小説書くの多分数年ぶりなので面白くないと思いますがよければ呼んでいってくださいませ
この鎮守府、と言うより殆どの鎮守府に共通する事ではあるのだが艦娘(特に駆逐艦)は使い捨ての消耗品であり戦艦や空母などの大型艦の盾に使って当たり前と言うふざけた艦隊運用が至る所で行われている。(ホワイト鎮守府は数少ない)
任務や出撃で何かしらのミスをすれば殴られたり蹴られたりなど当たり前。
場所によっては艦娘に体を売らせたり余ったり弱いと判断した艦娘を売る、ようは人身売買なども多い。
ここ、トラック泊地では人身売買は行われていないが暴力や体を売らせる事はよくある。
鎮守府にはそれぞれ憲兵がいるがこの鎮守府では全く機能していない、何故なら提督同様に昼間から酒を飲みギャンブルをしに何処かへ行ったり整備士の約1名(まだ所属していないが)を除いて整備士達も憲兵らと麻雀などを楽しんでいるからいるだけ無駄である。(ハッキリ言って、ゴミ)
トラック泊地では。
提督「おい、ゴミ!今日中にこの海域を突破しておけよ、失敗したらどうなるか分かるよな?」ヒック
大和「ですがこの海域を行くには駆逐艦の子達がいないとルートが」
提督「なら適当に建造して連れて盾にすりゃぁ良いだろうが、馬鹿なのか!」
大和「何度も言っているではないですかそのような事をするよりも練度をしっかり上げた駆逐艦の子達を編成した方が成功率も上がると!」
提督「何だお前、道具のくせにこの俺様に意見しようってのか?お前を売りに出しても良いんだぞ?お前なら客も喜んで金を落とすだろうからな」グヘヘ
大和「汚らわしい」ボソッ
提督「売られたくなけりゃ言う通りにしろ、さもねぇとお前だけじゃなくお前と仲のいい道具も売りに出しちまうぞ?」
大和「チッ、分かりました。」
目の前の男は昼間っから酒を大量に飲みながらテレビを見たりレースの結果を見てギャンブルを楽しんでいる、そんな男には何を言っても無駄だと分かって早々に諦めた。
提督「ならさっさと行け、俺は今から憲兵共や整備の連中と麻雀をしに行くから忙しいんだよ」
大和「…」
皆、最初からあの
由良「大和さん、今回もやっぱり」
大和「ごめんなさい、やはりダメでした」
由良「そう、ですか」
鈴谷「だね、でも下手に手を出しても私みたいに姉妹艦を人質にされちゃうと何も出来ないんだよね」
鈴谷「大破して入渠させてもらえてないから辛そうにしてるよ」
鈴谷「ありがと♪」
大和「先程
由良「また、犠牲にしないといけないのですか」
鈴谷「いつまでこんな事」
大和「…」
何というか、お通夜の様な状況ではあるがそこに聞き覚えの無い声かつ初めて見る男性がやって来た。
男性「あの〜?」
大和「貴方は?」
男性「えっと、今日からここに新しい整備士として来た者なのですが」
由良「そんなお話しされてましたか?」
大和「いいえ、あの
男性「いやいや、貴方達の艤装の調整したりするのが僕の仕事なのですから関係無いわけ無いでしょ」ゴ、ゴミ?
大和「貴方もどうせ私達の体目当てなのでしょ、そんな人に艤装を調整してほしくありません」
男性「何があったのかは聞きませんが、貴方達の今の艤装の状態だとまともに戦えないでしょ」
鈴谷「何で分かるのさ」
男性「僕、艤装弄りが好きすぎてこういうのだけ得意になっちゃった」エヘッ♪
鈴谷「えへってなんだよ!」
男性「それはさておき、艤装以外でも何か困ってない?」
男性「内容聞いてないから何とも」
それから大和達は彼にここにいる経緯やら全て話した、ここがブラック鎮守府であると聞いた彼から殺意のような物が見えた様な気がするがそこは触れない様にして。
艤装だが話を聞きながら彼が即席ではあるけどこれで何とか戦える様にはなったと言ってくれた。
駆逐艦の子が2人程必要という話に対し彼は信じられない事を言ったのだ。
男性「駆逐艦の子なら2人連れて来れるよ?」
鈴谷「は?」
由良「え?」
大和「どういう事ですか?」
男性「昔にさ、強姦されそうになってた駆逐艦の子を助けたんだよ。艦娘には人権も何も無いらしいし人身売買も当たり前だからどうしようって悩んでたらあの子が一緒にいたいって離れなくなっちゃって」
大和「昔という事はまだ子供だった貴方がどの様に?」
男性「いや、相手は結構シワだらけのおじさんだったよ」
鈴谷「それじゃどうやったのさ」
男性「えっと、そのおじさんの息子を蹴り上げた」
由良・大和・鈴谷・
男性「まぁ、それよりうちの子達呼んでくるから待ってて」
大和「あ、はい」
それからしばらくして
男性「待たせたな!」
鈴谷「おかえんなさ〜い」
大和「そちらのお二人がそうなのですか?」
男性「そうそう。ほら、自己紹介して」
??「陽炎型駆逐艦8番艦の雪風です。
私たち主力艦隊型駆逐艦の中で、十数回以上の主要海戦に参加しながらも、
唯一ほとんど無傷で終戦まで生き残りました。
奇跡の駆逐艦って?ううん、奇跡じゃないですっ!」
??「最も成功し、量産された駆逐艦、そのネームシップが私、Fletcher class destroyer USS Fletcherです。
姉妹の数は170隻を超えているの。まさにデファクトスタンダード。
後に海上自衛隊にも配備されました。」
大和「大和型戦艦一番艦、大和です。
艦隊決戦の切り札として、呉海軍工廠で極秘建造されました。
当時の最高技術の粋を結集されたこの体、二番艦の武蔵とともに、連合艦隊の中枢戦力として頑張ります!」
生粋の英国生まれ、英国育ちの戦艦です。本国艦隊、地中海、そして、インド洋にも展開しました。
私の名前、
鈴谷「鈴谷は、最上型重巡洋艦の3番艦。
横須賀海軍工廠生まれなんだよ~、ふふーん。
巡洋艦の名前は川由来なんだけど、鈴谷は樺太の鈴谷川がその由来なの。知ってた?」
由良「長良型軽巡4番艦の由良です。
私たちの中では、初めて水上偵察機を搭載したの。
水雷戦隊や潜水戦隊の旗艦として、活躍したのよ?
