強者に好かれ弱者に嫌われるスキルをもって転生した少年   作:三つ眼の荒木

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感想、誤字報告、いつもありがとうございます。
今回で始まりの街編の前半部分が終ります。

【異世界Tips!】
生きとし生けるものは死ぬ運命にあります。


#13 大人の勝手

 

「どうだ?何か変わった点はあるか」

「うーん、特にないわ。普通のオーガね」

 

 ガイルが奥の扉からボス部屋に入ってくる。

 どうやら探索を終えたようだ。

 

「そっちはどう?何か掘り出し物はあった?」

「いや、全然。C級の魔獣としょぼい宝箱があっただけ」

「良かったわ。下手に強い魔獣が出たら管理が大変になるし」

 

 私は後ろで殴ってくるオーガに目を移す。

 弱くもなく強くもない。至って普通のオーガだった。

 

 私はオーガの腹部にそっと手を当てる。

 そして発勁を放ち心臓を破裂させた。

 オーガはその場で膝をつき倒れる。

 

「確かウルフ君が発勁でとどめをさしたんだっけ?あの歳で発勁を覚えてるってどうなんだ」

「まぁ、才能はあるんじゃない?たぶん。

 で、なんでわざわざ私にオーガを倒させたの?ガイル1人でも十分でしょ」

 

「目的は別にある。確かマイはニューソードのD級昇格試験は見ていただろ?」

「ええ」

「1ヶ月前、つまりセカイ君がパーティに参加する前の彼らだったら、実力だけを見てオーガは倒せたと思うか、これを聴きたかった」

 

 実力だけを見るということは、作戦とかは無視していい。真っ向勝負で戦ってどうなるかだ。

 

「無理よ。戦いにもならないわ」

「彼らに慢心がなかったとしても?」

「無理よ。オーガは本来C〜CC級のパーティが挑む魔獣よ。今回勝てただけでも奇跡だわ」

「なるほど。ありがとう。これで確信がもてた」

 

 ガイルは笑みを浮かべる。

 続けて私に説明をした。

 

「奇跡と結論づけるのは簡単だ。しかしこうとも考えられるんじゃないか?ニューソードのメンバーは1ヶ月でC級相当にまで成長した、と」

「ありえないわ」

 

 私は即座に否定する。

 ガイルは話を続けた。

 

「しかし、そう考えると納得がいく。

 ウルフ君以外の2人もオーガに傷を負わせたと報告書にあることから、それなりの実力はあった。セカイ君は精霊がついているから、C級相当のタンクの働きができてもおかしくはない。ウルフ君は言わずもがな、オーガにとどめをさせる程の気を練れている。

 彼らにとってオーガが格上なのは確かだろう。しかし、倒せたのは奇跡なんかじゃなく、真っ当なものだった」

「でもD級とC級の間には大きな壁がある。私達でさえ一度その壁に当たって、なかなか成長しなかったわ。1ヶ月でC級レベルにまで成長する方が奇跡よ」

 

 考えもしない、どころか考える必要もない荒唐無稽な話だ。ガイルらしくない。しかし、ガイルの笑みは絶えない。

 

「奇跡じゃないとしたら」

 

「え?」

 

 ガイルは魔法で書類を取り出して私に投げつける。その書類を受け取り内容を確認した。書類の内容は魔獣の討伐数をまとめたものだった。

 

「今、始まりの街の多くの冒険者が通常より早いペースで成長している可能性がある。

 気づいたのは1ヶ月以上前だ。その前の週より魔獣の討伐数が上がっていた。ほとんどのパーティでだ。

 俺はダンジョンに何か異変があるかと思い調べたが、特に変わったことはなかった。純粋に多くの冒険者が成長していたんだ。

 俺はいつからその変化が起こっているか調べた。

 すると、ある新人冒険者が冒険者登録した日だった」

 

 魔獣の討伐数が先月に比べてありえないほど増加している。ほぼすべてのパーティで1体以上増加している。

 

「しかも、幼馴染はその冒険者にご執心らしい。俺は念のため彼の情報を調べると、彼が普通の人ではないことは明らかだった。

 だから俺はもうすぐ壁に当たりそうな冒険者パーティに彼を加入させた。本当に彼が成長の原因か確認するために。

 そして彼らは大幅に成長しオーガを倒した」

 

 増加が始まった日は私と彼が出会った日。

 

「俺は確信した!

