルボディーにはち切れんばかりの青色の艶やかな柄の入ったチャイナドレスを身にまとっています。

 

「今日はあちしの奢りよぉん♡ 好きなの選んでちょーだい♡」

「え、良いのですか? キララさんありがとう!」

「「「ありがとうございます!」」」

 

 凄い気前の良いかたですね。見た目はあれでもどうやらユニークで良い人そうです。

 

 

 

 

 ――――――クレープを待つこと5分――――――

 

 

 

 

「おまたせぇ〜♡ 今日の生地の出来は最高かもしれないわ♪ クレープが美味しくなる様におまじないを掛けてあげるわねぇ♡ 萌え萌え〜バキュン! あらやだ! 勢い余ってお尻からプーさんが出ちゃったわん♡ ごめんあそばせ♪」

「ぷっ……キララさんありがとうございます〜美味しそう!」

「キララさんったら〜もう」

「とてもユニークな方ですね♪ 頂きます!」

「ごちになるぜ! キララの姉御!」

 

 他の味も気になるわね。ごくりっ……あの伝説の食べさせ合いっこと言うリア充に許されたあれをしてみたい。

 

「あらやだぁ、彼ピッピから電話だわぁん♡ お尻洗って支度して置かなくちゃねぇ♡ みんなゆっくりしてって頂戴ね♡」

 

 そう言うとキララさんは幸せオーラ全開で店の奥へと消えて行ってしまいました。

 

「あら、ここの席が3つしか無いわね」

「お、仕方ねぇ〜な。明日奈、あたいの膝の上に座りな。食べさせてやんよ」

「あらあら? 美波ちゃん抜け駆けはダメよ? 明日奈ちゃんを抱くのはこの私♪」

「お姉ちゃん、下心丸見え何だけど……」

 

 え、私が膝の上? 抱かれる? 確かにあたしはチビで小柄な体型だけど、もう高校1年生だよ?

 

「仕方無い、今日は楓の姉御に譲るぜ」

「うふふ♡ 何なら美波ちゃんも後で……痛てっ!? ちょっと葵ちゃん!?」

「楓お姉ちゃんは本当に見境無いんだから……楓お姉ちゃんが直ぐ女の子に手を出すせいで、私までもが葵は百合が好きって言う風評被害にあってるんだから!」

「あらあら♡」

「あらあら……じゃないよ!」

 

 何だか微笑ましいわね♪ あの葵がプリプリしてる姿は滅多に拝める物じゃないわ。家での葵って、普段どんな感じなのかな?

 

「楓先輩、家でも葵とはこう言う感じなのですか?」

「ん? 葵ちゃん、家ではかなりの甘えん坊さんだよ♪ 夜はママと一緒に寝てるし、私とも良く一緒にお風呂にも入ったり、雷がなった日になんて私の部屋にこっそりと枕持って来てベッドに入って来るし♪」

「あ!? ちょっとお姉ちゃん!? ほら、クレープあげるから少し黙って!」

「はふっ……!?」

 

 これは良い情報が聞けたわね。楓先輩の口にクレープ突っ込んで慌ててる葵が可愛いわ♡ 美波に至っては、微笑ましそうな表情で葵と楓先輩のやりとりを黙って見ているわね。

 

 

 こうして皆でクレープを楽しみながら、女子高生のプチ女子会は盛り上がりました♪ 美波、葵、楓先輩とは良く遊ぶ様になり、学校生活が毎日楽しい物へと変わりました。私が楓先輩に惚れて完全に堕ちるのも最早時間の問題だった。

 

 

 

 

 

 

 ―――現在に戻る―――

 

 

 

 

 

 まあ、当時は色々あったけど今の私があるのも様々な経験があるお陰。葵からVTuberのいろはを色々と学び、こうしてVTuberとして多少なりとも成功出来たお陰で、大好きなママに色々と恩返しが出来てるんだから♪ 

 