ドーントレスとかB17とかそういうのはちょっと苦手」
由良「それにしても、雪風ちゃんってこんな感じでしたっけ?もう1人の方は見た事ありませんけど。凄く負けた気分です」ムネヲサワリナガラ
鈴谷「何か見た目も少し違う様な」
男性「艦娘の偽物なんて生み出せたら自分でもビックリですよ」
大和「ですが、このお二人は練度は大丈夫なのでしょうか?」
男性「レンド?何それ美味しいの?」
由良・大和・鈴谷・
雪風「お兄ちゃん、練度はゲームで言うとキャラのレベルです♪」
男性「あー。なるほど、2人の練度はいくらなんだ?」
雪風「165です!」
男性「だそうです」
由良・大和・鈴谷・
男性「そんなに凄いこと?」
大和「165は艦娘の最高練度ですよ」
男性「わー凄い」
鈴谷「そんな呑気な」
由良「でもこのお2人がいてくれるのなら」
男性「なら良かった。雪風に
雪風「うん!」
大和「お二人は装備は持っておられますか?」
雪風「お兄ちゃんが作ってくれました♪」
大和「全くです」
男性「それじゃあ、皆も無理はしないでヤバそうなら引き返して来いよ」
由良「え?」
鈴谷「いいの?」
男性「?生きてたら次はこうした方が良いとか話し合って対策とかも出来るけど死んでしまっては元も子もないし。あ、鎮守府内探索してくるね〜」イッテラッシャ~イ
由良「阿武隈」
鈴谷「熊野」
大和「皆さん」
大和「そうですね」
雪風・
出撃メンバーと別れた彼は鎮守府内を探索という名の迷子ではあるが色々と回っているうちに艦娘とすれ違わないし話し声も聞こえない事に不思議に感じていた、かと言って勝手に部屋に入るのも悪い気がするので廊下を歩いているだけにしている。
この者は気づいてはいないが提督や憲兵や他の整備士がいないのはこぞってギャンブルしに行ってるからである
海上では
由良「雪風ちゃん?」
雪風「はい?」
由良「雪風ちゃんはあの人とどうやって出会ったの?」
雪風「雪風は裏路地に座ってる時にお兄ちゃんが拾ってくれました」
大和「裏路地?」
鈴谷「何でまた」
雪風「前の司令官は雪風に無理矢理迫って来て怖くなって、鎮守府を飛び出しました。雪風を育てたのは俺好みに成長させる為だったって言われた時は泣いちゃいました」
由良「そんな事があったなんて」
大和「でも今は幸せそうですね」
雪風「はい♪私達は幸せです!」
由良「なら良かったです」
雪風「それなら
鈴谷「重いのかな」
大和「人間に恋する艦娘なんて初めて見ました」
由良「私もです」
鎮守府
男性「あの〜、誰かいませんか?」
シーン
男性「おかしい。どうして鎮守府なのに艦娘の子達がいないんだ」
彼はまだ知らない、今さっき出会ったのは出撃専門のメンバーで他にも遠征専用の艦娘の子達がいるにはいるのだが休みなく遠征をさせられたりオリョクルに繰り出されたりと忙しく鎮守府に戻ってくるのは獲得した資材を置きに戻る数分のみだと言うことに。
しばらく歩いていると部屋の中からうめき声が聞こえた様な気がして気になって開けるとそこには先程出会った鈴谷と似た様な格好をした茶髪の女の子が見える範囲包帯だらけでベッドに横たわっていた。
男性「おい!大丈夫か!」
茶髪娘「うぅ…。あ、貴方は?」ハァハァ
男性「今はそんな事は良いから、入渠設備は何処だ」
茶髪娘「入渠はダメです、提督にバレたら何をされるか」ハァハァ
男性「……わかった。ならごめんやけどうちに連れて帰るぞ」
茶髪娘「え?」
男性「うちの浴槽も入渠設備になるんだよ、妖精さんに魔改造されてしまって」
茶髪娘「使って良いんですの?」
男性「寧ろ使わないと入渠設備の意味無いじゃん」
茶髪娘「あ、ありがとうございます」
男性「おう」
茶髪娘「少し、寝ます」
男性「おやすみ」
それから彼は大急ぎで茶髪娘(熊野)を自宅に連れ帰り入渠させた、その際服は妖精さんにお願いしようとしたが妖精さん達はそそくさとお風呂場を出て行きあろうことか2人を閉じ込めて外から『フクキタママダトニュウキョデキマセンゼ、ダンナ』などと言ってきて早くしないと熊野の命にも関わるし後で殴られる覚悟で服を全て脱がしてお風呂に入れてあげた。
案の定目を覚ました熊野が自分の姿と彼を交互に見てトマトの様に身体中が真っ赤になりキャーーーーーと言う悲鳴と同時にパシーン!と言う音が響き彼の頬には紅葉のマークがくっきり残っていた。
一部始終を見ていた妖精さん達はお腹を抱えて大爆笑していたのでおやつを抜きにしてやった。