 これは奇跡なんかじゃなく彼が起こしたことだ。

 理由は見当もつかない。しかしあがってきた証拠からこう結論づけるしかない!

 

 彼の周囲の人物は成長しやすくなる!」

 

 ガイルは気分が高揚していた。

 

「そしてそれは俺たちも例外ではない」

 

 まさかと思い、私はガイルの魔力を見る。すると今までに比べて魔力量が増加していた。

 

「気づいたか?主観ではわかりにくいが、客観的に見るとわかりやすい。

 マイ、お前の魔力量が明らかに増えている」

 

 私はガイルを警戒する。

 

「俺たちは戦闘すらしていない。強くなりすぎて成長もしにくくなっている。しかし成長した。

 素晴らしい!彼の力は本物だ!

 

 是非とも欲しい。彼が!」

 

 まさかガイルもセカイ君の事を……

 

「まさか、ガイルもセカイ君に気があるの!?」

「あるわけないだろ。既婚者だぞ」

 

 危機していた事をガイルはあっさりと否定し、私は拍子抜けした。なんだ、良かった。

 

「ガイルが恋敵なら絶対勝てないから、今ボコボコにしようと思ったのに」

「元パーティメンバーに容赦なさすぎだろ。

 そうじゃなくて俺はマイとセカイ君に是非ともくっついて欲しくなったんだ。そしてマイと俺でセカイ君を導いてあげるんだよ」

「導く?」

「セカイ君は素晴らしい力を持っている。しかし、その力は危険でもある。

 もし、過激な魔族の手に彼が渡ったらどうなる?

 検証はしていないが、魔獣だって強くなる可能性がある。

 彼の力が悪用されないよう、俺達が保護し彼の力を管理する必要があるんだ」

 

 管理するということは、彼には不自由な生活を強いることになる。

 

「でも……」

 

「まぁ、言いたいことは分かる。彼と普通の生活をしたいんだろ?

 でも、それは不可能だ。

 俺たちは元A級冒険者で彼は特殊な力を持っている。どちらも普通ではない。

 一般人には一般人の、力ある者には力ある者の、身の丈に合った生活をしなければいつか破綻する」

 

 私は何も言えなかった。

 今まで彼の言う事を聞かず、私は多く失敗してきた。

 そして今は絶対失敗できない時だ。

 

「そのためにもこれからマイには彼を本気で堕とす必要がある。

 俺的には適当に洗脳する方が楽なんだが……」

「え!?『どしたん?話聞こうか作戦』は」

 

 ガイルは呆れた顔をした。

 

「あんなのお前が変な行動をしないよう、俺が適当に考えた作戦に決まってるだろ。

 だいたい大人に言うならともかく、アラフォー女が少年に言っても警戒されるだけだ」

 

「うっ……」

 

「もしかして本当に相談されると思っていたのか?」

 

「いやぁ……だって私も元冒険者だし、相談されるかなって」

 

「されるわけがないだろ。相談事があっても、まず衛兵長にするんじゃないか。

 彼も元冒険者らしいし」

 

「そう言われたらそうだけど……」

 

「ともかく勝手な行動はするなよ」

「もし、相談されたらどうすればいい?」

 

 ガイルはため息をつき、腕を組みながら私に向けてはっきりと言った。

 

「そんなこと絶対にないから考えるだけ無駄だ」

 

 

⭐︎

 

 

「すみません、急に相談なんてしてしまって」

 

