『理想郷』がヒーローになる物語   作:zorozoro

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いつも感想を書いてくださりありがとうございます!

執筆は遅いですがちゃんと書いておりますので気長に待ってくださると幸いです!


入寮と再会の仮免試験編
部屋王決定戦


あの事件から数日経過したのだが、その間に世間は大変な事になっていた。

 

まず一つ目はオールマイトの事実上のヒーロー活動の引退の表明。これには全世界が驚いたテレビでも今でもニュースで流れており、スターから何で!?と驚きの連絡をされるほどだ。

 

二つ目はNo4ヒーロー、ベストジーニストが一命を取りとめたものの長期の活動休止になった事とラグドールが拉致後に個性が使用できなくなり活動の見合わせをする事になった。

全部、あのクソ外道のせいでなったことなのは分かってるのでどうにかして個性を取り戻して欲しいところだ。

 

そのようなことを俺は墓地で墓に眠っている両親に報告をした。

 

「それじゃあ、また来るよ。今度はもしかしたら冬になるかもしれない。実は学校で寮生活が決まって今日からなんだ」

 

今回の事件のことで雄英は生徒を守るために全寮制にする事を決めた。

それで寮制度のことについて相澤先生とオールマイトが一度、説明をしに養護施設に来た。

まぁ、俺が原因だから反対するだろうなとは思っていたのだが何とあっさりとOKを出した。

今回の事件で俺を命懸けで救けてくれたことに対しての感謝とこの子をよろしくお願いしますと言われた。

ちなみにオールマイトは子供達に大人気で揉みくちゃにされていた。

その様子を貴理子義姉さんが凄い勢いでメモをしていた。

 

俺は両親が眠っている墓にそう言って墓地を後にした。

 

雄英敷地内、校舎から徒歩五分の築三日のハイツアライアンスここが俺達の新たな家だと学校に着いた俺はそう思った。

 

「でけー!」

 

「恵まれし子らのー!!」

 

「とりあえず1年A組、無事にまた集まれて何よりだ」

 

「皆、許可降りたんだな」

 

「私は苦戦したよ…」

 

「フツーそうだよね…」

 

「二人は叶が救けてくれたけどガスで直接被害あったもんね」

 

「無事集まれたのは先生もよ。会見を見た時はいなくなってしまうのかと思って悲しかったの」

 

「うん」

 

「…俺もびっくりさ。まァ…色々あんだろうよ」

 

相澤先生がそこまで言うと手を叩いて皆を静かにさせた。

 

「さて…!これから寮について軽く説明するがその前に一つ。当面は合宿で取る予定だった仮免取得に向けて動いていく」

 

「そういやあったなそんな話!!」

 

「色々起きすぎて頭から抜けてたわ」

 

「大事な話だいいか」

 

そう相澤先生が皆は黙った。

 

「轟、切島、緑谷、八百万、飯田、上鳴、耳郎…この7人はあの晩あの場所(・・・・・・)へ叶と爆豪救出に赴いた」

 

そう相澤先生に言われて俺と爆豪以外の皆が驚いた。

その様子を見て相澤先生が続けて言った。

 

「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ…色々棚上げした上で言わせて貰うよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は叶・爆豪以外全員除籍処分にしてる」

 

「!?」

 

「彼の引退によってしばらくは混乱が続く…(ヴィラン)連合の出方が読めない以上、今雄英から人を追い出すわけにはいかないんだ。行った7人はもちろん把握しながら止められなかった12人も理由はどうあれ俺達の信頼を裏切った事には変わりない。正規の手続きを踏み正規の活躍をして信頼を取り戻してくれるとありがたい…以上!さっ!中に入るぞ元気に行こう」

 

いやっ…無理っす…行けないです…こんな暗い気持ちで行ける訳ないでしょ…。

 

そう言って耳郎の様子を見ると頷いていたので俺は電気の腕を取った。

 

「悪い、ちょっと来てくれ」

 

「え?何?何だよ大志!?」

 

