キバナとリーグ職員がダブルな地方へ行くそうです 作:想像力が足りたポケトレ
今Poketterでは、ある話題で大半を占めていた。
クダリ@出発進行! @subway... |
そんなわけでクダリです!バラト地方に来てます!ノボリはイッシュ地方でお仕事!どっちかがバラト地方に来訪することになったから、ポケモンバトルで決めた!
お昼にカレー食べ終わってからキバナとミロバラ博士から相談があってね、今夜のバラト地方の初配信に出ることになりました!
↓詳しくはPokeTube「バラトリーグ公式チャンネル」でチェックしてね!↓
【https://ww...(「バラドリーグ公式チャンネル」のアドレス)】
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キバナ@出張旅行! @kibana... |
「あ、野生のクダリが飛び出てきた!」に驚いたキバナ様だ!いや事情は聞いたが来るなら来るって言って欲しかったぜ、嬉しいぞコンチキショー!
あれからゴタゴタしちまったが、Poketube時間で午後6時に動画配信するぞー!ゲストはオレ様とクダリだ!
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ミロバラ@【バラト公式】 @Mirobara... |
#バラト地方
バラトリーグ公式ポケモン博士・ミロバラと申します。バラトリーグチャンピオンは諸事情によりPoketterが出来ず、私が代表となりました。
Poketube時間18時より、ガラル地方よりキバナ様、イッシュ地方よりクダリ様をゲストに生配信を予定しております。
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フウ@【トクサネ】 @Foo... |
#バラト地方
フウです!ダブルバトルの聖地だって噂のバラト地方で動画配信するみたいです!
凄く楽しみにしています!ランも見るしRTしているから皆も是非見てね!
【RT】
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ガラルリーグ最難関のジムリーダーと名高きキバナ。イッシュ地方がバトル廃人産地と呼ばれし所以たるサブウェイマスターが片割れのクダリ。そして「ダブルバトルと云えばこのジムリーダー」でお馴染みのトクサネジムリーダー・フウ。
最近はバラト地方の新情報というだけでも注目される中、著名人たる彼らが動画配信を発表した。更に動画配信にはバラトリーグ公認のポケモン博士・ミロバラが主催を務めるらしい。
余り聞かぬ名の地方とはいえ、新しい情報と地方があると聞けば知りたくなるのがポケモントレーナーの性。今か今かとその時を待っていた。
そしてついに、その時が訪れた。
黒い画面からマクロコスモス・ネットワークのロゴが表示され、バラト地方のロゴマークに切り替わる。その直後に映し出されるのは、地平線が小さく見える程に広大な、夕焼けに染まる河の景観。その美しい景色を背景に、褐色の髭老人が両手を合わせお辞儀をしている。
「此度は当動画チャンネル『バラト地方公式チャンネル』の初配信をご覧頂きありがとうございます。バラト地方のポケモン博士を務めているミロバラと申します」
機材を操作しているリーグ職員が確認したところ、コメント内の反応はまずまずと言った所。ミロバラ博士は身を画面端に寄せ、視聴者にその景観を見せようとする。
「諸々の説明をする前に、是非ともこのバラト地方が誇る美しい景色をご覧頂きたい」
地平線が霞んで見えるジスダ河、白い宮殿のようなバラトリーグ、そして見る者に神々しさ感じさせる山脈……全てが地平線に落ちつつある夕焼けの色に染まり、一体感を醸し出していた。
「ご視聴ありがとうございます。この景色は大昔にバラト地方で起きたとされる大災害によって、一度は破壊され尽くされました」
「無論、ポケモンと人間による大救済があってこそ今の景色が蘇ったとも言えますが、我々バラト地方の者はこうも考えております。
【破壊は悪にあらず。救済は正義にあらず。善ゆえに破滅を齎し、悪ゆえに豊穣を与える】
大自然は等しく無慈悲に破壊と再生を繰り返すもの。そこから先は我々人間とポケモン達の都合でしかないのです……仲間を守りたいという善意で余所者を追い払い、自分だけ腹を満たしたいという悪意で仲間と共にきのみを集めるように」
コメント内容を見ているのか、少しの間無言で頷くミロバラ博士。
「先の言葉に対し様々な意見がございましょう。答えを知る者も居ればそうでない者も。
己にとっての信念・思想・善悪とは何か。手を取るべき相手は人かポケモンか、両方か、それとも己だけか。
故に私達バラト地方ポケモンリーグが求めるのは、そんな『自分はどんな人間か』という答え―――すなわち
「人もポケモンも繋がりを大事にするこのバラト地方だからこそ、様々な善悪と繋がりを知って己自身を見極め、己と旅立つポケモン達の絆を確かめ合って欲しい……これ以上老人が長話するのは無粋でしょう。
ここからは直接ご覧にいれます」
そう言うとミロバラ博士の雰囲気が変わり、ドローンロトムが移動したのか画面が遠ざかる……かと思えばそのまま高速で接近、博士とは違う人物が映し出される。その人物はドローンロトムと目が合うと、お得意のドラゴンポーズをまざまざと見せつけた。
「此度、バラト地方にネットワークを導入してくださったガラル地方から遥々参戦なされました!
