虹色のスクールアイドルと暴太郎、更新する事が出来ますっ!!どうぞ!!
めちゃ強い謎のヒトツ鬼に変身出来る2人に遭遇し、それをどうにかして退けた私達
そしてその謎の2人に対してうんぬんかんぬん対策を練る為に話し合って…一段落ついたら…ドンブラスターが私達を転送!!
したのはいいんだけどさ、転送先、ヒトツ鬼いないんだけど…こ
ここはどこなのーーーー!?
『…ナニミテンダ』
俺の存在を脅威と認識したのか謎のヒトツ鬼は睨みつけてくる
長い茶色の髪をしていて、睨みつけるような目、そして歯がボロボロ&血に染ったように赤い液が流れた跡がある口をしていて、不気味な色のティアラも被っている、服の星らしきものや両腕の菱形の配置も滅茶苦茶だ
相も変わらずヒトツ鬼の容姿は不気味だな
だがこのヒトツ鬼の素体は紫色で統一されている。となるとあの2体とは違うようだな
…ん?
「ど、ドンブラザーズが、め、目の前にいますー!!」
「ドンブラザーズ?どういう集まりなのですか?」
「スーパー戦隊!!ニチアサのスーパー戦隊シリーズの中でもっとも異端と言われている戦隊なんですよ!!」
「どんなように異端なのかしら?ランジュ詳しく知らないわ!!教えてちょうだい!!」
コイツ等…なんでかは知らんが俺達を知っているのか
…そして今、俺を見たな?
「つまり、目の前の方の名前がドンブラザーズという名前なのですか?」
「正確に言うとドンブラザーズのリーダー、ドンモモタロウですね」
「…そのドンモモタロウさん、何でこちらを見てるんだろう」
「お前達」
「「「「え?」」」」
「今、俺を見たな?これでお前達と縁ができた!!」
「おお!!」
「は?」「え?」「ラァ!?」
ど、どういう事でしょうか…いきなり初対面の人にそのような事を言うとは、頭がおかしいのでしょうか?正直怖いのですが…
ランジュも侑さんも唖然としています…せつ菜さんは何か知っていたようですが…!!って怪人が来てます!!
『ナニミテンダァァァァァ!!』
「お前達、下がっていろ!!」
「は、はい!!分かりました!!」
「わ、私間近で見てみt」
「ランジュも気になr」
「2人共何言ってるんですか!?邪魔になるつもりですか!?早く行きますよ!!」
私たちを守ってくださっているのは確かなのでせつ菜さんの好きなヒーローではあるそうですが…確かに異端の戦隊なのかもしれませんね
ほう、いつもの金棒で襲いかかってくるが受けただけで分かる。力はあの二人や大野捻のヒトツ鬼並だが動きはド素人だ、これなら俺1人で十分だ。
『ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイッ!カモォーン!』
「ザングラソード、快桃乱麻!!」
…攻撃は確かに決まった、だがその瞬間グソクムシ状のバリアを展開していたようだな
「ほう、僅かな一瞬でガードか、理性はあるようだな」
次の瞬間、オレンジ、水色、黄緑色、ピンク色、青色、茶色の大きくて完璧な丸い球を放ってきた。
ザングラソードで跳ね返してるがしつこく迫ってくる、面倒だ、まとめて壊してやろう!!
『パァーリィータァーイム!!』
『ドン!モモタロウ~!』
『ヘイッ!カモーン!』
「狂瀾怒桃・ブラストパーティー!!」
『いよぉ~ッ!ドンブラコ~!』
1箇所にザングラソードでまとめてから銃撃で破壊したつもりだったが…またバラバラに散っただけだ、中々硬いな
そしてその時…
「ごめんタロウ、遅れた!!」
お供達が来たようだ
「お前達、どこに行っていた」
「何でか分からねぇけど一瞬別の所に飛ばされてたんだよ!!」
「そうです!!その後再転送されてここについたんですよ!!(こ、ここ天井のせいで頭が痛い…)」
「ドンブラスターが故障していたのかは分からないが…わざと遅れた訳では無いというのは分かってくれ」
「まぁいいだろう、とりあえず目の前の鬼退治だ」
「あのヒトツ鬼…はあの二人の変身したヒトツ鬼とは違うみたい、後凄く女の子っぽい姿なのも気になる…どこかで見た事あるような…?」
「だがあの2体の後に現れた以上、もしかしたらあの2人、もしくはその仲間が強化している可能性も考える必要があるだろうね、警戒して損は無い」
『ミンナアツマレェェェェ!!』
するとヒトツ鬼は雉野達が言っていた2色のアノーニを紫色の脳人レイヤーから多く呼び寄せていた。人数に合わせてきたか
「アノーニは私に任せといてくれ、あの2体の時に戦わなかった分戦わせてもらう」
「私もアノーニと戦う!!教授1人じゃこの数は厳しいでしょ!!」
「2人にアノーニを任せて俺達はヒトツ鬼を倒すぞ!!」
「わ、分かりましt(まずはアバターチェンジして天井にぶつかっている状況をどうにかしないと)」
『ギャラクシー!!』
「ま、眩しっ!!」
「目くらましですか…ってえっ!?」
『ブロォック!』
「は?」「え?」
「あだだだだだだだ!!」「ぐほぁ!!げふぅ!!ごはぁ!!がふぅ!!…」
髪みたいな部分をコードに変えて繋げた後に光る目くらましの間に攻撃してくるかと思ったが…どうなっている?
…だいたい分かった、目くらまししている間にイヌブラザーとキジブラザーの足と自分の足を水色のリングで繋げて動きを連動するようにしたな?そしてエレベーターを登り始めた
キジブラザーは大きく揺さぶられた結果頭を振り子のようにぶつけて、イヌブラザーは顔をエレベーターに直接ぶつけられて痛がっている…というわけか
ブラストパーティーでヒトツ鬼だけを撃っても良いが盾にされたら無駄になるし
大分強くなった俺のお供とはいえ、俺の必殺技だ、ダメージは免れないだろう
良いだろう、追われるのは貴様だが…鬼ごっこに付き合ってやる、逃げ足は早いがお供達2人も何もしないわけが無いはずだ
…吹き抜けの場所があるな、空を飛べば先回り出来るな
コイツを使うか
「アバターチェンジ」
『ドンブラコ!!ジュウオウジャー!!』
『アーアーアーアアーッ!!』
『よっ、動物戦隊!!』
「野生解放、ハッ!!」
痛い〜!!グワングワンし続けてる…!!で、でもドンキラーの時と比べればこんなもの〜!!ま、まずは身長を合わせなくちゃ振り回されっぱなしになってしまう!!何でもいいから、アバターチェンジを…今手に持ったこれで…!!
(このまま振り回されっぱなしは嫌似合わねぇなぁ…!!重くなれば止まれるよな!?重そうなやつこい!!コイツにかけるぞ!!)
((アバターチェンジ!!))
『ドンブラコ!!』
『ダイレンジャー!!』『キュウレンジャー!!』
『セイ・ザ・チェンジ!!』
『よっ!!五星戦隊!!』『よっ!!宇宙戦隊!!』
「「ふんっ!!」」
両足を踏ん張れば…よし、止まった!!
「おらっ!!」
「はあっ!!」
僕は鋭い槍で、犬塚さんはアックスで攻撃!!
ヒトツ鬼は足の繋がりを解除して回避…ここ何階?…東京ラーメン国技館…5階…僕達がいたのは3階、大分離れちゃったなぁ…
早く合流しなくちゃ…!!
「ハーッハッハッハッ!!隙だらけだ!!」
ってタロウさん!?どうやってここまで…!?
「その姿…飛んでここまで来たのか」
「そうだ、吹き抜けの場所があって好都合だった」
そして不意をついて長くなる剣を使って拘束も出来たんだ…!!後はトドメを…って身体から完璧な丸い球を出して拘束を弾いてしかも星型の弾まで出してきた!?
「その球、どれくらい硬いか確かめてやる、本能覚醒!!」
顔のマスクの形を変えた瞬間猿原さんのサルブラザーみたいな姿になったタロウさんはオーラみたいなものを溜め始めて
「合わせろ!!」
「は、はい!!」
「分かった!!」
『セイ・ザ・アタック!!』
「ゴリラスーパーパンチ!!ハァ!!」
「気力ボンバー!!」
3人での合体技で…やっと1つ、青い球しか壊れなかった…!!本当に硬い…!!
「その硬さ…やはり本体を倒すのが1番のようだな」
そうですよね…よし、僕達が囮になってタロウさんが直接攻撃…!!っていつの間にか両腕と両足、後お腹に青いリングがついてる…これってどういう
『ランニングマシーン…オン!!』
「わ、わあああああああ!?」「う、うおおおおおおおお!?」
…アイツら、どこかへ走っていってしまった…恐らく強制的に走らされているのだろう、このヒトツ鬼、さっき並走させていた時に仕込んでいたか!!抜け目ない奴だ…となると確信した。コイツとは理性的な会話ができると
「貴様は何者だ?そのヒトツ鬼にどうやってなった?今まで何をしてきた?」
そう話しかけるが返事は返ってこない
「だんまりか…ならば力ずくで話してもらうまでだ!!アバターチェンジ、ロボタロウ!!」
『ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!ロボタロウ〜!!』
『ドン!!ロボタロウ〜!!よっ、世界一!!』
少し本気を出させてもらおうか
『秘技!!』
「心桃滅却……アバター光刃!!」
『気合!異才!居合斬!!』
球体を展開する暇など与えん!!グソクムシのバリアは展開出来たようだが
「そんなもんで守れるかァァァァァ!!」
突き破る!!…そして最初に俺達がいた場所に吹っ飛んでもらった、後はイヌブラザーもキジブラザーと共に戻って…必殺奥義だ
…私は夢を見ているんでしょうか!?ずっと大好きだった!!毎日朝必ず見ていた!!スーパー戦隊が、今、近くで!!本当に戦っているなんて!!
私達はドンモモタロウさんの言葉に従ってある程度離れていたんです。間近で見るのは栞子さんの言う通り辞めて、少し離れて…私達の声は届いて、更に見る事が出来る場所の物陰に隠れています、他の客は避難しているようで見かけないですね…そういえば侑さんと栞子さんの2人はどこ行ったのでしょうか…?
「フンっ!!パワーなら自信があるんでね!!」
「私も!!おりゃあ!!」
今、サルブラザーさんの渾身の怪力とオニシスターさんのフルコンボウの一撃がアノーニをぶっ飛ばしています!!…あんな色のアノーニはいなかった気がしますが…?
…はっ!!
「オニシスターさん!!サルブラザーさん!!アノーニに銃で狙われてます!!」
「「!?」」
私の声に反応して避けてくれました…!!本当にあのオニシスターとサルブラザーなんですね…!!
「せつ菜…感動で泣いているのね…本当に好きなのね、特撮が」
「はい…!!もう涙で前が見えません…!!」
「そうだった!!銃撃してくるアノーニもいたんだっけ!?」
「ならば役割分担といこう、君は近接を頼む、私は遠距離のアノーニが相手だ!!」
「そんなせつ菜もアタシは好きよ!!…でも不思議ね、今行われている戦いも、ヒトツ鬼も撮影とは思えない程リアルだわ、あの色が混ざってる怪人の攻撃も普通に店内部を壊しちゃってるし」
「確かにそうですよね…どういう事なのでしょうか」
「うーん…」
どういう事なのでしょうか…あれは!!
「遠距離ならこれにしてみようかな、アバターチェンジ!!」
『ドンブラコー!!ターボレンジャー!!』
『よっ、高速戦隊!!』
あれはブルーターボです…!!Jマシンガンとドンブラスターの乱射で次々とアノーニを…!!
「近距離ならこれがいい気がする!!アバターチェンジ!!」
『ドンブラコー!!マジレンジャー!!』
『よっ、魔法戦隊!!』
「ジー・ジー・ジジル!!からのマジパンチ!!ほっ、ふっ、はっ、おりゃ!!」
アノーニ達の攻撃を次々と避けながらパンチをしてます…!!ここまで上手く避けれてるのはきっと今オニシスターさんの身体がマジイエロー、つまり小津翼さんだからでしょうか?
「オニシスター…であってるのよね!?後ろから一斉に攻撃してきたわ!!」
「えっ!?…だったらこれで!!ジンガ・マジュナ!!」
バリアを展開してガードしてます…!!そして…!!
「まとめて攻撃するんだから!!流星マジパンチ!!」
私が生まれた時には放送していなかったという魔法戦隊マジレンジャーの戦いが…こんな形で見れるなんて…!!感激すぎて動けないです…!!
そう感動していた時でした。
いつの間にかにオニシスターさんが私達を庇うかのように立っていたのは
「…アンタ達、何も戦う力を持たない人を狙うなんて卑怯だと思わないの!?」
その言葉には怒りを抱いていたようでした、気が付かない間にサルブラザーさんが倒し損ねたアノーニ達に狙われていたようです…!!
「もう怒ったんだから!!アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」
『ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!ロボタロウ〜!!』
『オニロボタロウ〜!!よっ、鬼に金棒!!』
「私を怒らせたアンタ達にはオニつよでいかせてもらうから!!おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」
次々とアノーニ達を派手にぶっ飛ばしてます…凄い…!!様々な店に穴空いちゃってますけど…
ってさっきまでいたヒトツ鬼がここに飛んできます!?
派手にぶつかって、どうにか地面に穴は開かなかったようです…するとドンロボタロウさんがブースターを使って緩やかに移動しながらここに来ました!!
「ハーッハッハッハッ!!アノーニ達は倒せたようだな!!」
「ケンケンケーン!!お待たせしました!!」
更にやってきたのはキジブラザーさん!!…キジブラザーさんもロボタロウに!?乗ってるのはイヌブラザーロボタロウさん!?
「お前達、あの機械どうやって外した!!」
「ロボタロウの姿になったら肉体の、極端な変化について来なくて、外れました!!」
「無理やり走らされている中でアバターチェンジしようとする事自体大変だったけどな!!」
「…お前達ならば乗り切れて当然だ、調子には乗るな!!」
「この空気は…私もこうなった方が良いか?アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」
『サルロボタロウ~!よっ!ムッキムキ!!』
「おお!!全員ロボタロウに…となると必殺技は…!!」
「…あ、栞子!!侑!!今までどこ行ってたのよ!?」
「2人とも大丈夫でしたか?」
「結構多かったから大変だったよ〜!!」
「多かった?…多かったとはいっt」
「お供達!!必殺奥義だ!!」
『パァーリィータァーイム!!』
『ドン!ロボタロウ~!!いざ、参る!!』
前人未桃・打ち上げロボタロウ…!!サルブラザーさんが地面を叩いてオニシスターさんがトゲトゲミサイルを発射
…する瞬間でした
『螟ァ螂ス縺阪▲縺ヲ莉雁将縺シ縺ーーーーーーー!!!!!!!!!』
凄まじく甲高い気持ち悪い声が響いたのは
「え、ええええええええっ!?」
「な、なんですかこの声は!?頭が痛くなりますっ…!!」
「いやああああ!!酷すぎるわよっ!!この声ぇぇぇぇ!!」
「まさかあのヒトツ鬼が流してるんですかぁぁぁぁぁぁ!?」
…慌てて耳を手で塞ぎながらドンモモタロウさん達の姿を見ましたが…オニシスターさんは何も出来ず耳を塞ぎながら落ちていき、攻撃態勢になっていた皆さんも中断してしまっていました
そしてその間に…あのヒトツ鬼は逃げてしまっていました…
「ああもう、頭がキンキンするぅ…!!しかも逃げられたぁ!!」
変身解除した姿は私が知っている鬼頭はるかさんでした
「まさかあんな奥の手を隠しているとは…」
「僕、あんなに酷い声聞いたの生まれて初めてです…」
「あの奥の手がある限り、どう足掻いても行動は封じられるぞ…桃井、どうする?」
他の4人も全員私が知ってる変身者でした。やっぱり私が知っているドンブラザーズの皆さんのようです…!!
「…あれ?何で僕たち喫茶どんぶらへ戻れていないのでしょうか?」
「確かに…転送されてきた私達は戦いが終わったら元いた場所に戻されたはずだ…」
「まさか本当にドンブラスターの故障か…!?」
確かにそれは変ですね…!!ん?走ってくる音が聞こえてきます!!あ、歩夢さん達です!!
「はぁ、はぁ、はぁ…4人とも大丈夫!?怪我はないかしら!?」
「歩夢!!」
「果林、彼方!!どうしたのよ急に!?」
「どうしたのじゃないよ〜!!、近くで大きな音が聞こえてきて、様子を見に行ったら多くの人達が逃げ出してて、もしかしたら何かとんでもない事に巻き込まれたんじゃないかなって思ったんだよ!?」
「そうだよ侑ちゃん!!私達、4人が酷い目にあってるんじゃないかって心配してたんだよ!?」
「ご、ごめんなさい!!連絡するのを忘れてました!!」
「…って結構連絡来てるぅぅ!!エマさん達やかすみちゃん達からも!!」
「携帯見ている暇がなかったせいで連絡返せてなかったわ!!」
「…オイ、お前ら、あのデカイ建物の近くにいたやつだよな!?」
「そ、そうです!!イオンモールの…!!」
「貴方達誰かしら!?一度も会った事ないはず…」
「この姿ならどうだ?アバターチェンジ!!」
『キジブラザー!!』『イヌブラザー!!』
「さ、さっき目の前にきた黒い犬とピンクの鳥…貴方達がそうだったの!?」
「そうだ、何でお前らの近くに1回転送されたかは分からねぇけどな、とりあえず遅れた理由の証明は出来ただろ?」
すぐ変身解除した二人を見ながら私は思いました。ドンブラスターも機械です。何らかの攻撃をされていたのならば故障はありえると思いますが、もし故障していたのならば戦い自体も異常が起きてそうですが、戦いを見た限りその様な様子は見られなかったです…ですがそれでも転送ミスなんてタロウさんが獣人の森に吸い込まれるタイミングでの転送の時ぐらいしかなかったはずです。逆に言うとそれぐらいのイレギュラーが起きていたのでしょうか…?
「遅れた理由については分かった、そしてお前達に、聞きたい事がある」
「は、はい!!どのような要件でしょうか!?」
ここは戦隊について詳しい私が接します!!
「お前達はなぜ襲われていた?あのヒトツ鬼の変身者とお前…いや、お前達にどういう関係が?」
し、質問は一つずつにして欲しかったのですが…
「私はこの近くにある虹ヶ咲学園という学校の生徒です、そしてヒトツ鬼という存在になってしまった彼女は虹ヶ咲学園の生徒でした!!彼女の変貌する瞬間を正体を見てしまったので襲われたのだと思います!!」
全校生徒の名前と顔を覚えていて良かったです…!!
「…そうか、ならば色々教えて貰うぞ、あのヒトツ鬼についてな」
…物陰に隠れて戦いを見ていた、4つの影、ドンブラザーズと同好会が去ったのを見て彼らは紫の扉を通り謎の施設に帰って行った
「ドンブラザーズと同好会、それぞれ話し合うみたいだな」
「こうなる事は予測済みだ、なんならもっと連携してもらわなければ君達も困るだろう?君には大いに活躍してもらわなければ」
「博士よォ…俺も早く暴れたいぜェェ!!奴等の戦いを見ていると疼いてくるんだよォォォ!!」
「まぁまぁ、落ち着いて、博士はその為のシステムを開発中って言ってたじゃないか」
「そのニヤニヤやめろっつってんだろォテメェ」
…その瞬間、2つの紫の扉が開かれる
「…博士、ただいま戻りました」
「「おお、コマギさん、ジミコナ君、どうだったね?」
「今回はこれくらいヒトツ鬼の元変身者から力を奪えたってばよ」
その瞬間、2人の額から現れたのは『赤、青、黄色、点滅する銀色と金色』『赤、青、緑色、黄色、ピンク色、黒色』『赤、青、黄色、緑色、ピンク色、黒色』『赤、青、黄色、緑色、ピンク色、銀色』『赤、オレンジ色、青、金色、黒色、銀色、緑色、ピンク色、黄色、紫色、水色、深紅』『赤、黒色、青、緑色、ピンク色、金色、水色、灰色、紫色、銀色』という組み合わせの面の色で構成されていて、更にそれぞれの戦隊クレストが浮かんでいる立方体の塊だった
「よくここまで集める事が出来たな」
「お疲れ様、これでヒトツ鬼の力は12個だ。私達の願いへとまた1歩近づいただろう…『彼』の力があの三人についてきてくれてよかった、『彼』の原点がそういう引力を引き寄せていたのかな?」
「だがあいつ等はどうするつもりなのだ?このやり方だと手に入らないのだろう?」
「最悪アバタロウギアを奪ってそれを弄ればいいが…それでは弱すぎる、純粋な欲望の塊こそ私達の一番の力になるからな…なぁに、我々のゆく道にはきっと光がある、また現れるさ、『王様』達と同じようにな」
「それは同じ人だからじゃなかったのか?人がいないのに本当に手に入るのか分からないってばよ…」
「ジミコナ、信じる者は救われると言います、不安ばっかり抱えては前に進む事などありえません、運命はまた私達を導いてくださると信じるしかありませんよ」
「や、やはりそうですよね!!母上!!」
「オメェ本当にコマギさんの事好きなよなァ、マザコンかよ」
「黙りやがれってばよ!!そのような低俗な言葉で僕の愛を表現するなってばよ!!」
(ムキになっちゃってぇ…ププッ)
「君達、争うのはやめよう、私達はそれぞれの願いを叶える為の同士じゃあないか、互いに尊重しあわなければいけないだろう?」
「そうだなァ…悪かったよジミコナ」
「…分かればいいってばよ」
「所で、アイツは狙わないのか?『5体』も手に入るんだぞ?」
「彼はもう少し様子を見たほうがいい、彼にはヒトツ鬼については無限の可能性を秘めているからね…それを奪うのは惜しい、狙うとしたら可能性は低くなった『4体』の方、つまり彼から、戦闘中に隙を作って奪ってきてくれ」
「さて、こうして力も集まってきて、彼らも私達の存在に気が付いてくれた、作戦は第二段階へ移行するとしよう」
「そうだな、アイツ等との戦いを通じて私達が強くなる事が重要だ…力を高める為に」
「ハブンカイ、その為に使えそうな物を手に入れましたよ」
「…あァ、コイツは丁度いいなァ!!コイツを使えば思いっきり暴れられるぜェ!!博士ェ!!」
「勿論、私が調整しよう…となるとあのシステムはアレに使わせるプランに変えたほうがいいかな?」
「そういえばワカツ博士~、バラバちゃんが作ったヒトツ鬼、放置しておいて良いの?余計な事喋らないのかい?」
「俺は正直あのヒトツ鬼が強いか疑問だったがァ…意外とやれたなぁ、予想外だぜェ…」
「最初に集まったヒトツ鬼のエネルギーも利用したからね、どんな存在にも力というものは必ず存在している。其れが微弱だったとしても別の力を注げば問題はないというわけだよ、そして戦隊のエネルギーを得た事でスクールアイドルの微弱なエネルギーを秘めた存在は独自の進化を遂げたヒトツ鬼になったという事だ…バラバ、君の理想が叶う日もそう遠くはないかもしれない」
「そうだな博士、感謝している」
「さて、観察を続けよう、おっと、鍛錬も、だな…」
「「「「「私(俺)(僕)の願いの為に」」」」」
現在、私達は裏口から部室に集まっています
椅子は最近買った控え用の物を使って何とか18人座る事が出来ました
ドンブラザーズの皆さんはホワイトボードの近くにいます…憧れのヒーロー達が私達の大好きが詰まったこの部屋に…!!嬉しいです…!!
「それで?あのヒトツ鬼は誰だ?今すぐ教えろ」
「はい、あのヒトツ鬼になってしまった少女の名前は
「うん…そこからなんだよね、合唱部の雰囲気が悪くなったの…その前から後輩達に詰め寄られていたのは見ていて、皆で仲良くしようって言っても睨みつけられて拒否されちゃった…そして3週間前から行方不明者が出てきちゃって…さっきの子で3人目だよ」
「つまり以前からお前らが目撃した人を星に変える力を使っていたという事になるな…」
「でもどういう事?私達あのヒトツ鬼に遭遇する為に召喚されたの、今日が初めてなんだけど…」
「もしかしたら…」
「せつ菜ちゃん心当たりが?」
「…とりあえず明日の朝、合唱部のグループの皆さんに接触するつもりなのですが…よろしいでしょうか?」
ここに来るまでに皆さんと相談して決めた事です!!
「良いだろう、その間俺達は何処かに泊まるとするか」
「あ、あの、もう少し詳しく話し合いを」
「すまない、私達ここに来る前にも色々あって疲れているんだ、もし話す事があるとするならまたの機会にして欲しい」
「…分かり…ました」
「待て、俺はあくまでもヒトツ鬼の情報を知りたかっただけだ、その接触に関しては止めないが、詳しく話す必要はあるか?」
「…さっきお伝えしたように、今回、ヒトツ鬼になってしまったのは、私達の学校の生徒です…なので、その場に居合わせていた同じ学校に通っている私にも責任はあると思います、だから、最初の接触以外にも元に戻すために戦ってくださる皆さんの為になる事をしたいと思ったんです!!」
「…そうか、だがお前1人で何ができる?」
そ、そうですよね…
「私、手伝うよ!!せつ菜ちゃんのやりたい事、応援させて!!」
「私もせつ菜ちゃんと侑ちゃんの手伝い、させて欲しいかな?」
「侑先輩、私も手伝いたいです!!」
「愛さんも手伝うっ!!愛さんも行方不明になっちゃった子を助けたいもん!!」
「愛さんがやるなら…私も頑張る!!」
「ボクもやる!!ヒトツ鬼とやらに学校を荒らされる今の状況が気に食わないからね!!」
「アタシもやるわ!!せつ菜のやりたい事、手伝いたいもの!!」
「…私も生徒会長として、全ての生徒の皆さんが無事であって欲しいです!!だから…行方不明になった生徒の為になる事をしたいです!!」
皆さん…!!一部の方は考え中みたいですね…
「…はっきり言っておく、俺達を助けるという事は、戦いに巻き込まれる可能性は高くなるという事、分かっている上でお前達は手伝いをするといっているんだろうな?」
…確かにそうですけど!!