俺はそう言う電気を茂みに連れ込んで放電させた。

 

「うぇ~~~~い…」

 

「!!」

 

「バフォッ」

 

「何?叶何を…」

 

俺が行った行動により耳郎は笑い、皆は戸惑っていた。

俺の行動を見た爆豪は切島の近くまで行った。

 

「切島」

 

「んあ?」

 

すると爆豪は切島に5万円を出した。

 

「え!?怖っ何!?カツアゲ!?」

 

「違え!!俺が下した金だ!いつまでもシミったれッとこっちも気分悪ィんだ」

 

「え!?おめーどこで聞い…」

 

「何だ爆豪も持ってきていたのか。じゃあ俺も…」

 

そう言って俺も切島に5万円を渡した。

 

「叶も!?」

 

「いつもみてーに馬鹿面晒せや」

 

「救けてくれた事は感謝してるからそんなションボリしないでくれ」

 

「ふぇ…ふぇ…ふぇいだうェイ」

 

「だめ…ウチこの上鳴…ツボッフォ!!」

 

「面白いよなこの電気…じゃあせっかくだし俺の変顔も見てみるか?」

 

「はーは―ひーっ…え?」

 

そう言って俺は耳郎に向けて変顔をする。ついでに近くにいた瀬呂にも見られたがまぁ問題ないだろと思っていると…。

 

「バフォッダファ!!!!」

 

『!?』

 

耳郎が物凄い勢いで笑いその場に倒れこんだ。

 

「あっはっはっはっは!!!!ひーひーひーヤベエ!!面白過ぎる凶器だ凶器!!!」

 

「ハーヒ―ヒ―!!!!」

 

「え!?何を見たの!?説明して!!」

 

「無理無理無理!!説明できない!!ツボに入った!!あっはっはっは!!」

 

「大志の変顔はヤバいんだよ…」

 

芦戸が瀬呂に聞いていたが笑いすぎて説明できない状態だった。耳郎も悶えていた。

それを見ていた電気は冷静になりそう言うと切島が言った。

 

「皆!すまねえ!詫びにもなんねえけど…今夜はこの金で焼肉だ!!」

 

「ウェーい!!」

 

「マジか!」

 

「買い物とか行けるかな?」

 

「ハ―ヒ―ヒ―!!」

 

「いくら何でも笑いすぎだろ。大丈夫か耳郎?」

 

俺はずっと笑っている耳郎を心配しながら俺達は寮の中に入った。

 

◆◆◆

 

相澤先生から寮について一通り説明してもらった後、俺達は部屋を作り始めた。

そして夜、部屋を作り終えた俺達はリビングで寛いでいた。

 

「いやぁ経緯はアレだが共同生活ってワクワクすんな」

 

「共同生活…これも協調性や規律を育む為の訓練…!」

 

「気張るなあ委員長」

 

「男子部屋出来たー?」

 

「うん今くつろぎ中」

 

「あのね!今話しててね!提案なんだけど!お部屋披露大会しませんか!?」

 

そう女子達に言われ俺達は部屋を披露することになったのでまずは緑谷の部屋だ。

 

「わああ駄目駄目ちょっと待――!!!」

 

「オールマイトだらけだ!!オタク部屋だ!!」

 

「憧れなんで…恥ずかしい…」

 

緑谷の部屋に行くとオールマイトのグッズだらけの部屋だった…スターが喜びそう。

緑谷の部屋を見ていると常闇が自分の部屋の扉に背を預けており入らせないようにしていたが芦戸と葉隠にどかされた。

 

「黒!!怖!!」

 

「貴様ら…」

 

「このキーホルダー俺中学ん時買ったわあ」

 

「まあ男は中学生ぐらいになるとこういうの欲しくなる時があるな」

 

「剣だ…カッコイイ…」

 

「出ていけ!!」

 

常闇が終わり、次は青山。

 

「眩しい!!」

 

