解説役として有用そうな異世界からの迷い人、
「ルカ・アウトキャスト」が主人公です。
でもチートや無双ばかりだとつまらないと
思っているので転生者以外のキャラクターも出しますし
皆さんの要望にも応えていきたいと思っています。
突然だが俺の名前はルカ・アウトキャスト。
海水浴の最中に暴走トラックと悪魔合体した
人喰い鮫から巨乳JKを庇って左腕を失い、
剣と魔法の異世界に転生した元底辺Vだ!
ちなみに、今の自己紹介は全部ウソだ……
まぁ酢豚のパイナップルと同じくらい無意味な
文章はここまでだから安心してくれ。(地雷)
異世界に来てから半年ほど、右も左も分からず
樹海でサバイバル生活をしていた俺はその日も
近くの集落を襲撃して壊滅に追い込んだらしい
大型魔物と激しい縄張り争いをしていたんだが
それを遠くから見ていた奴がいたらしく、
俺は報告を受けたギルドにスカウトされた。
並の人間では束になっても倒せないような
魔物が虫みたいにウジャウジャいるこの世界で
俺達が繁栄出来る訳がないと思うかも知れないが
人間も思いの外逞しいもので、色々な対策を講じ
何とか生態系の頂点を死守しているし、簡単には
やられない明確な理由があった。
全人類のうち僅か数%というかなりの少数では
あるものの、単独で魔物に対抗出来る大戦力……
「冒険者」と呼ばれる超人の存在だ。
例えるならX-M◯Nに出てくるミュータントや
ニ◯ジャスレイヤーのニンジャみたいな感じ。
しかしその冒険者だって中身は人間なので、
最近はその力を悪用する連中も増えて来た。
そりゃそうだ……ドラゴンや吸血鬼よりも
堅気の人間の方が数は多いし弱っちい。
襲えばほぼ確実に大金が手に入るし、何より
魔物より賢いから搾取するのも簡単だしな。
俺だって上位層の強さを知ってなきゃ絶対に
そうしただろう、気持ちは分かる。
「邪魔するぜ……理由は分かんだろ?」
ドアを蹴破り、お世辞にも豪奢とは言えない
山奥の砦に170cm弱のやや小柄な青年が現れる。
装着し、スコップを鞘から引き抜いて構えた姿は
紛う事なき異常者だが、万年人材不足のギルドでは
俺みたいなのでもまだマシな部類らしく、一応
Dランクの冒険者としてお墨付きを頂いている。
『何処かの雇われか?邪魔すんなら帰れ!』
右腕に毒蛇の刺青を入れた見張りの大男が
大振りのハンティングナイフを鞘から抜き、
ドスの効いた低音で唸る。コイツらが今日の
ターゲット「ギリースネイク盗賊団」だ。
「あいよー」
『馬鹿め、生きて返すと思ったかぁッ!!』
奴は俺が背中を向けた隙にハンティングナイフで
奇襲を仕掛けて来たが、スコップの側面を盾にして
攻撃を弾いた。ふざけていると思うかも知れないが
これが意外に強く、馬鹿に出来ない性能を持つ。
ギィンッ!!
薄暗い室内を火花が照らし、ナイフの切っ先が
男の右目にクリーンヒットした。
『目があぁぁァ!!』
「おっと悪りぃ……この鉄板ネタが分かる奴も、
俺の側には一人もいないんだったな。」
片目を潰されてのたうち回る男の後頭部を
殴打してトドメを刺すと、騒ぎを効いた奴等が
武器を持って何人か集まって来る。
『曲者だー!』 『捕らえて売り飛ばせ!』
次の瞬間、奴等が一斉に飛び掛かって来た。
閉所で複数戦……シンプルだが幾ら超人でも
冒険者ってのは力のある人間に過ぎない訳で、
刃物で斬られれば血を流すし殴られたら気絶する。
二年くらい前に起きた戦争では数の多い王国軍が
挟撃で自治領の冒険者を大勢殺したって話だ。
「おっと、こりゃヤバいな……」
俺は追撃を躱しながら狭い通路に飛び込み、
追って来た連中の攻撃を敢えて何発か食らう…
薄皮一枚と軽い脳震盪で済んだが中々痛いな。
「あークソ!話が違うじゃねぇかよ!!」
『その男を追え、絶対に逃すな!』
名演技に釣られて10人くらいが追って来る。
即席の策にしては上出来だな……
「よく来たな……」
彼が指を鳴らすと山賊の背後に氷の壁が現れた。
予め通路の入口に「雪兎の歯」をばら撒いておき、
それを触媒に氷魔法を発動させたのだ。
「降伏しろ!でなきゃお前らの頭蓋骨を叩き割って
アボガドペーストの容器にしてやる!」
『わ、分かった!従う!従うからやめ』
「ダイヤモンドマグナム!」
手を上げて跪いた男の腹を冒険者の拳がぶち抜く!
