愛鳥少女とキンヨク生活のすすめ。   作:田舎犬派

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69羽 葦原第三学校

 

 オウミの都市に存在するカザヨミの訓練施設は他の都市のものとは少し趣が異なっている。他の都市よりも下級カザヨミのための訓練設備が充実しており、各種訓練においても下級の育成に力を入れている。

 

 座学ではまだ幼いカザヨミにかつて義務教育と呼ばれていた教育を施し、その後にカザヨミとしての技術を教えていくという形態を取っている。そのためオウミのカザヨミは彼女たちが声高に自慢するように、都市外の人々と比べれば確かに"教養がある"と言えるかもしれない。

 

 飛行訓練は広大な湖上で行われ、万が一墜落したとしてもカザヨミの身体ならば水面に打ち付けられる程度は軽症で済む。さらにまだ飛び立つ技術が未熟な下級達にとって助走を付けられる平坦な土地が周辺に多いというのも、この都市が下級のカザヨミたちの訓練施設として有名である理由だろう。

 

 そんなオウミの都市はカザヨミたちの"飛ぶ"以外の様々な要望に応えるべく多くの店舗が集結している。衣食住はもちろん、各種ブランドや娯楽関係の施設も十分すぎるほど置かれ、それらはカザヨミならば無料で利用できるし、店の商品においても定価の一割程度で購入する事ができる。

 

 そういったカザヨミの欲を満たせるような施設が連なる都市内の中で、カザヨミ関連の施設でありながら一切の煌びやかさが排除された施設が、湖にせり出す形で建設されている。

 

 多くの訓練施設が番号と用途を名前としている中で唯一、葦原(アシハラ)第三学校と命名されたカザヨミの学び舎はかつてこの湖に多く自生していたヨシ、又はアシと呼ばれる植物に由来する。元々存在していた湖岸の施設を大幅に改修して学校とした其処は多くのカザヨミが生徒として在籍し技術を磨き知識を蓄える場所として、カザヨミにとっての故郷として生み出された。

 

 葦原第三学校は先生がオウミの都市へとやってきてから造られた施設なのでそこまで歴史があるわけでは無いが、かつて先生の上司だった店長の人脈とノウハウ、それを活用した先生の努力によって数多くのカザヨミたちが一端の教育を施される。もちろん学校には教育を受けている下級だけでなく、多くの下級カザヨミの憧れとして活動する上級カザヨミも所属している。

 

 そんな若い上級カザヨミの一人、ここ最近ようやく一級として実力を付け始めてきたとある少女は、寮の自室でとある配信のアーカイブに釘付けとなっていた。

 

 

 

「……」

 

 難しい顔をしながら真剣に画面へ食い入る少女は無意識に握りしめた両手をそのままに、前のめりになりながら集中し続けている。白銀の髪をゆらゆら揺らし、ぴょこんと飛び出たひと房の黒髪が特徴的な少女は瞬きする事すら忘れたように微動だにしない。

 

 部屋は比較的広く、壁には備え付けの二段ベッド。窓際には並べられた勉強机が淡い日の光に照らされていた。片方の机は丁寧に扱われているらしく、本や文房具といったものも綺麗に片づけられている。もう片方の机は主の性格が現れているのか、机の上に教科書やノートが出しっぱなしになっている。机の隅には可愛らしい落書きが踊り、勉強に関係のなさそうな鳥の置物が二つ並べられていた。

 

「おーい、セキレイちゃーん? もうお昼だよー?」

 

 部屋の中央に置かれたテーブルの前で正座しながら情報端末で配信アーカイブを視聴している少女。セキレイと呼ばれたその少女は声の主へと振り返ることなく配信を見続けている。

 

「ありゃりゃ、こうなるとセキレイちゃんは聞く耳持たないからなァ……今日はカレーだってハト先輩が言ってたのに」

 

「カレー……美鈴(みれー)、今日カレーなの……?」

 

「あれ? 反応した?」

 

