「くっ…アイツら…!!」
しぶとい…あのアノーニの軍勢にアイツらここまで耐えれたのかよ…!!
話に聞いていた通り本当に邪魔なヤツらだ!!
アイツを…杏子を必ず星にしなくちゃいけないのに!!はやくたおs「見つけたよ!!」
この声は…!!宮下愛…朝香果林…!!そしてドンモモタロウッ…!!あたしがいる場所をこんな早く見つけるとはな…!!愛のせいか…!?
「もうここまでだ!!ここでお前を倒す!!」
「逃げたいだろうけど、何度も逃げるのは往生際が悪いんじゃないかしら?タロウさんの強さはせつ菜から聞いてるわ…こうタロウさんが言った以上、必ず貴女は負ける、観念したらどう?」
「早く皆の事、解放してあげて!!」
解放なんかしてたまるか!!…レイヤーは近くに…ないのかよ!?つまり逃げれないという事か…!?
「返さないなら…覚悟しろ」
…ん?
コイツら会話しているという事は…ヘッドホンは付けていないという事かよ…?あたしを探す為に会話が必要だったからか…!?ここら辺なら問題ないか…だったらもう一度…あの時より声を張り上げて喰らわせてやるよ!!それで怯んでいる隙に叩き潰す!!マスクオフしてヘッドホンを付けさせる暇は与えねぇ!!
(…くるか!!)
「鬧?¢謚懊¢繧九す繝・繝シ繝?ぅ繝ウ繧ー繧ケ繧ソ繝シーーーーー!!!」
…は?
「くぅぅっ…ヘッドホンごしでも少し響くよぉっ…!!近づいたからかなぁ…!?」←すぐヘッドホン外した
「そうね…でも良かったわ、作戦成功したみたい」←同じく
…怯まない…だと!?
『タロウさんはヨシちゃんを見つけたら適当に一言だけ言ってくれない?その一言に愛さん達が合わせて、会話をするから、その会話が終わった事を横を見ながら認識する事が出来たら、“返さないんだったら…覚悟しろ!!”って言って欲しいの!!』
『…そういう事か、だがお前らの耳は問題ないのか?それに、その作戦、俺達が会話をしていると見せかける作戦としては単純すぎてバレないか?』
『問題なしっ!!実はタロウさん達に渡したりなりー特製のヘッドホン、愛さん達4人にも予備で渡されていたんだよね、これをつけて…更にニット帽で耳ごと隠せば…一見ヘッドホンをつけてるって分からないでしょ?』
『勿論、これで守り切れるか、実際にあの高音を聞かされていないからは断言は出来ません、ですがそれで身体が動けなくなったら、私達の近くで私達に何かがあった時に助ける役割になってる2人…歩夢としずくに助けて貰いますから、心配しないでください、そもそもヘッドホンをつけている事がすぐバレる可能性もあるかもしれませんが、せつ菜からヒトツ鬼は半分暴走状態であると聞きました、彼女もその状態なら誤魔化せる可能性はあると思います』
『…覚悟は出来ているようだな、いいだろう』
『了承してくれてありがとう!!じゃあ歩夢達に電話するね!!』
まんまと引っかかったな、高音は何度でも出せるものではないだろう、もし連続で出せたなら最初からそうしていたはずだからな…更に高音を防がれた事にも動揺している…隙だらけだ、このまま決めさせてもらう!!
「わぁ、一瞬でメットオフしてヘッドホン外してすぐメットオンした…切り替え早い!!」
「歩夢ぅ…感嘆する気持ちは分かるけど手を引っ張ってくれない?あたし今気分悪くて動きにくいよぉ…」
「愛さん、果林さん!!今助けます!!」
「ありがとね、しずく…」
「そらそらそらぁ!!」
「ガッ!!グッ!!ゴアッ!!グアアッ!!」
この俺の怒涛の剣戟に着いてこれるならついていってみろ!!貴様に攻撃する隙など与えん!!
「ぐぅぅ…調子に…!!乗るなァァァァ!!」
お得意の完璧な丸い玉攻撃か、残念だな、その対処法はもう見つかっている!!来いアルター達!!
「タロウさんの口笛で…なんか凄い小さい玩具みたいなのがいっぱいきたんだけど!?」
「確かあれはアルターと呼ばれる物ですよね…?凄いです!!完全にそれぞれのアルターが全ての球からの攻撃を迎え撃ったり、自ら受け止めたりしたので…完全に対処してます!!これで完全に1体1です!!」
「く、クソッ…!!グウッ!!」
「ハアッ!!」
「くうっ…!!ま、まだだ…!!」
「ビームが行き交う中互いに剣と拳をぶつけあう2人…!!もし互角の戦いだったらカッコイイ絵面になると思います…戦闘系の物語を描く時に使えそうです!!」
「しずくちゃん、また物語の事考えてる…でも見る限りずっとタロウさん圧倒しているみたいだよ、とても互角には見えないけど…」
「やはりタロウさんは強いんですね…この目で戦いを見れて良かったです!!」
「やっぱりしずくちゃんとせつ菜ちゃん似てるかも…想像出来るもん、もしここにせつ菜ちゃんがいたら同じリアクションをとる姿…あ、拳がタロウさんに当たったみたいだけど…効いてなさそう…!!」
「温い拳だ、フンッ!!」
「ぎゃあっ!!」
殴り返して、派手に吹っ飛んで壁にぶつかったが…まだ立ち上がるか…しぶといな、かなりのダメージは与えているはずだが
「ギャ…ギャラクシー!!」
光による目眩まし…するのは読めていたが、無駄なあがきだ!!カウンターをしてやってもいいが、逃げる可能性を考えて…久しぶりだがレイヤーを利用して攻撃するか
「そらァ!!」
「な…ぐっ!!がっ!!がぁっ!!ごふっ!!」
「あ、あれは…1話で披露されたザングラソードを飛ばして、レイヤーで反射し続ける攻撃です!!これなら相手が見えなくても攻撃できます!!」
「お前との悪縁、断ち切らせてもらう!!」
《パァーリィータァーイム!!》
《ドン!モモタロウ~!》
《ヘイッ!カモーン!》
《いよぉ~ッ!ドンブラコ~!》
「お前が振り回されているうちに準備した銃撃と剣の攻撃、まとめて喰らうがいい!!疾風怒桃、ダブルカーニバル!!」
《ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイッ!カモォーン!》
「がっ…ぐうううぅぅ…!!」
ほう、弾も剣も手で止めきるつもりか、踏ん張りの強さは認めてやる、だが…そんな事出来ると思っているのか?
「無駄だぁ!!」
「がああっ…!!…ぐああああああ!!」
「狂瀾怒桃ブラストパーティーとザングラソード快桃乱麻を組み合わせた大技です…!!これなら…決まっているはずですよ!!」
「凄い爆発だね…!!本当にタロウさん強いんだ…!!」
…ん?
爆発の煙の先には、河崎ヨシという女が倒れている、もしくはヒトツ鬼ングになっているはずだった
…何故等身大で立っている?
そしてそれだけじゃない、見るからに様子がおかしくなっている…?
「…え?」
「ど、どうしたのしずくちゃん」
「な、何故ヒトツ鬼の肉体の色が全部黒くなっているのでしょうか?そんなのヒトツ鬼の特徴ではなかったはずですが…?」
『グルァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!』
「なっ!?」
今の雄叫びは!?そして再び襲いかかってきたが、何だこの力は!?さっきとは桁違いの力を発揮しているだと!?
『ガァ"ッ"!!!!ガァ"ッ"!!!!ガア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!』
「くっ!!はっ!!おっと!!」
どうにかザングラソードで攻撃を受け流しているが、さっきよりかなり強くなっている、更にこの殺気と威圧感…!!まるで別人…というより
まるで獣だな
「…もしかしてあれは…暴走なのでは!?」
「暴走?」
「はい、私が見た事ある特撮の中で真っ黒になった結果暴走したヒーローがいたんです、色々と強烈な印象だったので覚えていたのですが…!!それと同じような雰囲気を感じたんです!!」
「ど、どうすれば止めれるの!?」
「やっぱり倒すしかないのですが…!!今のヒトツ鬼の状況、間違いなく危険ですよ!?暴走しているので何をしてくるのか分かりません!!何もかも無差別に壊すかもしれません…!!」
「そうなんだ…え?ちょっと待って、何か四角い結晶みたいなの出てきてない?」
「…本当ですね、あれはヒトツ鬼に変化する時に出てくるはずの結晶…何故今出ているのでしょうか…?まるで…流れている…ように…まさか!?」
「え、しずくちゃんどうしたの!?顔真っ青にして!?」
「もしかしたら…もしかしたあの姿は時間に限りがあるのでは!?そしてその時間が切れたら…!!彼女は消滅してしまうかもしれません!!」
「…嘘だよね!?」
「あくまでも推測です!!ですが…い、今一瞬、ヒトツ鬼の身体が透けたの見ましたか!?」
「う、うん!!」
「やはり…!!このままだとヒトツ鬼の全身がデータになって…消えてしまうのでは…」
「そ、そんなっ!?私、あの子は悪い事はしたから反省はして欲しいけど消えて欲しくなんかないよ!!それに星になった3人の合唱部の後輩達もどうなっちゃうの!?」
「…巻き添えで消えてしまうかもしれません…!!タロウさんっ!!本気で頑張ってくださいっ!!早く戻さなければ取り返しのつかない事になるかもしれませんっ!!」
今の大きい声、桜坂しずくだな
『ガガガガガガガガァ“ァ”ァ“ァ”ァ“!!!!!!』
「コイツが危ないのは俺も分かっている!!任せろ!!」
だが中々の攻撃と速さだ…!!他の姿になる余裕やお供達を呼ぶ暇がない…!!時間が経てばある程度攻撃も読めるだろうから倒す事は出来る、だがそれまでにコイツが持つのか…!?俺の直感がコイツが危ない状況にある事と、それでは間に合わないという事を告げている
アルター達は…ダメか、まだ色は失せている完璧な丸い玉相手に戦っている…!!こいつの動きを止める為に回す余裕はない…!!
『ガアッ!!!!!!!』
「むっ…?」
距離を置いただと…何をするつもりだ?まぁいい、今のうちにロボタロウに
『ガ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
やかましい!!何だ今の遠吠えは!?高音攻撃というには不協和音は聞こえなかった…となると別の攻撃…どういう攻撃だ?暴走している…破壊衝動…何も考えていない…そしてコイツの能力…
まさか…!!
「以上!!天王寺璃奈でした!!」
「猫ちゃんも、璃奈ちゃんも、本当に可愛すぎるライブでしたね、クリスティーナさん!!」
「はい、流石、キュート系スクールアイドルと自分で称しているだけありますね…とても良かったです」
「やっぱり凄いです、お姉ちゃんも、かすみちゃんも、璃奈ちゃんも、エマさんも皆自分の魅力を発揮しながら、皆の視線を釘付けに出来ていました…エマさんは少し不本意な魅力の発揮の仕方だったかもしれませんが」
「やはり同好会のライブは色々な色が出来て楽しいですね、シャッフルライブの時間でも違う色同士が重なって、面白いライブになっていましたし…本当に同好会のライブは自由で楽しいです」
「私もそう思います…本当に大好きです!!…そういえば次はどういうライブをするんでしょうか、もう1周終わりましたよね?」
「次はQU4RTZ全体でのライ…ブ…」
「「…………………………………………」」
…私は今日初めて知った、あまりにも驚きすぎるとしばらく声が出ない事を…そしてその感情が少しだけ冷めた時…大声で叫んだ
「嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!?」
「…彼方さん、エマさん、かすみちゃん、璃奈ちゃん、これもう完全に異常事態が起きてること誤魔化せないですよね?」
「彼方ちゃん、この状況を誤魔化せる人がいたら一生お昼寝しない事誓ってもいいよ?」
「…かすみん夢でも見ているのでしょうか…!?何ですかアレぇぇ!?」
「璃奈ちゃんボー…無理、この驚きは絵じゃ表せない…」
「ヒトツ鬼ってこんな事も出来たの…!?」
「…私は夢を見ているのかしら?」
「流石にそれはないよカリン、愛さん幻覚だと思う!!あの時の高音で結構頭揺さぶられたから幻覚を錯覚しているんだと…思いたいよう…身体の震え止まらないよう…」
「2人ともしっかりしてください!!夢でも幻覚でもないです、アレは!!逃げないでください!!私だって妄想に逃げたいんですよ!?」
「落ち着いてしずくちゃん、2人とも本当は分かってるから…でも逃げたくなる気持ちも分かるよぉ…!!どうなっちゃうんだろう、私達…」
「………マズイ事態になったわね」
「こんな事出来るのはヒトツ鬼ングなら有り得ますが…ヒトツ鬼ングは現実世界には現れないはず…となるとヒトツ鬼の状態でこんな事をしたんですか…!?何でヒトツ鬼がここまで出来るんですか!?」
「…待て博士、これはどういう事だ?虹ヶ咲学園までもコイツ破壊するぞ!?幾ら元に戻るとしても気分悪いぞ!!」
「マジかよォ、いきなりここまで『解放』してそこまで力を使うとはなァ、そんなに負けたくなかったのかねェ」
「やっぱり野良に与える力は制限をつけた方が良かったんじゃねぇか?このままじゃ僕達の願いの障害にもなりかねないってばよ」
「まぁ仕方がない事だ、ヒトツ鬼というのは上の立場に従う怪人ではない、単なる欲望に振り回されている強くなった人間にすぎない、私が作ったヒトツ鬼のエネルギーはその量を増やすと同時に、リミッターを解除する手段をつけただけだ、思い通りにするのにはまだ実験が必要だ、だが1人目の割には素晴らしいサンプルにはなっているよ、良い逸材を見つけてくれたね、バラバ」
「そう言っている場合でしょうか?このままでは様々な神々の子孫毎ここら辺が全て沈没しますよ?唯一神としてはそのような景色、あまり見たくないのですが、それに、もしこのまま直撃した場合起きた現象はあまりにも大きいと思われますが、それ程の変化を本当になかったことに出来るのでしょうか?」
「まぁこれくらいなら何とかなるんじゃね?ドンオニタイジンとかでどうにかなるっしょ」
「私もそう考えている、もし乗り越えられなかったら失望するね、私は…という訳でまだ…様子見といこう」
「…ここで一句、冬の空降りゆく大宙幻か」
「さ、さ、さ、さ、猿原さん!?何で俳句読んでいる余裕があるんですか!?不味いんですよ今の状況!!」
「こういう時こそ、私達は冷静であるべきだと私は思うんだ」
「冷静すぎて怖いですよ!?もう少し焦りましょうよ人として!!」
雉野の言う通りだよ、本当に…本当にヤバい状況だよ教授!!冷静になのなのはいいかもしれないけど程があるんじゃない!?
「…なぁオイ、こんな芸当ただのヒトツ鬼に出来るわけ…なかったはずだよな!?」
「う、うん…!!強いヒトツ鬼ングだったら有り得るけど…等身大のヒトツ鬼には無理だと…思ってたんだけど…何…何…!!」
こんなにあのヒトツ鬼凄かったの…!?ヤバかったの…!?何で…何で…!!
「何この超巨大隕石ぃぃぃぃぃぃぃ!?」
あのトラドラオニタイジン極の3倍位の大きさの超巨大隕石を落とせるのぉぉぉぉ!?
『ガァ…!!ガァ…!!ガァ…!!』
「…暴走というのはやはりタチが悪い、どのような行動を起こすのか分からないからな…!!虹ヶ咲学園事心中するつもりか!?」
今の巨大隕石の召喚で力を消耗はしたみたいだな…透明になるスピードが早くなっている
…今ならすぐ仕留められるはz
『ガア"ア"ア"ア"ア"ッ!!』
「!」
今の素早い突進攻撃…!!強さは変わっていないという事か!!
厄介な事態になってきた、今すぐにも、ドンオニタイジンになって巨大隕石を壊さなければお台場…もしかしたら東京が終わるだろう、だがそのためにコイツを放置していたらコイツが終わるだろう、どんな悪人だろうと救わない訳にはいかん!!…つまり究極の二択を迫られているという訳だ…!!
「…どうしよう、見る限りこのままじゃタロウさん、倒すのに時間かかりそう」
「1人なら無理でも5人ならいけるんじゃないかしら?」
「そうですね、早く合流してもらわなければ…!!」
「…私、4人をここに連れてくる!!しずくちゃん、愛ちゃんと果林さんをお願い!!」
「は、はい!!って嘘…ヒトツ鬼の攻撃を受け止めながら移動しているせいで…私達が戦いを見る事が出来る場所から離れちゃってる!?ふ、2人背負って動くのは厳しいですーーー!!」
「きゃあぁぁ!!」「怖いよぅ!!」「何あの隕石!?」「早く逃げなくちゃあ!!」
「落ち着いて避難してください!!落ち着かなければ転んでしまった人を踏んでしまう可能性があります!!」
「虹ヶ咲学園駅への道はあちらです!!その先にいる生徒の指示に従ってください!!」
侑先輩、彼方先輩、避難誘導がとても丁寧…特に彼方先輩はこういう時の行動本当に早いんだよね…ううっ…
「かすみちゃん、どうしたの!?早く私達も近くの人達の誘導しなくちゃ…!!」
「ご、ごめんりな子…」
「ゔぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ん!!!!おね"ぇち"ゃぁぁぁん!!!!どごにい"るのぉ"ぉ"ぉ"ぉ!?」
この声…小さい子が泣いているの!?
「迷子の子がいるの!?私行ってくる!!」
いた…!!8歳ぐらいの子かな?
「ゔぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ん!!!!ゔぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ん!!!!」
「え、えーっと…どうしたの!?迷子になっちゃったのかな!?」
「ゔぇぇ……ゔぇ…?…ステージ歌ってたお姉さん…?」
「そ、そうだよっ!!どうだったかな?かすみんの歌は?」
とりあえずコミュニケーションを図る所から始めた方が落ち着いてもらえるよね?
「最初の歌はカッコよかったし…2つ目の歌は凄く可愛し…」
「ありがとう!!満足してくれたならかすみんも嬉しい!!…それでもう一度聞くけど…迷子になっちゃったの?」
「うん…一緒に手を繋いで逃げてたんだけど…人波に巻き込まれて…」
「わかった、じゃあかすみんお姉さんと一緒に駅の方行こっか?確実に離れないように、おぶってあげるね!!」
「あ、ありがとうかすみんお姉さん…」
「お、お姉さん…あ、貴女の名前はなんなの?」
お姉さん…少し嬉しいかも…えへへ…
「
「え…そ、そうなんだ、よろしくね!!」
…ちょっと待って、聞き間違い…じゃないよね…名前みきお!?男の人ならまだしも、女の子にみきお!?名前つけた人のネーミングセンス独特すぎじゃない!?
…とりあえずそれについて考えるのは後にして…えっと…次は駅の方に行けばこの子のお姉さんに会えるよね?
あ、彼方先輩、はる子とクリスティーナ先輩と会話してる、駅の方から離れたという事は、誘導は終わったのかな?
「本当に大丈夫なの?お姉ちゃん…」
「大丈夫だよ、遥ちゃん、彼方ちゃんには心強い仲間がいるのは知ってるでしょ?皆がいるから大丈夫、しっかり遥ちゃんの所に戻ってくるから」
「…信じてるからね、お姉ちゃん」
「ありがとう〜、クリスティーナちゃん、遥ちゃんの事よろしくね」
「分かりました、彼方さんも気をつけて下さい」
「それと…2人とも本当にごめんね、こんな怖い思いさせる…つもり…なかったん…だけど…ライブ…開かなければ…よか…った…の…かなぁ…」
「お、お姉ちゃんっ!!泣かないでよ!!お姉ちゃん何も悪い事してないじゃぁん!!」
「彼方さん…貴女が私達をライブに招いたから責任を感じているのかもしれませんが…そのような顔はやめてください…私も貴女を責める気なんか少しもありません、なので、遥さんの為にもやめて欲しいです、遥さんが悲しんでしまいますよ?」
「うう"っ…ぐすぅ…分かってる…分かってるんだけど…ごめんね、お姉ちゃん泣き虫で…」
「本当にライブは最高だったよ!!その時の楽しそうなお姉ちゃんの笑顔も良かったって思ってる、だから責任を感じる気持ちも分かるけど、お姉ちゃんには笑顔でいて欲しいよ…ダメ?」
「…分かったよ遥ちゃん、ライブの事褒めてくれてありがとう、彼方ちゃん嬉しいよ〜」
「…それじゃあ私達行くね!!もう一度念の為に言っとくけど、お姉ちゃん達もちゃんと避難してね!!(今のお姉ちゃんの笑顔…強がってる笑顔だ…やっぱり後悔は晴れてないみたい…)」
「勿論だよ〜!!」
…彼方先輩、責任感強すぎです、はる子達が言うように、私達は何も悪くないんですからね?って言っても無理だろうなぁ、彼方先輩、妹のはる子の事、大大大大好きだから…かすみんが元気づけたいけど、この子を早く届ける事を優先した方がいいよね…だから侑先輩にやってもらおっと、近くにいるかな…いたっ!!