ガラルリーグ所属!ドラゴンストーム・キバナ選手!」
ミロバラ博士のマイク越しの解説にわき出す視聴者。ロトムはその場で旋回、また別の人物が映し出される。その人物は視線を気に掛けることなく指差しで左右を確認していた。
「かつてバラト地方に訪れ我々を震撼させた素晴らしきダブルバトルの使い手・その片割れ!
イッシュ地方バトルサブウェイ所属!サブウェイマスター・クダリ選手!」
またその場で画面が旋回。キバナとクダリに対面するように、モンスターボールを持ったミロバラ博士、その隣に白と赤の布を衣服として巻いた美男子が映る。
知る人はその姿に戦慄し、そして大半の視聴者が知っていた。女性のように美しい容姿、褐色の肌、腰まで伸びる黒髪……ここまではバラト地方公式HPの画像やPoketterなどで知っている姿なのだが。
「画面をご覧になっているであろう視聴者の皆様。初めまして。バラトリーグチャンピオン―――トゥルシと申します。
私は御託を並べるつもりはありません。エキシビションと言えど恥じぬ戦いをお見せします」
糸目のように細い眼が開かれ、琥珀色の美しい瞳で眼前の相手を―――キバナとクダリを見据えるバラトリーグチャンピオン・トゥルシだった。
トゥルシを支点にドローンロトムは宙を飛び、バラトリーグ本部である白き宮殿を、そして夕焼けの光を浴びた後に4人の姿を画面内に捕らえる。そこはリーグ本部を繋ぐ大橋の入り口付近に整備された、モンスターボールを模した幾何学的な模様のバトルコートであった。
「この間と続いて練習試合たぁつまらねぇが油断も慢心もしねぇ! 全力で魅せつけてやる!」
「指差し確認、安全確認、タッグのやる気ヨシ! ボクもキミもポケモンも準備オッケー!」
各々が叫ぶとモンスターボールを放り、キバナはフライゴンを、クダリはシビルドンを繰り出す。
「いきます」
「解説もタッグバトルもぬかりなく、ですな」
対するトゥルシとミロバラは表向き静かに、しかし意気込みを持った目で見据えてボールを放る。ミロバラ博士からはフーディン、トゥルシはゴウカザル……そのリージョンフォーム個体だった。
何よりも特徴的なのは太く長く発達した尻尾だろう。白い体毛に包まれ、先端には掌のような炎が纏っている。その先端を地面につけて体を持ち上げると、ゴウカザルは顎の炎を揺らいだまま座禅を組み始める。
コメントは呑気に解説しているが、キバナとクダリ、そしてフライゴンとシビルドンは緊迫した様子だった。目を閉じて座禅を組んでいるにも関わらず、ゴウカザルからは静かな威圧感を放っているのだから。
「解説いたしますと、このゴウカザルはバラト地方で育ったモウカザルが進化するとこの姿となります。炎・エスパータイプで特性は『もうか』、隠れ特性は『かるわざ』が確認されております。
発達した尻尾は『第五の腕』と呼ばれるほど器用で力強く、先端の炎の掌で攻撃することもできます。己の為でなくトレーナーや仲間の為に戦うことを好みます」
「ではバトルを開始いたします―――そしてご覧あれ!」
ミロバラ博士が右腕を掲げると共に各々が動き出す。キバナとクダリは右手の腕輪を掲げ、トゥルシは胸元の首飾りを両手で包むように囲んだ―――その瞬間。
掲げた個所が光り出し、各々のトレーナーの足元から渦を描くように光と力場が生じたではないか。衣服は靡き、髪は渦に従って上へ押し上げられる。
