列車内で殺人事件が起きた
そして、次の日に事件は起きた。
事件が起きたのは、北陸の富山で起きていた。
特急「雷鳥」は大阪が始発である、発車が8時10分、終着の新潟は14時49分である。上りが13号で、下りが32号である。
大阪-富山-新潟を結ぶ、L特急「雷鳥13号」は大阪を8時10分に発車し、京都、新大阪に止まり、湖西線を通り、そこから北陸本線 信越本線 終着新潟には14時49分に到着する、約3時間の旅である。
「おや、どうしました、お客さん。」
と、車掌は起こそうとした。
「ひっ、うわぁぁぁ。」
車掌は悲鳴を上げながら、慌てて走り出した。
11時45分、L特急「雷鳥13号」は富山駅に到着した。
ホームには、やじ馬がいっぱい集まって来た。
「おい、何があったんだ。」
「一体、どうしたって言うんだ。」
「何と、可哀そうにな。」
と、客が言っていた。
「どうも、富山県警の竹中です。」
「岩本です。」
「同じく高木です。」
早速、捜査を開始した。
「ナイフで1激で、即死か。」
「ええ。」
「うーむ、何も取られた形跡はないな。」
と、高木刑事は何かを見つけた。
「ん、東京在住の牧村善子さん、31歳、独身か。」
「高木、何か分かったか。」
「ああ警部、被害者の身元が分かりました。」
「おっ、本当か。」
「はい、亡くなったのは東京在住の牧村善子さん、31歳です。」
「それで、死因は。」
竹中警部は、高木刑事に言った。
「はい、死因はナイフによる出血死と考えられます。」
「なるほどね。」
「つまり、犯人は何処かで下車して降りたって事も考えられますね。」
「ああ、とにかく東京に連絡して調べてもらおう。」
特急「雷鳥13号」で起きた殺人事件は、特捜班にも伝えられた。
「何、車内で女性が殺された。」
「えっ。」
「うん、それで身元は、ええ、東京在住の牧村善子さん、31歳、わかりました、早速調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、富山県警から捜査協力の要請だ。」
高杉は南と高山にメモを渡す。
「早速、当たって見ます。」
と、言って南は高山と一緒に捜査へ向かった。
「えっ、牧村さんは暫く旅行へ行くと言って出掛けたんですか。」
「ええ、確か京都と高岡へ行くと言ってバックを持って出かけて行ったんです。」
「ほう、なるほど旅行バックを持って京都と高岡へ行ったんですか。」
「はい。」
南と高山は、アパートの大家の話で彼女は昨日から京都高岡へ行っていた事が分かった。
「ほう、昨日から京都と高岡へ行くと。」
「ええ、大家の話では4日後に帰ってくる予定だったそうです。」
「と言う事は、京都から北陸本線に乗って高岡へ行った事も考えられるな。」
「はい。」
3日後、特捜班に一本の電話が入った。
「はいはい、東京中央鉄道公安室・公安特捜班、ああ、歩夢ちゃん。」
そして、南は驚いた。
「ええっ!、友人の寺屯享也が殺人容疑で取り調べを受けている。」
「そうなの、それで話をして調べてほしいの、お願い南さん。」
「わかった、とにかく話を聞いてみるよ。」
と、南は電話を切った。
「主任、何かあったんですか。」
「実は、歩夢の友人の寺屯享也が警察で取り調べを受けているんだ、だが、その事件当日には新潟へ行っていたって言うんだ。」
「それ、本当なのか。」
「ああ、とにかく行って見よう。」
「うん。」
警視庁・湾岸警察署
「だから、さっきから行ってるだろ、俺は高岡へ旅行した後に彼方を待つ新潟へ行ったって。」
「ほう、君ねウソは行っちゃいかんよ、俺たちは調べるよ。」
「だから、俺は殺してないって。」
「しらばっくれるなっ。」
と、青柳刑事は言った。
「どうも、鉄道公安隊です。」
「ああ、どうもご苦労様です。」
「君が、寺屯享也だね。」
と、南は言った。
「ああ、そうだけど。」
「君は本当に新潟へ行ったのか。」
「ああ、そうだ。」
「嘘じゃないんだね、間違いないか。」
「ええ、間違いないよ、高岡から特急に乗ったんだから。」
「ほう、高岡から新潟へ行ったのか。」
「そうだよ。」
「と言う事は、高岡へ行って歩夢達と別れたんだね。」
「ああ、間違いないよ。」
南は、高山に時刻表を見て調べることにした。
「と言う事は、高岡から新潟へ行ったと言ってるんだな。」
「ええ、高岡で歩夢達と別れたって言っています。」
「仮に高岡から新潟へ行ったとしたら、高岡から直江津で列車に乗り換えて、そこから特急に乗った可能性があるな。」
「ええ、それも考えられますね。」
早速、時刻表で調べて見ると。
特急「北越5号」 高岡発9時39分 新潟着12時47分
「これに乗ると、新潟へは行けれますね。」
「ん。」
と、その時だった。
「どうした、高山。」
「待てよ、高岡から新潟へは上越新幹線があるじゃないか。」
「そうか、高岡から長岡へは特急に乗って、そこから上越新幹線に乗って新潟へ行ったのか。」
「そうだよ、その通りですよ。」
特急「かがやき5号」 高岡発11時20分 長岡着13時24分
上越新幹線「あさひ315号」 長岡発13時46分 新潟着14時09分
「そうか、高岡からは特急「かがやき」に乗って、長岡で上越新幹線に乗って新潟へ行ったのか。」
「そうです。」
「よし、これで彼のアリバイは成立だ。」
「ええ。」
寺屯享也は、高岡から特急「かがやき」に乗って、長岡で上越新幹線に乗って新潟へ行っていた事が分かった。
「ありがとう、南さん、高山さん、おかげで無実が証明されました。」
「そうですか、それはよかった。」
「ありがとう、南さんが裏付けしてくれ。」
歩夢は南に言った。
「ああ、時刻表で調べておけばな。」
と、南は言った。
こうして、寺屯享也のアリバイは成立した。
犯人は誰なのか。
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