早く7期が見たいです。
「いただきます」
「へぇ女子部屋は普通の広さなんだなじゃあ」
「男子の大部屋見たい!ねえねえ見に行ってもいい後で!」
「おー来い来い」
「魚も肉も野菜も…贅沢だぜえ」
相澤先生の指示で施設に入って荷物を下した後、俺達はプッシーキャッツが準備してくれた夕飯をいただいていた。
「美味しい!!米美味しい!!」
「五臓六腑に染み渡る!!ランチラッシュに匹敵する粒立ち!!いつまででも嚙んでいたい!……ハッ土鍋…!?」
「土鍋ですか!?」
「うん…つーか腹減りすぎて妙なテンションなってんね」
「気持ちは分かるがもう少し静かに食え。ピクシーボブが引いてるだろうが」
「ねえ叶」
俺が電気と切島にそう言うと呼ばれて隣にいる耳郎の方に向いた。
「どうした?耳郎」
「ごめん叶、あっちのソース取って」
「ああ分かった…はい」
「ありがと」
俺がそう言うと耳郎の場所から遠いところにあるソースを取り渡した。
俺は食事に戻ろうとしていると電気がニヤニヤしながら見ていた。
「どうした電気?ニヤニヤして」
「べっつにー!何でもねえよ」
電気は笑いながらそう言うと食事に戻ったので気にはなるが俺も食事に戻った。
食事を終えた俺達は全員で風呂に入っていた。
森での戦闘の疲れが取れると思っていると峰田が女湯とのしきりを見ながら言った。
「まァまァ…飯とかはね…ぶっちゃけどうでもいいんスよ。求められてんのってそこじゃないんスよ。その辺、分かってるんスよオイラぁ…求められてんのはこの壁の向こうなんスよ…」
「一人で何言ってんの峰田くん…」
「ホラ…いるんスよ…今日日男女の入浴時間ズラさないなんて事故…そうもうこれは事故なんスよ…」
そう言っている峰田を見て確信した
こいつ女湯を覗く気だなと思っていると飯田が言った。
「峰田くんやめたまえ!君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!」
「やかましいんスよ…」
こいつもう
「壁とは超える為にある!!
「速っ!!校訓を汚すんじゃないよ!!」
そう言って峰田は個性を使ってしきりを登り始め、もうすぐで上に届くというところで洸汰が現れた。
「ヒーロー以前に人のあれこれから学び直せ」
「くそガキィイイィイ!!?」
「ゴモットモ」
俺は洸汰に同意していると峰田は飯田の顔面に向かって落ちた。
すると女湯の方から声が聞こえて洸汰が振り向くとバランスを崩して落下するが緑谷がキャッチしてそのまま洸汰を抱えて風呂出ていった。
「何かあの子供、大志の小さい頃にそっくりだな」
「俺はあんなにマセてねえよ」
「いやそっくりだぞ?一時期荒れていた頃の大志にな」
「………え?」
電気にそう言われ俺は洸汰のことが気になり風呂を上がり後を追いかけた。
ある扉の前にピクシーボブがいたので俺は耳郎の個性を模倣して話を聞いていると…。
『マンダレイのいとこ…洸汰の両親ね。ヒーローだったけど殉職しちゃったんだよ』
……何?