それだけではない、クッキーのようにくり抜かれ、
冷気で凍りついた骨肉の弾丸が男の背中から飛び出し、背後の山賊にも次々と致命傷を与えたのだ!
『なんで……降伏、したのに』
「俺が一言でも助けてやるなんて言ったか?
正義のヒーローになるつもりはねぇよ……
運が良けりゃ教会が蘇生してくれんだろ。」
冒険者はそう言うと、山賊の喉にスコップを
突き立てて介錯した。
『畜生……遅かったか!』
さーて、メインディッシュの登場だ……
「ギリースネイク盗賊団」の首領にして、
ギルドに従わないはぐれ冒険者の賞金首。
「薮蛇のハラフ、懸賞金は銀貨700枚……
盗みだけでこの額なら頑張ってる方ではあるか。」
『……手が早いな、ギルドも随分と暇らしい。』
ハラフと呼ばれたはぐれ冒険者はウーツ鋼の
奇妙に湾曲した短刀を抜き、蛇のような両目で
冒険者を睨みつける。その下半身には足がなく、
緑色の細かい鱗でびっしりと覆われていた……
『俺達は誰も殺してない!それを貴様は……!』
冒険者はスコップを彼の頭目掛けて振り下ろす!
「……金ってのは命を守る為のものだ。それを
お前は弱ェ奴等から奪った、人殺しと同じだろ。」
ハラフは短刀で冒険者の一撃を防ぐが、腹に蹴りを
入れられて吹き飛び岩の壁に叩きつけられた。
『ク、クソが……殺してやる!』
次の瞬間、ハラフの両目が妖しく輝き、
黄色い怪光線が発射される!
『
「そう熱くなるなよ、怖くて仕方ねェ……」
冒険者は怪光線を鏡面のように凍りついた左腕で
殴りつけるようにして反射し致命打を回避!
更に左腕でスコップを構え、一気に振り抜く!
「
必殺の一撃がハラフの喉を捉え首を跳ね飛ばした。
ハラフの首は地面に転がった後も変わらずに
苦悶の形相で彼を睨みつけ、牙を剥いている。
「蛇人族の首って斬った後も生きてるのかよ……
マジで蛇みたいだな、お前ら。」
俺はハラフの首を素早く革袋に詰めると
小型の水晶玉を取り出し、ギルドに繋ぐ。
水晶玉はこの世界のメジャーなアイテムであり、
通話以外にも掲示板への書き込みや音楽の再生、
ラジオの視聴なんかも出来る優れ物だ。
「もしもし、Dランクのスーパーヴィランだけど。
今朝受けた盗賊団の壊滅任務、あれ終わったんで
回収頼むよ。」
『了解、憲兵隊の人間が到着次第解散して下さい。
即日解決の謝礼で報酬にも色をつけておきます。
振り込み先はいつもの口座で構いませんね?』
今回はハズレだな……ギルドマネージャーだ。
受け答えは早くて助かるんだが、愛想がまるでなく
常に不機嫌そうに話すので胃が痛くなる。
「…賞金首はそっちに持ってけば良いんだよな?」
『はい。薮蛇のハラフ、40件以上の窃盗容疑で
手配中のはぐれ冒険者ですか……お疲れ様です。』
「あ、あぁ……切るぜ。」
『はい。お疲れ様でした。』
「……ふぅ。」
ギルドマネージャーがいると場が引き締まると
受付嬢の皆は言っているが、引き締まり過ぎて
他の職員が窒息死しないのかと不安になる。
「耳が萎みそうだ、ラジオでも聞くか……」
水晶玉は単なる鉱石の塊なので電池切れはない。
ダイヤルを合わせると徐々に雑音が消えてゆき、
昼の番組が流れ始める。
『冒険者カードチョコ第3弾が今日から発売開始!