「大丈夫ですよ。セカイさんはまだ冒険者になって日が浅いですから。新人冒険者の悩みを聞くこともギルド職員としての仕事なんです。

 さ、着きました。ここで話しましょうか」

 

 いつもとは雰囲気が違う酒場に案内された。

 

「お仕事の途中だったのにすみません」

「いえいえ、大丈夫ですよ。あの時はちょうど今日の仕事が終わった帰り道だったんです」

「ギルドマスターはあのままにしてよかったんですか」

「あれでも元冒険者ですから」

 

 冒険者ギルドの目の前でリアシーさんとギルドマスターに出会した俺はその場で彼女に相談事があると言った。すると隣でギルドマスターが盛大にずっこけた。それはもうギャグ漫画みたいに。

 その後、リアシーさんが一瞬で支度をしここまできている。彼女が支度をしている間、ギルマスは信じられないものを見たとでも言うような顔で俺の顔を凝視していた。

 

 なんか失礼だったのだろうか。

 

 俺はリアシーさんに案内されて店の中に入る。すると壁で仕切られた個室に案内された。

 

 俺は奥の席に案内されて座ると彼女はなぜか隣に座ってきた。

 

「この居酒屋は個室で飲めるから相談事をする時にもってこいなんです。あ、個室といっても大声を出せば周りに聞こえるため、襲われる心配はありませんよ。だから安心して飲んでください」

「ありがとうございます。でもわざわざ隣じゃなくても」

「ごめんなさい、扉を背にして座るのが苦手なんです。襲われた時、対処がしにくいので」

 

 流石リアシーさんだ。たかが居酒屋でも襲われた時の事を考えているのは、彼女が元A級冒険者だからなのだろう。

 

「なら俺が座りますーーー「まぁまぁまぁまぁ」

 

 すると店員が来て、リアシーさんは対面にある椅子を撤去してもらっていた。そして適当に飲み物と食事を注文する。

 

 そんなに対面に座ることが嫌いなのか。

 

 店員が去り早速俺は本題を切り出した。

 

「それで相談したい事なんですが」

「その前にいいですか」

「はい。なんですか?」

 

「個人的な話をするなら、折角ですから敬語はやめませんか?もっとフランクに話しましょうよ」

「いや、俺は別に敬語でも」

 

「ギルドじゃないから。誰も見てないし聞いてないから、ね」

「いやでもあくまで新人冒険者の悩みを聞くのはギルド職員の仕事ってさっき言ってましたし」

「言葉の綾ね。残業代は出ないから仕事じゃないわ」

「それなら別の機会でも」

「まぁまぁ、もう注文しちゃったし。それに私は個人的にセカイさんーーーセカイ君の助けになりたいの。セカイ君と仲良くなりたいのよ」

 

 仲良くなりたい、と言われて俺は少し考える。

 

 そうだった。最近マシになってたから忘れてたけど、この人は変な人だった。彼女なりに俺と仲良くなろうとしているのだろう。

 

「分かりました。だけど俺は年上と話す時敬語で話すのが癖になっているので、リアシーさんだけでも普通に話してくれたら嬉しいです」

「マイ」

「え?」

「それならせめてマイって呼んで」

 

 まぁ、それくらいなら……

 

「分かりました、マイさん」

 

 彼女は笑顔になった。

 

「それで相談したい事なんですけど」

 

 と話していると注文していた品が来た。

 店員が次々と食事や飲み物を机に乗せていく。

 

「その前に乾杯しよっか」

「あ、はい」

「遠いからちょっと寄るね」

 

 リアシーさんーーーじゃなくてマイさんが、人1人分あった空間を詰めてくる。そこでも十分届いたと思うけど。

 

「乾杯」

「か、乾杯」

 

 俺はフルーツジュースを飲む。

 マイさんはグラスに大きな氷が浮かぶお酒を飲んでいた。

 

「それで何があったの?」

「はい、実は……」

 

