バンドリ-バンド界の漆黒竜-   作:D・MAKER

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 第8話となります!


第8話:嫉妬と甘い調教

「ふんふふ~ん☆」

 

 ご機嫌なリサはハミングしながら『Circle』に向かう。

 

「今日から竜騎と一緒に練習できる~♪ 休憩の時にはたくさん焼いたクッキーを食べてもらお~♡」

「朝からご機嫌ね」

「あ、友希那~!」

 

 道中で友希那に声を掛けられたリサは、手を振って返事をする。

 

「竜騎と一緒に練習できるのが嬉しくて、半時間しか寝れなかったとか?

「え!? どうした分かったの!?」

「……本当に半時間だけなんてね。体調管理はしっかりして頂戴……」

「アハハ……気を付けるよ」

 

 指摘されたリサは苦笑いで誤魔化し、友希那と『Circle』へと向かうのだった。

 

――――

 

「おはよー!」

「紗夜、早いわね」

「おはようございます。私も負けてられませんので」

 

 先にスタジオに来ていた紗夜が、一人で自主練をしていた。

 

「あこ達は……まだ来てないのね」

「いえ、私よりも早く来ている人は居ます」

「どこに?」

「おはよ~」

「あ、竜騎~! おはよ~♡」

 

 紗夜より早く来ていた竜騎も、リサ達が来たことに気付き挨拶する。

 

「おはよう竜騎、紗夜よりも早くから練習かしら?」

「おはよう、後から来た氷川さんと練習してたところ」

「私よりも早く来てるのは意外でしたが、折角なので一緒に練習をしてました」

 

 紗夜は不服そうにしながらも、竜騎と一緒に練習をしてたことを話す。

 

「でも、一緒にしたお陰で改善点も見つけられたよ。ありがとう、氷川さん」

「お役に立てて何よりです。私もいい刺激をいただきましたので」

「ふ~ん……紗夜だけズルイなぁ~。 竜騎~、アタシとも練習しよ~!」

「うん、分かったから離れよっか……?」

「今井さん! 誤解を招くことを言わないでください!?」

 

 ズルイと言わんばかりに竜騎に抱き着くリサに、紗夜は顔を赤くしながら言う。

 

「あ、おはよー!」

「おはようございます……」

「あこ、燐子。おはよう」

 

 あこと燐子も一緒にやって来て、全員揃った。

 

「では、練習を始めましょうか」

「そうだね~☆」

「その前にリサ、くっ付いてたら練習が始められないよ?」

「ぶ~! あとでイチャイチャさせてね?」

「分かったから……」

「今井さん!!」

 

 頬を膨らませるリサを竜騎から引き離し、練習を始める。

 

――――

 

「竜騎、さっきの箇所はペースを少し下げて」

「分かった」

「ねぇねぇ、おにーちゃん!」

「おにーちゃんって、俺のこと?」

「うん!」

 

 竜騎は友希那から改善点を聞いた後に、あこが竜騎に話し掛ける。

 

「ドラムでカッコイイ叩き方ってあるかな?」

「余裕のあるパートで、アクションを入れるのは? ところで……何でおにーちゃん?」

「ダメ……?」

 

 あこが上目遣いで竜騎を見る。

 

「ううん、俺は良いよ。そう呼ばれるの初めてだからさ」

「やったー!」

「……」

(リサ、妬いてるわね……)

 

 あこが小動物みたいに竜騎に懐いてる姿を見て、リサは無言で嫉妬している。

 

「そろそろ、休憩にしましょうか」

「そうですね」

「オッケー! アタシもクッキーを出すよ☆」

 

 練習を中断して一休みをすることに決まり、竜騎達はリサのクッキーを口にする。

 

「ん、リサのクッキー美味しい」

「ホント~? たくさん焼いたから食べてね竜騎♡」

「あの、竜騎さん……」

「白金さん、どうしたの?」

「……」

 