 予想外に自身の言葉を聞いていたルームメイトの石白玲菜(せきしろれいな)の様子に、彼女の姉代わりを自称するカザヨミ瀬黒美鈴(せぐろみれい)は驚きをあらわにする。

 

 配信に釘付けとなっている少女、石白玲菜。お手本のごとき基本に忠実な美しい飛び方をする事から、セキレイという愛称で上級カザヨミから可愛がられている優秀なカザヨミだ。訓練施設の寮へと入寮してからずっと教科書を持ち歩くほどの勤勉家で、座学においてはかの有名な風花ツグミが残した点数に次ぐ好成績を維持している。実際にツグミに勉強を見てもらう事も多かったセキレイはその繋がりからミサゴやヒタキとの交流もあり、飛び方を見てもらう事も多かった。

 

 そのため一時は最も特級に近いカザヨミとして注目されていた。セキレイ自身も特級というカザヨミの中でも文字通り特別な存在へと至る事を周囲から期待されていた状況に少なからず心地よさを感じていた事は否定できなかった。

 

 だが、そんなセキレイに対する注目は突然現れた嶺渡姉妹の存在によって一瞬で奪われる事になる。それまで自身に向けられていた好意的な言動の数々が間違いであったかのように嶺渡姉妹へと向けられ、対してセキレイの評価は"そこそこ"程度に落ち着いてしまった。

 

 このような状況、一般的なカザヨミならば自信の喪失と共に精神的な負荷を感じ、最悪の場合空を飛ぶことすらままならなくなっていただろう。

 

 しかし幸か不幸かセキレイの場合はそうはならなかった。正確に言うならば、自信を失い腐るだけの時間が許されなかったというべきだろうか。それまでのセキレイは自身の知識と技術に相応の矜持を持っていた。雲海の支配領域でも太刀打ちできるだけの力を身に着けていたと自分自身を評価していた。けれど、実際の雲海調査に参加した結果は散々なものだった。中層へと入り込んで早々に気を失い、特級カザヨミであるミサゴたちの、文字通りお荷物となってしまった。事が収まるまで気を失い続けて、ミサゴたちの負荷となり続けた事実はセキレイに余計なプライドを形成させるだけの余裕を奪い去った。

 

 もっと強くならなければ。もっと知識を、もっと技術を。少なくとも、先輩たちの足手まといにならない程度にはならなければ。

 

 それからセキレイはいっそうの努力を自分に科した。オーバーワークだと指導役のカザヨミに釘を刺されても、セキレイは聞く耳を持たなかった。今までの教科書通りの飛び方のままではどうにもならない。もっと、自分だけの飛び方を考えなければいけない。

 

 そんな事を悩み始めた時に始まったのが、ハヤブサによる初めての生配信だった。

 

「ねえみれー、カレーって何だと思う?」

 

「……セキレイちゃん、ちょっと休もうか」

 

 セキレイにとって配信で自由に空を飛ぶユナの姿はまさに理想だった。自分だけの飛び方をもって雲海を飛び回るその姿こそが、今の自分には必要なのだと。

 

 ハヤブサのチャンネルの動画を何度も視聴し、生配信のアーカイブを何十回もループした。ユナの飛び方を真似したい訳ではない。ユナのように、自由に飛べるだけの力が何処にあるのかを知りたかっただけ。ユナの隣で、自分に不足している何かを知りたかっただけ。……その弊害として配信に時々現れるカレーというフレーズがセキレイの頭の中をぐるぐる回るが、セキレイは気にしない。

 

「ううん、カレー食べに行く……」

 

「あいあい了解。それじゃあちょっと待ってな」

 

 瀬黒は寝ずに動画を見続けていたセキレイのボサボサ頭に櫛を通して梳いていく。

 

