大分時間が掛かってしまい申し訳ございません。
不定期更新が続きますが今年もこの作品をよろしくお願いします。
UA55000ありがとうございます。
深夜、大志達は既に就寝している時間なのだが辺りを見渡せるところに人影があった。
「疼く…疼くぞ…早く行こうぜ…!」
「まだ尚早、それに派手なことはしなくていいって言ってなかった?」
「ああ急にボス面始めやがってな。今回はあくまで狼煙だ。虚ろに塗れた英雄達が地に落ちる…その輝かしい未来の為のな」
そう
「ていうかこれ嫌、可愛くないです」
「裏のデザイナー・開発者が設計したんでしょ。見た目はともかく理には適ってるハズだよ」
「そんなこと聞いてないです。可愛くないって話です」
「どうでもいいから早くやらせろ。ワクワクが止まんねえよ」
「黙ってろイカレ野郎共。まだだ…決行は…11人全員揃ってからだ」
そう言う荼毘の元にさらに4人集まってきた。
「おまたー」
「仕事…仕事…」
長物を持ったオネエ口調の男性、身体を拘束されている男性、トカゲの姿をした異形な男性、フジツボが着いたマスクをしている男性が現れた。
「威勢だけのチンピラをいくら集めたところでリスクが増えるだけだ。やるなら経験豊富な少数精鋭。まずは思い知らせろ…てめェらの平穏は俺達の掌の上だということを」
◆◆◆
林間合宿3日目、俺達は再び個性を伸ばすために訓練を行っていた。
俺に課せられた課題は個性を複数同時に発動する数を増やすことと個性を発動したままの時間を延ばすことだ。
複数の個性を同時に発動したことはあるが数えるぐらいの個性を同時に発動しかしていなかったのと個性を長時間発動していると脳に負担が掛かっていたが昨日に比べたら大分、慣れてきた。
『補修組、動きが止まってるぞ』
『オッス…!!』
『すいませんちょっと…眠くて…』
『昨日の補修が…』
そんなことを考えていると相澤先生が電気達に課題を伝えているのが聞こえた。
確かに俺達は22時に就寝するが補修組はその後に座学があり就寝するのが午前2時になるって電気が泣き言を言っていたな。
相澤先生は麗日と青山にも赤点ギリギリなのを伝えて緊張感を高めていた。
『何をするにも原点を常に意識しとけ向上ってのはそういうもんだ。何の為に汗かいて何の為にこうしてグチグチ言われるか常に頭に置いておけ』
相澤先生がそういう声が聞こえ俺の脳内に両親と越えたい
そうだ…俺はあの人達を超えるヒーローになるって決めている。だからこの程度のことなんともねえ。
俺はさらに10個の個性を発動して皆の声を聞いているとピクシーボブの声が聞こえた。
『ねこねこねこ…それより皆!今日の晩はねぇ…クラス対抗肝試しを決行するよ!しっかり訓練した後はしっかり楽しいことがある!ザ!アメとムチ!』
『ああ…忘れてた!』
『怖いのマジやだぁ…』
『闇の饗宴…』
『イベントらしい事もやってくれるんだ』
『対抗ってところが気に入った』
『というわけで今は全力で励むのだぁ!!!!』
『イエッサァ!!!』
そういえば肝試しをやるって言っていたな…訓練でヘトヘトで忘れてた。
耳郎は怖いのが苦手なのか…俺は一人でホラー映画見たりするから全然平気だが、まぁ…楽しみにしていよう。
数時間後、俺達は食事を終えて皿も洗い終わって肝試しの時間になった。
「腹も膨れた皿も洗った!お次は…」
「肝を試す時間だー!!」
「「「「試すぜ!!」」」」
「その前に大変心苦しいが補習連中はこれから俺と授業だ」
「嘘だろ!!?」
その相澤先生の言葉に芦戸は驚愕していると補習組が拘束された。
「すまんな。日中の訓練が思ったより疎かになってたのでこっちを削る」
「うわっ勘弁してくれ!!」
「「試させてくれ~!!」」
「カワイソウ」
相澤先生に連れてかれる電気達の悲痛な叫びに俺はそう言った。
電気達の姿が見えなくなるとピクシーボブが説明を始めた。
「はいというわけで脅かす側先行はB組。A組は二人一組で3分置きに出発。ルートの真ん中に名前を書いたお札があるからそれを持って帰ること!」
「闇の饗宴…」
