わざわいのまがたまっ!!   作:緋枝路 オシエ

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彼女はシャルルよりも色々とセクシー担当です



どうも、妹のイーユイです

「わらわの妹ぉぉぉぉおおお~~~~~~~~!!????????」

 

 一番びっくらこいてたのはシャルルであった。

 

 リビングに呼び出されたアムト、カザナ、シャルルは、お客様用の椅子に座る着物っぽい服を着て、紅いグラデーションのツインテールで、おっぱいがデカい少女の姿を見て、天井を突き破らんばかりのリアクションをとってくれた。

 

「あの、お姉ちゃん……」

 

「お姉ちゃんだとぉぉおお!?????? こんなの知らぬぞっ!! わらわに妹なぞいる訳がないじゃろっ!!!」

 

「あの、本当に私は妹で……」

 

「黙れっ! 知らん知らん知らんっ!! なぁぁぁにが妹じゃああああっ!! 服から髪からむっ……むっ! 胸までっ! 何かを詰めておるのじゃろうっ!?? そこまでして目的は何なのじゃっ!!?? 生涯わらわの駒となるなら考えてやらんこともないがのぉ! そうでないなら覚悟はあるのじゃろうなぁ!??」

 

 いつになくブチ切れしているシャルル、両手を叩きつけられたテーブルが、怒りの熱によってバターやチーズよりも蕩けるように消滅し、テーブルに乗せられていたお茶の入った容器までも、存在自体を無に還されてしまった。

 

 封印の杭と鎖は仕事をしているのか? アムトとカザナは捕獲時以降は現代パルデアに順応しすぎて、全く感じられなくなっていた災いの恐ろしさに、ウンともスンとも言えず身体も震えている。

 

「許さぬっ、許さぬうううぅ!! わらわの人権を蹂躙されたのじゃあぁぁぁーーーーっっ!! 詰め物をしてまでわらわの姿を似せるかまがい物ぉ!」

 

 妬みの化身が「人権侵害」もクソもあるまい、アムトとカザナは椅子から転げ落ちる。

 

 どうやら姿形がウリ二つなのが相当気に入らないらしく、自分よりデカいおっぱいをテーブルに乗せていたのも気に食わなかったらしい。

 

「なんとだらしのない乳じゃっ、わらわの乳を見よっ! 大きさが全てではないのだぞっ! 気に食わぬしけしからんっ! わらわの乳こそが最も美しいのじゃっ!! くあああああああっ!!!!!」

 

「落ち着いてお姉ちゃん……別に私は胸が大きくて」

 

「黙れええええっ! わらわを姉と呼ぶでないっ!! わらわに血縁関係など存在せぬわっ!! わらわの乳はなぁ! 妬みなのじゃっ! この面積に質量こそがわらわの〝妬み〟なのじゃっ! お前のせいで……ミョホホホッ! わらわの胸が増幅してしまいそうじゃああっ……ミョホホホッ!!」

 

「あっ! お姉ちゃっ、んあっ!? ギュッて強くしたら痛いよぉ……あぅ、んぅ、あっ、あっ……」

 

怒りと妬みが最高潮に達したシャルルは、Aiが新しく用意してくれたテーブルに身を乗り出して、謎の少女のクソデカ長おっぱいを思いっきり掴み……きれないっ!

 

「うっ! おっ! でっっっっっっ」

 

 カザナに後頭部を叩かれて、つい男としての本音が出そうになった口をチャックしたアムト。

 

 アムトが両手をいっぱいに広げたって、デカ乳少女のおっぱいは掴みきれないだろう、ずっと小さなシャルルの掌では半分掴めているかどうかも怪しい。

 

「ええぇーーい! 鎖が邪魔じゃっ! 服も邪魔じゃああああっ! 外して脱がして直に揉んでやるっ!!」

 

「お姉ちゃんダメぇ……んあっ!? んっ……んぎゅっ……んんっ! 痛いよぉ……零れてハミ出ちゃいそうだから……ダメぇ……」

 

「そうならぬように脱がしてやると言うのじゃっ!! わらわが直接手を下してやるのだっ、身に余る名誉に思いながら――」

 

「お失礼、みねうち、デス」

 

「ふわギャンッ!!?」

 

 大きいおっぱいと、超大きくて長いおっぱい、一方的におっぱいをおっぱいへ押し付けながら、封印の鎖(?)と胸当てのような構造をして、ただデカいおっぱいを覆うだけに成り果てているモノを、引っぺがそうと暴走するシャルル。

 