「侑先輩〜!!」
「あ、かすみちゃん!!その子どうしたの!?」
「侑先輩!!この子迷子らしいので、かすみんがこの子のお姉ちゃんの所に連れていくんです!!この子に似た背の高い人とかいませんでしたか!?」
「…そういえば1人キョロキョロ周囲を見渡していて、その子に似ている人、彼方さん見たって言ってた!!」
「そうなんですか!?どこにいるのか詳しく教えてくださいっ!!」
「えっと、彼方さんが言った場所は確か…」
「教えてくださってありがとうございます!!」
「お礼なんて大丈夫だよ、本当に私ついていかなくていいの?」
「かすみん1人でこれくらい大丈夫です!!それより道中にいた彼方先輩を励ましてあげて下さい!!はる子の前で彼方先輩…はる子達を今回の事件で怖い思いをさせてしまった事で泣いていましたから、ライブを開いた事を、後悔してしまっていましたから…」
「…!!教えてくれてありがとう!!行ってくる!!」
行っちゃった…こういう時の侑先輩ってかなり早いんだよね…侑先輩に任せておけば大丈夫だよね?
…兎に角、早く背中で泣き疲れたのもあって、寝ちゃってるこの子の為にも、駅の方に行こう!!
…いたいた、彼方さん…黄昏てる…悲しげな表情で…頑張れ私、精一杯励まなきゃ!!
「彼方さん」
「…へ?ゆ、侑ちゃん!?」
「かすみちゃんから聞きました、遥ちゃん達をライブに招いた事、後悔して泣いてたって」
「か、かすみちゃんに見られてたの!?恥ずかしいよぉ〜///!!」
照れてる彼方さんも可愛いYO!!…じゃなくて!!
「彼方さんが多くの人達がいる場所の近くで泣くなんて珍しいなって私は思いましたし、そしてそれと同時にそれくらい辛かったんですね…って思ってしまいました…」
「…遥ちゃんは笑顔でいて欲しいって言ってたけど…やっぱり奥底ではずっと引きずりそうだよ〜、私って悪い子なのかなぁ…」
そんな事ない、そう思うのは彼方さんが本当に妹の事、大好きだから、そう思うんだよね?その気持ちは間違ってなんかない!!だけどその為に貴女が苦しんで欲しくはないから…私の想い、聞いてください!!
「…私、彼方さんは背負い込みすぎだと思います、勿論私も何も思わないわけじゃないです、もしライブを開かなかったら、多くの人達はバラけていたから、より避難もしやすかったと思いますし、隕石が迫るエリアに向かう人も少なかったかもしれないですから…でもそれを後悔しすぎると、私達のライブで楽しんでくれていた時のファンを否定する事にもなると思うんです、こんなこと考えたくないですけど、もしかしたらこのまま隕石が落ちて、何もかもなくなってしまう悲しい未来になるかもしれない、でも、それでも過去は、過去は必ず消えないんです、私達が開いたライブで咲いた笑顔は、ずっと変わらないんです、それを全部悪い事、あってはいけなかった事って笑顔を咲かせた私達が完全に否定したら、観客の大切な思い出まで否定する事になってしまいますよ?きっとそれはファンの皆さんも望んでいないと思います、皆さんの笑顔は本物でしたから…それぞれの歌の時、必ず私ファンの皆の事、見ていましたから!!」
「……!!」
「大丈夫です、きっとタロウさん達、ヒーローは私たちを助けてくれるはずです、あの人達は私達の大切な仲間、せつ菜ちゃんの大好きなヒーロー…スーパー戦隊ですから!!ライブの時間はかつて楽しかった過去なんかに絶対なりません!!これからも続いていく楽しい思い出の1つになるって…信じましょう!!だから彼方さん…!!出来るなら…出来るならで良いですから、それ以上自分を傷つけないでください!!」
「…!!………」
…どうかな…良かった…自然と笑顔になってる…!!
「ありがとう侑ちゃん、少し楽になったよ〜」
「…それなら良かったです!!」
「それじゃあエマちゃん達と合流して…彼方ちゃん達も避難しよっか?」
「はいっ!!」
「…んん…ふわぁ…かすみんお姉さん…?」
「…お、おはよう、着いたよ、駅に…」
「ご、ごめんなさい寝てて…ってかすみんお姉さん」
「何で辛そうな顔しているの?」
「…き、気の所為だよっ!!みきおちゃん、早くお姉ちゃん探そうっ!!しっかり掴まっててね!!」
「う、うん…」
…駅に着いた時、沢山の人の顔を見た…見なくちゃいけなかった、だってそうしなくちゃキョロキョロ子供を探している親を見つける事が出来ないって思ったから
だから見るしかなかった、さっきまでライブを楽しんでくれてた人達の笑顔が、隕石による恐怖のせいで悲しみと怯えで満たされてしまっている顔に塗りつぶされている現実を、その事実に心を痛めながら
…あの人かな!?あ、こっちに気づいたみたい!!
「み、みきおちゃん!!」
「…お、おねぇちゃぁぁぁん!!」
「ありがとうございました…!!みきおちゃんを連れてきてくれて…!!って貴女は虹ヶ咲学園の中須かすみさん!?」
「そ、そうだけど…貴女は誰なの?」
「私は大江田
「え、えぇぇぇ!?」
まさか来年の入学生とこのタイミングで遭遇!?
「スクールアイドルフェスティバルに参加した時に本当に楽しくて…こんな学校に入れたら最高に楽しい学校生活になりそうって思って志望したんです。今日はそれに備えた下見を妹と一緒にしに来てたんです…そうしたらあの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆さんがゲリラライブをやっているなんて!!って凄く驚きました!!そして嬉しかったです!!」
…本当にこういう声、聞けて嬉しいっ!!こういう声を聞くと、スクールアイドルで良かったって思えるんだよね
「…そういってくれて、かすみん達嬉しいよ、ありがとう!!」
「…ですが」
…ああ、やっぱり貴女もそうなっちゃうよね…
「だから残念です…せっかくのライブの終わりがこのような形になってしまうなんて…何でこんな事になったんですかね?」
「…本当にごめんね」
「え、何故貴女が謝るんですか?」
…貴女は知らないでくれると嬉しいんだよね、この事態を引き起こしたのが貴女が入学を楽しみにしている虹ヶ咲学園の生徒だって事、その子の代わりに私が謝るから、許してね?楽しんでくれて本当にありがとう
「なくなってしまうんでしょうか…楽しみにしていた虹ヶ咲学園、隕石に飲まれる形で…」
「お姉ちゃん!!早く逃げなくちゃ!!」
「…あ!!ごめんなさい!!本当に妹をありがとうございました!!」
…大丈夫ですよね?タロウさん達が私達の学校、隕石から守ってくれますよね?せつ菜先輩が言ってたように…スーパー戦隊は最高のヒーローなんですよね?
…あ、侑先輩も彼方先輩も無事に戻ってたみたい
「おかえりかすみちゃん、迷子の子は」
「しっかり保護者の所に届けてきたよ」
「良かった…こっちも近くにいた人達の誘導は終わったよ」
「大変だったね〜、次は私達が避難しないと…どうしたのかすみちゃん、浮かない顔して」
「エマ先輩…私見てきたんです、ライブを楽しんでいた人達が辛そうにしていたのを…」
「…そっかぁ、その人達には謝っても謝りきれないね…ときめいていた人も、辛いだろうな…」
「うぅ…やっぱりライブの終わりは楽しいものであって欲しかったですぅ…!!こんな終わり方…!!」
「仕方がないよ、まさかあんなにでかい流星を降らせるなんて、誰にも予想できない」
「ヨシちゃん…ここまでやる子だったのかな…私、信じたくないよ…大好きな虹ヶ咲学園にそういう子がいたなんて…」
「別の何かがたまたま何かした可能性もなくは無いけど…少し前からやってた流星攻撃を考えるとヨシ先輩がやったとしか、私も考えられない、ごめんなさいエマさん…」
「あ、しず子から電話です!!」
『もしもし!!かすみさん聞こえてる!?』
「聞こえてるよしず子!!何が起きたの!?」
「簡単に説明するね!!先程から報告していたように、タロウさんがヒトツ鬼を追い詰めたの、そして倒したと思ったら、ヨシ先輩が急に暴走して自我を失って、暴れちゃったんです!!」
「暴走ぅ!?もしかして超巨大隕石が降ってるのもそのせい!?」
「うん!!」
エマ先輩ホッとした顔になってる…本人の意志でやってない事が分かったから?
それは良かったかもしれないけど…例え本人の意志でやったわけじゃないとしても河崎ヨシはこの巨大隕石についても謝るべきだよね!?そもそもヒトツ鬼にならなければ起きなかった事なんだから!!
「それで…どうすれば止めれるの!?」
「分からないよ…ヒトツ鬼を倒したら元に戻る保証もないし…だから並行して隕石は壊すしかないみたい、壊せるとしたら…巨大ロボぐらいだと私は思うな」
「じ、じゃあ!!その巨大ロボはどこにあるの!?」
「タロウさん達自身が変身してから合体ロボットになるんだけど…今のタロウさんにはその為に姿をかえる余裕がなさそう…!!」
「ええ!?その状況どうにか出来ないの!?」
「考えられるのは他の4人がこっちに来て対処すれば良いんだけど…4人とも今タロウさんがどこにいるのか知らないと思う…だから合流しようとしている間に間に合わなくなるかも…!!」
「嘘おぉぉぉ!?じゃあどうすればいいのぉ!?」
「…もう1つの手段は…!!」
どこいるんだろうはるかさん達…!!早く合流してくれなくちゃここら辺一帯…だけじゃすまないよね!?あの隕石は…!!早く破壊してもらわなかったら日本そのものが危ないかも…!!あ、電話きてる…この電話番号は…!!
「もしもし歩夢さん!?聞こえていますか!?」
『聞こえてるよ!!そっちは大丈夫!?栞子ちゃん!!』
やっぱり栞子ちゃんだ!!
『大丈夫です!!先程、学校に残っていた生徒会のメンバーに避難指示の手伝いをするように連絡をしました!!私は生徒会長として他の人達がいない事を確認する為に、最後まで学校に残るつもりです!!色々と持っていく物もありますので!!』
「合唱部の皆さんは!?」
『合唱部の皆さんはミアさんと一緒に校外へと避難しています!!』
「そう…それなら良かった…」
『合唱部の方からは色々な話を聞けました、ですがそれは後にしましょう、そちらの状況は!?そして何故巨大隕石が落ちているのですか!?』
「う、うん!!それは…」
『そんな事が…!!私達はどうすればいいのでしょうか…!?』
「本当は私、声をかけて説得しようと思ったんだけど…それを聞いてもらえる状態ではなさそうだったし、もしそれで私達が襲われたらタロウさんに申し訳なくて出来なかったよ…」
『そもそも私達が説得した所でたとえ暴走していないとしても聞いてくれるかどうかですよね…(一緒に歌ってきた合唱部の4人なら…いや、やはり一般の人を危険には巻き込みたくないです…)』
「だからしずくちゃんに高音のせいで動きが鈍い愛ちゃんと果林さんは任せて、私は4人を探しに行ってる…しずくちゃんが言ってたんだけど5人でならヨシちゃんを止められるし、隕石も破壊出来るらしいから…!!」
『そうですか…しかし…時間が…大丈夫なのでしょうか…!!』
「何とか間に合わせる為に私、頑張るから、栞子ちゃんも避難誘導頑張って欲しいけど…無理はしないでね…お願いだからっ!!」
『はい!!…ありがとうございます、歩夢さん、私の事を心配してくださっている事、申し訳なく思いますが、それと同時に凄く嬉しいです…大丈夫です、絶対隕石に巻き込まれたりなんかしませんから!!』
…電話切れた、栞子ちゃん生徒会長らしく頼もしくなったなぁ…せつ菜ちゃんも嬉しいだろうなぁ
やるべき事、やりたい事、やり切ったらまた会おうね!!…もっとも、合流出来たとしてもどこに逃げれば落ちてきたとしても助かるのか私達も分かってないんだけどね…
だってあんなに大きい隕石だもん…ってえ…!?
あの赤いロボット…何あれ、誰が乗ってるの…?
何で巨大隕石に近づいてるの…!?もしかして…壊す気なの!?あの隕石を!?
「…ランジュさんっ!!どうしましょうか!?4人を見つけて確保した後に、空を飛んでタロウさんを見つけて直ぐに倒してもらう事で巨大隕石がヒトツ鬼を倒した事によって連鎖的に消滅するのに賭けますか!?ただ、この場合もしヒトツ鬼ングになってしまい、その上巨大隕石健在の場合、ヒトツ鬼ングと隕石に同時に対処してもらうことになってしまいますが…難しいのでは…」
そうなった時は私達がどちらかを対処するのもいいかもしれませんが、戦闘は紛れもない初めて!!その上ドンゼンカイオーは最初に使われていましたがドンオニタイジンになれるようになってからは一度も使われなかった…もしドンゼンカイオーがドンオニタイジンより強かったなら、当時のタロウさんは他の4人の事を強いとは思っていなかったのでわざわざドンオニタイジンになろうとはしなかったはずです…つまりドンゼンカイオーはドンブラザーズのロボットの中で一番弱いはずです!!下手したら足を引っ張ってしまうかも…!!
「………」
「どうしたんですか!?なんか言ったらどうですか!?ランジュさん!!」
「ご、ごめんなさい!!考えていたのよ…」
「ランジュ達がどうやってあの巨大隕石を壊すのかを」
「…ええええええ!?」
「そんなに驚く事ないじゃない!?」
「私もそれは考えていました!!ですがこのドンゼンカイオーはドンブラザーズの戦隊ロボットの中で一番性能が低いかもしれないんです!!なので一番確実に対処出来るのはドンオニタイジン極だと思っていたのですが…本当に…出来るのでしょうか…!?」
だから私はその選択肢を外して合流してもらう事を優先しようと思っていたのですが…
「せつ菜、貴女の戦隊の知識は本物よ、それに基づいたアドバイスをしてくれているのよね?だから合流してもらった方が良いのかもしれないわ、でも、アタシは信じてる…アタシ達二人ならやれるって」
「………!!」
「アタシはランジュとせつ菜を信じたい…貴女も貴女とアタシを信じて欲しいけど…どう…かしら」
…先程考えていた合流案にはヒトツ鬼ングになってしまった場合を考えるとリスクはあります…となると…賭けてみる価値は…十分あるかもしれません
ランジュさんはいつも頼もしいですし、才能豊かです、そして大切な仲間でライバルです、十分信じられます
ですが…もし巨大隕石に近づいて…そのまま飲み込まれたら…或いは壊すのに失敗したら…罪悪感に…押し潰されるのでは…
私は…私を…信じていいのでしょうか…
『お母さんお母さん!!見てみてあの人達!!やっぱりカッコイイよ!!』
『ふふっ、菜々はいつも日曜日の朝は早く起きるわね、お小遣いも全部それに使って』
『だってかっこいいんだもん!!スーパー戦隊も、仮面ライダーも、プリキュアも!!悪い人から色んな人達を守ってる姿、ずっと見ていたいの!!』
『本当に“大好き”なのね、ヒーローが、いつも見ていて笑顔になってるわよ?』
『うん!!大好きなの見ていると私も嬉しいの!!だからね…私!!いつかヒーローになるの!!皆が見てくれて笑顔になってくれるような!!』
『…頑張りなさい、せつ菜、今の笑顔、輝いているわよ?』
…残酷ですよね、このような夢は小さい子供なら誰でも抱くと思うんです、子供は現実を知らないから
そして嫌でも思い知らされるんです、変身アイテムなんて2次元やCGやスーツアクターによる絵空事なんだって
でもだからって残念な気持ちにはなりましたが、それでも私の大好きの炎は消えませんでした、あの時私の目に写ったヒーロー達は例え脚本に動かされているとしても、全員カッコよく生きていたから
ですが…周りの人達はそうはいかなかったんです
私が中学生の時の事です、私はとある女の子グループと会話をしていたんです、その時にスーパー戦隊の話を振った時に…リーダー格の子にこう言われてしまいました
『菜々ぁ、そういう話やめよーよ、子供っぽいじゃん』
って
子供っぽいからってダメなんですか?
流行りの話、今どきの話は悪いとは思いません、それもまた大好きの形なので
そして仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュアの対象年齢は低いです
だから子供っぽいのも否定はしません
でもだからって大した理由もないのにそれだけで話すのをいやがるのって酷いのでは?
その人とは友達になれていたのではと思っていたので少しショックでしたし、自然と距離は離れてしまいました…そして更にもう1つショックだったのは、その話を振った時、話していたグループのうち何人かはその話に乗り気だった様子を見せていたので、グループが離れて家に帰る時に乗り気そうだった人に一緒に話そうとしたのですが
全員口を噤んでしまったんです
恥ずかしがらないでくださいって言っても何も応えてくれなかったのです。
私はこの時思い知りました。
好きな事を素直に好きと言う事はとても難しいという事を、自分の家だけが難しいと当時は思ってはいましたが、実際はそうではなかったということを
でもそれでも諦める事は出来なかったのです、難しいとしても大好きを語り合う事を、きっとそれはとても楽しい事だから…お母さんがあの時の自分を褒めてくれた事、忘れられなかったから…
だから私は自由に大好きを叫べるスクールアイドルという私なりのヒーローになる事を選びました、恥ずかしかったり、誰かにバカにされたり、色んな事情がある人達の苦しみを燃やし尽くせるようなりたかったから
誰もが大好きを言える世界を作りたかったから
自分の大好きの原点の1つだったスーパー戦隊のリーダーシンボルの赤色を…スカーレットと言う名前で借りて
それから色んな障害にぶつかって…諦めようとした時もありました、その度に侑さんが、歩夢さんが、スクールアイドル同好会の皆さんが、生徒会の皆さんが、沢山の他校のスクールアイドルが、そして何より私の事を大好きでいてくれるファンの皆さんが、私を助けてくれたおかげで、今も私はスクールアイドルであり続けている事が出来ている
でもきっと続ける事が出来たのはそれだけじゃないと我ながら思います
ずっと…大好きの原点の赤い炎が私のそばにいてくれたからなのではと思っています、だから
『始まったのなら貫くのみです!!』
そう言うことが出来て、そう言って貰えたのだと
大丈夫でした、その大好きの炎は巨大隕石に飲み込まれるしれない恐怖の中でも…まだ燃えていました、そばにいます、信じていたいです、そして歴代戦隊のように、アニメ作品の主人公のように、私も他の人達を自分達の手で守りたいです!!憧れのスーパー戦隊の力を貸してもらっているんですから!!
「ランジュさん…やりましょう!!」
「よかった…!!信じてたわ、せつ菜なら乗ってくれるって!!いくわよぉ!!」
「ダメだ〜!!」
「こちらも無理のようだ」
「こっちも通じてねぇ!!」
私たちは今、周りのそこらじゅうのレイヤーを徹底的に開けて中を見まくってる…そうすればタロウとすぐに合流出来ると思ってたんだけど…何でこういう時に限ってタロウのいる所に通じないわけ〜!?
「そもそもこういう不確定なもんに頼る事が間違ってるんじゃねぇか?」
「そうかもしれないな…はるか、もうレイヤー作戦は諦めよう、それなりに時間使ったのに何も成果でなかったのは悔しいが」
「くうう…!!…ハァ…仕方がないか、何となく近い場所にいるって思ってたんだけどなぁ」
「後は雉野が空からタロウのいる場所を見つけて、そこへ高速移動する戦士の力借りて最速で行くしかないな」
「雉野に乗せてもらったら?」
「流石に3人は乗せて飛ぶのは難しいだろう、出来たとしても雉野の体力がなくなる可能性がある、もしそうなった場合トドメが上手くいかなくなるかもしれない、だから私達が走る方を選ぶ、走るくらいで私達の体力が大きく落ちる事はないだろう、あの男の扱きを私達は受けているんだぞ?」
「そうだな、桃井の地獄が生温いと思える訓練に比べれば走るなんて楽にも程があるよな…来たぞ」
「あっ、雉野おかえり、どうだった?」
「…タロウさんは見つかりました」
「そうか、それなら良かった、何処にいt」
「でもその前に聞いて欲しい話があるんですがいいですか?」
「えっ!?この状況で!?」
「すぐ終わるんだろうな?時間ないぞ?」
「すぐ終わらせます!!彼女達の為にも…」
「「「彼女達?」」」
「あの隕石の周りを見てください」
「…ドンゼンカイオーが動いてる…足から煙かなり出しながら…え、ドンゼンカイオーって空飛べたんだ…というのは置いといて…も、もしかして」
「そうです、彼女達、巨大隕石を破壊しようとしているみたいなんです!!どこから壊せばいいのか考えているようでした!!」
「そんな事…出来るのかよ?」
「出来る可能性は0ではないな、ただ、私達の使用出来るロボット戦力の中では1番低いはずだ、もしそうでなかったらあの頃のタロウは足を引っ張る可能性もある私達との合体を選ばなかったはずだ」
「だよね…それで雉野は何を言いたいの?」
「…手伝いませんか?彼女達の事を、僕達で!!」
「…本当に!?」
「確かにアイツらは中々乗りこなしていたのは否定しねぇが、それでもあの巨大隕石を壊せる程上手く操るのは無理だと俺は思うぞ」
「分の悪い賭けだと私は思うが…何故君は彼女達の賭けに賛成したいんだ?」
「…凄いって思ったんです…彼女達は僕達のような何かに選ばれたヒーローでもない、ただの一般人のはずなんです、昨日まで戦いなんて経験なかったはずなんです、それなのに勇気をだして隕石を破壊しようとしているって…凄くないですか?」
「確かに…凄くかっこいいって私も思うかも」
「ですよね?…そんな彼女達の覚悟、僕達が助けるべきなんじゃないかって思えたんです、それに…先程タロウさんに言われた事、覚えていますか?」
「タロウに言われた事…あっ」
『やはりお前達は俺がいない時の想定が足りなかったようだな…確かに俺はドンブラザーズの中で最強だ、だがだからといって足をすくわれないとは限らん事はあの1年で学んでいる…もしそうなった時何も出来ずにお前達はやられるつもりなのか?』
「タロウさんが居なくても僕達はやれるって事、証明してみませんか?今ここで」
雉野…本当に言うようになったんだ…あの1年間色々迷惑かけられたりしてたけど色々と成長してたんだ、少し見直したかも
「良いぜ、乗ってやる、桃井を驚かせる事が出来るかもしれないしな」
「私も賛成!!確実にいける安全策もいいかもしれないけど…逆境をひっくり返すのもまた燃える展開じゃん!!」
「…猿原さんは?」
教授…顎に手を当てて真剣に考えてる見たい…あ、顔上げた!!