「脅かす側は直接接触禁止で個性を使った脅かしネタ披露してくるよ」
「創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ!」
「やめて下さい汚い…」
「なるほど!競争させる事でアイデアを推敲させその結果個性に更なる幅が生まれるというワケか…さすが雄英!!」
「絶対にそんなこと考えてないと思うぞ」
その後、クジで決まったペアと並び一組づつ出発していった。
俺はペアの緑谷と並んでいると悲鳴が聞こえてきた…これは耳郎と葉隠の声だな。
「緑谷は怖いのは大丈夫か?」
「あっうん。僕は大丈夫だよ」
「じゃあ大丈夫そうだな。次は俺達の番だから奴らにトラウマを植え付けようと思ってな。理想を現実にする個性と肝試しをしたらどうなるか教えてやろう」
「うわあ」
俺が笑みを浮かべながらそう言うと緑谷が凄い顔をしていた。
呪いのビデオと呪いの家の住人を生み出すだけだから別に大丈夫だろう。
そう思っていると…。
「何この焦げ臭いの…」
「黒煙…」
そうマンダレイとピクシーボブが言うとピクシーボブの身体が引っ張られるように宙に浮くと長物を持っている男の傍に引き寄せられその男の攻撃を受けてしまい気を失ってしまった。
「飼い猫ちゃんは邪魔ね」
「何で…!万全を期したハズじゃあ…!!何で…何で
そう峰田が叫ぶと虎とマンダレイが俺達を守るように前に立つとマンダレイがボソッと何かを言った。
そして何かを焦っているマンダレイの表情を見て俺は洸汰がいない事に気が付くとどうやら緑谷も気が付いたみたいだった。
「ご機嫌よろしゅう雄英高校!!我ら
「
「この子の頭潰しちゃおうかしらどうかしら?ねえどう思う?」
「させぬわ!!このっ…」
「待て待て早まるなマグ姉!虎もだ落ち着け!生殺与奪は全てステインの仰る主張に沿うか否か!!」
「ステイン…!
「そしてアァそう!俺はそうお前、君だよ眼鏡君!保須市にてステインの終焉を招いた人物。申し遅れた俺はスピナー。彼の夢を紡ぐ者だ」
「何でもいいがなあ貴様ら…!その倒れている女…ピクシーボブは最近婚期を気にし始めててなぁ…女の幸せを掴もうって…いい歳して頑張ってたんだよ…そんな女の顔キズモノにして男がヘラヘラ語ってんじゃあないよ」
「ヒーローが人並みの幸せを夢見るか!!」
そうスピナーが言うと何百本のナイフで造られた大剣を構えながら突っ込んできた。
「虎!!指示は出した!他の生徒の安否はラグドールに任せよう!私らは二人でここを押さえる!!皆行って!!良い!?決して戦闘はしない事!委員長引率!」
「承知致しました!行こう!!」
そうラグドールは飯田に言うが心ここにあらずといった感じだった。
それに先に行った爆豪達やB組の生徒がまだ森の中にいると思うと俺がやる事は決まった。
「緑谷。お前は洸汰の居場所知っているか?」
「…うん知ってる」
「じゃあ任せたぞ…飯田!皆を連れて先に入ってろ!」
「叶くん!?何を言ってる!?」
「マンダレイ!!僕知ってます!!」
そう緑谷が言った瞬間、俺と緑谷は同時に駆け出した。
俺は高速移動をしながら森に突っ込んでラグドールの元に向かった。
おそらくだがラグドールの元にも
ラグドールを救出してマンダレイ達と合流すれば他の皆の救出が楽になると思った。
そして数分後、ラグドールがいる中間地点に着いたのだがそこにラグドールの姿が無かった。
「ラグドールどこですか!……ッ!?」
俺はラグドールを呼びながら周りを見渡すと大量の血痕があった。
まさか…
「クソッ…!!」
ラグドールが
索敵を使用してB組の生徒を二人見つけて治療をしていると脳内に通信が入った。
『A組B組総員!プロヒーロー、イレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!!繰り返す!A組B組総員!戦闘を許可する!』
そうマンダレイから通信が入り俺ができる事を考えた。
まず皆を救け出して、その後に
そう決めると俺は高速移動を再び発動した。
「無事でいろよ…皆!!」