励みになります!!
爆豪達はあの後、他の受験者達と戦い見事一次試験を通過して控え室に向かっているのだが…。
「なあ鳴神、歩きにくいから離れて行こうぜ」
「フフ、やーだ♡」
鳴神は上鳴の左腕に抱き着きながら歩いていた。
それを上鳴は頬を赤らませながらそう言うが笑みを浮かべている鳴神に却下された。
それを見ながら歩いている切島が苦笑いをし、爆豪はイライラしながら歩いていると緑谷達と合流した。
「あら?オイねぇアレ瀬呂達じゃん!?やったあスッゲオーイ!」
「上鳴くん!やったスッゲってえぇ!?」
「何何!?どうした上鳴!?その人、叶が言っていた鳴神って人じゃん!!どういう状況だよ!?」
「この度、上鳴くんの彼女になりました鳴神雷火です。よろしくお願いします♡」
『えっ!?』
「かー!!嬉しいんだけど恥ずかしい!!何だこの感じ!?」
そう右手で顔を隠しながら上鳴が言っていると爆豪が緑谷に向かって何か言うとそのまま控え室向かっていった。
緑谷達もそれに続いて控え室に入ると八百万が話しかけてきた。
「皆さんよくご無事で…ええ!?」
「上鳴!?その人、鳴神じゃん!?どういう状況!?」
「何で!?俺が謝っても怒りが収まらなかったのに!?何をした!?」
「叶大志…耳郎響香…」
大志と耳郎が驚きながらそう言っていると鳴神が上鳴の左腕から離れて二人の前に立った。
「…ごめんなさい!!」
「「えっ!?」」
突然、鳴神か謝罪をされ大志と耳郎は驚いていると鳴神が言った。
「謝罪をします…貴方達に酷いことを言ってごめんなさい…」
「それは別にいいけど…あんなに怒っていた理由はなんだったの?」
「…実は私は上鳴くんのことが好きで…中学の時に告白しようと思っていたのに叶大志がいてできなくてそのまま卒業してしまって…」
「そういうことだったのか!?言ってくれよ!教えてくれれば気を使ったのに!」
「弁当も上鳴くんに食べて貰いたくて二人分作って来たのに貴方がいて渡せなくて結局一人で毎日二人分を食べてた。それで体重が増えた時は本気で殺意が沸いた」
「いやマジですみません」
そう言って大志は鳴神に向かって土下座をする。
「あと耳郎響香は上鳴くんと恋人同士でコスチュームをペアルックする仲だと勘違いを…」
「鳴神…あんた言っていい事と悪い事があるよ。私は上鳴をそんな目で見たことない」
「ひでえ!?」
「本当にごめんなさい…」
耳郎は鳴神を睨みながらそう言うと鳴神が謝った後に大志に向かって手を差し出した。
「だからこれまでの汚名を挽回できるようにするわ。これからは仲良くしましょう」
「ああ、俺もお前に迷惑かけた分を挽回できるようにするよ」
そう言って大志と鳴神は握手し、その様子を見て上鳴は笑った。
握手をしていると夜嵐が話しかけてきて二人は手を離した。
「鳴神!やっと来たんだな!お前が手こずるなんて珍しいな!あっちに先輩達がいるから行こうぜ!!」
「分かったわ。すぐ行くから待ってなさい。それじゃあ雄英の皆さんまたね」
そう言って鳴神は士傑生徒が集まるところに向かって行った。
「ところでA組はこれで12人だな」
「えっと残りは…あと9人」
「アナウンスでは通過82名…枠はあと18人…飯田さん、大丈夫かしら…」
「飯田くん…?」
そう言っているとアナウンスが入った。
『ハイ、えーここで一気に8名通過来ましたー!残席は10名です』
「A組は…」
「あと9人…これ…全員はもう無理かなぁ…」
そう言っている耳郎の話を大志は黙って聞きながら待っていると再びアナウンスが入る
『2名通過!!残りは8名!!…7名!…5名!…続々と!この最終盤で一丸となった雄英が!コンボを決めて通っていく!…そして0名!100人!!今埋まり!!終了です!!ッハー!!これより残念ながら脱落してしまった皆さんの撤収に移ります』
そうアナウンスが流れると飯田達が入ってきて大志は笑みを浮かべた。
「おォオオオ~~~っしゃあああああ!!!」
「スゲェ!!こんなんスゲェよ!」
「雄英全員!!一時通っちゃったあ!!!」
そう上鳴達が喜んでいると士傑生徒の方からも声が聞こえた。
「肉倉先輩落ちちゃったんスか!!!」
「声デカイわ。先走って単独行動するからあの劇場型男!お前らもだ!1年の夜嵐と鳴神はともかく…ケミィ!駄目よ!」
「ハァイ」
そんな話をしているとアナウンスが入った。
『えー100人の皆さん。これご覧ください』
「フィールドだ」
「なんだろうね…」
そう緑谷と麗日が言っているとフィールド全体が爆発した。
『(何故!?)』
『次の試験でラストになります!皆さんにはこれから被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます』
「救助…」
「「パイスライダー?」」
「バイスタンダーだ。現場に居合わせた人って意味だ」
「一般市民を指す意味でも使われたりしますが…」
『ここでは一般市民としてではなく仮免許を取得した者として―…どれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます』
「む…人がいる」
「え…あァ!?…あァア老人に子供!?危ねえ何やってんだ!?」
『彼らはあらゆる訓練において今、引っ張りダコの要救助者のプロ!!