「わ、私は…覚悟しています!!」
「愛さんもだよ!!」「「「「私もです!!」」」」「ランジュもよ!!」「しているさ!!」
「…わ、私も!!」
「…………本気か?」
「「「「「本気です!!」」」」」「本気だよ!!」「本気さ!!」「本気よ!!」「うん!!」
「…分かった、明日の朝、何をするのか教えろ、それ次第では許可してやる」
「あ…ありがとうございます!!で、ではどこでそれを伝えればよろしいでしょうか?」
「食堂でいいだろう、昼休みに俺とはるかが食堂で話を聞く」
「分かりました!!」
…こうして私達はドンブラザーズの皆さんが出ていくのを見送っていきました…その時に、タロウさんはこう言い残していきました
「…お前達がどのように行動するかについて一つ言い忘れたが、もしそれが思いつかなかったら、接触以外やらなくても構わん、無理をしても意味はない」
と
「…皆、特にせつ菜ちゃん、本当にあんな事言って良かったの~?」
「え?」
「ドンブラザーズの人達を助ける為に接触以外も色々するって事だよ~、そんな事するって彼方ちゃん達話し合ってないよね?」
「…い、一応私一人で皆さんを巻き込まないでやるつもりでしたが…ごめんなさい、あの場で言ってしまっては皆さんも言うしかないですよね…私の為に…」
「ううん!!愛さんは最初から名乗り出るつもりだったもん!!」
「私もです、生徒会長として、全力を尽くしたいと思いましたし、接触だけではいけないのではと思ってました!!」
「私はせつ菜ちゃんにつられた所はあるけど…後悔はないよ!!」
「私は侑ちゃんとせつ菜ちゃんに…だけど!!誰かを助ける事は私も悪い事じゃないと思う!!」
「ボクも後悔はないよ、ヒトツ鬼になった同じ学校の子、気に食わないしね」
「大丈夫よせつ菜!!ランジュに誰かを助ける事が出来るなら、助けたいもの!!」
「私は愛さんを手伝いたい気持ちの方が強いかも…しずくちゃん?」
「…え?あ、い、いや何でもないよ?」
「………?」
「かすみんはそう簡単に決めていい事とは思いません…」
「私もそう思うけど〜…果林ちゃんは?」
「………」
(真剣に…果林ちゃん考えてるみたい…こんな表情の果林ちゃん、初めて見たかも…)
「…この様子だとそれについて話すのは一旦後回しにした方が良さそうね、とりあえず私達の世界に怪人が現れた事について話さない?」
「「「「「「「「「「「「賛成!!」」」」」」」」」」」」
「それにしてもmysteriousな展開だね…本当に怪人というものが存在していたなんて…」
「私の故郷じゃそんなのいなかったから話を聞いた時ビックリしたよぉ〜、日本って少し怖い国なのかな?」
「いやいやエマ先輩、日本にも普通はいませんから」
「どのように現れたのか、私気になる、調べなくちゃいけないと思う」
「確かヒトツ鬼って欲望の暴走から取り憑かれて変身してしまう…ですよね、せつ菜さん」
「その通りです」
「しずく、よく知ってるわね」
「はい、果林さんは幼いと思ってしまうかもしれませんが、特撮も素晴らしい物語だと私は思ってるんです、演劇が1番好きなので優先順位は低いので、せつ菜さんよりは詳しく知らないかもしれませんが…基本的な情報は把握するようにしているんです」
「しずくちゃんも前にヒーローショー楽しんでたもんね」
「…話を元に戻しますが、そのような緩い条件ではどんな人でもヒトツ鬼になる可能性は高いようですね」
「はい、だからヒーローの変身者でもなってしまう可能性があるのが特徴です、なのでもし私達の世界でもヒトツ鬼が生まれるのならばすぐニュースになるはずですが、私が知る限りそんな出来事今まで1度もなかったはずです…」
「というよりそもそもヒトツ鬼って架空の存在なのよね?何で現実世界に本物として現れたのかしら?」
「というと?」
「アタシ、勉強したのよ、せつ菜が好きな特撮ってどういうものなのかを、それで特撮って俳優さんがそれぞれの役を演じながらCGやスーツアクターやとかが頑張ってるらしいの、だからどんなヒーローでも演じられなければ現実には存在していないはずよ、存在していないはずの虚構が何で私達の目の前に現れたのかしら…」
…ランジュさんはきっと私と仲良くなりたくて特撮という物を調べていてくれたのでしょう、嬉しいです!!そして言っている事は分かります、そしてその言葉は正しいです。6年前…2018年に見た『仮面ライダー平成ジェネレーションズForever』でも描かれていたように、私達がいる現実世界にヒーローも、その敵も、存在していないって断言されています。もっとも、そういう映画で断言されなくても成長すると理解してしまいますけど
…ですが、その物語では『覚えている限り、ライダーはいる』とも言ってくれました
誰かの中で生きているのならば、そのヒーローは『いる』んです。それはスーパー戦隊も…絶対に例外ではありません。
だから、私としてはあまり言って欲しくない事でした…とは言うつもりはありません。ランジュさんも悪気がないのは知っていますので…と思っていたのですがハッとした表情を浮かべた後に申し訳なさそうにしていました、顔に出てしまっていましたか…
「对、对不起!!アタシせつ菜に悪い事を言っちゃったかしら!?」
「…いえ、大丈夫です、それについて私も少し考えてみたんですが、私は虚構の存在がこの世界に現れたのではなく、本当に本人がこちらの世界に来たのではと思いました」
「どういう事!?もしかして本当に本人達って事!?ありえるの!?確かに戦いの様子は紛れもない本物だったけど…」
「私達が今生きている世界だって1つの世界でしかないかもしれないじゃないですか、平行世界は無限にあると私は考えてます、それこそ、私が大好きなスーパー戦隊が本当に存在している世界があってもおかしくはないはずです」
「…確かにそうかもしれないわ、でも平行世界の間を移動するなんてどうやるのよ」
「特撮の世界はオーバーテクノロジーで盛り沢山です、そういう力は数多くありますよ、例えば私達が以前演じた〖紅蓮の剣姫〗にもレーテという異世界からの侵略者が敵として存在していたのを覚えていますか?」
「あの時はファーストライブと準備期間が重なって、色々大変だったけど、良い思い出だったねぇ、妹達も喜んでくれたんだぁ!!」
「懐かしいですね!!…というのは置いといて、このように、異世界から本当にドンブラザーズがやって来てもおかしくないです、それに彼らの戦いは、強さは、優しさは、紛れもない本物でした!!だから…虚構とかそういうのは考えないでくれると嬉しいです」
「…分かったわ、ごめんなさい、余計な事を言ってしまったわ、アタシ、皆とライブ出来るようになったのに、まだうまくいかないのかしら…」
「…大丈夫ですよ、ランジュさん、実を言うと私も今の事態にすごく驚いてますし、非現実的ではとも考えているんすよ、画面越しじゃない形で戦いを見るという事が起こるなんて」
「凄いよね…目の前で戦いのせいで周りの色々な物が壊れたり、建物に穴が空いたんだよ…」
「完璧な丸いものからビームが発射されて…穴が空いていましたね…爆発も起きていたような…」
「えええ!?そんなの怖いじゃないですか…!!もしもその攻撃がかすみん達に当たっちゃったりしたら…かすみん達無事では居られないですよ!?」
「アノーニに攻撃されそうになった時…少し怖かったわ、避けるつもりではあったけど…それでもね」
「周りの皆さん、震えていましたし…皆さんを助けるの、結構大変でした…」
「震えるのも仕方がなかったよね…攻撃当たるの怖いもん…」
「え…お、お二人共近くにいた方の避難のサポートをしていたのですか!?」
「うん、避難の難しそうにしていた人や、泣いていた子供が避難するのを手伝ったんだ」
「ドンブラザーズの皆さんが抑えてくれていたので、スムーズに避難を助ける事が出来ました」
お二人が必死に皆さんを助けていた中…私はなんて事を…!!
「ごめんなさいっ!!お二人のお手伝いを早くするべきでした!!私は目の前のスーパー戦隊の戦いを見る事に夢中になってしまい…!!本当にごめんなさい!!」
「そんな悲痛な顔しないでせつ菜!!仕方がないわよ!!せつ菜は本当にスーパー戦隊が大好きなのよね!?ドンブラザーズの戦いを見ていたせつ菜…!!本当に楽しそうだったわ!!そんな憧れが…本当に目の前にいたら、夢中になるのも無理ないわ!!」
「気にしないでせつ菜ちゃん!!私も声かければ良かったのに声かけなかったから…」
「人が足りなかった事で困る事はありませんでした、だから大丈夫ですせつ菜さん、それでも後悔が続いてしまうなら、次があった時に多くの人を助ければいいと思います」
うう…私は大好きに一直線によくなります…それが侑さんとかは魅力的だと言ってくれますが、それのせいで私は間違えてしまいます…今回も間違えてしまいました…
そしてそれと同時に不安になってしまいました
私は…本当に皆さんを助けたいから…ドンブラザーズの皆さんを助けようとしているのでしょうか…?ただドンブラザーズを見ていたいからという私欲にまみれた最低な理由で助けるという言葉を使って…!?
「…1ついいかしら」
「カリン…?」
こういう時の果林さんは私達にしっかりとした意見を言ってくださるんです。そしてそれは私達の曖昧な考えに異を唱えてくれる物である事が多く、私達がしっかりとした結論になるように導いてくれてると思っています。
つまりこれから果林さんが言う事は私達にとっても重要なことなのでしょう
「私達は本当に…ドンブラザーズに積極的に協力するべきなのかしら?」
…え?
「な、何を言っているんですか果林さん!?このヒトツ鬼が現れてしまっている事態をどうにかしなくていいのですか!?」
「じゃあ質問だけど、もし私達がドンブラザーズとヒトツ鬼の戦いに巻き込まれた時に生身の人間である私達に万が一はないって言い切れるかしら?私もあの時、戦いで戦場になったアクアシティが破壊されていた様、見たのよね…ひどい有様だったわ…その時…怖かったわ、4人が巻き込まれて酷い目にあっているんじゃないかって…それが現実にならない保障、あるのかしら?」
「そ、それは…」
…言葉が出てきません!!は、反論しなければ…思い、つかない…それに…果林さんは私達の事を本気で案じてくれている…それを否定して…いいんですか…本当に…?
「アタシ達…アタシ達ならあの子を説得出来ると思う、そうしたらドンブラザーズの皆さんの助けになれるんじゃ…ないかなぁ…」
「確かヒトツ鬼って一応理性は残っているようだけど、それでも半分暴走しているのは変わらないんでしょう?それにその部下のアノーニという存在は説得をする事は不可能らしいじゃない、もし私達が説得しようとした結果無視されて攻撃されたら…庇ってもらうという手間をかけされるつもり?」
「………」
「…戦いの場には行かなくても、情報提供なら」
「侑、私達は情報提供するだけ、なら巻き込まれないとでも思っているなら甘いんじゃないかしら、例えばその河崎ヨシって子、見たのよね?ヒトツ鬼になった姿を見た侑達の顔」
「…うん、私達の事睨んでました、もしタロウさんが来なかったら…私達全員…逃げ切れたとは…言い切れません…」
「そういう事よ、栞子、もしかしたら今でも狙ってるかもしれない、私達の事を…そう考えるとこれ以上足を突っ込むと狙われるリスクが高いわ、その度に守ってもらうのかしら?」
「………」
「でもそうなるとドンブラザーズの皆さんに申し訳ないよ…」
「足を引っ張る事こそ申し訳ないと私は思うわよ、歩夢、そもそもドンブラザーズの皆さんは私達に手を貸してもらう事を望んでいるとは思えないわ、ヒーローは誰かを守る為に戦うんでしょう?そんな彼等は私達が狙われて欲しいと思う?…だからその接触以外タロウさんは最悪何もやらなくても良いっていったんじゃないかしら?」
「「「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」」」
沈黙しか続かないです…
それに…確かに果林さんの言う通りです…今になって…後悔し始めました…何で積極的なサポートを物申した時…冷静になれなかったのでしょうか…色々と問題が出てくるのは明らかだったのに…
やはり私達はヒーローの戦いに関わっていい立場ではなかったのでしょうか…
「…とりあえず今回のヒトツ鬼については…協力したいです、最悪何もやらなくて良いとは言われましたが、協力を持ちかけたのは私達側です、出来る限り本当に接触以外何もしないというのは避けた方がいいと思うのですが…勿論これは私のワガママなので皆さんがやはり嫌になったのならば本当に何もしなくていいのですが…もう一度言わせてください…本当にうかつに発言してしまい…すみませんでした…」
「…ランジュも1度言った事を撤回するのは嫌よ、も、勿論皆が嫌ならランジュもやらないけど…」
「………確かに今回は最後まで協力した方が良いかもしれないわね、実際にやってみたらデメリットばかりじゃない事も分かるかもしれないし、ただ、もしまた私達の周辺にヒトツ鬼が現れた時はどうするのかは、今回の協力の結果を元に本気で考えましょう」
全員頷いてくれました…本当にありがとうございます皆さん…
「もしまた私達の周辺にヒトツ鬼が現れた時…ねぇせつ菜ちゃん、また彼方ちゃん達の周辺に現れる事ってあるのかなぁ?彼方ちゃん達の学校でヒトツ鬼が現れるのは最後だったりしないの?」
「…ヒトツ鬼が現れる場所は必ず鬼苦市という場所に限られていました…どれほどその市が大きいのかは知りませんが、市内にしか現れなかったというのは事実です」
「それが彼方ちゃん達の世界でも同じだったら…そうなると…やっぱりまたこの学校に現れる可能性は0じゃないわけだぁ~」
「はい…今回のヒトツ鬼に対して私達がどれだけやれるか分かりませんが…それについてタロウさんに判断してもらって、もし認めて貰えたら、私達も頑張る事が出来たと思えたら今後の協力も提案したいです、勿論今度は皆さんの合意を貰ってから提案します」
「…ねぇ皆、今日の夜も明日やる事について皆で話し合ってみない?」
彼方「それがいいかもね、考えたくないけど、果林ちゃんの言う通り、そのヨシちゃんが帰り道で彼方ちゃん達に何かしてくる…かもしれないし、皆で寮に集まって部屋毎に人数分けて、お泊まりにした方がいいかも」
「そうですね、今日はもう遅いですし、この話の続きはそれぞれがそれぞれの部屋でする事にしましょうか」
「侑先輩の案に賛成です!!」
皆が賛成した事で私達は
果林さん、愛さん、しずくさん、かすみさん
エマさん、侑さん、歩夢さん
ミアさん、璃奈さん、私
ランジュさん、彼方さん、栞子さん
というように部屋を分けて泊まる事にしました、部屋着や歯磨き等は予備の物を借りる事になりました
そうして別れようとした時に…ドアのノックが響いてきました
「…ちょっといい?」
そこに現れたのは短い水色の髪のポニーテールの…貴女は…!!
「
「だ、誰ですか!?」
「貴女達に名乗る名前なんてない、言いたい事があったから来ただけ」
「な、何ですかその言い草はぁ!?」
「この部屋から匂ってくる穢わらしい男の匂い、どういう事?」
「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」
「ど、どういう事ですか!?」
「知っての通り僕達が通う虹ヶ咲学園は女子校、ごく稀に来る事はある先生等は除いて男子禁制の場所、それなのに何で男の匂いがする?」
「に、匂い!?貴女犬じゃないんだからそんな事分かるわけないでしょう!?不明白!!」
「分かるの僕には、穢れている匂いはどうしても鼻にくるの…それで、この匂いはどういう事なのか説明してもらえる?まさか男を連れてきたわけじゃないよね?」
「…気の所為だと思います」
「…まぁいい、今日は生徒会長を信じて素直に引いてあげる、もし次本当に見つけたら覚悟しな…後」
「な、何ですか部屋全体をじっと見て…」
「…この部屋、本気で掃除していないでしょ、特にロッカーの後ろ、ソファの下から穢わらしい匂いがはっきりしている、汚れを残したまま活動を続けるなんて本当に貴女達アイドルなの?やめたら?」
こうして私達に酷い言葉を言い残して…彼女は去っていきました
「むっかーーー!!あ、あの女上から目線で何めちゃくちゃ言って来たんですかぁぁぁぁ!!」
かすみさんの怒りは最もです、私も本当は怒りたかったです!!
「…あの子についても愛さん知ってる、高羽千夜、水泳部のエースでアタシより飛び込みが上手い子なんだよね」
「水泳部のエース…只者ではないようね」
「うん、でもアタシが知る限りいつも1人で行動していて…だからアタシ色々と気になって時々水泳部の手伝いをしに行った時に様子見たり聞いたりするんだけど、それで幾つか分かった事があって…あの子、潔癖症と男性恐怖症なのだって」
「潔癖症と男性恐怖症!?」
「僕、病気については詳しくは知らないけど、そんなに大変な病気なのかい?」
「潔癖症は自分の周りの色んな物が汚いって反射的に思ってしまう病気で、男性恐怖症は男と関わる事が嫌になっちゃう病気だよ」
「りなりーよく知ってるね!!」
「璃奈ちゃんボード、〖えっへん〗」
「凄い潔癖症でね、水泳部で泳ぎの指示が出ない休憩時間が始まってから5分間ずっと手を洗い続けているみたい」
「…でもそれだけじゃアタシ達スクールアイドルに名前まで言わない理由にはならないわよね?それについては愛知らないの?」
「…これ…言いにくいんだけどぉ…あの子、スクールアイドルも大嫌いなんだって」
「スクールアイドルも嫌いなの!?」
「仕方がないわよ、侑、人によって好き嫌いは違う、今までこの学校の沢山の人達が私達の活動を応援してくれていたのは確かよ、でも全員が応援してくれていたなんてありえないと思うわ、私達のスクールアイドル活動に反対したかったけど周りはそんな様子を見せなかったから何も言わなくても嫌だと思っていた人はいてもおかしくはないわ」
「だから…だからアタシ避けられているんだよね、千夜さんに…仲良くしようかなって思ってるけど必ずアタシが水泳部手伝いに行くと休まれちゃうんだよね部活…」
「千夜さん酷すぎる!!…でも愛ちゃん、何でそういう子がいる所にわざわざ手伝いに行くの!?」
「他の子に頼まれたら断るにもいかないでしょー歩夢ぅ、気遣ってくれてありがと!!」
…結構問題がある人のようですね
私が全校生徒で知っているのは親しい人達を除くとあくまでも名前だけなので、こういう時に愛さんは本当に頼りになります
…もっとも、何も愛さんが補足しなくてもきっと一目見たら『何かある』とは思っていたと思います
あの人のどす黒い目が、光が、輝きが全く見えない、恐怖を感じさせられてしまう黒い眼がそう思わせていたでしょう
…というのはとりあえず置いときましょう、今の一番の問題、それは…
「…厄介な人が現れましたね、彼女がもしタロウさん達がいる時に部屋に入ってきたら騒ぎ始めるかもしれません」
栞子さんも分かっていましたか
「そうですね、私達の学校は基本的に上層部の方以外男性が入る事はあまりありません、となるとタロウさん達が目立ちすぎると色々と話す事になりかねません」
「やっぱり協力は無理なのかな…?」
璃奈さんの表情はまだ少し分かりにくいですが、その声には残念と思っているのは感じ取れました…
「…グズグズしていても仕方がないんじゃないかな?とりあえず今日はそれぞれの部屋で話し合おう?彼方ちゃんが料理振舞っちゃおうよ〜!!」
「きゃあっ!!遊覧船の時食べた彼方の料理本当に美味しかったのよ!!また食べれるなんて楽しみだわ!!」
「あーっ!!ランジュ先輩ずるいですぅ!!かすみんも食べたいですよぉ!!」
「じゃあかすかすにはアタシがもんじゃ焼き作ってあげるよ!!カナちゃんの料理に負けないもんじゃ焼き作っちゃおうかな?カナだけに!!」
「わーい!!それは嬉しいですけど、かすかすじゃなくてかすみんです!!」
「楽しみだね、かすみさん!!…話も一段落着きましたし、明日私達は六時半に集合して、結論を皆で出しましょう!!」
「「「「「「「「「「「「うん!!」」」」」」」」」」」」
話し合いが終わった後、私達は椅子などの片付けを行いました。そして最後の確認を私、歩夢さん、侑さんでしていました。
「片付け完了!!じゃあ寮に行こっか!!」
「そうだね、エマさん待たせてるかも」
「…はい」
「…せつ菜ちゃん」
「な、何ですか…侑さん」
「…果林さんの言葉、気にしているんだよね?そして自分が戦いを見ているだけで誰かを助ける事を忘れていた事…本気で後悔しているんだよね?後片付けをしていたせつ菜ちゃん…ずっと辛そうだったよ…?」
「………」
「せつ菜ちゃん…」
…やはり表情に出てしまっていましたか…片付け中に何度も顔を見られていたので、そんな予感はしていましたが…
「ごめんなさい、お二人に心配をかけてしまうような表情をしてしまって…」
「辛い事があった時、誰でも悲しむのを我慢するなんて難しいよ、気にしないで」
「…ねぇ、せつ菜ちゃん」
「歩夢さん?」
「せつ菜ちゃんの気持ち、分かるよ、あの時、ああしておけば良かった、こうしておけば良かったって…私も後悔しちゃう事、何度もあるもん…」
「歩夢…(押し倒…最初のスクールアイドルフェスティバルの前にすれ違った時の事言っているのかな?)」
「でもね、それでもその後悔した事をしっかり刻みながら、しっかり前を向いて進まなくちゃいけないって…思った、過去はいくら後ろを見続けても変えられないから」
「………」
「だから、せつ菜ちゃんにも…難しいかもしれないけど、出来るなら前を向いて欲しい、そうやって前を向いて頑張って進めば、きっと…せつ菜ちゃんならリベンジが出来ると思うから!!」
「歩夢さん…!!」
…そうですよね、このまま悲しみ続けたら、ろくにお手伝いが出来ず、明日ドンブラザーズの皆さんに迷惑をかけてしまいます!!今日やらなかった分、全力でお手伝いしましょう!!そしてその時に改めて私が手伝いをして、どう思ったかを考えましょう!!
「歩夢さん、侑さん、もう大丈夫です!!明日は頑張りましょう」ペカー
「うんうん、それこそせつ菜ちゃんだよ!!」
「立ち直ってくれてよかった〜!!」
そうして教室を出たタイミングで…遭遇したのは!!
「おーーーーいっ!!おーーーーいっ!!」
「あっ!!
あの二方は…!!
「こんな遅くまでお疲れ様、お疲れ様ぁ!!」
「三芽ちゃんこそ何してたの?もしかして第3回スクールアイドルフェスティバルについて盛り上げる案を考えてくれてたりする?」
「うーん、正直億劫になってるぅ、だって卒業式の後に卒業生も在校生もわざわざ集まってくれるのかなって、学校の先生達も承諾してくれるのかなぁ?って思うとぉ…案だけは思い浮かんでるけどねぇ、でもでも、開催するなら私、全力で頑張る頑張るぅ!!」
「ありがとう!!私もどうすれば開催出来るか考えてるから、その時はよろしくね!!」
「勿論!!私達
「はい………頑張ります」
「相変わらず堅い堅いっ!!もっと緩く緩くぅ!!」
「ごめんなさい…やっぱり…慣れません…」
「大丈夫、貴女が頑張って皆を指揮してくれてたの見てたから!!貴方が話すのが苦手でも想いは伝わってる!!」
「ありがとう…ございます…」
「妹の気持ち分かってくれてて、本当にありがとありがと!!それじゃあ!!バイバイ、バイバーイ!!」
「侑ちゃん、今の子…ライブの時に観客としては見た事あるけど…知り合いだったの?」
「そうだよ、歩夢はしっかり会った事はなかったんだね、天戸三芽ちゃんとその妹さんの四芽ちゃん、スクールアイドルフェスティバルの出し物のエリアの設計と指揮を姉妹でやってくれたんだ!!」
「あの二人のおかげで、スクールアイドルフェスティバルをより多くの人達に楽しんで頂ける事が出来たと信じています、本当に凄かったんですよ!!エリア毎に様々な工夫をしてくれてたり、それぞれの生徒が何に向いているんじゃないかを推測してそれをやらせたら実際に上手くいったりする事が出来たんです!!」
「そうなんだ…」
「そして何より、あの二人、私達同好会の事、大好きって言ってくれたんだ!!」
「ほ、本当!?」
「うん!!四芽ちゃんは歩夢、せつ菜ちゃん、ランジュちゃんが推しって言ってて、三芽ちゃんは全員が1番、つまり推しを1人なんて選べない、選べないよー!!って私と同じ事言ってた!!」
「わ、私の事推してたの!?…確かにソロライブでは毎回必ず観客席にいたから覚えていたけど…」
「凄いよねあの子、自己主張は激しくないけど本当に歩夢の事、推してるみたい、良かったね、歩夢!!」
「う、うん…期待に応える事が出来るよう頑張らなくちゃ」
「私も推されていたとは…嬉しいです、精進しなくては!!」
こうして、雑談しながら私達はそれぞれの部屋へ帰っていきました…
その雑談中少し気になったのは
何故歩夢さんとランジュさんと私の3人が四芽さんの推しになったのでしょうか
皆さん全員素晴らしい歌のはずなのですが…歌の好みの問題…というなら私とランジュさんは兎も角歩夢さんとは系統が違うはずですが…
とりあえず気にするのはやめましょう、現状の問題に集中する為に
「さて、2人はどう思ってるのかな〜?」
彼方ちゃん達は今夕ご飯を食べながら、今後について話し合ってます。
食後の暖かいココアを飲みながら話し合うと心も暖まると思ったけど…大正解みたい、ランジュちゃんなんて「チョコが染み渡るわ~!!」って言ってくれたし
因みに夕ご飯はランジュちゃんが好きな肉料理…結構大きいローストビーフを作ってみたんだぁ、とても大きいから切り分けなくちゃいけないけど…こういう時にガヤガヤ話し合いながら食べるのには大きい物を切り分けながら食べるのっていいと思ったの、かなり大きな肉だから皆満足して食べれる量はあるんじゃないかなって思ってたけど…2人とも喜んでる、良かったぁ〜
「…私はどんな生徒だろうと助けてあげたいです。例え身分不相応だとしても…生徒会長として皆さんをサポートしたいんです、その皆さんの中に、例外を作る事はしたくないです」
「…ランジュが前に独りで辛い思いをしていた時、皆が助けてくれたの、受け入れてくれたの、本当に嬉しかったのよ、今でも忘れるなんてあり得ないわ、だからアタシはヒトツ鬼になっちゃった人も、襲われている人も…助けたい…けど」
…ランジュちゃんが今一番怖い事、彼方ちゃん、分かってるよ
「その為に…その為に大好きな同好会の皆が傷つくなんて事が起きたら…下手したら…!!なんて、考えたくもないのよぉ…!!そんな事が起きたら…アタシ…アタシ…!!」
ランジュちゃんは普段は力強くて豪快、仲間想いで才色兼備な頼もしい自信家なんだけど
その奥底ではとても繊細かつ怖がりなんだよねぇ、独りになるのを本当は誰よりも怖がってる
…だから同好会の皆が一人でもかけるかもしれない事をやるのは嫌がるのは分かってた
…もう間もなくしたら彼方ちゃん達いなくなっちゃうんだけどランジュちゃん耐えられるのかなぁ
というのは一旦置いとこう、まだ一ヶ月あるし、今の問題の対処を考えなくちゃいけないから
「なんならアタシ自身に戦える力があればいいのにって思うわ」
「ランジュが戦う力?どういう事でしょうか」
「だってそうすればアタシ自身がお友達の皆を守れるし、助ける事が出来るじゃない!!そうすればドンブラザーズの皆にも迷惑をかけなくて済むし、アタシなら傷ついても」
「何てこと言うんですか!!」
「ひゃあ!?」
栞子ちゃん怒ってる…実は私も怒ってるよ?ランジュちゃん
「自分なら傷ついてもとか言わないでください!!それで辛く思う人がいるのも…忘れないでくださいね…」
「ううっ…ごめんなさい、そんな顔しないでよぉ栞子ぉ…で、でも友達を守りたいって思うのは当然じゃない…だからアタシは…」
「ランジュちゃんのそういう所、彼方ちゃん大好きだよ~、そんなランジュちゃんを私達も守りたいって思ってる、だから…」
部屋に戻った時、エマさんは今までのライブのアルバムを見ていて…私達も見せてもらったんだけど…
本当に沢山の思い出が出来たんだよね、私達10人が一緒になってから…そして栞子ちゃん達3人が加わってから更に思い出が増えた気がする
そう思いをはせながら私はキッチンに向かっていった
「侑ちゃん、エマさん、チーズフォンデュ出来ましたよ~!!」
「Grazie!!私の母国料理をありがとう!!」
「今日も寒いですから、身体の暖まるものをどうかなって思いました…ウインナー、エリンギ、マッシュルーム、にんじん等栄養も考えたんです!!」
「美味しいよ歩夢!!料理ライブもたのし…」
「…侑ちゃん?」
「…やっぱり、無理かもね、今の状況だと…」
そういって侑ちゃんはスマートフォンを見せてきて…そこに映っていたのは
『アクアシティに謎の怪人出現!?』
「誰が変貌したのかはまだ明らかにされてなかったみたいだけど、怪人が現れた事はニュースになっちゃってる…」
「…あ、本当だ…とりあえず表向きは大きな被害は起きていなかったから要注意で学校も抑えるみたい…でも」
「今日の事件で行方不明者は3人になっちゃった…これ以上増えると学校に疑いの目が向けられちゃうよぉ…」
「それに、行方不明者が増えると学校の皆も不安に…ううん、もう既に不安な人がいるみたいです、今日子ちゃんから連絡きたんだけど…」
「…『今日、同級生が行方不明になってしまいました、調べてみたんですけど、他のクラスでの同級生もいなくなってしまっているようです、侑先輩は何か知っていますか?』…私の所にも連絡来てたよ」
「少しでも消えてしまった子の情報が欲しいのかなぁ…それくらい不安になってるって事だよね?」
「恐らくそうだと思います、そして今日子ちゃんだけが不安になっているってわけでもないと思います、その消えてしまった子もそのクラスで友達がいたかもしれませんから…つまり」
「私達を応援してくれている人達全員も不安になっているかもしれないって事?」
「うん…そんな状況でライブをやっても心から楽しめる人はいないよ…」
侑ちゃん凄く残念がってる…私も勿論辛いけど…
「私、100%の力が発揮できる状態でライブしたいなって思ってる…でも今の様にファンの皆が不安がってる状況でライブなんて上手くいく自信がないよ」
「歩夢もそう思うよね…エマさんは?」
「私もだよぉ…私はライブを見てくれた人をポカポカにしたいなぁって思ってるけど…もし怪人が現れると思うとライブ中もポカポカどころかブルブルしちゃうと思う」
「…中止にするしか、ないの…かな」
…何でだろう、チーズフォンデュで暖まっていたはずの身体が冷えていく感覚を感じると同時に同時に、スクールアイドルフェスティバルの時、曲のリストを次々と塗りつぶされていくのを見る事しか出来なかった気持ちがまたぶり返してくる感覚がした
…そうして5分程無言の時間が続いて、侑ちゃんは口を開いた
「…なら、やっぱりドンブラザーズの皆さんに協力して早くヒトツ鬼が現れる事態を収める?」
「私達に何が出来るのかなぁ?料理作る?」
「どうでしょうか、多分メンバーの中に料理を作るのが上手い人がいたら私達何もできる事なくなっちゃいますよ?」
「…だったら私は」
…部屋に帰った時、ミアさんと璃奈さんは色々な情報を集めているようでした
…河崎ヨシさんについて
「welcome!!この部屋に来るのは久しぶりかい?」
「はい、ランジュさんの為の歌を作った時でしたね」
「あの時は私達皆で力合わせたから、ランジュさんを引き留める事が出来た」
ええ、そうでしたね
ミアさんと侑さんがランジュさんの為の曲を作って、私達がその時の食べ物を提供とランジュさんを空港で足止めをして、栞子さんが幼なじみとして必死に声をかけて…ランジュさんに想いを届けることが出来ました。
そしてそれは私も同じ、生徒会の中川菜々としての私、スクールアイドル、優木せつ菜としての私、何方共生徒会の皆さん、同好会の皆さんに助けてもらいました。
私たちはやりたい事が違くてもそれぞれ助け合ってきた。どんな困難に直面しても
「…だから、ボク達は今回も力を合わせなくちゃいけないんだと思う」
「ミアちゃん、やる気なんだね」
「Yes!!確かにあのヒトツ鬼という怪人は怖いけど、ボクは好き勝手に虹ヶ咲学園を荒らしている彼女が気に食わない!!だからドンブラザーズに任せっきりで終わらせたくなんかないんだ!!…果林の言う事は正しいから、しっかり考えて行動しなくちゃいけないけどね」
…元々ミアさんはランジュさんに連れてかれてここに来て、自分の目的の為だけに虹ヶ咲学園の生徒であったはずでした
ですがそんな彼女は今、この学校の事を純粋に思って行動してくれている、好きになってくれている
元生徒会長としてこの学校の事を思ってくれている事、本当に嬉しいです
だから
「…2人とも、頑張ってください!!私が貴女達の夕ご飯作っておきま…」
…あれ、璃奈さん、打ち込む作業が止まってますよ?
