異世界少年~ロリエルフにTS♀して日本に転生! 言葉は分からないけど、過保護で美人なお姉さんに拾われて何とか生きています!   作:二宮まーや

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37話 止まらぬ奏の妄想

 

 

 

 ◆エルちゃん視点

 

 

 

「――――――♪」

「僕もうすぐ大人なのに……ぐすんっ。一人でパンツくらい履けるもん……」

 

 僕は今何とか生きています。ですが、男としてのプライドは既にボロボロです。お姫様にパンツを替えてもらったのですよ! これではまるで赤ちゃんみたいで恥ずかしいです。

 

「……」

 

 王族のお姫様に処刑されると最初は思ってたのですが、どうやら違うみたいです。お姫様は僕の頭を撫で撫でしてくれたり、笑顔で僕に何か話し掛けて来ました。うぅ……穴があったら入りたい気分です。女の子になってから感情が上手く制御出来ないのです。

 

「――――――♪」

「お、お姫様これは……何でしょうか?」

 

 突如王族のお姫様から白い棒の先に付いたまん丸とした紫色の食べ物? みたいな物を貰いました。これは僕に食べろと言ってる感じの雰囲気です。でも明らかに色がやばい……この丸い紫色の食べ物は何だろう……はっ! まさか毒なのか!?

 

「くんくん……ん? 何だか甘い匂いがしゅる」

「――――――?」

「あっ! 食べます! 食べますのでそんな悲しそうな顔しないで下さい!」

 

 僕はお姫様から謎の食べ物を手で受け取ろうとしたら、お姫様が何と自分の口元に持って行ってペロリと謎の食べ物を舐めたのです! もしかしたら警戒してる僕にこれは大丈夫な食べ物だと教えてくれたのかもしれません。ですが……

 

「綺麗な女性……お姫様が舐めた食べ物を僕が食べて良いのだろうか……間接キス……お姫様は高貴な御方。僕みたいなスラムの貧民では普通相手にはされないよね? あ、でもさっきチュッチュされたから良いのかな? いやいや! 良くない! 僕は紳士なのだ。うにゅ? でも紳士ってどんな感じ何だろ」

「――――――。」

「うぐっ……」

 

 お姫様が悲しそうな顔をしています。今にも泣いてしまいそうです。しょうがないので、1回だけぺろっと舐めてみましょう。女性を泣かすのは最低な男の人がする事です!

 

「お姫様……分かりました。1回だけペロリと舐めるだけですからね?」 

 

 ごくり……またしても未知の食べ物だ。しかも王族のお姫様の舐めた食べ物……これはこれで価値があるのかもしれないな。そして僕は意を決して謎の食べ物をペロリと舐めました。

 

「はわっ!? な、何だこりわ! 甘いっ!」

 

 舐めたら口の中に甘味が広がります。材料は分かりませんけどめちゃくちゃ美味しいです! これなら無限にぺろぺろ出来ちゃいます! こんな物があるとは……恐ろしい食べ物だ。これは人をダメにする中毒性の高い食べ物です。何度でも舐めたくなる程に……これは責任を持って僕が食べましょう。

 

「――――――♪」

「お姫様ありがとうございます!」

「――――――!」

「ぐぬぬ……そんなに見つめられたら僕恥ずかしいでしゅよ」

 

 お姫様やお姉さん達にもじっーと見られてます。これは罠なのでしょうか……でもお姫様も舐めてたので毒は無い筈。それとも僕の顔に何か付いてるのかな?

 

「んぅ? 何も付いて無さそうだけど」

「――――――♪」

 

 お姫様やお姉さん達の顔が少し怖いです。笑顔を浮かべているのですが、何故か少し息が荒いです。何となくですが嫌な予感がしますね

 

 

 

 

 ◆(かなで)視点

 

 

 

 

「エルちゃん♡ これはぺろぺろキャンディーのグレープ味だよ♪」

「――――――んぅ?」

「はぅっ……何て可愛いのかしら♡ そんな警戒しなくても大丈夫だからね〜ほーら、ぺろぺろ」

 

 私はエルちゃんにぺろぺろキャンディーのグレープ味を1つ渡したのですが、エルちゃんは警戒している様子です。

 私はエルちゃんに大丈夫だよと伝える為にキャンディをぺろぺろしました。

 

「――――――。――――――?」

「奏お姉さんのぺろぺろキャンディーどうぞ♡」

 

 エルちゃんは恐る恐るキャンディーを受け取ってくれました。エルちゃんの長いお耳がピクピクと動いています。身体は正直なのかな? それにしてもきゃわいい……

 

「――――――っ!?」

「ん? 美味しい?」

「――――――!!」

 

 エルちゃんがおめめを大きく開けて驚いています。この様子だとお気に召した様ですね♪ では他のお菓子もあげてみましょうか。

 

「ディフフ……エルちゃん〜こちらのきなこ棒はどうかな? 食べた後に爪楊枝の先が赤かったらもう1つ食べれるよ♡」

「ヒィッ……!?」

 

 あれ? エルちゃんが楓さんの後ろに隠れてしまいました。葵さんや楓さんはクスクスと笑いながらエルちゃんの頭をよしよしと撫でていました。

 

「奏さん、大丈夫ですよ〜エルちゃん恥ずかしがり屋さんなだけだから。慣れたら子犬みたいにスリスリと甘えて来ますよ♪ 家では私や楓お姉ちゃんにスリスリと甘えて来るので♪」

