異世界少年~ロリエルフにTS♀して日本に転生! 言葉は分からないけど、過保護で美人なお姉さんに拾われて何とか生きています!   作:二宮まーや

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17話 愛情

 

 

 

 ◆(かえで)視点

 

 

 

「よし! 取りあえずベビーカーは使えそうだね♪」

「――――――♪ ―――♪」

「うふふ……エルちゃん~そろそろ降りよっか」

 

 私はベルトを外して、エルちゃんを抱っこして床に降ろしました。エルちゃんはお口に指を咥えて、名残惜しそうにベビーカーを見つめていました。

 

「エルちゃん、お出掛けする時にまた乗ろうね~♪」

「――――――!!」

 

 さてと、他の物を出す前にお皿洗いがまだ途中です。私は台所へ向かおうと歩き始めましたが、何とエルちゃんが私の後ろをトコトコと付いて来ております。

 

「羨ましい……楓に懐いてるじゃん」

「ぐへへっ……もう♡ しょうがない子でちゅね~エルちゃん、一緒にお皿洗いましょうね~お姉ちゃんが教えてあげる!」

「――――――♪」

 

 手取り足取り、エルちゃんに丁寧にお皿の洗い方を教えてあげるのです♪ エルちゃんにはこれからまだまだ教える事が沢山あるけど、まずは少しずつ慣らしていきましょう。そのうち言葉も何とかなると思います♪

 

「楓、私はこのダンボール片付けて置くね」

「明美ありがとう! ごめんね~」

 

 荷物の方は明美に任せて置きましょう。そして私とエルちゃんは手を繋ぎながら、台所へと向かいました。

 

「エルちゃん、まずこれが洗剤だよ。エルちゃんがさっきピュッピュッして遊んでた物ね。そしてこのふわふわの物がスポンジって言うの。スポンジに洗剤を掛けて泡立てるんだよ~」

「――――――!!」

「おおっ! そうそう! エルちゃんえらいえらい♪」

「えへへ……」

 

 エルちゃんがドヤ顔で胸を張っております。この姿を待ち受けにしたいくらいです! エルちゃんはやっぱり賢い子かもしれませんね。言葉は分かりませんけど、私の言いたい事を何となく理解してるのですから♪

 

「――――――??」

「じゃあまずこのお皿からね~お姉ちゃんの真似して見てね。はい、ごしごし~♪」

「――――――♪」

「あらま、エルちゃん~汚れここに付いてるよ♪」

「――――――!!」

「そうそう♪ ほら綺麗になりましたよ~♪」

 

 私とエルちゃんはこの調子で、お茶碗やお皿を順調に洗って行きます。エルちゃんは小さなおててでお皿を落とさないように一生懸命洗っていました。

 

「そしてこれはお箸で、こっちはコップだよ~」

「お……はち?」

「おおっ!? そう、そうだよ! エルちゃん! これはお箸だよ!」

「んぅ? お……はち……おはち! おはち!」

 

 エルちゃんが初めて日本語を話しました……噛んでしまったのは、舌っ足らずの幼い子に良くあるあるです。この調子で少しずつ言葉を覚えさせて行き、いつか楓お姉ちゃんと呼んでもらうのです!

 

「エルちゃん!? お箸振り回すのは危ないから、めっ! だよ」

「――――――。」

「うん♪ よしよし~良い子でちゅね~♪ じゃあ最後にこの綺麗な布で拭いてお終いだよ~」

「――――――!!」

 

 エルちゃんはお箸を拭いて、笑顔でぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んでおります。助けてください……もう私の理性及びHPは残り1です……

 

「駄目よ……落ち着くのよ私……よし、一旦深呼吸しよう。ヒーヒーフー」

「――――――??」

 

 エルちゃんが私の事を不思議そうな表情をして、上目遣いで見つめております。私の心臓が音を立てて早くなるのを感じます。可愛いを通り越していっそエルちゃんを襲いたいと言う欲望に駆られそうになっております。胸が苦しいです……

 

「はぁ……はぁ……やばい、今すぐベッドに連れ込んで部屋の鍵をして、イチャイチャしたい」

「――――――?」

 

 エルちゃんを沢山愛でてあげたいです!

 

「楓! 片付け終わったよ! じゃあ早速DVD見ましょ……どうしたの? 何か顔が危ない人になってるわよ? ははん……さては」

「いや、大丈夫よ! 私はいつも通り……っ!?」

 

 何といきなり明美が私のスカートを捲ってきたのです! いくら女性同士だからって、いきなりは酷いです!

 

「楓……またあれ?」

「だって! エルちゃんが可愛いんだもん! もうイチャイチャしないと私の不治の病【ロリコン】は治らないわ」

「自分で言うな……やれやれ」

 

 明美は口元をニヤリとしています。何か意味深と言った感じです。明美も私と同じでこちら側の人間です。同じ百合が大好きな同志なのでした。

 

 

 

 ◆一ノ瀬家 寝室 エルちゃん視点

 

 

 

「お姉さん!? 落ち着いて下さい! ぼ、僕はこう見えても男なんです! こういうのは行けないと思います!」

「――――――♪」

「っ!?」

 

 僕の唇がお姉さんに無理やり奪われてしまいます。もう一人のお姉さんの知り合いの女性もベッドに乱入して来ました。僕はベッドの真ん中へと寝かされた後、左はお姉さんで右はお姉さんの知り合いの女性と挟まれた状態となりました。

 

「お姉しゃん……ひゃっ!?」

「――――――♪」

 

 僕の身体は痙攣を起こしたかのように、激しくピクピクと動いています。何と左右からお姉さんに耳を口でパクッと咥えられてむにゃむにゃとして来たのです!

 

「あ、あぁ……」

 

 

 

 ◆(かえで)視点

 

 

 

「エルちゃん♡ 女の子同士だから問題無し! これはスキンシップなのよ~♪」

 

 現在私と明美はエルちゃんの身体に抱きついて、欲望のままに頬っぺたをスリスリしたり抱き枕のように抱いています。

 

「エルちゃんの身体ぷにぷにしてて柔らかい♡ 私も小さい頃はエルちゃんみたいにぷにぷにしてたのかな?」

「楓、エルちゃん顔が真っ赤だよ? 恥ずかしがってるのかしら?」

 

 あらあら、エルちゃんの顔がトマトのように真っ赤です。恥ずかしがり屋さん何だから♪ 遠慮せずもっとお姉ちゃんに甘えて欲しいものです♪

 

「エルちゃん~お姉ちゃんとぴったんこしましょうね〜エルちゃんが甘えん坊さんなのは、お姉ちゃん知ってるんだからね♪」

「――――――!?」

「可愛いっ! もう! 何でこんなにエルちゃんは可愛いの!?」

 

 エルちゃんの反応が可愛いくて、つい意地悪してしまいたくなりますね。頬っぺたにキスするだけで、あわあわと慌てるエルちゃん可愛い♡

 

「エルちゃん♡」

「あ! ちょっと明美! エルちゃん独り占めにするのは駄目だよ!」

「楓はこれから毎日エルちゃんとイチャイチャ出来るから良いじゃん! 私もエルちゃん成分補給させて!」

 

 エルちゃんを真ん中に挟んで、私と明美で沢山エルちゃんの事を愛でてあげました♡

 

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