俺達と鳴神雷火とは出会いは小学校の時だった。
俺と電気が学校から帰っていると帰り道で複数の男子に虐められている鳴神がいた。
鳴神の個性を使えば虐めてる男子達を瞬殺できるがそういう訳にもいかずただ泣いていたのを見た俺と電気は鳴神を救けたのだが、何故か知らないけど俺はアイツに嫌われた………本当に何で?
小学六年の頃に修学旅行に行く班を電気と一緒に行くのを決めた放課後に体育館裏で班を抜けろと言われ、嫌だと言ったら睨みつけた後に去っていった。。
中学生になり、俺の中学は弁当持参だったので弁当を電気と一緒に食べるのが日課だったのだが俺達のところに来ると俺に向かって弁当をあっちに行って一人で食えと言われ拒否すると良いから行けと睨みながら言うと電気が反論し、涙目になって走り去っていった。
キャンプファイヤーの際に電気と俺は踊っている男女を見ていると鳴神が来てあっちに行けと言われて何で?と聞くと頼むからどっか行けと言われたが電気がまた反論すると泣きながら走り去っていった。
そんなこんなでアイツにとことん嫌われ、電気が怒り鳴神が泣いて去っていくのが日常的にあり、俺達は鳴神の事が嫌いになった。
俺…本当に何もしてないはずなんだけどな…。
◆◆◆
「貴方達もこの試験場で仮免を受けるのね」
「てかお前もヒーロー志望だったのかよ!?ヒーローに興味ないかと思ったわ!?」
「駄目?私もヒーローに憧れる一人の人間なんだけど…そんな事より…」
そう言うと鳴神は電気のネクタイを直し始めた。
「お、おい!」
「いいから、せっかく雄英という凄い学校に通っているのに貴方の服装の乱れのせいで品位を落としたいの?」
「うぐ…」
そう言われると電気は大人しくネクタイを直されていた。
芦戸は何故かテンションが上がり、峰田は血涙を流した。
「これで良し…そんなことより貴方も
「はぁ?」
「…平和の象徴を終わらせた戦犯のくせに。平和の象徴が辞めても貴方は何にも感じないのね」
「………」
相変わらずキツイことを言うなコイツ…何気に気にしていることをハッキリと言ってきたな。
そんなことを思っていると電気が反論した。
「おい!大志が悪いみたいな言い方すんなよ!!大志だって辛いんだ!!関係ない奴はすっこんでろよ!!」
そう電気が言うと鳴神が一瞬だが悲しそうな顔をした後に言った。
「…貴方はいつも叶大志ばっかり…いいわ…今回の試験で貴方達を倒してどっちが上か分からせてあげる。覚悟することね。行くわよ夜嵐」
「おお!熱いっスね!!俺も負けないっスよ鳴神!!」
そう言って鳴神は士傑の生徒と一緒に移動した。
チラッと聞いていたがあの夜嵐イナサは雄英高校の推薦を断った奴だとはな。
「それにしても鳴神と競うのかよめんどくせえ…!」
「確かにめんどくせえな。しかも俺は目をつけられてるから競う確率が高いな。あまりアイツと競いたくないんだけどな」
「おいてめえら、あの白髪女はそんなに強いのか?」
「「強い」」
爆豪がそう言うと俺と電気はそう答えると緑谷がノートを開きながら聞いてきた。
「えっと…あの人の個性ってどんなのなの?」
「電気と一緒だ」
そう言って俺は電気を親指で指を差しながらそう答えた。
「上鳴くんと同じってことは電気系の個性ってこと?」
「ああ、だがアイツはそこいらの電気系の個性使いとは桁違いだ。鳴神の個性は『鳴神』。名前と同じだが電気が最大130万
皆が俺の言葉に注目していると俺は続けて言った」
「最大2億
「億…!?」
「何だよそれ!?自然の雷より上じゃねえか!!」
俺が伝えた鳴神の個性に全員が驚いていると俺は続けて言った。
「炎系個性の最強がエンデヴァーなら電気系個性の最強はあの鳴神だ。だから注意しろよ」
そう言って俺は会場に向かって歩き始めた。
「イレイザー!?イレイザーじゃないか!!テレビや体育祭で姿は見てたけどこうして直で会うのは久しぶりだな!!」
そう言いながらスマイルヒーロー、Ms.ジョークとその生徒達が近づいてきた。
早く会場に行きたいんだけど…。