 このままだと〝イケナイゾーン〟に突入する、だがアムトは残念ながら思春期の男の子……

 

 止めるよりも、二人のロリ巨乳-一人はロリ爆乳-の文字通りの、乳くりあいを興奮しながら血走る瞳で凝視してしまっているので、役には立たないと判断したAiがお得意のみねうちを、シャルルにヒットさせ話を進ませた。

 

「申し訳アリマセン、悪いのはお二人のお胸をガン見しているご主人サマです、クレームはそちらへお願いいたしますデス」

 

 い つ も の 

 

 興が削がれたらしいシャルルが、妹を名乗るイーユイを突き飛ばす。

 

「きゃんっ!」

 

 乳揉みから解放されたと思ったら、胸から突き飛ばされて転倒しかける妹。

 

「握り揉んだ感覚も、今しがた突き飛ばした柔らかさの中にある弾力、忌々しい事にお前の乳はホンモノのようじゃ……」

 

「なにッ!? やっぱり凄いッ!」

 

「ちょっとマスター! さっきからセクハラがすぎるよっ!??」

 

 バスト99cmのデカ乳が最近加入しただけでも……なのに、バスト99cmを余裕で飛び越す超デカ乳も参戦したのだから、アムトはおっぱいに視線が捉えられる事に必死で抗うも、そう長くは続かない。

 

 おおきいおっぱいだ、パルデアを救った英雄とか、アカデミーの優等生だとか関係ない、16歳の青春真っただ中の男の子は、おおきいおっぱいが……大好きだっ!

 

 アムトですら妹イーユイのおっぱいは異次元級にデカいので、流石に詰め物だろうと勘ぐっていたがシャルルが、不純物の一切ない純なる100超えロリ爆乳だと、断言しちゃったお陰で興奮が止まるわけない。

 

「っとに気に食わぬ! なァにが妹じゃ! 本当にわらわと同じイーユイならば、災厄の力を……」

 

「はぁ、はぁ、あっ、お姉ちゃん……」

 

 呼吸を整えているだけでも、重力に抗いきれない爆乳が、ぶるッ、ぶるッ、その気はなくても豪胆に揺れてしまう。

 

 自分よりもデカい乳の持ち主の、乳揺れ描写が多すぎてブチ切れたシャルルは、絶対に避けられない状況でも容赦なく、カタストロフィを妹へ放った。

 

「さぁ! お前に何が出来ると言うのじゃっ!?」

 

「シャルルっ! それはやり過ぎだよっ! キミはレベル1だけどその技はっ!」

 

 精神が持ちこたえられる、最大許容量以上の〝妬み〟を降り注ぎ絶命させる最悪の専用技、カタストロフィ。

 

 ……それは全盛期の話、レベル1の現状では最大HPの半分を強制的に削りだす、効果に変化している。

 

 だがその効果は厳密には、〝Aiやカザナ達の仲間が非常に高レベル〟であったから、半減程度で済んでいたのだ。

 

 シャルルが直に乳を触る事で、偶然であるがシンクロし判明したのは、妹と名乗る者もレベルが1に過ぎない点だった。

 

「黙れ、耐えきれぬ者が悪いのじゃ」

 

 シャルルの放った小規模の災厄エネルギー、封印から解放され現世に順応しているので、封印解放直後よりかは力が使えるようになってきた。

 

 全盛期には遠く及ばないが、レベル1相手を気絶させるくらい簡単だろう。

 

「もぉ……お姉ちゃんたら、私も……カタストロフィ」

 

「ッ!!? わらわと同じ技だとッ!!」

 

 重い腰を(胸を)やっと上げるように、迫る災厄へ手に持っている提灯を掲げれば、只の黒くて紅い煙となっていき、提灯へと吸い込まれていく。

 

「お姉ちゃんはむやみに力を使いすぎ……あの時のノクタスも……はぁ、お姉ちゃんのせいだね、やっぱり」

 

 よって妹は無傷である、自分と同じ力を振るわれた挙句吸収されたので、シャルルは屈辱と驚愕に心が支配されている。

 

「あ、ありえぬのじゃぁぁ……お前は本当にわらわの……ウソなのじゃぁぁぁ! わらわに妹など存在せぬっ!! はぁ! はぁ!」

 

 全力で否定するも、妹も力を使い過ぎた反動なのか、二人して呼吸を荒ぶらせている。

 

「はぁ……はぁ……レベル1、だしね……まだ認めてくれないんだ、私はイーユイでお姉ちゃんもイーユイ、一心同体だけど二心同体でもあるんだよ……」

 