「私の知恵を使い、彼女達とも、皆で力を合わせれば…桃井タロウに1本取らせた感覚、味合わせる事出来るかもしれない」
「それなら…やろうか、皆!!」
「はい!!」「おう!!」
「…見つけたわ!!あそこがあの巨大隕石の中で1番弱そうな部分じゃないかしら!?」
「流石ですランジュさん…!!ひび割れているであろう箇所をしっかり見抜くなんて…!!」
ランジュが狙っている場所は確かに大きなヒビ割れがありました、オレンジと水色に交互に点滅しているという非常に目視しにくい隕石なのによく観察出来ますね…!!
「あそこに全力の一撃を当てれば…!!あるのよね!?」
「はいっ!!ドンゼンカイオーのh「ちょっと待って下さいっ!!」えっ…き、雉野さん!?」
既にロボタロウになっていた雉野さんがドンゼンカイオーの頭部の右近くに飛んで何か私達に言おうとしてます…!!
「僕達も2人に協力します!!なので一旦離れて欲しいんですけどいいですか!?」
「わ、わかりました!!…けど…」
「あなた達はタロウさんと合流しないの!?勿論アタシも壊すつもりでいるけど、万が一を考えるとドンオニタイジンの力が必要なんじゃ…」
「君達の行動に勇気を貰ったんです!!タロウさんに頼らなくても僕達はやってみせます!!一緒にやりましょう!!」
「…ヒーローにそんな事言ってもらえるなんて…身に余る光栄です!!やりましょう!!」
「ええ!!一旦離れるわよ!!」
離れると同時に…飛んできたのは…!!
《パァーリィータァーイム!!》《イヌブラザ〜!!》《サルブラザ〜!!》《オニシスタ〜!!》
黒い犬と青い拳と黄色い棍棒の形をしたエネルギー弾…!!これなら…ダメですか…大きな爆発は起きましたが、精々8分の1しか削れていません…!!
3人の必殺技でこれぐらいしか削れないなんて…私達で本当に壊せるのでしょうか…!!
「…何不安そうな顔してるのよ、せつ菜」
「…はっ!!そ、そんな顔していましたか!?」
「してたわよ…しっかりしなさい、ある程度壊してくれたお陰で、弱そうな部分が更に弱くなったわ!!貴女の大好きなヒーローのサポート、無駄にするなんて有り得ないわ!!」
「…私も同じ想いです!!すみませんでした!!」
「…それで、このロボットの切り札って何かしら?」
「説明しますね!!」
「…私達3人の銃撃における最大の技を使ったが…やはり隕石は手強いか」
「仕方ないよね、こうなったら後はドンゼンカイオー…ランジュちゃんとせつ菜ちゃんに…」
ふう、どうでしょうか…しっかり説明が伝わっているといいのですが…
「そういう技なのね分かったわ…後、アタシからの提案なんだけど…その言葉…2人で心を合わせて言いましょう?」
「え?」
伝わったのはいいのですが…号令には1人いれば十分なはずです…
「その方が上手くいく気になるし…安心するのよ、アタシも失敗が全く怖くない訳じゃないから」
「…そうですね!!」
…そうですよね、ランジュさんもこういう戦いに実際に参加するのは初めてです、大胆不敵なランジュさんでも流石に怖いですよね…分かりました、一緒に言いましょう、私達1人1人では恐怖のせいで立ち向かえないかもしれませんが…
立ち向かえます!!1人じゃないから!!
どんな恐怖にも負けません!!
「いきますよっ!!」
「ええ!!」
手を桃みたいにして…!!この言葉を!!
「「ドン・ゼンカイクラッシュ!!」」
足裏から激しく蒸気を出しながら…高く、高く…飛んで!!3人の銃撃でもろくなった場所に向かって回転する巨大ドンブラザーズギアを放ちますっ!!…やはりこれだけでは無理ですよね…!!押してはいますが…だから!!
「突っ込みますよ!!ランジュさん!!」
「我明白了!!…声上げて気合い入れて突っ込みましょう!!」
「はいっ!!」
アバターソードで…押し通して壊し尽くします!!
「「はぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!」」
「頑張って…ランジュちゃん…せつ菜ちゃん…!!」
『もしもし、しずくちゃん』
『歩夢さん!?どうしたんですか電話してきて、他の4人は見つかりましたか!?』
『ううん、そうじゃなくて…何か赤いロボットが隕石に挑もうとしているの見えて…誰が乗ってるのか、どういうロボットなのかしずくちゃん知ってるかなって…乗ってる人に、言葉を届けたいの!!』
『分かりました、そのロボットはドンゼンカイオーと言います、それを操るのはタロウさん以外いないはずですが…ちょっと待ってくださいね』
『うん!!』
『…ええっ!?』
『どうしたの?』
『そ、それに乗っているのは…せつ菜さんとランジュさんらしいです!!』
『え、あれ乗ってるのせつ菜ちゃんとランジュちゃんなの!?』
『そうらしいです!!何でも近づいていたら偶然…なのかな…作動したみたいで、上手く乗りこなしてはいるらしいです!!』
『…教えてくれてありがとう、しずくちゃん達の想いも乗せて伝えるから!!』
『お願いします!!』
息を大きく吸う、2人に託すしかない人達の想いを乗せるように…声を大きく張り上げる…2人の背中を押せるように!!
「むぅぅぅ…!!よ、予想以上に押してくるわね…隕石の推進力を侮っていたわ…!!」
「くぅぅぅ…!!ヒトツ鬼の能力で強化されているのもあるかもしれません…!!ここまで来たら根性勝負です…!!」
「頑張れぇぇぇぇぇ!!ランジュちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!せつ菜ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「え……?…歩夢…!!せつ菜、聞こえた!?」
「…聞こえましたよ…まさか戦隊を応援し続けた私が…戦隊の力を使い…応援される立場になるなんて…!!力がさらにみなぎってきました!!」
「絶対…負ける訳にはいかなくなったわ…!!何がなんでも押し切るわよっ!!」
「そうですね…大切な人の…声援を受けたんですからっ!!」
「「はああああああああああああああああああっ!!」」
…いけます!!このまま…決めてやりますっ!!
「「はあっ!!!!!!」」
「…やったぁ!!」
凄い!!巨大隕石を斬り伏せた!!2人共本当に凄いよ!!
盛大に爆発を起こしてる…これでもう大丈夫…って…
ええっ!?
「そ、そんな…!!」
「嘘よぉ…!!」
粉々にしきれてなかった…!!先程よりは8分の1の大きさにはなってはいますがそれでも落ちようとしています…!!被害は小さくなるかもしれませんが…しかもそれが3個も…!!更に粉々になったとても小さい粒も付随して振り注ごうとしています…!!
逆方向に移動して即座に防御…無理です…もう間に合わない…速度が…!!足から銃を撃っても焼け石に水です…
結局…私達は…お台場を守りきれなかった…そんなぁ…私達にヒーローは…無理だったなんて…
…あっ!!
「ここまで粉々にしてくれてありがとうございます、後は僕達に任せてくださいっ!!うおおおおおおお!!ケンケンケーン!!」
雉野さんが…!!翼を羽ばたかせて隕石を動かないようにしています!!凄いです!!今のうちに…って待ってください、ドンゼンカイクラッシュって連続で使えたのでしょうか?作品では確認されていませんが…いや、そんなの考えるよりまず行動を
「せ、せつ菜!!上見て!!」
「上…あ、あれはっ!!」
上空から青い影と黄色い影が物凄い勢いで飛んできます…!!あの戦士は…!!
『仕方ないよね、こうなったら後はドンゼンカイオー…ランジュちゃんとせつ菜ちゃんに…』
『任せた後の作戦の準備しよっか』
『おう』『うむ』
(…先輩達、さっきは私達が私達らしくありたいからあんた達の事詳しく知る必要がないって思った)
(それは今でも変わってない、だからワガママかもしれないけど)
(先輩達の力を信じて、コレ、使わせてもらうよ、お願いだから応えてね!!)
「「「アバターチェンジ!!」」」
《ドンブラコー!!》
《ガオレンジャー!!よっ、百獣戦隊!!》
《ボウケンジャー!!よっ、轟轟戦隊!!》
《ダイナマン!!よっ、科学戦隊!!》
「ボウケンブルーとガオイエロー…!!共に高速飛行戦士ですよ!!いつの間に上空を飛んでいたんですか!?」
「凄いスピードで迫ってきてるわ!!…せつ菜、目を輝かせすぎよ?」
「エクセレント!!良い感じで壊してくれてサンキュゥ!!」
「うむ、万が一に備えておいて良かったと言えるだろう…はるか、その喋り方はなんだ?」
「…ハッ!!な、何言ってたんだ私!!…ゴホン、とりあえずこれならいけそう!!おりゃあ!!」
猿原さんがアバターチェンジしたボウケンブルーはサバイブレードを、はるかさんがアバターチェンジしたガオイエローはイーグルソードをそれぞれ別の隕石に投擲してます!!
「…つまり俺は余ったあの隕石か…ニュースーパーダイナマイト!!ハッ!!」
下からは犬塚さんがアバターチェンジしたダイナブラックのニュースーパーダイナマイトが来てます!!
「「アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」」
《ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!ロボタロウ〜!!》
《サルロボタロウ~!よっ!ムッキムキ!!》
《オニロボタロウ〜!!よっ、鬼に金棒!!》
2人とも隕石の真上でロボタロウに…!!フルコンボウをプロペラのように凄い勢いで振り回してます…!!
「ゼェ…ゼェ…!!早く…降りてきてください…!!本気で羽ばたき続けるの…苦しいです…来ましたか!!」
「…こういう時必殺技があるとかっこいいよね、えっと…天空オニつよメテオーーーー!!」
「天空サル拳骨ーーー!!」
「アタック!!大爆発!!」
3つの隕石にそれぞれの技が当たってます…凄い爆発です…!!あ、3人とも通常状態になって飛んできました!!
「ちょ、ちょっとせつ菜ちゃん達!!受け止めて〜!!」
「は、はい!!」
3人とも機体で受け止めました…果たして隕石はどうなっているのでしょうか…
「…きゃあっ!!全部砂状になってるわ!!完全にバラバラになったみたい!!」
完全に破壊できたみたいです…!!良かったです…!!って砂のまま下に落ちていってるんですけどこのままじゃお台場が汚染されるのでは…
「おっとっと!!そらそらぁ!!海に向かって飛んで行ってくださーい!!…フゥ…フゥ…」
キジブラザーロボタロウさんがもうひと踏ん張りして海の方へ吹き飛ばしてくれました…!!本当に良かったです!!
「も、もう限界デス…パタリ」
「き、雉野さん!?」
余程全力で羽ばたいていたんですね…!!気絶してしまったようですが、すぐ回収出来ました…本当にお疲れ様です
「…皆さん!!本当にありがとうございました!!お台場が救われたのは皆さんのおか」
「ま、確かに私の知恵のおかげもあるが…君達が隕石の大半を壊してくれたのもあるんじゃないかな?」
「そうそう!!謙遜し過ぎるとこっちも嬉しくない!!ありがとね、2人共!!助かった!!」
「…はい!!」「ええ!!」
「…わぁ!!やったぁ!!凄いよみなさん…!!巨大隕石コナゴナにしちゃった!!」
もう少しで電車に乗るタイミングだったけど…良かった、お台場が…虹ヶ咲学園が壊滅しなくて…!!
「良かった…良かったでずぅぅぅ!!」
「大切な居場所…ドンブラザーズの皆、守ってくれた…彼方ちゃん、嬉しすぎて泣きそうだよぉ…」
「本当に凄いんだね、日本のヒーローって…!!」
「私、ここまで嬉しいって思ったの、初めてかも…、璃奈ちゃんボード〖ホッとした〗」
「………」
「ゆ、侑先輩どうしたのです?」
「…ねぇ4人とも」
「今からライブの続き…出来るかな?」
「「「「…!!…………勿論(です)!!」」」」
「凄いわね、あの人達とせつ菜達、本当にあの大きさの隕石を完全に破壊したわ」
「凄いよせっつー達〜!!ありがと〜!!」
「ドンブラザーズの皆さんも…せつ菜さん達もカッコイイです!!やはり物語のヒーローは素晴らしい力を秘めているんですね!!」
「しずくさん、目を輝かせすぎですよ?ですが…皆さんが無事で本当に良かったです」
全員の避難を確認し、学園前で果林さん達と合流して駅に向かうタイミングで…巨大隕石が破壊されました
本当にドンブラザーズの皆さんとせつ菜さん達にはお礼を言わなければいけませんね、生徒会長として、スクールアイドル同好会の一員として、そして虹ヶ咲学園を愛する生徒の1人として…
「おーい!!」
あ、歩夢さん!!
「愛ちゃん、果林さん!!しっかり立てるようになったんですね!!」
「まだ少しクラクラするけどね…軽く走るなら平気かな!!」
「私も軽く走る事なら出来るって感じかしら…しばらく経ったら治りそう、歩夢はしっかりエール届けてきた?」
「もちろんです!!破壊される瞬間も見届けてきました!!後で詳しく話しますね!!」
「今はタロウさんの戦いの行方を見に行った方がいいかもしれませんね、行きましょう!!」
「しずくさん達は見に行ってください、私は生徒の皆さんに隕石の被害がなかった事などの通知をしなければいけないので、お願いします」
「「うん!!」」「ええ」「はい!!」
「アイツら…」
お供達、俺がいなくても大きな事をやり遂げるとはな
…やはり成長していたんだな
「グルア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」
「くっ!!」
…受け止め続けるだけでは埒が明かない!!お供に示しもつかん!!
…どれ程の威力か分からなかったが故に避けたかったが…やむを得ん、一か八かだ!!
「グルア"ア"ッ!!」
「ガファッ!!」
か、かなりの威力だ…!!だが!!
この攻撃の威力で吹き飛ぶ方向へ、攻撃を受けた瞬間にジャンプさせてもらう!!
「ガア"ッ!?」
ここまで飛ぶとは思っていなかっただろう?お前のひとっ飛びが追いついていないんだからなぁ!!
「アバターチェンジ!!ロボタロウ!!」
《ドンブラコ!ロボタロウ〜!!》
短縮させてもらった、ここからはお前の攻撃に遅れをとる事は決してない!!
何処にタロウさん達はいるのかな…あ、あそこだ!!移動し続けた結果最初にタロウさんとヒトツ鬼が戦ってた場所に戻ってきたみたい
「…あの姿は…ドンロボタロウです!!変身できたんですね!!」
「ハーッハッハッハッ!!」
「凄い…!!色んな場所に高速移動しながら戦ってる…!!」
「響き渡る剣戟の音が凄いわ…!!」
「ですがまだ決着は着きそうにないです…!!」
「しずく、さっきタイムリミットがあるって言ってたよね?それを過ぎちゃうとヒトツ鬼が消えちゃうって…!!本当に大丈夫なの!?」
「…きっと大丈夫…信じようよ!!タロウさんを!!」
(まさかこのスピードについてこれるとはな…)
「だったらこれだぁ!!ビュンビュンビュンビュンビュンビュン!!」
「け、剣を振り回して…た、竜巻を引き起こしてる!?そんな事出来るんだ!?」
「竜巻の中に閉じ込めて、捉える事が出来たみたいですね!!」
《パァーリィータァーイム!!》
《ドン!ロボタロウ~!》
《ヘイッ!カモーン!》
「真・狂瀾怒桃…ブラストパーティー!!」
《いよぉ~ッ!ドンブラコ~!》
「す、凄いデカイ桃型のエネルギー弾です!!通常の銃撃必殺技を強化した感じなのでしょうか…?」
『グガウ"ウ"ッ!!!』
「すごい爆発…これなら…!!ってまだ立てるの!?」
『グッ…ガァ"ァ"ァ"ァ"ァ"…!!』
「でも動きは遅くなっているわ、これなら間に合いそうね…あら?」
「みなさーん!!」
「せっつー!!それとドンブラザーズの皆!?」
ドンゼンカイオーに乗ったままこっちの方に皆が来てる!!
「竜巻のおかげで見つけやすかったです!!」
「また会えて良かったわ!!皆!!ヒトツ鬼は倒せたのかしら?」
「まだ、だけど…もう少しみたい」
6人とも元気そうに降りてきてくれて良かった…隕石との戦いでボロボロになってないか不安だったから…心配したんだよ?せつ菜ちゃん、ランジュちゃん
「タロウ!!私達であの巨大隕石壊せたよ!!」
「お前抜きででかい事をやったのは初めてかもな」
「かなり疲れましたよ…さっきまで気絶してましたし…」
「私の知恵と彼女達のおかげで君抜きでもやってみせた…君的には私達がやったことは何点だ?」
「………」
…真剣に考えているのかな?少し黙って猿原さん達の事見てる…
「…50点だ」
「少なッ!?」「少ない!?」「少ねぇ!!」
「い、いやいや評価される為に僕達戦っている訳じゃないですけど、高い方が嬉しいというか」
「ガタガタうるさいぞお供達!!お前たち4人がやったのは後始末だ!!大半を壊したのは優木せつ菜と鐘嵐珠の2人だろう!!」
「そ、それはそうだけどその後始末結構考えて工夫したんだよっ!!せめて60点代とか」
「はるか、これ以上言ってもタロウには無駄な事は既に知っているだろう、諦めよう」
「相変わらず厳しいなお前は」
「分かっているじゃないか、猿原、今はアイツにトドメを刺すことを考えろ、お供達!!必殺奥義だ!!(…俺としては褒めたつもりではあったんだがな)」
《ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!!》
…え?いつの間に普通の姿に戻ったタロウさんが剣のギアを回すと…足元に波が出てきたんだけど!?どういう事なの!?ってやぐらが地面から現れたんだけどぉ!?
「あ、あれは…!!見れるんですね!!必殺奥義!!」
「そうですねせつ菜さん、私も楽しみです!!」
「何か楽しそうな技が来そう…愛さんも楽しみ!!」
「こ、これ回すの久しぶり…!!」
「背の高い僕への配慮してくれないの、なれちゃいましたね、もう」
「融通きかないよなこのやぐら、俺への配慮もしてくれねぇし」
「このやぐらはタロウ以外使わないはずなのに、何故お供達それぞれの背の高さを考えないのか…は私にも分からないな」
《モーモタロ斬♪モモタロ斬♪モーモタロ斬♪モモタロ斬♪》
「桃代無敵…アバター乱舞!!」
4人がそれぞれ銃撃した後に…タロウさんが乱れ切りする技なんだ…!!これが所謂協力技なんだね
《必殺奥義!モモ·タロ·斬!!》
『ヴッ"!!ガァ"!!ゴブゥ"!!ガア"ア"ッ…ヴガァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ッ"!!』
「「「「「ドン!ドン!ドンブラザーズ!!」」」」」
「こ、今度こそ決まったんじゃない…?」
「私もそう思います…というよりこれで決まらなかったらタフすぎますよ…いや、現時点でタフなのではと思ってはいますが…」
「…大丈夫みたい、煙が晴れたけど、炎しか燃え盛っていないわ」
「え?じゃあヨシちゃんは何処へ行ったのでしょうか?」
「…まさかこのパターンは」
…せつ菜ちゃんどうしたの?…な、何か三角の線が炎を囲んでる!?
《蟾ィ螟(讖溽阜謌ヲ髫)ァ蛹》
「紫の炎を巻き上げて…消えた!?せっつーどういう事!?」
「ま、まさか…ヒトツ鬼ングになってしまいましたか!?」
「そのようだな」
「…あれ?周りの体育館の瓦礫が…急に空中に弾け飛んでこっちに来てる!?」
あ、当たっちゃう…!!
「危ないっ!!」
…すぐにはるかさん達が棍棒や翼でガードしてくれて助かったけど、怖かったよぉ…!!
「大丈夫ですか!?」
「は、はい!!」
「それなら良かったです…ヒトツ鬼ングは今別世界で暴れています、その暴れた影響は今のようにこの世界にも及ぼしてしまうんです、それを僕達が早く倒さなければ、この世界は滅茶苦茶になってしまいます」
「何それ、めっちゃヤバいじゃん!!」
「お供達、久しぶりの合体だ!!」
《よっ、世界一!!》《よっ、ムッキムキ!!》《よっ、鬼に金棒!!》《よっ、ワンダフル!!》《よっ、トリッキー》
《いよぉ~っ!ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!大合体!》
全員がロボみたいになって…!?
《大合体!大合体!》
「久しぶりにも程があるよな、この合体」「最後に合体したのいつだっけ?」
《大合体!大合体!》
「確かソノイ達がドンブラザーズの仲間になった時だったかな?」
《大合体!大合体!》
「いつになっても僕は肩以外にはなれそうにないですね、まぁ別にいいんですけど」
《完成!ドン!オニタイジン~!!》
「いざ!出陣~!」
《よっ!銀河一!!》
が、合体して一体のロボットになっちゃった!?