「だ、大丈夫だよせ、せ、せつ菜ちゃん、カップラーメンとかあ、あるって聞いたから」
(What?璃奈動揺しすぎじゃない?)
「璃奈さん、折角のお泊まりがカップラーメンなんて味気ないものではつまらないと思います、ヒトツ鬼のせいでジメジメとなってしまった私達の気持ちを暖めるにはシチューが1番です!!」
「わ、私今日朝シシシシチュー食べてきたから2回もたたた、食べたく、ない」
「では璃奈さんの食べてきたシチューとは違う味のシチューを作りますよ、どんな味でしたか?」
「あ、あの、本当にシチュー全般をた、た、食べたくないの、り、璃奈ちゃんボード、〖ブッブー〗」
(線も絵を何もかもガタガタになってる!?本当にどうしたの璃奈!?)
「そうですか…じゃあ鍋にします?鍋も身体暖まりますし」
「ボクも別にそれでいいけどそんなに食材買ってないよ?果林に言われて栄養バランスは気をつけるようにしているけどそれでも最低限しか買ってないんだ、やっぱり作曲中に手軽に食べれるカロリーメイトとか食べる事多いから」
「…2人分ある物は牛乳、じゃがいも、ニンジン、鶏肉ぐらいしかないじゃないですか!!これはシチューしか作れませんね!!」
「わ、私、ミアちゃんの料理、食べてみたい!!せつ菜さんのシチューは前に食べたから、ミアちゃんのシチューも、き、気になる!!」
「ミアさんの料理ですか…確かに気になりますね」
「Sorry、璃奈、そう言ってくれてボクは嬉しい、けどボクそもそも料理あまりしないんだ、果林に教えてもらった最低限の物しか作れないからつまらないと思う」
「そ、それでも、それでも良いの、食べたいっ!!」
「それに、ボクもまだ情報集めたいからね、せつ菜に任せたいと思う、また今度作るから」
「だ、だ、だったらっ、私が作るっ!!璃奈ちゃんボード、〖コックさん〗!!」
「璃奈さんさっきシチュー食べたばかりで食べたくないって言ってましたよね?(璃奈さん急に絵が下手になっていますね、何か起きたのでしょうか…)」
「…うん」
「今回はやむを得ない事情で私達はシチューしか食べれなさそうなのでシチューを食べる事になったんです、大好きじゃない状態で作っても美味しくなりません、寧ろ不味くなると思います」
「だだだだ大丈夫!!急に私シチュー食べたくなってきた、作りたくなってきたーー!!」
「無理はしないでください璃奈さん、私に任せてください!!私のシチュー、以前メンバーの数が10人だった時にも合宿をした事があったんですが、その時に振舞ったんです、そうしたら皆さん美味しいって言ってくれたんです!!」
「本当かい!?なら、ボクも食べてみたい!!」
「………(嘘…ミアちゃん…ダメだよ…せつ菜さんのシチューは…)」
「ミアさん、ありがとうございます!!ではキッチン借りますね!!出来る限り早く届けますから!!」
「あ、あわわ、あわわわわわ…」
前に作ったシチューと同じように…ですがそれにより『大好き』を込めて…出来ました!!
「お待たせしましたー!!」
(…え?何…この匂い)
「せつ菜特製シチューです!!どうぞ!!」
(…これが本当に同好会の皆が美味しいって言ってたシチューが発する見た目と匂い…!?凄い湯気が出ているのはいいとして…紫1色のシチュー…はハンバーガーがあるんだからまだありえるかもしれないけど甘ったるすぎる匂いがしたと思ったら漢方薬みたいな匂いもするし…Oops!!こ、このツーンとした匂いはタバスコ!?かなり入ってるよねこの強さ!?)
「ミアさんのリクエストにお応えして、前回作ってシチューとほぼ同じレシピにしました!!少しだけアレンジはしましたが」
(り、璃奈ぁ…これ、本当に前とほとんど同じレシピ…って璃奈涙目になって悶えてる!?凄く辛そうなんだけど!?)
(あの時の物より匂い強くなってる、よりとんでもない物になってるんじゃ…)
「ではお2人共、召し上がってください!!」
「「は、はい…」」
…あれ?スプーンで掬ってそれから手を動かしていませんね、どうしたのでしょうか?
「せ、せつ菜ぁ…この見た目…本当に前と同じシチューを作ったのかい…?」
「勿論です!!完璧に再現出来てますよ!!」
(嘘…何でこれを皆おいしいって思ったんだ…実は彼方が作ったのを勘違いしてるんじゃないのか…いや彼方なら見た目も良くするからそれはないか…)
「う、うう……」
(り、璃奈!!…しっかりしろ、ミアテイラー、ボクは3年生、2人の先輩なんだ!!料理を作ってくれたせつ菜を信じるくらいの強さと璃奈より早く食べて問題ないように見せる事ぐらい、やってみせる!!)
あ、ミアさんが口にどんどん近づけています!!
…え、口の間近まで届かせた後…戻してしまいました…ってミアさん泣いてます?
(む…む…無理だよーーーー!!匂い強く嗅いじゃった…!!ボクは14歳なんだぞ!!14歳にこんなに食べるのを躊躇わせる物を渡すなんてあんまりなんじゃない!?食べたらどうなるのか分からなくて、こ、怖いよーーーー!!)
何があったのでしょうか…?も、もしかして…!!
「ちょっと貸してください!!」
(ぼ、ボク達のカップを持って行ったけど…もしかして味を直しに…!!)
ふぅ…これで大丈夫ですね!!
「2人とも!!熱いかもしれないのに出してしまいすみませんでした!!今日が寒いからって強火でコトコトやってしまったのはやりすぎでした!!鍋に戻した後に凄い勢いでかき混ぜました!!きっと熱さもぬるくなったはずです!!」
ふぅ、本気でうおおおお~~~〜っっ!!という感じでかき混ぜましたから汗かいてしまいました…ってあれ?ミアさん涙止まってませんよ?…というより涙の量が増えているような…
うーん…
気のせいですね!!⁄/*イ`^ᗜ^リペカー
「改めて!!お二方…これ以上冷めないうちに、どうぞ!!」
「り、りなぁ…どうしよぅ…」ヒソヒソ
「…覚悟、決めよう、あの笑顔と努力を否定したくない…私も不味いと思う…けど…」ヒソヒソ
「う、ううううう…!!」
「「い、いただきまーす!!」」
ふぅ…どうにかベットに乗せる事が出来ました!!それにしても全く…疲れているんでしたら正直に言って欲しかったです!!食べた瞬間に寝てしまうなんて…シチューは取っておきましょう、後でまたお二人が飲むかもしれませんし……さて、私は戦隊についてもう一度調べなおしましょうか、といっても何から調べなおしましょうか…とりあえずドンブラザーズからですね、それからはセンパイジャーをもう一度見直しましょうかね…!!…ん?かすみさんからZoomのアドレスが…そういえばそろそろ…作戦会議の時間でしたね!!
「はいよっ!!かすかすにはとろとろチーズもんじゃ!!しずくには激辛明太子もんじゃだよっ!!」
「わーい!!ってなんでチーズ盛沢山なんですか!?美味しそうですけどぶくぶく太っちゃいますぅ~!!」
「もししずくが辛さに耐えきれなかった時の事考えてこうしたんだけど…」
「愛さん、気遣ってくれてありがとうございます、大丈夫です…私辛いの大好きなんです!!全部食べ切りますよ!!いただきます!!」
ほ、本当に食べたぁ!?あんなに真っ赤なもんじゃ初めて見たんだけど…!?…すごく汗かいてる…顔真っ赤だし…!!本当に大丈夫!?
「美味しいですっ!!流石愛さん!!フライパンでここまで作れるなんて!!」
「た、食べれるの~!?」
「かすかすも食べてみる?」
「食べませんよっ!!かすみん倒れちゃいます!!」
「…私、かすみんに私の好きな物、食べて欲しいなぁ♪おねがぁい♪」
「ぶりっ子の演技してもダメっ!!怖いに決まってるでしょ!!」
「そんなぁ♪」
「ううっ…お願いかすみん♪愛さんの作ったもんじゃ焼き、両方とも食べて欲しいかも…ダメ?」
「つ、都合のいい時に限ってかすみん呼びしないでください!!ダメったらダメですぅ!!」
「おねがいですぅ♪」
「おーねーがぁい♪」
「く、曇りない眼やめてよぉぉぉ!!」
ぐぬぬぅ…分かってるのに…かすみん、からかわれているのは明らかなのに…きっとかすみんが食べたらどんな反応するのかを見たがられているのに…!!だから食べたら2人の狙い通りになるのに…ぃぃぃぃぃぃっ!!
「もぉぉぉぉ!!仕方がないですねっ、食べてみますよっ!!」
「ありがとうかすみん♪じゃあ早速作るね~!!」
い、言っちゃいました…うう…やっぱり怖いよぉぉ…
「………」
(果林さん…さっきから顔色が良くないですね…)
「出来たよ~!!ミニサイズで作ってみた!!」
「こ、これを…食べるんですか…」
ミニサイズでも…充分辛そう…
「か、かすみさん、無理はしなくていいからね?勧めた私が言うのはおかしいかもしれないけど…」
「か、かすみん、1度言った事は撤回しないもん!!いただきます!!」
パクっ
「…オ"エ"ッ………からからからからから辛いぃぃぃぃぃぃぃ!!」
無理無理無理無理無理無理無理無理無理ぃ!!舌が痛いよぉぉぉぉぉ!!
「はいいちご牛乳!!いっぱいあるから、どんどん飲んで!!」
「………」ゴクゴクゴクゴク
あ、愛先輩…予めて用意してくれていたんですね…やっぱり辛いぃぃぃぃぃぃ!!まだ治まらないよぉぉぉぉ!!
「ごめんねかすみさん、悪ノリがすぎちゃったかも…」
「愛さんもやりすぎたかも…ごめんねかすみん!!」
しばらくいちご牛乳を飲み続けて…やっと治まったよ…
「き、キツかったですぅ~」
「はい、口直しに海鮮もんじゃ!!食べてみて!!」
「…美味しいです!!」
「………カリン、本当に大丈夫?部屋に入る前からずっと気分悪そうだけど…愛さんの作ったヘルシーな材料で作ったもんじゃ焼きが美味しくなかった…?」
「だ、大丈夫よ、気にしないで」
「…だ、だったら次は生配信4人で見ようよ!!ほら、丁度時間みたいだし!!」
「配信?どんな配信なんですか?」
そう言って愛先輩は自分のiPadの…緑が下地にあって、オレンジ、赤、青、白、ピンクの花が咲きほこっているサムネのLtubeの画面を見せた
「虹ヶ咲学園が設立された時に園芸部も出来たらしいんだけど、その時に花だけに特化した部を作りたいって人達がいたらしくて、別で部を作ったんだって!!それが園芸花壇スクールアイドルクラブって言って、結構歴史と伝統は虹ヶ咲学園の中では長いみたい、そのクラブは1年前に当時の部長の提案で配信をする事にしたんだってー!!今日はソロ配信らしいよ!!」
「花だけに特化した園芸部…凄いクラブですね…」
「自由な校風の虹ヶ咲学園らしいクラブですねぇ、それで愛先輩、どんな配信をするんですか?」
「主に季節の花の紹介、花にまつわる遊びやイベント、料理等の紹介をしたりするんだって!!他にも雑談や花に関係する本の読み聞かせをしてりするみたい…楽しそうでしょ!?」
「…ええ、面白そうね」
「楽しそうです~!!かすみんに最高に似合う花とか知る事が出来るかもしれません」
「お花に関係する物語を聞く事出来るのでしょうか…楽しみです!!」
『あ、皆見てる~?チェリ~~~~~ブロッサ~ム!!楡花実帆だよ~!!』
「可愛い娘ですね!!」
『今日紹介する花はツバキって言ってね、花言葉は(高潔な理性、気取らぬ優美)って言うんだよ!!綺麗でしょ~!!え?かなり有名だから知ってる?確かにそうかもしれないけどね~、実は皆が知っているかもしれない椿油以外にも色んな使い方もあるし、深く関わってる物語も、食べ物もあるんだよ~!!』
「声の抑揚も、見ている人達へのコメントへの対応も完璧ですね!!」
「この子本当に配信上手いってあたしも思ってるんだよね~、引き込まれる物があるでしょ~!?」
『それじゃあ今日も沢山話して、沢山の花を咲かせていこうね!!』
「…あれ?でも何か違和感を感じる所もありますね」
「うん…私も少し気になる所はあるかも…まず1つ目なんだけど…花壇クラブというにはもう少し大きい花壇で花を咲かせているんじゃないかなって思ったんだけど…何で植木鉢でしかも1輪だけしか咲かせてないんだろう…」
「…後、他にも配信の予定みたんですけど他の人達がしている配信はソロだったり、2人で配信している時がありますけど、この娘最近ずっと1人の配信しかしていないのでは?」
「…やっぱり違和感バレちゃうかぁ…実はその娘、その部の部長さんと組んで配信していたんだよね~、アーカイブ、後で見せてあげるね!!だけど最近…その人学校で見かけないんだよね…」
「…何かあったのかしら…」
「花ももっと咲いていた方が綺麗なのに…お金が足りなかったりするのでしょうか…」
『それじゃあ皆、まったねーーーー!!ぽ〜ちっ♪』
「本当に楽しい配信でしたよ愛先輩!!…けど、花の知識や料理の仕方については全部必至に台本読んでいるのバレバレでしたね…」
「ある程度の知識は知ってたみたいだけど難しい知識については台本見なくちゃ説明できなかったみたいだね…」
「背伸びして無理しなくてもいいと思うんだけどなかすみん…、それで配信に違和感を感じさせちゃダメだと思う」
「何か理由があるのかもしれないわね…でも、良い時間を過ごさせてもらったわ、私、お風呂入ってくる」
「ちょ、カリン!?もう少しでZoomで会議するんだよ!?」
「ごめんなさい、会議は欠席させてもらうわ…あんな事言った私が参加したら空気悪くなると思うのよ…それと、さっきから気を遣わせてごめんなさい、私は本当に大丈夫だから…だから3人で楽しんでて?」
…行っちゃったよ果林先輩…まだ色々話したい事があったのに…
「確かに気をつかってはいたけどだからってあんなに申し訳なさそうにしなくていいのに…かすみん達は仲間なんだから」
「かすみさんも分かってると思うけど、あの果林さんの大丈夫は多分大丈夫じゃない方の大丈夫だと思う…」
「…薄々理由は分かってるけど…やっぱりしっかり考えなくちゃダメだよね…楽しかったけど配信見ている場合じゃなかったかも…でも…私にとっても答え出すの難しいんだよね、今回ばかりは…どうすればいいんだろう…分かんないよぉぉ…」
…分かってる、果林先輩はさっき言った事に…後悔しちゃってるよね?きっと…だからもしかしたら会議の時も同じような事言っちゃうんじゃないかなって思ってるのかも…
実際、果林先輩は少しも間違ってない、だけど、今回の件は兎も角、それ以降も見て見ぬふりをし続けるなんて、皆さんの笑顔に力を貰っている私達がしていいのかなぁ?勿論かすみん達に大層な力なんてないし、タロウさんにも好きに行動していいって言われてるし、仕方がないですまされるかもしれないけど、それでも何もしないって本当に…本当に…良いのかなぁ…でも…正直戦いに巻き込まれるの…怖いんだよね…でも…でも…!!
しっかり…しっかり考えて答えを出さなくちゃ…だって…だって私は…!!
「…かすみs」
「…ぶちょぉっ」
…へ?愛先輩?な、何で急に後ろからハグするんですか!?
「気負いすぎちゃダメだよ、部長だからって、ね?」
「…愛先輩」
「アタシさ、かすみの普段のコミカルな姿からは想像できない、いざと言う時の根っこが凄く真面目で、皆に気を使って色々な考えをまとめる事が出来る所や、可愛いの為に健気に努力出来る所とか、不運に打ちのめされても挫けずに前に進もうとする事が出来る強い所とか…本当に大好きなんだよ?でも、そんな良い所がある部長でも答えを出す事が難しい問題はこの世界にいっぱいあると思う、ヒトツ鬼の対応もそれくらい難しいと思う、もしかしたら…アタシ達が危ない目に合うかもしれない事だから、だから真剣に考える事は間違ってないけど…それに押し潰される部長の…かすみんの姿は…アタシ…ううん、きっと皆も見たくないよ…ね?」
「…愛先輩…」
「………」プクー
…やっぱり愛先輩って優しいです、からかって来る時はムキー!!ってなりますけど、りな子の単独ライブの時のように、真面目な時はしっかり優しく励ましてくれるんですよね…あ、しず子励ませなかったからホッペプクーしてる…可愛い…
「愛さんはさ、今回の初めての手伝いで皆がどう思ったのかを聞いてから考えをまとめてもいいと思う、もしそれで皆が結構やれたと思ったなら今後も手伝ってもいいと思うし、やっぱり無理!!って思ったらごめんなさいって言ってタロウさん達に任せる…というのはどう?」
「私も愛さんに賛成です、やってみなければどれ程覚悟しなければいけないのか、怖いのか、具体的には分かりませんし」
「…確かに愛先輩の言う通りかもしれません、とりあえず明日、頑張るしかないですね…!!」
「うんうん!!…あ、そろそろ時間だよ2人とも!!」
「…そういえばそうですね!!」
「では私が部長としてそれぞれの部屋の人達に招集をかけますね!!」
「オッケー!!頑張ってね、かすかす、しずく!!愛さんは…カリンを励ましてくる!!」
「…わかりました!!果林先輩の事、任せましたよ!!」
「もちろん!!風呂入ってる間に色々決めてても愛さんは大丈夫だからねー!!」
「…ってちょっと待ってください、果林先輩お風呂入ってるんですよね?どうするんですか?」
「大丈夫!!多分今のカリンに鍵を閉める余裕はなかったと思うし!!」
「ええ!?し、閉まってなかったからって入っていいんですか!?」
「アタシとカリンの仲だよ?大丈夫大丈夫!!それじゃっ!!」
「い、行っちゃった…本当に良いのかな…」
「私は良いと思う、だってかすみさんだけを私の家に招待した時、一緒にお風呂入ったじゃん♪同じユニットの愛さんと果林さんもそれくらい仲良くなっててもおかしくないと思うし、急に愛さんが入ってもきっと果林さんは許してくれると思う!!」
「そうだといいけど…とりあえずZoomしよっか、せつ菜先輩としお子と侑先輩にメールを…」
『あ、つながりました!!せつ菜先輩ー!!しお子ー!!侑先輩ー!!そしてみなさーん!!聞こえていますかー!?』
『聞こえていますよかすみさん、大きい声を出さないでください、近くの部屋の方に迷惑です』
『そ、そんなに大きかった!?ご、ごめんしお子…』
『まあまあ、じゃあさっそく…始めよっか!!』
『はい!!明日はどのようにドンブラザーズの皆さんを助ければいいのか、全力で意見を出しあいましょう!!』
『すみませんかすみさん、その前に皆さんに質問があるんですがよろしいでしょうか?』
『せつ菜先輩?い、良いですけど…』
『皆さんはとりあえず明日についてどのような結論を出しましたか?私達の部屋の全員は打倒の為に燃えていますよ!!』
『彼方ちゃんの部屋はとりあえず明日は本気で頑張って、互いに怪我なしで乗り切ろう〜って感じになったよ?』
『私の部屋もとりあえず同じかな?やれる事を皆で見つけて、動いてみようって、その先は動いた後に決めたらいいってなったよ!!』
『かすみん達の部屋では全体の結論は出ていませんね…愛先輩は初めての手伝いで皆がどう思ったのかを考えようって感じになりました』
『…良かったです、皆さんが明日のドンブラザーズのサポートに前向きで…明日は頑張りましょうね!!』
『そうですねせつ菜先輩!!ではまず1つ目に考え無ければいけないのは…河崎ヨシへの接触です、どのようにやるのか、詳細を決めましょう!!』
『あの子に温厚に接触出来ればそもそもヒトツ鬼に変化させないで事を終わらせる事も可能かもしれません!!だから誰がやるべきでしょうか…』
『とりあえず私は確定でしょう、生徒会長として務めを果たしたいですし、接触するのに正当性は大事だと思います』
『次は私ですかね?元生徒会長として栞子さんをサポートしたいです!!』
『温厚に接触する必要があるなら私も手伝いたい!!私のマイナスイオンで、ヨシちゃんのトゲトゲした心をポカポカに出来るかもしれないし!!』
『合唱部…音楽という1面から考えるとミアちゃんも私は接触してみると良いと思うな、ヨシちゃんは合唱部の子だからもしかしたらそういう1面で仲良く接触出来るかもしれないし…そういえばミアちゃんは?』
『ミアさんと璃奈さんは寝てしまいました!!』
『え、ミア子もりな子も寝ちゃったんですか!?ヒトツ鬼について情報を集めたいって張り切っていたはずですけど…』
『情報を集めていた結果、疲れていたみたいです!!』
『そうなんだぁ~、しっかりすやぴ出来るといいねぇ(…もしかしてせつ菜ちゃんお手製の料理食べたのかな?)』
『他に今この会議の場に欠けている人いるのかな…そういえば愛ちゃんと果林さんは』
『歩夢先輩…それが…果林先輩と愛先輩お風呂に入ってます』
『2人でお風呂!?いいなぁ、私も2人と一緒に入りたい!!』
『エマさん落ち着いて下さい!!…じゃあこの場にいるのは9人という事になるね』
『何で止めなかったんですか?この大切な会議、欠席するというのは何か事情がなければ許されないと思うのですが…』
『…ごめんしお子、果林先輩、さっきの言葉、ずっと後悔しているみたいで…会議に参加するの辞めちゃったんだよね…愛先輩は落ち込んじゃってる果林先輩を励ます為に一緒に風呂入ってて…止める事が出来る雰囲気じゃなかったの…』
『そ、そうですか…果林さん…大丈夫でしょうか…』
『果林さんは何も悪い事を言っていないです…そこまでも悲しむ必要ないと思うのですが…』
『果林ちゃんも無愛想そうに振る舞うけど、本当はお人好しだからねぇ、助けない選択を促した事に自分自身が辛くなったんだと思う…』
『大丈夫かなぁ…』
『エマ先輩、彼方先輩、愛先輩を信じましょう!!愛先輩は楽しいの天才ですからね!!きっと果林先輩が立ち直る為の力になってくれますよ!!』
『かすみちゃん…うん!!2人ならきっと大丈夫だよねっ!!私も信じてる!!』
『…ですが、今更かもしれませんが…今から色々決めるんですよね?4人がこの場にいないのに決めてしまっていいのか不安になってきた…愛先輩は別にいいって言ってましたけど…』
『『『『『『『『………………』』』』』』』』
『…疲れているミアさんと璃奈さんを起こすのは…申し訳ないのですが、色々と躊躇ってしまいます、ごめんなさい…ですが起きるまで何も決めないというのは…時間がマズイのでは…』
『とりあえず私達である程度決めて、4人には後で決めた事を伝えて、本人がどう思うのかを聞こっか、それ以外今は方法がないと思う…』
『…仕方がないですね、かすみさん、せつ菜さん、しずくさん、この話し合いの情報はしっかり共有してくださいね?』
『うんっ』『はいっ』
『…で、話し合いに戻りますけど…そういえば愛先輩を忘れてました!!愛先輩は確定ですよね、合唱部によく出入りしていたらしいですし、河崎ヨシとも仲良く話せるかもしれませんし』
『確かにそうね!!…とりあえずその5人で確定という感じかしら?』
『そうですね、となると次に決める必要があるのは…もしも戦闘になってしまった場合のサポートする人達ですね』
『いざと言う時に攻撃を避けられるように、運動神経が良い人と、サポートする為にスーパー戦隊について知っている人がいいと思います、という訳で優木せつ菜、立候補します!!』
『同好会の人達は侑さん以外は全員運動神経は素晴らしいと思われます、だからこそ私達は長い時間踊れて歌えるんですから…ってあっ…!!』
『ゴフッ…』
『ゆ、侑ちゃん!?』
『ゆ、侑さん、ごめんなさい!!思わず言ってしまいました…』
『グフッ…さ、刺さるものがあるね…ダイレクトに言われると…』
『だ、大丈夫だよ侑ちゃん!!私も愛ちゃんより運動神経良くないし…』
『歩夢さんそれ慰めとして成立していますか?…でも確かに愛さんの運動神経は素晴らしいです、私達の中で突出した運動神経の持ち主だと考えてもいいと思います…では今回はそういう人達が集まってサポートに回るのはどうでしょうか?』
『栞子ちゃんの意見に賛成ー!!彼方ちゃんは…自信ないかなぁ、他に自信ある子いる?』
『嗨嗨!!ランジュ、ランジュやるわっ!!ランジュの運動神経は凄いんだからっ!!』
『た、確かにランジュの運動神経は素晴らしいです…私からも推薦してよろしいでしょうか?』
『きゃあっ!!アタシの事…栞子が運動神経凄いって言ってくれたわ~!!流石アタシの幼なじみっ!!』
『い、いつも言っているでは無いですか、もうっ、はしゃぎすぎです…』
『何度言われても嬉しいのよ~!!』
『全く…え、えっと…皆さんはどうでしょうか?』『『『『『『『『賛成!!(です!!)(ですっ!!)(だよ~)』』』』』』』』
『で、ではランジュ、愛さん、せつ菜さんの3人が今の所候補ですね?他にはいますか?』
『私も運動神経には自信あるんだよ?綺麗だけど高い山という厳しい環境で育ったんだから!!』
『でも争い事に耐性、エマちゃんないよね?エマちゃんに戦いってイメージ、同好会のメンバーの中で1番似合わないもん』
『…彼方ちゃんの言う通りかも…戦い…怖いかも…』
『他にも争い事が苦手な子は素直に言った方が良いと思う、そういう人はサポート所か、逆に足手まといになっちゃうかもしれないから~』
『…ごめんなさい、かすみんも…怖いです…可愛くないですし…痛いのを見るのも感じるのも嫌です…部長なのに…ごめんなさい…』
『かすみさん、そんなに謝らないで、そういう人である事は恥ずかしい事じゃないと思うから…(つまりかすみさんは特撮とか見た事ないって事なのかな?それともそれらはリアルじゃないって分かってるから大丈夫なのかな…もし前者なら私、色々な特撮を私と一緒に見たら治るのかな?)』
『…あれ?歩夢は怖くないの?』
『…侑ちゃんこそ、お化け屋敷に怖がってたんだし、耐性ないんじゃないかなって思ってたけど…』
『あー、私はそういうのだけが怖いだけで、戦闘とかは大丈夫みたい…実際今日ヒトツ鬼に遭遇した時も動けたし…』
『じゃあ今の所はエマちゃんとかすみちゃんの2人が耐性がないって事だ~』
『ただ、だからって私もサポート出来る程の運動神経がある自信はないかな…』
『申し訳ないですが、私もです、いつもランジュに運動については負けてばかりでしたからね』
『それはランジュが凄すぎるだけよ!!栞子だって凄いんだから!!綺麗な日舞が出来るのよ!!』
『覚えていてくれたんですね、ランジュ…嬉しいです、ただ、私は生徒会長として生徒の為に動く可能性が高いので、サポートが出来ない可能性があります、なのでやはり私はやめておいた方がよろしいかと』
『私は…自信が無いわけでは無いですが、その3人に比べたら運動神経は足りない方だと思います…特撮の知識ならさっき言ったように少しは自信があるんですけどね…』
『そっかぁ、これでこの場にいる人達の中でサポート出来る人は絞り込めたね、次はこの場にいない4人の中にサポート出来る人がいるか考えてみよっか』
『愛さんは確定ですよね?残るは璃奈さん、ミアさん、果林さんですが…璃奈さんとミアさんはそこまで運動神経が高い方かと言われると…』
『はい、2人に適性はないと思います、となると残る果林さんは…どうでしょうか…』
『果林ちゃんは私達より絶対運動しているよ?常に自慢のスタイルを保っていたいからだって~!!』
『だから、運動神経は彼方ちゃん達同好会の中ではかなり高い方だと思うよ~』
『それに、果林さんっていざと言う時は物凄く頭キレるよね!!今日の言葉もしっかり正論言ってくれたし…あの頭の良さはきっとサポートに役に立つと思う!!』
『じゃあ果林さんも追加で、合わせてサポートする人は4人で確定かな?』
『…ちょっと待ってください、愛先輩とせつ菜先輩、2人ともやる事が被ってしまっていますが大丈夫ですか!?』
『愛さんはスタミナに自信がある方でしたから大丈夫でしょうし、私も多分大丈夫です!!』
『そうですか、分かりました…』
『…所で、もし戦闘になった場合、その4名以外は何をするんですか?栞子さんは生徒達の避難などをするかもしれませんが…私達は?』
『…実はね…ねぇ、歩夢』
『うん…皆、私の考え、聞いてくれる?』
『『『『『『え?』』』』』』
…風呂ってやっぱり良いわね、身も心も…安らげてくれるから
「…ふぅ」
…嘘、やっぱり心はずっと曇りっぱなしだわ、風呂に入っても…何も変わらなかった
「…何やってるのかしら、私…」
いつも私ってこうなのよ…エマにスクールアイドルを誘うのを辞めてもらうためにはっきりもう誘わないでって言った時も…ダイバーフェスの時も…何で言った後に後悔するのかしら…私ってどうしようもないくらいポンコツなのかしらね…
…え、ちょっと待って、何で洗面台に人がいるのかしら!?…まさか私、鍵を閉めるの忘れてた!?