『二年前…
その話を聞いた後、俺は個性を解除するとボソッと呟いた。
「洸汰…お前は俺と一緒だったんだな…」
◆◆◆
翌朝の5時30分、大志達は施設の前に集合していた。
「お早う諸君、本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化及びそれによる仮免の取得。具体的になりつつある敵意に立ち向かう為の準備だ心して臨むように。というわけで爆豪、こいつを投げてみろ」
そう言って相澤は爆豪に向かって何かを投げ爆豪がキャッチすると体力テストの際に使用した計測用のボールだった。
「これ…体力テストの…」
「前回の入学直後の記録は705.2m…どれだけ伸びているかな」
「おお!成長具合か!」
「この三ヶ月色々濃かったからな!叶みたいに1kmとかいくんじゃねえの!?」
「いったれバクゴー!」
「んじゃよっこら…くたばれ!!!」
「(……くたばれ…)」
爆豪が個性をしながら投げるが大志達は掛け声の方が気になった。
計測が終わり相澤は大志達に数字を見せた。
「709.6m」
「!!?」
体力テストの時よりあまり数字が伸びておらず爆豪は驚いた。
「あれ…?思ったより…」
「約三ヶ月間、様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまでも精神面や技術面あとは多少の体力的な成長がメインで個性そのものは今見た通りでそこまで成長していない。だから今日から君らの個性を伸ばす。死ぬほどキツイがくれぐれも死なないように」
その数十分後、B組の生徒が担任のブラッドヒーローのブラドキングから説明を受けていた。
「個性を伸ばす…!?」
「A組はもうやってるぞ。早くいくぞ」
そう言われB組の生徒達は先を歩くブラドキングについて行った。
「前期はA組が色々目立ってたが後期は我々の番だ。いいか?A組ではなく我々だ!」
「(先生…!!不甲斐ない教え子でごめん!)」
「突然、個性を伸ばすと言っても…20名20通りの個性があるし…何をどう伸ばすのか分かんないんスけど…」
「具体性が欲しいな!!」
そう生徒の一人である、取蔭と鎌切が聞くとブラドキングが答えた。
「筋繊維は酷使することにより壊れ…強く太くなる個性も同じだ。使い続ければ強くなりでなければ衰える!すなわちやるべきことは一つ!限界突破!!」
ブラドキングに案内された場所につくとA組の生徒が悲鳴や怒号を上げながらそれぞれの個性を強化するためにあらゆることを行っていた。
その地獄のような光景を見たB組の生徒は驚いていた。
「なんだ…この地獄絵図…!!」
「もはやかわいがりですな」
「許容上限のある発動型は上限の底上げ。異形型展・その他複合型は個性に
由来する器官・部位の更なる鍛錬。通常であれば肉体の成長に合わせて行うが…」
「まァ時間がないんでな。B組も早くしろ」
相澤がそう言いながら近づいてきたが拳藤が言った。
「しかし私達も入ると41人だよ。そんな人数の個性…たった6名で管理できるの?」
「だから彼女らだ」
「そうなのあちきら四位一体!」
「煌めく眼でロックオン!!」
「猫の手手助けやって来る!!」
「どこからともなくやって来る…」
「キュートにキャットにスティンガー!!」
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!!」」」」
プッシーキャッツの4人がそれぞれ決め台詞を言いポーズと取ると説明を始めた。
「あちきの個性、『サーチ』!この目で見た人の情報100人まで丸わかり!居場所も弱点も!」
「私の『土流』で各々の鍛錬に見合う場を形成!」
「そして私の『テレパス』で一度に複数の人間へアドバイス」
「そこを我が殴る蹴るの暴行よ…!」
「(色々駄目だろ…)」
そう言うプッシーキャッツの一人、虎に一人の生徒がツッコミを入れた。
そんなことを思っているといきなり辺りが暗くなりB組の生徒が上を見上げるとデカイ浮島と周りに炎・氷・雷・風の球体があった。
「何だアレ!?」
「浮島!?」
「最近の若い子の個性は凄いね。あんなこともできちゃうなんて!」
