異世界少年~ロリエルフにTS♀して日本に転生! 言葉は分からないけど、過保護で美人なお姉さんに拾われて何とか生きています!   作:二宮まーや

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85話 みくるちゃんガチャ、壊れてしまった真理子再び

 

 

 

 

 ◆エルちゃん視点

 

 

 

 

 ぐぬぬっ……最近あおいねーたんに弄ばれる頻度が増えているような気がする。気の所為でしょうか……僕に意地悪する回数がかえでねーたん並に増えて来ているのです!

 

「エルちゃん、よしよし♡」

「むむっ……」

 

 でも抱かれるのは好きなのでそれに関しては文句はありません。あおいねーたんのお胸も大きくて、かえでねーたんとはまた違う弾力や柔らかさが……ごほんっ。この事を考えると墓穴掘りそうなのでやめておこう。とにかく! もう二度とブランコと言う拷問器具には乗りたくありません。足が地面に届かないので、自分で止める事が出来ず、思わず大声を出してしまいました。

 

「エルちゃん気を取り直してあの滑り台はどうかな?」

「すべりだい?」

「ほら、あそこに見える斜めのやつね♪」

 

 次の拷問器具はあれか! あんな高い所から滑って落ちるなんて……狂気の沙汰じゃ無い。しかも、あおいねーたんは僕を見ながらずっとニヤニヤしてるし! 可愛いけど、可愛いけども! あの表情をしている時は、かえでねーたんと同様にろくな事が起きません。そういう所はやっぱり姉妹何だなと思いますね。

 

「はっ!」

「ん? どしたのエルちゃん?」

 

 まさか、あおいねーたんが僕に意地悪する理由は、高級アイスのバーゲンだっちゅを僕がこっそりと食べたからなのかな? それともあおいねーたんのヨーグルトを内緒で食べた事がもうバレたのか? ふむふむ、冷静に考えて見るとボク……あおいねーたんのおかちやアイスを結構食べてるような気がする。

 

「さぁ、エルちゃん〜登るよ♪」

「んみゃ……!? おろちて! たかいのこわいの!」

「あらあら、エルちゃんは高い所が苦手なの? あ、エルちゃん暴れると危ないよ?」

「ううぅ……もうやだ、おうちにかえゆ!」

「うふふ……♡ しょうがないなぁ……じゃあ、あそこにある唐揚げ食べる?」

「からあげ……!?」

 

 なぬ!? 唐揚げだと……咄嗟に反応してしまったけど、唐揚げって何だろう? あおいねーたんに抱っこされながら向かった先には、自動販売機と呼ばれる大きな魔道具がずらりと並んでいました。どうやら、そのうちの一つに唐揚げと言う食べ物があるらしい。

 

「あおいねーたん、からあげってなぁに?」

「鳥さんのお肉を揚げたものなんだよ♪」

「ふむふむ……んぅ? とりしゃん?」

 

 鳥ってあの鳥か? 空を飛ぶ生き物の事だよね? 丁度僕の目の前に鳥が歩いている。あそこに居る鳥が唐揚げなのかな?

 

「あおいねーたん、あれもからあげ?」

「うふふ……あれは鳩さんだよ。あの鳥さんは食べられないの」

「はとしゃん?」

 

 どうやら違うらしい。そもそも揚げるってどう言う事なのだ? やはりまだまだ分からない事が多いな。

 

「よし、エルちゃん500円玉を渡すから唐揚げ一つ買ってみて♪ お金を入れてからここのボタンを押すの♪」

「んみゅ!」

 

 あおいねーたんからお金を貰って、僕は自動販売機の中に500円玉を入れました。だけど唐揚げと言う項目のボタンを押したのは良いのですが、何も出て来ません。壊れているのかな?

 

「エルちゃん、3分待ったら出て来るの。大人しくお姉ちゃんと待ってようね♡」

「んみゅ! あおいねーたん、唐揚げおいちいの?」

「美味しいよ〜特にお店とかで食べるやつは更に美味しいからね♪」

「ごくりっ……」

 

 あおいねーたんに抱っこされながら時間が経過しました。あおいねーたんが自動販売機の扉を開けて、中から熱々の唐揚げなる食べ物を取り出しました。

 

「エルちゃん、あっちのベンチに座って食べようか♪」

「んみゅ!」

 

 くんくん……良い匂いがしゅるぞ! これは期待が持てそうです!

 

「お姉ちゃんは一つで良いから残りは食べても良いよ♪」

「おおぉ! やったぁ!」

「ふふっ……♡」

 

 あおいねーたんがニヤニヤしてるのが怪しいけど、今の僕の頭の中は唐揚げでいっぱいなのです! 初めて食べる物を目の前にするとおもわずテンションが上がって興奮してしまいます。

 

「よいしょっと……さあ、ここでエルちゃん問題です。この唐揚げは全部で何個あるでしょう?」

「んと……いち……に……よん……ろく? はち?」

「ぶぶ〜エルちゃん惜しかったね♪ 数える時は、1、2、3、4、5が正しい順番だよ♪ だから唐揚げは5個が正解です♪」

「ぐぬぬ……」

 

 何であおいねーたんもかえでねーたんも算数が分かるのだ!? これが天才と言う奴なのでしょうか……前にあおいねーたんにちらっと聞いた、足し算、引き算、掛け算、割り算というものがあると聞いた事があるけど、僕には何の事だかさっぱりでした。魔界の言葉か何かなのかな……

 

「はい、エルちゃんあ〜ん♡」

「んみゅ……ボク、じぶんでたべゆ!」

「ええぇ……エルちゃんそんな事言うんだ。じゃあお姉ちゃんが全部食べちゃおうかな〜」

「ふぇ!? それはダメなの!」

 

 本当にあおいねーたんが、最近かえでねーたんみたいになって来ており困っています。僕だって立派におはちを使う事が出来ると言うのに……

 

「改めて、あ〜ん♡」

「はむっ……もぐもぐ……」

「美味しいでちゅか?」

「おいちいの!」

 

 熱々だけど、食べ応えありで噛めば噛む程肉汁が出て来てめっちゃ美味しい! 唐揚げ……これは素晴らしい食べ物だ!