「やっほー、カリン!!一緒にお風呂入ろっ!!」
愛!?…もうっ…私いいわよって言ってないじゃない…服も既に脱いでるし…
「1人で落ち着くつもりだったのよ?」
「まぁいいじゃん!!折角のお泊まりなんだし、こういう時しか一緒に入れないでしょ?」
「確かにそうだけど…」
「どのシャンプーとボディソープとコンディショナー使っていいの?」
「好きなの使っていいわよ」
「じゃあカリンが1番使ってるやつ使いたーい!!」
「ならカウンターに置いてある3つを使えばいいわ」
「はーい!!」
…全く、本当に人懐っこいわね、愛は…でも何でかしら、今愛が来てくれただけで少し心が晴れた気分になるわ
「…さっきは一緒に入る事を了承したけど…本当に入り切れるのかしら?」
「愛さんも細さには自信あるし、大丈夫っ!!」
「そ、そういう物かしら…貴女も私も足長いのよ!?」
「…やっぱり狭いわよ、貴女の脚に私が乗るしか一緒に入る方法がないなんて…」
「は、はは…ちょっと照れくさいかも…脚…当たっちゃってるし…」
「…赤面するなら早く出たらどうかしら?」
「い、嫌だもんっ!!」
…ふふっ、こういう時子供っぽい姿見せるから…キュンとしちゃうのよね…って
「何身体ジロジロ見ているのよ」
「…やっぱり綺麗だなって」
「や、やめなさいよ、恥ずかしい…///」
「あれ?見られるの慣れてないの?」
「私はファッションモデルなのよっ///!!」
「へー、じゃあ今のカリンを見れるのは愛さん達同好会の特権かな?」
「…そういう事言うなら私が見返すのも許されるわよね?」
「ゆ、許されるけど…ちょっと恥ずかしい…かな…///」
「貴女も恥ずかしがるのね…結構露出に抵抗がない子だと思ってたわ」
「だ、だからって裸を見られ続けて恥ずかしくないわけないでしょぉぉぉぉぉ!?///」
…何か嫉妬しちゃうわね…愛の身体見てると
私は…結構食べ物とか、運動とか…色々工夫して今の身体を保っているのよ?
同好会の皆も一応はしっかり痩せているのよね、運動をしているのも、私が食事にアドバイスしているのもあるし、何より皆スクールアイドル…つまりアイドルだから痩せてなくちゃいけないって思っているからというのもあると思うけど…私はその皆よりもスタイルには自信があるつもりなのよ?
なのに貴女は…そういう食事への気遣いとかないって聞いてるのに…私に匹敵するスタイルの良さを持ってる、容姿も申し分ないし…モデルだって充分やれると思うわ、勿論これは皆にも言えるかもしれないけど…愛は抜きんでているわ、これって天性のものなのかしら…
…だからこそ1番のライバルに相応しいって、愛に共にユニットをやりたいと誘われた時に思えたのかしら…
「も、もう見すぎっ///!!怒ったんだからぁぁ///!!」
ちょ、えっ…何で逆に向いて寄りかかってくるのよ!?
「は、離れなさいっ!!」
「狭いし無理だよっ!!これでカリンから見えないんだからっ!!…ん?……やっぱりカリン、ふわふわしてるね…何か背中気持ちいいかも…」
「ふわふわ……?ッッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜////////!?そういう意味ね!?何セクハラしているのよっ!!愛だってかなりふわふわしているじゃないっ!!!何処かで聞いた事ある言葉を借りるけど、わしわしMAXしてあげようかしら!?」
「な、何それって……キャアァァァァ/////!?や、やめてカリン!?恥ずいってば!?ちょっ、何かムズムズするっ、んっ、本当にやめっ」
「「………//////////」」
…私ったら何やってたのかしら…互いに色々やり返しあってたら………/////ヒートアップしすぎた……/////また身体と風呂は洗いなおさなくちゃいけないわね…お願いだからかすみもしずくも聞き耳はたてていないでくれているといいけど…
「カリン、お互いに…ここであった事は……///」
「ええ、内緒よ、勿論……//」
仕切りに直しよ、仕切り直し…って…結局もたれかかられるのね…またふわふわとか言われたらどうしてやろうかしら
「……………」
…愛?どうしたのよ急に黙って
「…果林先輩っ♪」
え?…………ええええええっ!?
な、何言い出すのよ愛!?あ、愛が私の事を先輩呼び!?
「やっぱりお風呂って気持ちいいですね♪」
け、けけけけけ敬語!?ど、どどどど…
「どうしたのよ愛!?」
「え?だって…こういう2人っきりの時しか果林先輩に甘える機会…ないかなって…ダメですか?」
あ、あ、甘える!?何を言っているのよ!?って…何で頭スリスリしてくるのよ!?本当に私に甘えているのかしら!?
「ふにゃあ…こうして先輩が後ろにいると…果林先輩に包まれているようで…気持ちいいです…♪」
「やめてぇぇぇ!!その甘え声ぇぇぇぇぇ!!」
愛の声って前から思ってたけど凄い子供っぽい声よね!?それで全力で甘えられたら……頭溶けそうよ本当に…!!
「果林先輩…アタシ、このまま眠くなってきました…すやぴしていいですかぁ…♪」
「な、何言ってるのよ!?」
ほ、本当にどうしたのよ…愛…しっかりしなさい、朝香果林、ここは先輩として、ビシッと…引き離して!!
「…いい加減にしなさい、愛」
「え?」
「と、とても可愛いけど…似合わない事ばかりするのやめなさい、愛!!貴女は私の1番のライバル、そして仲間よ!!私のライバルは…宮下愛はこんなに私に甘えたりしないわ!!目を覚ましてっ!!」
「………」
…しっかり言ってやったわ…って…何で愛笑っているのよ…?
「…ふふっ、そうだよねカリンっ!!」
「え?」
呆気なく戻って、私から離れた…?もしかして演技だったのかしら…?
「ステージ上で一緒に互いのパフォーマンスと歌を競いあって1つの歌を作る、それが愛さん達Diverdiva!!だからアタシ達は先をいかれたら先に行き返す…それを互いに繰り返して、競い合えるんだよねっ!!」
「え、ええ」
「…だから、さっきまで愛さんはめっちゃカリンに先に甘えたんだし…」
「…ま、まさか…」
「カリンもめっちゃ愛さんに全部投げ出して、甘えて返していいよ?…貯めている事、全部吐き出しても………」
「…呆れた、それを言う為に私と一緒に風呂に入ったり、変な甘え方したの?」
「えへへ、正解っ!!結構回り道をしちゃったけどね…まさか…あんな事になるなんて思わなかったけど…///」
「それは先にふわふわとか言い出した愛が悪いんじゃないかしら!?」
「そ、そうだけど…兎に角、愛さんが甘えた分、カリンも甘えてよ!!」
「………でも…貴女は何も悪くないのよ?」
「…前にアタシがカリンにお姉ちゃんの事で、相談して…答えてくれた時…背中を押してくれた時…本当に嬉しかったの、こういうの相談されるのがアタシの性分だったから…誰にも相談しにくかったから…だからお願いっ、今度はカリンの悩みを、辛い事をアタシが晴らせたい!!例えアタシが悪くないとしても、一緒にそれを背負いたい!!…ダメかな?」
…愛の優しさが伝わってくる、そして真剣に私の事を見つめて…案じてくれている
…ここまで思われているのに、それに応えないなんて事…私はしたくなかった
「…愛、私ね、結局後悔しちゃったのよね…あの時の発言」
「…『ドンブラザーズの人達のサポートをしない』って言ってた事でしょ?やっぱりそうだよね…他にあったりしない?」
「…あるわ、何で私って普段からこうなのかしらって思ったわ、いつも私って皆の意見…反対してばかりで…迷惑かけていないかしらって…だからZoomの会議でもまた反対の意見言うんじゃないかなって思ったのよ…ふふっ、つまり私は逃げたのよ、話し合う事に、あんな事言ったくせにね」
「………でも珍しいねカリン、しっかり意見を言った後にここまで後悔しちゃった事あったっけ?」
「…ないわね、何でここまで落ち込んでいるか、私でもよく分からないわ…多分、私が『人助けという事を積極的にしない』という選択を選んだ事に…私自身が酷いと思ってしまうくらい…お人好しになったからかしら…自分の本心から言った事に後悔するまでになるなんて思わなかったけど」
「………」
愛…真剣に考えてくれてるみたい…
「……アタシね、カリンが間違ってるなんて…少しも思った事ないよ」
「…え?」
「いつもカリンは、アタシ達の事、ずっと見ていてくれていたの…知ってるんだよ?」
「…ええ、皆それぞれにあった身体の作り方があるから…そのアドバイスが出来るかなって…」
「…アタシね、カリンが皆を見ている理由はもう1つあると思ってる…それはね…頑張っているみんなを見る事が、カリンは好きだから、じゃないかなって」
「…ええ」
「当たってた?なら良かった〜!!…エマっちから聞いたよ、カリンは本当に…本当に本当に同好会の事が大好きって事、勿論アタシ達も大好きだよっ♪…そんな同好会の事が大好きなカリンがアタシ達の事を考えていつも言い続けているんでしょ?しっかり…現実的に考えた上で、それが迷惑なんてありえない!!寧ろ、なんというかアタシも含めて、皆勧誘とかも夢見がちに突っ走りがちだからさ…それにブレーキをかけてくれているカリンには感謝しかないよ…少なくともアタシはそう思ってる!!だから…カリンは今まで通りアタシ達にしっかり厳しいアドバイスして欲しい!!」
「………」
「それから、ドンブラザーズの事はさ、まず明日の手伝いをやってから考えてもいいんじゃないかなってアタシは思ったよ?それで皆がどう思ったかで色々決めようって…だからさ、とりあえず明日は出来る限りやってみなくちゃ…きっとカリンも後悔しちゃうと思う…だからさ、明日だけでも落ち込んでいる気持ち、押さえ込んでみない?それで皆無理だって思ったら、カリンの言う通り、任せちゃおうよ、だから…一緒に頑張ろっ!!」
………本当にありがとう、愛
そうね、今このまま落ち込んでサポートできなかったらドンブラザーズの人達にも迷惑がかかって、サポートを断られて、私たちがサポートするかどうかの選択すら出来なくなるわね、それに…
…一緒に頑張ろうって言ってくれた愛の想いに…私も応えたいわ!!
「…ありがとう愛、どうにか立ち直れる気がしてきたわ」
「………!!」パアアア
「良かったぁぁぁ!!」
「き、きゃあっ!?急にハグはやめなさいよ!?驚いたじゃない!?」
「驚いてるカリンも可愛いよっ!!ギューーーっ!!」
「つ、強く抱き締めるのやめてっ!?今の私達どういう姿か分かってるの!?くすぐったいわよっ!!///」
「やっと離れてくれたわね…全く、本当に人懐っこいんだから…」
「ごめんごめん!!だって嬉しかったんだもん…」
「…後、私の意見の物言いについてだけど…ごめんなさい、やっぱり今後も言った後に…後悔しちゃうと思うわ」
「え…?だってカリンは」
「貴女の言う通り、私の意見は間違っていない時が多いのかもしれない、そう言ってくれて嬉しかったわ、それでも私は…何度も自問自答しちゃうと思うわ、自分が完璧なんて言い切れる自信なんてないから…」
「カリン…」
「だから、それで私が真剣に悩んだ時は…逃げちゃった時は…今後も助けてくれると嬉しいわ」
「勿論!!」
「…こんな事、エマ以外に言うとは思ってなかったわ」
「それくらい愛さんとカリンが仲良くなれたって事だよね!!」
「…そうね」
「じゃあ愛さん身体もう一度洗ったら出るね!!カリンはどうする?」
「私は…まだ入ってるわ、風呂も綺麗にしなくちゃ…色々バレちゃうかもしれないし…///」
「…あ、忘れてた///!!愛さんも一緒に綺麗にするよっ!!ピカピカにしようねっ!!」
【ドンブラザーズside】
「…アイツら、しっかりあのヒトツ鬼について情報集めてくるんだろうな?」
「大丈夫だろう、少なくとも私達よりは常識を知っていそうだ」
「そうですね…ってそれどういう意味ですか!?」
「雉野、私達はヒーローだけど変人の集まりでもあるって事は自覚した方がいいと思う…それにしてもタロウ、本当にあんな事言ってよかったの?」
「何の事だ?」
「虹ヶ咲学園の人達にヒトツ鬼を倒す事を手伝ってもらう事だろう?私も意外だと思ったな」
「そうだよ、最悪何もしなくていいとは言ってたけどさ、ドンブラザーズの関係者以外の人を戦いに巻き込んでいいの?ありえないと思うんだけど…」
「俺達の事を知っているアイツらが何をするのか興味があってな、俺を信用しろ、アイツらがどんな答えを出してくるかでしっかり決める、無論はっきり言ってかなり厳しく判断するつもりだから、恐らく手伝ってもらう事はない…だろう」
「そ、そうですか…なら分かりました」
「アイツらの事は一旦置いといてまずは電話だ、マスターに連絡しろ、ドンブラスターの異常について話を聞きたい」
「うん…あれっ」
「どうした」
「『この電話番号は現在使われておりません』…ハァ!?」
「お前の携帯壊れてるんじゃねぇのか…俺もつながらないだと!?」
「私もだ」
「僕もです」
「ソノニにも…繋がらないな」
「ソノザにも繋がんない!!」
「…俺のもマスターと繋がらない、そしてマスターだけが繋がらない訳でもないという事か、仕方がない、どこかで原因を探すか」
という訳で、私達ドンブラザーズはSORACafeという所でまずはそれぞれマップアプリで調べてみたんだけど…
「…ねぇ、喫茶どんぶら、マップやサイトで調べても見当たらないんだけど」
「…僕もです」
「それどころか鬼苦市という場所自体なかったな」
「…つまりこれは…」
「…どうやら、別世界に転送されたと考えるしか無さそうだ」
…えええええええええ!?
「…信じ難い事ではあるが…道中でもフジテレビの丸い玉が消失していたのを見ていたからな…そういう理由なら理解できる」
「…マップで周辺を調べていて気が付いたんだけど…虹ヶ咲学園のあった場所って…本来は東京ビックサイトがある場所だよね?この違いも私達の世界とは違う世界だからって事?所々似ている気はしていたけど…」
「そ、そんな非現実的な事ありえるんですか!?」
「雉野、そもそも俺達だって非現実的な存在になってるだろ、別世界に飛ばされてもおかしくない」
「いやいやいや、ドンブラザーズへの変身については特別な技術が使われていると考えれば納得出来ますよ、ですが別世界ですよ、別世界!!世界そのものが僕達の世界以外にあるとは思わないじゃないですか!!」
「お前前に2回程亜空間に飛ばされていたらしいな、あれも一種の別世界だろ」
「た、確かにそうですが…」
雉野の言う通りだと思う、特別な技術なら今まで私達が知らなかっただけという事で納得出来るけど、別世界なんて普通にそれが本当にあったという事を知る事になるなんて…
「俺とタロウは前に別世界みたいなのに行ったことがあるからな…」
「ほう、2人が別世界に?どういう事だったんだ?」
「「話せば長い」」
(ハモった!!さっきの話し合いの時も同じ事言ってたけど2人ともその言葉好きなの!?)
「…と言っても俺達の行った別世界と違ってこの世界はほとんど俺達が暮らしている世界とは変わらんようだ、こうして飲み物も買えているしな」
「だとすればどうすれば僕たちは戻れるのでしょうか…仕事が…」
「ドンブラスターの故障を直せればいいんだがな(…オイ雉野、夏美の事は心配しないのか?)」
「…タロウ、ドンブラスターの直しかt」
「知らん!!」
「だよねぇ…あ、キビポイントは!?キビポイントを使えば直せr」
「そもそもアレはマスターがいなかったら私達使えないだろう」
「…そうだったぁ…じゃあ私達どうすればいいのぉ〜!!」
「…とりあえず今日の寝所を探そう、次の日にまたゆっくり話した方が良いだろう、もう夜になりそうだ」
「…そうだな、それぞれ宿をとるがいい、それに俺達はこの世界をまだ詳しく把握していない、この世界について調べてからさっき話したように放課後、虹ヶ咲学園前で合流するか?」
「それはやめておいた方がいいと思います」
「何故だ?」
「虹ヶ咲学園に僕達がいる時、周りの女子生徒さんにジロジロ見られていました、あそこって女子校のようなので男性がいるのを珍しいと思っていると思います、僕達男があそこでウロウロしていたら警戒されるかもしれません」
「俺も気がついてた、「何見てんだ」って言いたくなるくらい見られていたぜ、俺達」
「…分かった、じゃあ私が最初に皆と合流して話を聞いてから4人は後から来ればいいんじゃない?」
「それでいいんじゃねぇか?俺は反対するつもりはねぇ」
「良いだろう、ただし俺はアルターになって着いていかせてもらうぞ?お前がアルターになった俺を連れていけ、直接話を聞いて判断する」
「いいよ、3人はアルターになった後のタロウの身体をお願い」
という訳で
私は漫画喫茶に泊まる事にした、この世界のマンガについて知りたかったし、私のマンガにも取り入れる事が出来る技術もあるかもしれないしね
…やっぱり初恋ヒーローと暴太郎戦隊ドンブラザーズはないんだ…アニメやドラマの方ならあるのかな…ってえ?
わ、私達の活躍がドラマみたいになってるーーーー!?
私、そんなの許可した覚えないけど!?今度こそ正真正銘の盗作…じゃない!?
スーパー戦隊シリーズ!?え?どういう事!?
紛れもない、私達の物語の全てがのっていた…皆が教えてくれた私視点では知らなかった事含めて『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を描いてきたけど…それが全部ドラマになってる!!俳優も私にそっくりすぎて本人じゃないかと思うぐらい再現されてる!!
何で私達ドンブラザーズの活躍が別世界に知れ渡ってるんだろう…
まぁ偶然一致したって考えた方が自然だよね、一致し過ぎだけど
もしかして、あの子達、これで私達の事を知ってるのかな
…私が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の事を知っていたのと同じように
皆のライブ、私も漫画で忙しくなかったらスクールアイドルやれるに違いないって思いながら見てたっけ
今スクールアイドルやるとしたら、どうコーレスするかな?オッニシスター!!から始まるのは間違いないとして…
まぁもう学生じゃないから考えても意味ないんだけどね
…そう考えると短かったな、私の学生時代懐かしいなぁ…3年間の青い春、後半はほぼトウサクって名前でしか呼ばれなかったし、元カレも行方不明のまま終わっちゃったけど、そういえば友達もろくに作れなかったな、ドンブラザーズとして戦う時間が多かったから…いや、そもそもその前からよく一緒にいた人ってそもそも元カレ以外いなかったような…
…あれ?私の青い春濁りすぎない?
…とりあえず考えんのやめよ、辛くなってきた、もう寝なくちゃ、明日は少し周辺回ってみようかなぁ
…本当に寝ようと思ってたけど、やっぱり寝る前に少しだけスーパー戦隊調べてみようかな。自分達が時々アバターチェンジしているスーパー戦隊がどういう存在なのか気になるし…
ヨシ、忍風戦隊ハリケンジャー…この3人何処かで見た事あるような…と、非公認戦隊アキバレンジャー…これ本当にスーパー戦隊なのかな?…と動物戦隊ジュウオウジャーと特命戦隊ゴーバスターズと恐竜戦隊ジュウレンジャー…今日はこの5つに搾って調べてみようかな?
【虹ヶ咲Side】
「…起きて、起きて!!侑ちゃん!!大変だよぉ!!」
ふわぁぁ…あれ?この部屋…ってそうだった、今日はエマさんの部屋で…
「侑ちゃん!!早く起きて!!私達の世界おかしくなってる!!」
歩夢もエマさんも血相変えて起こしてくる…おかしくなってる…大変…え、どうしたの?
「ひ、日にちが」
「「昨日と全く変わってないの!!」」
…え…え、ええええええ!?
「果林ちゃんおはよう〜」
「おはよう彼方…」
「…本当にどうなってるんだろうねぇ、日にちが変わらなくなるなんて」
「これもあのヒトツ鬼が起こしたことなのかしら…もしそうだとしたら何の意味があるのかしら…授業の予定欄も変わりそうにないわね、この時間には昨日の予定から変わっててもおかしくないはずなのに」
「周りの子達も会話をこっそり聞いてみたけど全く違和感を持っていないようだぜ〜」
「…彼方って耳が良かったのね」
「えへへー、彼方ちゃんが皆の事をいつも寝ている割にはよく知っている理由、分かったでしょー」
「…とりあえずそれは置いておくとして、今問題なのはこの状況よ」
「日にちが変わっていない状況…やっぱり昨日出たヒトツ鬼が原因なのかなぁ」
「とりあえずそう考えてもいいかもしれないわ、だから倒したら元に戻るかもしれない、でもそれより問題なのが…何で私達だけ日にちの違和感を感じているのか、よ」
「そうだよねぇ、電話で確認したけど、同好会の皆ちゃんと違和感を感じてた。私達だけ違和感を感じないようにして何が目的なんだろう」
「…私達同好会だけって訳でもないみたい」
「やっぱりぃ?遥ちゃんもビックリしてたよ〜日にちが変わってなかった事」
「姫乃も違和感を感じてたわ」
「うーん、とりあえず授業に集中しよっか、放課後にヨシさんにどう接触するかだけ考えよう」
「そうね…って授業の内容も昨日とまんま一緒よ、これじゃあ話を聞く気が失せるわ…」
「いいじゃんいいじゃん、復習が出来てオトクって思えば」
「ここの食堂も案外美味しいわ」
「はるか、もうそろそろ来るぞ?」
「分かってる、あんたは不自然に動かないようにしなさいよ、疑わしい目で見られたくないんだから…来た!!…愛ちゃん!?」
「はるはる達お待たせ〜!!愛さんが調べた情報と、ドンブラザーズの皆を手伝う為の作戦を説明する事になったんだぁ!!おっ、ビーフストロガノフ頼んだの?ここの食堂本当に美味しいからねぇ、はるはるも食べすぎてお腹が張る!!って言わないようにね!!はるはるだけに!!」
「本当に人懐っこいんだなアンタ…」
「そのダジャレは10点だ」
「本当!?タロウさんもあたしのダジャレ分かってくれるんだー!!(これがタロウさんなの…?本当に戦隊って何でもありなんだぁ)」
(…満面の笑みの所申し訳ないけど、ごめん)
「勘違いするな、100点中のだ、貴様ダジャレのセンスないぞ?」
「…え"っ」
(あちゃあ〜…)
「…ひ、ひどいよぉー!!タロウさん、そこまでいうことないじゃぁぁん!!(泣目)」
「あぁ…タロウはいつもこういう感じなんで、宜しく(私も寒いとは思ったけど)」
「うぅ…わかったよぉ…」
「早くその河崎ヨシという女について調べてきた事を、そしてお前達が俺達の為に何をするか教えろ」
「傷心の女の子を急かすのはやめろっ!!もうっ!!」
「はるかも大きい声出すな、注目されるだろう」
「…成程な」
「だから…放課後部活が終わった後に愛さん達は接触して問い詰めるつもり、ヒトツ鬼になっちゃったらよろしくね!!…あっ、後…愛さん達が考えた作戦…どうかな?」
…タロウ、どうする気なの?私が聞く限り、中々しっかり練れているとは思ったけど…
「…お前と嵐珠とせつ菜と果林の運動神経は確かなんだな?」
「うん」
「他の奴らは巻き込まれないからってもしかしたら巻き込まれるかもしれない覚悟をしていない訳では無いな?」
「うん!!」
「………」
………え?本気で考えてる?私は厳しく考えるというからすぐバッサリ協力はないって言うと思ってたけど…
「良いだろう、やってみろ」
「えええええ!?」
「良かったぁ!!認めてくれてありがとう!!愛さん達頑張るから!!…あっ、まだアタシやる事あるからやらなくちゃ、また後でねーーー!!」
「…いったな」
「放課後は2時半…結構早いみたい、やっぱり受験シーズンだし、この学校でも入学試験あるだろうからなぁ」
「そういえばはるか、お前は受験どうしたんだ?」
「私は受験してない、だって私、天才漫画家鬼頭はるかだよ?」
「…天狗にはなりすぎんようにな」
「褒めろよそこはっ!!…それより、ここら辺散策して、時間になったら音楽室の近くに行こう…後…本当に許可して良かったの?厳しく判断するんじゃなかったの?」
「勿論厳しく判断した上で許可した、もし1人でも役割をこなすメンバーから外れていたら…筋の通る作戦を提案しなかったら…許可はしない予定だった」
「…た、確かに全員それぞれ役目がふられているのは凄いと思ったけど」
「とりあえず今回は全員俺達を手伝いたいようだ、後はそれを有言実行するかどうかだ…この戦いを通して示してもらうつもりだ、アイツらの気持ちが、本気かどうかをな」
授業終わりましたね…と言っても、昨日と内容が同じだったので少し退屈でしたが、復習が出来たと考えれば、有意義な時間になったと私は思います
さて、音楽室の近くに集まったのはよく部室に入っている愛さんは必ず行く事になっていて、それに加えてミアさん、エマさん、そして私、栞子の4名です
元々はせつ菜さんもついていく予定だったのですが…何故かタロウさんから授業が終わった後に愛さんへ『優木せつ菜は部室に来い、俺達で試したい事がある』という電話が来たようなので…残る4人で行く事になりました
…あ、はるかさんも来ました、もしヒトツ鬼になった時に私達を守るために待機してくださるみたいです
「行ってきます」
「分かった、もしヒトツ鬼が出たらすぐ離れてね」
生徒会長として、行方不明になってしまった3人を助け出してみせます!!…いました
あの濃い紫色の長髪で、ピンク色の眼鏡をかけていて
「早く片付けしろ、後輩共」
「わ、分かってるッスぅ…」
そしてあろう事か後輩を顎で使っているあの方が…
河崎ヨシさん、あの目で見た、ヒトツ鬼になってしまった方です!!
「…何見てるんだ、お前ら」
…女性ですよね?言葉使い、酷すぎませんか?それに鋭く睨みつけています…ですが怯んではいられません
「生徒会長、三船栞子です、練習の後でお疲れの所にに申し訳ございません、少しお話よろしいでしょうか?」
「話?ウッザ、あたし達疲れてるんだよ、最悪のタイミングで話しかけんな」
「すみません、手短に終わらせますので…では、単刀直入に言わせていただきますね」
…大きくひと呼吸…しなければ
「最近虹ヶ咲学園で生徒が行方不明者がいるのをご存知でしょうか?」
…表情一つ変えないとは、自分が犯人である事は貴女が1番分かっているはずです
「…で?」
「その行方不明になってしまった生徒の全員が合唱部に所属している音楽科の1年生という共通点がありました、なので合唱部の皆さんに聞き込みをしに来ました」
「そうかよ、それで何であたしに1番先に訪ねに来た?嫌がらせか?」
「貴女はその中で部長ではなくともリーダー格として歌を歌っていたと聞きました。是非何が起きたのかを教えて頂きたいのですが」
「何もねぇ、以上、さっさと帰れ!!」
本当に圧の強い人ですね…!!ですが、生徒の為にも!!
