『理想郷』がヒーローになる物語   作:zorozoro

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少しの間、休もうと思っていたら2か月経っていました。

待っていた方々申し訳ございません。


雄英ビッグ3

「雄英生のトップ…ビッグ3…!!」

 

「あの人達が…的な人がいるとは聞いていたけど…」

 

「びっぐすりー!」

 

「めっちゃキレーな人がいるしそんな感じには見えねー…な?」

 

教室に入ってきた三人に全員が反応していた…確かに雄英生のトップの三人に興味がある…どんなヒーローなんだ?

 

「じゃあ手短に自己紹介よろしいか?天喰から」

 

そう相澤先生が言うと天喰先輩が俺達を一瞥するがあまりの迫力に言葉が失った…流石は雄英生のトップの一人、なんて威圧感だ。

 

「駄目だミリオ…波動さん…ジャガイモだと思って臨んでも…頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えない…どうしたらいい言葉が…出てこない…頭が真っ白だ…辛い…帰りたい…!」

 

違う!?この人ただの人見知りだ!?後ろ向かないでください天喰先輩!?

 

「雄英…ヒーロー科のトップ…ですよね…」

 

「あ、聞いて天喰くん!そういうのノミの心臓って言うんだって!ね!人間なのにね!不思議!」

 

そう言って天喰先輩に話しかけている女性の先輩が俺達の方へ向いて説明を始めた。

 

「彼はノミの天喰環。それで私が波動ねじれ。今日はインターンについて皆にお話してほしいと頼まれて来ました。けどしかしねえねえところで君は何でマスクを?風邪?オシャレ?」

 

「!これは昔に…」

 

「あら、あとあなた轟くんだよね!?ね!?何でそんなところを火傷したの!?」

 

「ッ!?………それは…」

 

「芦戸さんはその角折れちゃったら生えてくる?動くの!?ね?峰田くんのボールみたいなのは髪の毛?散髪はどうやるの!?蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃないよね?どの子も皆気になるところばかり不思議!」

 

「天然っぽーい!かわいー」

 

「何というか不思議な女性だな」

 

「オイラの玉が気になるってちょっとちょっとー!!?セクハラですって先パパァイ!!」

 

「違うよ」

 

そんな不思議な女性の波動先輩は今度は尾白に興味を持ったようで話しかけていた。

 

「合理性に欠くね?」

 

「イレイザーヘッド安心して下さい!!大トリは俺なんだよね!」

 

相澤先生が合理的にかいている現状に怒りだして最後の先輩がそう言った。

 

「前途―!!?」

 

前途?

 

「多難―!っつってね!よしツカミは大失敗だ!ハッハッハッハッハ!」

 

何というか最後の先輩も変な感じだ…何というか本当に雄英のトップなのかと疑いたくないがそう思ってしまっていると最後の先輩、通形先輩が言った。

 

「まァ何が何やらって顔してるよね。必修でわけでもないインターンの説明に突如現れた3年生だそりゃわけもないよね。1年から仮免取得…だよね…フム…今年の1年生って凄く…元気があるよね…そうだねェ…何やらスベリ倒してしまったようだし…」

 

「ミリオ!?」

 

そこまで通形先輩が言うと何かを思いついたようで俺達に言った。

 

「君達まとめて俺と戦ってみようよ!!」

 

「え……」

 

「ええ~!?」

 

通形先輩の衝撃すぎる発言に全員が驚いた。

 

「俺達の経験をその身で経験した方が合理的でしょう!?どうでしょうねイレイザーヘッド!」

 

「………好きにしな」

 

◆◆◆

 

通形先輩にそう言われて俺達は体育館γに来ていた。

瀬呂が本当かどうか確認をしているとマジだと通型先輩が言った。

インターンを体験した先輩との実践…学ばせてもらおう。

 

「ミリオ…やめた方がいい…形式的にこういう具合でとても有意義ですと語るだけで十分だ。皆が皆、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない。立ち直れなくなる子がいてはならない」

 

そう壁の方を向いている天喰先輩が言っていると芦戸の角をいじっている波動先輩が言った。

 

「あ!聞いて!知ってる?昔、挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって問題起こしちゃった子がいたんだよ!知ってた!?大変だよねえ!通形ちゃんと考えないと辛いよーこれは辛いよー」

 

その先輩達の言葉を聞いてカチンときた。

要するに俺達を格下と考えて言っているんだな……舐めやがって…!