「これぞバラト地方の特色、しかして知る人は知るこの現象!」
やがて光はそれぞれ別の色に変化していく。それに比例しているのか彼の性分なのかはわからないが、ミロバラ博士は気分が高騰して解説に力が入る。
「いくぜフライゴン、『こうげき』尖らせ攻めまくれ!」
キバナが紅く輝き、フライゴンが紅い繭に包まれる。
「出発進行!『すばやさ』をカバーするよ、シビルドン!」
クダリが薄紅色に輝き、シビルドンがピンクの繭に包まれる。
「守備に回ります。『ぼうぎょ』と『とくぼう』を上げますよ、ゴウカザル」
トゥルシが黄色と緑の二重螺旋に包まれ、黄金と緑色の二重螺旋で彩られた繭に包まれる。
「フーディン、全ての力をサイコパワーに転じるのです!」
三人に対してミロバラ博士の光はそのままに、フーディンが薄紫色の繭に包まれ―――その現象の名を叫ぶ。
「「「「メガシンカ!!」」」」
紅く輝くフライゴンが。薄紅色に輝くシビルドンが。黄金と緑色が交互に輝くバラトゴウカザルが。そしてメガフーディンが雄叫びと共により一層輝く。
「フライゴン『じしん』!」「シビルドン『ほうでん』!」
あまり素早く動けないはずのシビルドンがフライゴンと並走し、普段より強烈な威力で放たれる『じしん』に遅れて『ほうでん』する。
「ゴウカザル、『リフレクター』」「メガフーディン、『めいそう』です!」
それより先に動くはバラト地方タッグのポケモン。メガフーディンが『めいそう』を開始した直後にバラトゴウカザルが『リフレクター』を張って衝撃に備えようとする。
防御力が貧弱といえる二匹は、片方は特性『トレース』で得た『ふゆう』で、片方は『リフレクター』の恩恵により『じしん』を防ぐも、遅れて『ほうでん』を受ける―――メガフーディンはともかく、二色に光るゴウカザルはまだ余力を残していた。
「バラト地方は絆と連帯感、そしてそれを定める為の人の業《カルマ》を重んじております。その恩恵と成果こそがバラト独自のメガシンカなのです。
ガラル地方を誰よりも愛したローズ会長が我らバラト地方に手を差し伸べてくださったのは、恐らくこの現象を起こす独特の
「ごちゃごちゃ言ってねぇで今はタッグバトルを楽しもうぜミロバラ博士ぇ!ゴウカザルに『ドラゴンクロー』!」
「ゴウカザル、フライゴンに『おにび』」
「シビルドン、メガフーディンに『かいでんぱ』!」
「そうでしたな。シビルドンに『サイコキネシス』です!」
タッグバトルを楽しむ派と解説が気になって仕方ない派にコメントが分かれるものの、動画配信はいつしかタッグバトル動画に衣替え。
幸いにもエキシビションということで手持ちは一匹ずつなのだが……果たしていつ終わるのやら。
この後視聴者を交えメチャクチャタッグバトル談義した。
・かつての世代ごとのシステムを再利用するスタイル
・特定の場所で修行して悟りを得るような習得方法
・種族値を底上げする系の全てのポケモンに使えるメガシンカ
・バラト地方のゴウカザルはハヌマーンがモチーフ。忠義に熱いポケモン。
バラト地方の御三家ポケモンにオリ技を入れるか悩んでたりします。
・三ロバラ博士はテンションが高くなると声に力が入る。
・次回はバラトメガシンカと地域について語りたい。