 俺はグラスを見ながらマイさんに何が起こったのかを説明する。

 街に入ろうとしたときナールさんに助けを求めて殴られたこと、そしてその件について謝罪されたこと、カインさんに言われたことなど一連の流れを全て話した。

 

「カインさんが言うには許すか許さないか言わないとずっと謝り続けるみたいなんです。俺は許すべきなんでしょうか」

 

 俺はマイさんの方を見た。

 真顔だった。

 

 顔がピクリとも動いていない。

 

 どんな時でも笑顔を絶やさない彼女がだ。

 

「ま、マイさん、どうしましたか」

「いや、ちょっとね。私もそいつを殴りたくなっただけ」

「いや、もうナールさんは十分殴られたと思います……」

 

 マイさんもナールに怒っているみたいだった。

 本気で殴りそうな顔だ。

 

「セカイ君は怒ってないの?私なら絶対許さないけど」

「いや、別に……やっぱり許さないほうがいいんですか」

 

 マイさんは真顔のまま俺の顔を見る。

 いつものマイさんじゃないみたいだ。

 

「セカイ君は私が許すべきじゃないって言ったら彼を許さないの?」

「まぁ、特に理由が思いつかなかったらそうすると思います」

 

 俺なんかより彼女の意見が正しいだろう。

 マイさんは元A級冒険者で俺より年上だし。

 

 あれ?そういえば彼女の年齢っていくつなんだろう。

 

「その考えはやめた方がいいわ。他人の意見を鵜呑みにし続けると大切なとき自分で決められなくなる。それにもしその結果良くないことが起きた時相手を信用できなくなるから」

 

 彼女は一口お酒を飲み話を続ける。

 

「セカイ君は私が元冒険者で大人だから、私の選択が正しいと思っているのかもしれないけど、そんな事は決してないわ。この世に正しい選択なんてものはない。善も悪も正しさも間違いもないの。ただそこには過去にその選択をしたという事実とその結果の現実しかない。

 それでも人生の先輩としてアドバイスするなら、自分の好きなようにしなさい。他人のためではなく、自分のために行動を起こしたほうがいいわ。もし君がナールやカインのために許したいなら、私は反対する。他人のためにする行動なんて碌なことが起きないから」

 

 彼女の言葉には重みがあった。

 彼女はグラスを振りからからと音を鳴らす。

 

「大人なんてみんな身勝手よ。

 みんな自分のことしか考えていない。

 だから、セカイ君も好きにすればいいと思う」

 

「身勝手ですか」

 

「そうよ。私から言わせれば今回そのナールという男がセカイ君に謝ったのだって、自分が楽になりたいから謝ったに過ぎないわ。自分が犯した過去の過ちに殴られるという分かりやすい罰を受けて自分自身を許そうとしているの」

 

「そうには見えなかったですけど」

 

「じゃあ、セカイ君は謝ってほしかったの?

 話している感じから違うんじゃない?」

 

 俺は彼に謝ってほしかったのか。 

 

 そんなことはない。正直、俺はナールさんのことを忘れていた。この2カ月近くはいろんなことがあって、そんなことを考える暇はなかった。

 でも、だからといって彼を許していたわけじゃない。

 むしろ……

 

「俺は彼に謝ってほしくなかった。

 彼を忘れていたかったんです」

 

 折角、異世界の生活が上手くいっていたのに、嫌なことを思い出したくなかった。

 

「別にそれは普通のことだと思う。誰にも思い出したくない記憶はあるもの。

 勘違いしてほしくないのがね、さっき大人は身勝手だって言ったけどそれは決して悪いことではないの。だって大人はみんなが身勝手なのを知っているから。みんな自分が一番だから、他人を気にしている人なんていない」

 

 彼女は俺から顔をそらし自論を展開する。

 

「優しさや厳しさも全ては自分のためにしていること。不満、顕示欲、後悔、そんな誰もが抱いている心の闇を満たそうとしているにすぎないわ。でもそんなことはみんな分かっていて野暮だから誰も指摘しない。大人は勝手な生き物よ」

