楽しんでくれたら幸いです。
アメリカ合衆国No1ヒーロー、スターアンドストライプからのインターンの推薦の電話が来た。
ヒーローの本場であるアメリカからのインターンの誘いが来るなど今までなく、まさに前代未聞のことである。
相澤は驚いた後にフッと笑うと――。
「駄目です!」
『ホワッツ!?』
インターンの要請を断った相澤の言葉にスターは凄く驚いた。
『ど、どうしてだい!?』
「今回、我々はインターンの実績があるヒーロー事務所のみ1年生の実施を許可するという制約の基に1年生のインターンの受入を許可しています。実績が不明な…ましては海外のヒーローの下へには行かせられません」
『ま、待ちな!!でもこんな機会はめったに得られる機会じゃない!確かに我が国の犯罪率は日本に比べて高いがそれを考慮して
「でしたらそちらの国の学生をインターンへ迎えてください。こちらはオールマイトの引退の件で慌ただしくなっています。その対処で手一杯なんですよ。すみませんが今回の話はなかった事に…」
『待ちな!!それだけじゃない!君は
断ろうとする相澤の言葉を止めるとスターは言った。
『
「………何故、そうだと?」
『体育祭の時に思っていたんだが一般的に考える範疇でしか個性を使っていなかった。当然だ。
「…日本のヒーローの下では駄目なんですか?」
『難しいだろうね………できないことはないが今までの使い方の延長にすぎない。オールマイトなら大丈夫だろうが他のヒーローは一つの力を最強にした奴らが多い…強いヒーローになれるとは思うが怪物になれる可能性があるのにそれでは勿体ない』
相澤はスターの話を黙って聞いていると改めてスターは言った。
『でも
そうスターに言われて相澤は少し考えてると言った。
「…協議に出してみないと分かりません。決まり次第、連絡させていただきますから連絡先をお教えください」
『分かった。良い答えを待っているよ!』
相澤はそう言うとスターから連絡先を教えてもらい、通話を切ると校長室に向かって歩き出した。
◆◆◆
週末、俺は学校内をランニングしていた。
相澤先生からインターンの参加条件を教えてもらった日に俺はギャングオルカに連絡を行った。
だが、「お前はもっと多くの人から教わり自分を高めろ!!」と言われてしまい結果的に断られてしまった。
断られてしまったことには落胆したがすぐに切り替えて別のヒーローのところでインターンができないか模索し始めた。
5000件も推薦を貰えているから慎重に選んでインターンに行かないとな。
そんな事を考えていると相澤先生の姿が見えて俺は相澤先生の前で止まった。
「おはよう叶。ランニングとは精が出るな」
「おはようございます!相澤先生は今日はどうしたんですか?」
「お前に話があって来た」
そう言うと相澤先生がある封筒を渡してきたのでそれを受け取った。
「これは…?」
「お前にインターンの受入の要請が入った」
「え?そうなんですか?」
要請が入るのは嬉しいが、わざわざこんな畏まった感じにする必要はないのにどうしてだ?
「そのヒーローは海外所属でな。おまけにインターン受け入れの実績も不明で今まで協議を行い、やっと許可された」
「え?でも、確かインターン受け入れの実績があるところしかインターン参加できないって話じゃありませんでしたっけ?」
「本来はな…今回は特例だ。お前はここでインターンを受ければ良い経験になると判断した」
そう言われ俺は封筒を開けると航空券と手紙が入っていた。
その手紙はスターからの手紙で驚いていると相澤先生が言った。
「行ってこい叶」
「…はい!」
俺はそう相澤先生に返事をすると相澤先生は言った。
「ただし!一人では行かせられない!!」
「ええっ!?」
そんな!?せっかくスターからインターンの誘いが来たのに条件があるの!?
「条件は二つ、海外では時差があるため授業をする事ができないため課題を渡すからインターン終了したら提出する事。もう一つは最低でも3人でインターンで行う事だ。その条件を満たせば参加させる」
「…なるほど、分かりました」
「日本ではオールマイトという平和の象徴がいたおかげで犯罪率が6%と低いが他の国では犯罪率は20%を越える…だが、お前にとっては良い経験になる。しごかれてこい」
「はい!ありがとうございます!」
「他の奴らを決めたら俺の所に来い。以上だ」
そう言って相澤先生は歩いて行った。
俺は寮に戻るついでに歩きながら誰を誘おうかを考えた。
寮に着くと共有スペースに電気と耳郎がいたので話しかけた。
「よう電気と耳郎。今、なにしてるんだ?」
「よう大志!今はヤオモモの勉強会が終わったところだ」
「叶はランニング終わったの?」
「ああ、今終わったところだ」
そう言った後に俺は少し考えてから二人に向かって言った。
「なあ、電気は残念だが耳郎は英語は出来るか?」
「残念!?」
「ウチはある程度はできるけどどうしたの?」
そう耳郎に言われると俺は相澤先生から貰った封筒を見せた。
「なら一緒に行かないか?アメリカ合衆国No1ヒーロー、スターアンドストライプの下にインターンしにな」
俺がそう言うと二人は驚いた顔をした後に少し考えて――。
「「行く!」」
そう返事をした。
◆◆◆
翌日、俺達は空港にいた。
電気と耳郎が一緒にインターンに行くことを決めた後、相澤先生に報告を行うと海外の犯罪率の高さと多くの課題を渡された。
俺はまぁしょうがないなと思っていたが耳郎は少し驚き、電気は顔が真っ青になっていた。
現在は飛行機を待っていると電気が話しかけてきた。
「まさかインターンでアメリカに行くことになるとはな!緊張するけどワクワクするな!」
「そうだな。どれぐらい成長できるか楽しみだな」
「ウチはまだ緊張してるかな…全く環境が違う中で活動しないといけないし…犯罪率も高いし…ウチの個性で大丈夫なのかな…」
そう心配する耳郎に俺は言った。
「大丈夫さ耳郎ならアメリカでもやっていけるさ。それは今まで一緒にいた俺が保証する」
「そうそう!こういうのはさ前向きに考えた方が良い行動できると思うぜ!楽しんでいこうぜ!」
「叶…上鳴…そうだよね…ウチも頑張る!」
「そうそうその意気だ」
そう言っていると俺達が乗る飛行機が準備ができたみたいで俺は席を立った。
「よし、それじゃあ行くか」
「おう!」
「うん!」
そう言うと俺達は手続きを済ませアメリカ行きの飛行機に乗った。