ここから新しい戦いが始まります!
新学期開始
「喧嘩して」
「謹慎~~~~!?」
「馬鹿じゃん!!」
「ナンセンス☆」
「馬鹿かよ」
「骨頂」
「ぐぬぬ…」
仮免試験が終えて翌日、緑谷と爆豪が前日の夜に喧嘩をして謹慎になっていた…何やってんだよ…。
「えええ、それ仲直りしたの?」
「仲直りっていうものでも…うーん…言語化が難い…」
「よく謹慎で済んだものだ!!では、これからの始業式は君ら欠席だな!」
「爆豪…仮免の補習どうすんだ」
「うるせえ…てめーには関係ねえだろ」
「お前は何がしたいんだよ…追い抜くんじゃなかったのか?」
「ぐぬぬ!!」
「じゃー掃除よろしくなー」
そう言って俺達は緑谷と爆豪を置いて学校に向かった。
そんなことがあったが始業式のためにグラウンドに集合していた。
途中、物間に絡まれたがどうやらB組は全員合格したようだ。そのせいで色々煽られたが事実だからしょうがない。
心操にも途中で会ったのだが何か以前より体格がゴツくなっていた。
『やあ!皆大好き小型哺乳類の校長さ!最近は私自慢の毛質が低下しちゃってねケアにも一苦労なのさ。これは人間にも言えることさ。亜鉛・ビタミン群を多く摂れる食事バランスにしてはいるもののやはり一番重要なのは睡眠だね。ライフスタイルの乱れが最も毛に悪いのさ。皆も毛並に気を使う際は睡眠を大事にすると良いのさ!』
物凄くどうでもよくて、ありえないほど長い話だ…電気なんて尾白の尻尾を触って遊んでいる…。
『ライフスタイルが乱れたのは皆もご存知の通り、この夏休みで起きた事件に起因しているのさ。柱の喪失…あの事件の影響は予想を超えた速度で現れ始めている。これから社会には大きな困難が待ち受けているだろう。特にヒーロー科諸君にとっては顕著に表れる。2・3年生の多くが取り組んでいるヒーローインターンもこれまで以上に危機意識を持って考える必要がある』
ヒーローインターン…?職場体験みたいな事を2・3年生はしているのか?
『暗い話はどうしたって空気が重くなるね。大人達は今、その重い空気をどうにかしようと頑張っているんだ。君達には是非ともその頑張りを受け継ぎ発展させられる人材となってほしい。経営科も普通科もサポート科もヒーロー科も皆、社会の後継者であることを忘れないでくれたまえ』
そう言って校長の話が終わった。
確かに世代交代は必ず行われる…その為にも俺達はもっと強くならないといけないな…。
◆◆◆
「じゃあまァ…今日からまた通常通り授業を続けていく。かつてない程に色々あったがうまく切り替えて学生の本文を全うするように。今日は座学のみだが後期はより厳しい訓練なっていくからな」
始業式を終え、俺達は教室で相澤先生の話を聞いていると芦戸が梅雨ちゃんと話をしているのが見えた。
「何だ芦戸?」
「ピッ!久々の感覚!」
「ごめんなさい、いいかしら先生。さっき始業式でお話が出てたヒーローインターンってどういうものか聞かせてもらえないかしら」
「確かに…始業式で言ってて気になっていたな」
「だよな。前に行っていた職場体験みたいなもんかな?」
「先輩方の多くが取り組んでらっしゃるとか…」
「それについては後日やるつもりだったが…そうだな…先に行っておく方が合理的か…平たく言うと校外でのヒーロー活動。以前行ったプロヒーローの下での職場体験…その本格版だ」
なるほど…そんな制度があるのか………あれ?じゃあ体育祭での頑張りは一体何だったんだ?
「はぁ…そんな制度があるのか………体育祭の頑張りは何だったんですか!!?」
「確かに…!インターンがあるなら体育祭でスカウトを頂かなくても道が拓けるか」
「まー落ち着けよ。麗らかじゃねえぞ」
「しかしぃ!」
まァ確かに一理あるな…あんなに必死になって掴み取ったスカウトが無意味だったんじゃねえかと思うとな。
「ヒーローインターンは体育祭で得たスカウトをコネクションとして使う。これは授業の一環ではなく生徒の任意で行う活動だ。むしろ体育祭で指名を頂けなかった者は活動自体難しいんだよ。元々は各事務所が募集する形だったが雄英生徒引き入れの為にイザコザが多発しこのような形になったそうだ。分かったら座れ」
「早とちりしてすみませんでした…」
「仮免を取得した事でより本格的・長期的に活動に加担できる。ただ1年生での仮免取得はあまり例がないこと。
確かにそうだな…オールマイトの引退で実際に犯罪件数が伸びているとニュースで言っていたし
「まァ…体験版も含め後日ちゃんとした説明と今後の方針を話す。こっちも都合があるんでな。じゃ…待たせて悪かったマイク」
「一限は英語だー!!すなわち俺の時間!!久々登場俺の壇場!!待ったかブラ!!!今日は詰めていくぜー!!!アガってけ―!!イエアア!!」
「はーい」
相澤先生はそう言うとプレゼントマイク先生と入れ替わるように教室を出ていった。
一日の授業が終わり、俺達は寮に戻ってきていた。
「んっんー…このホコリは何です爆豪くん?」
「アッヒャッヒャッヒャ!!」
「そこデクだ!!ザけんじゃねえぞ!!オイコラ!!てめー掃除もできねえのか!!」
「わっごめん!あ…皆部屋のゴミ、ドア前に出しといてまとめます」
爆豪が峰田達に弄られて緑谷に怒っていると電気が話しかけてきて近くにいた尾白と葉隠も近くに来た。
「なァ…今日のマイクの授業さ…当然のように知らない文法出てきてなかった?」
「あーそうだよね!私もビックリしちゃった!!」
「そうだな…予習していたからまァ…大丈夫だったが…ヘタしたら今後も知らない文法がでるかもな」
「まじかァ…俺予習してねえから不安なんだよな~」
「予習もしっかりしないとな」
「ねえ叶」
電気達と話をしていると耳郎が話しかけてきた。
「インターンの話さ。指名があったところから参加するって言ってたけど前と同じところしかできないのかな?できれば別の所で参加したいんだよね」
「さすがにできるんじゃないか?指名があれば参加できるって言っていたし別のところでも参加できるんじゃないか」
「叶や耳郎は指名があるからいいけど俺はないから参加できないのかな?」
「やりたいよねえ」
そんな話をしていると緑谷が「たった一日で凄い置いてかれてる感…」っていう顔をしているが相澤先生から授業内容を伝える事は禁止されてるから言えないんだ………すまないな。
◆◆◆
そんな始業式から3日経った頃、緑谷が爆豪より一足早く復帰した。
「ご迷惑おかけしました!!」
「デクくん。オツトメご苦労様!!」
「オツトメって…つか何息まいてんの?」
確かにめっちゃ興奮してるなどうしたんだ?
「飯田くん!!ごめんね!!!失望させてしまって!!」
「うむ…反省してくれればいいが…しかしどうした?」
「この三日間でついた差を取り戻すんだ!」
「あ、良いな!そういうの好き俺!」
そう興奮している緑谷がそう言いながら席についた…まァ、気持ちは分からなくもないがな。
しばらくすると相澤先生が来て俺達は席についた。
じゃ緑谷も戻ったところで本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで」
そう相澤先生が言うと3人の生徒が入って来た。
「職場体験とどういう違いがあるのか直に体験している人間から話してもらう。多忙な中、都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名―…通称ビッグ3の皆だ」