「ノンノン眩しいじゃなくてま・ば・ゆ・い!」

 

「思ってた通りだ」

 

「想定の範疇を出ない」

 

「ヒデェ」

 

次は峰田だが全員が無視をして三階へと向かった。

 

「ワアー普通だァ!!」

 

「これが普通ということなんだね!」

 

「言うことないなら良いんだよ?」

 

「難しそうな本がズラッと…さすが委員長!」

 

「おかしなものなどないぞ」

 

「眼鏡クソある!」

 

「何が可笑しい!!激しい訓練での破損を想定して…」

 

「チャラい!!」

 

「手当たり次第って感じだナー」

 

「相変わらずだな」

 

「えー!?よくね!?」

 

「ウサギいるー!!可愛い!!」

 

「ペットはズリィよ口田。あざといわあ」

 

「競ってんの?」

 

女子達が男子達の部屋を酷評していると男子達から提案で女子達の部屋も見ることになり1―A部屋王決定戦を決めることになった…どうでもいいけど疲れたから早く終わらせてくれない?

 

次は四階だが爆豪はもう休んでいるので切島の部屋を見ることになった。

 

「どーでもいいけど多分女子には分かんねえぞ。この男らしさは!!」

 

「…うん」

 

「彼氏にやってほしくない部屋ランキング2位ぐらいにありそう」

 

「熱いね!アツクルシイ!」

 

「ほらな!」

 

「カワイソウ」

 

「次!障子!」

 

「何も面白いものはないぞ」

 

そう言って障子の部屋に入ると机と布団しかなかった。

 

「面白いものどころか!!」

 

「ミニマリストだったのか」

 

「まぁ幼い頃からあまり物欲がなかったからな」

 

「こういうのに限ってドスケベなんだぜ」

 

「黙れ」

 

「次は一階上がって五階男子!瀬呂からだ!」

 

五階に上がって瀬呂の部屋に入るとオシャレな部屋だった…こういうのこだわる奴だったんだな。

 

「おお!!」

 

「エイジアン!!」

 

「素敵―」

 

「瀬呂こういうのこだわる奴だったんだ」

 

「へっへっへギャップの男、瀬呂くんだよ!」

 

「次次―!」

 

「轟さんですわね」

 

「さっさと済ましてくれ…ねみい…」

 

そう言って轟の部屋に入ると和室になっていた…造り違くね?

 

「実家が日本家屋だからよ。フローリングは落ち着かねえ」

 

「理由はいいわ!!当日即リフォームってどうやったんだお前!!」

 

「…頑張った」

 

「何だよこいつ!!」

 

「それじゃあ次!叶くん!」

 

「瀬呂と轟の部屋を見た後だと何も面白味ないんだけどな」

 

そう言って俺は自分の部屋の前に立った。

 

「(クラス最強の実力者)」

 

「(クラス屈指のイケメンボーイの一人)」

 

「(叶の部屋どんなんだろ?ドキドキする)」

 

そんなことを女子達は思っていると大志は部屋の扉を開けた。

 

「デカイテレビといっぱいの映画がある!!」

 

「映画館みたいだ!!」

 

俺は自分の部屋を開けると数多くの厳選した映画のDVDと映画を楽しむためにこだわったスピーカーとテレビにリアクションされた。

 

「叶って映画好きなんだ」

 

「大志は一人でも映画館で多くの映画を見てるぐらいだからな」

 

「じゃあ今度オススメの映画貸して!」

 

「ああ、良いよ」

 

「やったー!」

 

良かった。一応そんなに俺の部屋は悪くないらしいと思っていると緑谷が叫んだ。

 

「ワアアアアアアアアア!!?」

 

「ビックリした!?どうした緑谷!!」

 

「こ、これってスターアンドストライプのサインと2ショット写真!?凄い!?どうやって貰ったの!!」

 

「いや、普通にくれたけど…」

 

「でも!?サインはともかく2ショット写真は中々手に入らないよ!?しかもこんなに親しげに!?」

 