「か、かっこいいですうううううう!!!!!」
「せ、せつ菜ちゃん声大きすぎだよぉ!?」
「よっぽど好きなのね、戦隊ロボが、だからガンダムも好きなのかしら?」
「せつ菜ガンダムも好きなの!?アタシ初めて知ったわ!!」
「前に買い物に付き合ってもらった時に知ったのよ」
「せつ菜、ランジュ、巨大隕石の破壊に貢献した褒美だ、ドンゼンカイオーに乗ってレイヤーへの門を共に通れ、ドンオニタイジンの戦いを見せてやる」
「い、良いんですか!?」
「ただし、あくまでも見るだけだ、戦いに参加はするな」
「な、何でよ!?2対1の方が倒しやすいんじゃ」
「隕石の破壊は戦いとは言わない、単純な流れを断ち切るだけだからな、戦いとは相手の動きも常に変化する、それを見きって攻撃するのが戦いに必要な事だ、ランジュ、貴様には戦いがどんなものなのかをしっかり見る事が必要だ、だから参戦するな、参戦した場合、その操縦権は没収させてもらう」
「わ、分かったわよぅ…」
「もう1つ、お前達2人以外は乗ってくるな、本来多人数でそれに乗る事は想定していないからな…お供達、行くぞ!!」
そう言って…ドンオニタイジンだよね?はゲートを通っていきました…
「歩夢さん達、行ってきます!!」
「気をつけてね2人とも!!」
「大丈夫よ、あくまでも見るだけだから!!…皆は出来る限りこの場から離れた方がいいかもしれないわ、さっきのようにヒトツ鬼ングの異世界での暴走の影響に巻き込まれるかもしれないから」
「うん!!」「はい!」「ええ」
そう言って2人を載せたドンゼンカイオーも入っていきました…
「…本当に良かった!!また後で合流しようね〜!!」
「愛ちゃん誰と電話してたの?」
「ミアちとだよ!!合唱部の行方不明になった3人とも無事に戻ってきたみたい!!」
「良かったわね、あのヒトツ鬼の状態が倒された事でヒトツ鬼の能力で星にされていたのも解除されたという事なのかしら?」
「その3人にもヨシさんはしっかり謝って欲しいですね…」
「うん…」
『ゼンカァァァァイ……!!!!!!!』
…あ、あれが今回のヒトツ鬼ング…ってえっ?
顔の側面にあるギア
両腕と両脚の色
そして今の叫び
まさかあれのモチーフって
ゼンリョクゼンカイオーですよね!?となると名前は機界鬼ング!?
…何故…何故Liella!モチーフのヒトツ鬼からゼンカイジャーモチーフのヒトツ鬼ングになるのですか!?
「いざ、尋常に、勝負勝負〜!!」
取り出したのはキジンソードです!!大きく振りかぶったその2つの剣を…機界鬼ングは左手にある赤、黄色、ピンク、青、白が歪に混じった長剣で受け止めて…右手に現れたのは…!!
『バヴァヴァヴァヴァァァァン!!!!!!』
「ガトリング!?」
「お、おい!!はるか急に凄い勢いで走り出すな!!合わせるのキツイんだからなッ!!」
「ご、ごめん!!あの時トラウマになってるの!!」
…きっとタロウさんが機界鬼にやられた時の事ですよね…私も気持ちは分かります…
赤い光弾を放ち続けている銃は、紫と白が混じった色をしているリアルで生物的な見た目をしている鳥がガトリング状の先端に括り付けられていて…そしてその銃身には無表情の赤い仮面が小さいのが44個、大きいのが1番後ろに1個、大きくて白いのが一番前にあって…それが白と紫の線で囲まれていて…更に持ち手のすぐ上には歪な形をしているギアが複数重なってます…絶対回せないですよね…あの形じゃ…
やはりゼンリョクゼンカイキャノンを模した銃のようですね…ですが…その見た目怖すぎます…!!栞子さんやミアさん、侑さんやエマさんがもし見たら震え止まらなくなるのではと思えるぐらいですよ…!!
その赤い顔が1つ消えると同時に1つ光弾が放たれているようです…あ、撃ち切ったと同時に大きい赤い顔を手で押すとリロードされました…何でしょうか、ゼンリョクゼンカイキャノンもゼンリョクゼンカイフィナーレバスターで同じような事をやっているのに悪趣味すぎる…!!
アナザーライダーもそうですが本当にヒーローへの皮肉は必ず悪趣味になる運命なのでしょうか…!!
「凄い勢いで撃ってきてる!!」
「回避してばかりじゃ攻撃はできないな」
「ならば全て切り落として突き進むのみだ!!」
光弾をキジンソードで切り落とし続けながら接近…!!更に片方の剣を投げ飛ばして右手のガトリングを弾き飛ばして!!もう1個の剣で…
「そらそらぁ!!」
機界鬼ングをぶった斬りました!!
吹き飛んだ機界鬼ングを追撃しようとした瞬間…!!右手に再びガトリングを具現化して…機界鬼ングは!!
『ヴァギュゥゥゥン!!!!!!ドグォォォン!!!!!!』
…嘘でしょう!?
「…お、多すぎますって〜!!」
「まさかヒトツ鬼ングとの戦いで数の差が大きい戦いをする事になるなんて〜!!」
「良い経験にはなりそうだ」
銃から飛び出した赤と青と黄色とピンクのギアのエネルギー体がそれぞれ赤い恐竜、青い廃車、黄色いライオン、ピンクのドラゴン、それらが禍々しく、黒も混じった怪物に変化しました…しかもかなり多くの数です…!!
…おかしいですね、ヒトツ鬼ングってこんなに強かった記憶が無いのですが…
まず、青い廃車達が最速のスピードでブルンブルンと突っ込んできました!!すぐにキジンソードで順番に斬ろうとしますが
「!?」
何とガキンと言う音を響かせながら弾かれてしまいました!!余程硬かったのでしょうか!?
…いや待ってください、ゼンリョクゼンカイオーにそんな力ありましたっけ?
「ぐっ!!」
そう考えている間に一瞬怯んだ轢かれてしまったようです…がそこは上手く轢かれた勢いに身を任せて後ろへ逃げてそこに飛びかかっていた黄色いライオンは回避出来たようです…が、このせいでかなり大きな距離を開かれてしまいました…どうするんですかタロウさん!?向こうはピンクのドラゴン達が火炎放射を吐こうとして力を貯めてますし、ガトリング砲からの銃撃も皆さんを狙っていますよ!?
「ねぇ、せつ菜、本当にアタシ達も助けに行かなくて良いのかしら?もう戦い方は大分学べたわ!!」
「…まだ信じましょう、タロウさんならきっと…大丈夫なはずなんです、何か言われたらすぐ向かいましょう!!」
「…やはりヒトツ鬼ングも強化されているようだな」
「どうするんだよ、このままじゃ一方的にやられるぞ!!」
「タロウ、極にならないの!?極になれば私達一気に有利になれるんじゃ…!!」
「なれたら楽だが、オミコシフェニックスがここに来ないに決まってるだろう、この世界は俺達がいつもいる世界と違う」
「そーだった!!」
「となると…どうするべきか…私でも思いつかないな…」
「…でしたら!!空から攻撃しませんか!?空からなら動きに幅が出来て、避けながら接近も出来ますし、少なくともあのピンクのドラゴン以外は僕達に近づきにくくなるはずです!!」
「…良いだろう雉野、お前の考えにのってやる!!」
「空からの攻撃は俺が嫌だ!!」
「アンタまだ高い所慣れてないの!?ずっと戦ってきたじゃん!!」
「う、うるせぇ!!」
「我慢しろ犬塚、お前が高い所を克服する努力を怠ったから悪い、空から攻めるぞ!!」
タロウさん達は翼で飛んで銃撃をよけながら接近し始めました!!ですが容赦なく火炎放射が迫って来てますし…それもどうにか避けていますが、黄色いライオンは高いジャンプ力を活かして雄叫びをガオガオあげながら高くジャンプして来ました!!
「こんな高くまでついてくんなー!!オニキック!!」
オニキックでドラゴンやライオンを地面に落としながら段々と近くに来ました…!!後は真上まで来たらそこから一気に…ってえええ!?
「遂に真上だ!!…かなり、かなーり上に来たから下の様子全く見えないけど」
「このまま上空から一気に攻める、向かってくる恐竜とかは全部勢いに任せて斬り伏せながら奴にトドメを」
「皆さぁぁぁぁぁんっ!!マズイです!!そのまま突っ込まないでください!!凄いのが来まぁぁぁぁぁす!!」
「今の声…せつ菜さんでは?」
「凄いのが来る…か、これは一気に突っ込んだらそれの餌食になると言いたいのかもしれないな、タロウ、どうする?」
「…かまわん、突っ込むぞ、但し警戒はしておく」
「そ、それだけで良いの!?」
もっと用心してもいい気がする…でもタロウはこういう時引くような事はしない人だもんね…
背中の翼をキジンソードに戻して…どこからか落ちてくるいつもの桃をぶっ刺して…それらをピンク色のエネルギーに変化させて刀に纏わせてる…マジで突っ込む気だねタロウ…現在進行形で翼がないから落ちっぱなしだし…仕方ないっ!!せつ菜ちゃんには悪いけどこのまま突っ込むしかないね!!
…落下して1分経つけど…あれぇ…?
「何で何も妨害がないんだろう…」
「無さすぎて怖いんですけど…」
「…タロウ、私は嫌な予感が……!?…っ!!」
…うわぁ…やっぱり忠告はしっかり聞いておくべきだったよね…
まさか怪物達の全てが肉体からガトリング砲の形をしたエネルギーを具現化させていて、ヒトツ鬼ングもガトリング砲に凄いエネルギーを貯めていて…それらが全部真上…こっちに向けられているなんて思わないじゃん…!!
「…問題ない迎えうt」
「いや無理無理無理でしょぉぉぉ!?」
「タロウ!!悪い事は言わない、早く剣を翼に戻してひな」
『ドゥワァァイジュエンクァァァァァイ!!!!』
うわぁあああああ!!一斉に撃ってきたああああ!!
「フンッ!!」
光弾…いや、最早全ての光弾が混ざった結果5色の破壊光線と化した物に剣をぶつけた…けど…
「ぐ…!!お、思っていたより…やるな…!!」
…ダメそう
「負けて…たまるかぁぁぁぁ!!」
おっ、押し返した!!このままの勢いで
「…………………」
…ちょ、えっ、何で黙ってるの、もっと進めるんだよね?…問題ないんだよね?……え?た、タロウさん?
「………………分離だァ!!」
「やっぱり無理なんかいぃぃぃぃぃ!!」
もー!!これで光線は避けれるけど…再び合体しなくちゃ必殺技出来ないんだよね!?至近距離でそんな余裕あるの!?…ってえ?
『ゼンカァァァァイ!!!!』
「うおおおおお!?」「えええええ!?」「ぎゃあああああ!!」「中々の勢いだなこれは…」
ぎゃああああああ!!竜巻まで起こせるのぉぉぉ!?
「いやなんで竜巻起こせるんですか!?」
「せつ菜?誰に言ってるのよ?」
「ご、ごめんなさい、つい心の中で思っていた事を言ってしまいました!!」
本当にどうなっているのでしょうか?ゼンリョクゼンカイオーモチーフなのは明らかなはずなのに…
後やはり私の警告、聞いてくれなかったですね…まぁタロウさんの性格を考えると薄々そんな気はしていましたが…大丈夫なのでしょうか?分離している状態で全員竜巻に巻き込まれたせいで5体とも滅茶苦茶に移動してしまっていますが…しかも竜巻を動かされて再び距離を取らされてしまいました…
「お供達…再合体d」
「こんなにグルグル回ってる状況で出来るかぁぁぁぁぁ!!」
「無理に決まってるだろぉぉぉぉぉ!!」
「助けてくださぁぁぁい!!」
…本当に何もサポートしなくていいのでしょうか…?って何か右手から撃ってきました!!…光弾…いや…あれは…
「熱ッ!!な、何か熱くてネチョネチョするやつぶつかったんだけど!?」
「な、何ですかこのピンク色のネチョネチョ!?」
…たこ焼きですね、ピンク色の
「…せつ菜?何唖然としているの!?どうしたのかしら!?」
「…そういえば思い出しました…ゼンカイジャーの35.5話でトジテンドを裏切りゼンカイジャー唯一の味方怪人になったタコヤキワルドがいたのを…それと合体したゼンリョクゼンカイタコヤキオーがオコノミヤキワルドを倒したシーンは胸熱でs」
「ちょっとせつ菜!?貴女も目がグルグルしちゃってるわよ!?正気になりなさい!!」
「…ハッ!!私とした事が…ごめんなさい!!あまりの衝撃に自分を見失っていました!!」
…私とした事が、何を言っていたのでしょうか…何故存在しない記憶を見ていたのでしょうか…でもやっぱり思ってしまいます、たこ焼きってゼンリョクゼンカイオーに全く関係ないですよね!?全く関係ないとは言いませんが…食べていた話見ましたし…どうなってるんですかあのヒトツ鬼ングは!?本当に機界鬼ングなんですか!?
…もしかしてヒトツ鬼の時の影響があるのでしょうか…
「フンッ!!」
あ、タロウさんが竜巻を斬り伏せて…どうにか解放されたようです…ですがたこ焼きが引っ付いて困っていますね…タロウさん以外は
「ランジュさん」
「何かしら?」
「少しだけ手伝いましょう、戦闘には参加しなくても手伝える事があります」
「どう手伝うのよ?」
「たこ焼きを凍らせて取り除きやすくするんです」
「え、冷却技なんてあったの!?」
「見てて下さい!!ドンレッグバスター、冷凍弾バージョン!!」
たこ焼きだけを凍らせます!!これで!!
「あ、簡単に取れた」
「本当だ…ありがとうございます!!」
「本当に熱かったぜ…」
良かったです…ですがどうしましょう…戦況は全く変わっていません、こちらが劣勢のまま…
先程の真上からの攻撃ももう無理そうです…上にもびっしりドラゴンが飛んでますもん…
「どうしよう…!!このままじゃ私達…教授?さっきからずっと無言だけどどうしたの!?」
「…タロウ、私の知恵を聞いてくれないか?中々良い考えが浮かんだんだが」
「ほう、言ってみろ」
「君達2人にも手伝ってもらうかもしれない、聞いてくれ…タロウ、これくらいなら手伝ってもらってもいいだろう?」
「ほ、本当ですか!?」
話し中…
「…どうかな?」
「…乗ってやる、但し、せつ菜達は最後の時だけだ、さっきした約束を変えるつもりはないからな」
「…分かりました!!」
「お、おい、またアレが来るぞ!!」
『ドゥワァァイジュエンクァァァァァイ!!!!』
「僕達が会話している間に力を貯めていたようですね、ここは僕達に任せてください!!はるかさん、ミサイルお願いします!!」
「うん!!トゲトゲミサイル〜!!」
「ありがとうございます!!僕もミサイル出します!!キジミサイル〜!!」
2つのミサイルが…ぶつかり合って…成程、煙幕ですか!!これで機界鬼ングは狙いが定まりません!!
「お前達、それぞれ役目を果たせ…散!!」
迫り来る怪物達の右側を任されたのは…私達!!
「オラアッ!!」
私の鬼つよパワーにかかれば、どんなに硬くても一撃なんだから!!
「よっしゃー!!」
「相変わらずのパワーだな…」
倒した黄色い怪物…良かった、倒した後も硬いし、爆発しない!!倒さないで集めるプランも考えていたらしいけどこれなら集めやすい!!
「犬塚さん回収して!!」
「任せろ!!」
ヨシ、まだまだ倒していこう!!
「猿原さん!!今です!!」
「真・暴れ猿パンチ!!」
雉野が引き起こした風の勢いに乗りながら決める渾身のパンチ技…2回目だが、やはり、これの方が多くの怪物を倒せている気がするな、先程考えた新技だが案外上手くいくものだ
「これで何体目だったかな?」
「40体目ですね」
「後20体は倒してから合流しよう、倒せば倒す程作戦が成功する可能性は上がるだろうからね」
「了解!!」
私達が任された左側の敵の打倒…出来る限り多くこなしてみせた方がいいだろう、私の作戦が成功するには数が必要だ
「ハーッハッハッハッ!!お前達に、この俺が倒せるか!!」
やはりタロウさんは凄いです…!!向かってくる赤い恐竜のパワーをねじ伏せて、青い車達と黄色いライオンの突進を見抜いて回避しなから斬って、ピンクのドラゴンの炎はしっかり防御しながら、リボン攻撃も全て斬って、地面に落としてる…!!しかも先程怪物達の硬さを確認したはずなのにその硬さも全く通用していないようです!!タロウさんに同じ硬さによる防御は2度も通用しないという事ですね
そしてそれを機界鬼ングの銃撃を避けながらこなしています!!やはりタロウさんは色々と強いです…!!ですがそんなタロウさんでも接近が許されないとは…!!元ネタがゼンリョクゼンカイキャノンなだけあって本当に凄い数の怪物達を召喚してきますね…!!1番集まってくる中央だからというのもあるかもしれませんが
《秘技!!》
「心桃滅却……アバター光刃!!」
『気合!異才!居合斬!!》
今ので20体は倒せたのでは…?流石です!!
「タロウさん!!50体ぐらい…いいえ、70体ぐらい倒してきました!!」
「私達もそれぐらい!!」
「…お前達、分かっているじゃないか、ノルマはあくまでも最低限だ、それを超えて来た方が多くの人達は喜ぶ」
(そう言うと思った…やっぱり長い付き合いって大事だわ)
「但し、俺は既に100体倒している、70体で満足はするな」
「本当にお前は強いな…まぁいい、で、1箇所に集めるのか?」
「その通り、雉野と犬塚は機界鬼ングの近くを動き回って光線のチャージを阻止してくれ、私達は1箇所に倒した怪物達を集めよう、せつ菜達も手伝ってくれ」
「はい!!」「分かったわ!!」
ふぅ、集め終わりましたね!!後は雉野さん達を呼び戻せばいいのですが…何故かはるかさんから私が呼ぶ事を頼まれたのです、タロウさんがリーダーとして呼び戻すべきでは…と思いましたが、期待されたからには、応えてみせます!!とびっきり大きな声で!!
「雉野さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!犬塚さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!集め終わりましたよぉぉぉぉぉ!!!!!」
「あいかわらず声が大きいわね、せつ菜、そんなせつ菜が好きよっ!!」
(せつ菜ちゃん、私達の世界で多くの人にクソデカボイスとか言われたけど、間違ってなかったわ)
(声の大きさでは俺以上かもな、はるかの言う通り、任せてよかったかもしれん)
「…戻ってきませんね、もう一度言いましょうか?」
「大丈夫だ、まず間違いなく聞こえているだろうし、俺のお供達は簡単にやられるほどやわでは無い…」
「あっ、来た!!」
「ゼェ…!!ゼェ…!!つっかれたぁ…!!」
「ハァ…!!ハァ…!!銃撃の回避って思ったより疲れるんだな…襲ってくる怪物達の回避もしていたからキツいってもんじゃなかった…」
「ご苦労だったな、お供達、再合体だ!!」
…疲れている2人の事をもう少し気遣うべきではとは思いますが…これくらいあっさりしているのもタロウさんらしさを感じますね、お供の皆さんも特に何か言わないですし、これでいいのでしょう
それはともかく再合体は短縮でしたね、時間が無いから仕方がないですが、そして構えるのはドンばいです!!私達も背後でドンオニタイジンを支えます!!
「全力で飛ばすぞ!!覚悟はいいな!?」
「うむ」「うん!!」「おう」「はい!!」
「全力全開で支えます!!」「無問題ラ!!」
「はぁぁぁぁぁ…ふっとべェェェェ!!」
全力全開でドンばいを振るって凄まじい強さの突風を引き起こし…凄い数の倒した怪物達がデカイ弾丸のように吹き飛ばします!!機界鬼ングへ向かって!!その道中にいる怪物も突風に巻き込みながら、あるいは飛んでくる怪物に巻き込まれて消えていきます!!
『バ、バァンッ!?』
「道は開けたしヒトツ鬼ングもぶつかって怯んでる!!怪物達の硬さも良い感じに効いたみたい!!…行くよ犬塚さん!!」
「仕方ねぇか…分かったよ、一気にいくぜ!!」
両足に力を入れての全力疾走です!!犬塚さんは疲れている中お疲れ様です…もし機界鬼ングに怪物が当たらなかったら私達がライダーキックして押し出す事で更に加速する予定でしたが、そうなったら場合、大好きなヒーローを足蹴にしてしまう事にもなっていたので、出来る限りしたくなかったのでそうならなくて良かったです!!
これで一気に近づいて…
「これで…とどめだ!」
一気にトドメみたいです!!
「一騎桃千…」
「「「「「ドンブラパラダイス!!」」」」」
《必殺奥義!ロボ·タロ·斬!!》
やっぱり背景も綺麗ですし、カッコイイです〜!!
『セカイィィィジュエンクァァァァァイィィイィィ、ウォールウォッケィィィィィイイイイイ!!』
ド派手に爆発しました…!!巨大戦しか見れませんよ!!こんな爆発…!!
「鬼退治、あっ、完了~!!」
「「「「「大勝利!えい!えい!おー!!」」」」」
《めでたしめでたし~!》…です!!
…あ、機界鬼ングが倒された事で、私達全員元の場所に転送されたみたいですね!!