 雲海調査から帰ってきたセキレイの焦燥した姿は未だに強く彼女にこびり付き、何かに急かされて生きているのだと理解出来てしまう。命の危機と隣り合わせなカザヨミであるから、その姿は生き急ぐ……あるいは死に急いでいるように見えてしまうだろう。そんなセキレイへせめて年頃の少女らしい見た目で居てほしい。そんな思いを込めながら今日も三級カザヨミである瀬黒はセキレイに心を砕いていく。

 

 

 

 

 

 

「いやーちょっと来るのが遅かったかなァ? 何処も空いてないねえ」

 

「どこでもいい、早く食べて動画の続き見たい」

 

「まァそんな事言わないでさ、食事もカザヨミには重要なんだから」

 

 葦原第三学校を中心とした訓練施設群の規模は他都市と比べても倍以上はある。施設の敷地から出ずとも生活できる程度には環境が整えられており、実際のその通りの生活を続けているカザヨミも存在している。

 

 衣食住のうち衣類は専門の店が、住居はカザヨミ用の寮が、そして食事は深夜まで営業している食堂が完備されている。いつでも食事が出来るとはいえ、授業の終了時間が毎回同じであることなどから基本的に朝昼晩の三度のタイミングに利用者が集中する。セキレイと瀬黒がやってきたタイミングも丁度授業が終わった後で、お腹を空かせたカザヨミたちによって食堂はごった返していた。

 

「どっか相席させてもらうしかないなァ」

 

「お腹空いた」

 

 瀬黒はカレーライスが乗ったトレイを手に持ったまま辺りを見渡すが、どの席も既に埋まっており座れる場所は見当たらないように見える。ぽつぽつと空席があったとしても、隣の席で翼を広げた下級カザヨミが占拠していたりしてあまり座りたくはない。

 

 そんな事を考えていた瀬黒の後ろから誰かの声が聞こえてきた。

 

「あれ? 瀬黒先輩にセキレイちゃん? 食堂で会うなんて偶然ですね」

 

「風花さん!」

 

 声をかけてきたのは現在一級カザヨミとして活動している風花ツグミだった。特級を除く都市の最高戦力である一級、その中でも最高レベルの評価を受けているカザヨミの一人だ。下級時代の座学の成績は未だ上回る者が現れず、上級となった後も知識の面では並ぶものなしと呼ばれるほどのカザヨミ。ここ最近一級へと昇格し飛行能力においても実力を認められただけでなく、かの有名な第十七飛行隊に所属している将来有望な特級候補だ。

 

「もう瀬黒先輩、私にさん付けは必要ないですってば」

 

 困ったように笑むツグミに対して瀬黒は半歩後ずさって勢いよく首を横に振る。

 

「いやいや、風花さんこそ私なんか先輩って呼ばなくてもいいって! こちとら三級だってば」

 

「? 私の飛び方は瀬黒先輩に教わったんですよ? 換羽の時だって瀬黒先輩に相談に乗って頂きましたし」

 

「い、いや……教えてたってそれ風花さんが四級の時……それに相談だってちょっと話しただけで……」

 

 瀬黒美鈴がカザヨミとして発現したのはツグミたちより一世代前の事だった。誰とでも仲良くなれる高いコミュニケーション能力を持ち合わせていた瀬黒は四級時代から多くの仲間に囲まれており、彼女の才能が三級どまりだと判明した後も交友関係が途絶える事はなかった。初対面の人間と会話する事を苦と思わず、他人の言葉に寄り添えるその姿は多くのカザヨミにとって頼れる先輩としてあり続けた。第十七飛行隊のメンタル維持役であるヒタキも彼女の在り方に憧れ、見本とした一人だ。

 

 しかし瀬黒本人はそれらの交友関係や仲良くなる才能というものが自身の武器になるとは考えていなかった。カザヨミとしての才能が低いというのもあり、瀬黒の自己評価はいつも低め。今回もツグミが話しかけてきたのは隣にいるセキレイと会話したいがためと考えているくらいだった。

 

「お腹空いた……くう」

 

