園山真帆のひとり旅の日程は、次の通りだった。
1日目 午前10時 東京出発
京都で1泊
2日目 午前7時45分 ホテル出発 京都駅へ
京都発8時39分 北陸本線・特急「雷鳥13号」に乗車
11時01分 金沢で下車 金沢に1泊
3日目
高岡へ 金沢発7時40分 特急「かがやき3号」に乗車
7時58分 高岡で下車
15時38分 特急「しらさぎ14号」に乗車
19時06分 名古屋で下車
19時18分 東海道新幹線「ひかり54号」に乗車
21時14分 下車 東京へ帰京
「なるほど、つまり彼女は京都から金沢へ行ったんだね。」
と、松本は言った。
「ええ、確認されています。」
「そうか、やはり彼女は京都へ行っていたのか。」
「ええ、彼女は金閣寺と東福寺へ行っていたそうです。」
高山は園山が撮った写真を見ていた。
「あっ、これが殺害された磯崎だな。」
「ええ。」
「これは金沢へ行った時の写真だな。」
「はい、これは金沢の兼六園と長町武家屋敷跡だ。」
「金沢へ行ったのは、確かですね。」
「ええ。」
「後は、高岡の山町筋と瑞泉寺だな。」
「ええ、やはり彼女は京都と金沢と高岡へ行っていたのはやっぱり本当だったみたいだな。」
高山は松本と梶山と南と小海に言った。
「でも、何か引っ掛かるんだよな。」
「どうした、高山。」
「でも、園山は帰りに東海道新幹線に乗って東京へ帰京したのかな。」
「ああ、それも考えられるな。」
「そうだな。」
と、南は言った。
「もし、仮に園山が犯人だとしたら。どこかで下車して列車に乗り換えたって事は。」
「ああ、それも考えられるな。」
「うーむ、でもどうやって殺害して列車に乗り換えたのだろうか。」
「そこも、考えないとな。」
「ええ。」
園山は、部屋で何かを見ていた。
「へへへへへ、公安隊も私が犯人だって事は誰も気づいていないみたいだわね。」
と、園山は写真を見て行った。
「許せないわ、あの男と女も、私がこの事件の犯人だって事は気づかなかったみたいだったわ。」
そして、彼女はそう言って二人を憎んでいた。
「あいつが、悪いのよね、アンタがその人に浮気するからよ。」
園山は、藁人形で釘を打って恨みを晴らしていたのだ。
「本当に、彼女は「しらさぎ」に乗って名古屋から新幹線に乗ったのでしょうか。」
「うーむ、何か引っ掛かってきた気がするな。」
「主任もそう思うのですか。」
高山は南に言った。
「うーむ、犯人はどんなトリックを使ったのかですね。」
「そこですよね。」
「さーて、彼女のアリバイは崩れるかだ。」
そして、犯人が使った列車トリックを溶けるか、アリバイは崩せるのだろうか。