「…何故さっさと帰らせようとするのですか?説明してください!!」
怯む訳にはいきません!!
「…面倒だな…だったらコイツに聞け、一応部長にしてやっているからな」
「わ、私…!?」
何ですかその黙らせるような睨み方は…!!仮にも部長への態度ですか!?怯えてますよ!?
「
「な…何もないよ何も!!」
…露骨にヨシさんの機嫌伺ってます…!!どうなってるんですかこの部は!?力関係狂ってます!!
「分かりました…次に一緒に大会に参加したという他の3人にも聞いてみますね」
「キュキュ、知らない…デス…」
「…」
「は、はわわ…知らないですぅ…!!」
3人とも知らない…と言わされていますねこれは…!!せめて怜さんならしっかり言ってくれると信じていましたが…怖がりでしたからね彼女…って咲さん?首を振っているけどすごく嫌そう…もしかして何か知ってるのでは?
「分かっただろ?分かったらさっさと帰れ、邪魔だ!!」
「…ここまで皆さんが隠すのなら仕方がないですね、同級生かつチームメンバーからの自供もして欲しかったのですが」
昨日から今までの間、私達はどうにかヨシさんを止める為に何が出来るか考えました
基本的にヒトツ鬼になった瞬間に倒せばそれでヒトツ鬼の脅威は去るとせつ菜さんは言っていました
なので最悪追跡していればヒトツ鬼にいつかなった時にすぐ呼んで倒してしまえばこの問題は解決します。
ですが人によっては何度もなってしまう例もあると、彼女にはそうなって欲しいですし…何より
しっかり反省して欲しいんです。大切な後輩の行方を自分勝手に分からなくした事を…それが再びヒトツ鬼にならない事に繋がるかもしれませんし
その為、私達はしっかり犯人であると認めさせた上で3人を解放してから自らヒトツ鬼になるのを止めてもらう…もしくは倒してもらう事にしました
その為、私達は愛さんとよく会っていたという消えてしまった3人の友達に協力してもらう事にしました
丁度話す時間を取れて良かったです。同じグループの人達とは時間の都合が合わなかったので…
そしてその子に話しを聞いてみた所、何とヨシさんとの間に何があったのかを知っていたのです
何故なら
「ではこの方にも話していただきましょう、消えてしまった3人の友達だったという
彼女と消えてしまった3人は同じ頼みをしていて断れてしまっていたようですから
「お…ち、違う違う!!わ、私は西根杏子と言うッス、合唱部の1年生…ッス…」
(あんちゃん、大丈夫だよ、アタシ達そばに居るから)
愛さん、静かな声でフォロー、ありがとうございます…震えないでください、杏子さん、どんなに鋭く睨みつけられていても、私達がいますから
「杏子さん、あの3人はリーダーであるヨシさんに頼んでいたんですよね…私達を同じ歌唱グループに加えて欲しい、と」
「はい…去年の地区コンクールの前からお願いしていたッス、
「そして消えてしまったという事ですか、不思議ですね、ヨシさんに接触したタイミングで人が消えていくとは…もう一度聞きます、河崎ヨシさん、本当に無関係なんですか?」
震えてますね…!!これで認めてくれたら…!!
その瞬間、響き渡ったのは
机を強く叩く音だった
「…いい加減にしろよお前、明らかにあたしだと決めつけてるよな?何だ?その理由は?しつこいんだよ!!」
…よくそこまで堂々と分かっているはずなのに聞いてきますね、私達ははっきり貴女がヒトツ鬼になった瞬間を見ているんですよ?私達からその事を言った所で非現実的すぎて頭おかしいと言ってくるでしょうからそちらからの自供を待っているんですからね?もっとも、それでも非現実的だと思う人はいるかもしれませんが…それに
「そんなに決めつけてんなら、証拠見せてみろ!!今すぐにだ!!」
そう、それが1番の問題なんです
本当に妙なんですよね、目が覚めて昨日のニュースを調べてみたのですが
事件の痕跡が全て消えてしまっていたのです
新聞にも、ニュースにも、そしてその現地のアクアシティでも
元からそんな事件がなかったかのように全てがなくなっていました
昨日のヒトツ鬼について怖がっていた店員さんにも話を聞いてみたのですが、全く覚えていなかったのです
こうなると監視カメラも当てにならないと考えざるを得なかったのです
私達がヒトツ鬼になった瞬間を撮っていたら良かったのですが…
…話を戻しましょう、つまり確実にヨシさんがヒトツ鬼であるという証拠は見つける事は出来なかったのです
「…ありません」
「無いのかよ!!だったr」
「待ってください、では貴女は昨日の放課後から今日の朝まで何をしていたのですか?もし貴女に何も無いと言うなら説明出来るはずです」
貴女はこれに対してどうでますか…!?
「勿論これは他の方にも聞きます、まず最初に貴女に聞きたいのです」
「…昨日はアクアシティに行って後輩の心底下らない無駄話に付き合わされて、それを無視して帰った、どうだ?おかしい所あるか?言ってみな!!」
無駄話…!?恐らくあの時伝えていたのでしょう、歌唱グループに加わりたいという熱い想いを…!!あろう事か後輩の一途な想いを下らないと言うとは!!
「下らないだって…!!キミ、先輩として一言言わせてもらうけどそんな言いようはないんじゃないか!!音楽を一緒に歌いたいって言ってくれてるんだろ!?嫌だとしても、せめてその想いは組んで上げろよ!!」
「あたしが認められない歌唱力の後輩なんて邪魔だけなんだよ!!5人で作っている歌を実力に絶対的な差がある後輩の我儘で壊されたくねぇ!!」
「認められない…!?ムカつくな、君の言い方、歌はもっと自由で、皆で楽しいものじゃないのか!?後輩の我儘!?我儘で傲慢なのは君の方じゃないのか!?何で君の独断で後輩の想いを無下に踏みにじれるんだ!!ボクは信じられないし、許せない!!」
「あたしの決めた合唱部のルールにお前から口出しされる筋合いはねぇ!!黙ってろ!!」
「いいや黙れない!!君達5人の歌、本当に素敵だと思ってた、だからまさかそのリーダー格が本当に後輩をどこかにやったなんて酷い事をしないんじゃないかと思ってついてきたけど、ボクの耳がおかしかっただけなのかもなと今は思い直してるよ!!こんな本性のリーダーが率いている人達の歌が良い訳なかったんだ!!」
「お前ェ…!!」
「ミアさん!!気持ちは強く分かりますが話が脱線してしまっています!!抑えてください!!…もう一度聞きます、本当に貴女は昨日言った通り行動していたのですか?」
「本当にしつこいなお前!!そうだよ!!言ったんだから引き下がれ!!」
…ここまで嘘をつかれるとは!!最早言うしかないのでしょうか、例え周囲の人達に頭がおかしいと思われたとしても、私達がヒトツ鬼に貴女がなった瞬間を見たと…!!
「あ、あの…ヨシちゃんがアクアシティにいたのは本当だよぉ!!」
滝奈さん!?
「17時頃に出てきてたのを見てたの、話したい事があったから…一緒に帰ろうかなって思ってたから…私を見るなり走っていっちゃった…で、でもその跡もこっそりついていったんだけど…その時も少し周囲を時々見渡していただけで…特におかしな行動はしてなかったよ!!」
…良い情報です!!更に聞き出せるかもしれません!!
「…その時の様子はどうでしたか?また、何故貴女はこっそり跡をついていったのですか?」
「おま「これ以上口封じはさせませんよ!!」
もう一度黙殺を許すわけにはいきません!!私が壁になります!!
「お前そこまであたしの邪魔する気か!!」
「邪魔で結構です!!今回の事件の事は一旦後回しで、まず最初にその悪口について意見させていただきます!!」
「その八重歯が似合うくらい一々噛み付いてくるつもりかよコンチクショウ!!しつこいんだよツツガムシ!!」
「言ったそばから!!誰がツツガムシですかぁぁぁぁぁ!!」
エマさん、私の代わりにお願いします!!
(任せといて!!)
「たきなちゃーん、ちょっと深呼吸してみよっかぁ」
「は、はい…」
「すぅー、すぅー、すぅー…」
「すぅー、すぅー、すぅー…」
「はぁーーー…マイナスイオン、放出〜…」
「はぁーーー…」
「落ち着いた?」
「はい」
「それでっ、栞子ちゃんの質問、答える事出来る?無理はしなくていいからね?」
「はい…結構疲れて、汗をかいているように見えました。そして私がつけていった理由は、あの時ヨシちゃんは本来必ず帰っている時間だったんです、ですがヨシちゃん何故か学校の寮の所へ行こうとしているように見てたんです。何かあったのか気になって追跡してしまいました…」
「それからヨシちゃんはどうしてたの?」
「それから、時々キョロキョロ見渡しながら寮に近づいていたのですが、入口近くで急に方向転換していつもの駅に入っていきました」
「そうなんだぁ…教えてくれてありがとう、たきなちゃん!!栞子ちゃん!!」
「成程、大体分かりました」
エマさん…どうにか聞き出してくださってありがとうございました
「さて、昨日の下校の時の不審な行動…どのような理由でとる事になったのか、説明してください」
館内のスポーツジムで運動していたとでも、ヒトツ鬼から自分が逃げていたでも何でも言ってください!!どんな嘘でも論破してみせます!!
「…ハァ」
…ヨシさん?
「本当お前ダメだ、部長失格だな」
嘘でしょう!?自分が悪いのにまさかたきなさんに八つ当たり!?私質問ガン無視して!?
「よ、ヨシちゃん…」
「質問に早く答えt」
「何であたしがお前を部長にしたか分かるか?あたしの意図を読んで行動出来ると思っていたからだ…何であたしがお前を黙らせようとしている意図を読めない?ペラペラペラペラ喋る?許可したか?簡単に絆されるなんてな、失望したよ、お前には」
「ううぅ…と、特に話しても問題ない事かなってぇ…」
「決めるのはあたしなんだよ、お前が決めるな、本当に今すぐでも部長辞めたらどうだ?」
何でしょうか、一刻も早くここを去りたくなってきましたっ…!!貴女と関わってると怒りに飲まれてどうにかなりそうです!!どこまでも上から目線でいれば気が済むんですか貴女はぁぁ!!
「あのっ、いいか「ごめん、九九、怜、そして…滝奈」貴女は…?」
咲さん…!?
「もうごめん…
そう言って携帯を取り出して流した映像は…!!私達が見た…!!
「…!?」
「ヨシ先輩と命ちゃんッス…!?」
「な、何か結晶みたいな物に包まれてるデス!?」
「ふえぇ!?怪人になっちゃってますよ!?」
「嘘でしょ…ヨシちゃんがなったの!?」
「み、命ちゃんが…!!お星様になっちゃったッス!?そのまま空に飛んで行っちゃったッス〜!?」
ヨシさんがヒトツ鬼になった瞬間です!!
しかしどうして…!?この世界から消えていたはずの痕跡を何故貴女が!?
「
咲さん、一部始終を隠れてビデオ撮影していたのですね…!!私達全く気づかなかったです!!
「本当は貴女1人だけの時に問い詰めたかったのよ…で、どうなのよ!?何とか言ったらどうなの!?河崎!!」
「河崎さん…説明してくだサイ!!キュキュ、信じられないデス!!」
「ヨシさん…!!」
「ヨシちゃん…!!」
「ヨシ先輩…!!」
沈黙していますが、これは流石に認めざるを得ないはずです、どうするのでしょうか…?
「…まさかここまで堂々と逆らわれるとはな…思わなかったよ」
怒りで震えているようです…
「…咲、お前の言う通りさ、あの3人はあたしが星にした」
「「「「「…!!」」」」」
遂に認めましたね!!
「何でそんな事をって言いたげだな、説明しなくても分かるだろ?後輩」
「よ、ヨシ先輩…うぅ…私達4人がしつこかったのは自覚していたッス…ですが、その理由は私達がどのようにダメなのか、実力に差があるのか、教えて欲しかったからッス!!他の先輩方は認めてくださっていたのに、何で貴女だけが認めてくれないのか知りたかっただけだったっス…」
「お前達に教える理由なんてない、あたしの言葉に何も考えずに従えなかったから罰を与えるだけだ」
「それだけで行方不明に追いやる、もしくは命を手玉にとるなんて許されると思ってるのかしら」
果林さん…!!
「貴女自分が最低な行動している自覚ある?」
「最低な行動?あたしにとってはただの低レベルな連中の掃除をしているにすぎねぇんだけど?」
「何処までも腐っているのね」
「『腐っている』ねぇ、あたしはちっぽけで下らない場所のリーダーを引き受けてやっている上、本当の歌と言えるレベル以下の実力の奴を間引いてやってるんだ、そういう言葉を睨まれながら言われる筋合いはねぇんだけど?」
「引き受けてやっている?どういう事ですか?」
「…そうなんデス」
九九さん…!?
「河崎さんを私達合唱部グループの1つである『Oriestar』の一員としてスカウトしたのは…このワタシ、キュキュなのデスゥ…その時に条件をつけられました。彼女がリーダーになって命令に必ず従うという条件を…」
だから皆さん従順だったのですね…というか無茶苦茶な条件を飲ませる程のなにかがこの人にあるとは思えないのですが…
「デスが!!流石に今回の件はやりすぎデス!!消えてしまった後輩達はワタシ達合唱部の大切なメンバーなのデスよ!?それを一人の一存で消すなんてオーボーデスよ!?」
「わ、わ、わわわ私もど、ど、
ど同感です!!」
卯月怜さん…!!
「わ、私はこの学校の人達が好きです!!と、時には沢山の想いを…スクールアイドルフェスティバルの時のように、1つの虹のように結ぶ事が出来るこの学校が、生徒の皆さんが!!だ、だから!!このような事が起きたせいで、生徒が不安になったり…虹ヶ咲に入学した事を…こ、後悔して欲しくないです!!だ、だから…ヨシさん!!謝ってください!!お願いします!!」
…怜さんは私と同じようにオープンキャンパスやスクールアイドルフェスティバル等の実行委員をよくやっていた方で、皆さんを助ける為に頑張れる方でした。
生徒会長の選挙にも立候補していました、まぁ演説の時に緊張しすぎて倒れてしまい、私が生徒会長になる結果になりましたが…
怖がりで緊張しがちな方でしたが、いざという時には勇気を出せる方だと…信じていて良かったです。
「…ヨシちゃん」
滝奈さんも…!!
「ずっと考えてた、私はどうすればヨシちゃんの為になるのかなって…4人の想いを聞いて、漸く決めれたよっ」
滝奈さんは部長として皆さんの事をよく見ていて、ヨシさんの尻拭いをしていたと杏子さんから聞いていました
自分の所属するグループだけじゃなくて、他の合唱部の方々の様子も見ていたとも
「今まで怖くて言えなかったんだけどね、どんな後輩達だってきっと頑張れば凄くなれるんじゃないかなって私は信じてる、年の差で実力に差が出来る事は仕方ないけど、だからってその可能性を、私達の事をあんなに慕ってくれている皆の事を全否定する事は許されないと思う、もしかしたら皆、世界一、いや銀河一の実力になるかもしれないし、出来なかった事も、出来るようになる時がくるかもしれないのに…頑張る前から決めつけちゃいけないと思う、それにね」
その言い方だと実力がなければ歌ってはいけないように思っているように聞こえるのですが…
「例え実力がなくても、私は沢山人がいる合唱部が好き…皆の歌、聴いていたいし、皆の力になりたい!!だからお願いヨシちゃん…皆の事、戻してあげて!!」
…早とちりしかけてしまいました…やはり貴女は部長の適正があったようです、さて
「貴女のチームの皆さんの声は聞きましたよね…改めて、星にしてしまった3人を元に戻して頂けますでしょうか?それから、そのヒトツ鬼への変化がいつから起き始めたのか、そして誰かの接触があったのか、あったとするならどういう人だったのか、全て…説明して頂けますか?」
そう、それが私達に求められた役割、ドンブラザーズの皆さんが知りたがっている情報であり…私達も知りたい情報です。
…何故ドンブラザーズの皆さんがそれを知りたがっていたのか、これはせつ菜さんの推測なのですが
今回のヒトツ鬼はいつものヒトツ鬼とは違うらしいのです。
ヒトツ鬼には黒幕という存在は『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を見ていたせつ菜さんが知る限り存在していなかったらしいのですが
タロウさんの言い方は黒幕がいる可能性があるように言っていたのです
それを突き止めるには単に倒すだけではなくヒトツ鬼の変身者に問いただす必要性があるとタロウさん達は考えて、そういう事情聴取をしやすい私達に任せたのでしょう
なのでヨシさんにそういう情報についても聞きたいのですが…薄々感じています
この人はこれで折れる人ではないと
「…お前らの考えはよく分かったよ」
今まで黙っていたヨシさんが漸く口を開きました…その瞬間
身も毛もよだつような感覚が私達を襲った
「お前らにはルールを教え直す必要があるな」
あの時と同じ四角い結晶に包まれていく
その時に映っていた文字は
やはりせつ菜さんの言った通り…!!
《邨舌(Liella!)Ω荳!》
「きゃああああああ!?」
Liella!────!!
長い茶色の髪、鋭い目、そして身体の服に見える模様
「せつ菜の言った通りだったわね…!!」
せつ菜さんに参考の時に見せてもらった…彼女に
「Wow…!!かのんってスクールアイドルにそっくりだ…!!」
あのLiella!というスクールアイドルグループのリーダーである澁谷かのんさんにやはり似ています!!
「ヒトツ鬼ってこういう種類もいたのー!?」
はっきり見て確信しました!!このヒトツ鬼はスーパー戦隊のヒトツ鬼ではありません!!まさかの…スクールアイドルグループのヒトツ鬼です!!
「まずはお前からだ」
声が変わっていない…!?つまり本人の意志で調整が可能だったという事ですか…!!ってそういうことを考えている場合ではありません!!このままでは…
「よ、ヨシ先輩ぃぃ…!!」
「ヨシちゃん…!!皆の声聞いてあげなよっ!!ここまで想ってくれる事嬉しくないの!?アタシ…!!皆の想い踏みにじってる貴女の事許せないよ!?」
足がすくんで動けそうにない杏子さんが!!…愛さんが盾に!?
「させないんだから!!アバターチェンジ!!」
《ドンブラコー!!オニシスター!!よっ、鬼に金棒!!》
はるかさんっ!!どうにか黄色い球体から杏子さんと愛さんを金棒で守ってくれました!!
「やっぱりいたのか…繋がってたのかよお前ら!!」
「アンタ達の話本当に長い!!コソコソ隠れてたけど待ちくたびれたわ!!」
「ご、ごめんなさいっ!!」
「ただ!!アンタ達が頑張ってた事は認めてあげるっ!!」
「ありがとうございます!!…皆さん避難しますよ!!」
私達は早く周りの人達を連れて出来る限り離れなくては!!
「ふぅ、ここまで来れば大丈夫かなー?」
「はぁっ…!!皆さん!!付いてきてますか!?」
とりあえず音楽室からは結構離れた空き教室で少し休憩です。凄い速さで必死に逃げましたので、皆さん疲れているようなので…
「…咲さん?どうしましたか…?」
咲さん…凄く落ち込んでいるような…
「…ごめんなさい」
「え、別に貴女が謝る事なんてなにも」
「
咲さん…あの証拠映像を早く打ち明けなかった事を後悔しているのですね…
「…咲ちゃんは何も悪くないよ!!」
「え…」
エマさん…!!
「だってヨシちゃんの事、友達って思ってるから迷ったんだよね?すぐに打ち明けるかどうか…」
「…うん」
「だよねだよね!!だったら躊躇しても仕方ないよ!!私だったら、簡単に友達の秘密を他の人に打ち明ける事が出来る人の事、酷いって思うもん!!」
「…!!」
「だから、咲ちゃんは何も悪くないよ、後は私達で何とかするから…自分を責めないでね?」
「…そこまで言ってくれて、ありがとうございます、エマ先輩」
「優しいわね、エマ」
「何言ってるの果林ちゃんも責める気はないでしょ?」
「…まあね」
果林さん照れてます…こういう時は素直になった方が良いと思いますよ?
「…ボクもごめん、あんな事言って」
「あんな事とは?ハテ?何の事デス?」
「5人の歌ってた歌を否定しちゃった事だよ…激情にかられて言い過ぎたよ…アイツ以外が一生懸命に思いを込めて歌っていたはずだったのに…」
「…良いデスよ、キュキュもミアさんの怒る気持ち分かりマスから」
「Thanks…そして、教えてくれないか?」
「何をデス?」
「何であんな奴をスカウトしたんだ?そして何であんなに酷い条件を受け入れたんだ?そして何でずっと皆は受け入れ続けたんだ?」
「質問は1つ数にして欲しいデス…それはデスね」
「あ、愛さん!!果林さん!!エマさん!!せつ菜さんとランジュ、更にかすみさんと彼方さんと璃奈さんがこちらへ来ています!!」
「オーケー!!それじゃあ行ってくる!!」
「私達に何か出来るか分からないけど精一杯やるわ」
「2人とも、無理はしないでね?私たちは私達で頑張るよ〜」
「愛さんと果林さんは本当に危なくなったら離れるんですよ!?」
「「大丈夫!!」」
「あ、あの、3人は何をしに行かれたのですか?」
「君達が知る必要はない事、かな?それで、さっきの話の続きだけど…教えてくれるかい?」
「はい、それは…」
「せっつー!!ランジュー!!りなりー!!カナちゃんー!!かすかすー!!」
「愛さん!!果林さん!!…覚悟は出来てますか!?」
「勿論よ…ランジュは?」
「無問題ラ!!アタシ達に出来ない事なんて何も無いんだから!!」
「過信は危険よ、繰り返すけど、私達はあくまでもサポートだけって事、忘れたら巻き込まれるわよ?」
「そうです!!私達は私達に出来る範囲で頑張りましょう!!」
「かすみんですっ!!…本当に無理はしないでくださいよ、先輩達…私達はしっかりかすみん達の可愛さを発揮してきますから!!
「シャッフルライブでどれくらい私達らしく出来るかは分からないけど…頑張ってみよ〜」
「…でもその前に聞いていいかな?」
「何ですか?」
「…何で足音やたら大きかったの?2人じゃ出せない足音だったよね?5人ぐらいいた気がしたんだけど」
「こんのぉ!!丸い玉ぁ!!凄い邪魔なんだけどぉ!?」
「私の邪魔をするんじゃねぇぇ!!」
展開されている6つの完璧な丸い球をフルコンボウで弾いて何とか対処しながら戦ってるけどコレ私だけじゃ厳しいんだけど!!攻撃出来る隙が…!!
他の皆はどこに
「オラッ!!」
黄色い球を弾いたこのデカイ手裏剣は…犬塚さんだ!!
「大丈夫かよ!!」
「今の所は!!」
案外早く来てくれて良かった…けどちょっと待って!!
「他の3人はどこ!?」
「知らねぇよ!!俺以外近くには誰もいなかったんだよ!!というか俺も少し離れた場所に転送されてたし、やっぱり壊れてるんじゃねぇのかこれ!?」
またドンブラスターの故障…!?って!!いつもの不思議な扉を使って逃げた!?追うよ犬塚さん!!
ここは…体育館!?たまたま部活動が休みで良かったけど…!!うわっ、今度珠からはビームめっちゃ撃ってきた!!防御は出来てるけどそのせいで攻撃する隙がないわ!!
「本当に厄介だなその球!!どうにか止める方法ねぇのか!?」
「凍らせるとか出来たら…そういう奴…あった!!これで!!アバターチェンジ!!」
《ドンブラコー!!フラッシュマン!!よっ!!超新星!!》
プリズムバトン…!!この武器なら!!
「スーパーブリザード!!はっ!!」
黄色い球をカチコチに凍らせて…ってあっ
「ぐえっ!!」
び、ビームを出せなくなるだけで普通にぶつけられたぁ…
「だったら燃やし尽くしてやるよ!!コイツだ!!アバターチェンジ!!」
《ドンブラコー!!アバレンジャー!!よっ!!爆竜戦隊!!》
「ファイヤーインフェルノ!!くらえ!!」
凄い勢いの炎…!!これなら…ダメなの!?
「チッ…だったら!!ストームインフェルノ!!」
ものすごい風で全部の球吹き飛ばした!!
「球が離れている隙に倒すぞ!!」
「分かった!!」
本人はそこまで戦った経験がないはず!!これなら近距離で叩きのめせる!!
「ギャラクシー!!」
すると思ってたよ目眩し!!髪の毛が繋がった瞬間に目をつぶれば問題ないんだから!!
「やっぱり話は聞いてたかよ…だったらこれはどうだ?」
目眩しを掻い潜って攻撃…って前に宙返りしてきた!?
それを避けて地面に倒れたと思ったらそのまま回転蹴り!?
「いたっ!!」「ぐっ!!」
「そらそらそら!!まだまだくらえYO!!」
え、え、ええええっ!!何この怒涛寝ながらの回転蹴り…からの逆立ち回転蹴り!?こんな変わった攻撃された事ないからどう対処すれば…!!
「おらぁ!!」
「きゃあっ!!」「ぐああっ!!」
蹴飛ばされて…その先には…!!ビームの準備が出来てる全部の球が!!
「GO!!」
「ぎゃああああああ!!」「ぐぅあああああ!!」
いたあああああっ!!…変身も解かされたぁ…
「いいねいいねぇ…大分力も慣れてきたみたいだ…これなら例え桃井タロウが来ようと問題なウグゥ!?」
う、撃たれた!?誰に!?
「ほう、その言葉、まるで俺に勝てるような言い方だな」
タロウ!!教授!!雉野!!
…って…今無から現れてなかった?
『ほう、本当にスーパー戦隊…もとい、俺達について詳しいようだな』
私、優木せつ菜は部室で桃井タロウさんにとある試験を課されていました
スーパー戦隊に…ドンブラザーズについて詳しいかのテストです。
主にはるかさん以外の方全員にそれぞれ問題を出されました
正直焦りました。というのも私が知っているのはあくまでも『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』という番組だけで、番組外でタロウさん達が何をしていたのかは知らないのです…ですが、幸い1話と最終話は目を通して頂いたみたいで、その期間内であった出来事を問題にして出してくださいました。
というかよく自分達の全部がテレビドラマとして撮られているのに嫌な気分になりませんね…恥ずかしくないのでしょうか…
そしてなぜこのような試験をしたのかは…分かりません。最後までやる前に
《ドンブラスター!!》
転送が始まりましたから…ですが
次に変身した彼らが現れたのは…
『は?』『何?』『へ?』
『『『『『『『…えええ!?』』』』』』』
犬塚さん以外は遠くから音楽室の様子を見る為に部室の外にいた7人の近くだったのですから
『本当にどうなってるんですかこのドンブラスター!?まだ壊れているんですか!?』
『そう考えるしかないようだ…もっとも、壊れたと分かった後に何も手を加えていない以上当然の事ではあるけど』
慌てて部室に入って変身解除した2人は凄く焦っていました
『…確かに壊れたと断定するしかないようだ』
『どうした?』
『扉が現れん、今回は場所も分かっているしそれなりに近い、だから扉の先にヒトツ鬼がいるなら扉をとおって行きたかったが…無理のようだ』
変身解除したタロウさんがそう言っていました…それって脳人レイヤーの事でしょうか?変身したら視認出来て通れるはずの…
『こうなったら走っていくしかないか』
『ちょ、ちょっと待ってください!!それは無理です!!』
しずくさん!?
『見てください!!今音楽室は悲鳴を聞いた人達が注目している真っ最中ですよ!!幸い人は少ないからのと出てきた皆さんが無傷だった影響なのか大きな騒ぎにはなってませんが…こんなタイミングで走っていったら絶対目立ちます!!』
『…目立つからなんですか!!僕達はヒーローです!!1番動かなくちゃいけない時に動かないでいたらヒーローの名が泣きます!!そうですよね!!タロウさん!!猿原さん!!』
『…私も同意見だ、今すぐ行こう!!』
『お供達…行くz』
『待って!!』
目立つのも仕方がないのでは…と思っていたのですが…璃奈さんには解決出来る方法があるみたいです!!
『私、こういう時の物、持ってきてたの、タロウさん達、飲んでくれる?』
そう言って取り出したのは…
紫色の謎の液体が入っているフラスコ×3でした
『…何ですかそれ』
雉野さん、明らかにドン引きしてます…
『これ飲んだら五分ぐらい透明でいられるの、璃奈ちゃんボード、〖どやっ〗』( ̄▽ ̄)v
『意味分からん』
タロウさんにバッサリ言われてる!!いや璃奈さん、ブイッ、じゃないですよ、私もツッコませていただきます!!