「あいつが異常なだけですよ」
そんな会話をマンダレイと相澤がしていた。
それを浮島に立っている大志が大量の汗を流しながら聞いていると脳に声が聞こえた。
『大丈夫かな?そろそろさらに5つ個性を発動してみようか』
「ハァ…ハァ…簡単に…言うんじゃねえぞ…クソ…!」
そう言われ文句を言いながら大志はさらに5つの個性を発動した。
◆◆◆
「さァ昨日言ったね世話焼くのは今日だけって!!」
「己で食う飯ぐらい己で作れ!!カレー!!」
『イエッサ…』
夕方16時に個性強化訓練が終わり俺達はピクシーボブとラグドールの前に集合したが疲労困憊だった……滅茶苦茶疲れた…。
「アハハハハ全員全身ブッチブチ!!だからって雑なネコマンマは作っちゃダメね!」
「確かに…災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環…さすが雄英無駄がない!!世界一旨いカレーを作ろう皆!!」
飯田の号令により俺達はカレーを作り始めた。
「轟ー!こっちも火ィちょーだい」
「大志―俺達のとこにも火ィくれー!」
「分かった」
「爆豪、爆発で火ィつけれね?」
「つけれるわクソが!!」
俺と轟が薪に火をつけていると爆豪も個性を使用して火をつけようとするが薪ごと爆破してしまい爆豪はその場を去っていった。
「皆さん!人の手を煩わせてばかりでは火の起こし方も学べませんよ」
「いや、いいよ」
「わー!ありがとー!!」
「燃えろー燃やし尽くせ―!」
「尽くしたらあかんよ」
そんな会話を続けながら作り、数十分後に料理が完成し食事を始めた。
「店とかで出たら微妙かもしれねーけどこの状況も相まってうめー!!」
「言うな言うな野暮だな!」
「ヤオモモがっつくねー!」
「ええ、私の個性は脂質を様々な原子に変換して創造するので沢山蓄えるほど沢山出せるのです」
「うんこみてえ」
「おいこら」
「謝れえ!!」
「すんません!!」
食事中に瀬呂がそんなことを言い八百万は落ち込んでしまい耳郎が瀬呂を殴った。
食事を続けていると緑谷がカレーを持って何処かに行くのが見えた。
おそらく姿が見えない洸汰のところに行ったのだろうと思いながら食事を続けた。
◆◆◆
施設から数十メートル離れた辺り一面が見渡せるところに洸汰はいた。
緑谷が置いていったカレーを載せていた皿を近くに置いて景色をながめていると…。
「へえ、良い場所だな」
「!?」
そんな洸汰の元に大志が現れ洸汰がビクッと身体を震わせた。
洸汰は大志を睨むつける。
「どいつもこいつも…さっさと俺の秘密基地から出てけよ!!」
「秘密基地か…そろそろ食べ終わると思って皿を取りに来ただけだからそう怒鳴んな」
そう言って大志は皿を取ると大志は洸汰に向かって言った。
「君の両親って水の個性のウォーターホースだろ?」
「……お前もか!?それともあいつに聞いたのか!?」
「いやたまたま聞いただけだ。辛かったな…君の気持ち分かるよ…」
「………ふざけるな!!てめェなんかに分かってたまるか!!」
「それがわかっちゃうんだよな。俺もお前と一緒だから」
「………は?」
そう言うと大志は洸汰の目を見て言った。
「俺の両親もヒーローだったんだ…そしてガキの頃に
「!?」
「当たり前の日常が…あるとき一瞬にして変わる。今まで見て来たものを恨むようになる…全てが変わる。この世界の意味も…幸せの価値すらもな」
「……それが分かって…何でヒーローになろうとしてんだよ…」
「…約束したからな」
洸汰が大志にそう言うと大志は微笑みながら言った。
「…そんな絶望の淵に叩き落された俺を救ってくれたヒーローがいたんだ。そいつとの約束を守るために俺は最高のヒーローになるって決めた。いつか君も出会うさ…君を救ってくれるヒーローがな」
「………そんな奴…いるわけねえだろ!!」
「信じられないのも無理はない…でも少なくともこの世界はまだそんなに腐ってはいないぞ。じゃあ俺は行くな。遅くなる前に帰って来いよ」
そう大志は言うと個性を発動して瞬間移動をした。
大志がいなくなった後に洸汰は拳を強く握りしめて―。
「…どいつもこいつも…勝手なこと言いやがって…!」
そうボソッと呟いた。