「…あ、河崎ヨシさん!!」
機界鬼ングが現れた場所でヨシさんが倒れていました…気絶しているだけで命に別状はなさそうです!!それを確認した皆さんは変身を解除しました
「良かったわ〜、あの子を助ける事が出来て〜!!」
「つっかれたーーー!!」
「かなり長い時間戦ったな、俺達」
「今後のヒトツ鬼もこんな感じなのでしょうか…」
「覚悟はしておいた方が良いかもしれないな」
「俺はあれくらいの強さでいいと思っている…お前達のいい修行になるだろうからな」
「…皆さん、コレ見てください!!」
そう言って私が皆さんにみせたのは、ヨシさんの近くに落ちていた…ゼンカイザーアバタロウギアです…
「これは…ゼンカイザーのアバタロウギアか…コイツらと同じ絵だな」
そう言ってタロウさんが取り出したのは…2枚のアバタロウギアでした、どちら共ゼンカイザーの顔が映ってました
「こっちははるかがオニシスターになる前からマスターが持っていたヤツ、こっちはつい最近手に入れたやつだ」
見た目の違いは無いですね…最近手に入れたというのは…あの忍者おじさんと呼ばれている時の件ですね
…個人的には最早王様おじさんが正しいのではと思っていますが、あの人王様鬼に何度も何度ももなっているんですよね?ずっと忍者の姿をしているのに
「つまり、アバタロウギアは被る事は有り得るという事だ」
「…そのせいでギアの数が増えすぎる事もあるんだよね…赤いクワガタのアバタロウギア、何枚持ってるか教えてあげよっか?」
「け、結構です…」
…はるかさん、その苦笑いから見るに…ウンザリするほど戦ったんでしょうね、あのおじさんと…
「…ですが流石にあの忍者おじさんの最近なったヒトツ鬼と姿は変わりすぎてる気がしますが…どういう事なんでしょう?」
「そうだよねぇ、あのヒトツ鬼の容姿は澁谷かのんという女の子そっくりだもん」
「澁谷かのん?誰だそれは」
「スクールアイドルの1人でLiella!のリーダーの少女だよ」
「スクールアイドル?何で君は知っているんだ?」
「私が初恋ヒーロー描いていた時に、青春に関係する物語を描こうと思って学生がメインの物語沢山みまくったんだけど…その中にラブライブ!シリーズがあったんだよね、まぁ途中で私が描きたいって思ったのは恋愛系だなって思ったから触りしかラブライブ!シリーズは知らないけど、けど主人公とかその仲間は少なくとも名前と大まかな性格は知ってるよ、後ラブライブ!シリーズで有名になった事とかもね!!」
そ、そうだったのですが…となるともしかして
「つ、つまり私の事も大まかには知っているって事ですか!?」
「うん!!だから貴女の声が大きいのも知ってたから…雉野達を呼ぶように頼んだの」
「そ、そうだったんですか…何か自分の事を知られているって照れくさいです…」
「アタシの事も知ってたのかしら?」
「勿論、Eutopia、凄いMVだったの覚えてる!!再生回数も結構多かったし!!(アンタはある種有名だったから強く記憶には残ってたけど…この事は言わなくていいよね?この世界のランジュちゃんには関係ないし…でもハイスペックだったのはどの世界でも共通だったのかも…)」
「きゃあっ!!私のスクールアイドルとしての姿、褒めてくれて嬉しいわ!!」
「…いい加減話を戻したらどうだ?」
「そ、そうだった!!ごめんねタロウ!!…とにかく、同じアバタロウギアが手に入ると言うには私も姿が違いすぎるって思う…ん?」
…ゼンカイザーの絵柄がボロボロになって…剥がれちゃいました!?…そして現れたのは…
「Liella!のロゴです!!…何故か白黒ですけど」
「ギアの色も赤からオレンジになってる!!…オレンジ?もしかして高坂穂乃果ちゃんや高海千歌ちゃん由来の色なのかな?」
「となるとやはりそれはそのスクールアイドルグループのヒトツ鬼だったという事か?」
「そうかもしれません、ただ、ヒトツ鬼ングの時の姿はゼンカイザーが使用している巨大ロボに似ていました、つまり2つの力を持ったヒトツ鬼だったというのが正解だと私は思います」
「同時に2つの力を持つヒトツ鬼か…厄介かもなソイツは」
(…このギア、僕達は使えるのでしょうか?)
「…あ、電話来ました…侑さんから!!もしもし…」
『せつ菜ちゃん!!電話が通じたという事は…ヨシさんを元に戻せたんだね!!良かった!!』
「は、はい、何とか…それで、どうしたんですか?」
『LTubeの虹ヶ咲チャンネルで特別な配信を今からするから見てもらいたくて連絡したの!!』
「そうですか…って、直接見に行ってはいけないんですか!?」
『ちょっと急な配信の都合で会場の変更が必要になった結果遠くなっちゃって…時間もそう取れなくて、もう間もなく始めなくちゃいけないから、ドンブラザーズの皆さんと2人に最初から最後まで見てもらうには皆と同じ動画配信を見てもらうしかなくて…本当にごめん…』
「そ、そんな辛そうな声出さないでください…わ、分かりました…ではLtubeで見ますね(ロボを使えば間に合うのでは…とか言ったらそんな事に使うなとタロウさんに怒られますよね…ただ、私にとっても好都合ではありますが)」
『楽しみにしててね!!』
プツッ
「どうしたの、せつ菜?」
「Ltubeの虹ヶ咲チャンネルを見て欲しいそうです、ランジュさん携帯借りていいですか?」
「アタシの?別にいいけど…」
「ありがとうございます!!」
「Ltube?何だそれは?」
「もしかして私達の世界におけるYouTube…つまり動画配信サイトかな?」
「はい、様々なスクールアイドルも利用していまして、配信とか様々な事に使う事が出来ます、以前第2回スクールアイドルフェスティバルの時もPVを配信したサイトでもあります」
「へぇ〜…あ、配信始まりましたよ…『アンコールゲリラライブbyQU4RTZ』…どういう事です?」
『こんにちは!!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の高咲侑です!!私達虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は今日、QU4RTZのゲリラライブを開催してたんだけど…ニュースになっていたように、巨大隕石のせいで、ゲリラライブは突然の終わりを迎えるしか無くて…ライブをやっていた私達も、ライブを見ていてくれた人達もきっと望んでいない終わり方になっちゃった…だから!!そんな終わり方を、皆笑顔になれる終わり方に塗り替える為に!!アンコールライブを開きたいと思います!!さっきまで配信を見てくれていた人達も、配信を今から見てくれる人達も、ゲリラライブを会場で見てくれていた人達も…そして、巨大隕石という絶望を覆してくれた人たちも!!楽しんでくれると嬉しいな!!』
「ゲリラライブ…お前達の考えたアイディアの1つか」
「…ただライブ開いてただけじゃないのか?どういうアイディアなんだ?」
「私達の考えた作戦の1つにライブを利用して、近くの人達の視線を集める事で、戦っている皆さんが誰かに注目されないようにするというものを立てていたんです、その為にQU4RTZの皆さんにはゲリラライブをして貰ったんです…ってタロウさん説明していなかったんですか!?」
「お前に出すクイズの時間があって説明する時間がなかったからな」
「成程、通りで戦っている私達の周りに人が誰も寄ってこなかったわけだ」
「俺達の世界ならともかく、この世界にドンブラザーズの戦いの事が大勢の人に知られたら面倒が起きるかもしれねぇな」
「本当に総動員で私達の事しっかり考えた上で手伝ってくれてたなぁ…ありがとね!!(もしあの子達か望むなら…今後も手伝ってもらうのもありかも?)」
…そこまで感謝して貰えるとは…色々考えて、頑張って良かったと思います…嬉しいです!!…皆さん、それぞれファーストライブの時のソロの曲を着ていますね…どのような曲を歌うのかは聞かされていないので、とても楽しみですが…私はやるべき事をしなければ
「それでは、聞いてください!!〖4SEASONS〗!!」
君と一緒に見てみたい
どんな景色だって
365通りの
ドラマみたいだね
ぽかぽかサクラ香る
サンサン太陽と弾ける水しぶき
赤黄色のお山
雪とイルミネーション
巡り逢い巡る時間(タイム)
巡る季節ほら
果てしなく続いていくよ
止まらない止まれない
止まりたくないな
Wemakethefuture描きかけのストーリー
涙のときだって
助走になる
楽しいウキウキ喜び纏って
思い出輝き増す4SEASONS
「…優しい声だな」
「これが4人の力…!!良いですね、こういう癒される歌も…」
「私はロックンロールみたいなクールでアゲアゲな曲が好きだけど…こういう曲もたまにはいいのかも」
「ここで一句、四季めぐるいずれの色もここよりけり」
「60点だ」
(タロウの割には結構高くない!?)
『ありがとうございました!!そして申し訳ないですが、次の曲が最後になります!!』
「なによう!?もう終わっちゃうの!?」
「ライブする場所を当日借りるのって普通かなり難しいんです、片付けとかを考えると精々数分が限界だったのかもしれませんね…」
『次の曲は『Sing&Smile!!』なのですが…ここでサプライズゲスト、登場です!!』
「「サプライズゲスト?」」
『こんにちは!!虹ヶ咲学園、合唱部の新芝滝奈です!!』
…滝奈さん!?どういう事ですか!?私聞いていませんよ!?
『滝奈ちゃんは…QU4RTZの大ファンなんだよね?』
『うんっ!!あの4人の調和の取れた歌、可愛らしさ、私の大好きな合唱に似ているハーモニーを感じ取れて好きなんだYO!!』
『そう言ってくれてとっても嬉しみが深くて草だよ〜♪』
『彼方ちゃん照れちゃうんだぜ〜』
『今日はそんな滝奈ちゃんと一緒に、5人で『Sing&Smile!!』を歌う事になりました!!』
『し、正直かすみん達も最初は不安に思いましたが…皆さん安心してくださいっ!!滝奈先輩は私達のファンだったので、歌詞や歌い方もしっかり勉強していたみたいで…試しに歌ったのを聴いたんだけど…バッチリでしたよっ!!』
『た、ただ、踊りとか、それぞれの配置の調整は今日中にやるのは難しかったから、今日は合唱という形になっちゃうけど…聴いてくれたら、私、嬉しい』
『…今日、私は大好きなスクールアイドル達と一緒に、大好きな歌を、心を込めて歌います、この歌を、今日この配信を見てくれている人達に…合唱部の他の人達に…Oriestarの皆に…私の大切な幼馴染に…届けるよっ!!』
…大切な幼馴染?
『『『『『それでは聞いてください、〖Sing&Smile!!〗』』』』』』
帰り道 いつも通り歩いてた
見慣れた街だって 君となら
まるで違う景色になる
みんなが皆 同じじゃなくてもいいんだ
それぞれの色が 混ざりあう
素晴らしい明日を作ろうよ
もっと(どこまでもfly away)
もっと ありのまま叫ぼう
大丈夫 どんな時でも
一人じゃない みんながいる
響かせて ハーモニー
夢の世界へ(いつだって)
つれてくよ(つれてって)
心から 笑ってみてねえほら
君が笑うだけでchance!
輝き始めた story
手をつなぐ(いつだって)
瞬間も(つれてって)
離さないで 描いた未来を
紡ぎ出すこの歌で
伝えていこう happy smile
滝奈がセンターで奏でられる5人での歌…五重奏、それぞれの色が、歌が、綺麗に混ざりあってて、素晴らしい歌になっていて…優しく、私達を包み込んでくれている気がするわ
…あら、河崎ヨシ…起きていたのね……え?
起きていた事にも少し驚いたけど…それよりも…
何で…歌を聴いている時のヨシの表情が…純粋な子供みたいな笑顔になっているのかしら…?
『以上で、今日のアルコールライブは終了です!!』
『『『『『ありがとうございました!!』』』』』
…皆さんの歌、最高だったわっ!!
「…とりあえず一件落着という感じかな?」
「確かにヒトツ鬼の件は一件落着だ、だが俺達は元の世界に戻れてはいない」
「完全に一件落着には程遠いって事かぁ…長くなりそう……」
「俺は別にいいんだけどな、…雉野や桃井、はるかは不味いだろ…仕事どうするつもりだ?」
「「「………マスターにどうにかしてもらうしかないな(もらおうかな)(もらうしかないですね)」」」
「マスターってそんなに何でもありなんですか?……いや、確かに色々と謎の方ではありましたが…」
「3人共、こういう時こそのキビポイントではないか?」
「キビポイント?」
「細かい説明は後でしますが、集めると何でも叶うというものです、リスクはありますが」
「へぇ〜凄いじゃん!!愛さんに少しだけ使わせて欲しい!!」
「…愛さん何をするの?」
「全く疲れない身体にして欲しい!!そうすれば勉強も運動も、部の手伝いも今よりもっとやれるじゃん!!」
「愛らしいわね」
「キビポイントを使うにはマスターとの接触が必要だし…それに、使う事が出来るのは戦士だけなんだよね、更に言うとしたらリスクを舐めない方が良いよ?骨折れるから」
「そ、そうなんだ…やっぱり止めとこうかなぁ…」
「…それで、ヨシさんに話は聞きましたか?」
「ああ、出来る限り聞かせてもらった」
お前達のライブが終わった後に、俺達は河崎ヨシが目を覚ましたのに気がついた
『オイ』
『…はっ…!!』
『貴様には幾つか聞きたい事がある、答えてもらうぞ?』
『…は?お前らに言う事なんて何m…』
『ヨシさん、自分の考えを打ち砕かれて、嫌な気分なのは分かります、ですがタロウさん達は貴女の事を考えて倒してくれたんですよ?その事について感謝した方が良いと思います…もし倒してくれなかったら、貴女はこの学校を…いえ、東京を滅ぼしていたかもしれないと言ったら信じますか?』
『…え!?………わ、私そんなつもりは…』
『本当です、貴女は恐らく何らかの致命的なダメージを受けて…暴走したんですよね?きっと…その結果、凄くでかい隕石を降らせていたんですよ…?東京一帯が滅びると言っても過言では無い大きさの(…かなり動揺していますね、流石に…)』
『そう言う事、何度も起きちゃいけないの、分かるよね?だから私達はなった原因を突き止めて、その原因に対処しなくちゃいけない、ヒーローとして、だから教えて!!(…あれ?音楽室での酷すぎる態度の事考えたらもう少し開き直ると思ってたんだけど意外と動揺しているな?)』
『…分かった…あれ…』
『どうしましたか?』
『…思い出せない…何か抜けてるみたい…』
『…記憶操作か、覚えている範囲でいい、出来る限り話せ』
『私は…元々しつこく加入を言ってくる4人にムカついていた…そして藤原秋良に熱い想いをぶつけられていた時、凄くムカついた…それから…少し記憶がない…そして気がついていたらあの力を手に入れていた』
(…熱い想いというのは杏子ちゃんが言ってた単独で強く想いを伝えようとした時の話だよね?つまり3人を星にしたのは力を手に入れてすぐのタイミングだったという事になる)
『その嘆願をされた場所は?』
『…ダイバーシティの東京テレポート駅ゲート』
『虹ヶ咲学園の付近ではあるが…これだけでは誰が君に接触したのかは絞れないな』
『少なくともこの虹ヶ咲学園の近くの場所にいたのは確かですね』
『な、何故誰かが接触した結果ヒトツ鬼になったと知っているのですか?ヒトツ鬼は自然発生のはずでは』
『ここまで手伝ってもらった礼だ、教えてやる、俺達がこの世界に行く直前、俺達は謎の男女と戦った』
『その男女はかつてヒトツ鬼になった人達から何かの因子を奪っているようでね…その奪った物を利用し、ヒトツ鬼に自ら変貌して、理性も残っているみたいなんだ、となると彼等なら理性の残っているヒトツ鬼に他の人を変貌させる事も容易い可能性は高いだろう』
『そのような方がいるとは…私も初めて知りました…』
『そしてソイツらは時間停止も使える、時間停止を使っている間、貴様にヒトツ鬼の力を与えたんだろう、そしてその事や会話の内容を倒された時に忘れるように細工をされていたと考えれば辻褄は合う』
『時間停止!?それは厄介な力ですね…って…他の4人は何故唖然としているのd』
『アンタ敵の能力に気づいていたんかぁぁぁぁい!?』
『な、何故あの会議の時に言わなかった!?』
『聞かれなかったからな、それに加えて言うとしたらお前達も自力で気づいて欲しかったという理由もある』
『本当にお前会話下手だな!!そういう事は真っ先にいえ!!』
『犬塚、お前には言われたくないな』
『というか何で気づけたんですか!?そう簡単に分かる能力じゃ』
『状況を聞いてある程度考えれば分かるだろう、そして何より俺だからな、それ以上の理由あるか?』
『…本当に天才というか…人としてぶっ飛んでるわ…アタシも自分に対して基本的に自信はある方だけど、この人は段違いみたいね…』
『そ、それが桃井タロウという存在なので…』
『…話を元に戻すぞ、もう1つ奴らが元凶だと思われる理由、それは、この世界に来たタイミングとアイツらが暗躍しているタイミングが同じというのは偶然にしては出来すぎていると思うからだ』
『確かに…スクールアイドルのヒトツ鬼という私達が観測出来る今までの話の中で確認出来なかった存在が現れたというのも偶然ではないかもしれません』
『お供達、これらの事実からこの世界のヒトツ鬼は人為的に生み出されたと仮定しながら話をしていく、分かったな?』
『うん』『はい』『うむ』『おう』
(…時間停止…力を与える…もしかして…思えばヒトツ鬼にしては澁谷かのんさんとしての要素が前面に現れすぎていたような…まるでアナザーライダーみたいに…で、ですがあのエフェクトやヒトツ鬼ングへの変貌はアナザーライダーではありえないはずです…どういう事なのでしょうか…)
『次だ、貴様が星にしたのは貴様の後輩達以外にはいるか?』
『い、いない…そもそも、ヒトツ鬼になったのはアクアシティの時が初めてだった』
『そうか、ヒトツ鬼の中には変貌前の状態でも能力を使える奴もいる、お前もその1人か』
『だから前の2人を星にした時も、傍から見れば急に消えたようにしか見えない、騒ぎにならなかったのも仕方がなかったということか』
『…最後だ、他に何か覚えている事はないか?』
『…ない、精々ヒトツ鬼として使った力や、戦った時の事ぐらい』
『つまり、私達ドンブラザーズの事や、暴走の仕方について教えたのはあの人達という可能性は高くなったのかな?だから覚えていないと考えれば筋は通るし』
『暴走の仕方?攻撃のせいで気絶して、意識を失って暴走したのはありえねぇのか?』
『それはないな、俺の渾身の必殺技をくらった時、ヒトツ鬼は倒れずに踏ん張っていた、つまり意識は失っていなかったと考えていいだろう、恐らく貴様は俺に追い込まれているのを感じ取り、最終手段をとったのだろう、それが東京を滅ぼす可能性がある事を知らずにな』
『………』
『ここでの話は終わりだ、次に貴様がやる事は分かるな?…貴様が星にした後輩達3人とその仲間のもう1人の後輩、そして同じグループの4人への謝罪だ』
『………!!』
『俺を睨みつけた所で貴様のやるべき事は変わらん、仲間に迷惑をかけた事に対して、謝る以外は選択肢は無いだろう、観念しろ』
「…………」
(…あれ?強く反発しない?自分の暴走で世界が滅茶苦茶になりそうだったのを知ったらかなりしおらしくなってる…怒涛の暴言を吐いてタロウにデコピンされるまで止まらないんじゃないかと思ってたのに…もしかしてこの子…)
『よし、アイツらと合流だ、どこでライブしているのか聞いたか?』
「成程…せつ菜さんはそれを聞いてどう思いました?」
「…私の知っているヒトツ鬼とは最早別物なのではと思いましたね、しずくさんも今の話を聞いてそう思いましたよね?」
「はい…一体どうやって時間停止や暴走の超強化などをさせているのでしょうか……少し気になりますね」
「僕もそう思います、と言うより正確には僕達はヒトツ鬼についてまだ知らない事があったという事に驚きましたね」
「マスターと陣に聞く事が増えたな……」
「どうだろう…マスターも知らなかった部分があったみたいだし、それを陣さんに聞いた所でしっかりとした答えが来るのかな?……下手したら即面会はここまでだって言われそう」
「…ボクとしてはアイツに色々と驚かされたけどな…」
「そういえば……しお子とミア子はどういう話を聞いたの?」
「何故彼女をスカウトしたのか、理不尽な条件を吞んでいたか聞いてみたんです、私は生徒への避難指示の為に途中までしか聞けなかったのですが…」
『あの人はデスね…本当にスバラシイコエノヒトなんです、キュキュの知る限りあんなに綺麗な歌を歌う人がいるのは…初めてなんじゃないかって思うぐらいに…』
『…
『あの人の歌声には特別な何かを私も感じています…』
『…君達はアイツを神聖視しすぎじゃないのか?アイツのあの態度見ただろ?とてもいい歌を歌えるとは思えないね!!』
『……ヨシ先輩の事を…ヨシ先輩の事を馬鹿にしんでっ!!…あっ!?』
す、凄い剣幕でした…!!変わった言葉遣いをしたのにも驚きましたが…
『ハアアァッ!?What`s you saying!?何で君が庇うんだよ!?君は立ったさっき星にされそうだったんだぞ!?あんな酷い仕打ちされたのによく庇えるな!?』
『せ、先輩に対して生意気な口をきいた事は謝るッス!!で、ですが…ヨシ先輩の歌を馬鹿にするのはやめて欲しいッス…!!それだけは…お願いします!!』
『わ、Why…何故そこまでアイツを…?』
…私も理解しにくかったです…部員にあそこまで冷たく当たって、行方不明にまでしてしまっているような人に何故ここまで皆さんがあの方を慕うのか…
…その時、部長の滝奈さんが、携帯を横画面にして見せてきました
『…栞子ちゃん、ミア先輩、これが去年のコンクールの動画なんだけど…ヨシちゃんに注目して見て欲しいな』
そう言って見せてもらった動画に映っていたのは…私達二人にとってはとても信じられないものでした
『…嘘…だろ…?これが…あの河崎ヨシだというのか…?』
『やっぱりヨシ先輩は…凄いッス…!!』
『5人の中で、1番…綺麗で、はっきりと正確に…大きな声で歌っています…!!』
…あの罵詈雑言を言っていた人と同一人物なのかを疑ってしまいます…!!眼鏡を外しただけでここまで違いが生じるとは思いません…!!
