ネタBOX   作:ヤン・デ・レェ

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何か書かにくかった。(2回目)


「古御所の御曹司」東京卍リベンジャーズ

 

 

 

僕の名前は古御所 徳兵衛。年齢は今年で18歳になる。晩婚だった両親が四十過ぎで産んだ一人息子だ。今では両親共に六十を数えるが、未だに矍鑠としている。

 

さて、僕の生まれたのは古御所家という世界有数の大財閥だった。代々男系が当主となることが決められていながら、中々嫡男が生まれないこと数えて三代。母の引退後に僕は四代目に就任することが生まれた瞬間から定められていた。

 

古御所家は様々な方面に影響力を持ち、世界規模の莫大な財力に加えて国家権力に長い歴史の中で深い根を張ることで強固な保護を受けている。反社会的な勢力にもコネクションを有している一方で警察権力の中枢や霞ヶ関の官僚の城にも多数の人材を輩出し続けており、実質的に日本という国家を拠点に世界に対して隠然たる権勢を長期間安定的に保持し続けていると言えよう。

 

強固な家産制度の下、僕が生まれるまでは常に女性が第一権力を握り、その辣腕の元で繁栄してきた家だ。基本的に貰い婿で男を家に入れ、それから本家の娘が産んだ子供つまりは現当主の娘又は息子が財閥の跡取りとなる。この掟は固く、たとえ女であっても第一嫡子が男でなければ長女が継承する。末子相続の反対に長子相続とも呼ぶべきだろう。

 

そんな家に生まれた僕だったが、生憎に親族一同の中で最も平凡なスペックに生まれてしまった。両親の遺伝子のお陰で顔と性格だけは問題なく、親族一同溺愛の下で甘やかされてすくすくと育つことができた。しかし、可もなく不可もない僕の成績はとても財閥の御曹司には思えないほどである。

 

だが幸運なことに我が家には出来の悪い息子を谷に落とす風習はないらしく、ましてや虐待などするつもりもなかったらしい。果たして、人格者であり愛情深い家族に囲まれてヌクヌクと絵に描いたような温室育ちのボンボンが誕生したわけである。

 

家族…特に両親の僕に対する溺愛は凄まじかった。自分で言うのも何だが僕は顔が良いらしい。これは恐らく両親が互いに恋愛結婚である点も加味されて、二人から大層甘やかして貰うことになった。過保護で親バカな両親は出来の悪い僕がむしろ可愛いらしく、僕を手放したくないが為に大学進学は許されず代わりとして有給で母を手伝うことになった。高卒にしては破格の待遇で母のお膝元で事務仕事に励む毎日は中々に充実していた。親戚一同曰く僕は将来大物になるだろう…とのこと。僕はそんな訳がないと思いつつも有能な一族に期待を寄せつつ淡々と仕事に励むのだった。

 

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「古御所の御曹司」

 

その言葉の持つ意味は殊に日の本の国において比類なき影響力を持つが、その重要性から秘匿が奨励され寧ろ一部の人間にのみ開示される重要事項であった。

 

現代の日本国を表裏両面から主導する勢力であり、その権力、その財力、その暴力たるや世界の小国程度ならば古御所財閥が一柱で相対しても事足りる程と真しやかに囁かれている。

 

そのルーツは第四代目当主に就任することが官邸レベルで断定されている古御所 徳兵衛から遡ること三代。古御所財閥の初代当主兼創始者である古御所 ユキエとその夫の赤松 義経が始まりであった。

 

母方の曽祖父母である古御所ユキエは系図を辿ればやんごとなき名家へと行き着き、赤松義経もまた貴種の潮流を組む一族の出であった。ユキエが戦前戦後の世で成功を収めて日本の日の出を縁の下から押し上げた者ならば、夫の赤松義経は戰で戦った者たちの戦後を支えた者であった。財閥の原型となる商社を女だてらに切り拓き、出来た金で妻は夫が会長を務める戦友会や互助会の支援金に当て続けた。義経は陸軍士官学校・陸軍大学校共に優秀な成績を収め、恩賜組として出世街道を邁進、陸軍大将にまで昇り詰めた傑物であった。