◆◆◆
会場前で色々あった後、俺達はコスチュームに着替えて説明会場にいた。
すでに多くの人が集合している状態でこいつらと競うのかと思っていると説明が始まった。
「えー…ではアレ仮免のヤツを…やります…あー…僕、ヒーロー公安委員会の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠、よろしく。仕事が忙しくてロクに寝れない…!人手が足りてない…!眠たい!そんな信条の下ご説明させていただきます」
疲れ一切隠さないな大丈夫かこの人…。
そんなことを思っているとヒーロー公安委員会の目良さんは話を続けた。
「ずばりこの場にいる受験者1500人一斉に勝ち抜けの演習を行ってもらいます。現代はヒーロー飽和社会と言われ、ステイン逮捕以降ヒーローの在り方に疑問を呈する向きも少なくありません。まァ…一個人としては…動機がどうであれ…命懸けで人助けしている人間に何も求めるなは…現代社会に於いて無慈悲な話だと思うわけですが…とにかく対価にしろ義勇にしろ多くのヒーローが救助・
確かに一理あるな。迅速に行動できない奴が今後ヒーローとしてやっていける訳がないからな。
「君達は仮免許を取得しいよいよその激流の中に身を投じるそのスピードについて行けない者はハッキリ言って厳しい。よって試されるはスピード!条件達成者先着100名を通過とします」
「待て待て1500人だぞ!?5割どころじゃねえぞ!!?」
「まァ社会で色々あったんで…運がアレだったと思ってアレして下さい」
「マジかよ…!」
1500人中100名か…中々に苛烈だな。
「で、その条件というのがコレです。受験者はこのターゲットを3つ体の好きな場所、ただし常に晒されている場所に取り付けて下さい。足裏や脇などは駄目です。そしてこのボールを6つ携帯します。ターゲットはこのボールが当たった場所のみ発光する仕組みで3つ発光した時点で脱落とします。3つ目のターゲットにボールを当てた人が倒したこととします。そして二人倒した者から勝ち抜きです。ルールは以上」
入学試験と似ているが対人と対ロボでは訳が違う。それにボールの所持数は決まっているから2つ当たっているターゲットから3つ目を奪う事も視野に入れているんだろう……厄介なルールだな。
「えー…じゃあ展開後ターゲットとボールを配るんで全員に行き渡ってから1分後にスタートします」
展開?と思っていると説明会場が開くと大掛かりなステージが広がっていた。
「各々、苦手な地形、好きな地形あると思います。自分を活かして頑張って下さい。一応の地形公開をアレするっていう配慮です…まァ無駄です…こんなもののせいで睡眠が…」
そう言いながら説明が終わると俺達はターゲットをそれぞれの場所に付けていると耳郎に軍服とマントのようなコスチュームの鳴神の身体に耳郎の肩が当たった。
「痛っ…!!」
「ああ、ごめんなさい。ところで貴方の名前は?」
「え?ウチは耳郎響香…アンタは確か鳴神だっけ?」
そう耳郎が言うと鳴神が睨みながら言った。
「耳郎響香…私は貴方を許さない…!私から大事なモノを奪った貴方はここで叩き潰してあげる。覚悟する事ね」
そう言うと鳴神は何処かに歩いて行った。
俺と電気は耳郎の近くに行って言った。
「耳郎…お前鳴神に何したんだよ…」
「ええっ!?ウチ何もしてない!?いきなり言われてウチもビックリしたんだから!!」
「でもこれで耳郎も俺と大志と一緒で狙われやすくなったな。ご愁傷様」
そんなことを話していると緑谷が皆に言っていた。
「先着で合格なら同校で潰し合いは無い…むしろ手の内を知った仲でチームアップが勝ち筋…!皆!あまり離れず一かたまりで動こう!」
「フザけろ遠足じゃねえんだよ!!」
「バッカ待て待て!!」
「俺も大所帯は却って力が発揮できねえ」
「轟くん!!」
「悪い俺も抜ける!皆!脱落するなよ!!」
「叶!!」
そう言って俺は皆と別れるとアナウンスが入った。
『4…3…2…1…START!!』