トップレスのメイユィ、ロープを手に持っている(ようにしか見えない)アムト、この状況をどう言い訳すればいいのか?
考えるのすら面倒、思考を放棄したアムトはさっさとシャルルの制裁を受けようとするが……
「私は胸のサイズを測って貰ってたの、それだけだよお姉ちゃん?」
「ウソじゃっ! 例え本当であろうとなっ! 二人きりになったからと初日から卑猥な関係を築こうとしおってええっーー!! そのだらしない胸で誘惑したのじゃろうっ!?? こんなのに惑わされる人間も人間じゃ! やはり人間は愚かなのじゃーー!!」
「……お姉ちゃんさぁ、人の話を全然聞かないのだって2000年前と同じだよ、そういうところが進歩してないっていうの……」
メイユィが真っ向から介入してくれた、トップレスのままで喋るものだから、ぷるぷるぷるぷるっ、断続的に小さくデカいのが揺れている光景が良く分かる。
自分自身でもあるからか、可愛そうなモノを見る眼差しになっているメイユィは、姉に対してだけは異常に反論も正論も鋭くあり、アムトが言いにくい事でも彼女がズバズバと代弁してくれる。
「くあああぁーー!! 気に入らぬぅ! わらわに逆らわないと死ぬのかデカ乳っ!? 大体お前もわらわと同じイーユイではないかっ! 進歩してないのはお前もじゃっ!」
「だって私は2000年前には生まれてないし……だから私はまだ0歳、お姉ちゃんは2000歳以上、私は情けないよ……2000歳以上も年上の姉がわがままで、責任感もなくて、働いてないし……」
「黙れっ、黙れえええっ!! わらわに意見するなッ!」
「またそうやって……アムトくん、お姉ちゃんはアムトくんに構って貰いたいだけだからね、私に嫉妬しちゃってるんだよ、妬みの化身だけに……」
「んみょっ!?? なァに馬鹿な事をっ!? なぜわらわが人間如きに構って貰わねばならんのじゃっ?? こやつは駒にすぎんっ! 便利な駒じゃっ! わらわの為に一生を捧げるだけの駒なのじゃーー!!」
二戦目の開始はまたカタストロフィの打ち合いだ。
妬みと妬み、決着が付かないと先ほどの喧嘩で判明しているのに、頭に血が昇るシャルルは妹をやっつけてやると、レベル1が持ち得る全身全霊の災厄を放った。
勝てないが負けない、だって自分自身だからと、カタストロフィでカタストロフィを吸収する、メイユィは相変わらずトップレスである。
「はぁ! はぁ! はぁ! こざかしい……」
「はぁ……はぁ……はぁ……アムトくんのお部屋だし……喧嘩、止めよ?」
汗だくになった二人は同時に、膝を床に付いてしまう、引き分けだ、引き分けにしかならないが。
アムトは二人の喧嘩を止めようとしたのだが、シャルルが無言で圧をかけてくるし、メイユィは優しく微笑んでくれたものの、譲る気はないと引かなかった。
「お姉ちゃんさ、私のことはどうでもいいんじゃなかったの? 別に私なんて無視してお部屋から出ていけばいいのに……」
「わらわはそこの人間に用があるのじゃっ!! お前など永遠に認めたくないわっ!!」
「あのっ、二人とも落ち着いて……」
シャルルは「お前のせいだっ!」と睨んでくるし、メイユィはアムトの袖を掴みながら、ハの字に落ち込んだ眉をそのままに発する。
「都合の悪い事は認めようとしないんだから……人間だなんて酷いよ、ちゃんと名前で呼びもしないお姉ちゃんのお部屋に、アムトくんは行かないよ……」
「ええええっ!? そんな事は無いっ! ないからねシャルル!」
おっぱいサイズを測定している間も、シャルルが心配で堪らなかった。
が、メイユィの発言は説得力を感じさせる内容だ、シャルルは何時まで経ってもアムトを名前で呼ばない。
(寝言とか寝起きとか、呼ばれたらドキッとするんだけど……)