『…凄いでしょ?ヨシちゃんって…そして、栞子ちゃん、もう1つ気づいた事、ない?』
『…もう1つ………そういえば…歌っている時の表情…せつ菜さんに……いえ、同好会の皆さんに似ているような……すみません、少し離れます』
『…ボク達に!?そ、そんなわけ…』
『じゃあ比べてみない?同好会の歌っている姿と…私達の歌っている姿を』
『い、いいけど…そういえば丁度今QU4RTZのゲリラライブの時間だし…一緒に見てみるかい?』
『QU4RTZがゲリラライブをやってるんですか!?ミア先輩っ!!見てみたいです!!』
『そ、そんなに目を輝かせるのは予想外だったよ…あっ、栞子どうしたの?』
『すみません、皆さん!!今、体育館で起こっている戦いについて生徒会が対処しなければいけない事が出来ました!!』
『OK、話は続けてボクが聞いておくよ、栞子は栞子のやるべき事を頑張って!!』
『はい!!ミアさん、後は任せます!!』
「すみません、栞子さん、ミアさん、少し気になった事があるのですがいいですか?」
「な、何でしょう?」
「ミアさんは昨日河崎ヨシさんの情報を集めていたんですよね?何故合唱している時の表情を知らなかったのですか?」
「…それは最後に後回しにして、まずは個人情報とか経歴とか最近のTwitterでの動きとかを調べてたんだよ!!ヒトツ鬼になった動機を手っ取り早く知りたかったからな!!一応合唱はイヤホンで聴いておいたけど…後で合唱の様子も確認しておくつもりだったし…動機の分析もまだ途中だった…だったのにぃぃ…!!」
「………ミアさん?な、何故私を睨みつけているんですか?」
(あー………うん、せつ菜ちゃんが悪いなぁこれは、ミアちゃん、彼方ちゃんがその場にいなくてごめんよ〜)
「私からも質問いいかな?栞子、君は生徒会長としてミアから離れた後何をしていたんだ?」
「は、はい、監視カメラで謎の怪人とドンブラザーズが戦っているというのが見つかった結果、それが生徒会にも報告されたんです、それについて緊急会議をしていました、勿論私なりにドンブラザーズの皆さんの立場が悪くなる事はないように会議を進める事が出来たと思います」
「栞子さんありがとうございます…ですが…このまま戦いが続いた場合、ずっと庇い切れるかは難しいですよね…」
「まずはキビポイントが使えなければ本当にそういう問題もどうにか出来なくなってしまうな…何としてもマスターに接触しなければならないな」
「…ミアさん、続きをお願いします」
『………』
『
『サァキッ、ドS発動しているつもりデスかぁ?普段弄らているからってそれを後輩にするのは大人気ナイナイデスヨぉ?』
『い、弄るのはアンタだけじゃないっ!!
『この彼方先輩の声、本当に綺麗ですぅ…私も参考にしたいですぅ…』
『私も好きっす…本当に凄い先輩です…』
『泡もなかなか綺麗…衣装にもうまく合ってるわね』
『流石スクールアイドルデスね!!』
『は…破廉恥ですっ///!!』
『ハテ?エマセンパイってアーユー服を着るようなカタではなかったような…』
『イメチェンにしてはやりすぎよね…?』
『やっぱりエマさんの声って綺麗〜!!癒される〜!!』
『リナリナのライブは凄い工夫が見られマシタ…!!』
『流石スクールアイドルオタクなだけあるわね、しっかり熱心にステージを見ているわ…命にも見せてあげたかったわ』
『ミア先輩、一通り見終わりましたよね?もう一度ヨシちゃんの合唱、見てみてください』
『…OK』
『…改めて比較して、どうでした?』
『うん…認めたく………なかったけど……』
『彼女の…河崎ヨシの…表情も…歌いっぷりも…本当に…楽しそう…だった…今歌っている…同好会の皆と同じくらい』
『…良かったです、分かってくれて…そう、あの子ね、普段はあの時に見せていたように、酷い態度だけど…私達5人で歌う時、本当に楽しそうに歌ってるんです、声も張ってて、力強くて、何処までも澄み渡ってるんですよ?…私も、他の3人も、そして4人の後輩達も、皆その姿と声に惹かれてるんです!!』
『………』
『だからあの子がリーダーにするように言われた時も、皆最初は反発したけど、次第に声は収まっていきました…リーダーに相応しいって皆考えたみたいです』
『そう…なのか…』
『まぁあんな感じの態度と性格だから他の合唱部の人達は歌は良くても性格が論外って感じで嫌ってるみたいですけどね、私達4人と慕っている杏子ちゃん含めた4人が変わり者扱いされてますし…私達も今回の事件については思う所がないなんてありえないです、でも…あの子が慕われている理由はしっかりある事だけは分かって欲しいです』
『………』
「…それからは巨大隕石で詳しい話を聞くことは出来なかったよ、避難に精一杯だったからね、ただ…この時も部長は『この巨大隕石はヨシちゃんの意志で落としてないよ!!凄い悪い事をするような子じゃないもん!!』って仲間に言ってたし…本当に信じているみたいだったよ、そして君達が隕石を破壊してくれた後、ベイビーちゃんからQU4RTZのライブの再開を聞いた時に…部長がライブに参加したい事を伝えてきたんだ、今回の事件でヨシちゃんが迷惑をかけた分、私も一緒にライブの歌を歌って盛り上げる事に貢献したいって…それから…ベイビーちゃん達と星になってた3人と合流出来たんだ」
「滝奈ちゃんと一緒に歌えて良かったよ〜!!あの子も本当に喜んでくれたよね〜!!」
「そのゲリラライブのフィナーレを締めくくった後にアタシ達と合流して…それからの合唱部同士の話し合いを聞いたのよね…流れで聞く事になったけど、本当に聞いて良かったのかしら?」
「良かったんじゃないかな?合唱部に大きな変化が起きたのを直接知る事が出来たし!!」
『いました!!合唱部の皆さんとQU4RTZの皆さんです…あっ、歩夢さん達も!?』
『なによう…皆現地で見ていたのね…ランジュも現地で見たかったわ…』
『せつ菜ちゃん!!ランジュちゃん!!ドンブラザーズの皆さん!!無事に戻ってきて良かったよ!!』
『QU4RTZの皆さん!!最高のライブでしたよ!!お疲れ様でした!!』
『皆さんも僕達ドンブラザーズを様々な形で手伝ってくれてありがとうございました!!素晴らしいサポートでしたよね、タロウさん!!』
『………』
『…た、タロウ?わ、私も充分助けてもらったと思うんだけど…』
『…取りあえずそれについては後回しだ、まずはやるべき事をやらせるべきだ…この女にな』
『…………』
『ヨシちゃん…本当に無事で良かった…』
『本当に…ドンブラザーズの皆さんにもお礼を言わなくちゃいけないと思います…』
『アナタが怪物になった時、怖かったのはタシカですが…それよりアナタがそんな姿になってしまった事の辛さが勝ってたデスよ?…少なくともキュキュは…』
『…確かにアンタが無事で…私もほっとしていないわけではないけど…私はアンタのやった事を許せない気持ちの方が高いわ…そしてヨシ!!アンタは言わなくちゃいけない事、あるんじゃないの!?後輩達に!!』
『………』
『よ、ヨシ先輩…』
『…まさかこんな目にあうなんて思ってなかったよ、ヨシ…俺達、ずっと動けなかったんだからな…暗い中、心細かったし…はっきり言って白姫が、滝奈先輩達がこの場にいなかったら、俺は本気で怒ってた』
『命、抑えて、お願い、ヨシ先輩の歌、私と同じ様に、大好きでしょ?』
『それとこれは話は別だ!!ずっと心細かったんだぞ!?親にも、白姫にも会いたかった!!とりあえず謝罪はして欲しいし、それでも許したくない!!』
『わ、わしも同じ気持ちではありますの!!!こ、これが超間近で見る星空…綺麗ですの…!!!これを写真に出来たらいい金儲けになるのではと一瞬思ったけれど!!!…家族にはもう会えないのではと不安な気持ちにはなりましたの!!!』
「…そういえば星に閉じ込められている間にお腹はへらなかったのでしょうか…喉は乾かなかったのでしょうか…」
「栞子さん、こういう戦隊の敵の能力でそういうのを突っ込むのは野暮というものです!!」
『…どうかしら?後輩達の想いは?本当に辛い思いをしたみたいじゃない…これでもあんたには、これでも何も響かないというのかしら?』
『………お前らが…しつこく言うから…!!』
『…私達が何も悪くないとは言わないっす、ですが…それでも問答無用に宇宙に1人監禁し続けるのは流石にやりすぎだと私は思うっす』
『それに、後輩達に何も理由を言わないで一方的に突っぱねていたじゃない!?理由を教えてくれたらすぐ加入したいって言うのは止めるとも言ってたじゃないっ!!それを何も言わずに暴言を言って罵倒し続けた事は何も思わないのかしら!?』
『……………!!』
『ねぇ、どうなのよ!?本当に何も謝らないで終わらせるつもり!?
『…………………』ダッ
『ど、どこに行くデ『待て』
『』ビクッ!!
『…どこに行くつもりだ?』
『う、うゔっ…!!』ブルブルブル
「ヨシさんが言及されていた時の後輩達の睨みつけ方…本当に凄かった」
「りなりーもそう思った?愛さんもだよ〜!!」
「何がアイツをあんなにさせるのか…俺にも分からねぇな」
栞子「親の仇でも見るような目をしていました…詳しく話を聞きたい所ではありますが…何も教えてはくれないでしょうね」
「…ですより私はタロウさんの方が何倍も怖く思いましたね…!!あの時のタロウさんの凄み…!!逃げようとしたヨシさんが動けなくなりましたもん…!!」
「貴女は知っているでしょうけど、タロウさん程怒らせてはいけない人を僕は知りません…」
『…分かったよぉ…』
『え?』
『…分かったって言ってんだよっ!!悪かったよっ!!私がっ…!!うゔゔっ…!!』
「…その後謝ってたけど…多分タロウがいなかったら折れなかっただろうね、あの子…」
「そういう意味でもタロウさんには感謝しなければいけませんね…生徒会長として改めてお礼を言います、ありがとうございました」
「礼には…およばん、通すべき筋を通させただけだ」
(…礼などいらん、ってタロウなら言うんじゃないかなって、今ひやひやしたけど…成長してたんだね…タロウも)
『…後輩達にもしっかり言いなさい!!』
『…ううゔ…ご、ごめん………なさ………い』
『…自分はもう許すっす、他の3人は…どうっすか?』
『私は………許すよ、確かに凄く寂しかったけど、最終的には命に会えたんだから…それに、私はやっぱりヨシ先輩の歌…好きだもん』
『…俺はまだ許したくない!!さっきから無理やり言わされているようにしか見えないし!!』
『わしも同じ気持ちですの!!!こういうのはしっかりとした詫びの気持ちというのを見せて欲しいですの!!!』
『…お、お前らに許してもらわなくても別に…!!』
『…ごめん、だったら私も許すわけにもいかないかな、部長として、しっかりケジメはつけてもらわなくちゃ困るよ』
『わ、私もです…!!』
『キュキュもデス!!』
『ケジメをつけるまで…ヨシちゃんと一緒に歌う事は私、したくないかな!!』
『お、お前ら…何でそんな強気になってるの…?ね、ねぇってばぁ…!?』
「その後ヨシちゃん、同級生に色々言われてたけど…やっぱり色々たまってたのかもね」
「私もそう思うよ侑ちゃん、ずっと同じグループの人達の想いを抑つけてきたみたいだし…横暴に対する怒りがあの時爆発したんじゃないかな?」
「因果応報以外、俺からも言う言葉はないな、悪行をした者に、悪行は必ず帰ってくる…河崎ヨシも反省するといいがな…」
『…命ちゃん、秋良ちゃん、私からの提案なんだけど…』
『…何ですの?』『何だ?』
『今回のような事事が何度も起きないようにする為にも…ケジメをつける為にも…なんだけどさ、4人ともさ』
『『『『?』』』』
『私達のグループに…仮加入してみない?』
『は、はぁぁぁぁぁぁあ!?ありえない!!そんなの…!!』
『ヨシちゃんはとりあえず黙ってて!!…今回の事件はさ、ヨシちゃんが何も言わずに同じグループに入らせなかったから…4人の想いを無視し続けたから起きたんでしょ?』
『そうね』
『だったらその想いを組んで、とりあえず仮加入を許すのがヨシちゃんの見せれる誠意じゃないの?』
『…それならわしも許せますの!!!』
『…俺もそれなら…いいぞっ』
『…2人はそれなら許すって、ヨシちゃん、どうする?』
『…い、嫌…嫌ぁ…認めない…そんなの…!!私…私は…!!』
『…何で嫌がるのか、私も気になるけど…とりあえずそれには触れないよ、ただ、悪い事をしちゃったんだから、その罰は受けなくちゃいけないと思うよ、ヨシちゃん』
『…とりあえず本加入までしたいとは俺も言わない、ただ、俺達の歌、しっかり聴いて欲しい、それでヨシの気持ちにも何か響いてくれると信じたいから』
『まずは様子見をして欲しいですの、それで何かわし達に悪い点があったらしっかり直しますの!!』
『それでも私達が足手まといだったら潔く辞めるっす!!だから…!!』
『私達を、試して欲しい…です』
『キュキュも反対はしないデス!!』
『私も、4人の曲を、ヨシさんに聴いていただきたいです!!』
『賛成ったら賛成よ!!4人の気持ち、アンタがしっかり知るにはいい機会だわ!!』
『うゔううぅぅぅぅ…!!』
「…仮加入させて欲しい事を頼まれた時いくらなんでも後輩達を嫌いすぎだと思いましたね、凄い歯を食いしばってましたし…かすみんドン引きしましたよ」
「…本当に後輩を嫌っているかどうかといわれると、わからないけどね」
「え?しず子何言ってるの?」
「もしかしたら…そもそも誰でもメンバーが加わる事が嫌だったかもしれないでしょ?」
「…え?」
「しずくの言う通りかもしれないね、今回はたまたま加わりたい4人が全員後輩だっただけで、そもそも誰も加わってほしくなかった…というのも十分あり得るだろう」
『………!!』
『…ヨシちゃん?今なんて…』
『………もういい』
『え?』
『好きにすればっ!!知らないっ!!』
『ちょっ、ヨシちゃん!?どこ行くの!?』
「…結局仮加入を彼女も認めて話し合いは終わったんですよね…これでめでたしめでたし…なのでしょうか…」
「俺はこれで終わるとは思えないぞ雉野、結局不本意だったようだしな…」
…もしかして彼女が再び怪人になる展開があり得るという事ですか?確かに展開としてはありがちですがその場合は強くなるのもテンプレです!!そうなってしまった場合本当に止める事が出来るのでしょうか…?
