大人耳郎めっちゃ美人でたまらん!
爆豪と大志が黒い液体に飲まれて何処かに移動させられると今度は
「マズイ!?全員持っていかれるぞ!!」
「おんのれ私も連れて行け!!」
オールマイトが死柄木に接近して自分も一緒に移動しようとするがそれより早く
「すみません皆様ァ!!!」
「お前の手落ちじゃない!俺達も干渉できなかった。黒霧の空間に道を開くワープじゃなく対象のみを転送する系と見た!」
「オールマイト!!」
グラントリノがオールマイトの方を見ると複数の脳無がオールマイトにしがみついていた。
オールマイトはしがみついた脳無を自身ごと回転をし、勢いを乗せた拳で脳無を吹き飛ばした。
「景気の良いぶっ壊しぶりだな!!」
「事が事だからだ!
「こいつら…あっちから流れてきてるのか…!?」
「ジーニストらと連絡がつかない!恐らくあっちが失敗した!」
「グダグダじゃないか全く!!!」
「エンデヴァー!!」
警察を守りながら戦うエンデヴァーにオールマイトが呼んだ。
「大丈夫か!?」
「何処を見たらそんな疑問が出る!?さすがのトップも老眼が始まったか!?行くならとっとと行くがいい!!」
「ああ任せ…ぬっ!?」
何かに気が付いたオールマイトがその方向を向くと同時に何者かに掴まれ空中に投げ出された。
それは黒い脳無だったのだが何か他の脳無と違う感じだった。
「(この脳無…USJの時と同じぐらいのパワーがある…だがあの時と違うのは…)」
「行カ…行カ…行行行行行カせせせせセなイィイイイイイイイイ!!!」
「(喋ることができる!!特別製の脳無か!!)」
脳無はオールマイトに殴りかかろうとするがオールマイトはその攻撃を躱して攻撃を加えた。
近くのビルにオールマイトと脳無は着地して睨み合った。
「(この脳無は足止め…私を行かせないために用意したのか…しかし…!)」
「悪いが先に行かせてもらうぞ!!」
「行行行カかかせセせセなイぃぃぃぃぃ!!!」
そう言うとオールマイトと脳無の戦闘が始まった。
その様子をモニターでドクターと呼ばれる人物が見ていた。
「任せぞ脳無”
◆◆◆
「さすがNo4!!ベストジーニスト!!僕は全員消し飛ばしたつもりだったんだ!!皆の衣服を操り瞬時に端へ寄せた!判断力・技術…並の神経じゃない!」
廃倉庫のあった場所は酷い有様だった。
廃倉庫は消し飛び地面は抉れており、プロヒーロー達はジーニスト以外は意識を失っておりジーニストも重傷だった。
「……こいつ…」
ジーニストが身体を起こして個性を発動しようとするがその瞬間に腹部が抉られ意識を失った。
「相当な練習量と実務経験ゆえの強さだ。君のはいらないな。弔とは性の合わない個性だ」
その様子を壊れた建物の陰から見ていた緑谷達は身動きが取れないでいた。
「(何だあいつ…何が起きた!?)」
「(一瞬で全部かき消された!!)」
「(何だ…何なんだあいつ!?)」
「(プロヒーローが一瞬で…)」
「(逃げなくては…分かっているのに…)」
「(恐怖で…身体が…身体が動かない…)」
飯田達が恐怖で動けなくなっている中、緑谷は別の事を考えていた。
「(何だよ…嘘だろ…オールマイト…まさかじゃあ…あれが…あれがオールフォーワン…!!)」
緑谷は事前にオールマイトから
そしてその巨悪と戦う宿命だと伝えられていたが実際に目の当たりにして恐怖で動けなくなった。
そんな中突然、バシャっという音が聞こえた。
「ゲッホ!!くっせぇぇ…んっじゃこりゃあ!!」
「(爆豪!!)」
「(かっちゃん!!)」
「悪いね爆豪君」
「あ!!?」
オールフォーワンが爆豪に向かってそう言うと爆豪の背後から
「!?」
「また失敗したね弔…でも決してめげてはいけないよ。またやり直せばいい。こうして仲間も取り返した。この子もね…君が大切な駒だと考え判断したからだ。いくらでもやり直せ…その為に僕がいるんだよ。全ては君の為にある」
死柄木に対してそう言うオールフォーワンはそう言うのを見ていた爆豪は冷や汗をかきながら見ていた。
物陰に隠れている緑谷も同じく冷や汗をかきながらその言葉を聞いて、行動を起こそうとしたがと飯田に止められた。