もちろん、シャルルを通して現世の状況をある程度把握している妹は、寝起きだけ素直になる姉の態度は知っている。
つまりこの挑発に近い誘導は、〝そういう〟意図があるのだが、短気なシャルルは怒り狂っている。
「人間は人間じゃろうっ!! 若い男は特に嫌いなんじゃっ! 駒にいちいち名など付けんし呼ばんわっ! それの何が悪いんじゃっ!」
「あーあ……お姉ちゃん今ので嫌われちゃったね……アムトくん可愛そう、私のお部屋に避難しにいこ? んっ、一緒に寝て欲しいな……」
「嫌ってないっ! 嫌わないからねシャルルっ! メイユィも言いすぎだって! それはそうと一緒に寝るのはいいけど、布団も一緒はダメだよっ!!」
隙あらばアムトに接触しておこうと、今度は親指を握り締めながら頬を紅潮させるメイユィは、そろそろトップレスを何とかして貰いたい、ニプレスだってカタストロフィの反動で、剥がれかかっている。
自分自身であるが何よりも気に食わない、潰したいと地団太するシャルルは子供のようであるが、確かにメイユィも姉に対する言動が鋭すぎるあまり、言い過ぎと思われても仕方がないものはある。
「ホントに……喧嘩はよしてくれ……仲良くとまでは言わないけどさ、寝ようよ……俺疲れちゃったよ……」
「っ˝っ˝~~~~~~~~!! フンッ! わらわのおやとなったのだからなぁ人間? この苛立ちが収まるまでわらわと一緒にいるのが務めであろうっ!」
「はぁ、素直になればいいのに……ごめんなさいアムトくん、お姉ちゃんとお話するの……やっと出来たから嬉しくって……言いすぎちゃった」
アムトが土下座しかねない勢いだったので、シャルルはもう面倒だと、メイユィは謝罪と本音を漏らしながら、文字通りの一時休戦となった。
汗を流すためとシャルルとメイユィは、同時に風呂場へと向かうがシャワーを取りあったり、浴槽のお湯が無くなるまでかけ合うバトルとなり、Aiとカザナに叱られて出て来た時には、夜中の2時過ぎになっていた……
「律儀に起きていたのか」
「ごめんね、遅れちゃった……」
寝巻の二人はぐったりしながらも、二人が戻るまで起きてくれていたアムトの左右へ布団を持ってきて、メイユィのみ布団をこれ以上ないほどまでに、接近させる。
「そこまで近くしなくても……まぁいいや、寝るね……寝かせて……」
ロリ巨乳が強調されるキャミワンピースを着た少女も、カザナのパジャマを借りているが、案の定胸が抑えきれず殆どのボタンを解放しているロリ爆乳少女も、流石に疲れたらしく朝まで喧嘩をすることはしないだろう。
「おやすみ、アムトくん……」
「フンッ……」
この二人は本当に姉妹なのか?
髪も服も胸も、似ている物は多すぎているが性格、陰陽が別れたものなので真逆、だからこそ間違いなく姉妹ではある。
陰陽の説から推測できるのは、あのシャルルにだって陽の心があることだ。
(いつかは見たいけど……)
もしかしたら、姉にだけズバズバ正論を叩きつけてしまうのは、メイユィにとっての〝陰〟なのかもしれない。
なんだかんだで、色々と考察をしていたら少し眠気が冴えてしまったアムト。
身体は非常に疲れているが、脳は動き続けてしまっており、これは眠れないかもと一人呟いた、すると――
(ふぎゅっ!? やわらかっ……あっ~~~やっぱりこの感触はぁぁ~~!!)
左右から同じタイミングで、ずにゅっ、ぐにゅんっ、99cmと104cmがアムトの脇腹へとにゅむりこんだ。
メイユィは布団との距離が近いからまだ理解はできる、それはそれとして、彼女も寝相が悪いのは姉と同じ理由である。
問題なのはシャルルだ、アホみたいに距離を離していたのに、またしても転がったのか這ったのか、アムトの元までたどり着いておっぱいを押し付けてくるのだから、天国と地獄の始まりの合図だ!