『いやいやいや有り得ませんよ!!そんなオーバーテクノロジー!!私達の世界ってそういうの潜んでいる世界だったのですか!?ていうかどうやって作ったんですかそれぇぇ!?』
『お母さんは栄養ドリンクを作ってるつもりだったらしいんだけど…その為に色々入れて試行錯誤していたら偶然肉体と身にまとっている服が透明になれるドリンクになったみたい』
『いやりな子ママどんなミラクル起こしてるの!?いくら何でもありえないでしょぉぉぉぉ!?というか服が透明になるのはどういう仕組み!?』
『仕組みもよく知らない…最近お母さんの勤めている会社の物で作ったんだって、嘘じゃないよ?本当だよ?」
『その会社、怪しい会社じゃないよね?かすみんそのドリンク信用出来ないんですけど!?」
『…いいだろう、すぐ寄越せ、飲ませてもらう」
『いやいやいやタロウさん!?かすみさんの言う通り、怪しすぎでしょう!?とんでもない薬だったらどうす…飲んだぁぁぁ!?」
『お供達、お前達も飲め、時間が無いからな」
『仕方があるまい」
『猿原さんも…も〜!!知りませんからね!!』
結局3人とも飲んでしまいました…あんな怪しい薬飲んで本当に透明に…なってますぅぅぅ!?
『わ、本当に透明になってる!?嘘でしょ!?』
『お供達、今度こそ行くぞ!!』
『待って!!』
『またですか璃奈さん!?今度は何が…』
『タロウさん、ヘッドホン、しっかり持ってる?』
『ああ、問題ない…貴様の腕を信用してやる…行くぞ』
行っちゃいました…って足音は残ってしまっています!!このままでは人がいないのに足音が響き渡るという事になってしまいます!!
『ランジュさん!!私達も追いかけますよ!!』
『OK啦!!』
『せつ菜ちゃん!!ランジュちゃん』
侑さん…!!
『愛ちゃんと果林さんにも伝えて欲しいんだけど…4人とも、無事に帰ってきてね…!!私、同好会のメンバーは誰1人かけて欲しくないから!!』
…きっと皆さんも同じ気持ちのはずです…勿論です
『大丈夫です!!絶対に無茶はしません!!しっかり役に立って帰ってきますから!!』
『ありがとう、侑!!無問題ラ!!皆のいる場所がランジュは1番大好きなの!!絶対離れたりなんかしないわ!!』
『4人とも、頑張ってね!!もし次がある時には私達もサポート出来るように頑張るから!!』
「という訳で足音が複数聞こえたわけです、目の前にはタロウさん達がいます、透明ですけど」
「嘘でしょりなりー!?そんなの持ってたのぉ!?」
「偶然の賜物とはいえ信じられないですよね…って」
「「「「「いない!?」」」」」
「恐らく脳人レイヤーを使ってどこかに行きましたね!!」
「つまりレイヤー自体はあるという事だな、私達だけが視認出来なくなっているだけで」
「本当に目の前から声が聞こえるよ…誰もいないのに…」
「それよりどうしましょう!?遠くに行ってないといいんですけど…!!」
「大丈夫です!!こういう時の為にランジュさんと果林さんは別方面へ…あっ、体育館にいるそうです!!行きましょう!!」
「気が利いてるな、褒めてやる、いくぞ!!」
「あの…タロウなんで無から現れt」
「今はその話はどうでもいいだろう、目の前の敵に集中しろ」
「う、うん」
「揃ったか…ならお前等もう1回地獄を味あわせてやるよ」
またあの叫声攻撃が来るの…!?
タロウ…大丈夫なんだよね?対策は考えてくるって言ってたよね!?私丸投げしちゃったけど不安になってきたんだけど…ねぇ!?
「悪いがその対策は出来ている、お供達、受け取れ!!」
な、何!?…これって…
ヘッドホン?しかもご丁寧に私のは黄色い
「これで貴様の汚い高音は聞こえん」
いやこれだけぇぇぇぇぇ!?
ヒトツ鬼の特殊能力をこれだけで守れるわけないでしょぉおおお!!大丈夫なの本当に!?
「変身と同時に装着だ…いくぞ!!」
もう何とかなれーーー!!
「「「「「アバターチェンジ!!」」」」」
《ドン、ドン、ドン、ドンブラコー!!》
《ドン・モモタロウ!!よっ、日本一!!》
《サルブラザー!!よっ、ムッキムキ!!》
《オニシスター!!よっ、鬼に金棒!!》
《イヌブラザー!!よっ、ワンダフル!!》
《キジブラザー!!よっ、トリッキー!!》
「ど、同時変身…暴太郎戦隊ドンブラザーズの同時変身です〜!!」
「貴女本当にサポートする気があるのかしら?」
「…はっ!!」
果林さんに苦笑いされてしまいました…気を引き締めて戦いを見ていなければ!!
「皆集まれーーーー!!」
『アノニ』『アノニ』『アノニ』
大量のアノーニ達を呼んできましたか…!!乱戦になりそうです!!
「お供達、今の変身はこの世界での全員揃った初変身だったわけだ、このまま初名乗りといくぞ!!」
つ、次は名乗りを直で…!!ってダメです自分!!抑えてください!!
「桃か「いざ、まいろうか」「さっきのようにはいかないんだから!!」「ケンケンケーン!!」「いっきにいくぜ!!」ウ!!」
「「「「…え?」」」」
…他の皆さんガン無視して…アノーニ達と戦い始めてしまいました…
って違いました!!
「…せつ菜…他の4人、タロウさんが名乗るって言った事、聞こえていないんじゃ…」
「…ですよね…」
「…お前達何をしている!!名乗りだ!!」
「…タロウさん気づいていないみたいだよ…」
「タロウさんって意外とウッカリなのかしら?」
「…は!!」
「あっ、気づいたようですね」
「…いや気づいたなら動きなさいよ!!動いて気づかせるとかしなさい!!」
「…名乗りは5人揃って名乗って完成するものなので…今の段階では終わっていないんですよね…だから全員名乗りするまで…」
「「「ま、まさか…」」」
「…動きませんね、あの人」
「「「えええええええ!?」」」」
果林「…嘘でしょう!?だったら辞めなさいよ潔く!!」
「早く辞めなくちゃ攻撃されちゃうよ〜!!」
「…あの人…凄く意地を張る時には張ってしまうんですよね」
ランジュ「じょ、冗談よね…それじゃあ…!!タロウさんはやっぱり…」
「…動きませんね、攻撃されない限り」
「ど、どうすればいいのよぉぉぉ!!」
「フンッ!!ヤアッ!!数が本当に多い!!こんなに呼べたんだ…!!本気でやらなくちゃ!!」
「タロウ、私達は役割分担するべきだと思う、タロウはヒトツ鬼本体を、私とはるかは力を活かして暖色のアノーニと球半分を、雉野と犬塚はそれぞれの身長を活かして遠距離射撃と懐に潜り込んでの奇襲で寒色のアノーニと球のもう半分を倒そう…タロウ?」
「あばばばばば!!…寒色のアノーニ達に狙い撃ちされたんだけど…やっぱりこういう相手にこの姿向いてない!!アバターチェンジ!!」
《ドンブラコー!!デンジマン!!よっ!!電子戦隊!!》
「デンジパンチ!!おりゃー!!」
「スピードで奇襲してやる!!アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」
《ドンブラコー!!ロボタロウ〜!!》
《イヌロボタロウ〜!!よっ、ワンダフル!!》
「俺のスピードに付いてこれるか?うおおおおお!!」
「…ダメですねこれ、全く連携とれてません」
「いや貴方達気づきなさいよ!?仲間なのよね!?」
「いや〜そもそも基本的に名乗りもするかしないか全部タロウさんの気まぐれだったので…今回は皆さんタロウさんの号令が聞こえなかったのでしないパターンだと思ったのでしょう…」
「じゃあどうすればいいのよ!?」
「こうなったら、一か八か接触して気づかせるしかないかなぁ」
「…愛、それ本気で言っているのかしら?」
「…果林、笑わないで欲しいんだけど半分はマジだよ?何とかアノーニ達を掻い潜って…」
「…もう一度戦場を見なさい、それでも言える…?」
「………」
(何をしているんだタロウ…常に先陣を独走し続けるタロウが私達の後ろにいるとは思えないし、嘘をついて倒れた可能性は…今嘘をつく理由がない以上絶対ないだろう…どういう事だ?)
「デンジスティックです!!皆さん!!離れてください!!これで一掃しますよ!!」
地面に突き立てた…という事は!!
「くらえぇぇぇぇ!!」
「「「あぎゃあああ!!」」」
やはり電流を放ちましたね!!…一応離れるように言いましたがやはり聞こえていなかったので3人とも巻き込んでしまいましたが…
「痺れたぁ…!!雉野!!何で何も言わないの!?」
「少しは周りに気を配ってくれ…って聞こえていない!?」
「何やってんだ雉野ぉ!!」
「…ごめん、果林、愛さんが間違ってたよぉ…(涙目)」
「分かればよろしい…でも本当にどうしましょう」
(…ここまで探していないとなるとやはり後ろなのか…!?)
「…タロウ!!さっきから何して…な、名乗りをしていたのか!?」
「あ、猿原さん気がついたみたいです!!」
「这很好!!、これで皆も気づかせて」
「浮き世におさらば!!サルブラザー!!」
「…ダメです、単独で名乗ってしまいました…」
「「「あああああああああ!!」」」
「3人とも、何しているんだ!!早く名乗り…成程、通りで連携出来ないわけだ、頼りにはなるが喧しい声が聞こえなかった時点で気づくべきだったな…」
「猿原さんも気づいたみたいです、これでどうにか」
「…せつ菜、猿原さん動かないんだけど…」
「あ…ダメですねこれは…猿原さんも…名乗るまで…」
「動きませんね」
「「「えええええええええええ!?」」」
「何で猿原さんも止まっちゃったのよ!?」
「…止まる前にタロウさんの事をもう一度見ていたので、恐らくこれ付き合わなければ終わらないと考えたのではと…それに、やっぱりドンブラザーズは基本的にタロウさん一強のリーダーなので、同じように合わさなければいけないと考えたのかもしれません」
「何でよ!?ランジュ、戦隊の青はサブリーダーだって記事に載ってたの見たのよ!?リーダーが間違ってるならサブリーダーの猿原さんが正すのが筋じゃないの!?」
「その通りです、事実タロウさんが不測の事態に陥った時、猿原さんが雉野さんやはるかさんに指示をしていたり、タロウさんに注意したり、揉めたりしましたから…ですが今回はそもそも何かを言っても聞こえないでし「え、嘘!?名乗りしてたの!?ごめん気づかなくて!!」攻撃して無理やり辞めさせようとした結果名乗りの邪魔をしたとみなされたら滅茶苦茶ボコボコにされるかもしれない…と考えて「漫画のマスター、オニシスター!!」したのでしょう」
「従う事にしたって…そんなにタロウの権力って凄いのね…猿原さんがダメならどうするのよ!?」
「残り3人が気づい…」
「鬼頭はるかさん、貴女もですかぁぁぁぁぉぁ!?」
「「「嘘でしょおおおおおお!?」」」
「もう言いませんよはるかさんが同じようにした理由!!ほとんど猿原さんと同じ理由でしょうから!!」
「何か名乗りポーズでずっと止まっている姿シュールね…こんな状況なのに笑えてくるわ…あら?愛とランジュは?」
…あ!!2人とも…犬塚さんと雉野さんの視点方向にいます!!一応距離はとっているので安全だと思いますが
「何をするつもりでしょうか…!?」
「…そういう事ね」
「何か敵の数増えてきてねぇか?」
「僕に来る敵の数増えているような…タロウさん達倒しているんですよね?」
横からの流れ弾を避けながら…何とかここまで来れて良かったわ…
「ランジュ!!早くやるよっ!!」
「そうね、残りの2人に早く今の3人の状態を気づかせなくちゃ!!」
言葉で気付かせる事が無理ならジェスチャーで…!!見てもらえばすぐ答えてくれるはずよ!!
まずは手を振って…
「あ?アイツら何してるんだ?」
「あ、あれは…愛さんとランジュさん!?何してるんですかそんな所で!?危ないですよ!?」
きゃあっ!!気づいたわ!!
次はこのジェスチャーで…気づいてくれるはずよ!!
「…え?」
「お前…手を何度も前に出して何がしたいだよ!?」
「ランジュさん!?何でヒーローみたいなポーズを決めているんです!?」
「…嗯?」
「いやランジュ何やってるのぉ!?」
「何やってるのって…ランジュは3人を見るようにジェスチャーで表現しただけよ?」
「だったら人差し指だけを使いなよ!!ランジュが変わった指示のジェスチャーのやり方をしたから愛さんの見てもらえなかったよ!?」
「ええ!?ランジュのやり方の何が変わってるの…!?我不知道!!」
「…もしかしてカルチャーギャップ!?ごめん、愛さんの配慮が足りなかったぁ!!」
…結局愛が1人でやる事になったわ、なによぅ…アタシがここに来た意味ないじゃない…
「ランジュ、日本で人を指す時のやり方はこうやるんだよ?」
…確かに人差し指だけ使ってるわ…2人は気づいてくれるのかしら?
「あ?そっちに何かあるのか?」
犬塚さんが気づいたわ!!そうよ!!愛の指先で!!
「うおっ!?」
《ドン!》
「アノニ!!」
「えっ!?」
丁度暖色のアノーニが襲いかかろうとしていたわ…
「お前…敵が来ている事を教えてくれたのか…」
「いや何でよ!?」
幾ら何でもタイミングよすぎじゃないかしら!?
「も、もう一度やるよっ!!」
手を交差してる…これは確か×のジェスチャーだって聞いた事あるわ
「あ?違うのか?」
今度は愛もタイミングを見計らってるみたい
…今ならいけるわよ、愛!!
「また後ろになにかあるのかよ?」
これで今度こそ3人の事に気づいてくれるはずよ!!
だって名乗りのポーズで固まっている3人が犬塚さんの目線の先に
《ドン!》
いたけど光弾で遮られて…
それを迎え撃って爆発が起きて…
そこからアノーニがやって来て…押し込まれて行って
結局3人の様子は見てもらえなかったわ…
「おわっ!?こんなに来やがったのか!!お、教えてくれて、あ、ありがとよお前らぁぁ!!」
「だから何でよぉぉぉ!!何でこんなに都合の悪いミラクルが起きてばっかりなの!?」
「う、上手くいかなかったよぉ…愛さん超ショックぅ…」
「だ、大丈夫ですか、犬塚さぁぁん!?」
「し、仕方がないわよ、愛、次は雉野さんにやってみましょう!!きっと出来るわ」
「そ、そうだねっ!!ヨシ!!」
「早く追わなくては!!って愛さん!?え!?そっちに何かあるの!?」
雉野さんも気づいてくれたわ!!
「う、嘘!?いつの間に名乗ってたんですか!?」
良いわよ雉野さん!!
これで犬塚さんを呼びかけてかr「鳥は堅実、キジブラザー!!」
…せめてこっちをもう一度振り向いてから名乗って欲しかったわ…
それにそのアバターチェンジした姿、鳥じゃないわよね?焦ってるのかもしれないけど違和感凄いわ…
「犬塚さんにも気づいてもらうようにして欲しかったんだけどなぁ…どうしよう…埋もれちゃった犬塚さんがこっち見る余裕あるのかなぁ…?」
「あだっ!!いてっ!!げふっ!!がはっ!!な、何で俺こんなにリンチくらってるんだああああああああ!!」
「…結局犬塚さんには気づいて貰えなかったようですね」
「本当、いつまで固まってるのかしらこの人達…」
このままではずっと固まってたままです…果林さん?急に真面目な顔に…!?
「…そういえば何でずっと放置されているのかしら?絶好の攻撃のチャンスのはずなのに」
…確かにそうです!!それに周りをよく見ると…肝心のヒトツ鬼…ヨシさんがいません!?
「まさか逃げましたか!?」
「逃げられたら不味いわね…!!間違いなく合唱部の6人とも酷い目にあうに違いないわ!!」
「それもそうですが…色々な意味で逃げていないで欲しいです!!だって…だって…」
「だって?」
「名乗りに集中した結果敵に逃げられたって…戦隊史上稀にないダサさじゃないですか!?そのような結果になったとしたら戦隊が大好きな私…泣いちゃいますよ!?」
「…確かに私もみっともないとは思うけど…幾ら何でも泣くのは言いすぎじゃないかしら?…って泣いてるじゃない既に!?」
早く私達が見つけなければ…ん?
「…何か凄い音が」
その瞬間
「「「「うわああああああああああああ!!」」」」
「みなさぁぁぁん!?」
アノーニ達を巻き込んでの大爆発が起きました…!!
一体何が起きたのでしょうか…!?
「…!!せつ菜!!上見なさい!!」
上に…複数の穴が!?
「何かが落ちてきた…という感じでしょうか…?それより皆さんは…!?」
皆さんなら…きっと無事です!!私の大好きなスーパー戦隊がこんな所で倒れるなんて…ありえないです…!!
「…ゲフッ」
「あー痛かったぁ…」
「いやはや、これはキツイ」
「スゲェ攻撃だった…」
「良かったです…!!皆さん無事でした…!!」
「…タロウさんは?」
「…ふんっ!!」
煙を払った先にいました…タロウさんです!!無事だったようです…って以前獣人の森でやったマスクオフしました?…ヘッドホンも外し始めて…首を振っています…まるでお前達も外せと言っているように
そして皆さん外しました
「1回だけだ、言ってやる…スマン!!」
「「当たり前だ!!」」「当たり前です!!」
「何で私達同士も意志疎通が難しくなる事考えないの!?」
「名乗りが難しくなったと思ったら潔く諦めてくれ!!私達は君が辞めないと辞めれない立場なんだぞ!?」
「危なくなったと思ったら名乗り諦めてすぐ迎撃してくださいよっ!!タロウさんなら今の後ろからの攻撃を迎撃出来たでしょう!?」
流石にタロウさんも反省したようですね、タロウさんらしく、上から目線ではありますが
もっとも、後ろをあまり見なかった事や、時間がなかったとはいえ作戦に意見しなかった事を考えると皆さんもどうかとは思いますが…
「お前らさっきから何の話してるんだ?タロウも何で謝ってるんだよ?」
そしてまたしても最後まで何も知らなかった犬塚つば…ブッ
「ふ、ふふふっ…ww」
「だ、ダメよせつ菜…wwこんな真面目な状況で笑っちゃ…ww」
イヌブラザーさんとキジブラザーさんのマスクオフ状態…ごめんなさい、面白いです…www…等身が変わっている状態で仮面を外すとこんなにシュールに思ってしまうとは…
「…もういいけど、それで、これからどうするの!?またヒトツ鬼いなくなっちゃったじゃん!!」
「何とかして見つけないといけないな…それに、今の攻撃…」
「ただの攻撃じゃなかったのは確かだ…またか!!」
…また凄い音が!!
《ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイッ!カモォーン!!》
「ハァッ!!」
流石タロウさん!!近づいてきた攻撃を一刀のもとに吹き飛ばしてます…って壁がぁぁぁ!?
「…崩れないかしら、この体育館」
「私も不安です…それより…今見えました!!あの攻撃は…隕石です!!」
「隕石!?」
「はい!!極々小さいサッカーボール並みの大きさの隕石なので小さな爆発で済んでいますが…それでも隕石…もとい星をぶつけてくるとは中々強い攻撃ですよこれは…!!」
「あたしも見てたよ、せっつー!!」
2人とも戻ってきました!!
「人を傷つける攻撃なのにこういう言い方はいけないかもしれないけど…凄い綺麗だったよ…軌跡はオレンジ色と水色に見えたよ」
「つまり…流れ星という事なのかしら?」
「成程、それならこの凄い威力も分かる、だが何故今になってこの攻撃を?もっと早く使えば良かったはずだが」
「多分僕達がバカみたいな事やっている間に力をためていたのでは?…また来ましたよ!!」
「今度は私が!!うおりゃあ!!」
フルコンボウで…打ち返せるのでしょうか!?
「ぐぎぎぎぎぎ…!!や、ヤバいっ!!雉野!!私のロボタロウギア使って!!早く!!」
「は、はい!!」
「ありがとっ!!…ア…アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」
《ドンブラコー!!オニロボタロウ〜!!よっ、鬼に金棒!!》
成程…!!アバタロウギアは1つのケースを通じて互いの共有している…それを生かして、両手が塞がっている場合、他の人に変身させてもらうという応用が…出来たのですね!!初めて知りました!!
「お…おりゃああああああ!!」
何とかぶっ飛ばせましたね!!そしてまた体育館壊れました…何か涙出そうです!!
「よく人来ないわね…異変が起こっているの気づかないのかしら?」
「りなりー達が頑張ってくれてるからだよ!!」
「だとしても気づかれなさすぎてるような…まぁいいわ」
「何とか守れたけど…多分また来るよ…どうするのタロウ!?キリがない!!」
「それに隕石は的確に私達へ向かってきているのを見るに追尾式と考えられるな…このままではまともに戦えなくなってしまうな」
「…随分久しぶりだな、コイツを使うのは」
《ドン!!ドン!!ドン!!ドンブラコー!!ゼンカイジャー!!》
「…そのアバタロウギアはもしかして!!」
ギアの幻影から現れたのは…!!やはり!!
「何何!?デカいティラノザウルスが現れたんだけど!?」
「あれはジュランティラノと言います!!正確にはジュランティラノのアバターです!!」
「きゃあっ!!恐竜よ!!ティラノザウルスよ!!ランジュ初めて見たわ!!」
「はしゃぎすぎよ、ランジュ…それで、これからどうなるのかしら?」
「それはお楽しみにしていてください!!…このアバターを召喚したという事は…!!」
壁を突き破って現れたのは…!!エンヤライドン!!タロウさんの専用バイクです!!遠隔操作してここへきたのでしょうか…?
「…ねぇ、やっぱり崩れるんじゃないかしら?この体育館…」
「愛さんも避難した方が良いと思う…」
「何あのバイク!?カッコイイわ!!」
「あれはエンヤライドンと言いまして…タロウさんがよく乗っているバイクです!!…実を言うと内部どうなっているのか気になっているんですよね」
「さて、お供達、今から言う俺の作戦をよく聞け」
…あ、タロウさん後ろ向ましたし…ちょっとだけ内部を見に行っても良いですよね?周りに今は敵誰もいないですし…
(どういうバイクなのかしら…少し気になるわ…あ、せつ菜は何を…もしかして近くで見に行くのね!?アタシも着いていくわ!!)
「…ちょっとせつ菜?何近づいてるのよ!?あ、ランジュまで!?」
「2人とも!?タロウさんに怒られちゃうかもしれないよ!?」
「俺はドンゼンカイオーを使って隕石を全て壊し続ける、その間にあのヒトツ鬼を見つけて倒せ」
「た、タロウさん抜きでヒトツ鬼を倒す!?そんな事出来るんですか!?」
「俺達がヒトツ鬼を倒す時はタロウかジロウのどちらかがいる時だったからな…」
「ガタガタ言うなお供達、良い機会だ、お前達が今まで戦ってきた時に得たものを全て使って、成長したと証明してみろ!!」
「…確かに、私達はあの頃とは大分違うはずだ」
「…分かった、やってみる!!(…ん?せつ菜ちゃんとランジュちゃん何やってるの?何でエンヤライドンに近づいてるの!?)」
「よく言ったお供達、それでだ、お前達のなかでヘッドホンをつけたまま戦うやつと戦わない奴を決めろ」
「…成程、ヘッドホンをつけたメンバーはあの歌攻撃を妨害する役割か、それ以外は意志疎通をしながら追い詰めるという事だな(…エンヤライドンをじっくり見ているだけか、それくらいなら良いだろう)」
「分かってるじゃないか、更に捜索するメンバーは4人だけでは少ないという事も分かるな?」
「どういう事ですか?まさか虹ヶ咲の皆さんも…(目がキラキラしてるよせつ菜さん…本当に戦隊が好きなんだなぁ…)」
「アイツらをそこまで巻き込むわけがないだろう、コイツらだ」
《ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!》
《ドントッキュウモモタロウ〜!》
《ドンキョウリュウモモタロウ〜!》
《ドンキュウレンモモタロウ〜!》
《ドンパトレンモモタロウ〜!》
《ドンルパンモモタロウ~!》
《ドンリュウソウモモタロウ~!》
近くで見ると本当にカッコイイです…!!…あれは…ガブティラとシシボイジャー!?…いや、あの小ささはまさかアルターですか!?あの2つのアルターは初めて見ました!!
「コイツらにも探させる」
「…分かった、それで…誰がヘッドホンをしないで奴の攻撃を止める役にするんだ?桃井、お前はどう考えている?(戦隊マニアってそこまで戦隊のマシンに興味を持つのかよ…ハンドルやスイッチボックスにまで興味を持っていやがる…)」
「俺がそれを言ったらお前達は俺の決定に従ってしまうだろう、それはお前達の成長を示したとは言えない、お前達自身で決めろ!!30秒だ!!」
「「えええっ!?」」「はぁ!?」「何!?」
「歌を止めさせる程の力があるのははるかだろ!!フルコンボウで黙らせてみろ!!」
「いや止めさせるには不意打ちがいいんじゃないの!?犬塚さんこそ奇襲に向いてるんじゃない!?」
「私は遠距離から攻撃すれば例え攻撃されて逃げたとしても攻撃し続ける事が出来て、止める事が出来ると思う、という訳で遠くを見渡せて攻撃出来る雉野がやったらどうだ?」
「えー!?いやいやいやだったら地面を揺らして黙らせる事が出来るかもしれない猿原さんこそ適任では!?」
「遅い!!…やはりお前達は俺がいない時の想定が足りなかったようだな…確かに俺はドンブラザーズの中で最強だ、だがだからといって足をすくわれないとは限らん事はあの1年で学んでいる…もしそうなった時何も出来ずにお前達はやられるつもりなのか?」
「「「「………」」」」
「俺に依存しているようでは強くはなれない…覚えておけ、今日は俺がグッ…何だ「「え?」」「何?」「は?」…何だと?」
成程、意外と内部は普通のバイクと違いはないのですね…
「ねぇせつ菜、このバイクと、あの恐竜がどうなるのかしら?」
流石にランジュさんも声を抑えてくれていますね…もしタロウさんにバレたらなにかいわれるかもしれませんし…
「それはですね…この2体が、合体するんですよ、タロウさんがドン全界合体と言うとドンゼンカイオーという巨大なロボになるんです」
「ドン全開合体?変わった言いk」
…その瞬間、ありのまま起こった事を言うとしたら
大きくなって
「「痛っ!!」」
足をぶつけた結果上に上がって強制的に乗ってしまい
「痛た…えっ?」「这很痛!!…えっ?」
どんどん大きくなってる…これってもしかして…!?
そしてシートが急に上に上がって上に弾き飛ばされてしまいましたぁぁぁぁ!?
「「えええっ!?ってうわあああああ!?」」
そして気がついたら…周囲が赤い場所にいました…
《ドン!ゼンカイオー!!》
《よっ!!全力全開!!》
「…ええええええええ!?」
「「「「「「「…………」」」」」」」
…言葉が出ないってこういう事を言うんだなと思ったわ
「嘘でしょおおおおおおお!?」
「何故タロウ以外の人がドンゼンカイオーに乗れるんだ!?」
「エンヤライドンの認識機能ガバガバすぎません!?幾ら何でもタロウさん以外の人を乗せるなんて!?」
「せつ菜!!貴女どうやってそのバイクを動かしたのよ!?」
「せっつーもランジュも大丈夫なのー!?」
「わ、私達も分かりません!!た、ただドン全開合体と言っただけで…ら、ランジュさん何しているんです!?」
「嗯嗯…こう考えれば、こう動くのね…」
「そういう言葉を言うだけで誰でも動かせたのかよ!?」
「何をしているお前達!!早く降りてこい!!」
「わ、分かりました!!今すぐに…っていっぱい隕石来たあああああああ!?」
「無問題ラ!!ランジュが全部、壊してあげるわよ!!」
「ランジュさん本気ですか!?」
何言ってるの!?初めて乗る人が自由に乗りこなせるわけないでしょ!?
というかタイミング良すぎじゃない!?偶然!?それとも狙ってる!?
「えいっ!!やぁっ!!ほぁっ!!ハイッ!!ハッ!!」
ってメッチャ乗りこなしてるぅぅぅ!?攻撃もシールドによる防御も使いこなしてる!!まさか無傷ですませるなんて!!
「嘘でしょう!?ランジュさん何で簡単に乗りこなせるんです!?」
「当然よ!!だってランジュだもの!!」
「説明になっていません!!」
…確か私の世界ではランジュちゃんは何でも出来るって書かれていたけど…まさかここまでハイスペだったなんて…!!
「隕石はランジュ達に任せなさい!!完全に防ぎきってあげるわ!!」
「タロウ、どうするの?…って今の大量の隕石のせいで体育館崩れるぅぅぅ!?」
「「うわあああああ!?」」
「愛!!果林!!今行くわ!!…後他の皆も!!」
…まず愛さんと果林さんを右手で掴んでから、そして私達5人も左手で掴んでそれと同時に背中で落ちてくる体育館の天井から庇って飛びながら別の所に移動出来た
…幾ら何でも使いこなしすぎでしょ!?本当に凄いよランジュちゃん!!
