バンドリ-バンド界の漆黒竜-   作:D・MAKER

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 第7話、竜騎の秘密がリサ以外にも明らかに……!?


第7話:漆黒竜(ヘイロン)と青薔薇

「それで、竜騎さんの家に行くと言うことですか……?」

「そうよ」

 

 Roselia全員は、リサの提案の件で竜騎の家に向かっている。

 

「ところで燐子は竜騎のことを知ってるようだけど?」

「この間、あこちゃんと一緒にゲームショップで会ったんです……」

「その後に一緒にお茶をしながら話したんですけど、とても優しい人でしたよ!」

「へぇ……」

 

 燐子とあこが、ゲームショップからの出来事を楽しそうに友希那達に話す。

 

「アタシを差し置いて、竜騎とお茶したってこと?」

「り、リサ姉!?」

「アタシが居ない間に竜騎と……ねぇ?」

「今井さん、落ち着いてください……」

 

 嫉妬して怖い笑みを浮かべるリサ、あこと燐子は誤解を解こうと必死になる。

 

「まぁ……アタシの(・・・・)竜騎に限って他の女の子に目移りするわけ無いよね~☆」

「見えて来たわ、竜騎の家が……」

「随分と大きいですね」

 

 竜騎の家に到着したRoselia一行、リサと友希那からすれば1人暮らしにしては大きい。

 

「竜騎~、来たよ~! どこ~?」

「リサ、何で竜騎の家の鍵を持ってるの? まさか……泊まったりしてるとか?」

「うん、そうだよ~☆」

「今井さん、少しは……」

「何か言った~?」

「い、いえ……」

 

 紗夜が異性問題について言おうとしたが、リサの圧力に屈して口を閉じた。

 

「にゃー」

「にー」

「あ、猫ちゃんだ!」

「ムート、ムーナ。来たよ~!」

「……にゃーんちゃん」

 

 玄関で竜騎が飼っている2匹の子猫、『ムート』と『ムーナ』がやって来た。

 

「竜騎ってば、最近飼い始めたのかしら?」

「アタシが再会した時から既に居たよ?」

「え……!? 私が来た時は見なかっただけ……!?」

 

 自分の好きな猫の存在に気付けなかった友希那はショックを受ける。

 

「あ、いらっしゃい」

「竜騎~! 会いたかったよ~!」

「おっと」

 

 別の部屋から竜騎が出て来て、リサが早々に抱き着いた。

 

「それで辰巳さん、実力と言うのを見せていただけますか?」

「分かってるよ、下のガレージでね。こっち」

「……」

 

 紗夜は警戒心を出しながら竜騎に付いて行く。

 

――――

 

「へぇ、工具とか沢山あるわね」

「凄い! まるで秘密基地みたいだね、りんりん!」

「うん、凄いね……」

 

 リサ以外のメンバーは竜騎の家にあるガレージを初めて訪れ、希那は工具を見たり、あこは目を輝かせる。

 

「彼……辰巳さんは何をしてるのでしょうか?」

「準備じゃないかしら?」

「そうそう、大人しく待とうよ?」

「お待たせ」

 

 やっと来たと一同は竜騎に目を向けると、黒いドラゴンを模したギターを肩に掛けていた。

 

「あれ? あのギター……どこかで見た気が?」

「そう言えばそうね……」

「さて……」

 

 次に竜騎は持っていた黒い竜の仮面を取り出して着けた。

 

「あ……」

「アアアアアァァァッ!!」

「俺は音楽会の竜王となり、音楽会を支配を目論む魔竜……漆黒竜(ヘイロン)!!」

漆黒竜(ヘイロン)……!!」

 

 リサ以外のRoseliaメンバーは、竜騎が漆黒竜(ヘイロン)であることに驚きを隠せなかった。

 

「じゃあ行くぞ!」

 

 竜騎(漆黒竜(ヘイロン))の声の後にギターを演奏し、歌い始める。

 

「凄い……!?」

「プロレベル……!?」

「アタシも聞くのは初めて……」

 

 竜騎の歌と演奏は聴いているリサ達を魅了する。

 

「ふぅ……」

「す……」

「?」

「凄おおおおぃい!!」

 

 演奏が終わると当時に、あこがガレージ内で騒ぐ。

 

「凄いよ! 生で聴けて感動でした! だよねりんりん!」

「うん、凄かったね……」

「1人であの技量だなんて……」

「認めざるを得ないわね」

「うんうん! 凄かったよ竜騎……じゃなくて漆黒竜(ヘイロン)☆」

 

 Roseliaからの評価は言うこと無しのパーフェクトだった。

 

「ところで竜騎。何で正体を隠してたの?」

「ん~? 自由意志だけど」

「答える気は無いってことかしら?」

「事実だけど……うん、事実だけど」

「2回も言わないで頂戴……」

 

 友希那が仮面やコードネームのことを聞くが、竜騎は誤魔化す。

 

「まぁまぁ! コレで竜騎とアタシが正式に付き合うってことで、文句は無いよね?」

「そうね……ねぇ竜騎」

「ん?」

「私達とコラボしてくれないかしら?」

「コラボ?」

 

 友希那からの提案で、竜騎は目を見開く。

 

「ガールズバンドに……男がコラボして大丈夫?」

「大丈夫よ、実力が有るのだから。貴方の音楽が私達を更に高めてくれると思うの」

「さすが友希那~! ねぇ竜騎~、良いでしょ?」

 

 リサが上目遣いで竜騎を見つめる。

 

「その上目遣いは反則だよ……分かった、分かったから」

「やった~☆ 竜騎と一緒だ~☆」

「紗夜達も、良いわね?」

 

 喜んでいるリサとは別に、友希那は紗夜達の方に向く。

 

「あこも賛成です! 漆黒の竜と青薔薇が交じりし時……えっと、真なる力が覚醒する!」

「私も賛成です……。竜騎さんとなら、安心します……」

「お2人の……特に今井さんの私情が含まれてますが、実力があるのなら認めましょう」

 

 あこと燐子は喜んで賛成するが、紗夜は未だに警戒してるが実力を認めてるので一応は賛成してる。

 

「そう言うことで、宜しくね竜騎」

「うん、宜しく」

 

 こうして竜騎(漆黒竜(ヘイロン))とRoseliaは組む事になった。

 果たして……この先にはどんな事が待ち受けてるのだろうか……?

 

TO BE NEXT




 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
 リサ以外にも遂に漆黒竜(ヘイロン)であることを明かし、次回からはどんな展開が待っているでしょうか?
 次回もお付き合い頂ければ幸いです!
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