超SSRはストロングとビクトリーマグナムだ!
10000箱に1枚入っている金のサイン入りカードを
命に代えてでも手に入れろ!』
『週刊ブラックモービル創刊号は銅貨4枚!
Sランクの超新星が駆る神速の黒い稲妻を
細部のギミックに至るまで完全再現!』
『Aランク冒険者にしてスーパーアイドルの』
「わーったよ!高ランク冒険者は凄いですね、
良かった良かった!クソが!」
俺はチャンネルを変えた。
折角異世界転生したのに、貰った異能といえば
「第4の壁干渉」とかいうゴミスキルだ、畜生!
「食ったモンスターの力を使えるとか便利な盾とか
魔王の力とか、黒くてスタイリッシュな剣じゃなく
メタ発言出来るだけの一発ネタだぞ!?」
「F***!!」
モザイク音と重なった暴言が森の奥に響き渡る。
『あっ、お前か!おーい!』
どうやら憲兵隊が回収にやって来たらしく、
ガタイのいい活発そうな隊長が話しかけて来た。
『居場所を笛で知らせるとは賢いな!
狼煙は魔物に見つかりやすいから助かるよ。
しかし変わった音色の笛もあるんだなぁ……』
「まぁな……中に15人くらい転がってる、
まだ凍ってるから慎重に頼むぜ。」
『了解!盗品には手をつけていないな?』
いつも通り、厳重なボディチェックを受ける……
またしてもハズレを引いた。そっちの気があれば
大喜びする所だろうが、残念ながら俺は切れ痔の
リスクに怯える事しか出来ない人種なのだ。
『盗賊団の討伐、誠に御苦労だった!敬礼!』
憲兵たちの礼儀正しい賛辞と敬礼が眩しい。
恐らく彼らは、少なくとも俺なんかよりは
ずっと自分の仕事に誇りを持っているのだろう。
「……そっちも、頑張ってくれよ。」
皆は口を揃え、冒険者をヒーローだと讃える。
だが俺にはあの憲兵の方が多くの人を救っていると
思わずにはいられない……こうして俺は来た時より
少し爽やかな気分で家路を急いだのだった。
ー冒険者ギルド、第102支部ー
「Dランクのスーパーヴィランだ、賞金首の
ハラフを持って……連れて……?来た。」
『お待ちしておりました。歯型を照合するので、
少々お待ち下さい……』
まだ意識を保っている生首をマネージャーに
渡し、賞金の引き渡しの為に簡単な手続きをする。
見た目こそ眼鏡をかけた妙齢のハーフエルフだが、
パイプ爆弾をぶつけたりしたら化けの皮が剥がれて
未来の殺人ロボットが出て来るかも知れない。
『歯型は100%一致、人相も瓜二つ……本人ですね、
30分以内には例の口座に振り込んでおきます。』
「……いつもありがとよ、敏腕マネージャー!」
『こちらこそ、いつもお世話になっています。』
「えっ……」
あのマネージャーがデレただと?
俺は耳をジャッ◯アイズの星◯君くらい疑った。
『私の顔に何かついていますか?』
「い、いやよ…マネージャーとこんなに話したのは
ギルドに入ってから初めてじゃないかと思って。」
『確かに、スーパーヴィラン様とは今まであまり
ご縁がなかったように存じます。今は皆出払って
いて仕事も一段落したので、少し話しますか?』
「あぁ……この辺りで美味い店とか知らない?