『…行っちゃった…タロウ、止めなくてよかったの?』
『ケジメは受け入れていた、この場での話は終わったとみてもいいだろうと思ってな』
『あ、あの…』
『滝奈さん?』
『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆さん…と暴太郎戦隊ドンブラザーズ…の皆さんですよね?ご、ごめんなさい、未だにスーパー戦隊という存在が現実にいたって信じられてなくて…怪人に実際にヨシちゃんがなったし、巨大隕石とか降ってくる事態になった以上、本当にいる事を受け入れるしかないんだけど…ヨシちゃんと、後輩の皆を助けてくれて、ありがとうございました!!』
『本当に感謝していますのっ!!!』
『ありがとう…ずっと星に閉じ込められたまま生きるんじゃないかなって思ってたから…』
『ありがとな、同好会の皆…ヒーローの皆!!』
『皆さんに助けて貰った分、いつか私達の歌でお返しするっす!!楽しみにしていてくださいね!!』
『本当にありがとうございましたぁ!!何かあったら私達に声をかけてくださいね!!助けられる事があったらしますから!!』
『後輩のミンナが無事ににもどってきてくれたのはミナサンのおかげデス!!感謝してマス!!!』
『アンタ達にはお世話になりすぎたわね…本当にありがとうったらありがとう!!』
『…うわぁ…こういうの新鮮かも…』
『普段は戦い終わったら即転送で終わってたからな』
『こういう声聞いているとヒーローやってて良かったって思うんですよね』
『雉野、調子には乗るなよ?』
『お前達!!』
『『『『『『『『!?』』』』』』』』ビクッ
『…縁ができたな』
『『『『『『『『『『『『『『……え?』』』』』』』』』』』』』』
『『おおっ!!』』『『有名なあの台詞…!!』』
『え、えーっと…み、皆無事で良かった良かった!!それじゃあまたいつかね!!ほらっ!!早く部室に戻るよ!!』
「タロウさんが何時もの言葉を言った時、私としずくさんと白姫さん、滝奈さん以外皆さん何言っているのって反応していましたが…皆さんドンブラザーズについて知らなすぎでは?」
「いやいや、知っていてもほとんど知り合っていない人にあんな事言われたら誰だって意味わかんないと思うよ?私も最初そうだったし」
彼方「…果林ちゃん、さっきから何考えてるの?部室に戻ってからずっと黙ってるけど」
「考えていたのよ、河崎ヨシの事…やっぱり…何度考えても…違和感があるわ」
「私も感じてた…あの河崎ヨシって子…性格変わってたよね?」
「ええ、音楽室にいた時と、あの話し合いの時の姿…一致させるのが難しいのよ…正直あんな強気だった子が弱弱しくなるのは予想外だったわ」
「私もそう思います、本当にタジタジになっていました」
「タロウさんが近くにいたからという理由だけじゃ…ぜったいないよね?」
「…ボクも不思議に思ってる…歌を歌っている時の彼女…暴言を吐き続ける時の彼女…そしてタジタジになってた彼女…どれが本当の彼女なんだろう…」
「僕は彼女の事を詳しく知らないので断言はできませんが…ジロウさんみたいに、二重人格だったりしませんか?」
「だったら俺が尋問した時に謝罪の言葉が最初に出るか、自分のしていた行動を尋ねてくるだろう、その線はない、ただ…俺が見ていたあの女の姿に嘘は無いな」
「…タロウさんは嘘を見破る能力があります、つまり弱気になっていた時の姿は嘘ではないのは確定です、私が保証します!!」
「そうか…Hey.桃井タロ…タロウさん、この映像を…合唱をしている時の彼女の様子を見てくないか?(流石に結構年上に呼び捨ては失礼だよね)」
「いいだろう、俺も気にならないわけではない」
「…ねぇ、私、気になる事が出来たんだけど、いいかな?」
「エマ先輩?どうしたんですか?気になる事とは」
「私さ、ヨシちゃんの暴言を聞いた時、本当に酷い子だなって思って…怖かったの…でも違和感も感じてたんだぁ」
「違和感…ふふっ、こういう時のエマの感じる違和感って当たってるのよね」
「アタシの時も、果林の時も、当てる事が出来たのよ!!果林に聞かされた時は驚いたわ!!」
「…ある種の嘘を見破る…タロウと同じ力なのか?」
「…厳密には違うと思いますが…タロウさんの場合は洞察力で表情から見破る能力で…エマさんの場合は…どうなんですか?」
「ふぇ?私にそんな力…ないと思うけどなぁ」
「持ってないんかいっ!?」
「で、でも本当に私達の隠していた物がある事を見破ったのよ!?」
「…とりあえずそれについては後回しにしましょう、エマさん、違和感とは?」
「うん、あのね、ヨシちゃん…同じグループの人達にも、後輩の皆にも酷い事ばかりしてるから…私は最初、あの子は合唱部の子達の事、嫌いなのかって思ってた、でもね」
「…だったら何でずっと合唱部の同じグループの子と、ずっとい続けいるのかなって…歌い続けていたのかなって思ったの」
はるか「…部の人達をパシれるからじゃないの?」
「だったらそもそも歌う事を嫌がるんじゃないかな?名目上のリーダーを引き受けて、4人で歌う命令に従わせる…とか」
「…確かにそうかも」
「4人がその命令だけは拒否した…の場合はリーダーを引き受けるのをやめるのは間違いないか…となると…どういう理由なのだろうか」
「お前達、聴かせてもらったぞ、アイツの歌を」
「…どう思った?」
「…この歌にも嘘はなかった」
「「「「「「「「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」」」」」」」」
「全員それなりのレベルにはなっているし歌も心の底から歌っているだろうな、但しどこか噛み合わせがなっていない、団結は奥底で出来ていないのが歌に出ている、45点だ」
「相変わらず厳しいですね、タロウさんは…だからこそ私の知っている桃井タロウさんではありますが」
「ボクの感じたのは間違いじゃなかったんだね…良かった…けど…じゃああの暴言を吐いている姿が偽…なのか?」
「…どうなんでしょうか…仮にもしそうだというのなら何故あのような姿をするのかが全く分かりませんね…私が聞いた限り、嘘をついているとは思わなかったです」
「自分のグループに誰か入ってくるのが嫌で暴言を吐くのは分かるけど…同級生にも暴言を吐いていたものね…それに、そもそもそんな偽の姿、何のためにしているのよ」
「それに、ヒトツ鬼になったという事実は、負の感情が嘘ではなかった事を証明している、最も、負の感情が必ず悪意であるとは限らないがな」
「…よくわからない子だけど…どうする侑ちゃん、直接色々ヨシちゃんに聞いてみる?」
「うーん…そうした方が合唱部の皆のためには良いかもしれないけど…余計なお世話になっちゃわないかな?絶対答えないと思うし、合唱部の皆もヨシちゃんについては詳しく知らないと思う」
「…とりあえずヨシさんについては保留にしましょうか、ただ、生徒会長として、今後も接触する機会があったら接触したいと思います」
…話も一段落つきましたし、そろそろ動きますか
「タロウさん、一つだけ聞きたい事があるのですが、良いでしょうか?」
「…なんだ?」
「私達は…どれくらいドンブラザーズの皆さんの期待に応えられましたか?」
タロウさんは…少し考えて、話し始めました
「…お前達は今回のヒトツ鬼との戦いでは…十分な働きをしたと認めてやる、全員それぞれ役割をこなしていたらしいからな」
「えっ、なぜ私とミアさんがそれぞれの役割をやった事を知ってるんですか?」
「ここに来るまでにはるかから聞いた」
それぞれしっかり役割分担を考えて良かったです…後はるかさん、お口添えありがとうございます
「私達の頑張り、認めてくれて、ありがとうございます!!…それでタロウさん、お願いしたい事があるんです」
「私達を、この世界での今後の戦い…少なくとも虹ヶ咲学園周辺での戦いでも…協力させて欲しいんです」
「…理由は」
「ヒトツ鬼は基本的に同じ場所に現れやすいのは知っていると思います、そして皆さんの推理が正しければその組織の人も近くにいる事になります、なのでこの学校の近くにヒトツ鬼が現れる可能性は高いのではと私は考えました、その時に私達の協力があれば皆さんも行動はしやすくなるのではと思ったんです」
「…そうか、だがお前以外のメンバーはそれをやる気があるのか?」
「同好会の皆さんにはこの提案をしていい許可を貰ってはいますが…ただ、ハッキリとした答えは聞いていません、なので一日だけ話し合う時間をください、明日の放課後、話し合って出た私達それぞれの答えを伝えます」
…ゲリラライブアンコールの時、私はランジュさん以外にLINEでメッセージを送りました。勿論生配信が終わったら
『詳しくは今日の夜話しますが、私はドンブラザーズのサポートをもっとしたいと思いました。なので昨日言っていた、今後の協力の提案をしたいと思います、ただ、皆さんも今日のサポートで色々思う事があると思います、なので今日の夜、タロウさんに私達が話し合う機会を頂きたいと思います、もしそれを頂けなかったら、きっぱり諦めます…提案してよろしいでしょうか?』
…全員承諾してくれました…本当にありがとうございます
「…分かった、明日の放課後、俺達は結論を聞きに来る…それ次第ではこの話はなしだ」
「…そうですか、分かりました、今日は皆さん家に帰りましょう、後でzoomの招待メールを送りますね」
話し合う時間を…認めてくれて良かったです…そして…私達は改めて結論を出さなければいけませんね
こうして私たちはそれぞれの家に、寮に帰りました。
それぞれの1日を振り返りながら
【ドンブラザーズside】
…みんなと別れた後、私達は近くのイタリアの料理店で軽く話し合う事になった
「まずはお前達に聞く、アイツらの今日のサポートはどう思った?」
「私が想定していたサポートより良いと思った!!前線に出ない人達もしっかり別の形で助けてくれたからね!!」
「僕もです!!普通の一般人のはずなのに勇敢な姿も見せてくれたのも嬉しかったです!!」
「私も知恵を振り絞って様々な援助をくれた事を素晴らしいと思ったかな、天王寺璃奈の発明品も良いと思ったな」
「…悪くはなかったな」
「相変わらず言葉が少ないですね、犬塚さんは、他に何かないんですか?」
「…ジェスチャーは頑張ってたな」
「…大方好感触か、ならもう一つ聞く、今後もアイツらの助けを借りたいか?」
「うん!!」「はい」「いらねぇ」「どうかな…」
「…え、犬塚さん、教授、虹ヶ咲の皆の何がダメだったの?」
「ダメなところはないが…私はもう少し慎重に考えるべきじゃないかと思う」
「ドンブラザーズの人数がこれ以上多くなるの俺は好まねぇ、今回は助けてもらったが今後の助けまで必要ねぇよ」
「教授、心配する気持ちはわかる、私も最初はありえないと思ったし、でも…だったら私達でいざという時はしっかり守ればいいじゃん、それに、あの子達運動神経結構いいからね?今日の戦いでヒトツ鬼の怖さ、戦場がどういうものなのかも知ったと思うし…逃げる時はしっかり逃げてくれると思うよ、私は…あの子達を信じたいかも」
「犬塚さん、確かにあなたは基本的に一匹狼で、大勢で群れるのは好まないかもしれませんが、こんな異世界に飛ばされるというイレギュラーな状況でそういう事言ってる場合だと思います?今回の戦いでもかなり手伝ってもらいましたし、今後の事を考えて協力は必要だと思います、そして何より、元々逃走する事が多かったから居住が常に不安定だった貴方は別にいいかもしれませんが、元の世界に戻るまで僕達はどこで寝るんですか?そういうお金の問題を考えると厚かましいかもしれませんがお世話になるべきでは?」
「………」
「………タロウ、君はどう思う?」
「俺はもうアイツらを認めている、だからしっかり意志が纏まったのならば協力はし続けてたいと思っている、但しあくまでも虹ヶ咲学園周辺でヒトツ鬼が生まれやすかったのならばの話だがな」
「そうじゃない場合の当てはあるの?」
「ないがそれでも遠くの場所に現れるヒトツ鬼まで付き合わせるつもりは全くない」
「私も同意見だ」
「…そうだね、そんなに巻き込むのは同好会の皆に申し訳ないか」
「という訳でタロウさんも協力は賛成みたいですよ?」
「…分かったよ」
「うむ、タロウがそこまで認めたというならば信じてみるか」
「話は決まったな、今日もそれぞれ宿をとるがいい、放課後にこの店の前に集合だ」
「うん」「分かった」「分かったよ」「分かりました」
【虹ヶ咲Side】
『………』
『あれ?誰も何も言わな…えーっと、皆聞こえる?』
『『『聞こえます!!』』』『『聞こえるわ』』『OKだよベイビーちゃん』『『聞こえるよ〜』』『バッチリだよゆうゆ!!』『侑さん、聞こえるよ』
『今回も歩夢さんは侑さんと一緒にいるのですね』
『家がすぐ近くってやっぱり良いわよね…小さい頃が懐かしいわ、ねぇ栞子』
『そうですね、ですが何時までも続けるのは誰でも難しいと思いますよ、きっと歩夢さんと侑さんもいつかは…コホン、すみません、話が脱線しそうでした』
『大丈夫だよ栞子ちゃん、じゃあ始めよっか!!まずは今回のサポートでそれぞれ何をやる事が出来たかを皆それぞれ発表するんだよね?私から言っていい?』
『順番は決めていませんし…侑さんからでもいいと思いますよ!!』
『じゃあ言うね!!私はゲリラシャッフルライブのサポートと巨大隕石から多くの人達の避難の手助け、そしてライブの会場探しかな?』
『次は私でいいですか?私の…いえ、私達のメインだといえるやった事は、ドンゼンカイオーを操って隕石を破壊したことです!!』
『昨日の分まで頑張れたと思うわ!!ただ…ドンブラザーズの皆に最後の巨大隕石の破壊は助けてもらわなくちゃ無理だったわ…』
『ランジュさん、気持ちはわかりますが落ち込まないでください、今回は完ぺきにこなすことは無理でしたが、次があったらその時はリベンジです!!』
『…そうね!!頑張るわ!!』
『次は愛さん達かな?愛さんは声が聞こえなかったドンブラザーズの為にジェスチャーしたり、フェイントかけたりしたよね!!カリン!!他にも合唱部に接触する時に…頑張ったかな?』
『ジェスチャーは頑張ってたわね、愛、私がやった事はそのジェスチャー以外は愛とやっていたことは同じかしら』
『声が聞こえなかった?何かドンブラザーズの人達にあったの?』
『あ…せっつー説明していいの?(これ言わない方がせっつーの為に良かったかも…ごめんせっつー!!)』
『ダメです!!(ドンブラザーズの名誉を守らなければ!!)』
『何で!?…まぁ別にいいけど…』
『…私達は多くの人達を引き付けるライブをしまし…何を歌うのかとかいろいろ考えるの大変でした…後、巨大隕石が降ってきた時家族からはぐれた子を家族の元へ連れて行きました…』
『…頑張ったねぇかすみちゃん、彼方ちゃんはライブと避難のサポートしか出来なかったよ~(かすみちゃん…様子が変…)』
『それだけでも私は頑張ったと思うけどなぁ~、私はライブと非難のサポート以外には滝奈ちゃんを落ち着かせた事かな?』
『私は家にある発明品、色々渡した事になるのかな?ヘッドホンとか、透明になる薬とか…』
『…透明になる薬?私の聞き間違いでしょうか?』
『ううん、聞き間違いじゃないよ、栞子ちゃんも信じられないかもしれないけど本当にそういう薬持ってきたの』
『…あ、あの皆さん、まだ私は受け入れられないのですが…』
『…皆少し待ってて』
『…すっごい紫色の液体だ…り、璃奈…もしかしてそれ飲むのかい?』
『大丈夫だから、見てて』
『ほ、本当に璃奈さんが透明に…!?』
『Wow…Unbelieveable…』
『分かってくれた?』
『は、はい………これはどういう仕組みで…』
『分からない、全部お母さんが作ってる物だから…今度仕組み聞いてみる』
『ボクは合唱部の人達としっかり話してヨシについて詳しく知る事が出来た事かな?直接は貢献できなかったな…』
『私もミアさんも裏方としては精一杯努めたと思います、人によって頑張り方は違いますから、きっと問題ないですよ、ミアさん』
『Thanks栞子!!』
『私は接触の後は少し合唱部の話を聞いて、生徒会をどうにか乗り越えて、そして巨大隕石の時は避難の為に頑張れたと思います』
『そういえばどのように会議でドンブラザーズの立場を誤魔化す事が出来たのですか?』
『変身者に関係する話題を後回しにしました、最も、私達の世界で既に作品が放送されているのでいずれ分かってしまうことかもしれませんが、確信は持ってもらわない方がドンブラザーズの皆さんにとっていいと思ったんです。ですが変身する時の様子もカメラに映っていたので…どうにか話題を後回しにし続けましたね、もし会議が長く続いていたら意味がない事ではありましたが…』
『アクアシティの時のようにそういう映像は全部消えてなくなるかもしれないけど…念には念を押した方がいいと栞子は考えたのね』
『はい、無意味な事にはなってしまうかもしれませんが』
『私は例え無意味になるかもしれないけど頑張った事自体が大切だと思うよ!!』
『ゆ、侑さん…ありがとうございます、褒めてくださって嬉しいです』
『皆さん凄いです…私達は愛さんと果林さんに何かあった時の為の待機していましたから大きな事はやれなかったです』
『そうだねしずくちゃん…しいてやった事となると耳にダメージを…受けた愛ちゃん達を助けた…だけかな?結局4人も私が連れてきたわけじゃないし…皆と比べて大して貢献できなかったよ…』
『そんな事ないわ、歩夢!!』
『そうですよねランジュさん!!』
『え?』
『聞こえていたわよ、貴女の頑張れって声を!!』
『はい!!あの声は私達をとても力強く励ましてくれました!!おかげで巨大隕石をある程度壊せたのではと思っています!!』
『え…私の声…届いていたんだ…!!2人に…!!』
『私も聞こえていたよ歩夢?本気の気持ち、届いてよかったね』
『愛さんも聞いたよ〜!!』
『彼方ちゃんも聞いたよ〜♪』
『外にいる皆さんには聞こえていたようですね…少し聞いてみたかったです…』
『栞子さん元気だして!!後で私が歩夢さんの真似して応援してあげるから!!』
『だ、ダメだからねしずくちゃん!?恥ずかしいよっ!!』
『…ここまで私達のやった事を振り返ったけど…その上で…結論出さなくちゃいけないよね』
『…もう一度、皆はドンブラザーズの人達を手伝う?30分間…それぞれ1人で考えてみない?』
『『分かったわ』』『『『分かりました』』』『おっけ~♪』『OK』『…分かりましたぁ』『分かった』『『分かったよ~』』
…カメラオフっと…ふぅ
「…確かにじっくり考えた方がちゃんとした答え出るよね、侑ちゃんもいいアイディアだしたじゃん」
「でしょ?…何か流れで私が仕切ったけど、本当に良かったのかな?」
「まぁいいじゃん、皆何も言ってないんだし…それより侑ちゃんは…30分後、何て言うつもりなの?」
「…私はもう答え出てるかな?」
「…実は私も、先に言おっか?」
「歩夢も!?…でも私から言っていいかな?」
「いいよっ」
「…私さ、ゲリラライブを見てて思ったんだ、見ている人達の笑顔、本当に楽しそうだなって、皆ときめいてたし、私もときめきが止まらなかった!!だから…その人達の笑顔が巨大隕石のせいで台無しになった時、ライブが強制的に終わっちゃった時、本当に悲しかったし、申し訳なかった…そんな事、何度も起きて欲しくないし、起きないようにする為には…出来る事はやらなくちゃいけないって思った!!あの巨大隕石のような攻撃が私達の所に来たらと思うと…怖いけど…それでもやりたい!!絶対後悔すると思ったから!!」
「…次は私だね?私ね、ヒトツ鬼ングのせいで私達の所に来た瓦礫を守ってくれた時…凄く怖かった…もし当たったらどうなっちゃうのかなって、痛いじゃすまないんだろうなって…そういう思いを何度もこれからするのかなって思うと…関わらない方がいいのかなって思った…スーハー…スーハー…」
…深呼吸してる…本当に怖いんだ…これからも危ない想いをするかもしれない事に関わる事が…きっと私もその場にいたらそういう想いを抱いてたんだろうなぁ、私は怖がりだから…でもそれで会話を終わりにしていないという事は…まだ続きがあるんだよね?
「でもね、ドンブラザーズが守ってくれた時…本当に頼もしかったし…大丈夫ですかって声もかけてくれたんだ、その時の皆さんの後ろ姿もかっこよかったな…その後ろ姿を私は信じたいし、ドンゼンカイオーの時のように、エールも送りたい!!だから私もこれから協力し続けたい!!」
「歩夢…!!うん、これで私達は決まったね、残り時間はトランプでもして遊ぼっか?」
「うん!!後は皆だけど…どうするんだろう」
「私は楽しみだよ、それぞれが真剣に考えて出た答えがどんなものなのかなって!!」
「…私も!!」
「…ただ」
「え?」
「…かすみちゃん凄く複雑そうな顔していたけど…どうしたんだろう…」
『30分経ったね!!じゃあ考えがまとまった人から言っていく感じでいいかな?まずは私と歩夢から!!』
私と歩夢はさっき言ったことをもう一度伝えて…その次に言ったのは
『私が言います!!』『アタシも言うわ!!』
やっぱりせつ菜ちゃんとランジュちゃんだった!!
『私達はドンゼンカイオーというロボットを操り、ドンブラザーズに迫っていた隕石を破壊し続けて、ドンブラザーズの皆さんの戦いの障害を取り除く事が出来ました、本当に今でも奇跡ではないかと思っています…ですが私はこの奇跡は運命だったのではと思いました…ヒトツ鬼が私達の世界で現れて、何も悪くない人が辛い思いをするかもしれない状況で、私達が誰かを守る事が出来るようになったという事実を…無駄にしたくないです!!』
『完璧に守り切る事が出来なくて…凹む事もあるかもしれないわ、痛い思いもするかもしれないけど…それでもアタシは何もしないまま逃げるなんてしたくないわ!!アタシは完ぺきに守ってみせたいの、アタシのことを好きって言ってくれた同好会の皆も、ファンも!!』
次に言ったのは…愛ちゃん!!
『アタシね、アタシと合唱部の人達と縁があって、それが接触の時に役に立ってくれた事…嬉しかったんだ、今までやってきた事で人助けに繋がったんだなって…もし、今後も繋がるかもしれないなら…痛い思いはしちゃうだろうけど、それでもアタシは手伝いたい、アタシの運動神経も何かに生かせるかもしれないし!!』
『私は女優みたいなスクールアイドルになりたいと思っています、その為に様々な物語を本や、映像や、舞台等様々な形で見てきました…そして今、私はドンブラザーズの物語を間近で見ながら、戦いを私にできる形でお手伝いしながら見続けたいです!!目の前に映るのがハッピーエンドとは限らないかもしれない、下手したらバッドエンドになってしまうかもしれません、それでもバッドエンドで終わらないように皆さんを手伝いたいですし、
『私は生徒会長として…とは言いません!!私は皆さんの夢をサポートする事が好きです、それはスクールアイドルになっても変わりません!!その皆さんの…虹ヶ咲学園の生徒の夢を、幸せを奪う存在がいて、もしそれを見て見ぬふりしてしまったら私は自分で自分を否定してしまいます!!だから…怖いですけど…それを受け入れながら、生徒会長として、スクールアイドルとして戦います!!』
『愛さんがやるなら…というのも理由の一つにはあるけど…私の家にあるものや、機械に強い自分のいい所、ドンブラザーズの人達の為に生かせるかもしれないし…ヒーローとも、繋がってみたい、怖いけど…頑張る!!璃奈ちゃんボード〖むんっ!!〗』
『私も侑ちゃんと同じ理由かな?私は自分の歌でポカポカになってくれる人を見るのが大好きなの、小さい頃にスクールアイドルを見て、ポカポカになった私と同じ気持ちになってくれたんだぁって思うから…でも、そんな気持ちを台無しにする存在が現れちゃうなら、何とかしなくちゃいけないと思うから、頑張ってみたいし…その存在のせいで辛い思いをしちゃった人もポカポカにしてあげたいから…怖い思いはするかもしれないけど、私は関わっていきたいな!!』
『…私、今回の事件で…遥ちゃんやその友達に怖い想いをさせたヒトツ鬼という存在が許せないし…私や、多くの人達のすやぴする時間を奪っちゃうかもしれないヒトツ鬼には…少なくとも周りには現れないようになって欲しいなって思ったんだ~、だから…私も頑張るよ!!』
『…私、今回の事件で分かったの、私達みたいな力がない人でも、怪人に対してやれる事はあるって、全く嫌な思いをしないなんて事は身をもって知ってるけど…それでも我慢した方がいいと思ったわ、自分以上に嫌な想いをする人が増えてしまうかもしれないから!!それに、河崎よしのおかげで、ヒトツ鬼になる人の悪意も、予想以上に悪質で無視出来るものじゃないって事も分かったのよ、そしてそれを前もって察知する事が出来たら私達にも実害がないままヒトツ鬼を減らせるかもしれないって考えたのよ…つまり、私達はただの足でまといじゃないやり方もあるって事、なら動くしかないわ!!』
『…もう璃奈達には言った事を繰り返し言う形になるけど、ボクもヒトツ鬼という怪人は怖い…でもボクに再び夢を掴まえる事が出来るチャンスをくれた虹ヶ咲学園をまたヒトツ鬼とかが現れて荒らしていくんだったらボクはやっぱり許せない!!何もしないままいるなんてごめんだね!!だからボクも今後の協力に賛成さ!!』
…皆…!!それぞれしっかり考えて結論を出したんだ…!!…あれ?
『やっぱりかすみちゃん…迷ってるし…怖がってる?』
『はい…ごめんなさい…だって誰かが怪我している姿とか…やっぱり見たくないですぅ…かすみん、今日こっそり授業中にうまく勉強している振りしながら特撮の…スーパー戦隊のダメージを受けているシーンがまとまってる動画を見ましたが…やっぱり怖かったんです…血も出たりしていました…子供向けの世界だと思っていたのでそんなシーンがあるなんて予想外でした…結構えぐいのを選んで見てしまったのが間違いだったかもしれませんが…』
『席が1番後ろだから先生にも気づかれずうまく隠れながら勉強出来たのですね』
『エヘヘヘッ、かすみん上手いでしょ?しお子にもやり方教えてあげよっか?』
『…褒めるとでも思っていましたか?授業中に動画を見るなんて、勉強に臨む姿勢として豪語同断です、明日反省文を書いてきてください』
『えええええええええ!?ゲリラライブの歌の練習とかで動画見る時間がそういう時しかなかったんだってば!!授業の内容だって昨日と全く同じ内容だったんだからいいじゃん!?』
『いついかなる時だろうとダメな事はダメです、分かりましたか?』
『こういう時まで塩対応のしお子じゃなくていでしょおおお!?』
『まぁまぁ、それでかすみさんはどのような動画を見ましたか?』
『えっと…スーパー戦隊の殉職シーン集…というものです』
『いやそれエグイシーン集まってるに決まってるじゃないですか!?』
『戦いの最悪を想定して、何が悪いんですかせつ菜先輩!!』
『だからって戦隊の初心者が見るにはハードすぎますよ!!』
『そ、そうですよね…でもそれと同時に私達が下手したらあんなシーンを目の前で見るかもしれないと思ってしまうんですぅ…どうしても…ですが、勿論ドンブラザーズを助ける事はファンや同好会の皆の為になる事は分かっているんですが…』
『…そうですか』
かすみちゃん、だから元気なかったんだ…唯一反対の意見を言う事になるかもしれないって考えていたから…
…そんなかすみちゃんに言うべき事は
『…かすみt『かすみさん』』
ってしずくちゃん!?
