ポケモン、クセが強い短編集   作:@逆行

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18.『努力値』って言った人が消される話

「久しぶり! みんな元気だった?」

「これでみんな集まったか。この四人で集まるの何年ぶりだろうな」

 ユウマ、ヒロト、ユイナ、ツムギ。四人が全員集まった。

 四人は同じ町から同時期に旅に出た。だが、それぞれ別々に旅をしていたため、会う機会は中々なかった。

 みんなそれぞれ話したいことがたくさんあったから、四人の話は大いに盛り上がった。

「ユウマって先週5個目のバッジゲットしたんでしょ。おめでとう!」

「ありがとう! まあツムギの方がだいぶ先進んでるけどな。こないだもう7個目のバッジゲットって言っててビビった。本当すごいな、お前」

「ヒロトも、ブリーダーとしてだいぶ腕を上げたって聞いたよ」

「僕はまだまだだけどね。ユイナも、コーディネーターとして最近すごく活躍してるよね。こないだテレビで観たよ」

「え、観てくれたのありがとう!」

 四人ともそれぞれ、目標に向かって着実に歩みを進めていた。

 

 

 四人が和気あいあいとしている最中、ユイナがこんな提案をした。

「そう言えば、みんなってどういうポケモン捕まえたの? ちょっと見せてよ」

「おう! じゃあ俺から見せるわ」

 そう言って、ユウマはボールからニャオニクスというポケモンを出した。

「あ、ニャスパーから進化したんだね」

「このニャオニクスは、この間のジム戦で活躍してくれたんだ!」

 ユウマは、先週のジム戦のことを思い出しながら話した。

「このニャオニクス、見た目と違って結構打たれ強いんだぜ。相手の攻撃を何回も耐えてくれたんた」

「へえ、そうなんだ。こんな小さいのにすごいね」

「HPと防御に努力値を振ったからな。打たれ強さは天下一品だ」

 

 

「あれ? こんなところに野生のニャオニクスがいる」

 ユイナは、ニャオニクスを指差しながら言った。

「本当だー。かわいいね」

「しかし珍しいね。このあたりに野生のニャオニクスがいるなんて」

 ニャオニクスは三人のトレーナーの顔を順番に見た。そして、てこてこと歩き、森の奥の方へと姿を消してしまった。

「あ、行っちゃった。ゲットしようと思ったのに。まあいいや、また今度捕まえよっと」

 

 

「さて、これからみんなどうする?」

「僕はあの山を登って、隣町まで行く予定」

「私も、あの山登らないと目的地にたどり着けないんだよね」

「じゃあ三人で一緒に山登ろうよ」

「あの山って強いポケモン多いもんね。ヒロトとツムギが一緒なら心強いよ」

 こうして、ヒロト、ユイナ、ツムギの三人は、山まで向かったのであった。

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