俺この当たりに越して来たばっかりだからさ、
土地勘とかまるで無いのよ。」
『この辺りは繁華街ですから、探せば幾らでも
あるかと思いますが……ジャンルはありますか?』
「出来れば中華……って言っても通じないよな。
とりあえずラーメンと餃子が食いたい。」
『あぁ、それでしたら良い所を知っていますよ。
貴方の水晶玉を見せて頂けますか?地図機能に
場所を入力しておきますね。』
「マジかよ!?流石マネージャーだ、仕事以外も
完璧にこなせるキャリアウーマンの鏡だぜ!」
『ありがとうございます。今なら空いているので
お時間があるなら直行した方が良いかと……
ちなみに私のおすすめは辛口エビチリですが、
この店の魚介類にハズレは存在しません。
価格もこの辺りの店では安い部類だと思われます。』
「あぁもう我慢出来ねぇ!行って来る!」
『行ってらっしゃい。』
朝から昼まで何も食っていない今の俺は野獣、
スパイスを求めて彷徨う腹の虫の操り人形だ。
「ここが……!」
中世の街並みに一夜城の如く忽然と現れた、
赤と黒の城……看板に巻き付く黄金の大蛇は
まるで皇帝の墓所を守護する伝説のドラゴン。
荘厳な龍王の城がそこにあった。
「本当に安いのかよ……これドレスコードとか
必要な奴なんじゃねェのか!?」
だが街の人々は普段着で辺りを練り歩いているし、
付近にも高級店や社交パーティーの会場はない。
成程、冷静に考えれば近くに競合店が存在しない分
利益を独占しているとも考えられる。
「俺は泣く子も黙って風呂に入り出す冒険者、
スーパーヴィランだ……飯屋程度に臆するかよ!」
徳川の軍勢に単身立ち向かった真柄直隆のように、
俺は決死の覚悟を決め、龍の居城に踏み込む。
十二段構えの陣を八つも突き破って討死した彼は
俺以上の恐怖と緊張の中、一本の大太刀を頼りに
殿を務めたというのだから並の冒険者よりずっと
強く勇敢だった筈だ。
『いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ。』
「……失礼します。」
店員の服装はかなり本格的、内装も上品だな……
財布には余裕があるが、少し不安になって来る。
『どうぞ……』
「ご丁寧にありがとう。」
差し出されたメニュー表を慎重に受け取り、
建物内を見回す……埃が一つも落ちておらず
よく手入れされた黒い床は宝石のような艶がある。
微かに香が焚かれているようだが気にはならず、
あくまで空気を彩る程度で心地よい。
噴水の中では小振りの錦鯉が優雅に泳いでいるし、
どこからか美しい笛の音色まで聞こえて来る。
しかしながらメニュー表に書かれている金額は
マネージャーの言った通り決して高くなく、
高額なチャージ料金やオプションも存在しない。
怪しいと睨んでいた酒類も常識的な価格設定だ。
「……すみません、辛口エビチリと鯉の刺身、
それから鯰とニンニクの茎の炒め物を下さい。」
『かしこまりました、少々お待ちください……』
拙い……冒険して本格的なのを頼んでしまった!!
焼き餃子もラーメンも油淋鶏もあったのに!!
前世で慣れ親しんだ町中華のつもりがいつの間にか
海外旅行一日目のノリに変わっているッ!
(落ち着けルカ、氷水を飲んで頭を冷やせ……
口に合わなければ王道を征く炒飯と麺を追加注文し
軌道修正を図れば、何の問題も……ッ!?)
