リサSide
「今日も練習、疲れたね~」
「そうね。でも……まだ上を目指すわよ」
「そうですね、頂点へ必ず」
「頂点……あ! 思い出した!」
「どうしたの、あこちゃん……?」
「あのね、
「
バンドの練習の帰り道で、あこの口から出た
「確か、
「そうなの?」
「私も聞いた事があります。噂程度ですが……その……」
「紗夜~、何だか歯切れが悪いけど?」
「その
「し、支配……!?」
「穏やかじゃないわね」
確かに支配って、穏やかじゃないよね~? そこまで言うとなれば……相当な腕なんだろうなぁ?
「因みに竜の仮面を付けてるので。正体は不明なんです!」
「顔は分からない……と」
「ふ~ん、そうなんだ。もしも競うことになったら、厄介だね☆」
「私達は負けないわよ」
「そうだね~。アタシ達の音楽なら大丈夫だって☆」
「所で、この後……食事とかどうですか?」
「あ、ゴメン! アタシ、今は金欠で……」
「そうですか……」
「皆はアタシのことを気にせずに食べてね☆」
「分かりました」
「じゃあね~!」
そう言ってアタシは1人で帰ることにした。アタシも給料が入れば行けたのになぁ……。
――――
「今日の晩御飯、何を作ろうかなぁ……ん? あ、この公園……懐かしいなぁ」
1人で帰ってる最中、アタシは公園の前を通った。随分と懐かしかったので、公園に入った。
「そう言えば、この場所で約束したんだったよねぇ。今はどうしてるのかな?」
約束、そう……10年前に『お嫁さんにして』と言う約束交わしている。そんな彼は今……約束を守ってくれてるのかな?
「まだ、迎えに来てくれないのかな……?」
「にー」
「あれ? 仔猫だ。可愛い☆」
「にー♪」
アタシの足元に灰色の子猫が居た。まだ小さいから半年も経って無いのかな? それにしても凄く懐くねぇ。
「ムーナ~?」
「にー」
「ムーナ? もしかしてこの子の名前かなぁ? と言う事は飼い主さんかな?」
「あ、居た!」
「……!?」
「にー」
そこに現れたのは、黒髪でアタシと近い年の男子だった。
「あ、ウチの猫がすみません」
「ううん、大丈夫だよ!」
「……リサ?」
「え……?」
突然、彼がアタシの名前を呼んだ。どうして知ってるんだろう? そしてアタシは最後彼を見ると……
「もしかして……
「うん、ほら」
彼がポケットから取り出したのは、『ドラゴンのキーホルダー』。そう……10年前にアタシが竜騎に上げた物だ。間違い無く彼は……
「竜騎!!」
「おっと……」
アタシは嬉しさの余りに、彼に抱き着く。
「竜騎! 竜騎!」
「ただいまリサ」
「うん、お帰り!」
竜騎が帰って来てくれた……! んふふ~☆
コレデ竜騎ハアタシトズット……一緒ダヨ?
TO BE NEXT
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次回もお楽しみに!