「くぅー……くぅー……くぅー……」
「むにゃっ、ふにゃっ……」
左右をチラ見すれば、災いと思えない幸せな寝顔が視界に入る、いや、近すぎて寝息までかかっている。
シャルルはワンピースの肩紐が落ちているし、メイユィにいたっては唯一止まっていたボタンが、完全に弾け飛んでいておっぱい全開放状態である。
ちなみに、新しいニプレスを付けているので、モロ の心配はない。ポロ はあるかもしれないが。
「アムトぉ……」
(ッッ!?? あっ、寝言かそうだよなっ、でも俺の名前呼ぶんだよなぁ……)
寝ている時だけ呼んでくれる、メイユィが「お姉ちゃんは素直じゃなさすぎる」と言っていたが、元が妬みの感情なので素直ではないだろうと様々な言動や考察からも、見て取れていた。
逆に陽のメイユィは素直過ぎるというか、特に姉とアムトに対してはあまりにド直球。
「アムトくん……♪ ぎゅ、ぎゅ、ぎゅっ~~……」
(これ以上おっぱいを歪ませたらダメだってメイユィ……うっ、凄い重量感……おっきいグミだ、シャルルはマシュマロとかプリンだけど……)
別々のおっぱいの感触を味わえるのは、16歳の男子として大変喜ばしいのが本音であるが、タイミングがあまりに悪い。
「寝たい……寝られない……こんなの慣れたって寝れるワケないよなぁ……俺の安眠はいつになったら……うあっ、うっ、おっぱいにサンドイッチされてる……」
パルデア地方と言えばサンドイッチ(サンドウィッチ)
代表的な料理であり、あらゆる街にサンドイッチ専門店はあるし、サンドイッチ専用の冷蔵庫を買う者が現れるくらい、ポピュラーで親しまれている料理だ。
このままだとアムトの部屋は夜のみ、おっぱいサンドイッチ専門店になってしまう……
是非とも味見をしたいと、邪な考えが浮かんでしまう程の柔らかさ、大きさ、重さ、弾力、汗、他にもなんか色々当たる。
イーユイ姉妹のおっぱいサンドイッチ(☆81)の効果は、男が一生忘れられない思い出、〝たからもの〟を得られることだ。
サワロ先生を分身させ、各々がガチムチの肉体を誇示するポーズを脳内でさせ続けている内に、アムトは朝陽が出てきた一時間後、何とか夢の世界へ入って行けた。
のだが……
「なんでメイユィを抱きしめてるの俺ええええええっ!!!???」
起きて早々、マジで勘弁してくれと言いたくなる……嬉しいのだが、そうなのだが、おっぱい、104cmおっぱいの根元の熱さと厚さを知れてしまったのだがっ!
「あっ……♡ アムトくん♡ 後ろから……なの?」
「ナニがっっっ!????? 俺はナニをしようともしてないからっ!!!」
メイユィとっくに起きていたが、彼の腕の中で真っ赤になりながらも逃げようとしない。
アムトが無意識に抱きしめてしまっていたのか、それともメイユィがセッティングしたのか……分からないが、腰に回してしまっている手の甲は、ずっしりムチムチな乳肉に埋もれている。
「後ろからでもいいよ……アムトくんが望むなら……♡」
「……………………ん、ミョ……? アムト……? 起きておるのかぁ……おはよ、じゃぁ……♪」
(なんでここで起きるんだよおおおおおおおおおおおっ!!!!!)
最悪に最悪を重ねたタイミング、しかもシャルルのワンピースは両肩の紐が外れている、99cmに耐えきれなかったのだろう……
「んみょ……みょ、ミョおおおおおおッッ!!?? またかっ! またナニを……いかがわしいことをしているのじゃああああぁああ~~~~っっ!!!」
これは勘違いされたって仕方がない、どう見てもおっぱい丸出しになっているメイユィと、抱きしめてる以上のことをシテいるように見えるのだから。
「お前もいつまで抱きしめられとるんじゃっ!! もう我慢ならんっ! 殺すっ!! 冥界に旅立たせることすらもさせてやらぬっ!!」
勾玉が4つ付いた傘を取り出し、小悪魔なのか、素直がすぎるエッチな妹へカタストロフィ(物理)
「ちょっとふざけただけなのに……私を殺したらお姉ちゃんも死んじゃうんじゃないの? 死なないけど」
メイユィも勾玉が4つ付いた、提灯を取り出してカタストロフィ(物理)
絶対にお互いの武器の使い方を間違えているが、アムトは涙目でAIとカザナに助けを求めることしか出来ない。
「マスターおはよー! まぁ~~たこの二人はやってるのね! 姉妹だし自分自身でもあるんでしょー! 素直じゃないのと素直過ぎるのとっ! 朝からにぎやかの度を越えてるよっ!」
「おはようございます、我らがご主人サマ! コラコラ、シャルルさんもメイユィさんもお止めくださいマセマセ」
ふたりは きいていない ようだ!
「……お昼ゴハン、シャルルさんのだーい好きな麻婆豆腐とカツレツ、デザートに月餅をご用意しようとしマシタけど……いらなそうデスね」
「ミョホホホホッ! わらわ達は喧嘩などしておらんぞっ! あっ~~昼飯も楽しみじゃのぉ!」
「後で片づけるから許してください……月餅、美味しいもん……」
まるで母親の一言であった、あっさり武器を仕舞って顔を洗ってくるとシャルル、着替えてくるとメイユィ。
美味しいご飯には勝てないんだよ……二人の呟きが聞こえた気がする。
AIは液晶になっている目元をニコニコさせる、アムトの苦労を労いながら、暫く同じような朝が続きそうだとも、同情してしまっていた。
合計バストサイズ203cmのおっぱいでした!