 その言葉にアムトはハッ、としてアカデミーの教師、レホール先生が授業で語ってくれた一つの概念を思い出した。

 

「陰陽印……人は、ポケモンは誰しも陰と陽、二つの属性を持っている」

 

 早くから災いの宝のおとぎ話に、興味を示していたので歴史は得意分野である。

 

 アムトは語る、四人へと視線を向けながら、レホールが語っていた内容を復唱するように。 

 

「単純な二元論じゃなくてね、陰と陽の二つが必ずあるから人やポケモンは、存在できるんだって」

 

 アムトはシャルルと目が合うと、彼女は横を向いてしまったが頬が少し紅くなっていた。

 

 妹と名乗る子とも合ったが、彼女は落ち込むような表情を少し柔らかくさせた後、やはり頬を紅くし照れていた。

 

「ぬぐぐぐっぐぬぬぬっ……!! わらわに認めろというのかっ!? 妹、そいつはわらわ自身でもあるとっ!」

 

「そうだよお姉ちゃん、災いの勾玉にだって陽の部分はあるの、どんなに悪い人でもポケモンでも……必ず陽はあるんだよ」

 

 遠い遠い別の国からの発祥とされる、陰と陽。

 

 どちらかが完全に消えてしまったら、残されたどちらかもまた消えてしまう、相反する要素があるからこそ、初めて存在を保てる。

 

「ということはつまり? シャルルちゃんは自分を陰100%だと思っているけど」

 

「99.999999999%が陰だとしましテモ、残りの0.……%でも、ホンの僅かにでも陽が存在するからコソ、シャルルさんが存在できている……ということになりマスネ」

 

 二人の解釈は的中している、封印を施したギラティナもシャルルの陰と陽を存じていたから、〝このような仕掛け〟も施したのだから。

 

「私達が分離したのは封印の祠……封印が解けたら分かれるように、ギラティナさんが……」

 

「あの老いぼれドラゴンだとッ!!?? またアイツなのかッーーー!! またしてもわらわの邪魔をしおってからにっ~~~~!!!」

 

 トラウマになった神のポケモンの姿を思い出して、シャルルは災いのオーラを発生させながら暴れ散らかすが、妹が全てシャルルの負の念を提灯へと吸い込ませていく。

 

「私がお姉ちゃんの災厄を回収する、唯一の存在……お姉ちゃんは私、私はお姉ちゃんだから出来るんだよ」

 

 どんな意図がありシャルル-当時のイーユイを二分割させたのかは不明だが、もう嫌々ながら信じざるを得ないだろう。

 

 災いの勾玉は二つ(8つ)であると。

 

「認めんっ……認めんぞっ~~~~~~!」

 

「お姉ちゃん……」

 

「えええ~~~いっ!! わらわを姉と呼ぶ出ないっ!! 認めん認めん認めんぞおおおおっ!!!! 消えろどっか行け出ていけっ! シッシッシッシッシッ!!!!」

 

「お姉ちゃん……相変わらず心が狭いね……」

 

 自己中心的なシャルルは、自分にも陽の心があったという事実、それが妹となり目の前に現れた事実、またギラティナが余計な事をしていた事実。

 

 どれも彼女にとっては認めたくないものだ、妹と名乗る不埒ものを追い出そうとしたが、今までボソボソとか細い声でしか喋らなかった彼女が、突然ズバーーンとシャルルを真正面から叩き斬るような、鋭い発言をしたのでアムト、カザナ、Aiまでもが凍り付く。

 

「おっ……お前はわらわをどれだけ愚弄すればッッーーーーァァァ!!!!」

 

「お姉ちゃん、声うるさいよ……暴れれば解決するとずっと思ってる……2000年前と変わってない……進歩しないとダメだよお姉ちゃん……」

 

「                                         」

 

 言語にならない怒りをブチ撒けてカタストロフィ、かたや表情こそ変わらないものの落ち着いてカタストロフィ。

 

 リビングで灼熱の姉妹喧嘩、だが一向に決着が付かないのは力が拮抗しており、シャルルの妬みと怒りと憎しみの念を、全て妹が吸い取っているからである。

 

「家具も無事でよかったデス! いえ、正確には半分ほど悲惨なことになっておりマスケド」

 

「まぁまぁ……これくらいならすぐに片づけられるし。ねぇマスター、妹ちゃんも手持ちにして一緒に暮らすことになるよね?」




同じイーユイだけど性格は全然違います!
ロリ巨乳でロリ爆乳な体型は正反対にならないけどね☆
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