「久しぶり! みんな元気だった?」
「これでみんな集まったか。この四人で集まるの何年ぶりだろうな」
ユウマ、ヒロト、ユイナ、ツムギ。四人が全員集まった。
四人は同じ町から同時期に旅に出た。だが、それぞれ別々に旅をしていたため、会う機会は中々なかった。
みんなそれぞれ話したいことがたくさんあったから、四人の話は大いに盛り上がった。
「ユウマって先週5個目のバッジゲットしたんでしょ。おめでとう!」
「ありがとう! まあツムギの方がだいぶ先進んでるけどな。こないだもう7個目のバッジゲットって言っててビビった。本当すごいな、お前」
「ヒロトも、ブリーダーとしてだいぶ腕を上げたって聞いたよ」
「僕はまだまだだけどね。ユイナも、コーディネーターとして最近すごく活躍してるよね。こないだテレビで観たよ」
「え、観てくれたのありがとう!」
四人ともそれぞれ、目標に向かって着実に歩みを進めていた。
四人が和気あいあいとしている最中、ユイナがこんな提案をした。
「そう言えば、みんなってどういうポケモン捕まえたの? ちょっと見せてよ」
「おう! じゃあ俺から見せるわ」
そう言って、ユウマはボールからニャオニクスというポケモンを出した。
「あ、ニャスパーから進化したんだね」
「このニャオニクスは、この間のジム戦で活躍してくれたんだ!」
ユウマは、先週のジム戦のことを思い出しながら話した。
「このニャオニクス、見た目と違って結構打たれ強いんだぜ。相手の攻撃を何回も耐えてくれたんた」
「へえ、そうなんだ。こんな小さいのにすごいね」
「HPと防御に努力値を振ったからな。打たれ強さは天下一品だ」
「あれ? こんなところに野生のニャオニクスがいる」
ユイナは、ニャオニクスを指差しながら言った。
「本当だー。かわいいね」
「しかし珍しいね。このあたりに野生のニャオニクスがいるなんて」
ニャオニクスは三人のトレーナーの顔を順番に見た。そして、てこてこと歩き、森の奥の方へと姿を消してしまった。
「あ、行っちゃった。ゲットしようと思ったのに。まあいいや、また今度捕まえよっと」
「さて、これからみんなどうする?」
「僕はあの山を登って、隣町まで行く予定」
「私も、あの山登らないと目的地にたどり着けないんだよね」
「じゃあ三人で一緒に山登ろうよ」
「あの山って強いポケモン多いもんね。ヒロトとツムギが一緒なら心強いよ」
こうして、ヒロト、ユイナ、ツムギの三人は、山まで向かったのであった。