 

二人の尽力により今日に至るまで古御所家と昭和以前からの武家・名家との関係性は極めて濃厚かつ強靭である。

 

初代の生き様を通じて二代、三代と代を重ねるごと莫大な財産を有形無形共に蓄え続ける古御所家は世界的にも突出した歴史と実力を有する巨大な家産王国を形成したのである。

 

また、その系図を紐解けば次期当主となることが確定している古御所 徳兵衛は生粋の貴種にして、現代の帝たるに相応しい格をも有していることが窺えよう。

 

古御所グループの一族には先日累計販売台数で世界一位を塗り替えた東山自動車会長の東山 文一、海外不動産で莫大な資産を形成した正親町不動産のCEOである正親町 ユイ、古御所石油のクウェート支社長である古御所 友広、現職警視正である古御所 大一郎(旧姓 中御門)、国際的な為替取引において巨万の富形成した古御所トレード社長兼三代目当主である古御所 ハル、世界中に日夜幾億トンの貨物を送り届ける商取引の血管とも呼ばれる古御所国際運輸社長である古御所 裕一(旧姓 正親町)など名だたる面々が名を連ねている。

 

また、非公式には各国軍関係者、警察、司法、霞ヶ関官僚、陸海空自衛隊高官、衆参両議院、指定暴力団幹部などに対しても膨大なコネクションを有し、有事の際には強力な権威をも有するものと見られている。

 

日本において陰に日向に陽炎の様に存在する、謂わば超法規的権力を有する一族なのである。




無駄に凝った家族構成(草)まぁ、こんだけありゃ不良を統率できるやろ。(適当)

設定

・古御所 徳兵衛Kogosho Tokubei
職業…実質ニート(親の手伝い)本人談
プロフィール…日本の中枢を表裏両面から支配する巨大財閥と国家権力から生まれた生粋の貴種。
本人は自覚こそ無いがかなりの庶民感覚。古御所家・東山家・中御門家の期待を一身に受けた純血の嫡子だった為、恐ろしく過保護かつ甘やかされて育つ。12年後は親が子離れできずに就職を失敗。脛齧りを推奨される始末だった。事故に巻き込まれて12年前に飛ばされ、橘直人との面識もなかった為過去に置いてけぼりにされてしまう。

・五人家族(祖父母・両親)

・古御所一郎(旧姓 中御門)
母方の祖父…現職警視正(12年後警視庁長官)
・古御所カヨ
母方の祖母…古御所財閥の現当主(12年前)
・父方の祖父…正親町剛志(旧姓 中御門)
中御門会二代目会長
・父方の祖母…正親町アヤ
正親町不動産の創始者
・古御所裕一(旧姓 正親町)
父…古御所国際運輸社長
・古御所ハル
母…古御所財閥次期当主兼古御所トレード社長
・赤松義経
母方曾祖父…陸軍士官学校恩賜組 陸軍大学校次席旧陸軍大将 戦後は今日まで続く互助会会長
・古御所ユキエ
母方曾祖母…古御所財閥創始者
・中御門公義(旧姓 正親町)
父方曾祖父…旧指定暴力団中御門組初代組長 後 中御門会初代会長 2022年に解散
・中御門ヨエ
父方曾祖母…中御門組の前身たる自警団団長の一人娘 姐さん女房
・中御門武則
大叔父…旧陸軍大佐 中国大陸、南方フィリピンを転戦の後生還 戦後は国会議員に進む
・東山フミ
大叔母…父が旧陸軍中将 母が東山財閥の御令嬢のサラブレッド
・古御所友広
母方の叔父…古御所石油クウェート支社長
・正親町ユイ
〃叔母…正親町不動産会長(夫が正親町家)
・東山文一
父方の叔父…東山自動車会長
・吉田ケイ
〃叔母…主婦(夫が外交官僚)
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