 

「はぅ……可愛い♡ エルちゃんこっち向いて♡」

「んぅ?」

「はい、写真撮れたよ〜お姉ちゃんに送っとこ♡」

 

 最近スマホと呼ばれる魔道具で、頻繁にパシャパシャと撮られます。この魔道具は不思議なもので、僕の今の姿をリアルな絵にして収めることが出来るのです。色々な物を覚えるに連れて、さらに見た事無い物が次から次へと出て来てきりがありません。僕の頭はオーバーヒート寸前です!

 

「あおいねーたん、ボクがたべさせてあげゆ!」

「おおぉ〜じゃあ食べさせて貰っちゃおうかな♪」

「はい、あーんなの!」

「熱っ……!?」

 

 あおいねーたんのお口の中に熱々の唐揚げを突っ込んであげたのだ! いつも僕に意地悪するから、日頃のお返しです! ふふっ……参ったかあおいねーたん!

 

「ほほう……エルちゃん、お姉ちゃんに意地悪するとは良い度胸だね〜? たいやき欲しくないんだね」

「ふぇ……?」

「よし、エルちゃんのたいやきは私が1人で全部食べちゃおうかなぁ〜♪」

「むむっ!? しょれはずるいの!」

「くすくす……そんなに真に受けなくても良いのに♡」

 

 あおいねーたんに逆らうとたいやきが食べれなくなる……それだけは何としても避けなければ……!

 

 

 

 

 

 ◆(あおい)視点

 

 

 

 

 誰か助けて……エルちゃんが可愛すぎて胸が苦しいよぉ。愛おしくて愛おしくて……あぁ♡ 気が狂いそうです!

 

「エルちゃん、唐揚げ美味しかった?」

「おいちかったよ!」

「うんうん♪ それは良かったよ〜じゃあ、お姉ちゃんとそろそろスーパーへ行きましょうか♪」

「んみゅ! たいやき3つたべゆの!」

「あらあら、一つ増えてるね♪ でも、食べ過ぎはメッだよ。2つだけにしとこうね」

 

 エルちゃんの小さなおててを握ってレッツゴーです! エルちゃんの歩くペースに合わせながら、商店街の方を抜けて行こうと思います。

 

 

 

 

 

 ――――――商店街――――――

 

 

 

 

「あおいねーたん! おみせいっぱいありゅの!」

「そうだね♪ エルちゃん、お姉ちゃんから離れたら駄目だからね? しっかりとおてて繋ぐよ」

「あい!」

「宜しい! それと歩く時はちゃんと前見て歩かないと行けないよ?」

 

 エルちゃんのテンションが凄い高いです。通りには色々なお店が密集しているので、散策するだけでも楽しいかもしれませんね。

 

「あおいねーたん! あそこにガチャガチャありゅの!」

「ん? あぁ、ガチャガチャ専門店……出来たばかりのお店かな?」

 

 ガチャガチャマシンが所狭しと並んでいますね。少し見てみるのもありかもしれない。エルちゃんも目をキラキラとさせてるし……でも、何か嫌な予感がする。

 

「あぁ! あおいねーたん!」

「どしたのエルちゃん?」

「みくるたんのガチャガチャありゅの!」

「うっ……みくるちゃんかぁ」

 

 これは魔法少女☆みくるちゃんのラバーストラップだね。全部で6種類+シークレット1種類……お値段は1回300円。しかもラインナップには、あの【壊れてしまった真理子(まりこ)】が居る。

 

「ガチャガチャまわちたい!」

「しょうがないなぁ……はい、300円どうぞ♪」

「わーい! あおいねーたん、あいあと!」

 

 エルちゃんが喜んでる姿を見るだけで私も嬉しいな♡ さて、何が出るのかな?

 

「おお! みくるたんでたの!」

「どれどれ……No.8【 世の中全て金! サビ残何てもうしない! 闇堕ちしたみくるちゃん 】」

 

 本当に子供向けアニメなのかな……毎回思うけど、主人公これで大丈夫なの? お話しの中にも残業とか労災とか色々なワードが出て来るし。

 

「あおいねーたんは、まわしゃないの?」

「う〜ん……じゃあ、1回だけやってみようかな」

 

 とりあえず真理子以外なら何でも良いかな。この手の類を毎度やると高確率で真理子が出て来るもん。そろそろ私も主人公のみくるちゃんを出したいよ。

 

「何が出るかな〜ん? 何かこのカプセルだけ色が黒いね」

「みくるたん?」

「エルちゃん……もしかして、これシークレットかもしれないよ!」

「しーくれっと?」

「簡単に言うと珍しいやつかな。大当たりだよ!」

「おお! あおいねーたんしゅごいの!」

 

 やっと私も真理子から卒業だ! シークレット枠は黒塗りのシルエットで誰かはまだ分かりませんけど、恐らく形からしてこれはみくるちゃんかな? シークレット枠には、大半がメインキャラのオリジナルバージョンがある事がほとんどです。

 

「え、まさか……」

「んみゅ? みくるたんじゃないの……」

「また貴方なのね……真理子(まりこ)

 

 No.0 【 魔法少女☆みくるちゃんのコスプレをした壊れかけの真理子 】

 

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