久遠隆二
階級:日本海軍大佐・ドイツ海軍特務大佐・EU海軍東地中海艦隊作戦参謀長
連合艦隊司令長官の次席参謀長から、艦政本部総務課長を経てEU海軍東地中海艦隊副司令に転属された変人。ボサボサの無精髭と半開きの目、真っ黒な瞳に後ろで纏められたつやのある黒ロン毛、それに航空隊出身らしからぬ長身痩躯が特徴的な、若干二十六歳にして大佐位と日本海軍の最高位勲章を所持する正真正銘のエリート。最近の悩みは英語しか話さないせいで段々と日本語が下手になっていることである。
ウォースパイト
階級:イギリス海軍准将・EU海軍少将・EU海軍東地中海艦隊司令代理
皆さんご存知ちょっとメンタル弱めのウォー様。EUの海上軍事組織に所属する唯一の艦娘であり、現在事実上の東地中海艦隊司令長官を務めている。出自や過去の話に関してはあくまで語らない姿勢を貫いているが、一応いつかは話す気がある模様。
ミハイル・スヴォーロフ
階級:ソ連労働赤軍艦隊大佐・EU海軍東地中海艦隊主計参謀長
淡いブランドのショートヘアと碧眼のイケメンロシア人将校。東地中海艦隊の兵站を司る、作戦を齧った兵站屋である。軍需民需の折衝を得意としているが、この度人手不足も相待って、第三戦隊の指揮官を押しつけられた。久遠とは義兄弟の盃を酌み交わした仲であり、艦隊の裏方を担う苦労人同士である。
マルコ・ペトロヴィッチ
階級:ブルガリア海軍大尉・EU海軍少佐
スヴォ―ロフの部下であり、同じく軍民間の折衝を得意とする。マルタ島攻略作戦では戦時任官で少佐として戦艦コンテ・ディ・カブールの副艦長と戦隊副司令官を兼任する。スヴォ―ロフと久遠に次ぐ苦労人枠で、今回の作戦を前に平然と七徹を決めた剛の者。
大淀
階級:日本海軍次席大元帥・海軍参謀総長・最高戦争指導会議副議長
数年にわたる苛烈な権力闘争の末に、次席大元帥にまで上り詰めた大淀。大元帥である天皇は象徴の存在であるため、次席である彼女が事実上陸海空三軍の最高指導者を務めている。手足をもぎ取られるも同然の久遠に関する人事にはいまだに不満を持っており、隙あらば何が何でも連れ戻して自分の部下にする気満々である。
大和
階級:日本海軍大将・第一打撃艦隊司令長官
大和型戦艦四隻、長門型戦艦六隻、天城型巡洋戦艦二隻、信濃型航空母艦三隻、吾妻型巡洋艦七隻、そのほか十五隻の巡洋艦と三十隻の駆逐艦で構成される、日本海軍の最精鋭を率いる指揮官。場合によっては日本一国なら滅ぼせるほどの戦力をその指揮下に置いている。彼女が動くか否かで、作戦の規模が大きく変わるといわれている。大淀と同じく久遠の人事には不満を抱いているが、正直半ば復帰は諦めている。
ヴィルジニオ・フォスカレーリ
階級:イタリア海軍中将
元東地中海艦隊司令。現在は本国の参謀本部において馬車馬のように兵站管理に従事している。本質的に無能でも悪人でも無いのだが、いまいちここぞという時の決断力に欠けるところがあり、最高司令官よりは歯車向きの人間である。割と中の人のお気に入りキャラであり、もうしばらくしたら再登場することは確定している。
以下設定集
この世界における『戦争』は、人類勢力と深海勢力の間にふざけたサイズ差が存在し、深海側がその身一つで戦場に身を投じるのに対し、人類側は艦艇を操って戦う。側から見るとただのリンチだが、下手な戦力差で挑めば実際にミンチにされるのは人類側なのが妙なところ。
主な年表は以下のとおり
1945年8/15 日本の降伏により第二次世界大戦終結
同年10/24 国連設立、最初の深海勢力である駆逐イ級の発見報告と、日本海軍の復員船筑紫丸および荒崎(旧兼崎型給糧艦)の撃沈報告がGHQへもたらされる