「ファッ!? ……ご、ごほん。それは可愛いですね♪」

 

 思わず声を出してしまいました。え、何それ。エルちゃんがそんな積極的に甘えて来るのですか!? しかも葵さんや楓さんにスリスリと甘えるって……

 

 

 

 ★奏フィルター発動(奏の妄想)★

 

 

 

 時刻は既に夜の21時。私はモフモフとした高級感溢れるベッドに入りながら、一人で優雅に読書をしております。私のお気に入りの小説……【女性の堕とし方〜真夜中の12時に2人は魔法に包まれる♡】を読みながら夜の静かな部屋で寛いでおりました。そして、しばらく本を読んでいるとドアがギィギィと音を立ててゆっくりと開きました。そこに立っていたのは、可愛らしい茶色の熊さんのパジャマを着た天使ちゃん……エルちゃんが静かに佇んでおりました。

 

「……」

「あらあら? エルちゃんどうしたんでちゅか?」

「うぅ……かなでおねーたんが寂しいと思ったの。だから今日はしょうがないから、エルが一緒に寝てあげりゅの……」

 

 私がベッドに横になっていると幼いエルちゃんが枕を持って、トコトコと私のベッドの横にやって来ました。顔の半分を枕に埋めて、もじもじとしながら少し恥ずかしそうに顔を赤くして、私を上目遣いで見つめてきます。可愛い過ぎて気が狂いそうです! でも、ここは冷静に……そして私は少しいじわるなので、エルちゃんにわざとこう言いました。

 

「あれれ? さっき今日は1人で寝るって言って無かったけ? もう奏お姉ちゃんとは寝ないって」

「うぅ………」

「別にお姉ちゃんは一人でも全然大丈夫だよ? 寂しくないもん」

「奏おねーたんのいじわるぅっ! もういいもん! 一人で寝りゅもん! 後から寂しくて泣いても知らないんだからねっ!」

 

 そう言うとエルちゃんは目に涙を浮かべながら、走って私の部屋を後にしました。少しいじわるし過ぎてしまいましたね。可愛い子を見るといじわるしたくなるのは、人間の生理現象と同じなのかもしれません。

 

 

 

 ―――数分後―――

 

 

 

 再び部屋の扉がこっそりと開きます。

 

「…………」

 

 私は横になりながら寝たフリ作戦を実行しました。すると、背後から小さな足音が私に向かって近寄って来ます。

 エルちゃんがこっそりと私の布団に潜ろうとしているのです。

 

「奏ねーたん……一人で寝るの寂しいのぉ……一緒にぴったんこして寝りゅの」

「うふふ……さっきはいじわる言ってごめんね。エルちゃん、お姉ちゃんの横においで♡」

「うみゅ! 奏ねーたんだいしゅき!」

 

 エルちゃんが私のベッドに潜り込んで来て、勢い良く私の身体に抱きついて来ます♪ 余程寂しかったのか私をもう二度と離すまいと力強く抱きしめて来ております。

 

「あらあら♡ 甘えん坊さんですね♪ エルちゃん、怖い夢を見ない方法教えてあげようか?」

「ふぇ?」

「それはね……こうするの♪」

「っ……!?」

 

 私はエルちゃんの小さな唇に自分の唇を重ねました。エルちゃんの小さな身体を優しく抱きしめます。

 

「どーして……女の子同士なのにチューすりゅの?」

「女の子同士でキスするのはね。おはようと朝に挨拶するのと同じ普通の事何だよ♪ 人間がご飯食べるのと同じ」

「ふぇ? しょうなんだ……じゃあ、エルもチューする!」

 

 するとエルちゃんは私の頬っぺたに恥ずかしそうにキスをして来ました♪

 

「エルちゃん? チューのやり方はこうですよ?」

「はぅっ!?」

 

 私は再びエルちゃんのぷるんとした幼女特有の唇に自分の唇を重ねました。そして……自分の舌をエルちゃんの小さな舌に絡めます。

 

「ん〜♡」

「はわっ……わぷっ!?」

 

 そのままエルちゃんとDEEPなキスをしながら、パジャマに手を掛けて服を優しく脱がして行きます。すると部屋の外から2つの足音がこちらに向かって来るのが分かります。

 

「あ! 奏お姉ちゃんずるい! 私も!」

「エルちゃんはみんなの共有財産だよ! 独り占めは駄目ですから!」

 

 私の部屋に葵ちゃんと楓ちゃんが顔を赤くしながら入って来ました。私はニコニコと笑みを浮かべながらベッドに来るように言いました。

 

「今日はベッドで4人で寝よっか♡ 葵ちゃんも楓ちゃんもこっちにおいで♡」

「もう……しょうがないなぁ」

 

 私はエルちゃんを自分のお腹の上に乗せました。私のベッドに葵ちゃんが元気よく入って来て、私から見て右側に入りました。後から楓ちゃんが顔を赤くしながら恐る恐る私のベッドに入って来ました。現在私の身体の上にエルちゃんが横になり、右には葵ちゃん、左には楓ちゃん。私が真ん中で美少女ちゃん達に挟まれるような形となり、まさに両手に花。女の子同士のハーレムです!

 

「ディフフ……」

 

 素敵な夜ですね♡

 

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