 

「待って下さい…我々はハンデありとはいえプロとも戦っている」

 

「そして(ヴィラン)との戦いも経験しています!そんな心配される程、俺ら雑魚に見えますか…?」

 

「うん。いつどっから来てもいいよね。一番手は誰だ!?」

 

「俺」

 

「僕…行きます!」

 

「意外な緑谷!!」

 

「問題児!!いいね君!やっぱり元気があるなあ!」

 

意外に緑谷が先陣を切ると通形先輩がそう言った。

 

「近接隊は一斉に囲んだろうぜ!!よっしゃ先輩!そいじゃあご指導ぉーよろしくお願いしまーっす!!」

 

そう切島が言うと皆が一斉に戦闘態勢に入った瞬間だった…いきなり通形先輩のジャージが落ちた(・・・)

 

「あー!!」

 

「今、服が落ちたぞ!」

 

「ああ失礼。調整が難しくてね」

 

そう言う通形先輩はジャージをいそいそと穿き始めると緑谷が攻撃を仕掛けるが攻撃がすり抜けてしまった。

俺達も攻撃を仕掛けてみるがまたもすり抜けてしまい一通り攻撃を仕掛け終えると通形先輩はいなくなっていた。

 

「いないぞ!」

 

「まずは遠距離持ちだよね!!」

 

そう言いながら通形先輩は耳郎の背後にワープした。

 

「ワープした!!すり抜けるだけじゃねえのか!?どんな強個性だよ!!」

 

切島がそう叫んでいると通形先輩は一瞬で耳郎と電気を含めた半数以上が倒されてしまった。

 

「お前ら良い機会だ。しっかりもんでもらえ。その人…通形ミリオは俺の知る限り最もNo1に近い男だ。プロも含めてな」

 

相澤先生がそう言うと全員は驚いていたが俺は逆に武者震いした。

No1に最も近い男…上等だ…今の俺がどれくらい通用するか試してやる。

 

「あとは近接主体ばかりだよね」

 

「何したのかさっぱり分かんねえ!!」

 

「する抜けるだけでも強ェのに…ワープとか…それってもう無敵じゃないすか!!」

 

「よせやい!」

 

無敵の個性なんかあるはずがない…何かカラクリがあるなと思っていると緑谷が言った。

 

「何かカラクリがあると思うよ!すり抜けの応用でワープしてるのかワープの応用ですり抜けているのか…どちらにしろ直接攻撃されてるわけだからカウンター狙いでいけばこっちも触れられる時があるはず…何しているか分かんないなら分かってる範囲から仮説を立ててとにかく勝ち筋を探っていこう!」

 

「オオ!サンキュー!謹慎明け緑谷スゲー良い!」

 

「探ってみなよ!」

 

通形先輩がそう言うと身体を沈ませる(・・・・・)と緑谷の背後にワープしたが緑谷はそれを予測して蹴りを食らわせようとする。

それを見た俺も全速力で接近した。

 

「だが必殺!!!ブラインドタッチ目潰し!!」

 

そう言いながら個性を使用しながら目潰しを緑谷にするとすかさず鳩尾に拳を叩きこんだ。

 

「ほとんどがそうやってカウンターを画策するよね。ならば当然、そいつを狩る訓練!するさ!!そして…」

 

緑谷が殴られた瞬間、俺も拳を叩きこむが攻撃が通り抜ける途中で俺は電撃を流したがそれも効かなかった。

 

「クソッこれも駄目か…!?」

 

「中からの攻撃も受け流す訓練もしているさ!!」

 

そう言って通形先輩は俺の腹部に拳を叩きこむが俺はそれを予測して左腕で攻撃を防いだ。

 

「ほう!」

 

「皆にしていた攻撃全て腹部にしていたのを見てんだ。対策ぐらいするだろ!」

 

「おお!凄え叶!」

 

拳を弾くと俺は蹴りを食らわそうとするが通形先輩は俺の背後にワープして両腕で身体を掴んだ。

 

「君は腹パンじゃ止まらないよね!!」

 

「いッ!?」

 

そう言われると思い切りバックドロップされ俺は地面にめり込んだ。

 

「ああ叶!?嘘だろ!?叶があんな簡単に!?」

 

そう声が聞こえると他の皆のやられる声が聞こえた……無茶苦茶強ェじゃねえか…。

 

 

「POWER!!」

 

 

そんな声が聞こえると俺は相澤先生が体育祭前に言っていたことを思い出した。

 

相澤先生は俺を雄英生徒の中で一番強いと言った…つまりプロの実力に入っている先輩方には遠く及ばない…生徒レベルってわけだ…。

 

なら…俺も生徒レベルから早く卒業しないとな…。

 

そう思いながら俺もインターンに参加して実力を向上することを決めた。

 

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