1946年1/14 ハワイ近辺を警戒中の米海軍哨戒艦隊が襲撃され、フレッチャー級駆逐艦ラドフォード及びニコラスが轟沈。ビキニ岩礁水爆実験は中止され、残存日本海軍艦艇が解体されずに米海軍に接収される。
同年2/16 英海軍軽巡洋艦スウィフトシュア、地中海を単独航行中に謎の爆発により沈没
1951年10/20 インドシナ戦争中の東南アジアに深海勢力が大規模上陸作戦を展開。ベトナム・フランス両軍は甚大な被害を負い、東南アジア全域が陥落
1952年8/14 東西ドイツが統一され、ドイツ連邦共和国が建国される
1952年12/4 この世界のサンフランシスコ平和条約が締結。同時に日本の再軍備を容認する秘密条約『ワシントン=ロンドン=東京協定』が締結され、ビキニ岩礁に停泊していた戦艦長門が五体満足の完全武装状態で呉に帰還。
1953年1/31 米海軍の監視下の元、下部組織という形で現日本海軍の原型となる軍事組織『日本国土防衛艦隊』が組織され、本部が広島の呉に置かれる。同時に陸軍の原型である『警察予備隊』も結成され、本格的に日本の再軍備が開始される。
1960年6/10 オーストラリア最後の都市シドニーが陥落し、南太平洋の制海権を人類が喪失。奇しくも同日に国土防衛艦隊は二つの浮揚部隊をそれぞれ坊ノ岬沖とシブヤン海に派遣し、戦艦大和と武蔵を浮揚、残骸を長崎港に持ち帰った。
1965年12/31 旧大日本帝国海軍の保有していたすべての戦艦と半分以上の航空母艦の浮揚、修復、現代化改修が完了。国土防衛艦隊は正式に米海軍から独立し、『日本海軍』を呼号した。同時に警察予備隊も『日本陸軍』を公式に名乗り、日本の再軍備は完遂された。
1970年9/6 小笠原諸島沖において、新生日本海軍の初陣となる小笠原沖海戦が勃発。正規空母四隻、戦艦八隻を擁する深海側の大艦隊と、現代改修戦艦十二隻、正規空母四隻、軽空母六隻を擁する日本海軍が真正面から激突し、深海側は空母四隻、戦艦三隻を失う大損害を被った。日本海軍は艦艇の損失こそなかったものの、多数のベテラン乗員を喪失した。
1977年11/24 米陸軍と海軍の奮戦虚しく、ワシントンD.C、ボルチモア、NYの三都市を失陥。以後3年間にわたって続いた通称『大陸の戦い』の結果、アメリカはロッキー山脈以東の全てを喪失。カナダはウィニペグ湖近辺で戦線を膠着させることに成功するも、泥沼の消耗戦に突入する
1987年日付不明 中華人民共和国首脳陣、広州市の陥落と共に全滅。中華民国政府が北京に戻って戦争指導を再開するも、流石にタイムラグは埋めきれず大幅に戦線が北へ押し上げられ、西安以南を失陥。
1990年4/1 日本陸軍の核技術研究班が世界初の核融合炉の開発に見事成功。札幌市地下に都市発電用の一号機が配置される。シベリア鉄道と太平洋航路経由で技術は欧米圏にも伝わり、世界中で核融合炉の本格研究が始まる。
1998年12/25 ロンメル将軍以来維持、改良が施されてきた大西洋の壁とピレネー山脈がとうとう突破され、パリ、及びナポリが深海勢力の前に陥落。核融合炉の設置された都市が世界全体で六十を突破。
2000年〜 世界各国において艦娘の存在が確認され始める。太平洋戦線の戦局、徐々に好転。
2011年10/30 世界初の大規模反攻作戦である『オーバーロード・アルファ』作戦が決行。日中連合陸海空軍による広州市への大規模上陸作戦が敢行され、広州市は半世紀ぶりに人類の手に取り戻された。
ストーリー自体は2020年からですが、こんな感じの歴史裏設定があるヨという感じで纏めました。