「セキレイちゃんも限界みたいですし、こちらへどうぞ。空いてる席があるんです」

 

 ツグミが先頭を歩き、その後にセキレイが続く。ついていって良いのか不安になりながらも瀬黒が後を追う。

 

「いいの? 助かるけど……」

 

「流石に混んでいるので相席になるんですが……大丈夫ですか?」

 

「もちろん、座れるだけで大助かりだよ」

 

 その時、瀬黒はツグミの言葉を深く考えなかったことを後々後悔することになる。時間的に食堂の席はほぼ埋まり切っており相席だとしても簡単に座れるような場所はまず見当たらない。空いている席となれば不快な態度を崩さない下級カザヨミの隣か……もしくは"座ることをためらうような場所"に限られている。

 

 

 つまり、席が空いているというのは、そういう事なのだ。

 

「ま、マジですか……」

 

「あれ? 瀬黒先輩にセキレイちゃんじゃないっスか。お疲れさまっス」

 

「なんだセグロにセキレイ、昼食まだだったのか?」

 

 ツグミが案内した席には既に二名のカザヨミが座ってツグミを待っていた。珍しい煮魚定食を口にする特級のヒタキは瀬黒とセキレイの姿を確認し、箸を置いて軽く手を上げる。

 

 その隣にはとんでもない量の白米と、その白米にかき氷シロップのごとく掛け流されたカレー、白米の山の麓に鎮座するトンカツのビルディングにスプーンを突っ込んでいる特級のミサゴ。

 

 基本的にカザヨミは飛行にかなりのエネルギーを消費するためよく食べる。とはいえミサゴほどの量を平らげるカザヨミはまあ居ない。瀬黒の目の前には目立つカレーの山と、さらに目立つ特級という桁違いの実力を持つカザヨミ、それも二人。

 

 そこに居たのは現在のカザヨミ戦力において頂点に存在すると言われている第十七飛行隊の面々だ。珍しくツグミが食堂に居る時点でヤバいかと考えていた瀬黒の直観は的中し、内心、こりゃ誰も空席に近づかない訳だわと思いながらもちらりと周囲の状況を確認する。やはりと言うか、周りの視線はこちらへと悉く注がれていた。

 

「ひぃ……見られてる、見られてるってばァ……」

 

 カザヨミの中でも才能をもって上級へと行けるのはほんの僅かな天才だけと言われている。ほとんどのカザヨミは努力に努力を重ね、数年の訓練と修行に明け暮れてなお、ほとんどが三級どまりで成長が停滞する。けれど瀬黒の目の前に居るのはそんな下級どまりの自分などとは比べ物にならないほどの実力者、都市においてもエリートと称される恐れ多すぎるカザヨミたちなのだ。

 

「お邪魔します先輩……」

 

「セキレイちゃん!?」

 

 瀬黒の胸中などどうでもいいとばかりにセキレイが机の空いている場所に自身のカレーをどかっと置く。徹夜明けでキツそうなセキレイの姿を少し呆れた様子のヒタキが椅子へと誘導し、同じように瀬黒も椅子へと座らされる。

 

「はいはいどうぞ―っス。相変わらず小食っスねセキレイちゃんは。もっと食べないとダメっスよ、カザヨミはカロリー消費激しいんスから」

 

「でもセキレイちゃん今日はカレーですよ。いつもは携帯食料で済ませるのに」

 

「そういえばそうだな」

 

「……ユナさんが、食べるって言ってた……」

 

「あー……なるほどっス」

 

 セキレイがユナの動画を見漁っているというのは上級カザヨミの中では既に知られている事実だ。見漁っているのが自身の飛び方の改革の為であることも同時に知られているので周囲の上級はセキレイに対して生暖かい応援の視線を向けるだけで行動自体を咎めるような事はしない。

 

 幼いころにカザヨミとして発現した少女たちは思春期を通りカザヨミとして成長していく。セキレイのように自身の不甲斐なさや成長の遅さに焦りを覚え、突拍子の無い行動に出たり極端な考えを持ってしまう事も少なくない。

