「次の問題です。ホルン」
「ああ、ピッピでしょ」
「正解! すごいな、なんで分かる」
カントー地方の姓名判断師とその友人が、とあるゲームをしていた。友人がつけたニックネームを聞いて、姓名判断師がどのポケモンのニックネームなのか答えるゲーム。姓名判断師はここまで全問正解だ。
「なんでニックネームから種族名当てられるんだ」
「この仕事やってて、色々なニックネーム聞いてきたから。トレーナーのバックボーンさえ分かれば、その人がどんなニックネームつけるかある程度推測できる」
「やばすぎるわ」
「俺が分かるのはカントーのポケモンだけだ。他の地方は全く分からん」
「それでもやべえよ。じゃ次の問題出すぞ」
「フルーム。このニックネームのポケモンは何?」
姓名判断師は少し険しい表情を浮かべる。
「おっと。これは結構迷っていますなあ」
「分かった! モルフォン」
「正解!」
「ちょっと難しかった。飛んでるポケモンだとはすぐ分かったんだよ。ピジョットでもオニドリルでもしっくりこないなあと思っていたら、ちょうど良いポケモンを忘れていたわ」
「モルフォンは飛行タイプではないもんな」
「そう。だから盲点だった」
「じゃあ次の問題。スレーザ」
「ごめんもう一回言って。スレーザ?、それともスレーザー?」
「スレーザ」
「ああ、それなら簡単。アーボック」
「正解!」
「やっぱり獰猛なポケモンには『スレ』ってつけるよね」
「スレーザーだと難しいのか?」
「スレーザーだと、急に絞り込めなくなる。スレーザならアーボック一択」
「よく分からんけど、そういうもんなんだ。じゃあ次の問題。セチーム」
「これは簡単、コイルでしょ」
「正解!」
「セチームはどう考えてもはがねタイプでしょ。カントー地方、はがねタイプ他いないから簡単」
「レアコイルの可能性は?」
「レアコイルだったらセチームズにするだろ」
「なるほど。じゃあ次の問題、バンクン」
「カビゴン」
「速いなー正解!」
「これは簡単すぎる。カビゴンを君付けは定番」
「じゃあ次、リンゴチャン」
「アズマオウ」
「正解!」
「これもサービス問題」
「そう? 可愛い系のポケモンかなーとは思わない?」
「思わない。可愛い系ならリンゴチャンじゃなくてイチゴチャンにするでしょ」
「全部当てられてるな」
「さっきから簡単すぎる。最初のフルームが一番難しかった」
「ならこれはどうだ。ディオーグ」
「ディオーグ……これは難問だな」
途端に彼は頭を抱え始める。
「うーん、二択に絞れているが」
「どれ?」
「ストライクとニドキング」
「おお!」
「でも、ストライクならもっと軽い名前にしそうだから、ニドキング」
「正解!」
「いい問題だなこれは。一気にレベル上がった」
「それでは、最後の問題」
「よし全問正解するぞ」
「ファティ」
「ファティ! 難しいなこれ。掴みどころのないニックネームだ」
「ファティーじゃないよ、ファティだ」
「3つには絞れてるが」
「何?」
「イーブイ、ニドリーナ、プクリン」
「はいはい」
「うーん、ニドリーナ!」
「…………正解!」
「よし! 今のは危なかった正直」
「さっきニドキングだったから、ニドクインって引っ掛かると思ったが」
「ニドクインだとちょっとしっくりこない。ニドリーナならギリ嵌る感じ」
「すげえなお前。全問正解かよ」