ポケモン、クセが強い短編集   作:@逆行

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46.懐き具合でトレーナーの呼び方変えるポケモンの話

 僕はヒバニー。これから旅に出るトレーナーに、僕は選ばれた。

「僕はチバヤギって言うんだ」

 『チバヤギ』はそのように自己紹介した。

「よろしく」

 『チバヤギさん』は僕を優しく抱きかかえてくれた。

 更には、『主人』は僕を優しく撫でてくれた。

 

 数時間後はじめてバトルをした。

『主人』は僕をバトルに出した。

 僕はバトルに勝利した。

「ヒバニー! ありがとう!」

 僕がバトルに勝つと、『御主人』はとても喜んでくれた。

「次の町についた。さてまずはポケセンに向かうとするか」

 『御主人様』はすぐにポケセンで僕を回復してくれた。

 更には、『閣下』はポケリフレをして、ポケマメを僕に食べさせてくれた。

「あ、ヒバニーだ珍しい! なあヒバニーと僕のポケモンを交換してくれないかい?」

 リフレをしている最中『閣下』に怪しい男が話しかけてきた。

「どうだい? 強いポケモンをあげるよ」

「お断りします。ヒバニーは僕のパートナーです」

 『教祖様』はその誘いをきっぱりと断った。

 

 

 次の日。

 僕はバトルに負けてしまった。

「はあ……」

 ため息を付きながら『閣下』は何も言わず僕をボールに戻した。

「あーあ負けちゃった。もっとちゃんとやってくれよ」

 バトル終わりに『御主人様』は愚痴をこぼしていた。

 更には、機嫌が悪くなった『御主人』は回復を後回しにし、先にご飯を食べた。

 

 次の日。

「昨日はごめんな、ヒバニー。俺がどうかしてたよ」

 『御主人様』は昨日の行為を素直に謝ってくれた。

「そうだ。ヒバニーに名前をつけよう。何がいいかな? そうだ、ヒバーニにしよう!」

 ……。

『御主人』は僕に変な名前をつけた。

 

 

 調子が良いのは最初だけだった。

『御主人』はバトルで負け続けてしまった。

 トレーナーはバトルで負けると、どんどん所持金を取られていく。

 このままでは、生活が危うくなりそうだ。

「チッ、」

 『主人』は苛立ちのあまり舌打ちをした。

「なんでもっとちゃんとやってくれないのかなあ、俺のポケモンたち」

『チバヤギさん』は相変わらず愚痴を言う癖が治っていない。

 

 ある時『チバヤギさん』は飲食店に入った。

「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」

「一人だよ! 見たら分かるよね!」

 『チバヤギ』は店員さんに怒鳴り声をあげていた。

 『チバヤギ』は注文を済ませ、座って待っている。

 そこに店員さんがやってきた。

「おまたせしましたー」

「いや俺定食頼んだんだけど。これ丼の方じゃん。間違いだよバカ」

「すいません。すぐ作り直します」

 『あの人』は店員さんのミスを厳しく責めていた。

「はあー。全くちゃんとしろよあいつ」

 『あの野郎』はそう愚痴をこぼしていた。

「ムカついたからSNSに書き込んどこ」

 『最低人間』はスマホで文字を打ち始める。

「この店は最悪。みんなは絶対に行くな、と」

 『微生物』はそのように書き込んだようだ。

「そうだ。店の悪い評判探して片っぱしからRTしよう」

 『トイレットペーパーの芯』はにやにやしながらそう言った。

 

 

 『トイレットペーパーの芯』はごはんを食べ終えた。

 そして『ウンコ』はお金を払わず食い逃げをした。

「え、お客さん! お金は!」

 『ウンコウンコ』はダッシュで逃げ出した。

 店員さんは食い逃げ犯を捕まえるために必死で追いかけてきた。

「バーカバーカ!」

 『ウンコウンコウンコ』は逃げながら後ろを向き罵声を浴びせていた。

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