八百万も隣にいた切島と耳郎の服を掴んで行かせないようにしていると―――。
「…それに全てが失敗したわけじゃない。彼を捕獲するという僕の頼みは成功したからね」
そうオールフォーワンが言った瞬間、爆豪の隣が爆発した。
爆発した所は煙に包まれて見えないが声が聞こえた。
「ゲッホ!出るのに苦労させやがって…たくっ今どんな状況だ?」
「(叶!!)」
「(大志!!)」
「マジで出てきやがった…どうなってんだよアイツ…」
大志の声が聞こえた上鳴と耳郎は驚き、自分の個性から脱出したことに冷や汗をかきながらエンプレスは呟く。
それを見た爆豪は大志に向かって言った。
「やっと出て来たかクソ野郎」
「爆豪?状況はどんな感じだ?」
「俺達はクソ
「なるほど…状況から察するにお前が
そう言って大志はオールフォーワンに向かって言うとオールフォーワンは言った。
「
「この声…まさか!?あの時の…!?」
オールフォーワンがそう言うとその声を大志は驚いた。
その様子を見た爆豪は大志に聞いた。
「おい理想野郎!あのクソ仮面のことを知ってるのか!!」
「ああ、ガキの頃に俺に話しかけてきた男だ。あんな仮面はしていなかったがな」
「(オールフォーワンが叶くんに接触していた!?何のために!?)」
その話を聞いた緑谷は驚きながらも思考を巡らせた。
大志はオールフォーワンを睨みながら言った。
「俺達を拉致して何が目的だ?仲間に引き入れるためか?そんな提案に乗るわけないがな」
「爆豪くんは弔が大切な駒と判断したから帰すわけにはいかないが叶くん、君は僕のお願いを聞いてくれたらすぐにでも解放してあげるよ」
「………何だそのお願いって?」
大志は自分一人で帰る気なんてないがオールフォーワンにそう聞いた。
するとオールフォーワンは笑みを浮かべながら言った。
「君の個性を僕にくれたらね」
「………はぁ?」
『!?』
オールフォーワンの提案の内容を聞いた大志はそう疑問の声をあげた。
その言葉を聞いた緑谷達は驚いていた。
「ああ、もちろん別の個性と交換という形になるけど…どうかな?」
「…何言ってんだ?個性はそう簡単に相手に譲渡したり交換できるものじゃねえだろ?頭おかしいのか?」
「ああ普通はね。でも僕の個性を使えば相手の個性を奪ったり譲渡する事ができるんだ。僕の個性…『オール・フォー・ワン』を使えばね」
「(個性を奪ったり付与する個性…!)」
大志はオールフォーワンの個性を聞いて驚いていると、それを聞いた緑谷は冷や汗をかきながら考えていた。
「(
そう考えているとオールフォーワンが言った。
「君が望むならどんな個性も準備しよう!僕の持っている個性を半分君にあげても良い!だから君の個性を!!
そう叫ぶようにオールフォーワンは大志に懇願した。
それを聞いた大志は笑みを浮かべながら言った。
「…だったら尚更渡せねえな!それにテメエみたいな奴に
大志はオールフォーワンの提案を拒否するとオールフォーワンは笑みを浮かべながら思考を巡らせた。
「(まぁ、拒否してくるのは分かっていたよ。それに賢い君ならここから爆豪くんを連れて逃げることを考えているだろう。だが、僕には君を逃がさない手段を持っているんだよ)」
そう思考を巡らせた後、オールフォーワンは大志に言った。
「残念だね…君と初めて出会った時は運命だと感じたんだけどね」
「嘘つくな」
「本当だよ。なにせ
「………はぁ?」
大志はオールフォーワンの言葉に疑問を浮かべるのと同時に一つの答えに辿り着いた。
「何を…何を言っているんだ…まさか…」
心音がドクンドクンと大きい音が身体中に伝わり、呼吸が荒くなりながら言った。
オールフォーワンは笑みを浮かべながら言った。
「そう僕だよ…君のお父さんとお母さんを殺したのは!!」
その言葉を聞いた大志の背後に大量の重火器が出現した。
全てオールフォーワンに向けて標準を合わせるのを見たオールフォーワンは楽しそうに言った。
「さぁ見せてくれ!
そう言うオールフォーワンの言葉を大志は聞いていなかった。
大志の心にあるのはただ一つの感情。
信念…夢…そして
今までの自分が嘘だと思わせる言葉を言う。
「殺してやる」