「要救助者のプロ!?」
「色んなお仕事あるんだな…」
「ヒーロー人気のこの現代に則した仕事だ」
モニターには老人と子供が血糊を持ちながら笑っていた。
『傷病者に扮したHUCがフィールド全域にスタンバイ中、皆さんにはこれから彼らの救出を行ってもらいます。尚、今回は皆さんの救助活動をポイントで採点していき演習終了時に基準値を越えていれば合格とします。10分後に始めますのでトイレなど済ましといて下さいねー…』
「…爆豪、気づいたか?」
「
「あの時、俺達は捕まって何も出来なかった。死傷者も多くいたとニュースで知った」
「…上等だ」
そう大志と爆豪は次の試験も生半可ではないと感じていた。
◆◆◆
俺達はそれぞれ休憩をとっていると瀬呂が話しかけてきた。
「なァなァすげー事あってさァ聞いてくれよ」
「Rは?」
「18」
「聞こう」
またくだらないことが始まったと思っていると瀬呂が話を続けた。
「士傑のボディスーツいんじゃん?あの女の人」
「いる」
「良い…という話なら甘い。オイラはもうさっきからずっと彼女を視…」
「素っ裸のまま緑谷と岩陰にいたんだよ!!」
「緑谷ァ!!」
そう言って峰田は緑谷に掴みかかった。
「何してたんだてめェはァ!?俺達が大変な時にてめェはァ!?試験中だぞ舐めてんのか人生を!!」
「わ!痛い止めて何!?」
「とぼけんじゃねえ!!あの人と!お前は!何をして…」
そこまで峰田が言いながら士傑生徒の現見ケミィを指差すと現見は緑谷に向かって笑みを浮かべて手を振った。
「良い仲に進展した後、男女がコッソリ交わす挨拶のヤツをやってんじゃねーか!!見損なったぜナンパテンパヤロー!!!」
「まァまァ落ち着けよ峰田。本当に良い事があったかどうか分かんねーだろ?」
「………何でそんなに落ち着いてんだ?お前はオイラと一緒に言う感じじゃねーの?」
「だって上鳴はこの試験で彼女ができたからな」
「上鳴ィ!!!この裏切者め!!!」
そんなことを話していると士傑生徒が全員こっちに来た。
「爆豪くんよ。肉倉…糸目の男が君のとこに来なかった?」
「ああ…ノした」
「やはり…色々無礼を働いたと思う。気を悪くしたろう。あれは自分の価値基準を押しつける節があってね。何かと有名な君を見て暴走してしまった。雄英とは良い関係を築き上げていきたい…すまなかったね。それでは」
「良い関係…?」
そう士傑生徒の毛原がそう言うと峰田が緑谷を睨んでいた…止めろみっともない。
そんなことを思っていると鳴神が電気に話しかけていた。
「救助活動ならお互い救けることができるね。何か困ってる事があったら言ってね上鳴くん」
「おう!一緒に合格しようぜ!」
「うん!それじゃあね!」
「あんな美人で…巨乳の彼女を上鳴が…キィイイイイイイイイイイイ!!!!」
「もう!みっともないですわよ!?試験前に何をなさってるのですか!」
そう言って鳴神は立ち去って行ったが峰田は発狂するがそれを八百万に注されているとジリリリとサイレンが鳴った。
『
「演習のシナリオね」
「え!?じゃあ…」
「ああ、始まりだ」
そう俺が言うと控え室がまた開いた…さァ…行くか!
『道路の損壊が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ!到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとり行う。一人でも多くの命を救い出すこと!!!START!』