 リサが竜騎と話してると、燐子が竜騎の隣にやって来た。

 

「竜騎さんは……NFOって言うゲームに、興味を持ってたりしますか……?」

「家でしてる時もあるよ~。白金さんも?」

「はい……! 今度、一緒にどうですか?」

「うん、いいよ!」

「フフ……約束ですよ」

「……」

 

 燐子と竜騎がNFOの話をすると、リサがあこの時よりもムッとした顔になる。

 

(人見知りの燐子が、竜騎には普通に話せるなんて。むぅ……竜騎も竜騎で楽しそうだなぁ……)

「リサ、嫉妬で顔が怖いわよ?」

「え……!?」

 

 友希那に声を掛けられ、リサは少し驚く。

 

「ゴメン、友希那。アタシ……」

「分かってるわよ。今日は特別に許すから、存分になさい」

「友希那……ありがとう!」

「ただ……ほどほどにね?」

「分かってるよ~☆」

 

 友希那の言葉に、リサはルンルンしながら竜騎に近付く。

 

「……大丈夫かしら?」

 

 友希那は少し心配な顔をして、幼馴染を見守るのだった。

 

「りゅ~う~き~?」

「ん?」

「アタシを放っておいて、酷いぞ~?」

「そう言うわけじゃあ……んむ!?」

 

 リサは竜騎を呼んで振り向かせると、不意で唇を奪う。

 

「い、今井さん……!?」

「な……!?」

「友希那さん、見えませんよ~!?」

「いいから」

 

 燐子と紗夜は顔を赤らめて固まり、あこは友希那によって目を塞がれて見えない状態。

 友希那に至っては平気である。

 

「今井さん! 何をしてるのですか!?」

「ん~? 竜騎が他の女の子と仲良くしてるからさぁ、キスしたくなっちゃったんだよね~? 竜騎はアタシのモノだって……ね?」

「だ、だからって……破廉恥なことは……!?」

「氷川さん……」

「……!?」

 

 紗夜がリサを注意してると、竜騎が割って入る。

 

「リサのことは、俺が招いたことだから。ちゃんと注意するから……抑えて欲しいな」

「……分かりました、辰巳さんが言うのであれば……これ以上は私も言いません」

「うんうん、アタシも急だったからゴメンね~! さてと……」

「……え?」

 

 リサは竜騎の腕に掴んで立ち上がる。

 

「竜騎はアタシを嫉妬させたからぁ、ちょっと向こうで……調教シヨッカ?

「ちょ、調教って……!? 待った! 引っ張らないで!?」

 

 調教と言う言葉を聞いて焦る竜騎は、ニコニコ顔なリサによってスタジオの外に連れて行かれた。

 

「大丈夫、でしょうか……?」

「しかし、こんなことが続いたらバンド活動にも支障が……」

「大丈夫よ、多分……」

「リサ姉、どうしたんだろう?」

 

――――

 

「さぁてと、このロッカーは誰も使ってなさそうだから……一緒に入ろうね☆」

「ちょっと、さすがに……って、リサ待って……んむ!?」

 

 話を聞かずにロッカーに入るリサは、竜騎の顔を自身の胸に埋める。

 

「どう竜騎? アタシのおっぱい……柔らかくて大きいでしょ~?」

「ん……んん……!?」

「ンフフ~♡ そんなに顔を擦り付けちゃってぇ、いい子いい子♡」

「……ん」

 

 リサは胸の中で抵抗する竜騎の頭を撫で、大人しくなった様子を見て愛しく感じる。

 

「アタシのおっぱいに好きなだけ甘えていいからね~、甘やかす調教で骨抜きにしてあげる♡」

(俺、リサには昔から大甘だな……気が済むまでは大人しくしよう)

 

 暫くリサの胸の中で大人しくしてた竜騎だが、後に窒息しかけてしまうのだった。

 

TO BE NEXT




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