ようこそ絶対★ひより至上主義の教室へ   作:†しんしん†

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ペーパーシャッフル

体育祭が終わり、生徒会の世代交代が行われた。

堀北君から聞いていた通り、南雲先輩にかわったようだ。

「真の実力主義に変える」みたいことを言っていた。

 

・・・

 

いつものように、ひよりと図書室に行った帰り道に、神崎君と一之瀬さんと会った。

 

「おー、二人とも久しぶりだなぁ。」

 

俺が話しかけると、二人とも笑顔で相手してくれる。

 

「やっほー、筒井君、ひよりちゃん。体育祭は同じチームで助かったよ。ありがとねー。」

「最優秀選手に選ばれるほどの運動神経を持っていたとはな。今まで以上にBクラスは警戒が必要だと感じたぞ。」

 

そう。今回の体育祭で、1年の最優秀選手に選ばれたのだ。

ちょっと臨時収入を手に入れたので、ひよりに本をプレゼントした。

ちなみに、ひよりの運動神経は壊滅的で、体育祭では一切の活躍をしていない。

 

「あははー。サンキュー。六助君や綾小路君が全力だったら、どうなってたかわかんねーけどよぉ」

 

これは本心だ。あの二人には絶対に勝てるとは言い切れない。

 

「そうだな。綾小路は成績も運動もパッとしない生徒の認識であったが、実力を隠していたようだな」

 

神崎君は、綾小路君が気になっているようだ。

まぁ、俺も気になってるが。

 

「帆波ちゃんは、生徒会に入ったそうですね。人手が足りないときは気軽に声をかけてくださいね。」

「ありがとー。ひよりちゃん。一年生は私しかいなくていつも人手不足だから、もしかしたらお願いするね。」

 

そうか。綾小路くんも生徒会には入らなかったようだな。

俺も暇なときは手伝いくらい付き合ってもいいな。

 

 

・・・

 

中間テストが返ってきた。

俺達Bクラスは、ひよりや金田君の勉強会の成果もあり、順調に成績を伸ばしていた。

 

そして中間テストでは、ついにDクラスから退学者が出たらしい。

山内君とかいう名前らしいが、なんとなく見たことがあるかもしれない。

 

なんか、いつもうるさくて、品がないタイプだったがいなくなる奴の悪口を並べても仕方ないな。

勉強が不足していた上に、体育祭も成績が悪く救済不可能だったらしい。

 

勉強を怠ったのであれば自業自得である。

俺はというとクラスでかなり成績を伸ばしている。

優秀なひより先生に毎日教えてもらっているからな。

強制的に。

 

・・・・

 

ペーパーシャッフル試験が始まった。

ルールは珍しく単純だった。クラス対抗で試験の点数を競うらしい。

俺達Bクラスは順調に成績も伸ばしてはいるが、学力ではDクラスとしか相手にならないだろう。

そのため、Dクラスに攻撃を仕掛けることに満場一致で決定した。

指定したクラスは以下の通り。

・AはBを指定、くじ引きの結果、Bを攻撃

・BはDを指定、Dを攻撃

・CはBを指定、くじ引きの結果、Aを攻撃

・DはBを指定、くじ引きの結果、Cを攻撃

 

Bクラスは全クラスから指定されていた。

まだまだ、成績を伸ばさない限りはこの状態は続くだろうな。

Aから疎まれ、C,Dから狙われる。

ある意味一番困った状態だな。

まぁ、テストでは分が悪い。

金田君やひよりを中心にクラス全体の底上げを続けるしかないだろう

 

・・・

 

ペーパーシャッフルは淡々と終わった。

実際は龍園や金田やひよりがいろいろ画策したり、試験問題を作ったり頑張っていたのだが、それ以外の生徒は勉強を頑張る以外できることはなかった。

俺達のクラスはAに負けて、Dに勝った。そのため、ポイントは変動しなかった。

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A:+0

B:+0

C:+100

D:-200

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結果はCクラスの一人勝ち。

まさか、CがAを破るとは大金星だな。

Aは内部分裂が激化していて、龍園と金田は葛城の支援をして遊んでいるらしい。

そして、Dクラスから二人目の退学者が出た。

 

櫛田桔梗という女子だ。

 

・・・

 

11月になった。

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A(葛城 ):1320(毎月260万ポイントをひよりに譲渡)

B(一ノ瀬):788

C(龍園 ):768

D(堀北 ):0

ひよりバンク:1864万+120万+260万≒2124万pp

(龍園の遊びでppが減っている)

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無人島でポイントを稼いだDクラスであったが、山内君・櫛田さんの退学とペーパーシャッフルの負けが重なり、0ポイントになってしまったようだ。