『かすみさんは…それでいいと思うよ、自分に嘘をつかないかすみさんで』
『…え?』
『皆が賛成だからってかすみさんが反対の意見をあげちゃいけないなんてありえないよ、それでかすみさんが嘘をついて全員賛成になっていてもきっとドンブラザーズの皆さんは嬉しくないと思う』
『それにタロウさんは皆さんがもう知っているように嘘を見破る事が出来ます、そんな嘘をついたら逆に私達見限られてしまうかもしれませんよ?』
『全員の意志が揃わなかったからもしかしたらダメになるかもしれないけど…それはそれで仕方がないわ、割り切ってドンブラザーズの皆さんに全部任せればいいのよ』
『そうそう!!愛さん達はやりたい事がバラバラなんだから、こういうのも賛成一色にならなくても不自然なんかじゃないって!!』
『無問題ラ、かすみ!!もしそれでタロウさんがサポートを否定したとしても、ランジュが何としても助けたい人は助ける事が出来るように説得してみせるわ!!』
『かすみちゃん、私達は自分の想いを大切にして、やりたい事をやってるよね?かすみちゃん自身の想いを蔑ろにしてやりたいか迷ってる事をやっても…きっとかすみちゃん後悔しちゃうんじゃないかな?』
『かすみちゃんの考え、私も間違ってないと思う、だから自信をもって言っても良いと思う』
『…皆に全部言われちゃったけど、私も同じ気持ちだよ、かすみちゃん、かすみちゃんのやりたい事、素直にドンブラザーズの皆さんに伝えてみて、そうした方がきっと後悔しないと思うから』
…栞子ちゃんも、エマさんも、彼方さんも、ミアちゃんも頷いてる…やっぱり、この同好会の皆、本当に優しいよね…だから色んな色が一緒に居続けているのかな?
『み、皆さん…!!ゔうっ…!!あ、ありがとうございまずぅぅぅぅ…!!』
かすみちゃんも泣きながらお礼言ってる…泣く事なんかないのに…本当に罪悪感感じてたんだろうな…
『…全員の結論は出たし、これで話し合いは終わりで…良いよね?』
『うん』『『『はい!!』』』『うんっ!!』『Offcourse』『很好!!』『いいよ~!!』『うんっ!!』『ええ』『…はい』
『じゃあ明日、本気で伝えようね!!おやすみなさい!!』
明日…どうなるのかな?どんな未来になるのかな?楽しみになってきた!!
ふぅ…本当に同好会の皆が、優しくて良かったよぉ…疲れたから、早くベットに寝っ転がろっと
…これで良かったんだよね?私の選択、間違ってないよね?…ドンブラザーズの皆には申し訳ないけど…
余計な動画見なければよかったのかなぁ…でも部長として最悪の事態を考えるのは当然の務めだよね?
明日、はっきりと伝え…
『だから残念です…せっかくのライブの終わりがこのような形になってしまうなんて…何でこんな事になったんですかね?』
伝え…
『なくなってしまうんでしょうか…楽しみにしていた虹ヶ咲学園、隕石に飲まれる形で…』
つた…え…
『その後ろ姿を私は信じたいし、ドンゼンカイオーの時のように、エールも送りたい!!』『怖いけど…それでもやりたい!!絶対後悔すると思ったから!!』『誰かを守る事が出来るようになったという事実を…無駄にしたくないです!!』『何もしないまま逃げるなんてしたくないわ!!』『痛い思いはしちゃうだろうけど、それでもアタシは手伝いたい』『戦いを私にできる形でお手伝いしながら見続けたいです!!』『…怖いですけど…それを受け入れながら、生徒会長として、スクールアイドルとして戦います!!』『怖いけど…頑張る!!』『辛い思いをしちゃった人もポカポカにしてあげたいから…怖い思いはするかもしれないけど、私は関わっていきたいな!!』『…遥ちゃんやその友達に怖い想いをさせたヒトツ鬼という存在が許せないし…』『私達はただの足でまといじゃないやり方もあるって事、なら動くしかないわ!!』『ボクもヒトツ鬼という怪人は怖い…でもボクに再び夢を掴まえる事が出来るチャンスをくれた虹ヶ咲学園をまたヒトツ鬼とかが現れて荒らしていくんだったらボクはやっぱり許せない!!』
…ぐすっ…!!うゔゔっ…!!ごめんなさい皆さん…!!そのままでいいって言ってくれたけど…!!無理だよぉ!!やっぱり同好会の皆の想い、同好会を、学校を好きでいてくれている人達の想いを…!!、蔑ろに…しだくないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!
涙、止まらないよぉ…やっぱりかすみんは…私は…手伝いだいんだ…!!ドンブラザーズの事…!!皆の笑顔…消えて欲しくないって、悲しんでる顔見たくないって…思ってるんだ…!!誰かが傷つく事が怖いのも…本当…本当だけど…!!それでも…それでもっ!!
だから…勇気を…振り絞んなくちゃ…いけない…いけないの!!本当に私がやりたい事を…言いたいからぁ!!
翌日
…朝テレビを見ましたけど…やはり昨日、一昨日と日付が変わらなかったです…ヨシさんに時間に干渉する理由がないので、ヨシさんのヒトツ鬼を倒した所で何も変わらないのではと思っていましたが…いつまで変わらないのでしょうか、私達の時間…
変わらない授業を受けて…変わらない時間の流れを過ごして…
放課後…いよいよ私達の想いを伝える時になりました
私達13人は扇形に椅子を並べて、それに座り、向かい側に5つの椅子を並べていました
「…来ました」
向かい側に5人が座りました…タロウさんを中央に座っています
「さて、お前達の結論を聞かせてもらおうか、いう順番は問わん、言いたい奴から言うがいい」
「で、では私から!!」
1人1人…皆さんは昨日言った事とほぼ変わらない結論をタロウさん達に伝えていく…もちろん私も伝え終わりました
…そして
「…後はお前だけだ、中須かすみ」
…かすみさんだけになりました
ゆっくり立ち上がるかすみさん、身体の震えも…見えてしまいました
…そしてかすみさんは…話始めました、自分の結論を
「私は…誰かが怪我している姿、痛い思いをしている姿を…みたくないです…全然可愛くないですし…痛いのを見るのも感じるのも嫌です…同好会の皆も勿論ですが、ドンブラザーズでも…傷ついて欲しくないです、どうしても最悪の展開になってしまうのではと考えてしまうので…だから…サポートをするような立場になるとそういう場面に出くわしやすくなってしまいます…そう考えると私はその立場にならない方が良いかも…しれません」
「…そうか」
…タロウさんの表情変化は読み取りにくいので分かりませんが…他の皆さんは…少しガッカリしているように見えました、もしかしたら期待していたのかもしれません、今後もドンブラザーズを助けたいと全員が考えている事を…期待を裏切ってしまった事は申し訳ないですが、仕方がないと思ってくれると嬉しいです、世の中そんな簡単にうまくはいかないんですよね…どうしても…
「…お前達の考えはわk」
「まだ私の結論は終わっていません!!」
「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」
か、かすみさん…一体どういう…?
「それでも…それでも!!私は今を楽しんでいる、頑張っている人達の想いを台無しにしている…しているヒトツ鬼等を認めたく…ないです!!それを止めてくれるドンブラザーズの…皆さんを…皆さんを…手伝いたいですぅ!!…見たくない…見たくないんです…戦いで人が傷つく姿も…笑顔を浮かべていた人達が一瞬で悲しみに満たされている表情になってしまった景色も…!!だから…お願いしますドンブラザーズの皆さん、手伝わせてください!!怖がってしまう自分の欠点は自分で直してみせます!!私達の想いは…1つです!!」
「…かすみさん、ちょっと待って!?」
「ど、どういう事」
「しず子!!侑先輩!!皆さんごめんなさい!!」
そう言って1呼吸置いて…こう続けました
「昨日…昨日の私は嘘をついていたみたいで…いいえ違いました、嘘をついていたのではなく、本心を言っていました、ですが…今言った言葉も本当に思っている事です!!言わなくて…気づけなくて…本当にごめんなさい!!」
…かすみさん…!!勇気を振り絞ったのですね…!!それなら良かったです…!!
ドンブラザーズの皆さんも驚いています…喜色の笑みも少し浮かんでいました…
「…そうか」
そう言うとタロウさんは…私達全員を見渡し…こう続けました
「はっきり言ってやる、お前達全員の意志が一致する事は予想していなかった、最低でも1人2人は嫌がるだろうなと…そしてそうなるのは仕方がない事だ、だから俺もお前達を巻き込む事に今でも全く何も思っていない訳では無い、戦場に関わる事に嫌悪感を抱かない一般人など居ない、余程の戦闘狂、或いは恐怖を知らない大バカでもない限りな、誰だって怖いと思うに決まっている…だがお前達はそれを認識しながら俺達の為に、多くの人達の為になる選択をして、覚悟を示した、…お前達を極度のお人好しで勇気のある者として…」
タロウさんは扇子で仰いでこう続けた
「この世界での俺のお供達として認めてやる」
「「「「「「「…ありがとうございます!!」」」」」」」「「「「…ありがとうございます」」」」「ありがとうっ!!」「…Thankyouverymuch!!」「…谢谢!!」
良かった…!!私達認められましたよ!!タロウさんに!!
「やりましたねせつ菜さん、頑張りましょう」
「はいっ!!この学校の…世界の為に頑張るしかないですね!!」
「頑張ろうね、果林ちゃん!!」
「ええ、私達の中に嫌な思いをする人が現れないように気をつけながら頑張るわよ」
「やってやるわよ、ミア!!」
「YES!!ヒトツ鬼になった人達にひと泡吹かせてやるんだ!!」
「遥ちゃん達の為にも全力で頑張ろうね〜♪」
「はいっ!!しっかりサポートしますよっ!!」
「頑張ろうねりなりー!!いざと言う時は愛さんが守るから!!」
「ありがとう愛さん、璃奈ちゃんボード、〖やったるでー!!〗」
「かすみちゃん…本当に大丈夫?」
「大丈夫ですよ侑先輩っ!!かすみんに乗り越えられない壁はありませんからね!!」
「かすみちゃんがそこまで言うなら…私達も何も言わないよっ、一緒にがんばろう!!かすみちゃん!!」
「あ、歩夢先輩…はいっ!!」
「アイツら…スゲェな本当に、お人好しにも程があるだろ…」
「僕は彼女達はそういう決断をするんじゃないかなって思ってました、何となくですけど」
「彼女達の決断…悪い事に繋がらなければいいが…」
「そうならないように、いざと言う時は私達で守ればいーじゃん!!歓迎しようよ!!一緒に頑張ってくれる仲間が出来たこと!!」
「ただし!!」
「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」ビクッ
「俺達がお前達を守る順位としてはただの一般人よりは1つ下がる、お前達は覚悟して戦場に来るんだからな、逃げる時は必ず逃げきれ!!」
「「「『『『分かりました!!』』』」」」『おっけ~♪』『OK』『(分かったわ!!)』「『分かりました』」『『分かったよ~』』
「そしてもう1つ、お前達はこの世界限定とはいえ、俺のお供になったという事は…」
(あ、タロウあれ受けさせるつもりだ)
(初日からアレはハードにも程があるぞ…)
(頑張れよお前ら…俺もだけど…)
(本当に容赦ないですねタロウさん…)
「俺の訓練を受けてもらう」
「「「「「「「「「「「「…え?」」」」」」」」」」」」
つ、ついに戦隊直々の訓練を私達にしてくれるんですか!?どんなものなのでしょうか…!!楽しみです!!
「づらいよ“ぉ”ぉ“ぉ”ぉ“ぉ”ぉ“!!助け”て“ぇ”ぇ“ぇ”ぇ“!!」
「高咲侑しっかりしろ!!その運動神経では誰も助ける事など出来ん!!」
「ゼェ………!!ゼェ………!!こんなに運動するの…ありえない…よぉぉぉ…!!」
…今、私達は全力で広大なグラウンドを走り続けています
…もう一時間以上も…
なんでしょうか…私は今、命の危機を感じています…知っていたはずです…タロウさんの扱きは他の戦隊の比ではないと……楽しみですって思っていた過去の自分にビンタしたいです…
「ちょ、ちょっとハードだよぉぉお!!」
「あ、歩夢さん…頑張ってください!!フゥ…フゥ…!!私達も頑張りますから!!」
「あ、ありがとうしずくちゃん…!!キツイよぉぉ…!!」
私達の中で平均的な体力の歩夢さん、しずくさんは…何とかついていっているようです
「…キツいかもしれねぇが覚悟決めろ…ハッ…!!ハッ…!!桃井は言った事絶対曲げない」
…犬塚さんと一緒に、犬塚さん逃亡犯の割にはやはり体力ないですよね…何故なのでしょうか…
「が、頑固にも程があるんじゃないですか!?ゼェ…ゼェ…!!侑ちゃん泣き叫んでいるんですけど!?」
「よ、よそ見しながら走らないでください歩夢先輩!!侑先輩が心配なのは分かりますから!!だ…大丈夫です!!多分きっと…」
「この量の訓練…ハァ…!!ハァ…!!本当に必要なのでしょうか…?運動のし過ぎで倒れてしまっては元も子もないのでは…!?」
「これくらいで…!!倒れたらタロウさんのお供名乗れませんよ…!!ゼェ…!!ゼェ…!!栞子さん、せつ菜さん…!!諦めましょうっ!!」
…それより体力がある私と栞子さんと雉野さんはそこそこついていけています
…少なくとも体力面では雉野さん>犬塚さんなんですよね…やっぱり納得が難しいです…
そして更に体力が上らしいのが…
「ハッ…ハッ…本当に凄いわね、愛…」
「君も十二分に凄いと思うが…フッ…フッ…タロウとジロウの次に運動神経が良いと自負している私に…ハッ…ハッ…追いつけるとは…」
「猿原さんも体力あまりなさそうなのに…フゥ…フゥ…果林ちゃんと並んで走れるの、私凄いと思う!!」
果林さんと猿原さんとエマさんでした…猿原さんそんなに体力ありました?負けん気が強い方なのは確かですからタロウさんに負ける自分でありたくない一心で鍛えていたのでしょうか?一日中ドンブラザーズとして活動する時以外は暇でしょうから
それにしても…
「やるねぇランジュ!!ここまで持久走で張り合ったのランジュが初めてだよっ!!」
「アタシもここまで着いてこられるなんて驚いてるわ!!どっちが最初体力が切れるか、勝負よ愛!!」
「いいよっ!!絶対負けないからぁっ!!」
この2人、本当に運動神経抜群すぎますよね…私達の中で群抜きすぎだと思います…人ってここまで余裕を見せながら凄いスピードで走る事が出来るのでしょうか…
…それにしてもよく私達この訓練についてこれますよね…自分でも体力がすぐに切れていない事に驚いていますスクールアイドルとして運動してきたのが功を奏しているのでしょうか
最も、ついてこれていない人もいるんですけどね…
歩夢さんの後ろで…息を切らしながらついて行ってる…
「あ…あ…歩夢ちゃん待ってよぉぉ…!!ゼェェ……ハァァァ…!!息苦しいよぉ…!!彼方ちゃん全身…筋肉痛で…!!壊れちゃうよぉぉ…!!」
彼方さん…彼方さんはいざと言う時は凄く動きますけど…それ以外の時は並レベルですからね…
それでも…それでもいい方なんですよね…だって…
「り…璃奈ちゃん…ボー…ド…〖も…うげん…〗む、無理…表…現…余裕…な…い…ゼハァ…!!ゼハァ…!!本当に…キツイ…よぉ…」
「ううっ…こんなの…ないだろ…ぼ、僕は…最年少なんだぞ…同好会の…中で…ハァァァッ…ハァァァッ…!!手加減…して欲しい…よぉぉ…!!」
「ごんなの…ごんなのって…ないでずぅぅぅぅ!!わ、わだしは…み“んなのえ”がおをまも“りだくて…勇気をだじたんでずぅぅ…ごんなぎづいお”も“い”するなんでぇぇぇ!!」
3人とも…もう歩いています…限界なんでしょうね…ミアさんと璃奈さんとかすみさん…
ですが…3人も進んでいるだけ…頑張っているのでしょうか…だって…目の前には…
「も“うう”ごげないよぉ“ぉ”ぉ“ぉ”ぉ“!!!!む“り”だって“ばぁ”ぁ“ぁ”ぁ”ぁ“ぁ”!!!!」
「マネージャーだからって運動の量は少なかったらしいが…俺のお供になった以上、同じ立場だ!!手など抜かん!!早く立て!!」
もうタロウさんににらみつけられながら地面に倒れ伏せている侑さんがいました…侑さんは運動神経が同好会の中で一番なかったです…その結果限界の限界に達してしまい、動けなくなってしまったのでしょう…その為にタロウさんに目を付けられ…走る事を常にうながされてしまいました…
とうとう周回遅れになってしまい、ランジュさんや愛さん、果林さんやエマさんは会った時必死に励ましていましたが…
それで一瞬だけ結構早くはなりましたが長続きせず…倒れてしまったみたいですね…
「タロウさん、運動に慣れている他の子と違って、マネージャーである侑さんにやりすぎだと僕は思うんですが…」
「運動が苦手であればある程、いざという時に多くの人の足を引っ張る可能性がある、手を抜くわけにはいかん!!」
「侑さん……!!大好きを…思い浮かべ続ければきっとまた走れるようになると思います!!が、頑張ってください!!」
「え、えっと…お、応援してます!!」
「おう”え“んじゃなぐでぇ”ぇ“ぇ”ぇ“!!!!だずげでけ”よ“ぉ”ぉ“ぉ”ぉ“ぉ”ぉ“!!」
…やはり
『タロウさんは私達の事を思って訓練してくれています!!とりあえず訓練に口出しはしないでやってみませんか?タロウさんの指導はとても凄いんですよっ!!きっと皆さんしっかり成長できると思いますから!!』
『ほう、いい心がけだ、約束してやる、お前達が強くなる事を、俺を信じて文句を言わずについてこい!!』
あんな事皆さんに言わない方がよかったかもしれません…タロウさんにやりすぎではという事が出来ないです…仲間に加えてもらったからって調子に乗りすぎました…侑さん…ミアさん…かすみさん…璃奈さん…本当にごめんなさい…
なので…タロウさんは所定の距離…15kmを走るまで終わりはないと言い放ちました…水分補給スペースはありますけど、休憩はなしで…そしてそれが遅すぎた場合、その人が走る距離を1㎞追加するというルールまで設定したんです…それにも口出し出来ません…
笑えないジョークです…いつ終わるんですかこのランニング…この後が腕立て腹筋20セット、精神統一、シャトルランそれぞれ30分、腕力増強トレーニング20セットが控えているんですけど…
「…ごめんね…ハァ…ハァ…タロウが本当…」
「あ、はるかさん…」
はるかさんは私達と歩夢さんの間の位置で走っていましたが…私達に追いついたみたいですね…
「…ねぇ、やっぱりお供になるの辞めたくなってたりする?」
「どうで…しょうか…」
…私は大丈夫ですが…下手したら…体力のない皆さん…後悔していたりして…大丈夫なのでしょうか、この先…
「ようやく再び走り出したか、お前も、遅い奴らももっと早く走ってみろぉぉぉぉ!!」
「やめまずぅ“ぅ”ぅ“ぅ”ぅ“ぅ”ぅ“ぅ”!!ただのい“っぱんじんにもどりまずからやめ”る“ぎょかをぐだざいぃぃぃぃ!!」
「おぉぉぉ…まい…がっしゅぅぅぅぅうう…」
「も、もう…む…り…」
「だれでもい“い”がら“だずげでぇ”ぇ“ぇ”ぇ“え”え“え”え“え”え“え”え“!!!!!!!」
じかーい、じかい
私達の世界のスーパー戦隊とスクールアイドルの歴史を知って欲しいです!!
その為に行きましょう!!アキバドームシティへ!!
沢山の大好き!!そして話し合って浮かび上がる沢山の謎!!
って嘘ですよね!?喫茶どんぶらが滅茶苦茶にされたんですか!?
敵組織は…どんな目的で行動しているんですか!?
ドン虹2.5話、「それぞれのきせき」
さぁ楽しもうぜ!!
やっと…やっと…!!2話の更新が出来ました〜!!
完結編第一章の公開の日に間に合って良かったです
このssで虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会と暴太郎戦隊ドンブラザーズに興味を持っていただけると嬉しいです!!
因みにですが、後で幾つか誤字を見つけたり、追記したい文章が思いついたり、映画の内容を反映させるかもしれないので、頻繁に修正すると思われます。ですが大規模な修正はしないつもりです!!
後彼方ちゃんごめんなさい彼方ちゃんの曲の歌詞使えなかったです…次の曲は使うつもりなので許してください…
後、誰が何を喋っているのか分かりにくいセリフには名前を前に記します、もし分かりにくいセリフがあったらお伝えください
様々な小ネタを取り入れているので、気がついてくれたら嬉しいです!!
オリジナルキャラクターについては設定を後でまとめます!!