前回、リサと再会を果たした竜騎。果たしてどうなるか……?
「竜騎、帰って来たなら早く教えてよ~!」
「ゴメンって」
再会早々、リサに抱き着かれて押されている竜騎。帰るのが遅いと言わんばかりに、頬を膨らませながら竜騎に文句を言う。
「10年前より美人になったね」
「勿論! アタシは竜騎のお嫁さんになるんだもん☆」
「覚えててくれて何よりだよ。所でさ、ゆきも元気にしてるの?」
「……」
「え? どうしたのリサ?」
「何で?」
「ん?」
竜騎が別の女性の名前を出すと、何やらリサの様子が変になった。瞳のハイライトが消えており、そしていつもの笑顔が無くなっている。
「今はさ、アタシと2人きりなのに……どうして友希那の名前を出すのかな? アタシに調教されたいの?」
「ちょ、調教って……そんな事を言ったらダメだって……」
「だって~、竜騎がアタシだけを見てくれないからさぁ☆ ついついね?」
(マズい、下手をしたら命が危ない……。そう言えば、昔もこんな感じの事があった気がする)
竜騎は過去にリサが似た様な状態になったことを思い出す。そう、小学1年生で他のクラスメイトと口喧嘩してた時、リサの恐怖で相手が逃げて行ったのを……。
「大丈夫だよ、俺はリサ一筋だからさ」
「そうだよね~! 違うって言ってたら、フフフ」
(やっぱこわい)
『マイロード~』
「にゃー」
そこにタイミング良く、ドラゾーがムートを抱えてやって来た。
「え? 何このドラゴンっぽいロボット!?」
「ドラゾーだけど?」
『ドラゾーですが?』
「あ、えっと……名前もそうなんだけどさ……」
「俺が作った自我を持ったAIロボット。茶トラのオス猫はムートね」
「そ、そうなんだ……。竜騎の器用な所は変わって無いね、寧ろ職人だし……」
「そう?」
『マイロード、此方の女性は?』
「前に約束してたリサだよ」
「アタシは今井リサ、宜しくね~☆」
『私、マイロードこと竜騎様に作られたドラゾーと申します。宜しくお願いいたします』
「にゃー」
「にー」
「お、この子達も宜しくって言ってくれてるのかな? 嬉しいなぁ☆」
リサはそう言って、ムートとムーナを抱き上げる。2匹もすっかり懐いている。
「にー」
「お腹空いたのか? じゃあ帰ろっか?」
「あ、竜騎!」
「ん?」
「アタシがご飯、作って上げる♡」
「ファッ!?」
リサの発言に竜騎は驚く。再会して早々に、食事を作るとか言うのだから……。
「でも今日は夕方だし、いきなりじゃあ……」
「え? ダメなの?……ねぇ、ドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ?」
「わ、分かった……分かったから」
『あ、アワワワワ……』
「うん、そうと決まれば竜騎の家へレッツゴー!」
「にゃー」
「にー」
「『……』」
こうして、リサを連れてアジトに帰る竜騎であった。
TO BE NEXT
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回は甘く出来たら良いと思います!