綾小路君と六助が本気出せばどうとでもなりそうではある。

 

そして、俺たちはマイナス100cpのペナルティを受け、cクラスに戻ってきた。

もちろん犯人は龍園だ。

これには時任君をはじめ、クラスの連中がお怒りであったが、龍園はどこの吹く風だった。

 

この日から、俺やひよりの派閥に入りたいと相談する奴が急増していた。

気持ちはわかるが、俺もひよりもリーダータイプではないため断っている。

それに、わかりにくいが、龍園は意外とクラス想いだ。

本人がそのことを前面に出したがらず、説明も不足しているため必要以上に反感を買っているが。

 

・・・

 

12月になった。

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A(葛城 ):1320(毎月260万ポイントをひよりに譲渡)

B(一ノ瀬):788

C(龍園 ):768

D(堀北 ):0

ひよりバンク:2124万+120万+260万≒2492万pp

------

 

珍しく龍園から集合がかけられた。

ここ最近、裏でいろいろ動いていたらしいがその内容を教えてくれるらしい。

 

「綾小路をつぶすぞっ。」

 

開口一番に龍園は物騒なことを言ってくる。

色々経緯を聞くことにした。

 

「ペーパーシャッフルの時だが、俺たちのクラスは綾小路から脅迫を受けていた。」

 

内容とは裏腹に、龍園はとても楽しそうだ。

 

「脅迫ですか?いったいどんな内容で?私たちは色々とネタには困らないかもしれませんが・・・」

 

金田君は龍園に問いかける。

しかし、脅しのネタに色々と思い当たることを、龍園と金田君はやってるのか・・・。

これを見ろと龍園は携帯の画面を俺たちに見せる。

 

「これは、真鍋、藪、山下と、、、、誰でしたっけ?たしか平田氏の彼女さんですか?いじめの現場を抑えられたということでしょうか?」

 

馬鹿なことをしてるな。

金田君も予想外のネタだったようだ。

 

「そうだ。だが、真鍋達は完全に俺の支配下にはいった。これ以上責めるんじゃねえぞ。馬鹿にも使いようがあるからな。綾小路とは、この画像に関連するネタを金輪際出さないことを条件に契約をした。だが、俺を脅したツケは払わせるぞ。」

 

そう言って龍園は携帯を操作し、メールを俺たちに見せる。

 

色々やりとしているみたいだが、最終的に4つの決め事があったらしい。

・茶柱クラスと坂上クラスの現在までのいさかいは、一切の不問にする。

・龍園は、櫛田に提供予定の問題用紙を綾小路に送付すること。

・綾小路は、2学期の終業式後に屋上にくること。

・本契約は茶柱クラスと坂上クラス以外に他言しないこと。

 

屋上でやりあう合意をとったわけか。

 

「ちょっと、櫛田に提供予定の問題用紙ってどういうことよ?」

 

伊吹は初耳だと声を挙げる。

 

「クックック、綾小路は恐ろしい男だぜ。桔梗は体育祭でDクラスの参加票を俺らに流していた女だ。そのご褒美に、ペーパーシャッフルでは問題用紙を渡す予定だったが、綾小路はどういうわけか気づいていたようだな。」

「つまり、自分のクラスの人間を容赦なく退学にしたということですね。凶悪ですね。綾小路氏の思考は。」

 

金田君が冷静に綾小路君を分析する。

綾小路君に流した問題用紙が、櫛田の退学にどう結びつくのか理解できなかったが、なんか会話が進んでいくので黙っていよう。

 

「ああ、この学校にここまで俺と似ている奴がいるとはな。白黒つけなきゃ気が済まねえ。石崎、伊吹、アルベルト、正宗。お前らは明日、屋上にこい。」

 

明日は終業式だ。

綾小路君も承知の上なら問題ないか。

この日は解散となったので俺は帰ることにした。

 

 

いつもの勉強会のあと、ひよりは心配そうにしていたが、クラスの方針とあって反対することはしなかった。

 

「大丈夫さ、ひより。龍園は粗暴だけどよ、喧嘩は慣れている。やり過ぎることはないだろうし、もしものときは俺が止めるからよ。」

「はい。正宗君を信じています。今回は勝っても負けてもなんの影響もない龍園くんの遊びです。無茶はしないでくださいね。」

 

勝っても負けてもか。。。綾小路君が六助を連れてきた場合、俺たちが勝つことは厳しいだろうな。

その場合は伊吹だけでも逃がすか。

野郎は、自分のことは自分で面倒見ろ。

 

綾小路君が相手となると、俺にも余裕なんてないだろうからな。

 




サクサク時が流れていきます。
色々膨らませて物語をかける人はすごいですね。
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