「まぁ…スターは俺の師匠だからな」

 

『え!?』

 

俺がそう言うと全員が驚いた。

俺はスターと会った際に自分の個性を見てもらいアドバイスを貰ったり電話で相談に乗ってもらったりしているから俺はそう思っていた。

 

「え!?アメリカNo1ヒーローが師匠!?」

 

「どういうこと!?」

 

「おいおいおい!?そんなこと教えてもらってないぞ大志!?」

 

「叶さんの強さの理由が分かったような気がします…」

 

「ほら話はここまでだ。最後は砂糖だ」

 

「こんな状態で振ってくんなよ!?」

 

そう言って男子最後の砂糖の部屋へと移動する。

 

「まーつまんねー部屋だよ」

 

「あんな衝撃発言があった後は誰でも同じだよ」

 

「そこまでかよ」

 

「ていうか良い香りするのこれ何?」

 

「ああイケね!!忘れてた!!大分早く片付いたんでよシフォンケーキ焼いてたんだ!!皆食うかなと思ってよォ…ホイップがあるともっと美味いんだが…食う?」

 

『KUU~!』

 

「模範的意外な一面かよ!!」

 

そう言われ俺も砂糖からシフォンケーキを貰い食べた…滅茶苦茶美味かった。

男子は以上で次は女子で一度一階に降りてまずは耳郎の部屋に向かった。

 

「まじで全員やるの…?大丈夫?」

 

「大丈夫でしょ多分」

 

「…ハズいんだけど」

 

そう言って耳郎の部屋に入ると多くの楽器が置いてあった。

 

「思ってた以上にガッキガッキしてんな」

 

「耳郎ちゃんロッキンガールなんだね!!」

 

「これ全部弾けるの!?」

 

「まァ一通りは…」

 

「凄えな…今度、何か教えてくれよ耳郎」

 

「え!?う、うん良いよ叶!」

 

そう俺と耳郎が話していると電気と青山が言った。

 

「女っ気のねえ部屋だ」

 

「ノン淑女☆」

 

そう言った二人にイヤホンジャックを指して爆音を流された。

次は葉隠の部屋に向かった。

 

「どーだ!?」

 

「おお…フツーに女子っぽい!ドキドキすんな」

 

「耳郎の部屋もそうだったんだが?」

 

「………プルスウルトラ」

 

「正面突破かよ峰田くん!!」

 

「校訓汚すな」

 

そう峰田を引っ張り次の部屋に向かった。

 

「じゃーん!!カワイーでしょーが!!」

 

「おォ…」

 

「味気の無い部屋でございます…」

 

「おお…!」

 

女子の部屋を見て回っていたのだが凄い可愛らしかった。

次は梅雨ちゃんだが気分が優れないみたいだから女子最後の八百万の部屋に向かった。

 

「じゃ最後は八百万か!!」

 

「それが私見当違いをしてしまいまして…皆さんの創意溢れるお部屋と比べて…少々手狭になってしまいましたの」

 

そう言って八百万の部屋を見るとデカイベッドが置かれていた。

 

「でけぇー!!狭!!どうした八百万!!」

 

「私の使っていた家具なのですが…まさかお部屋の広さがこれだけだとは思っておらず…」

 

「まぁあんだけデカイ家ならな…」

 

八百万の部屋を見終わった後、俺達は一階の談話スペースで集まった。

 

「えー皆さん投票お済でしょうか!?自分への投票はなしですよ!?それでは爆豪と梅雨ちゃんを除いた…第一回部屋王暫定1位の発表です!!得票数5票!!圧倒的独走単独首位を叩き出したその部屋はー砂糖―力道―!!」

 

「はああ!!?」

 

「ちなみに全て女子票!理由はケーキ美味しかっただそうです」

 

部屋は?

 

部屋王?は砂糖に決まり俺達は部屋に戻ろうとすると電気達が麗日に呼び止められているのを横目に見た後、俺は自分の部屋に戻った。

 

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