 

 その声には怒りが含まれていた。

 俺ではない、そこにいない誰かに怒っているようだった。

 

「そんなこと……ないですよ」

 

 彼女は再び俺を見る。

 

「そう思えるのは君が純粋だからかな。君がまだ子供だから。

 だからもしセカイ君が大人になりたいのなら、今回の一件はやっぱり好きにすればいいと思う。

 なぜならそれが大人だから」

 

 彼女はそういうと黙って再び俺から顔をそらした。

 彼女の横顔からは何を考えているか分からない。

 

 俺も黙って考える。

 俺は彼を許したいか許したくないか。

 

 正直分からない。

 

 俺はナールさんについて何も知らない。

 知りたくもなかったからだ。

 

 そんな状況で彼を許すとか許さないとか決めていいわけがない。

 

 初めから俺が何をするべきか決まっていた。

 ただ、ナールさんについて考えたくなくて他人に決めてもらおうと楽をしていただけだったんだ。

 

 でも、逃げるのはやめよう。

 

 マイさんの言う通り自分で選択しよう。

 

「俺は……彼と話し合います。

 なんで俺を殴ったのか。彼が俺に対してどう思っているのか。

 ちゃんと聞いて彼を許すか許さないか判断します」

 

「いいの?彼を忘れたかったんでしょ」

 

「はい。でも逃げたくないので、ナールさんと向き合います」

 

 その後、俺はマイさんと談笑した後に帰ることにした。

 相談が終わるとマイさんはいつものように笑みを絶やさなかった。

 

 いや、いつものマイさんと比べてテンションがやけに高かった気がする。

 

 特に俺が間違ってお酒を飲んでしまった後は、変な雰囲気だった。

 俺を心配しつつもなぜかさらにお酒を飲ませようとしてくるのだ。

 

 彼女もお酒を飲んでいたみたいだし酔っていたのかもしれない。

 俺は全く酔わなかったけど。

 

 俺はお店の前でマイさんにお礼を言う。

 

「今日は相談に乗ってもらってありがとうございました。

 でも本当に奢ってもらって良かったんですか」

「いいのいいの。セカイ君は新人冒険者だからお金は必要でしょ」

「でも申し訳ないです」

「それなら、今度飲むときは安くするよう宅飲みにしよっか。

 私、おつまみくらいなら作れるから、安くすませられるよ」

「まぁ、その時があったらよろしくお願いいたします」

 

 お酒はそんなに美味しくなかったから、飲むのは大分先になりそうだけど。

 

 俺は再度お礼を言い家へと帰った。

 時刻は夜だったが、家にはまだカインさんは帰ってきていなかった。

 

 まだ残業中みたいだ。

 

 俺は体を軽くふいてから寝間着に着替え、まだ早いがベッドに入り考え事をした。

 

 明日、ナールさんと話そう。

 しっかり彼と向き合おう。

 

 誰のためでもなく俺のために。

 




【死体調査書】

4月22日

死亡者名 ナール

発見状況

夕刻、始まりの街第一衛兵訓練場正面入り口前にて突然意識を失い転倒。
その場にいた衛兵及び通行人が多数目撃している。
その後、目、鼻、口、耳から血を流し駆け付けた医師によりその場で死亡が確認された。

死因

脳損傷

備考

解剖した結果、両目の眼球破損、両鼓膜の破損、頭蓋骨の粉砕骨折、脳の甚大な損傷が確認された。
眼球と鼓膜以外は外傷がなく両部位も頭の中から衝撃を受けてできた傷だと推測される。
なお腹部、左頬のあざは同日に第一衛兵隊カイン、同部隊ビルキにより受けたものであり、死因の直接的な原因ではないと思われる。死亡推定時刻に2人が訓練場広場にて訓練している様子が、多くの衛兵に目撃されている。
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