 

 そんな恥ずかしくも懐かしい思い出を上級カザヨミたちは一つや二つ持っているものだ。なので今のセキレイの状態に彼女たちが共感を抱くのは不思議な事ではなかった。

 

 とはいえ同室の瀬黒にとってはそうも言ってられない。こちらから声をかけなければ食事もまともに取らず、睡眠時間すら削って動画を見、それが終われば飛行訓練に向かうというストイックを通り越して無茶苦茶な生活をここ最近続けているのだから。

 

「ヒタキさんも言ってくださいよ、セキレイちゃんずっと端末に張り付いてるんですよ」

 

「そうは言ってもっスねぇ……」

 

「セキレイちゃんは、ユナちゃんのようになりたいの?」

 

 ツグミの質問にセキレイはカレースプーンを咥えながら首を横に振る。

 

「違うのか?」

 

 この年頃のカザヨミが上位のカザヨミに憧れるというのは珍しくない。下級の中にはそれぞれ目標とする上級カザヨミを定めている者たちも少なくなく、上級でも自身が持ちえない技術を持つカザヨミに憧れ師事する場合もある。けれどセキレイはそのような単純な憧れからユナの動画を追っている訳ではないらしい。

 

「同じように"自由に"飛ぶにはどうすればいいか、知りたい」

 

 その言葉にツグミは意外そうにセキレイを見つめる。幼くとも賢いセキレイは努めて正しく順番に級を上げ、現在一級という上澄みの仲間入りを果たしている。二級を脱した時点でセキレイの才能は疑いようもなく、故に自身の飛び方にプライドを持っていてもおかしくないはずだ。けれどセキレイはプライドよりもさらに先を求めている。

 

 その姿勢は下級のカザヨミには無い、真に空を求めるカザヨミのそれだった。故にカレーを啄むセキレイの姿を見て、ミサゴは口を開いた。

 

「なら本人から聞けばいい」

 

「ちょ、ミサゴ先輩!」

 

 思わぬミサゴの言葉にヒタキが慌てだす。なんてことないように口にされた内容を遮るかのように声を荒げるヒタキだが、あいにく瀬黒は聞き取ってしまった。

 

「どういう意味です?」

 

「来月、キョウトとオウミの合同訓練が行われるだろう? その文面に一文追加の記載がされた」

 

 懐から携帯端末を取り出すミサゴ。ここまでくると先ほどまで制止しようとしていたヒタキも観念したようにため息をついて煮魚に箸を向けなおす。ツグミに関しては最初からそのつもりだったかのように、ミサゴの言葉に驚くことなくセキレイと瀬黒に笑みを向けている。

 

 何が何だか分からない瀬黒と、ミサゴの携帯端末に表示された合同訓練の詳細事項を見つめるセキレイ。不思議そうにしている二人へとミサゴが言葉を続ける。

 

「合同訓練はキョウト、オウミ、"および周辺で活動するカザヨミを対象とする"……さて、セキレイ。お前はこのまま部屋に戻って動画の続きを見るか? それとも私と一緒に合同訓練への参加用紙を受け取りに行くか」

 

 本来ならば意味のないはずの一文。都市所属のカザヨミならば誰でも参加可能という合同訓練の条件になぜか"周辺で活動しているカザヨミも参加可能"という文言が追記されている。

 

 それだけならばセキレイや瀬黒も不思議には思わなかっただろう。けれどその話がこの流れで出て、挑発するようなミサゴの瞳に見つめられれば、自ずと言いたい事は伝わるものだ。

 

 動画や教科書からは得られない本物の経験。本物の(ハヤブサ)。ありえないはずの期待にセキレイの視線が詳細事項からミサゴへと流れていく。

 

「さあ、どうする?」

 

 挑戦的なミサゴの言葉に対するセキレイの答えは、とっくに決まっていた。

 

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