『理想郷』がヒーローになる物語   作:zorozoro

50 / 54
UA105000及びお気に入り950件突破!

ヴィジランテとても面白く見ています!


インターンへの誘い

「ギリギリちんちん見えないよう努めたけど!!すみませんね女性陣!!とまァーこんな感じなんだよね!」

 

「訳も分からず全員、あっという間に瞬殺されたんですが…」

 

通形先輩との試合が終わり瞬殺された俺達は全員グロオォとしていた…後頭部が痛ェ…。

 

「俺の個性、強かった?」

 

「強すぎっス!」

 

「ずるいや!私の事考えて!」

 

「あの大志ですら一撃なんて無茶苦茶っすよ!」

 

「すり抜けるしワープだし!轟みたいなハイブリッドですか!?」

 

確かにすり抜けるのとワープはまるっきり違うし複数個性なのかと思っていた。

 

「私知ってるよ個性!ねえねえ言ってい?言ってい!?トーカ!」

 

「波動さん。今はミリオの時間だ」

 

「いや一つ!!『透過』なんだよね!君達がワープと言うあの移動は推察された通りその応用さ!」

 

そう言って笑いながら通形先輩は答えた後、機嫌を悪くした波動先輩に謝っていた。

 

「どういう原理でワープを…!?」

 

「全身個性発動すると俺の身体はあらゆるものをすり抜ける!あらゆる!すなわち地面もさ!!」

 

「あっ…じゃああれ…落っこちてたってこと…!?」

 

「そう!地中に落ちる!!そして落下中に個性を解除すると不思議なことが起きる!質量のあるモノが重なり合うことが出来ないらしく…弾かれてしまうんだよね!つまり俺は瞬時に地上へ弾き出されてるのさ!これがワープの原理!身体の向きやポーズで角度を調整して弾かれ先を狙うことができる!」

 

「…?ゲームのバグみたい」

 

「イーエテミョー!!」

 

「攻撃は全て透かせて自由に瞬時に動けるのね…やっぱりとっても強い個性」

 

説明を聞いて俺もなんて強い個性なんだと思った。

 

「いいや強い個性にした(・・)んだよね。発動中は肺が酸素を取り込めない。吸っても透過しているからね。同様に鼓膜は振動を、網膜は光を透過する。あらゆるものがすり抜ける。それは何も感じることができずただただ質量を持ったまま落下の感覚がある…ということなんだ。分かるかな!?そんなだから壁一つ抜けるにしても片足以外発動→もう片足の足を解除して接地→そして残った足を発動させすり抜け。簡単な動きにもいくつか工程がいるんだよね」

 

「急いでいる時ほどミスるな俺だったら…」

 

「おまけに何も感じなくなってるんじゃ動けねー…」

 

確かに感覚が何もない状態だと(ヴィラン)に攻撃をされた時にタイミングをミスると攻撃をモロに受けてしまうし、ワープ先をミスると仲間の迷惑になり逆にピンチになってしまう可能性がある…難しい個性だ…。

 

「そう案の定、俺は遅れた!!ビリっけつまであっという間に落っこちた。服も落ちた。この個性で上を行くには遅れだけはとっちゃ駄目だった!!予測!!周囲よりも早く!!時に欺く!!何より「予測」が必要だった!そしてその予測を可能にするのは経験!経験則から予測を立てる!」

 

経験か…確かにどんなに強い個性を持っていても経験が足らなかったら宝の持ち腐れだ。それ故に理想を現実にする個性が今回、簡単に敗れてしまったわけだ…。

 

「長くなったけどコレが手合わせの理由!言葉よりも経験を伝えたかった!インターンにおいて我々はお客ではなく一人のサイドキック!同列(プロ)として扱われるんだよね!それはとても恐ろしいよ…時には人の死にも立ち会う…けれど恐い思いも辛い思いも全てが学校じゃ手に入らない一線級の経験!俺はインターンで得た!!経験を力に変えてトップを掴んだ!!ので恐くてもやるべきだと思うよ1年生!!」

 

その通形先輩の言葉を聞いて俺は武者震いした。この人はどん底から努力をしてトップを掴んだ人だ…言葉の重みが違う…インターンをやれば俺はどれだけ強くなれるかワクワクするな…!

 

「話し方もプロっぽい…」

 

「お客か…確かに職場体験はそんな感じだった」

 

「危ないことはさせないようにしてたよね」

 

皆がそれぞれ思っていることを言っていると相澤先生が言った。

 

「そろそろ戻ろう」

 

「ねえ…!私達いる意味あった?知ってる?」

 

「何もしなくて良かった…ミリオに感謝しよう」

 

そのような会話をした後に俺達は通形先輩達にお礼を言った。

 

その後、俺達は教室に戻ると相澤先生から説明が入った。

 

「ビッグ3からインターンの意義を教わったが…お前らがまだプロの現場に行けると決まったわけじゃない。職員会議でぜひを決める必要があるしやるならやるでマスコミなどへの対応も考えなきゃならん。しばらくは様子見だ」

 

そう言われると今日の授業は終了した。

 

◆◆◆

 

その翌日、爆豪の謹慎も明け久しぶりに全員で授業を受ける俺達は教室で再び相澤先生の説明を聞いた。

 

「プロヒーローの職場に出向き、その活動に協力する…職場体験の本格版、ヒーローインターンですが昨日協議した結果、校長をはじめ多くの先生が「やめとけ」という意見でした」

 

『ええっ!?』

 

そう相澤先生に説明されると俺も含めた全員が驚いた。

あんな説明会までしたのに参加できないなんて…。

 

「あんな説明会までして!?」

 

「でも全寮制になった経緯から考えたらそうなるか…」

 

「ざまァ!!」

 

「参加できないからって…」

 

そう言われると爆豪は参加できないからか喜んでいると相澤先生が続けて言った。

 

「が…今の保護下では強いヒーローは育たないという意見もあり、方針として「インターン受け入れの実績が多い事務所に限り1年生の実施を許可する」という結論に至りました」

 

「ガンヘッドさんとこどうなんやろー…」

 

「セルキーさん連絡してみようかしら」

 

「クソが!!」

 

そう相澤先生が言うと爆豪が怒り、他の皆はそれぞれインターンのこと言っていた………俺もギャングオルカのとこに連絡してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の授業が終わり相澤は職員室で業務をしていると電話がかかってきたので対応しようと電話を取った。

 

「はい。国立雄英高等学校の相澤ですが…」

 

『おお、繋がった!待ちわびていたよ!』

 

「(英語…英語の訛り具合を聞く限り外国人だな)」

 

英語で話しかけてくる女性の声を聞いていると女性は話しかけてきた。

 

『えっとヒーローインターンの推薦をしたいんだが(ボー)………ダイジカノウにお願いしたいんだ!』

 

「…失礼ですが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

 

『ああ、そうだった!まだ名乗っていなかったね!』

 

ヒーローインターンの推薦するということはヒーローなのだろうが相澤は警戒しながら女性の言葉を待った。

大志は(ヴィラン)連合に個性を狙われていたことが警察から聞かされていた。

そのために引き起こされた合宿所の襲撃に加え神野の事件…そのため注意をしていると女性が言った。

 

『私はアメリカ合衆国No1ヒーロー、スターアンドストライプ!おたくのハイスクールにいるもう一人のスターを私の下へ派遣してもらいたい!』

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。