「ありがとうランジュ!!本当に凄いよー!!」
「まさかここまでやれるなんて予想外よ…助かったわ…」
「ふぅ…どうにかなったわね…どうかしら?ここまでやってみせたわ、任せてもいいんじゃないかしら?」
「まさかここまで乗りこなせるとはな…良いだろう、お前達に任せる!!」
「ええええええ!?いいの!?2人はタロウと違って生身の女子高生なんだよ!?幾ら乗りこなせるからってもし怪我でもしたら…」
「ドンゼンカイオーには緊急避難機能も備えてはある、それに攻撃を受けたとしてもアイツらにダメージはいかない、試金石にもなるだろう…」
「謝謝!!さぁ、隕石達!!どんどん来なさい!!全部壊してやるわ!!せつ菜!!サポートお願い!!」
「わ、分かりました!!」
…となると作戦の方はどうなるんだろう…って!!
『アノニ』『アノニ』『アノニ』『アノニ!』
何かまたアノーニ達が来たんだけど!?
「成程…隕石に対応されたから別のやり方で攻めてきたという事になるのかな?となるとヒトツ鬼は恐らく…」
「…作戦変更だ、俺がヒトツ鬼を追う、お供達はアノーニ達の対処に当たれ…但しだ」
「但し?」
「さっき言った事は決して忘れるな…それだけだ」
「…分かったよタロウ」
「おう」
「うむ」
「は、はい!!」
「再びメットをかぶれ!!…任せたぞ!!」
そう言ってタロウは走って行った…
「…さて、私達は任された責務を果たそうか」
「うん…ふふっ」
「はるかさん?急に笑ってどうしたんです?」
「何か懐かしいなって、この感じ、最初の頃、私達4人はアノーニの相手、そしてタロウは1人でヒトツ鬼を倒していたり…追い詰めていたりしていたなって」
「…確かにな、最近はヒトツ鬼だけ出る事が多かったから忘れてたぜ、あのしつこいジジイの時はゼンカイジャーも一緒だったからな」
「あの頃は背の高すぎる身体に慣れていなかったからアバターチェンジして普通の身体になって戦ってましたね、今はもう慣れっこですが」
「…では初心に帰って最初の頃手に入れたギアでアバターチェンジしてみようか、私はコレで」
「良いですね、それ、じゃあ僕は初めて使いますけどこれで、このギア結構印象に残ってるんですよね」
「なら俺はコレだ…あの頃はずっと使ってたなコイツを」
「それなら私はコレ!!色々あって手に入れたギアだから!!(昨日漫画喫茶で見たヒーローだからでもあるけどね)」
「色々って何の事です?」
「気にしないで!!どうせ忘れてるだろうし!!」
「「「「アバターチェンジ!!」」」」
《ドン、ドン、ドン、ドンブラコー!!》
《ルパンレンジャー!!》
《リュウソウジャー!!》
《オーレンジャー!!》
《ゴーカイジャー!!》
《快盗チェンジ!!Lupin-Ranger♪》
《リュウsocool!!ワーッハッハッハッハッハ!!》
《ゴォォォカイジャァァ!!》
《よっ!!快盗戦隊!!》
《よっ!!騎士竜戦隊!!》
《よっ!!超力戦隊!!》
《よっ!!海賊戦隊!!》
「それぞれ思い入れのある姿になった事だし…派手に行こうよ、皆!!」
「はい!!」「おう」「ああ」
…あれ?そういえば愛ちゃんと果林さん何処に行ったんだろ?
…外部はアルター達に任せた
俺はこの学園の内部から調べるとす「待って待って待ってー!!」…愛と果林か…よくここまでこの時間で来れたな
「お前達、何をしに来た?」
「ハァ…ハァ…ハァ…た、タロウさん!!ヨシちゃんがいる場所、あ、当てあるの!?」
「知らん、だからしら潰しに探すしかないだろう、まずは今俺がいる所から合唱部の奴らが避難したという空き教室までの間に「本当にそう言う所にいるのでしょうか?」…何だと?」
この女…何かに気がついたのか?
「…どういう意味だ?」
「順に説明します、まず、もし彼女達を狙うつもりならそもそも流星で貴方達を攻撃する必要はなかった事、さっさと彼女達の元へ向かっていれば良かったはずです、次に流星の攻撃を防がれたタイミングでアノーニが現れた事、最後に脳人レイヤーを使えば部員のいる場所にある程度近い…音楽室に戻れるというせつ菜から聞いていた情報を合わせれば…そもそも彼女達の所になんて何時でも行けたはずですが…」
…確かにそうだな
「それでもそうしなかった理由…恐らくだけど、ヨシは貴方達を完全に倒してからそこへ向かう事にしたからだと私は思いました、確実に邪魔が入らないように…そうなると、貴方達を倒したという事を知る事が出来る場所にいると思うんです、つまり」
「近くにいるという事か」
「あくまでも私の考えですが…きっと合ってます、愛、そういう場所…体育館の状況を見る事が出来て、隠れることも出来る場所、知ってるかしら?」
「凄いよカリンー!!いざと言う時は良い所見せてくれるって愛さん信じてた!!…そういう場所なら…多分あそこら辺かな!?複数あるから全部行ってみようよ!!」
「よくすぐ特定出来たな」
「エヘヘ、愛さん、部活動でこの学校の色々な所に既に行ってるから!!」
「そうか、ならその場所を教えてくれるだけでいい、お前達はアイツらの元へ戻れ」
「「え!?」」
「分かっているだろう、アイツの歌による攻撃はヘッドホンでもないと防ぐ事は出来ん、お前達がそれを持っているなら兎も角、持っていないなら巻き添えをくらう、だからアイツの所へお前達は行く必要は無い」
もう十分俺達には貢献してくれているしな
…首を振るだと?
「何故だ?まだお前達に何かやれる事があるのか?」
「…あるよ、愛さん昨日考えたんだけど…」
「やぁっ!!とおっ!!えいっ!!」
ランジュさん凄いです…!!拳や脚、そして剣を使いこなして次々と隕石を粉々にしています…!!しかも地面に一つも落とさずに…今日が初操縦のはずなのに…これが天性の才能というものなのでしょうか…
「ふぅ…まだまだ隕石来るわね…」
「ランジュさん、大丈夫ですか?疲れていませんか?」
「無問題ラ、まだまだやれるわ!!次々と隕石を壊している時の爽快感、結構楽しんでいるのよ!!」
「ラ、ランジュさんっ!!私達が今やっている事は遊びじゃないんですよ!?皆さんを護る為にやっている事なんですからね!?」
「ご、ごめんなさい!!アタシ、つい調子に乗って…」
ランジュさん本当に申し訳なさそうな顔しています…ごめんなさい、私もつい語気を荒げてしまいました…私も言える立場ではないのに…
そう、私も本当は今の状況に興奮してしまっています、まさか憧れの戦隊ロボに乗って戦うなんて経験をする事になるなんて思わなかったので…
…あっ!!
「ランジュさん!!俯いてないで前向いてください!!来てます!!それなりに大きいサイズの隕石が!!」
「哇!?」
な、何とか弾く事は出来ました…!!って嘘ですよね!?別方向…遠くの船がない海の方向へ飛ばしたはずなのに追尾してドンブラザーズの方向へ!?
「せ、せつ菜!!どうすればいいのかしら!?」
「え!?ランジュさん操縦の仕方把握していましたよね!?」
「それは機体の動かし方だけよ!?特殊な操作のやり方は分からないわ!!銃とか装備されていたら分かったけど…装備されてないのよ!!」
「そ、そうだったのですね!!ごめんなさい!!」
ランジュさんがどれくらい特撮について調べたのか、分かってきました…私の話について行く為の基本的な事以外調べていなかったのですね
でしたらここは私の…ヒーローオタクの出番です!!
ドンゼンカイオーの遠距離攻撃は!!
「私に任せてください!!ドン!!レッグバスター!!」
これで壊れてください…!!良かった、壊れました!!
「謝謝!!こんな事も出来るのね…このまま全部の隕石壊してみせるわ!!皆に当たるなんて有り得ないんだから!!」
「勿論です!!」
『アノニ!?』『アノニ!?』『アノニッ!?』
「オラオラオラオラオラオラァ!!」
この力…ゴーカイイエローの力、結構良いかも、近距離は剣で、中距離はワイヤーにつけた剣を生かした攻撃、遠距離はこの鍵穴の付いた銃で攻撃すれば全部カバー出来てる!!次々とアノーニを倒せてる…!!
そしてこの剣も
「これを…こうすれば!!」
《ファァイナルウェィィィブ!!》
「おりゃああああ!!」
黄色い飛ぶ斬撃で遠距離もいける…タロウに出来ない事も出来ちゃう!!
「フンッ!!…おい、それ何だよ?そんな鍵みたいなのお前持ってたのか?」
犬塚さんが剣を振るいながら聞いてきたんだけど、気になるのかな?
「これの事?昨日漫画喫茶でこの姿のヒーローが活躍している番組を見たんだけど、私も同じ事出来ないかなって思ったら現れたんだけど」
「そうかよ…俺にも同じような事出来るのか?…ハッ!!ってイテッ!!」
「犬塚さん!?」
『アノニ!!』『アノニ!!』
『『『『『アノノノノノノ!!』』』』』
「ぐああああああああああ!?」
嘘でしょ遠距離からの寒色系のアノーニによる集中砲撃!?近距離がダメだと考えたからなの!?
斬って裁くには攻撃が速すぎるし多い…!!だったら!!
「これでどう!?って何これ!?今の私の姿のキーじゃないよね!?…もういいや、一か八かぁぁ!!」
《パァーリィータァーイム!!》
《オニシスタ~!!》
《ヘイッ!カモーン!》
《ファァイナルウェィィィブ!!》
「「狂瀾鬼強(きょうらんおにつよ)・ブラストパーティー&ゴーカイブラスト&スラッシュ!!ってぐぬぬぬぬぬっ!!」」
『アノニィィィィィ!?』
うへぇ…やっぱり二丁拳銃での必殺技って効果はあるけど反動凄いわ…
「犬塚さん大丈夫!?」
「ありがとよ…派手にアノーニ達吹き飛んだな…」
「斬撃に光弾×2を両端に着けた私のオリジナル必殺技だからね、名前長いから今度しっかり考えてみようかな…ってまた集まってきた!?」
「ちぃっ!!あの遠距離弾幕はどんな姿だろうと厄介だろうな、せめてダメージを減らせたらな…何だコイツ!?」
犬塚さんの手に水色の動物の頭みたいなの現れたんだけど!?
「まさかコイツを…」
《カタソウル!!》
「コイツに差し込めば…」
《リュウ、ソウ、そう、そう!この感じ!!》
《カタソウル!!》
右腕に水色の宝石みたいなの付いたんだけど!?
「カタソウル…硬いって事かよ、これなら!!」
どんどん進んでいく犬塚さんに撃たれる光弾、でも!!
「効かねぇよ!!今の俺の姿なめんな!!オラァ!!」
構わず突き進んで寒色系のアノーニ達を一掃してる!!
「本当に硬くなってるんだ…」
「ほっ!!はっ!!…ふむ、そのような事も出来たのか」
「教授!!」
教授が普段と違う華麗な銃撃とかしてるんだけど…やっぱりアバターチェンジって行動にも変化を与えるのかな?ワイヤーまで使いこなしてるし…
「今の私の姿にもそういうのあるのかな?例えば私の知恵を生かせる戦い方が出来るような…おや?」
そう考えた教授の元に現れたのは…消防車?
「これを…こう扱えばいいのかな?」
《スプラッシュ!!パトライズ!!警察ブースト!!》
わっ!!右腕に消化器みたいなの現れた!?
「これの使い方…成程、分かったぞ」
「…快盗なのに警察?」
…何で今の教授は快盗戦隊のはずなのに警察の力を使えるんだろ?
って大量の水出てきたぁぁぁぁ!?
「やはり消防車の力だけあって中々の量の水を出せるのか…これなら私の考えを活かせそうだ」
「き、教授何するつもりなの!?(多分私にはとても予想できない考えなんだろうな…)」
…すると教授は…
『ア、 アノニッ!?』『アノニッ!?』『アノニッ!?』
アノーニ達の足下に水をぶっかけて転ばせて
『アノッ!!』『アノッ!!』『アノニッ!!』
転んだアノーニの頭を撃って爆散させた…
…いやせっこッッッッッ!!
教授セコすぎるししょうもなさすぎ!!それ知恵活かせる事が出来ているとは思えないんだけど!?
「ヨシ、このまま倒し続けていくとするか」
次々と水を放出していってるけど…こんな戦い方本人達が知ったら怒るんじゃ…まぁいいや
「は、はるかちゃん!!何があったんですか!?周り水浸しになってますけど…」
「あ、雉野…教授がアノーニを倒す為に水使ってるから…」
「水?」
「うんぬんかんぬん…」
「貴女もそれ使うんですか!?別にいいですけど…成程…僕達アバターチェンジについてあまりしてこなかったですが、様々な事が出来たんですね、他の戦士の力は」
「そうみたい…あ、アノーニ達来てる!!うわっ!!」
『アノー!!』
犬塚さんと教授が向かっていった方向とは別の方向からやってきたアノーニ撃ってきた!!
「僕に任せてください!!」
雉野が前にかざしたのは…円形の盾!?完全にガード出来てる!!
「凄いでしょうこれ!!しかも投げて武器にも出来るんです!!そしてお返しです!!閃光ミラクル気功弾!!」
『アノーニィィィ!!』
派手に吹き飛んでる…
「雉野!!はるか!!お前ら何で猿原止めねぇんだよ!?この学校を水浸しにする気か!?」
ある程度倒して戻ってきたみたい
「あ、犬塚さん…いや流石にそこまで教授はしない、色々変わってるけど…それにどのみちここら辺はもうダメだと思う、体育館崩壊してるし」
「この被害状況他の方が見たらどうおもうんでしょうか…所で犬塚さんその姿は?」
…あれ?さっきの水色のヤツじゃなくて黒いヤツになってる?
「コイツか?さっき攻撃が効かねぇようにしてぇって思ったらそうなれる為の物が現れたから、もしかしたら攻撃が強くなれる為の物も現れるんじゃねぇかって思ったら現れたんだよ、そして使ってみたらこうなった」
「そうなんですか…僕にもそういうアイテムあるんでしょうか…うん?」
「お前も念じてみたらどうだ?お前の今の姿にもそういう変化が出来るようになってるかもしれないからな」
「わ、分かりました、じゃあ凄い力持ちな姿になるアイテムを出そうとしてみます」
…そう言って手を掲げてるけど
「…何も現れねぇぞ?」
「…やはり」
「え?分かってたの?」
「薄々感じてはいました、念の為にやってみたのですがやはりないようです」
「だったら空を飛べるようになるアイテムとかあったりしねぇのか?」
「…それもないようです、少なくともこの姿には」
「なんで分かるんだよ?」
「…よく分からないです、感覚が伝えてくると言うべきでしょうか…何となく分かってしまうんです」
「そうか…」
「つまり戦隊の力は思えば何でもできるってわけじゃないって事ね…そんな都合のいいものじゃないよねそりゃあ〜」
それぞれの力にそれぞれ出来る事がある…でも私達全然他の戦隊知らないんだよね…折角使えるんだから私達…
「私達もう少し他の戦士について知る必要があったのかも、そうすれば出来る事の幅も広がるんじゃない?」
「そうか…」「そうでしょうか…」
2人が腕を組んだ瞬間に
「私は必要ないと思うな」
教授…え、いつの間にロボタロウに!?って目の前が水浸しで大量のアノーニ達が密集してる!?話している間にこんな状況になってるなんて…!!
「猿原さんその姿…」
「作戦の仕上げというわけだ、3人ともロボタロウになってくれるかな?」
「…おう」「はい」「うん」
「「「アバターチェンジ、ロボタロウ!!」」」
[ロボタロウ変身音]
「滾る、漲る、おサルのパワー!!合わせてくれはるか、ハアッ!!」
「う、うん!!おりゃあ!!」
私のフルコンボウを地面に叩きつけて起こした衝撃波との合わせ技…教授だけの時より威力は上だし更に今回は水で溶けた土や体育館の瓦礫も上に飛んでアノーニ達に大ダメージを与えながら上に吹き飛ばしてる!!
「雉野!!犬塚!!」
「分かりました!!スーパーケンケンケーン!!」
「任せろ!!」
飛んだ雉野の鋭いクチバシ攻撃と犬塚さんの回転攻撃が追い討ち!!全てのアノーニ達が爆発して消えていった…
「ありがとう3人とも」
「いえいえ!!…どうやってアノーニ達を集めたんですか?」
「そこまで難しい事はしていない、そこらじゅうを水浸しにしながらさっきの快盗の姿で挑発をして誘き寄せ続けたんだ、知能はあったようで簡単に釣られてくれたよ」
「挑発とか通じるという事は…やっぱり見た目は違くても普段のアノーニと同じように人間性はあるという事なのかな?」
「そういうことになる、ただ、挑発していた時も喋る言葉はアノニしか相変わらず言えないようだ、何で変化すると言語能力を失うのかは前から気になってはいるけどね…」
「…オイお前らそれより前見ろよ」
…うわぁ、盛大に体育館の周りの土滅茶苦茶にしちゃってるし周りの建物割れちゃってるんだけど…
「土壌巻き上げて攻撃したんだからな、周りの建物だってこうなる事は予測出来たぞ…どうするんだこれ」
「…それは問題ない、恐らく昨日のショッピングモールでの事件と同じように何らかの修正が起こるはずだ」
「あ〜確かに、でも誰がそれをしているんでしょう…」
「それについても考えなければいけないだろう」
「…話を戻すけど、何で教授は他の戦隊について知る必要がないって言ったの?」
「ああ、理由を言うのを忘れていた、私がそう思った理由、それはさっきロボタロウになった時に思ったのだが…やはり自分自身の力…サルブラザーの力の方が振るいやすいと思ったからだ、勿論今回使った快盗の力も確かに有能だった、知る事も無意味ではないだろう、だが私達には私達の色がある。時には変える必要もあるかもしれないがその時は戦隊の力自体が教えてくれるはずだ、基本的に私達は私達であり続けるべきじゃないか?」
…そうだ、普段もしたいことがある時にそれができる力を直感で掴める事が出来て使う事が出来たんだった
そういう意味では他の戦隊達には感謝しなくちゃいけないけど…私が選ばれたのは『オニシスター』だもん、実際こうしてオニシスターの力を奮った時の方が気分がいいんだよね、1番私らしくいれるからかな?それが1番なら他の戦隊について知る必要はないのかも
「同感だ、一頭身が俺のヒーローとしての姿、普段の等身でヒーローやってもどこか違う気がするな」
「僕も背が高い方がいい気がしてきました。普通は普段の等身の方が良いはずなのに…慣れって怖いですね」
「…私も!!やっぱり鬼つよでいたい!!」
「そうか…ふふっ」
…教授笑ってる?
「…何でだろうか、私は3人ともそういうって分かっていた…なんでかは分からないが」
…実は私も他の2人がそう言うって分かってた…やっぱり2年間一緒に戦ってきたから案外仲良くなってたから察せるようになってたのかな?…あ、もしかしたら、それもあるかもしれないけど
「私達根っこは似てるって互いに知ってたからじゃないかな?」
「俺達が似てるだと?」
「どういう事です?」
「私達って戦う目的も、やりたい事も違うけど…私達4人が揃った2年前から自分の根っこでやりたい事、私は漫画家だし、教授は働かないし、雉野は普通のサラリーマンだし、犬塚さんは逃亡者…色んな事があって…スイーツ屋になったり社長になったり先生になったりしたけど結局変わっていないでしょ?それってすごい事だと思わない?あ、勿論だからって前に進んでいないわけでは無いと思うけど…そういう感じで自分を大切にしている事を知っているから皆も自分らしくいられる姿の方が1番いいと思うって教授も思ったんじゃないの?」
「…君の言う通りかもしれないな」
犬塚さんと雉野はどう思…
「あ…あ…」
「これは…不味いだろ…」
「…え゙え゙え゙え゙え゙え゙っっっっっ!?」
…時は結構前に遡る
〖Eternal light〗
Hey,Iwantyoutoseeme
Feeltheheartbeat
Oh-oh-oh-oh,yeah,oh-oh
"Let'sgo!"
3,2,1,DD!!!
Onemillionlightsこの世界で
教えてくれたのはThat’syou
楽しいキモチ楽しい景色
そんな顔しないでLookatmenow
殻に閉じこもる君を連れ出してあげるよ
Letitgo,wegoその笑顔
なんだか待ちきれないみたい!
理解し合いたい互いのオモイ
だけどroundandround悩んで
('CauseIcan’tstop)心の声見つけたんだ
(You’llfindaway)望むがままでいいじゃない?
ってそうじゃない?Soいいじゃない?!
“Ready?”
Let’sgo!Stepintothenewworld
偽りのない姿見せて
手を伸ばしてみてよほら
You’retheonlyone素敵だよ
Let’sgo!Stepintothenewworld
ねえ、気づいて欲しい
(身体中で感じて歌うよ全力で)
伝わるまで!
確かなキズナ感じてる
どこまでも時をこえてEternallight
「カッコイイー!!」「エマちゃん意外と似合ってるー!!」「彼方ちゃん大人っぽいー!!」「カッコイイかすみんも素敵だよー!!」「クールな璃奈ちゃんも最高だよー!!」
…皆、楽しんでくれてるみたい!!こんな変則的なライブをするって聞いた時は不安だったんだけど…4人共それぞれ仕上げてくれたから…!!
頑張ってくれたから…!!
『ユニットゲリラライブぅ!?』
『…どうかな?』
『どういうライブなんですか!?侑先輩ちゃんと説明してください!!』
『始まりは私と歩夢とエマさんが想いを1つにした後に…考えてみたんだ…私達に何が出来るのかを、そうしたら…』
≪ねぇねぇ侑ちゃん、私ね、あの人達の立場に寄り添って考えてみたの…あの人達が何をして欲しいのか…まだあの人達のこと詳しく知らないからちゃんと寄り添えてるかは分からないけど…≫
≪歩夢らしいアプローチしたんだ!!それでなにか思いついたの?≫
≪うん…それで思ったんだけど…あの人達、戦っている時に他の人達に近づいて来て欲しくないんじゃないかなって思った≫
≪へぇー…その理由は?≫
≪多分見られるのはどうでもいいと思ってるんじゃないかな?侑ちゃんが見たように、派手に現場に現れたみたいだし…でも、せつ菜ちゃんの話を聞く限り自由に暴れるのが好きなんだろうなぁって思ったの、そんな時にきっと多くの人達がスーパー戦隊が実際に戦ってるという珍しい出来事に興味持たれて近づかれたら…≫
≪自由に暴れられなくなっちゃう…って事?≫
≪うん…もしかしたら攻撃を恐れて離れる人の方が多いかもしれないけどね≫
≪…いや、やっぱり興味を持つ人の方が多いと思う、今日の昼の戦いの時、隠れながらもチラチラと闘い見ている人いたし…≫
≪そうなんだ…じ、じゃあそういう人達を私たちは引きつける役をしたら良いんじゃないって今思ったけど…2人はどう?≫
≪歩夢ちゃんの意見に賛成だよ〜!!それなら私達も出来そう!!≫
≪そうですね!!…でも私達に引きつける事ってどうすれば出来るんだろう…≫
≪…やっぱりライブしかないと思う、私達にやれるやり方は≫
『…という感じで私達に出来ることとしてライブをしたらどう?という感じになったの』
『ふむふむ、それで〜?』
『だから前にランジュちゃんがやったゲリラライブをユニットでやってみたらどうかなって思ったんだけど…』
『私もいいと思ったんだぁ、そのアイディア、ランジュちゃんがやってたゲリラライブ、前に見た時凄いなって思ったから…私もやってみたかったんだぁ!!』
『そう言ってくれてありがとうございます、エマさん!!…それでどのユニットがライブをするのかって話になるんだけど…愛ちゃん果林さんランジュちゃんせつ菜ちゃんは直接サポートしに行くんだよね?だから…AZUNA、Diverdiva、R3BIRTH…何れもフルメンバーじゃライブは出来なくなっちゃうんだ…』
『フルメンバーじゃなくてもいいんじゃないかしら?残っている皆でソロライブをしてもいいじゃない』
『ランジュ、メンバーに穴が開いている状況でそれをやっては皆さんが不満に感じて見ない人がいるかもしれません、ランジュ達4人の歌も聞きたかったって考える可能性は十分あります、〖虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会〗としてはどうしても不完全になってしまいます』
『私達もそう思ったの、だから…せめてエマさん達に全員揃ってる〖QU4RTZ〗としてライブしてもらえば皆の不満は和らぐかなって…だから』
『私達QU4RTZの出番ってことですか!?』
『うん!!急な事だけど…できるかな!?』
『ま、任せてください侑先輩!!かすみん達の歌で皆さんの視線釘付けにしてしまいますからね〜!!』
『彼方ちゃんもオッケーだよ~!!』
『璃奈さんは………どうしましょう』
『せつ菜さん、もし璃奈さんがダメそうだったら、私がカバーに入ります!!それでいいのでは?』
『…それしかないですね、恐らく了承はしてくれるとは思いますが…ダメだった時はよろしくお願いします!!』
こうしてかすみん達は歌う曲を決める事に…
『とりあえずENJOYIT!は確定だよね?』
『彼方ちゃんとしてもそれは外せないぜ〜、他にもTwinkleTown、FuwaFuwaアワー!、4SEASONSも良いかなって思うんだぁ〜…せつ菜ちゃん、闘いってどれくらい時間かかるの?』
『大体基本的な戦隊の一怪人の戦いは5〜6分ですかね…流石にボスクラスではないと思いますので2曲あれば充分だと思います!!…ただ、それは1曲における時間が3、4分ある前提ですが…1番だけではなく2、3番までありますか?』
『2番と3番…ENJOYITはあるよ!!他の曲も徹夜すれば作れるかも!!衣装は最初のライブと変えなくていいと思うし…もし変えたくなったらいくつか私達が持ってる予備の服を使えばいいと思うなぁ』
『そうですか…客の呼び込みはどうしましょうか?』
『かすみん達に任せてください!!第一回スクールアイドルフェスティバルで使ったどこでもかすみんを使って周りの人達を全員集めてみせます!!コッペパン同好会の人達にも協力してもらいますよ!!』
『良かったです!!これな………あっ………!!ちょ、ちょっと待ってください!!』
『どうしたのせつ菜ちゃん?』
『その披露する曲、聴かせて頂けますか?』
せつ菜先輩真剣な表情で聴いてるけど、問題があったのかな?
『…やはり…ENJOYit以外の曲は初披露でインパクトはあるかもしれませんが…いずれの曲にも足りない物があるんです』
『『『足りないもの?』』』
『はい、それは…皆さんを熱中させる力強さです』
『ど、どういう意味ですか!?かすみん達の歌が魅力的じゃないって言いたいんですか!?せつ菜先輩、流石に怒りますよ!?』
『ち、違います!!今改めて聴いた時も思いましたが皆さんの歌はとても魅力的です!!優しくほわほわとしていて、癒しも可愛らしさも素晴らしいです!!ですが…これら4曲の歌は会場を湧かせるというより楽しませる歌では無いかと思いました』
彼方『確かにそうだけどぉ…それがどうダメなの?』
『…戦闘には大きな音が発生します。それを打ち消す為に必要なのは熱狂だと思うんです…これらの歌ではどうしても満たせないのではと考えてしまうんです』
…せつ菜先輩の言いたい事は確かに分かったけど…それって可愛いのかな?