「お〜い、明日奈」

「ちょっと美波! 部屋に入る時くらいノックしなさいよ!」

「あ、わりぃ。もしかしてオナってたか?」

「はぁ!? な訳あるかい! 美波じゃあるまいし! この変態め……」

「ふふ〜ん。あたいは毎日3回は最低オナってるぞ♪ 最近は目隠しをしながら、自分が犯されてるのを想像しながら固くて太い物を挿れてイッてるぜ♪」

「そんな事いちいち言わなくても良いわよ!」

 

 全く……美波も女性としての恥じらいをもう少し持って欲しいものだよ。まあ、それにしても本当に不思議なものよね。当時あたしを虐めてた高校の同級生の金髪美人ヤンキー……しかも、裏番長の桜井美波が今ではあたしのマネージャー何だから。

 

 美波は今、金髪をやめて長い黒髪に眼鏡を掛けている。美波が真面目になってからは、スケジュール管理や仕事の調整からあたしのサポート等を色々とやってもらっているのだ。そして、美波はあたしにとって、家族同然で最高のパートナーよ!

 

「あ、せや。明日奈ママが晩御飯出来たから、3人で食べるよ〜だって」

「了解〜ママのご飯だ♪」

 

 今では新築の一軒家を建てて、ママと美波とあたしの3人で穏やかに暮らしているわ。ママの為に新築の一軒家を建てた時は、ママが号泣して本当に凄かったんだから。美波はあたしのママに料理を教わりながら、現在花嫁修業中でもあります。

 

「美波〜VTuberの西園寺エリカって知ってる?」

「ん? 西園寺エリカ? 西園寺モモネなら知ってるぞ」

「でしょうね。西園寺エリカは、何と楓お姉様なの!」

「何んだと……!? 楓の姉御VTuberやってたのかよ!? それは知らなかった。あたいとした事が……完全にリサーチ不足やったか。やっぱり葵さんの影響で始めたのか?」

「かもしれないわね。とんでもない大物新人さんが現れたわ」

「ほほう〜姉御なら間違い無く人気でるやろなぁ。久しぶりに楓の姉御や葵さんにも会いたいぜ」

「近々会いに行こうか」

「せやな。またみんなで昔話しでもしようぜ!」

 

 逆に今の美波の事を知ったら2人とも驚くだろうね。あの不良だった美波が、今はあたしのマネージャーになって真面目に働いてるのだから。しかも、同居よ!

 

「あ、またこんな所に脱いだパンツ落ちてるし。脱いだ靴下もちゃんと洗濯カゴに入れてよな」

「うぐっ……後で入れとくわよ」

「またカップ麺のゴミもそのままにして……明日奈は本当にしょうがない奴だな」

「はいはい、もう分かったから!」

 

 最近美波が口煩くなって来たのよね。美波は見かけによらず、高校時代の頃から綺麗好きで家事もしっかりとこなすタイプの女だ。美波はあたしのお世話を何かと直ぐにしたがるのよ。

 

「お? こんな所に……これは胸パッドか?」

「ぎゃああああああああああっ!? それは触らないで!」

「ぷぷっ……明日奈、大丈夫やで。女は胸が全てじゃない! あたいはどちらかと言うと巨乳より貧乳派やな。胸が小さい女の子が、涙目になりながら小さな胸を隠す仕草が堪らなく興奮するぞ!」

「うるさい! この変態! 早く捕まってしまえ!」

 

 美波の奴め……自分の胸があたしの何倍もデカイからって調子に乗っちゃって! あたしはまだまだ成長期何ですぅ〜これからボンッキュッボンになる予定なんだから! 見てなさいよ!

 

「そんなに気になるなら、あたいが揉んでやろうかぁ? お?」

「ちょっ……何よそのいやらしい手付きは……!?」

「しゃーねーな。後で一緒に風呂に入る時に揉んでやんよ。あ、すまん。揉める胸も無かったな♪」

「はぁああ? キレそ」

「よしよし♪ ほら、明日奈ママのご飯食べに行くぞ♪」

 

 美波と明日奈は、お互い社会人になってからも唯一無二の親友兼家族として、プライベートも仕事も上手くやっている。

 

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