細長いヤカンが吐き出したのは氷水ではなく、
謎めいた黄金色の液体……
(中身が烏龍茶の可能性は考慮していたが、
何だこの飲み物は……全てが予想外だな。)
黄金に染まったグラスを掴み、一息に飲み干す。
冷たいし苦いのでお茶ではあったようだが、
あまり馴染みがない風味だ……しかしどこかで
嗅いだ事のある香りではあるんだよな。
あれは確か、何年か前に行った植物園で……
「待てよ、思い出した……蓮だな。」
馴染みのない味ではあるが、意外といける。
しかし俺は昨日の昼から何も食っていないのだ。
腹の虫が二足歩行の格闘タイプになるくらいには
胃がヤバいので、早く料理が来る事を祈る他ない。
ー2分後ー
『お待たせしました、辛口エビチリと鯉の刺身、
鯰とニンニクの茎の炒め物です。』
「よし……頂くぜ!」
俺は震える手で箸を掴み、炒め物を口の中へ
素早く放り込む……甘辛く味付けされた白身は
脂が乗って柔らかく、僅かに残った鯰の泥臭さも
ニンニクの茎が持つ控えめな香りで相殺される。
口に入った瞬間は甘過ぎると思われたタレだが、
これまた茎の苦味と辛みによって甘みが中和され
鯰のみでは単調な食感にもメリハリが生まれ
全く飽きが来ない。
意外性だけかと侮っていた蓮茶も良い仕事をする。
強い風味と苦味がクセの強い味付けで麻痺した舌を
一瞬で研ぎ澄まし、エビチリを迎え撃つ体勢が
より盤石なものとなったのだ。
「なんだこれは……!」
暖簾の隙間から厨房を覗いた時、確かに料理人は
干しエビを戻してエビチリを作っていた筈だ……
しかし今俺の前に鎮座するエビたちはたった今
水揚げされたばかりのような弾力と風味を持つ。
(まるで死霊術だな……しかし美味い。)
赤いソースは辛口の名に恥じぬ凄まじい辛さだが、
暫く耐えていると脊髄が開くような強い爽快感が
全身に広がり、まるで脳が脱皮したかのように
活性化する……七味と山椒を使っているらしく、
辛いのに不快感のないスッキリとした後味だ。
(さて……最後はこの問題児だ。)
再び蓮茶で舌を研ぎ澄まし、
細心の注意の下、鯉を醤油に潜らせる。
鯉の刺身、今日一番の大博打だ……
「……?」
未だ大豆の風味を僅かに残す異国の醤油……
恐らくは製造工程が違うのだろう、
慣れ親しんだものと比べれば旨味は少ない。
一抹の不安と共にその身を噛み締める。
「……美味い。」
脂の乗った柔らかい身と同時に不安が崩れ落ちる。
昆布だ……コイツ昆布で身を引き締めてやがる!
香りは強いが味の薄い醤油で臭みを消し去り、
昆布で旨味を補強する盤石の組み合わせ……
この店の魚介にハズレがないってのはマジだな。
『ありがとうございました。』
無事に支払いを終え、俺は空を見上げる。
俺の人生はハズレばかりだと思っていたが、
少なくとも今日はそうじゃないらしい……
「よし……もう一暴れするか!」
勢いに乗った俺はもう一度依頼を受けて
魔物の討伐に行く事にした……こういう時は
調子に乗って無茶をするに限る。
「もしもしマネちゃん?この前蹴った昇格の話、
あれ考え直すって本部に伝えてくれる?」
ーウィンド・オブ・パッション 完ー
キャラクター紹介:
コードネーム: スーパーヴィラン
偽名: ルカ・アウトキャスト
冒険者ランク: D
使用魔法: 氷魔法
所属クラン: 無し
冒険者として異世界に転生した少年。
全く役に立たないが第四の壁を認識出来る。
ギルドに入った直後は野心に満ち溢れた人物で
高いランクに上がる事を目標としていたが
Cランク昇格を目前にしてとある任務に失敗、
その後は長らく低ランクで燻っていたものの
些細な出来事がきっかけで野心が再燃した。
その実力は非常に高く、使用者の少ない氷魔法と
卓越した戦闘センスの前に手も足も出ず敗北した
冒険者は多い。落ちぶれた現在でもその実力は
衰え知らずであり、手段を選ばなくなった事で
戦闘力は大幅に向上しているとの声もある。
愛用のスコップはアダマント製の特注品であり、
これは彼に氷魔法と近接戦闘の極意を伝授した
師が旅立ちの際に餞別として彼へ贈ったもの。