『なので、凄い無茶ぶりになるかもしれませんが、今からでもアレンジする事は出来ないでしょうか?勿論QU4RTZらしさを守りながら会場を大きく盛り上げて音を打ち消せるような感じに』
『え、ええええええ!?』
せつ菜先輩としず子は明日に備えて戦隊知識を勉強し直したいようでいなくなっちゃって…一応しず子ももしかしたら一緒に歌うんだから一緒に考えてもいいんじゃないのとは思ったけど…勉強しながら会話は聞いてくれるならまぁいいかな?…凄い集中している…本当にしず子は大好きな物に一途なんだなぁ、かすみん達も
だけど…他の皆さんは明日に備えて早く寝る事にしたそうです
という訳で残った4人で話し合うことにしたんだけど…
『…せつ菜先輩が参考にしたらどうでしょうかと、映像を見せてもらいましましたが…無理ですよ!!これ私達で再現する事はぁ!!』
『…これ肉フェスの音楽ステージの映像らしいけど…確かに聴いている人達も凄い一心不乱に楽しんでるのは分かるよ〜』
『愛ちゃんの歌を聴いてる時のテンアゲとは少し違う気がするけど…皆手を振って楽しそう〜!!』
『で、ですがかすみん達の望む理想ではありません!!幾らアレンジしても私達らしく歌うのは無理ですぅ!!凄い無茶ぶりにも程がありますよぉ!!』
『彼方ちゃん達らしくありながら聴いている皆をこんな感じにするのは…彼方ちゃんもイメージ湧かないんだぜ〜』
『…でもこれくらい楽しんでいると客の皆も戦う音、聞こえにくくなってるのは確かだよね』
『そ、それはそうですが…』
『もう少し考えてみようよ、私達の歌じゃ無理かもしれないけど他に何かあるかもしれないし』
『じ、じゃあエマ先輩は何が思いつくんですか!?』
『う、う〜ん…まずは…熱狂じゃないけど…戦う音を打ち消せるぐらい観客の皆に大きい声を出してもらいながら楽しんで欲しいって頼んでみる?』
『…薄々エマちゃん分かってるだろうけど絶対合わないよ〜、そうやって無理に大きい声と彼方ちゃん達の歌を合わせようとしても…』
『だよね…じゃあ私達も大きい声でライブをして、音響も音大きくしてみる?』
『それもダメですよ!!私達の曲って声大きく張り上げたり、音量を大きくするような曲ではないですよっ!!』
『そうだよね〜熱狂はすぐ思いつかなかったから代わりを考えてみたけど無理だったよ〜ピエン…』
『…彼方ちゃん達のソロの曲はどうなんだろう?Butterfly…は違うし…MyOwnFairy-Taleも違うし…眠れる森に行きたいな…は論外だよね〜』
『それ絶対眠くなった後に戦闘の音で皆起きちゃうパターンですよ』
『いやいや分からないよ〜、あまりにもすやぴしすぎてどんな音も聴きたく無くなる…わけないかぁ、他のみんなの曲聴きたくなるに決まってるよねぇ』
『私のEvergreenと声繋ごうよとLaBellaPatriaは…テンアゲは無理だよね…かすみちゃんは?』
『…かすみんは…poppingupと☆ワンダーランド☆とダイアモンドがありますけど…テンアゲには程遠いかと…』
『…かすみちゃん何か隠してない?』
『え、エマ先輩!?な、な、何言ってるんですか!?べ、べ、別に隠している事なんて一つも…一つもありませんよっ!!本当ですからね!!』
(本当エマちゃんって人の内心を見抜くの上手いよねぇ…果林の時も、ランジュちゃんの時も…そしてかすみちゃんはバレバレだぁ〜)
『そ、そういえばりな子の曲は何があるんでしたっけ!?』
『璃奈ちゃんはツナガルコネクトとテレテレパシーだよね?他には何かあったっけ?(かすみちゃん誤魔化したな〜?)』
『あるよカナちゃん!!…ドキピポエモーションって曲、愛さん聴かせてもらったんだぁ!!』
『わ、愛先輩風呂いつの間にかにでていたんですか!?果林先輩も一緒に入ってましたよね!?』
『カリンはもう少し長く入ってるって!!愛さんは長く風呂入るの苦手なんだよね〜だから出てきちゃった!!』
『そうなんだぁ…愛ちゃん、果林ちゃん元気なくなったりしてない?』
『…もしかして見抜いてた?』
『やっぱり…果林ちゃんいつも自分の意見言った後に謝る事多かったから…間違った事言ってないのに…』
『大丈夫だよエマっち!!カリンもすっかり元気になれたから!!ガッカリんからは立ち直ってるから!!』
『…きっと愛ちゃん達が相談相手になってくれたからだよね?ありがとう!!』
『どういたしまして〜♪それでそれで?みんなはどんな話してたの?』
『それはですねぇ…』
『なるほど〜皆をテンアゲにして、戦いで起きちゃう音を皆にとっての雑音ぐらいの印象に落としたいということだよね?音だけに』
『そうだよ〜…聞かせてもらったそのドキピポエモーションは皆のテンション上げるには…パワーが足りないかも〜…愛ちゃんは何かアイディアない?』
『うーん…ミアちに発表していない曲を歌わせてもらうのはどうかな?4人に合うテンアゲ曲があるかもしれないし…』
『それ良いかも!!…あ、ミアちゃん今寝ているんだったぁ…』
『すやぴしているミアちゃんを起こすのは…良くないよねぇ…』
『そっかぁ…じゃあタイトル決まってないあの曲歌ってみたら?1部先行公開というサプライズで、あれ結構皆テンション上げて楽しめるようになってたと思うけど…』
『ダメですよ愛先輩!!あれは12人揃ってのライブで私達の事を知ってもらうための曲です!!先行公開しては勿体ないと思います!!』
『そうか〜じゃあ…(客の中に盛り上げてもらうための人を紛れ込ませて…ダメダメ!!そんなこすい手で盛り上げを作るなんてアタシだって嫌だ!!だとしたら…)愛さんの曲、参考にしてみる?』
『めっちゃGoing!!…サイコーハート…友&愛…どれもこれと楽しくて盛り上がる曲ばかりですね!!』
『でしょでしょ!!愛さんの思うがままに作った曲だもん!!』
『愛ちゃん2曲目作るの早かったもんね〜』
『いやー1曲目の時と同じ感覚で作ってみたけど案外いけるんだって思ったなぁ…友&愛はゆうゆが作ってくれたけどね』
『…ですがやはり楽しんでもらってはいますが熱狂ではないような…』
『そうか〜難しいねぇ本当に…他に愛さんの曲があれば良かったんだけど…』
『…でもさ』
『エマっち?』
『この曲なら音量大きくしても良くない?似合うんじゃないかなって思ったの』
『…あ〜!!』
『お〜!!エマっち良いこと気がついたじゃん!!熱狂ライブじゃなくて爆音ライブを開けば良かったんだ!!それなら音が戦いの音を聞こえなくする事が出来るでしょ!?』
『確かにその通りですね!!』
『そうでしょそうでしょ〜!!という訳で…愛ちゃん、この曲、カバーしていい?』
『もっちろん良いよ!!本当は愛さんが歌いたかったけどドンブラザーズの手伝い行くから…愛さんの代わり、よろしくね!!』
『この調子で大きい音が合う曲を選んでカバーしてみよ〜!!』
その結果選ばれたのは
愛先輩の
めっちゃGoing!!
サイコーハート
せつ菜先輩の
DIVE
CHASE!
果林先輩の
VIVIDWORLD
ランジュ先輩の
Eutopia
ミア子の
Toydoll
Diverdivaの
SUPERNOVA
恋のMAGIC!!
EternalLight
を候補にして…
かすみんはCHASE!、DIVEを
エマ先輩はToydoll、Eutopiaを
彼方先輩はVIVIDWORLDを
りな子はサイコーハート、めっちゃGoing!を
かすみん達4人でEternalLightを
歌う事に…
名付けるなら…ゲリラシャッフルフェスティバルライブ!!
を開く事になったんだけど…
…何かモヤモヤするぅ…確かに他の人の歌を歌うのも楽しい…カラオケも楽しいし…
だから歌ってみるのは良い事だと思うから…反対はしなかったけど…
本当にそれだけでいいのかなぁ…やっぱりあの曲…とっておきだったけど使う方が良いのかなぁ…
モヤモヤを抱えながらそれぞれが歌う歌の練習をしながら、コツをそれぞれの曲を作った本人からLINEで聞いて…色々頑張ってぇ
元々互いの歌や踊りを見てアドバイスをし合う機会が多かったおかげで何とか1番だけ歌って踊ると様になるように出来たけど…結局モヤモヤは晴れなかったなぁ…
「ゼェ…!!ゼェ…!!疲れました〜〜!!」
凄い凄い凄いよ〜!!かすみちゃんのCHASE!、せつ菜ちゃんと同じくらい様になってる!!
「お疲れ様かすみちゃん!!」
「ふぅ…!!ふぅ…!!どうでした侑先輩?カッコイイかすみんは」
「最高だったよ!!似合ってて思わずときめいちゃった〜!!」
…私と歩夢にとっての夢の始まりの歌…聴いた時のトキメキはもう永遠に忘れないだろうなぁって思ってる!!
それを可愛いかすみちゃんが歌うとどうなるのかなって思ってたけど…そうしたら意外なかすみちゃんの1面見れちゃった!!凄いカッコイイの似合ってる!!意外とボーイッシュな髪型だからかな?サイズがピッタリになるように調整してくれた服飾同好会の人達にも感謝しなくちゃね!!
観客の人達も喜んで拍手してくれてよかった…!!こんな取り組み初めてだから受け入れられるか不安だったから…!!
…あれ?かすみちゃん複雑そうな顔してる…?
「どうしたのかすみちゃん?もしかして上手く出来なかった所があったの?」
「え?…あ、何でもないです!!ちょっと疲れちゃったんだと思います!!」
「そ、それだけなら良かったぁ!!」
…一瞬元気そうに見えるけど…顔色すぐ戻っちゃってる…よぉし!!
「かすみちゃん!!少し時間いいかな?」
「…え?」
「こ、これいつの間に放送していたんですか?」
「うん!!急なゲリラライブだからその場にいなかったから見れなかった人もいたと思うから…そういう人達も見れるように、生配信してもらうようにカメラ同好会の人達に頼んどいたんだ!!」
私はまだその生配信を見れてない(直接生で見たかったし…)けど…きっと楽しんでいる人達のコメントいっぱい見れると思う!!そしたらかすみちゃんも元気になれるよね?
…わぁー!!沢山コメント来てるー!!皆喜んでくれてるみたい…ん?
本当に少ないけど…[何か違う…]とか[良いんだけど…うーん…]とかのコメントも来てる…
かすみちゃん大丈夫かな…って…すっごい真剣な顔してる!?
何考えてるんだろう…
「…侑先輩」
「な、なに?」
「…私、謝らなくちゃいけないことがあります」
「次の曲なんなのでしょうか…楽しみですね、遥さん」
「う、うん…!!」
私達2人はお姉ちゃん達が教えてくれた場所にゲリラライブを見に来ています
今回のライブは歌う曲をシャッフルしているとも聞いていたけど…本当に4人とも凄い!!
エマさんはあんなに英語を流暢に喋れるなんて知らなかったし、璃奈ちゃんは愛さんの曲をすごく愛さんらしく歌えていたし、かすみさんもカッコよくて似合ってたし、そして…お姉ちゃんも凄くセクシーになってたし///…!!いや本当にセクシーでビックリしちゃった!!果林さんの服もバッチリ似合ってる!!…前にお姉ちゃんが私の為に歌ってくれたButterflyの曲の時の歌もそうだけどお姉ちゃんセクシー路線もいけるくらい綺麗で…///
まだ終わってないみたいだけど今の時点で凄いいいライブになってるよ!!
…たのしめてはいるんだけど…
「どちらかというと背が小さいミアさんの服を背の高いエマさんが着るとまた違う服の魅力が見つかりますね…遥さん?」
「…へ?」
「どうしたのですか?不安そうな顔をして」
「な、何もないです、クリスティーナさん!!」
やっぱり心の底から楽しむのは難しいよ…だって有り得ないもん…日にちが進まないなんて…
私達家族3人はしっかり気づく事は朝互いに確認する事は出来たけど…私達の仲間のスクールアイドル達はみんな違和感を感じなかったみたい…
お姉ちゃんから同好会のみんなも違和感は感じてる事は聞いたけどどういう事なんだろう…何で違いが生まれたんだろう…そしていつ終わるんだろう…
私達が出たラブライブ大会の予選の結果が明日…つまり本当は今日出るはずだったのに…
そう思うとどうしても不安になるよ…
「…おかしいですね、次のライブが中々始まらないです…」
…確かに空いている時間さっきまでの間隔より長い…何かあったのかな?
…あ、出てきたみたい…って…え!?
服装はしっかりシャッフルした曲に合わせたものに今までなってたから今回もそうだと思ってたんだけど…!?
何でしっかりかすみさんに合う服を着ているの!?
「みなさ〜ん!!かすみんのぉ、CHASE!を楽しんでくれてありがとうございましたぁ!!せつ菜先輩の熱くてカッコイイ曲を歌う事が出来て、かすみん最高に楽しかったですし!!かすみんらしく可愛く歌えたと思いました!!皆もいつもと違うかすみんを見れて良かったと思ってくれたのではと信じています!!…ですが!!」
ですが…?
「やっぱり…やっぱりかすみんはかすみんらしくあった方がより楽しく、より可愛くなれるんじゃないかって思いました!!なので…シャッフルライブの途中ですが…!!サプライズとして、かすみんとしての、新曲を披露したいと思います!!」
…えええええええええ!?
「聴いてください!!〖無敵級ドリーマー〗!!」
WhoWho-ohMirroronthewall
WhoWohほら笑って
WhoWho-ohMirroronthewall
Believeinmyself
一人ぼっち歩く夜ため息を繰り返してるキラキライルミネーション
まぶしくってあのコみたい
「努力しても追いつけないのかな」
『ううん!弱気で凹んでちゃダメ』
「私にだってできるはずなのにな」
『超絶誰よりもイチバンだもん』
この世界中でたった一人だけの私を
もっと好きになってあげたい
Hey!Girlinthemirror!
鏡の向こう笑顔の魔法かけよう
とびっきりキュートに笑ってみようよ自信が湧いてくるでしょ
顔上げてI’maSweetieCutieBraver
…良かった!!かすみちゃん凄い楽しそうに歌ってる!!
『あの時は言わなかったのですが、かすみん、本当は皆さんを熱狂に近い状態に出来るんじゃないかって曲を…持っていたんです』
『そ、そうだったの!?…それで?』
『ですが、今回のような急遽開催する事になったライブで消費するのが勿体なくて隠していました…でも…せつ菜先輩のCHASEやEternalLightを歌ってみて、ファンの反応や自分の気持ちに向き合って分かりました!!やっぱりかすみんは何時でもかすみんらしくあり続けたいって!!あ、べ、別にせつ菜先輩の曲を否定しているわけじゃないですよぉ!?歌ってみて楽しかったですし、歌って良かったとも思いました!!でも…でもやっぱり…』
『…分かってるよかすみちゃん、曲や服、ライブの準備、すぐ出来るの?』
『出来ます!!』
『…それなら良かった!!頑張ってねかすみちゃん!!』
『え!?…せ、責めないんですか侑先輩!?隠し事をしてた上、急遽セトリを変えようとしているんですよ!?』
『責めるわけないよ、だってかすみちゃんが色々考えてやりたい事になったんでしょ?同好会は、スクールアイドルは自由なんだから、歌いたい歌、歌ってきなよ!!ファンもきっと許してくれると思うし、私も応援するから!!』
『…はいっ!!』
ファンの笑顔もしっかり増えてるし…カバーも悪いわけじゃないけど、やっぱり私たちはそれぞれが私達らしくあった方が良いんだね!!
…って彼方先輩達も見てる!?
「おやおや〜?かすみちゃんあんな曲隠してたなんて…彼方ちゃん知らなかったよ〜」
「光の演出とかも可愛い〜!!ずっと考えてたのかな?」
「凄いいい歌だけど…かすみちゃん何で隠していた自分の歌を歌う事にしたんだろう…璃奈ちゃんボード、〖はてな〗」
「きっとかすみちゃんらしく歌う事を優先したからだと私は思うなぁ!!今のかすみちゃんさっきより生き生きしてるもん!!」
「こりゃあ彼方ちゃん達も負けてられないなぁ…皆を本気で夢中にさせる私なりの歌い方…そうだぁ!!」
「皆さん〜!!ありがとうございました〜!!」
ふー…楽しかったぁ〜!!
コッペパン同好会の皆もさっきより凄く喜んでくれたし、拍手もしてくれてるし!!かすみんとしてのライブ大成功〜!!
…シャッフルゲリラライブの趣旨から外れてちゃったのは皆さんに申し訳ないけど…
…え?ちょっと待って、確か彼方先輩の2回目は、あの…タイトルは決まってないあの曲のソロバージョンを披露する事になってるから2週目ラストにしか出ないはずなのに…何で出てるのぉ!?
「皆〜!!かすみちゃんの曲はどうだったかな?という訳で、さっきの歌はQU4RTZそれぞれのメンバーの魅力がたっぷりのソロライブが始まる合図だったわけだ~!!次の曲は〖Butterfly〗だよ~、楽しんでいってね〜!!」
彼方先輩その服…Butterflyの時のですよね!?どうやって熱狂を引き起こすんですか!?って…
うわぁぁ!?ステージの下から凄い量のシャボン玉がぁ!?
~♪
「凄い凄い凄い〜!!色んな色のシャボン玉が飛んでるよ〜!!皆夢中になってる〜!!」
「今の彼方さんのライブ…見ていると不思議な気持ちになる、頭の中がシャボン玉で埋め尽くされるような感じがする…歌とのシナジーもばっちり感じる!!」
「彼方先輩も考えましたねぇ、これなら熱狂程とは言いませんが、観客の皆さんを大いに夢中にする事が出来ていると思います!!」
「シャボン玉製造機を提供してくれた科学部の人達に感謝しなくちゃね!!急なお願いきいてくれて本当に良かった!!」
「じゃあ次は私が…どうしよう…」
「…ねぇ、エマさん、次は普段のライブでは見つかりにくいエマさんの魅力を引き出すライブをするのはどうでしょうか?」
「…え?」
「お姉ちゃんのライブ凄く綺麗になってた…!!」
「シャボン玉と相性が良いライブでしたね」
「うん…ん?」
「どうしました?」
「今一瞬流れ星が見えたような気がしたんですけど…」
「まさかこんな時間にそれは無いと思います…あ、次のライブ始まりま…え!?」
「…えええっ!?」
…水着…だよね?上から半袖のジャージ羽織ってるけど…貝柄のブラと黄緑色の腕飾り、そして白いスカート状の…水着だよね!?…あのエマさんが!?あんなに露出してる服で歌うの!?…うそぉぉ!?
「え…えっと…///次は私の番…ポカポカしてくれると嬉しいな…///…〖Evergreen〗!!///」
終始照れっぱなしだけど大丈夫なのかな!?
…あ、暖かい風が周囲から来てる…いつの間にかにドライヤーみたいな機械囲まれてた!?
「た、確かにポカポカしますね、この風のおかげで…///」
「は、はい…///」
…確かに身体もポカポカにはなるけど今1番ポカポカしちゃってるの私の顔なんですけど!?凄い色っぽいし照れてる様子見てるとこっちも恥ずかしくなってくるんだけど!?
目を閉じれば思い出す故郷の景色
それだけで優しくなれる
あなたにも誰にも
遠く離れたこの街
きっとそれは変わらない
大地を吹き抜ける風生きる人も
どこまでも広がっているEvergreenと空
降り注ぐ太陽みんなを受け入れてくね
そんな風に抱きしめたい誰の心も
ねぇ今こんな願い込めて歌うの
「観客の皆さん、寒がらなくなってる…ポカポカしてるんじゃないかな!?作戦成功ですよ彼方さん!!」
「…確かに多くの人達凄く見てるし…成功はしてるかもしれないけど…ねぇ」
エマさんが今までと全く違う衣装で歌っている姿…!!新鮮で可愛らしくてときめいちゃうよー!!…それに正直言って…え?
「さ、3人ともその養豚場の豚を見るような目で見るのやめて欲しいんだけど…」
「侑先輩の変態」
「侑さんのスケベ」
「歩夢ちゃんも夢への1歩の衣装大概だもんね、侑ちゃんも影響受けちゃってたかぁ〜」
「う、うわぁぁぁぁあ!?こ、これはちゃんとした作戦なんです!!聞いてください!!エマさんのステージはエリア全体をポカポカにするのがエマさんらしいのではと思ったんです!!」
「ほうほうそれで〜?」
「そこら辺は科学部の皆さんに任せるとして、そうなるとエマさんにはキツイ立場になる予感がしたんです!!だってエマさんは歌って踊るんですよ!?暑苦しくてたまらないと思うんです!!だから水着風の衣装を着てもらう事にしたんですよ!!普段しない格好だから観客の目線もしっかり集まって、新たなエマさんの魅力も見つかるんですよ!?一石二鳥どころか、一石三鳥です!!」
「水着風の衣装…本当ですか?かすみんには水着にしか見えませんが…」
「本当だから!!かすみちゃん信じてよ!!」
「…それは信じるとしても、一つだけ聞いていい?何であの服すぐ用意できたの?」
「…うっ」
「流石に服は短時間で用意するのは難しいよね〜?彼方ちゃんが歌っている本の僅かな時間で作れるわけないよね?とかいってあの服は同じような体型の愛ちゃんや果林ちゃんが着るような色合いじゃないよね?だから果林ちゃん達から借りたというのはなしだから〜エマちゃん専用って事になるけど…エマちゃんの歌ってる様子を見るに絶対エマちゃんあれで歌う事はすすんでやらないよね?上からジャージを羽織る事をエマちゃんが望んでた事だったし…つまりエマちゃんがあの服は用意したという事はないって事になるよね?そうなると前もって用意したのは提案した侑ちゃん以外他にはいないけど…どういう事かな〜?」
「そ、それは…」
う、うう…正直に言った方が…良いよね…
「前にエマさんにハグさせてもらった時…凄いふわふわな感覚に満たされてたんだけど…その時ふと思っちゃったんだよね…こんなフワフワなエマさんが果林さんと同じくらいセクシーな服着たらどんな感じになるのかなって見てみたくて…用意してたんだけど…おかしかったかな?」
「おかしいとは言わないけど…だからって露出が多すぎると彼方ちゃんは思うんだけど…邪な気持ちが侑ちゃんに…本当になかったのかな〜?」
…それは…
「侑ちゃん目を逸らしちゃったか〜♪」
「…ほんの少しの間近づかないでください変態先輩」
「璃奈ちゃんボード、〖同感〗」
ゴフッ…!!結構メンタルに響いたんだけど…!!
「もしかしてかすみん達の事もそういう目で見ていた時あったんですか?変態先輩、かすみんドン引きしてます…」
「侑さんに少し失望したかも…前に私達だけにメイド服着せようとした時もあったけど、色んな姿の私たちを見たいと思ってるのかもしれないけど限度があると思う」
「他の同好会メンバーにも伝えといた方がいいかもしれませんねぇ、彼方先輩」
「そういう目で見られる人の気持ち、分かった方がいいと思う」
「…」
…うう…確かに悪い部分私になかったとは言わない…言わないけどさぁ!!
「璃奈ちゃんもかすみちゃんもさっきから言い過ぎじゃない!?私一応真面目に考えた作戦だったんだよ!?邪な気持ちが全くなかったとは…言わないけど私少し傷ついちゃったよ!?」
「…あ、次は私の番だ」
「りな子頑張って!!」
「頑張ってね〜、璃奈ちゃん」
「うん」
「無視しないでよー!!」
うう…ガン無視されちゃったよぉ…私同好会の皆に今後変態扱いされるのかなぁ…なんか泣きそうだよ…
あっ、エマさん戻ってきた…うん、エマさんやっぱりモデルやれるくらいスタイル良くてときめいちゃいそうだよ…!!果林さん勧めてみてもいいと思うんだけどなぁ…って…震えてる?
「おかえりエマちゃん、恥ずかしくなかった?」
「うう…///恥ずかしかったよぉ…みんなポカポカしてくれていたし、自分の歌をしっかり歌えたし、夢中にもなってくれたけど、私の歌ってより身体に注目されてるのは少し嫌だったかも…///」
「ご、ごめんなさい…」
「だ、大丈夫だよぉ侑ちゃん…私も最初は面白いかもって、思って着てみたんだし…いざ着てみたら恥ずかしくなっちゃったんだけどね…うぅっ…」
「エマさん!?何で震えているんですか!?」
「ち、ちょっと寒くて…」
そ、そんな…踊ってるから水着みたいな服でも大丈夫なはずじゃ…あっ!!そうだった!!エマさんの歌って元々そんなに踊らなかった!!動きが少なかったの忘れてた!!…私のせいで!!
「ごめんなさいごめんなさい!!私のせいで…!!今すぐ服持ってきます!!私の上着着てください!!あ、後私が持ってるカイロ全部使ってください!!」
嫌だよ…私のせいでエマさんが風邪ひくなんて!!本気で走らなくちゃ!!
「「………」」
「侑ちゃん、凄く真剣だったねぇ…ちょっと邪心はあったけど、エマちゃんの事は本気で思って提案したみたいだぁ、彼方ちゃん、侑ちゃんのそういう所大好きなんだ〜、2人もそうだよね?」←上着をエマに貸してる
「…はい、かすみんも侑先輩のそういう所大好きです…、さっきは言いすぎたかもしれません…」
「私も、後で謝りに行こう」
「うんうん♪でも今やらなくちゃいけない事は?」
「…あ!!侑先輩の手伝い!!」
「私も…って私はライブの準備しなくちゃ、かすみちゃん頑張って!!」
「分かった!!りな子も頑張ってね!!」
「色んな意味で凄かったですね、遥さん…」
「は、はい…」
照れてるエマさんには申し訳ないけどずっとから…服に目線いっちゃってた…今までとのギャップが凄かったからどうしても…でも相変わらず歌は綺麗で安らぐライブ…エマさんらしいライブではあったよね?って…え?
「遥さんどうしたんですか?」
「クリスティーナさん…流れ星の量、増えてきてませんか…!?」
「そうで…嘘ですよね?」
「う、嘘って…え!?嘘!?何ですかあの赤いロボットは!?」
『ニャニャニャーン!!』
こ、今度は周囲がいつの間に沢山の分割された左右それぞれ13面のバックスクリーン…で囲まれてたんだけど…これ順番を考えると璃奈ちゃんのライブ!?
それらに映されていたのは…確かお姉ちゃんに見せてもらったニジガクGOのアプリで見つける必要があったという同好会のスクールアイドルを模した11体と…多分侑さんモチーフの猫と…確かはんぺんだよね?学校で飼ってる猫を合わせた13体の猫ちゃん…可愛いーー!!ってあれ?璃奈ちゃん自身の猫は?
…あ、璃奈ちゃん出てきたけど…猫耳に紫色のドレス!?凄い可愛らしいくて、大人っぽい!!
「今日はキュートな猫ライブ!!沢山の猫ちゃんの踊りと一緒に楽しんで欲しい…ニャア」
「か、可愛いいいいいいい!!」
お、思わず大きい声上げちゃった…!!で、でも最後のなで声可愛すぎるよぉぉ!!
「〖ツナガルコネクト〗聴いてね!!」
弾む心飛ぶようなテンション
さあ、コネクトしよう
(Imean…Nomorehiding…)
(Changing…SoI’mtryingnow)
あれ?今こう思っていて
あ、そうじゃなくて(ええと、あの…)
伝わないやなんてだっけ
どうするんだっけ(あ。あ。あ。。)
しっちゃかめっちゃかThinking
ぐるぐるNowLoading
Ctrl+Z効かないし
複雑カスタマイズ足りない何か
インストールとかできたらな
なんて不完全で(正解は何だって)
なんて不確実で(答えはどこだって)
説明書なんてないよね?
まずは始めてみようかな…
違う姿違う形
なのにどうして同じ気持ち??(〃>v<〃)
繋がってる実感(ダイ!スキ!)
分け合う温もりありがとう
思いっきり伝えたいんだ
カラフル笑顔心地いいな!♪
繋がってくみんなと(ダイ!スキ!)
ここが私の好きな場所
弾む心飛ぶようなテンション
今コネクトしよう
(Imean…Nomorehiding…)
(Changing…SoI’mtryingnow)
「皆ありがとう〜!!皆のおかげで私もポカポカになれたよ〜!!」←着替え終わった
「ううん、元々は私が悪いんですから…」
「それでもありがとう!!大丈夫だよ侑ちゃん!!貴女に悪気はなかったのは分かってるから!!恥ずかしかったけど…私に似合う衣装用意してくれてありがとう!!」
「…!!許してくれてありがとうございます」
「りな子のライブ凄い〜!!侑先輩見てください!!」
「本当だ…璃奈ちゃんの踊りに合わせて13匹の猫ちゃんも一緒に踊ってるのも可愛らしいし…あ、何か不自然にはみ出してる右下の画面からりにゃが現れたんだけど!?はんぺんとハイタッチしてる!!」
「踊りながら次々と猫とハイタッチしているんですけど…え!?その為に動いた軌跡が青、赤、黄色、緑色、ピンク色、白色、黒色の虹になったんだけど!?」
「…わぁ、もう1つ水色、オレンジ色、銀色、ピンクゴールド色、紫色、黄緑色、の虹も出来た…!!凄いよ璃奈ちゃんこんな綺麗な虹を画面に描くなんて!!こんなの誰も目が離せないに決まってるよ!!」
「虹の上を動きながら踊っているりにゃも可愛いですねぇ!!…って彼方先輩?誰と電話を…まさかしず子から?」
「正解〜♪歩夢ちゃんと一緒に遠くから戦いの様子見ているけどまだ決着は難しいかもだって…あ、タロウさんヒトツ鬼を見つけれたみたい、これでヨシちゃんを元に戻せたらいいんだけどなぁ」
「もう付近の人達の注目を集めるの限界ですもんね…ライブ会場の周りにも人集まってきてるし…もっと近寄る人が現れるかも…」
「この歌が終わる頃には終わってくれないと不味いかもね、何度も同じような事やったら流石に注目を集める事も難しくなっちゃうし」
「お願いタロウさん…!!」
文章が長くなってしまったので後編へ続きます!!